JP4500954B2 - 液浸リソグラフィシステム - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造に用いる液浸リソグラフィシステムに関し、特に液浸リソグラフィシステムのシールリングキャリヤに関する。
超LSI(Very Large Scale Integrated:VLSI)回路の製造には、半導体ウェーハ(基板)の表面上に所定の回路及び部品を画定して形成するために、多くのフォトリソグラフィ工程が必要であった。従来のフォトリソグラフィシステムは、複数の基本サブシステム、光源、光伝送素子、フォトマスク・レチクル及び電子制御装置を含む。そして、これらのシステムによりマスク・レチクルで画定された所定の回路画像を、感光性フィルム(フォトレジスト)が塗布されている半導体ウェーハ上に投射する。回路は、超LSI技術の進歩に伴い、幾何学的に小型化かつ高密度化されるため、更に小さな解像度(さらに小さいフィーチャ・サイズ)の投影及び印刷能力を備えたリソグラフィ装置が必要であった。そして、このような装置は、100nmよりも小さいフィーチャ解像度でフィーチャを形成することが現在求められている。また新しいデバイス世代の出現と同時に、装置に対する要求も高まり、現在、フォトリソグラフィ工程で要求されているフィーチャ解像度は、65nmやそれ以下のレベルにまで向上している。
液浸リソグラフィは、解像度を大幅に向上させるために以前から利用されてきた。液浸レンズリソグラフィは、フォトレジストパターン印刷工程の露光工程において、光投射システムの末端対物レンズ要素と半導体ウェーハ(基板)の表面との間の隙間全体を液体媒質で充填することを特徴とする(例えば、特許文献1参照)。そして、液体媒質を液浸レンズとして用いると、露光光の屈折率が改善され、リソグラフィシステムの解像能力を向上させることができる。これはレーリー(Rayleigh)の解像公式(R=k1λ/N.A.)で表される。ここでR(フィーチャ・サイズ解像度)は、k1(所定のプロセス定数)、λ(透過光の波長)及びN.A.(光投射システムの開口率)に応じて決定される。ここで注意しなければならないことは、N.A.は屈折率の関数でもあり、N.A.=n sinθである点である。変数nは、対物レンズとウェーハ基板の間の液体媒質の屈折率であり、θはレンズに対する透過光の受光角である。
受光角が固定されて屈折率(n)が大きいときには、投射システムの開口率が大きくなることが分かる。そのため、小さいR値(例えば、大きい解像度)を提供することができる。従来、液浸リソグラフィシステムは、脱イオン水を対物レンズとウェーハ基板の間の液浸流体として用いていた。例えば193nmの波長は、空気の屈折率が約1.00であるのに対し、20℃の脱イオン水では屈折率が約1.44である。これから分かるように、液浸リソグラフィシステムは、脱イオン水を液浸流体として用いると、フォトリソグラフィ工程の解像度を大幅に向上させることができる。
しかし液浸リソグラフィシステムを用いると、ウェーハチャック/ステージ上でウェーハを密封することは困難であった。シールリングを用いた場合、流体乱れや微粒子汚染からウェーハを保護することができるが、このシールリングは微粒子を除去するため、洗浄を頻繁に行う必要があった。またシールリング及び/又はウェーハのロード及びアンロードを頻繁に行うには、シールリングに適用する適切なキャリヤ機構が必要であった。
そのため、液浸リソグラフィの改良されたシールリングの配置構造が求められていた。
図1は、従来の液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。図1に示すように、リソグラフィシステムの液浸印刷部分100は、その上面でフォトレジスト塗布ウェーハ106を支持して固定する真空チャネル104が組み込まれた移動可能なウェーハチャック/ステージ102を含む。フォトレジスト塗布ウェーハ106の上面に配置された液浸流体108は、リソグラフィの光投射システムのウェーハと末端対物レンズ要素110の間の空間全体を代替している。液浸流体108は、フォトレジスト塗布ウェーハ106の上面と対物レンズ要素110の底面へ直接接触している。
2つの流体貯留部は、液浸領域の流体に直接接触するように配置されている。そして、液体供給槽112により、対物レンズ要素110の真下に配置された液浸領域へ液浸流体の供給及び注入を行う。注入された液浸流体は、液浸領域の毛管力により保持されるか、レンズと共に移動する固定装置内に封入される。一般に液浸流体の厚みは1〜5mmの間である。また液体回収槽114は、液浸流体108からの出力流体の回収や受け取りのために用いられる。ここで注意しなければならないことは、液浸流体が液体供給槽112から液浸流体108を通って液体回収槽114へ向かって流れるという点である。上述の液浸流体の流動は、機械ハードウェア及び電気・電子制御装置により管理や制御を行うことができる。図1に示すように、リソグラフィシステムの末端対物レンズ要素110の上方に記載されている下向きの矢印は、対物レンズ要素110へ照射され、液浸レンズ108を通ってフォトレジスト塗布ウェーハ106に到達するパターン画像露光光116の進む方向を示す。フォトレジスト塗布ウェーハ106の液浸リソグラフィ印刷の一般の操作工程において、ウェーハチャック102は、液浸流体108、液体供給槽112、液体回収槽114、対物レンズ要素110及びパターン画像露光光116の固定位置の下方で、ウェーハの各露光目標領域まで移動する。
特開2006−324662号公報
図1は、一般の液浸リソグラフィシステムの構成を示す。この構成により液浸リソグラフィ工程は効率良く行うことができる。しかしながら、システムの操作効率及び液浸リソグラフィ工程の品質に影響を与える実体構造及び工程には、実用面において幾つかの問題があった。それらの問題は図2において示されている。図2は、図1に似た典型的な液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。しかし、このハードウェア要素は、図1と異なりウェーハ基板の縁に配置されている。図2に示すように、リソグラフィシステムの液浸印刷部分200は、移動可能なウェーハチャック/ステージ202に真空チャネル204が組み込まれているため、ウェーハステージ202の上面でフォトレジスト塗布ウェーハ206を支持して固定することができる。そして、フォトレジスト塗布ウェーハ206の上面に配置された液浸流体208は、リソグラフィの光投射システムの末端対物レンズ要素210とウェーハとの間の空間全体を代替している。流体208は、フォトレジスト塗布ウェーハ206の上面と対物レンズ要素210の底面とに直接接触している。液体供給槽212及び液体回収槽214の2つの流体貯留部は、流体208に直接接触している。
図2に示すように、ウェーハ基板206の縁には液浸流体208が配置され、ウェーハ縁のフォトレジスト領域上で処理を行うことができる。しかし、ウェーハ基板の縁において、液体供給槽212から液浸領域を通って液体回収槽214へ流れる閉ループの流路となっている図1に示す構造とは異なる。図2に示すように、ウェーハ基板の縁で処理を行うと、液浸流体の出力流路である追加パス215が形成される。液浸流体は、この追加パス215により、液浸レンズ208からウェーハ基板206の外縁と移動可能なウェーハチャック/ステージ202の外縁とに沿って流れるため、液体回収槽214には流れない。
この制御不能で封入されていない液浸流体は、液浸リソグラフィ工程の品質に悪影響を与えた。例えば、流体の急速な損失は、特にウェーハの縁付近に冷却効果を発生させた。そのため、流体の流速が速い縁近くのウェーハはナノスケールで縮小し、事前のマスク工程において形成された下地パターンに対する露光パターンの重ね合わせ精度に悪影響を与えた。また他に、流体はウェーハとウェーハチャックの間に引き込まれやすく、そのような領域における流体蒸発は、ウェーハの下方で不均一冷却をさらに発生させ、重ね合わせ精度をさらに低下させることがあった。
さらに詳細には、液浸流体208のウェーハ縁の位置も液浸リソグラフィ工程の問題を引き起こすことがあった。半導体製造工程装置の正常なウェーハ処理を行う際、ウェーハ縁に微粒子が集まって汚染が発生しやすかったが、それはウェーハ縁での処理がウェーハ基板の内側よりも微粒子の発生源に近い箇所で行われることが原因であった。図2に示すように、ウェーハチャック/ステージ202により液浸流体208下にウェーハ基板206の縁が位置すると、液浸流体はウェーハ基板206の縁にある微粒子に接触する。その結果、ウェーハ基板206の表面から微粒子が脱落して流体208の中に浮かぶことがあった。そして、これら微粒子は液浸リソグラフィ露光工程に悪影響を与え、ウェーハ基板上に転写される画像パターンに歪みや乱れを発生させることがあった。さらにそれら微粒子は、ウェーハ基板の表面に堆積したり付着したりするため、後続のウェーハ処理工程に悪影響を与えることもあった。そのため、液体回収槽214に流入する液浸流体と液浸領域から流出する追加パス215とにより、液浸リソグラフィ工程と後続の製造工程に微粒子が与える悪影響を防ぐことはできなかった。流体乱れは、ウェーハ縁近くの固定装置の周囲や、ウェーハの上下左右などの他の場所で微粒子を移動させることがあった。これら微粒子は、ウェーハ上に残留して微粒子に関する欠陥を発生させることもあった。その上、この流体乱れにより気泡が発生してフォトレジストで印刷されるなど、気泡による欠陥を発生させることもあった。
液浸流体は、完全に回収されずに、液浸レンズ208及び液浸流体貯留部から流出して浪費された。そのため流体を回収する機構を提供し、ウェーハチャック202の機構部品及び電気部品、並びにその他の下地組立体が、汚染によりシステムのハードウェア及び電気部品の動作寿命を短縮させる液浸流体の追加パス215が不用意に濡れることを防いでもよい。しかし、追加の収集機構では、重ね合わせ精度の低減を防ぐことができずに、微粒子や気泡に関する欠陥など、他の望ましくない欠陥を発生させることがあった。
そのため、改良された液浸リソグラフィ工程のシールリングの配置構造が求められていた。
本発明の目的は、液浸流体が微粒子汚染領域に接触しないように、液浸流体に入る微粒子を最小に抑え、ウェーハ上のフォトレジストの画像及びパターンに歪みや欠陥が発生しないようにする液浸リソグラフィシステムを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、ウェーハチャック上でウェーハ処理を行う時に良好な封止効果を提供する液浸リソグラフィシステムを提供することにある。
本発明は、ウェーハをその上に載置してから液浸リソグラフィにより処理を行うウェーハチャックと、前記ウェーハチャック上で前記ウェーハを密封する少なくとも1つのシールリングと、前記ウェーハチャックに前記シールリングをロードするか、前記ウェーハチャックから前記シールリングをアンロードするシールリングキャリヤと、前記ウェーハ及び前記ウェーハチャックに前記シールリングを吸着させる真空モジュールとを備え、前記シールリングキャリヤは、前記シールリングが動作中でない時に、前記シールリングを巻き取るローラモジュールであることを備えることを特徴とする。
前記ローラモジュールは、所定の間隔で離された2つのローラを有することが好ましい。
前記2つのローラは、それぞれの位置を維持するスプリングで互いに接続されることが好ましい。
前記2つのローラは、個別に駆動され、一方の前記ローラが他方の前記ローラに従動して回転することが好ましい。
前記2つのローラは同期駆動されることが好ましい。
前記ローラモジュールは、巻き取る時に前記シールリングを吸着する少なくとも1つの真空ポート開口をさらに備えることが好ましい。
前記シールリングの少なくとも一部をオーバーラップし、前記シールリングのロード又はアンロードを行うシールリング支持枠をさらに備えることが好ましい。
前記シールリング支持枠は全環形状であることが好ましい。
前記シールリング支持枠は、少なくとも2つの分かれた円状のリング片を有することが好ましい。
前記ウェーハチャックは、前記ウェーハの上面と共平面となり、その上に設置された少なくとも一部の前記シールリングを支持する第1の凹部領域と、前記ウェーハを支持する第2の凹部領域と、を有することが好ましい。
前記ウェーハチャックは、前記ウェーハをアンロードする時に、前記ウェーハを持ち上げて支持する少なくとも一組の支持要素を有することが好ましい。
前記シールリングキャリヤは、前記シールリングを持ち上げるリフトアームをさらに備えることが好ましい。
前記ウェーハに前記シールリングを保持し、前記シールリングとともに作動する強化リングをさらに備えることが好ましい。
前記強化リングの内径は前記シールリングの内径よりも大きく、前記ウェーハに接触しないことが好ましい。
本発明の液浸リソグラフィシステムは、シールリング及びシールリングキャリヤの使用により、液浸リソグラフィ露光工程の間中に液浸流体を封入する効果的な手段を提供することができる。また、ウェーハ基板の表面及びウェーハチャック/ステージの周囲の縁上に軟質シールリングが配置されているため、液浸リソグラフィ工程の全体を通して、ウェーハ基板の縁においてウェーハ基板及び液浸流体貯留部に液浸流体の封入を容易に行うことができる。シールリングは、シールリングキャリヤ装置を使用してシールリングをその作業位置に載置したり作業位置から除去したりすることができる。液浸流体は、浪費や損失がほとんど無い状態で制御や保存を行うことができる。その上、シールリング(特に強化リング)により、被覆されたウェーハ縁に液浸流体が接触されないようにして、液浸流体に微粒子が入らないようにする。シールリングを使用すると重ね合わせ精度を向上させることができる。これにより、液浸リソグラフィ及び後続の処理工程は、より高い品質と完成度を達成し、歪みや欠陥が少ないフォトレジストイメージ及びパターンを形成することができる。
本発明は、シールリング及びシールリングキャリヤを複数の実施形態により説明する。本発明の方法及び装置は、製造装置や工程以外に、既存のシステム及び工程にも容易に適用することができる。本発明の方法及び装置は、現在の技術である150〜450nmの露光波長を有する液浸リソグラフィシステムだけでなく、さらに短い波長を有する未来のシステムにも適用することができる。そのため本発明は、信頼性、性能及び品質の高い半導体装置を製造することができる。
本発明は、液浸リソグラフィ露光工程の間中で液浸領域の中にある液浸流体の密封及び制御を行う改良されたシステム及び方法を提供する。本発明は、ウェーハ基板縁を塗布することによりウェーハ基板及び液浸流体貯留部へ液浸流体の密封及び封入を行うシールリング装置を有する。本発明は、シールリングキャリヤ装置により、作業位置にシールリングを置いたり、作業位置からシールリングを取り除いたりする。以下、本発明による液浸リソグラフィシステムでシールリングの処理を行う実施形態を複数提供する。その上、本発明による液浸リソグラフィシステムで用いられるシールリングキャリヤの実施形態を複数提供する。
図3は、本発明の一実施形態による液浸リソグラフィシステムに一体化されたシールリングを示す断面図である。リソグラフィシステムの液浸印刷部分300は、その上面でウェーハ基板306の保持及び固定を行う真空チャネル304が組み込まれた移動可能なウェーハチャック/ステージ302を示す断面図である。ウェーハチャック/ステージ302には、ウェーハサイズの変化に対応する空間を残しながらウェーハ基板306の外周及び厚みにほぼ合致し、上面からウェーハ基板306を配置することができる凹部307が形成されている。ウェーハ基板306は、その上面位置がウェーハチャック/ステージ302の非凹設部の上面と平らで同一平面となっている。液浸流体308は、リソグラフィの光投射システムの末端対物レンズ要素310とウェーハの間にある空間の少なくとも一部の体積を代替するウェーハ基板306の上面に配置されている。液浸リソグラフィのある工程では、流体がフォトレジスト塗布ウェーハ306の上面と対物レンズ要素310の底面に直接接触している。2つの流体貯留部(液体供給槽312及び液体回収槽314)は、ウェーハとレンズ要素310の間の空間に液浸流体308を保持するその他の付属品とともに、流体封入特徴とまとめて呼ばれる。
ウェーハ基板306の縁に位置する液浸流体308は、フォトレジスト領域において処理を行う。ウェーハ基板306の縁では、その上面にシールリング318が配置されているため、ウェーハ基板306の外縁にシールリング318が接触され、ウェーハ基板306の縁に隣接されたウェーハチャック/ステージの一部とオーバーラップして接触する。シールリング318は、液浸領域309の中に液浸流体を封入する。シールリング318は、液浸領域及び液浸流体貯留領域312、314からの余剰の液浸が流出することを防ぐ。シールリング318で液浸流体を封入すると、流体の流動及び使用を良好に制御して維持することができる。ウェーハ基板の内部及び縁における液浸リソグラフィ工程は、流体の流動及び使用が同じである。そのため液浸流体の損失及び浪費を最小に抑え、液浸領域309及び液浸流体貯留ループの中の流体フロー動態(fluid flow dynamics)は一定で安定する。さらにここで注意しなければならないことは、シールリング318によりウェーハ基板306の外縁を覆い、ウェーハ基板306の縁に位置する微粒子が液浸流体及びウェーハ基板306の表面を汚染することを防ぐことができる点である。これにより、液浸流体及び液浸領域309は清潔に保たれ、微粒子により液浸リソグラフィ工程に歪みや干渉が発生しないようにする。また、シールリングの下方に微粒子を密封する利点としては、後続工程においてウェーハ基板の内表面上に微粒子が付着して損壊が発生することがないという点である。同様に、乱流により気泡が発生しないため、ウェーハの不均一冷却による重ね合わせ精度の誤差を除去することもできる。
図4は、本発明の他の実施形態による液浸リソグラフィシステムにシールリングが装着されたときの状態を示す断面図である。図4に示すように、リソグラフィシステムの液浸印刷部分400は、その上でフォトレジスト塗布ウェーハ406を支持して固定する真空チャネル404が組み込まれた移動可能なウェーハチャック/ステージ402を有する。ウェーハチャック/ステージ402は、その上面に2段凹部が形成されている。ウェーハチャック/ステージ402の2段凹部の第1の段差凹部405は、ウェーハの設置に適合するように、ウェーハ基板406の厚みと外周に合致した外周と厚みを有し、ウェーハの上面は、第1の段差凹部領域と平らで同一平面である。また、第2の段差凹部407が設けられているため、シールリング418は、凹部の周囲内に配置されてウェーハ基板406の外縁に接触し、ウェーハに隣接したウェーハチャック/ステージ402の第2の段差凹部の一部409に接触してオーバーラップされている。第2の段差凹部407は、設置されたシールリング418の上面が、ウェーハチャック/ステージ402の非凹設部の外縁上面と、平らで同一平面となるように形成された深さを有する。
ウェーハ基板406の縁近くに位置する液浸流体408は、フォトレジスト領域上で処理が行われる。液浸流体408は、フォトレジスト塗布ウェーハ406の上面に配置され、ウェーハと末端対物レンズ要素410の間の空間の少なくとも体積の一部を代替する液浸流体を含んでいる。ウェーハチャック/ステージ凹部がダブルステップ構造で構成されているため、液浸領域409内の液浸流体は、シールリング418により密封することができる。図4に示すように、本実施形態は液浸流体の追加の出力流路が無くなっている。図4に示すように、本実施形態は、液浸リソグラフィシステム内の液浸流体の使用及び流動を効果的に制御することができるだけでなく、ウェーハ縁の微粒子が液浸リソグラフィシステム及びウェーハ基板の表面上に導かれて発生させる汚染を最小限に抑えることができる。
ここでさらに注意しなければならないことは、液浸領域及び液浸流体を効果的に密封することができる限り、ウェーハチャック/ステージ及びシールリングの設計及び形態は変更することができるという点である。例えば、可撓性シールリングを形成し、ウェーハチャック/ステージをカバーする範囲を超えるまでシールリングを延伸させるとともに、下向きに延伸させてチャック/ステージ(図示せず)の一部をカバーしたり遮蔽したりすることもできる。また他の実施形態では、半剛体で非常にスムースな状態のシールリングを、直径が小さいウェーハチャック/ステージ上へ設置し、シールリングを同一平面上で延伸させてウェーハチャック/ステージ(図示せず)の外縁を超えるように配置してもよい。
本実施形態のシールリングキャリヤ装置は、ウェーハ基板及びウェーハチャック/ステージ上にシールリングを設置したりウェーハ基板及びウェーハチャック/ステージ上からシールリングを取り除いたりすることができる。本実施形態のシールリングキャリヤは、シールリングの位置まで移動してシールリングの設置や除去を行う伸縮可能なアームとして液浸リソグラフィシステムの液浸印刷部分の中に組み込まれている。シールリングの真上に直接移動すると、ウェーハチャック/ステージ上にあるシールリングの設置や除去を行うために垂直に移動させてもよい。シールリングキャリヤのアームがシールリングを吸着する位置にあるとき、ウェーハチャック/ステージからシールリングを除去し、シールリングアーム及びキャリヤが収縮してウェーハステージ/チャックから離れた別の場所に移動し、シールリングの保存や交換の動作を行う。シールリングキャリヤには小型の真空ポート開口が所定位置に設けられ、この開口の真空圧力によりシールリングの吸着、ピックアップ及び搬送を行う。
図5は、本発明の一実施形態による液浸レンズリソグラフィシステムに組み込まれたシールリングキャリヤ組立体を示す断面図である。図5に示すように、ウェーハチャック/ステージ400の組立体は、ウェーハチャック/ステージ402及びウェーハ基板406の上面の工程位置にシールリング418が配置されている。シールリングキャリヤ組立体500は、シールリング418の真上に位置している。シールリングキャリヤ組立体500は、シールリングアーム504に装着されたシールリングキャリヤ502を含む。シールリングアーム504及びシールリングキャリヤ502の内部には真空チャネル506が複数形成されている。シールリングキャリヤ502のシールリングアーム504がシールリングに接触するまで移動すると、真空吸引力によりシールリング418の吸着、ピックアップ及び移動の動作を行う開口を有するシールリング接触点508がシールリングキャリヤの所定位置に設置される。ここで注意しなければならないことは、シールリングキャリヤ組立体500は、同一のx−y平面上で伸縮することができる点である。所定の延伸位置に設置されると、シールリングキャリヤ組立体500は、鉛直のz軸方向で上下に移動してシールリング418に接触する。シールリングキャリヤ組立体500は、シールリング418を保存場所まで移動したりウェーハチャック/ステージ組立体400から離れた場所へ移動したりするために用いることもできる。
図6A〜図6Dは、本発明の実施形態によるシールリングキャリヤを示す底面図である。図6A〜図6Dに示す各シールリングキャリヤは、前述したものとほぼ同じ機能を有するが、それぞれの外観構造及び/又は形状は異なっている。図6Aに示すシールキャリヤは、環状構造に形成されている。シールリングキャリヤアーム602は、その一端部が環状のシールリングキャリヤ604に接続されている。環状のシールリングキャリヤ604の円周及び直径は、シールリングの円周及び直径とほぼ同じである。シールリングキャリヤアーム602及びシールリングキャリヤ604の中に形成されている真空チャネル606は、シールリングキャリヤ604の所定のシールリング接触位置にある小さな真空ポート開口608まで導かれて分布されている。
図6Bは、折り畳み可能な十字構造に形成されたシールキャリヤを示す。シールリングキャリヤアーム602は、1つの固定されたアーム604と、シールリングキャリヤアーム602の一端部に接続された1つの折畳み自在なアーム605とを含んだ折り畳み可能な十字構造のシールリングキャリヤである。シールリングキャリヤアーム602が動作位置まで延伸すると、1つの折畳み自在なアーム605の軸と固定アーム604の軸とが垂直な十字形状となり、1つの折畳み自在なアーム605が折り畳まれないようにする。シールリングキャリヤアーム602及びシールリングキャリヤの2つの十字形状のアーム604、605の中に真空チャネル606が形成され、シールリングキャリヤアーム604、605に設けられたシールリング接触点上にある小さな真空ポート開口608まで真空圧力を分布させて送る。これらシールキャリヤアーム604、605の構成と、真空ポート開口608の配置とにより、真空ポート開口をシールリング610に接触させる。ここで注意しなければならないことは、シールリング610のピックアップや移動を行うため、移動可能なシールキャリアーム605を折り畳むことができない位置まで移動させる点である。移動可能な十字形状のアーム605の折り畳み位置は、折畳み自在なアーム605がピボット点pで方向fへ折り畳まれると、折畳み自在なアーム605に位置が合わされる。このシールリングキャリヤの折り畳み可能な特性により、液浸リソグラフィシステムの中でシールリングキャリヤの収納や移動を行うことができる小さくてコンパクトな構造にすることができる。
図6Cは、もう1つの折り畳み可能に構成されたシールキャリヤを示す。シールリングキャリヤアーム602は、1つの固定アーム604と、シールリングキャリヤアーム602に接続された2つの折畳み自在なアーム605a、605bとを含む折り畳み可能な構造のシールリングキャリヤである。真空チャネル606は、シールリングキャリヤアーム602及び2つの折畳み自在なアーム605a、605bの中に形成され、それら小さな真空ポート開口608は、シールリング610の周囲及び直径にほぼ等しい環形状に位置合わせされる。2つの折畳み自在なアーム605a、605bは、長さ及びサイズが同じでなくともよいが、シールリングキャリヤアーム602に接続された一端部に位置するピボット点pで折り畳まれる。また、シールリングキャリヤアーム602を作業位置まで延伸すると、各折畳み自在なアーム605a、605bがそれぞれの作業位置まで展開される。シールリングキャリヤアーム602を縮めるときは、2つの折畳み自在なアーム605a、605bをピボット点pから方向fで内側に折り畳み、固定アーム604の上方又は下方で位置合わせを行う。図6Cに示すように、折り畳み可能なシールリングキャリヤは、液浸リソグラフィシステムの中での収納や移動を行うことができるように、シールリングキャリヤを小さくてコンパクトな構造にしてもよい。
図6Dは、固定アームを備えずに、2つの折畳み自在なアーム605a、605bだけを備えるシールキャリヤを示す。図6Cに示すように、2つの折畳み自在なアーム605a、605bは、それぞれシールリングキャリヤアーム602に接続された一端部に位置するピボット点pにおいて方向fで内側に折り畳まれてもよい。本実施形態は、僅かな真空吸着開口及びアームにより、様々なシールアーム及びシールキャリヤを提供することができる柔軟性を有することを特徴とする。本実施形態が提供する様々なシールアーム及びシールキャリヤは、吸着、ピックアップ及び移動を行う必要な機能を有する。
図7は、シールリング718を示す側面図及び上面図である。本実施形態のシールリング装置は、ゴム、プラスチック、マイラー(登録商標)、デルリン(登録商標)、テフロン(登録商標)などの軟質材で構成されるか、シーリング用途に用いる類似した複合材などで構成される薄型リングでもよい。シールリングは、イマージョンレンズの作動距離、及びウェーハ基板表面と光投射システムの末端対物レンズ要素の間の距離よりも略小さい厚みを有する。例えば、その厚みは数分の1μm〜数mmの間でもよい。シールリングの内径(開口領域を画定する)は、ウェーハ基板の外縁及び周囲の一部が、ウェーハ基板表面の液浸リソグラフィ工程で露光される目標位置においてシールリングにより被覆/マスクされるサイズを有する。シールリングの外径(外縁)は、ウェーハ基板の外縁が十分なシールリング材とオーバーラップされるため、ウェーハ基板に隣接するウェーハチャック/ステージの一部が密着される。
図8Aは、液浸リソグラフィシステム800を示す断面図である。液浸リソグラフィシステムは、その上面でウェーハ806を保持して固定する真空チャネル804と一体化された移動可能なウェーハチャック/ステージ802を含む。ウェーハ基板縁において、ウェーハ基板806の上面である作業位置にシールリング818が載置されると、シールリング818はウェーハ基板806の外縁に接触する。この実施形態において、ウェーハチャックは、ウェーハを収納するための凹部を有する。これにより、シールリング818が作業位置に配置されて真空チャネル804の真空圧力の補助により、液浸領域(図示せず)内に液浸流体を封入することができる。シールリング818が液浸流体を封入すると、流体の流動及び使用を良好に制御して維持することができる。シールリング818の交換や洗浄を行う期間中、液浸リソグラフィシステムの2つのローラ830、832を有するシールリングキャリヤは、シールリング818を巻き取る。ローラは、液浸リソグラフィシステムのウェーハチャックの外縁に配置され、必要な時に回転させて2つのうちの1つでシールリング818を巻き取る。使用するときは、最良の結果を得るために別々か同期に2つのローラを回転させてもよい。例えば、一方を駆動させて他方を従動回転させてもよい。図8Aに示すように、2つのローラは回転方向が異なってもよい。つまり、一方のローラが時計回りで回転し、他方のローラが逆時計回りで回転してもよい。
図8B、図8C及び図8Dは、シールリングキャリヤを示す断面図である。各シールリングキャリヤは、シールリングを巻き取る2つのローラを有する。第1のローラ830及び第2のローラ832は、それぞれシールリング818の一方の端部と他方の端部を押す。ローラ830、832の表面には、シールリングを巻き取る時にローラにシールリング818を吸着させる複数の真空ポート開口(図示せず)が形成されてもよい。図8Cに示すように、シールリング818は、1つのローラ(ローラ830など)に巻かれる。また真空圧力の替わりに、巻取りを簡単に行えるようにリングの表面をテープ片かそれに類似した材料で付着させてもよい。
上述したように、本発明の一実施形態では、ローラ830、832を個別に駆動し、そのうちの1つのローラでシールリング818を巻き取る。第1のローラは積極駆動し、第2のローラは、第1のローラに従動してシールリングを巻き取る。一方のローラが駆動されずに他方のローラに従動して回転すると、2つのローラの回転速度が調整されるため、第2のローラの線速は第2のローラとシールリングの間の線速に等しくなる。
図8Dに示すように、本発明の他の実施形態において、2つのローラ830、832は、ローラの相対位置を調整したり維持したりするためにスプリング840を介して接続されている。本発明の他の実施形態において、2つのローラ830、832は、シールリングのラッピング工程中に同期駆動してもよい。
図8E及び図8Fは、それぞれローラを示す側面図及び底面図である。図8Fには、真空ポート開口Aがさらに示されている。ラッピング工程中に、液浸リソグラフィシステムの真空チャネル(点線で示す)に接続された開口Aによりシールリングの吸着を行う。また、リングを吸着する吸引力が強化されるように、開口Aに類似した他の開口をローラの周辺に沿って配置してもよい。吊上げ構造(図示せず)は、ローラ850の軸に接続され、ローラ850の回転方向、回転速度及び位置を制御する。液浸リソグラフィシステムのローラ850の吊上げ構造は、図6A〜図6Dに示すキャリヤアーム602に似た構造でもよい。
図9は、本発明の他の実施形態による液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。本実施形態のシステムは、図8Aに示す実施形態を少し変更しただけの態様である。本実施形態では、ウェーハチャックの第1の凹部領域920上にシールリング918が載置されている。ウェーハチャックは、ウェーハを支持する第1の凹部領域の表面よりもさらに低い表面を有する第2の凹部領域930を有する。第2の凹部領域の中にウェーハが載置されると、ウェーハの上面は第1の凹部領域920の表面と実質上同じ位置に合わされるか共平面となるため、その上にシールリングを載置して圧力を印加すると、理想的な密封を行うことができる。
図10は、本発明の他の実施形態による液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。本実施形態のシステムは、図9に示す実施形態を少し変更しただけの態様である。本実施形態のウェーハチャックは凹部領域が必ずしも必要ではないが、シールリング1020の設置、定位及び除去にはシールリング支持枠1010が用いられる。チャックの表面とシールリング1020の表面の間は、シールリング支持枠1010により空間が形成され、その空間にはウェーハ1030が配置される。図10に示すように、シールリング支持枠の表面は、ウェーハの表面に実質上位置が合わされるか共平面となるため、シールリング1020が圧下されて圧力が印加されると、十分な密封を行うことができる。シールリング支持枠は、シールリングのような全環形状リングの他に、シールリングを適切に支持することができる限り、複数の部分環形状部品にしてもよい。またこの支持枠はシールリングを容易にロード及び/又はアンロードするために用いる部品である限り、特定の工学設計に応じ、様々な方法によりシールリング支持枠1010へシールリング1020を吸着させることも考えられる。例えば、最も簡単な方法としては、接着剤によりシールリング支持枠へシールリングを接着させる方法がある。或いは、外部からの機械的なクランプ手段や真空圧力などのその他の手段により、シールリングを支持枠に固着させてもよい。
図11は、シールリングキャリヤ1101を含む液浸リソグラフィシステム1100を示す断面図である。ウェーハチャック1102は、その上面にウェーハ基板1106を保持して固定するための真空チャネル1104が設けられている。ウェーハ基板1106の周囲には、ウェーハ基板1106の表面上にシールリング1118が載置されている。シールリング1118の支持枠1105は、ウェーハ基板のどの部分にもオーバーラップしていないことが好ましい。シールリングキャリヤ1101は、支持枠1105の下方に配置されて持ち上げるための必要な構成要素を有するリフトアーム1103を含む。シールリング1118が支持枠1105に吸着されると、シールリングキャリヤ1101により持ち上げられてウェーハ基板1106上に設置するように移動する。シールリングキャリヤ1101は、その中に内蔵された真空サブシステムにより、リフトアームを介してシールリング支持枠に真空圧力を印加し、シールリングキャリヤで移動されるシールリングがしっかりと吸着されるようにする。本発明の一実施形態において、支持枠1105は、同様に環状であり、シールリング1118の内径及びウェーハ1106の直径よりも大きい内径を有する。そのため、ウェーハ自身に接触せずに、ウェーハ上にシールリングを配置するための十分な空間を残す。ウェーハ1106は、液浸リソグラフィシステムのロボットアームのようなウェーハハンドラー1110上に載置される。ウェーハハンドラー1110は、ウェーハチャック1102上にあるウェーハの取り出しや載置、或いは除去を行うことができる。ウェーハ及びシールリングは、シールリングキャリヤ1101と共に操作することができる。例えば、シールリングの洗浄や交換を行う前に真空圧力を解放し、リフトアーム1103により支持枠1105を垂直に持ち上げてウェーハ基板1106からシールリング1118を持ち上げる。一群のピン1120(通常、それらはチャックボディー内の対応する凹部の中に隠されている。)などの一組の支持構成要素は、ウェーハを押し上げて、配置されている表面上から離す。その後、ロボットアーム1110によりウェーハ基板1106を移動させる。同様に、上述の順番を逆に行って、チャック上にウェーハをロードしてから、シールリングキャリヤでウェーハの上面にシールリングを載置する。その後、真空圧力を印加してシステムを密封する。
図12は、図11に示すシールリングキャリヤ1101をさらに示す断面図及び底面図である。シールリング1118は、リフトアーム1103に装着されたシールリング支持枠1105上に載置される。この好適な方法の1つとしては、シールリング支持枠1105を真空圧力でリフトアーム1103に保持する方法がある。図12に示すように、シールリング1118の内径は、支持枠1105の内径よりも小さいために、支持枠1105で持ち上げることができる。図12には3つのピン1120が示されているが、これらピンの位置及び数は変えることができる。
図13は、本発明の他の実施形態による強化リングを有する他のシールリング構造を示す断面図である。シールリングシステム1200は、シールリング枠1210及び上述のシールリング1220を有する。シールリングの上面に強化リング1230を載置してシールリングを所定の位置に保持し、シールリングの上面からくる圧力(あらゆる流体や気体からの圧力)からシールリングを保護する。シールリング1220は、液浸リソグラフィの所望の位置でウェーハ1240を圧下する。強化リング1230は、シールリング自身よりも硬くて剛性が高い材料で構成されてもよい。例えば、その主要な機能がシールリング枠上にシールリングを圧下させることであるため、金属やプラスチックなどで構成されてもよい。さらに、強化リングは、その目的を達成することができる限り、シールリングと完全に同じ形状でなくともよい。例えば、2つ又はそれ以上の独立した環状部品で目的を達成することができれば、全環リングでなくともよい。さらに注意しなければならないことは、強化リングとシールリングの間には小さな小型凹部(又は差異)1250があり、ロード工程及びアンロード工程を行う際、強化リングの表面が比較的硬いために、ウェーハのどの部分にも損傷を発生させない。この強化リング(又は異なるリング片)は、シールリングの内径よりも大きな内径を有し、厚みは20〜200μmの間でもよい。なお、この厚みは強化リングの材料に応じて変えることができる。
当該施術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と範囲を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本出願による特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
従来の液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。 従来のウェーハ基板の縁領域で処理を行っている状態の液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。 本発明の一実施形態によるウェーハ基板の縁領域上で処理を行っている時の液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。 本発明の一実施形態によるウェーハ基板の縁領域上で処理を行っている時の液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。 本発明の一実施形態による液浸レンズリソグラフィシステムに組み込まれたシールリングキャリヤを示す断面図である。 本発明の実施形態による液浸レンズリソグラフィシステムのシールリングキャリヤを示す底面図である。 本発明の実施形態による液浸レンズリソグラフィシステムのシールリングキャリヤを示す底面図である。 本発明の実施形態による液浸レンズリソグラフィシステムのシールリングキャリヤを示す底面図である。 本発明の実施形態による液浸レンズリソグラフィシステムのシールリングキャリヤを示す底面図である。 本発明の実施形態によるシールリングを示す側面図及び上面図である。 本発明の一実施形態による液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。 本発明の一実施形態によるシールリングキャリヤを示す断面図である。 本発明の一実施形態によるシールリングキャリヤを示す断面図である。 本発明の一実施形態によるシールリングキャリヤを示す断面図である。 本発明の一実施形態によるローラを示す側面図及び底面図である。 本発明の一実施形態によるローラを示す底面図である。 本発明の他の実施形態によるシールリングを有する液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。 本発明の他の実施形態によるシールリング及びシールリング支持枠を有する液浸リソグラフィシステムを示す断面図である。 本発明の実施形態によるウェーハチャックからシールリングを引き上げた時の液浸リソグラフィシステムの動作状態を示す断面図である。 図11のシールリング及びそのキャリヤを示す平面図及び側面図である。 本発明の他の実施形態による強化リングを有するシールリング配置構造を示す断面図である。
符号の説明
100 液浸印刷部分
102 移動可能なウェーハチャック/ステージ
104 真空チャネル
106 フォトレジスト塗布ウェーハ
108 液浸流体
110 末端対物レンズ要素
112 液体供給槽
114 液体回収槽
116 パターン画像露光光
200 液浸印刷部分
202 移動可能なウェーハチャック/ステージ
204 真空チャネル
206 フォトレジスト塗布ウェーハ
208 液浸流体
210 末端対物レンズ要素
212 液体供給槽
214 液体回収槽
215 追加パス
216 パターン画像露光光
300 液浸印刷部分
302 移動可能なウェーハチャック/ステージ
304 真空チャネル
306 ウェーハ基板
307 凹部
308 液浸流体
309 液浸領域
310 末端対物レンズ要素
312 液体供給槽
314 液体回収槽
316 パターン画像露光光
318 シールリング
400 液浸印刷部分
402 移動可能なウェーハチャック/ステージ
404 真空チャネル
405 第1の段差凹部
406 ウェーハ基板
407 第2の段差凹部
408 液浸流体
409 液浸領域
410 末端対物レンズ要素
412 液体供給槽
414 液体回収槽
416 パターン画像露光光
418 シールリング
500 シールリングキャリヤ組立体
502 シールリングキャリヤ
504 シールリングアーム
506 真空チャネル
508 シールリング接触点
602 シールリングキャリヤアーム
604 シールリングキャリヤ
605 折畳み自在なアーム
605a 折畳み自在なアーム
605b 折畳み自在なアーム
606 真空チャネル
608 真空ポート開口
610 シールリング
718 シールリング
800 液浸リソグラフィシステム
802 移動可能なウェーハチャック/ステージ
804 真空チャネル
806 ウェーハ基板
818 シールリング
830 ローラ
832 ローラ
840 スプリング
850 ローラ
918 シールリング
920 第1の凹部領域
922 ウェーハ
930 第2の凹部領域
1010 シールリング支持枠
1020 シールリング
1030 ウェーハ基板
1100 液浸リソグラフィシステム
1101 シールリングキャリヤ
1102 ウェーハチャック/ステージ
1103 リフトアーム
1104 真空チャネル
1105 支持枠
1106 ウェーハ基板
1110 ウェーハハンドラー
1118 シールリング
1120 ピン
1200 シールリングシステム
1210 シールリング枠
1220 シールリング
1230 強化リング
1240 ウェーハ
1250 小型凹部
A 開口
f 方向
p ピボット点
x x軸

Claims (14)

  1. ウェーハをその上に載置してから液浸リソグラフィにより処理を行うウェーハチャックと、
    前記ウェーハチャック上で前記ウェーハを密封する少なくとも1つのシールリングと、
    前記ウェーハチャックに前記シールリングをロードするか、前記ウェーハチャックから前記シールリングをアンロードするシールリングキャリヤと、
    前記ウェーハ及び前記ウェーハチャックに前記シールリングを吸着させる真空モジュールと、を備え
    前記シールリングキャリヤは、前記シールリングが動作中でない時に、前記シールリングを巻き取るローラモジュールであることを特徴とする液浸リソグラフィシステム。
  2. 前記ローラモジュールは、所定の間隔で離された2つのローラを有することを特徴とする請求項に記載の液浸リソグラフィシステム。
  3. 前記2つのローラは、それぞれの位置を維持するスプリングで互いに接続されることを特徴とする請求項に記載の液浸リソグラフィシステム。
  4. 前記2つのローラは、個別に駆動され、一方の前記ローラが他方の前記ローラに従動して回転することを特徴とする請求項に記載の液浸リソグラフィシステム。
  5. 前記2つのローラは同期駆動されることを特徴とする請求項に記載の液浸リソグラフィシステム。
  6. 前記ローラモジュールは、巻き取る時に前記シールリングを吸着する少なくとも1つの真空ポート開口をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の液浸リソグラフィシステム。
  7. 前記シールリングの少なくとも一部をオーバーラップし、前記シールリングのロード又はアンロードを行うシールリング支持枠をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液浸リソグラフィシステム。
  8. 前記シールリング支持枠は全環形状であることを特徴とする請求項に記載の液浸リソグラフィシステム。
  9. 前記シールリング支持枠は、少なくとも2つの分かれた円状のリング片を有することを特徴とする請求項に記載の液浸リソグラフィシステム。
  10. 前記ウェーハチャックは、
    前記ウェーハの上面と共平面となり、その上に設置された少なくとも一部の前記シールリングを支持する第1の凹部領域と、
    前記ウェーハを支持する第2の凹部領域と、を有することを特徴とする請求項1に記載の液浸リソグラフィシステム。
  11. 前記ウェーハチャックは、前記ウェーハをアンロードする時に、前記ウェーハを持ち上げて支持する少なくとも一組の支持要素を有することを特徴とする請求項1に記載の液浸リソグラフィシステム。
  12. 前記シールリングキャリヤは、前記シールリングを持ち上げるリフトアームをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液浸リソグラフィシステム。
  13. 前記ウェーハに前記シールリングを保持し、前記シールリングとともに作動する強化リングをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液浸リソグラフィシステム。
  14. 前記強化リングの内径は前記シールリングの内径よりも大きく、前記ウェーハに接触しないことを特徴とする請求項13に記載の液浸リソグラフィシステム。
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