JP4501649B2 - 自動販売機の扉ロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機におけるキャビネット本体の前面に開閉自在に配設された外扉の扉ロック装置、特にハンドル操作によるロックと併せて外扉を二重にロックする扉ロック装置に関する。
自動販売機は、周知のようにキャビネット本体の前面に開閉自在な外扉が配設され、キャビネット本体の前面を閉塞するように外扉を閉じた通常時には外扉が閉位置から開かないようにロックしている。図4は一般的に良く知られている缶飲料などを販売する自動販売機の正面図である。図4において、1は断熱材で囲まれた庫内に缶飲料などを格納したキャビネット本体の前面にヒンジにより開閉自在に装着された外扉、2は販売する商品の商品見本3を陳列して展示するディスプレイ室、4は硬貨投入口,紙幣投入口,返却レバーなどを配備した操作パネル、5は商品取出口であり、操作パネル4にはシリンダー錠付きのハンドル6と補助シリンダー錠7が組付けられている。そして、前記シリンダー錠付きのハンドル6の回転操作に連係して外扉1をロックする第1のロック手段を構成し、前記補助シリンダー錠7の操作に連係して外扉1をロックする第2のロック手段を構成し、前記第1のロック手段と第2のロック手段により外扉1は二重にロックされるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
前記第1のロック手段と第2のロック手段を備えた扉ロック装置の概略構成図を図5に示す。図5は外扉の反ヒンジ側の自由端を背面から見たものであり、8はキャビネット本体の開口端から前方に突き出すように取付けられたフック状のロック受金であり、キャビネット本体の上下2箇所ないし上中下の3箇所に設けられている。9は外扉1の背面側に装着して前記ロック受金8に係合・離脱するように上下方向へスライド可能に案内支持されたUチャンネル形のロックバー、10は外扉2の前面に設けた前記シリンダー錠付きのハンドル6のハンドル軸6aの後端に連結して前記ロックバー9に連繋させた操作レバーであり、シリンダー錠付きのハンドル6と操作レバー10とで第1のロック手段を構成している。11は前記第1のロック手段のハンドル6に並べて外扉1の前面に配した補助シ リンダー錠7の後端に取付けた操作レバー、12は前記操作レバー11の回動に連動して左右方向にスライド移動するスライド板であり、このスライド板12は復帰ばね(引っ張りばね)13により常時ロックバー9の側面に開口した角穴9cに係合するように付勢されている。前記補助シリンダー錠7,スライド板12等により第2のロック手段を構成している。なお、ロックバー9には周知のように、前記ロック受金8および操作レバー10に対応して角穴9a,9bが開口している。
図5は第1のロック手段および第2のロック手段が外扉1を閉位置にロックした状態、すなわち、ロックバー9が下降して、その角穴9aがロック受金8に係合し、かつ操作レバー10が角穴9aの下端に当接し、さらに、スライド板12が角穴9cに係合して前記ロックバー9を上方に移動できないように鎖錠して外扉1が開かないように二重にロックしている。この状態から外扉1を開放するには、補助シリンダー錠7のキー操作(図においてキーを反時計方向に回動させる)により操作レバー11を介してスライド板12を左方向にスライドさせてロックバー9の側面に開口した角穴9cから離脱させ、次いで、シリンダー錠付きのハンドル6をキー操作により開錠した上で時計方向に90°回動させると操作レバー10を介してロックバー9が上方に押し上げられ、これによりロック受金8とロックバー9との係合が外れて外扉1を自由に開くことができるようになる。ハンドル6を90°回動させることにより上方に押し上げられたロックバー9は不図示の係止機構のより上昇位置に保持される(係止機構については例えば特許文献2により知られている)。そして、外扉1を閉じると前記係止機構によるロックバー9の保持が解除され、ロックバー9が自動的に下降してロック受金8に係合する。その後、補助シリンダー錠7のキー操作により施錠すると、図5で示すようにスライド板12がロックバー9の側面に開口した角穴9cに嵌入してロックバー9に係合し、前記した操作レバー10と併せて外扉1を二重にロックする。
ここで、前記第2のロック手段を構成する補助シリンダー錠7,スライド板12は図6に示すように構成されている。すなわち、図6において、14は補助シリンダー錠7とスライド板12を保持する取付金であり、この取付金14は外扉1(図5参照)の背面に設けた後述するケースにねじ止めして固定される。前記取付金14は補助シリンダー錠7を固定する連結部14aを備えるとともに、その底面にスライド板12を案内支持する案内溝14bを備えている。スライド板12はその後端からL字形に屈曲して上下に突き出した連結板12aを有し、その連結板12aの下端側に取付金14の案内溝14bに嵌挿される係合片12bが突設されている。また、スライド板12の連結板12aと取付金14との間には復帰ばね(引っ張りばね)13が張架されている。そして、前記取付金14の連結部14aに補助シリンダー錠7の後端部が固定され、該シリンダー錠7の軸端に取付けた操作レバー11をスライド板12の連結板12aに連繋させる。
特開2003−74240号公報 実公平8−2782号公報
前述した図5で説明したとおり、第2のロック手段のロックを解除する際、補助シリンダー錠7のキー操作により操作レバー11を介してスライド板12を左方向にスライドさせてロックバー9の側面に開口した角穴9cから離脱させる。この時、スライド板12の連結板12aと取付金14との間には復帰ばね(引っ張りばね)13が張架されていることから、スライド板12をロックバー9の側面に開口した角穴9cから離脱させた状態を保持しておかねばスライド板12が復帰ばね13により復帰してスライド板12が角穴9cに嵌入してしまい、第2のロック手段のロックを解除できなくなる。このため、従来装置においては、図7乃至図10に示したロックプレート15を用いてスライド板12の復帰を一時的に阻止するように構成されている。
図7乃至図10は従来装置の扉ロック装置を示し、図7は図6に対応する背面図、図8は図7のB−B断面図、図9は図7の斜視図、図10はロックプレートの斜視図である。図7乃至図10において、図5,図6に示すものと同一のものには同一の符号を付してその説明を省略する。図7乃至図10において、15がロックプレートであり、このロックプレート15は図10に示すように基板15aから一方向に折り曲げられたロック板15bとガイド板15c、およびロック板15bとガイド板15cとは反対方向に折り曲げられた係合板15dとからなり、ロック板15bはスライド板12の連結板12aと係合してスライド板12の復帰を阻止する機能を有し、ガイド板15cは後述するカバー17により案内支持され、基板15aとともにロックプレート15を案内支持する機能を有し、係合板15dは扉枠1aを貫通するとともに外扉1の凹所1b(図8参照)に装着されたロックバー9と係合してロックプレート15をロックバー9と連動して移動させる機能を有する。第1のロック手段を構成する操作レバー10と第2のロック手段を構成するスライド板12は扉枠1aを貫通してロックバー9の角穴9a,9cにそれぞれ係合している。なお、図7乃至図9において、16は第1のロック手段と第2のロック手段を格納する箱状のケースであり、17はケース16の開口面を覆うカバー(図8ではカバーが取り外されている)であり、カバー17はねじによりケース16に固着されている。また、1cは外扉1とキャビネット本体との間の隙間を塞ぐ防盗板である。
図7乃至図9に示すように前記ロックプレート15は基板15aの面を扉枠1aの面に沿わせて上下方向にスライド自在に装着されている。ロックプレート15のロック板15bは第2のロック手段がロック状態にある場合にスライド板12の連結板12aの上縁に載ってロックプレート15が下降するのを阻止しており、ガイド板15cは図9に示すようにカバー17に形成された上下方向に延在する開口17aを通してカバー17上面に延びており、係合板15dは扉枠1aを貫通してロックバー9の角穴9dに嵌挿されている。図7乃至図9は第2のロック手段がロック状態にある場合を示しており、この状態ではロック板15bがスライド板12の連結板12aの上縁に載ってロックプレート15が上昇した待機位置に保持されている。この状態から補助シリンダー錠7(図5参照)をキー操作により開錠させると操作レバー11が図7において反時計方向に回動する。この操作レバー11の回動に連動してスライド板12が左方向(図8)にスライドしてロックバー9の側面に開口した角穴9cから離脱する。スライド板12がロックバー9の角穴9cから離脱した後、さらにスライド板12が左方向にスライドするとロックプレート15のロック板15bがスライド板12の連結板12aの上縁から外れて下降し、ロック板15bが扉枠1aと連結板12aとの間に進入してスライド板12の復帰を阻止する状態となる。この時、ロックバー9の角穴9dに嵌挿されたロックプレート15の係合板15dが開口9dの下縁に当接してロックプレート15を下降停止位置に保持する。そして、図5に示したハンドル6の回転操作により操作レバー10を介してロックバー9が上方に押し上げられると、このロックバー9の上昇に伴ってロックプレート15が上昇する。ロックプレート15の上昇によりロック板15bがスライド板12の連結板12aの上縁まで上昇するとロック板15bによるスライド板12の復帰阻止状態が解除され、スライド板12は復帰ばね13の付勢力によって右方向(図8)に移動する。前記ロック板15bによるスライド板12の復帰阻止状態が解除された時、ロックバー9の角穴9cはスライド板12の対峙位置から上昇しており、スライド板12はロックバー9の側面に当接した待機状態となる。この状態はロックバー9の上昇によりロック受金8(図5参照)とロックバー9との係合が外れるまでの過程において実行される。ロック受金8(図5参照)との係合が外れるまで上方に引き上げられたロックバー9は不図示の係止機構のより上昇位置に保持されるので、外扉1を開放した際にはスライド板12がロックバー9に当接した待機状態に維持される。そして、外扉1を閉じると前記係止機構によるロックバー9の保持が解除され、ロックバー9が自動的に下降してロック受金8に係合するとともにロックバー9の角穴9cが待機状態のスライド板12に対峙してスライド板12は自動的に開口9cに嵌挿される。
前述した図7乃至図10に示す従来装置においてはロックプレート15によりスライド板12の復帰を一時的に阻止するとともにロックバー9と連係してスライド板12を自動復帰させる点で優れている。しかしながら、ロックプレート15はロック板15bがスライド板12の連結板12aと扉枠1aとの間に進入してスライド板12の復帰を阻止するように構成されているので、スライド板12の連結板12aを連係するロック板15bとロックバー9に連係する係合板15dとを基板15aに対してそれぞれ反対方向に折り曲げて形成せねばならず、また、ロックプレート15が上下方向へ滑らかにスライドするようにガイド板15cを設けねばならないことからロックプレート15の構造が複雑であるとともにガイド板15cをカバー17の開口17aを通して組付けねばならないので組立作業性が悪いという欠点を有する。さらに、ロックプレート15が滑らかにスライドするようにガイド板15cをカバー17の開口17aを通して組付けているため、カバー17の固着時や外扉1の開放時にガイド板15cに外力が加えられてガイド板15cがケース16やカバー17に圧接するようになった場合、最早スライド板15のスムーズなスライドが保証されないという欠点を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、ロックプレートの構成が簡単でロックプレートの組立作業性を向上させることができ、ロックプレートをスムーズにスライドさせることが可能な自動販売機の扉ロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、キャビネット本体の開口端部に設けたロック受金と、外扉を形成する扉枠の凹所に装着して前記ロック受金に係合・離脱する上下スライド式のロックバーとを備えた自動販売機であって、前記外扉の前面に設けた錠付きハンドルおよび該ハンドルに連結され、ハンドルの操作により前記ロックバーを上下にスライドさせる操作レバーからなる第1のロック手段と、前記ハンドルに並べて外扉の前面に設けた補助シリンダー錠、該補助シリンダー錠に連結された操作レバー、前記扉枠を貫通してロックバーに連係するように配設させるとともに常時ロックバーに係合する方向に付勢され、かつ、前記補助シリンダー錠に連結された操作レバーの回動に連動してロックバーから離脱するスライド板および該スライド板がロックバーから離脱した状態を一時的に保持してスライド板の復帰を阻止するとともにロックバーの上昇に連動してスライド板の復帰の阻止が解除されるロックプレートからなる第2のロック手段を備えた自動販売機の扉ロック装置において、前記ロックプレートは基板と同一面に形成されたロック片と、基板面に 垂直に折り曲げられた係合片と、扉枠を挟んで基板面と平行となるように折り曲げられた ガイド片とからなり、前記扉枠を貫通してロックバーに連係するように配設されたスライド板は補助シリンダー錠に連結された操作レバーの回動に連動して扉枠を抜け出るように構成し、前記ロックプレートによるスライド板の復帰阻止位置を前記スライド板が貫通する扉枠の貫通孔の位置に定め、前記スライド板が扉枠から抜け出た際にロックプレートが扉枠の貫通孔を塞ぐようにしたことを特徴とする(請求項1)。
以上述べたように、本発明によれば、キャビネット本体の開口端部に設けたロック受金と、外扉を形成する扉枠の凹所に装着して前記ロック受金に係合・離脱する上下スライド式のロックバーとを備えた自動販売機であって、前記外扉の前面に設けた錠付きハンドルおよび該ハンドルに連結され、ハンドルの操作により前記ロックバーを上下にスライドさせる操作レバーからなる第1のロック手段と、前記ハンドルに並べて外扉の前面に設けた補助シリンダー錠、該補助シリンダー錠に連結された操作レバー、前記扉枠を貫通してロックバーに連係するように配設させるとともに常時ロックバーに係合する方向に付勢され、かつ、前記補助シリンダー錠に連結された操作レバーの回動に連動してロックバーから離脱するスライド板および該スライド板がロックバーから離脱した状態を一時的に保持してスライド板の復帰を阻止するとともにロックバーの上昇に連動してスライド板の復帰の阻止が解除されるロックプレートからなる第2のロック手段を備えた自動販売機の扉ロック装置において、前記ロックプレートは基板と同一面に形成されたロック片と、基板面に 垂直に折り曲げられた係合片と、扉枠を挟んで基板面と平行となるように折り曲げられた ガイド片とからなり、前記扉枠を貫通してロックバーに連係するように配設されたスライド板は補助シリンダー錠に連結された操作レバーの回動に連動して扉枠を抜け出るように構成し、前記ロックプレートによるスライド板の復帰阻止位置を前記スライド板が貫通する扉枠の貫通孔の位置に定め、前記スライド板が扉枠から抜け出た際にロックプレートが扉枠の貫通孔を塞ぐようにしたことにより、ロックプレートの構成を簡単にすることができるとともにロックプレートの組立作業性を向上することができ、また、ロックプレートによるスライド板の復帰阻止位置を前記スライド板が貫通する扉枠の貫通孔の位置としたことにより、ロックプレートは外部に露出することがなく、したがって、ロックプレートに予測しない外力が加わってロックプレートが変形することがないことから、ロックプレートが変形してロックプレートがスライドしなくなるというおそれがないという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図3に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図4〜図9に対応する部材には同一符号を付してその説明は省略する。図1は本発明の一実施例を示す自動販売機の扉ロック装置の要部を示す一部分解斜視図であり、図2は図1のA−A断面図、図3はロックプレートの部品図を示す斜視図である。
図1において、9は外扉1の凹所1b(図2参照)に上下方向にスライド自在に装着されたロックバーであり、外扉1の凹所1bは従来装置よりも横幅を狭く形成され、これに応じてロックバー9の横幅も狭く形成されている。10および11は第1のロック手段を構成するシリンダー錠付きハンドル(不図示)および第2のロック手段を構成する補助シリンダー錠7(図2参照)にそれぞれ連結された操作レバーであり、操作レバー10は外扉1の扉枠1aに形成した開口1a-1を通してロックバー9の角穴9bに嵌挿され、操作レバー11はスライド板12の連結板12aに連結されている。スライド板12は従来装置と同様に連結板12aの下端側に突設された係合片(図6に示す係合片12b)が取付金14の底面に形成された案内溝14bに嵌挿入されて案内支持され、また、スライド板12の連結片12aと取付金14との間に復帰ばね13が張架されている。前記スライド板12は外扉1の扉枠1aに形成した貫通孔1a-2を貫通して外扉1の凹所1bに装着されたロックバー9の角穴(図7に示す角穴9c)に係合・離脱する。
18は本発明に係るロックプレートであり、このロックプレート18は図3に示すように、基板18aと,この基板18aの下部であって当該基板18aと同一面に形成されたロック片18bと、前記基板18aからに垂直に折り曲げられた係合片18cと、扉枠1aの厚み分の間隙を介して基板18aの面と平行となるように折り曲げられたガイド片18dおよび基板18aの上部であって基板18aと同一面に形成された補助ガイド片18eとにより構成されている。このロックプレート18は扉枠1aに次のようにして組付けられている。すなわち、扉枠1aには上下方向に延在する細長いガイド穴19に連続してその上端側に幅の広い挿入穴19aと逃げ穴19bが形成されており、前記ガイド穴19と逃げ穴19bの幅はロックプレート18の板厚よりも若干大きく形成されており、前記逃げ穴19bにロックプレート18の係合片18cの先端を挿入しつつ挿入穴19aからガイド片18dを挿入し、当該ガイド片18dを扉枠1aを挟んで基板18aの反対側に突出させる。この状態でガイド片18dと係合片18cのそれぞれの基端部がガイド穴19に嵌まり込むようにロックプレート18を下方に引き下げる。これによりガイド片18dと係合片18cのそれぞれの基端部がガイド穴19に嵌まり込んだ状態でロックプレート18が扉枠1aに装着され、この際、扉枠1aを挟んで一方の面にロック片18b,補助ガイド片18eが配置され、他方の面にガイド片18dが配置されることにより、ロックプレート18はガイド穴19を中心として回転することなくガイド穴19に沿って上下方向にスムーズにスライドすることができる。そして、第1のロック手段および第2のロック手段が外扉1を閉位置にロックした状態ではロックプレート18のロック片18bが扉枠1aの貫通孔1a-2を貫通したスライド板12の上縁に当接して上昇した待機位置に保持されている。なお、係合片18cは従来装置の係合板15dと同様にロックバー9の角穴9d(図7参照)に嵌挿されている。
次にロックプレート18の機能を外扉1の開閉動作にしたがって説明する。図1および図2は第1のロック手段と第2のロック手段がロック状態にある場合を示しており、第2のロック手段を構成するロックプレート18のロック片18bが扉枠1aを貫通するスライド板12の上縁に載ってロックプレート18が上昇した待機位置に保持されている。この状態から補助シリンダー錠7(図2参照)をキーを差し込んで回転操作させて開錠させると操作レバー11が図1において反時計方向に回動する。この操作レバー11の反時計方向への回動に連動してスライド板12が図1の左方向にスライドしてロックバー9の側面に開口した角穴9c(図7参照)から離脱するとともに扉枠1aの貫通孔1a-2から抜け出る。ここで、スライド板12のストロークは従来装置と同一であるにもかかわらず、スライド板12が扉枠1aの貫通孔1a-2から抜け出るのは、ロックバー9が装着された外扉1の凹所1b(図2参照)の横幅を従来装置よりも狭く形成し、従来装置と同一のストロークであってもスライド板12が扉枠1aの貫通孔1a-2から抜け出るようにしたことによる。
前述したとおり、スライド板12が扉枠1aの貫通孔1a-2から抜け出ると、それまでロック片18bがスライド板12の上縁に載って待機位置に保持されていたロックプレート18はロック片18bがスライド板12による保持を失うことによって下降し、ロック片18bが扉枠1aの貫通孔1a-2を塞いでスライド板12の復帰を阻止する状態となる。この時、従来装置と同様にロックバー9の角穴9d(図7参照)に嵌挿されたロックプレート18の係合片18cが角穴9dの下縁に当接してロックプレート18はロック片18bが扉枠1aの貫通孔1a-2を塞いだ下降停止位置に保持される。この状態でスライド板12は復帰阻止状態に置かれる。そして、ハンドル6(図5参照)の操作により操作レバー10を介してロックバー9が上方に押し上げられると、このロックバー9の上昇に伴ってロックプレート18が上昇する。ロックプレート18が上昇するとロック片18bにより塞がれていた扉枠1aの貫通孔1a-2が開放される。言い換えれば、ロック片18bによるスライド板12の復帰阻止状態が解除され、スライド板12は復帰ばね13の付勢力によって右方向(図1)に移動する。前記ロック片18bによるスライド板12の復帰阻止状態が解除された時、ロックバー9の角穴9c(図7参照)はスライド板12の対峙位置から上昇しており、スライド板12はロックバー9の側面に当接した待機状態となる。この状態はロックバー9の上昇によりロック受金8(図5参照)とロックバー9との係合が外れるまでの過程において実行される。ロック受金8(図5参照)との係合が外れるまで上方に引き上げられたロックバー9は不図示の係止機構のより上昇位置に保持されるので、外扉1を開放した際にはスライド板12がロックバー9に当接した待機状態に維持される。そして、外扉1を閉じると前記係止機構によるロックバー9の保持が解除され、ロックバー9が自動的に下降してロック受金8に係合するとともにロックバー9の角穴9cが待機状態のスライド板12に対峙してスライド板12は自動的に開口9cに嵌挿される。
前述したように、キャビネット本体の開口端部に設けたロック受金8と、外扉1を形成する扉枠1aの凹所1bに装着して前記ロック受金8に係合・離脱する上下スライド式のロックバー9とを備えた自動販売機であって、前記外扉1の前面に設けた錠付きハンドル6および該ハンドル6に連結され、ハンドル6の操作により前記ロックバー9を上下にスライドさせる操作レバー10からなる第1のロック手段と、前記ハンドル6に並べて外扉1の前面に設けた補助シリンダー錠7、該補助シリンダー錠7に連結された操作レバー11、前記扉枠1aを貫通してロックバー9に連係するように配設させるとともに常時ロックバー9に係合する方向に復帰ばね13により付勢され、かつ、前記補助シリンダー錠7に連結された操作レバー11の回動に連動してロックバー9から離脱するスライド板12および該スライド板12がロックバー9から離脱した状態を一時的に保持してスライド板12の復帰を阻止するとともにロックバー9の上昇に連動してスライド板12の復帰の阻止が解除されるロックプレート18からなる第2のロック手段を備えた自動販売機の扉ロック装置において、前記ロックプレート18は基板18aと同一面に形成されたロック片 18bと、基板面に垂直に折り曲げられた係合片18cと、扉枠1aを挟んで基板面と平 行となるように折り曲げられたガイド片18dとからなり、前記扉枠1aを貫通してロックバー9に連係するように配設されたスライド板12は補助シリンダー錠7に連結された操作レバー11の回動に連動して扉枠1aを抜け出るように構成し、前記ロックプレート18によるスライド板12の復帰阻止位置を前記スライド板12が貫通する扉枠1aの貫通孔1a-2の位置に定め、前記スライド板12が扉枠1aから抜け出た際にロックプレート18が扉枠1aの貫通孔1a-2を塞ぐようにしたことにより、ロックプレート18の構成を簡単にすることができるとともにロックプレート18の組立作業性を向上することができ、また、ロックプレート18によるスライド板12の復帰阻止位置を前記スライド板12が貫通する扉枠1aの貫通孔の位置としたことにより、ロックプレート18が外部に露出することがないことから、ロックプレート18に予測しない外力が加わってロックプレート18が変形することがなく、したがって、ロックプレート18が変形してロックプレート18がスライドしなくなるというおそれがない。
本発明の一実施例を示す自動販売機の扉ロック装置の要部を示す一部分解斜視図 図1のA−A断面図 本発明にかかるロックプレートの部品図を示す斜視図 一般的な自動販売機の正面図 図4の自動販売機の扉ロック装置の概略構成図 図5の第2のロック手段を示す斜視図 図5に対応した従来装置の詳細構造を示す背面図 図7におけるB−B断面図 図7の斜視図 従来装置のロックプレートの部品図を示す斜視図
符号の説明
1 外扉
6 シリンダー錠付きハンドル
7 補助シリンダー錠
8 ロック受金
9 ロックバー
10 ,11 操作レバー
12 スライド板
13 復帰ばね
18 ロックプレート
18a 基板
18b ロック片
18c 係合片
18d ガイド片

Claims (1)

  1. キャビネット本体の開口端部に設けたロック受金と、外扉を形成する扉枠の凹所に装着して前記ロック受金に係合・離脱する上下スライド式のロックバーとを備えた自動販売機であって、前記外扉の前面に設けた錠付きハンドルおよび該ハンドルに連結され、ハンドルの操作により前記ロックバーを上下にスライドさせる操作レバーからなる第1のロック手段と、前記ハンドルに並べて外扉の前面に設けた補助シリンダー錠、該補助シリンダー錠に連結された操作レバー、前記扉枠を貫通してロックバーに連係するように配設させるとともに常時ロックバーに係合する方向に付勢され、かつ、前記補助シリンダー錠に連結された操作レバーの回動に連動してロックバーから離脱するスライド板および該スライド板がロックバーから離脱した状態を一時的に保持してスライド板の復帰を阻止するとともにロックバーの上昇に連動してスライド板の復帰の阻止が解除されるロックプレートからなる第2のロック手段を備えた自動販売機の扉ロック装置において、
    前記ロックプレートは基板と同一面に形成されたロック片と、基板面に垂直に折り曲げ られた係合片と、扉枠を挟んで基板面と平行となるように折り曲げられたガイド片とから なり、
    前記扉枠を貫通してロックバーに連係するように配設されたスライド板は補助シリンダー錠に連結された操作レバーの回動に連動して扉枠を抜け出るように構成し、前記ロックプレートによるスライド板の復帰阻止位置を前記スライド板が貫通する扉枠の貫通孔の位置に定め、前記スライド板が扉枠から抜け出た際にロックプレートが扉枠の貫通孔を塞ぐようにしたことを特徴とする自動販売機の扉ロック装置。
JP2004336977A 2004-11-22 2004-11-22 自動販売機の扉ロック装置 Expired - Fee Related JP4501649B2 (ja)

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