JP4500510B2 - エッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置 - Google Patents

エッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4500510B2
JP4500510B2 JP2003160658A JP2003160658A JP4500510B2 JP 4500510 B2 JP4500510 B2 JP 4500510B2 JP 2003160658 A JP2003160658 A JP 2003160658A JP 2003160658 A JP2003160658 A JP 2003160658A JP 4500510 B2 JP4500510 B2 JP 4500510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
mask layer
etching
wavelength
interference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003160658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004363367A (ja
Inventor
秀二 野沢
克洋 西牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2003160658A priority Critical patent/JP4500510B2/ja
Priority to CNB2004100429615A priority patent/CN100373557C/zh
Priority to US10/860,012 priority patent/US7481944B2/en
Publication of JP2004363367A publication Critical patent/JP2004363367A/ja
Priority to US12/314,083 priority patent/US20090095421A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4500510B2 publication Critical patent/JP4500510B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32917Plasma diagnostics
    • H01J37/32935Monitoring and controlling tubes by information coming from the object and/or discharge
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/06Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material
    • G01B11/0616Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material of coating
    • G01B11/0675Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material of coating using interferometry
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32917Plasma diagnostics
    • H01J37/32935Monitoring and controlling tubes by information coming from the object and/or discharge
    • H01J37/32972Spectral analysis
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3205Deposition of non-insulating-, e.g. conductive- or resistive-, layers on insulating layers; After-treatment of these layers
    • H01L21/321After treatment
    • H01L21/3213Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer
    • H01L21/32133Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer by chemical means only
    • H01L21/32135Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer by chemical means only by vapour etching only
    • H01L21/32136Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer by chemical means only by vapour etching only using plasmas
    • H01L21/32137Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer by chemical means only by vapour etching only using plasmas of silicon-containing layers

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,エッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマを用いたエッチング処理は,従来から半導体製造工程あるいはLCD基板製造工程に広く適用されている。このエッチング処理に用いられるエッチング装置は,例えば,処理室内に互いに平行に配設された上部電極と下部電極を備える。そして,下部電極に半導体ウェハ等の被処理体を載置し,上部電極と下部電極間の放電によってエッチング用ガスにプラズマを発生させ,所定の形状にパターニングされたマスク層を用いて被エッチング層をエッチングする。
【0003】
このような被エッチング層のエッチング状態を監視する方法の一つとして,発光分光分析法が提案されている。これはエッチングによって発生したガスの発光スペクトルにおいて,特定波長が変化した時点をエッチングの終点として検出する方法であり,被エッチング層のエッチングの深さ(エッチング量)を知ることはできない。
【0004】
また,例えば特許文献1には,エッチング量を検出できるエッチング装置が開示されている。このエッチング装置によれば,処理室の外側の光源から所定の波長の光が射出され,この光が上部電極に設けられた観測用の窓を介して被処理体に照射される。この照射光の一部は,マスク層と被エッチング層との界面で反射し,他の一部は被エッチング層の被エッチング部(エッチングホールまたはエッチング溝)の底面で反射する。これら2つの反射光から生じる干渉光(干渉波)は,検出器によって検出され光電変換される。さらに,光電変換された信号は,増幅されディジタル化された後に,波形解析手段において周波数解析される。そして,これらの信号処理の結果得られる干渉波の周波数分布に基づいてエッチング量が算出される。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−71517号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記の特許文献1に記載されたような技術では,マスク層の種類によっては,エッチング量を正確に検出できない場合がある。例えば,マスク層が,光源から射出される光の波長において大きい吸収係数を有する場合,光源から射出された光がマスク層を透過しなくなり,マスク層と被エッチング層との界面からの反射光が得られなくなる。この界面からの反射光が得られなければ,被エッチング層のエッチング量の算出は困難となる。
【0007】
マスク層と被エッチング層との界面からの反射光が得られない場合,この界面からの反射光に代えて,マスク上面からの反射光に着目し,この反射光と被エッチング層の被エッチング部の底面からの反射光との干渉波を検出するようにしてもよい。ただしこの場合,マスク層と被エッチング層とのエッチング選択比が極めて大きくなるように,マスク層の構成材料を選定する必要がある。被エッチング層のエッチングが進んだときにマスク層もエッチングされてしまうと,基準面になるべきマスク層の上面の高さがエッチング開始時に比べて低くなってしまい,被エッチング層のエッチング量が正しく算出できなくなる。
【0008】
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,その目的は,マスク層の種類に関わらず,被エッチング層のエッチング量を正確に検出することが可能な,新規かつ改良されたエッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の一の観点によれば,パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層に対してエッチング処理を施す際に,前記被エッチング層のエッチング量を検出する方法であって,前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する工程と,前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出する工程と,前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する工程と,前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程と,有し、前記マスク層は,感光性材料から成り,前記第1の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも短く,前記第2の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも長いことを特徴とする,エッチング量検出方法が提供される。
【0010】
また,上記課題を解決するため,本発明の他の観点によれば,パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層をエッチングする方法であって,前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する工程と,前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出する工程と,前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する工程と,前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程と,を有し、前記マスク層は,感光性材料から成り,前記第1の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも短く,前記第2の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも長いことを特徴とする,エッチング方法が提供される。
【0011】
かかるエッチング量検出方法およびエッチング方法によれば,マスク層の種類に応じて,第1の光の波長(第1の波長)と第2の光の波長(第2の波長)をそれぞれ調整し,第1の干渉光と第2の干渉光を正確に検出することが可能となる。この結果,マスクの種類に関わらず,被エッチング部のエッチング量を高い精度で算出することができるようになる。
【0012】
また,上記課題を解決するため,本発明の他の観点によれば,パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層に対してエッチング処理を施す際に,前記被エッチング層のエッチング量を検出する方法であって,前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する工程と,前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出する工程と,前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する工程と,前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程と,を有し、前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程は,前記第1の干渉光に基づいて,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差を算出する工程と,前記第2の干渉光に基づいて,前記マスク層のエッチング量を算出する工程と,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差に,前記マスク層のエッチング量を加算する工程と,を含むことを特徴とする,エッチング量検出方法が提供される。
また、上記課題を解決するため,本発明の他の観点によれば,パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層をエッチングする方法であって,前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する工程と,前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出する工程と,前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する工程と,前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程と,を有し、前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程は,前記第1の干渉光に基づいて,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差を算出する工程と,前記第2の干渉光に基づいて,前記マスク層のエッチング量を算出する工程と,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差に,前記マスク層のエッチング量を加算する工程と,を含むことを特徴とする,エッチング方法が提供される。
【0013】
また,上記課題を解決するため,本発明の他の観点によれば,パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層に対してエッチング処理を施すエッチング装置であって,前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する光源と,前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出し,さらに,前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する光検出部と,前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する演算部と,を備え、前記マスク層は,感光性材料から成り,前記第1の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも短く,前記第2の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも長いことを特徴とする,エッチング装置が提供される。
【0014】
このエッチング装置によれば,光源は,マスク層の種類に応じて,第1の光の波長(第1の波長)と第2の光の波長(第2の波長)をそれぞれ調整し,被処理体に照射する。このため,光検出部は,第1の干渉光と第2の干渉光を的確に検出することが可能となる。そして,演算部は,被エッチング部のエッチング量を高い精度で算出することができるようになる。
【0015】
また,上記課題を解決するため,本発明の他の観点によれば,パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層に対してエッチング処理を施すエッチング装置であって,前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する光源と,前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出し,さらに,前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する光検出部と,前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する演算部と,を備え、前記演算部は,前記第1の干渉光に基づいて,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差を算出し,前記第2の干渉光に基づいて,前記マスク層のエッチング量を算出し,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差に,前記マスク層のエッチング量を加算することによって前記被エッチング部のエッチング量を算出することを特徴とする,エッチング装置が提供される。
【0017】
被エッチング層については,これをシリコン含有膜から構成するようにしてもよい。
【0018】
なお,本明細書において,1mTorrは(10−3×101325/760)Pa,1sccmは(10−6/60)m/secとする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかるエッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0020】
(エッチング装置)
本実施の形態にかかるエッチング装置の一例として,平行平板型のプラズマエッチング装置101の概略構成を図1に示す。
【0021】
このエッチング装置101は,例えば表面が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウムから成る円筒形状に成形されたチャンバ(処理容器)102を有しており,このチャンバ102は接地されている。チャンバ102内の底部にはセラミックなどの絶縁板103を介して,ウェハWを載置するための略円柱状のサセプタ支持台104が設けられている。このサセプタ支持台104の上には,下部電極を構成するサセプタ105が設けられている。このサセプタ105にはハイパスフィルタ(HPF)106が接続されている。
【0022】
サセプタ支持台104の内部には,温度調節媒体室107が設けられている。そして,導入管108を介して温度調節媒体室107に温度調節媒体が導入,循環され,排出管109から排出される。このような温度調節媒体の循環により,サセプタ105を所望の温度に制御できるようになっている。
【0023】
サセプタ105は,その上側中央部が凸状の円板状に成形され,その上にウェハWと略同形の静電チャック111が設けられている。静電チャック111は,絶縁材の間に電極112が介在された構成となっている。静電チャック111は,電極112に接続された直流電源113から例えば1.5kVの直流電圧が印加される。これによって,ウェハWが静電チャック111に静電吸着される。
【0024】
そして,絶縁板103,サセプタ支持台104,サセプタ105,および静電チャック111には,被処理体であるウェハWの裏面に,伝熱媒体(例えばHeガスなどのバックサイドガス)を供給するためのガス通路114が形成されている。この伝熱媒体を介してサセプタ105とウェハWとの間の熱伝達がなされ,ウェハWが所定の温度に維持される。
【0025】
サセプタ105の上端周縁部には,静電チャック111上に載置されたウェハWを囲むように,環状のフォーカスリング115が配置されている。このフォーカスリング115は,セラミックスもしくは石英などの絶縁性材料,または導電性材料によって構成されている。フォーカスリング115が配置されることによって,エッチングの均一性が向上する。
【0026】
また,サセプタ105の上方には,このサセプタ105と平行に対向して上部電極121が設けられている。この上部電極121は,絶縁材122を介して,チャンバ102の内部に支持されている。上部電極121は,サセプタ105との対向面を構成し多数の吐出孔123を有する電極板124と,この電極板124を支持する電極支持体125とによって構成されている。電極板124は例えば石英から成り,電極支持体125は例えば表面がアルマイト処理されたアルミニウムなどの導電性材料から成る。なお,サセプタ105と上部電極121との間隔は,調節可能とされている。
【0027】
上部電極121における電極支持体125の中央には,ガス導入口126が設けられている。このガス導入口126には,ガス供給管127が接続されている。さらにこのガス供給管127には,バルブ128およびマスフローコントローラ129を介して,処理ガス供給源130が接続されている。
【0028】
この処理ガス供給源130から,プラズマエッチングのためのエッチングガスが供給されるようになっている。なお,図1には,ガス供給管127,バルブ128,マスフローコントローラ129,および処理ガス供給源130等から成る処理ガス供給系を1つのみ示しているが,エッチング装置101は,複数の処理ガス供給系を備えている。例えば,CF,O,N,CHF等のエッチングガスが,それぞれ独立に流量制御され,チャンバ102内に供給される。
【0029】
チャンバ102の底部には排気管131が接続されており,この排気管131には排気装置135が接続されている。排気装置135は,ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており,チャンバ102内を所定の減圧雰囲気(例えば0.67Pa以下)に調整する。また,チャンバ102の側壁にはゲートバルブ13が設けられている。このゲートバルブ132が開くことによって,チャンバ102内へのウェハWの搬入,および,チャンバ102内からのウェハWの搬出が可能となる。なお,ウェハWの搬送には例えば,ウェハカセットが用いられる。
【0030】
上部電極121には,第1の高周波電源140が接続されており,その給電線には第1の整合器141が介挿されている。また,上部電極121にはローパスフィルタ(LPF)142が接続されている。この第1の高周波電源140は,50〜150MHzの範囲の周波数を有する電力を出力することが可能である。このように高い周波数の電力を上部電極121に印加することにより,チャンバ102内に好ましい解離状態でかつ高密度のプラズマを形成することができ,従来と比べて低圧条件下のプラズマ処理が可能となる。第1の高周波電源140の出力電力の周波数は,50〜80MHzが好ましく,典型的には図示した60MHzまたはその近傍の周波数に調整される。
【0031】
下部電極としてのサセプタ105には,第2の高周波電源150が接続されており,その給電線には第2の整合器151が介挿されている。この第2の高周波電源150は数百kHz〜十数MHzの範囲の周波数を有する電力を出力することが可能である。このような範囲の周波数の電力をサセプタ105に印加することにより,被処理体であるウェハWに対してダメージを与えることなく適切なイオン作用を与えることができる。第2の高周波電源150の出力電力の周波数は,典型的には図示した2MHzまたは13.56MHz等に調整される。
【0032】
(エッチング量検出装置)
さらに,本実施の形態にかかるエッチング装置100は,図2に示すように,エッチング量検出装置200を備えている。このエッチング量検出装置200は,集光レンズ202,光ファイバ204,光源206,ポリクロメータ(光検出部)208,および演算部210から構成されている。光源206は,例えばキセノンランプ,タングステンランプ,各種レーザ,あるいはこれらの組み合わせによって構成されており,1種類の光Laまたは少なくとも波長の異なる2種類の光La,Lbを出射することが可能である。
【0033】
上部電極121には,筒状の観察部160が設けられている。この観察部160の上端には,例えば石英ガラスによって構成された窓部162が設けられている。観察部160は,窓部162に対向して設けられた集光レンズ202および光ファイバ204によって,光源206およびポリクロメータ208に光学的に接続されている。
【0034】
光源206から出射された光La,Lbは,光ファイバ204を経由し,観察部160を介してウェハWに照射される。光LaがウェハWの高低差のある複数の箇所で反射すると,これら複数の反射光(例えば,反射光La1,La2)は相互に干渉し合い干渉光Laiを生じさせる。同様に,光LbがウェハWの高低差のある複数の箇所で反射すると,これら複数の反射光(例えば,反射光Lb1,Lb2)は相互に干渉し合い干渉光Lbiを生じさせる。各干渉光Lai,Lbiは,光ファイバ204を経由してポリクロメータ208に達し,ここで検出される。
【0035】
演算部210は,ポリクロメータ208に検出された各干渉光Lai,Lbiの光強度変化に基づいて,ウェハWの被エッチング層のエッチング量を算出する。制御部220は,演算部210による演算結果に従って,第1の高周波電源140,第1の整合器141,第2の高周波電源150,および第2の整合器151を制御する。これによって,被エッチング層のエッチング速度を調整し,またエッチングを停止することが可能となる。エッチング量検出装置200の動作の詳細については後述する。
【0036】
(ウェハの膜構造)
次に,本実施の形態にかかるエッチング量検出方法の適用を受けるウェハの膜構造の具体例について図3および図4を参照しながら説明する。
【0037】
図3に示した膜構造と図4に示した膜構造の相違点は,被エッチング層であるポリシリコン膜304の上に形成されるマスクにある。すなわち,図3に示した膜構造は,酸化ケイ素材(SiO)または窒化ケイ素材(Si)から成るマスク層306を有し,図4に示した膜構造は,フォトレジスト材(感光性材料)から成るマスク層316を有する。
【0038】
図3に示した酸化ケイ素材(SiO)または窒化ケイ素材(Si)から成るマスク層306を有する膜構造は以下のようにして形成される。
【0039】
まず,例えば直径200mmのシリコン基板300の上面に,ゲート酸化膜(例えばSiO膜)302を形成する。
【0040】
次に,ゲート酸化膜302の上全面に被エッチング層としてのポリシリコン膜304を形成する。
【0041】
次いで,ポリシリコン膜304上に,酸化ケイ素材(SiO)または窒化ケイ素材(Si)を堆積させ,さらにその上にフォトレジスト材を塗布し,フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
【0042】
続いて,フォト・リソグラフィ法を用いてフォトレジスト膜を所定の形状にパターニングしてフォトレジストマスク(図示せず)を形成する。そして,このフォトレジストマスクを用いてポリシリコン膜304上の酸化ケイ素材(SiO)または窒化ケイ素材(Si)を選択的にエッチング除去して,マスク層306を形成する。この酸化ケイ素材(SiO)または窒化ケイ素材(Si)から成るマスク層306は,ポリシリコン膜304との間で高いエッチング選択性が得られる。以下,このマスク層を「ハードマスク層」306と言う。
【0043】
以上の工程を経て,図3に示した膜構造を有するウェハが得られる。これに対して,図4に示したフォトレジスト材から成るマスク層316を有する膜構造は以下のようにして形成される。
【0044】
まず,例えば直径200mmのシリコン基板300の上面に,ゲート酸化膜(例えばSiO膜)302を形成する。
【0045】
次に,ゲート酸化膜302の上全面に被エッチング層としてのポリシリコン膜304を形成する。
【0046】
次いで,ポリシリコン膜304上にフォトレジスト材を塗布し,フォトレジスト膜を形成する。
【0047】
続いて,フォト・リソグラフィ法を用いてフォトレジスト膜を所定の形状にパターニングしてマスク層316を形成する。以下,このマスク層を「フォトレジストマスク層」316と言う。
【0048】
以上の工程を経て,図4に示した膜構造を有するウェハが得られる。
【0049】
本実施の形態によれば,図3および図4に示したマスク層の種類が異なるウェハのいずれに対してもエッチング処理が可能であり,またエッチング処理中のエッチング量検出が可能である。ただし,本実施の形態の主たる特徴は,図4に示したフォトレジストマスク層316を有するウェハに対するエッチング処理中のエッチング量検出動作およびこの動作に関連する装置構成にある。この特徴がより明確となるように,まず,図3に示したハードマスク層306を有するウェハに対するエッチング処理動作および並行して行われるエッチング量検出動作について説明する。その後に,これと比較する形で,図4に示したフォトレジストマスク層316を有するウェハに対するエッチング処理動作および並行して行われるエッチング量検出動作について説明する。
【0050】
(マスク層がハードマスク層である場合のエッチング処理)
まず,図3に示したウェハに対して,少なくともCFとOを含む混合ガスを用いてポリシリコン膜304の露出面の自然酸化膜を除去するエッチング処理を行う(ブレークスルーエッチング工程)。
【0051】
このブレークスルーエッチングを行う際の条件としては,例えばチャンバ102内の圧力を10mTorr,上部電極121とサセプタ105との間隔を140mm,CF/Oのガス流量比(CFのガス流量/Oのガス流量)を134sccm/26sccmとする。また,ウェハを吸着するために静電チャック110に印加する電圧を2.5kV,ウェハWの裏面冷却ガス圧力をセンタ,エッジともに3mTorrとする。また,チャンバ102内の設定温度については下部電極を75℃,上部電極を80℃,側壁部を60℃とする。
【0052】
ブレークスルーエッチング工程では,サセプタ105と上部電極121にそれぞれ高い高周波電力を印加する。例えば上部電極121に印加する高周波電力を650W,サセプタ105に印加する高周波電力を220Wとする。これにより,ポリシリコン膜304の露出面の自然酸化膜が除去される。
【0053】
次いで,ハードマスク層306(マスクパターン)の開口部において,深さ方向へポリシリコン膜304をエッチングするメインエッチング工程を行う。
【0054】
このメインエッチング工程では,少なくともHBrとOを含む混合ガスを処理ガスとして用いて,マスクパターンの開口部において,ポリシリコン膜304を深さ方向へ削る。ポリシリコン膜304は,例えば元の膜厚の85%の深さまでエッチングされる。
【0055】
メインエッチングを行う際の条件としては,例えばチャンバ102内の圧力を20mTorr,上部電極121とサセプタ105との間隔を140mm,HBr/Oのガス流量比(HBrのガス流量/Oのガス流量)を400sccm/1sccmとする。また,ウェハを吸着するために静電チャック110に印加する電圧を2.5kV,ウェハWの裏面冷却ガス圧力をセンタ,エッジともに3mTorrとする。また,チャンバ102内の設定温度については下部電極を75℃,上部電極を80℃,側壁部を60℃とする。
【0056】
メインエッチング工程では,サセプタ105と上部電極121にそれぞれ比較的高い高周波電力を印加する。例えば上部電極121に印加する高周波電力を200W,サセプタ105に印加する高周波電力を100Wとする。これによって,図5(A)に示すように,ハードマスク層306の開口部に位置するポリシリコン膜304が選択的にエッチング除去され,ポリシリコン膜304にホールHが形成される。さらにエッチング処理が進むと,図5(B)に示すように,ホールHが深くなる。
【0057】
本実施の形態にかかるエッチング装置100は,ハードマスク層306を用いたエッチング処理中におけるポリシリコン膜304のエッチング量,すなわちホールHの深さ寸法を検出するために次のように動作する。
【0058】
エッチング量検出装置200に属する光源206は,光Laを出射する(図2参照)。この光Laは,光ファイバ204,集光レンズ202,および観察部160を経由してウェハW上に照射される。
【0059】
図5に示したように,光Laの一部は,ハードマスク層306を透過し,ハードマスク層306とポリシリコン膜304の界面に達し,ここで反射する。この反射光La11は,ハードマスク層306を透過して外部に出射される。
【0060】
また,光Laの他の一部は,ポリシリコン膜304の被エッチング部であるホールHの底面で反射する。この反射光La12と,上述の反射光La11は,相互に干渉し合い干渉光を生じさせる。
【0061】
反射光La11と反射光La12から得られる干渉光は,観察部160,集光レンズ202,および光ファイバ204を経由して,ポリクロメータ208によって検出される。
【0062】
このようにして,ポリクロメータ208によって検出された干渉光の光強度は,図5(A)と図5(B)に示すようにホールHが深くなると,これに従い周期的に増減する。演算部210は,干渉光の光強度変化に基づいて,ポリシリコン膜304のエッチング量(ホールHの深さ)をリアルタイムに算出する。制御部220は,この演算結果に従って,第1の高周波電源140,第1の整合器141,第2の高周波電源150,および第2の整合器151を制御する。そして,演算部210による演算の結果,ホールHの底部が所定の深さに達したと判断された時点でポリシリコン膜304に対するエッチング処理が終了する。なお,演算部210による演算の結果に基づいて,ポリシリコン膜304のエッチング速度を調整するようにしてもよい。
【0063】
このエッチング量の検出方法によれば,ハードマスク層306とポリシリコン膜304の界面を基準として,ホールHの深さが検出されることになる。ハードマスク層306とポリシリコン膜304の界面は,エッチングの影響を受けることなく,その絶対的な高さは一定である。したがって,たとえエッチング前のハードマスク層306の膜厚にばらつきがあっても,または,図5(B)に示したように,ポリシリコン膜304に対するエッチング処理に付随してハードマスク層306の上面が削られてしまっても(削れ量D11),ホールHの深さは正確に検出される。
【0064】
ところで,ポリシリコン膜304のエッチング中における反射光La11と反射光La12から得られる干渉光の強度変化の周期は,光源206から出射される光Laの波長に依存する。光Laの波長が長い場合には,干渉光の強度変化の周期が緩慢になり,結果的に高い精度でホールHの深さを算出できなくなる。この点,本実施の形態では,光Laの波長は,比較的短い261nmに設定されている。したがって,ホールHを創出するエッチング処理をより厳密に制御することが可能となる。
【0065】
このように,エッチング量の検出のためには,短い波長の光Laを用いることが好ましいが,被エッチング層であるポリシリコン膜304の上に形成されるマスク層の種類によって,光Laの波長が制限される場合がある。その代表例がフォトレジスト材から成るマスク層である。
【0066】
図5に示したように,酸化ケイ素材(SiO)または窒化ケイ素材(Si)から成るハードマスク層306を有するウェハの場合,波長261nmの光Laは,ハードマスク層306を透過し,ハードマスク層306とポリシリコン膜304の界面に達する。これに対して,フォトレジスト材から成るフォトレジストマスク層316を有するウェハの場合,波長261nmの光Laがフォトレジストマスク層316を透過しないおそれがある。フォトレジスト材は,通常,波長261nmを含む波長領域に大きな吸収係数を有するためである。
【0067】
したがって,本実施の形態にかかるエッチング装置100は,フォトレジストマスク層316を有するウェハにエッチング処理を行う場合には,上述のハードマスク層306を有するウェハにエッチング処理を行う場合とは異なる方法で,エッチング量を検出する。以下,図4に示したフォトレジストマスク層316を有するウェハのエッチング処理動作および並行して行われるエッチング量検出動作について説明する。
【0068】
(マスク層がフォトレジストマスク層である場合のエッチング処理)
フォトレジストマスク層316を有するウェハは,上述のハードマスク層306を有するウェハに対するエッチング処理条件と同様の条件で,ブレークスルーエッチング処理およびメインエッチング処理が施される。これによって,ポリシリコン膜304の露出面の自然酸化膜が除去され,図6(A)に示すように,フォトレジストマスク層316の開口部に位置するポリシリコン膜304が選択的にエッチング除去され,ポリシリコン膜304にホールHが形成される。さらにエッチング処理が進むと,図6(B)に示すように,ホールHが深くなる。
【0069】
本実施の形態にかかるエッチング装置100は,フォトレジストマスク層316を用いたエッチング処理中におけるポリシリコン膜304のエッチング量,すなわちホールHの深さ寸法を検出するために次のように動作する。
【0070】
エッチング量検出装置200に属する光源206は,光La(第1の光)および光Lb(第2の光)を出射する(図2参照)。光Laと光Lbは,それぞれ異なる波長を有する。本実施の形態においては,光Laの波長は261nmであり,光Lbの波長は387nmである。これらの光Laおよび光Lbは,光ファイバ204,集光レンズ202,および観察部160を経由してウェハW上に照射される。
【0071】
図6に示したように,光Laの一部は,フォトレジストマスク層316の上面で反射し,反射光La1(第1の反射光)が得られる。また,光Laの他の一部は,ポリシリコン膜304の被エッチング部であるホールHの底面で反射し,反射光La2(第2の反射光)が得られる。反射光La1と反射光La2は,相互に干渉し合い干渉光Lai(第1の干渉光)を生じさせる。なお,本実施の形態において,フォトレジストマスク層316の光吸収帯には光Laの波長261nmが含まれる。したがって,
光Laは,フォトレジストマスク層316を透過できず,フォトレジストマスク層316とポリシリコン膜304の界面における光Laの反射光は得られない。
【0072】
一方,光Lbは,光Laの波長261nmよりも長い波長387nmを有している。このため,その一部は,フォトレジストマスク層316を透過し,フォトレジストマスク層316とポリシリコン膜304の界面に達し,ここで反射する。この反射光Lb1(第3の反射光)は,フォトレジストマスク層316を透過して外部に出射される。
【0073】
また,光Lbの他の一部は,フォトレジストマスク層316の上面で反射する。この反射光Lb2(第4の反射光)と,上述の反射光Lb1は,相互に干渉し合い干渉光Lbi(第2の干渉光)を生じさせる。
【0074】
反射光La1と反射光La2から得られる干渉光Laiと,反射光Lb1と反射光Lb2から得られる干渉光Lbiは,観察部160,集光レンズ202,および光ファイバ204を経由して,ポリクロメータ208によって検出される。
【0075】
このようにして,ポリクロメータ208によって検出された干渉光Laiの光強度は,図6(A)と図6(B)に示すようにホールHが深くなると,これに従い周期的に増減する。演算部210は,干渉光Laiの光強度変化に基づいて,ポリシリコン膜304のエッチング量(ホールHの深さ)をリアルタイムに算出する。干渉光Laiの光強度変化に基づいて,演算部210がポリシリコン膜304のエッチング量D2を算出した結果を図7に示す。
【0076】
干渉光Laiの光強度変化に基づく演算結果から,本実施の形態においては,時刻T0からポリシリコン膜304に対するエッチングが開始され,時刻T1では,そのエッチング量が5.17μmに達していることが把握できる。しかし,以下の理由により,干渉光Laiのみに基づく演算結果からは,ポリシリコン膜304の真のエッチング量を得ることはできない。
【0077】
干渉光Laiは,フォトレジストマスク層316の上面における反射光La1とホールHの底面における反射光La2から得られるものである。したがって,ホールHの底部の絶対的な高さを算出するためには,フォトレジストマスク層316の上面の高さが不変であることが条件となる。
【0078】
しかし,ポリシリコン膜304にホールHを形成するためのエッチングガスには,フォトレジストマスク層316の表面もさらされるため,フォトレジストマスク層316がエッチングされることは避けられない。しかも,フォトレジストマスク層316のエッチングレートは,上述のハードマスク層306に比べて大きく,ポリシリコン膜304のホールHの底面が深さD2に達するときには,フォトレジストマスク層316の上面も比較的大きく削られてしまう(削れ量D1)。つまり,干渉光Laiの光強度変化のみに基づいて計算した結果には,このフォトレジストマスク層316の上面の削れ量D1が含まれることになる。
【0079】
そこで,本実施の形態においては,ポリシリコン膜304のエッチング量を求めるために,干渉光Laiの光強度変化の他,干渉光Lbiの光強度変化をも考慮される。
【0080】
ポリクロメータ208によって検出された干渉光Lbiの光強度は,図6(A)と図6(B)に示すようにフォトレジストマスク層316の上面が削られると,これに従い周期的に増減する。演算部210は,干渉光Lbiの光強度変化に基づいて,フォトレジストマスク層316の削れ量D1をリアルタイムに算出する。干渉光Lbiの光強度変化に基づいて,演算部210がフォトレジストマスク層316の削れ量D1を算出した結果を図7に示す。
【0081】
干渉光Lbiの光強度変化に基づく演算結果から,本実施の形態においては,時刻T0から時刻T1の間に,フォトレジストマスク層316が1.32μm削られていることが把握できる。なお,このフォトレジストマスク層316の削れ量D1については,フォトレジストマスク層316とポリシリコン膜304の界面を基準として算出される。フォトレジストマスク層316とポリシリコン膜304の界面は,エッチングの影響を受けないため,その絶対的な高さは一定である。したがって,たとえエッチング前のフォトレジストマスク層316の膜厚にばらつきがあっても,フォトレジストマスク層316の削れ量D1は正確に算出される。
【0082】
エッチング量検出装置200に属する演算部210は,干渉光Laiの光強度の変化から求めたホールHの底面の位置(フォトレジストマスク層316の上面とホールHの底面との高低差)に,干渉光Lbiの光強度の変化から求めたフォトレジストマスク層316のエッチング量(削れ量D1)を加算することによって,ポリシリコン膜304の真のエッチング量(ホールHの絶対的な深さ寸法D2)を算出する。本実施の形態の場合,図7に示したように,時刻T1におけるポリシリコン膜304のエッチング量は,6.49(=5.17+1.32)μmである。
【0083】
制御部220は,この演算結果に従って,第1の高周波電源140,第1の整合器141,第2の高周波電源150,および第2の整合器151を制御する。そして,演算部210による演算の結果,ホールHの底部が所定の深さに達したと判断された時点でポリシリコン膜304に対するエッチング処理が終了する。なお,演算部210による演算の結果に基づいて,ポリシリコン膜304のエッチング速度を調整するようにしてもよい。
【0084】
ここまで,光Laの波長が261nmであり,光Lbの波長が387nmである場合に即して本実施の形態を説明したが,本発明において各波長はこれに限定されるものではない。次のような観点に基づいて各波長を設定することが好ましい。
【0085】
まず,ポリシリコン膜304のエッチング量を高い精度で算出するためには,光Laの波長はより短い方が有利となる。ただし,フォトレジストマスク層316の上面の反射率とホールHの底部における反射率が大きくなる波長を選択する必要がある。他の部位からの反射光が支配的になれば,干渉光Laiの検出が困難となる。
【0086】
また,光Lbは,フォトレジストマスク層316の削れ量D1を検出するために用いられる。したがって,光Lbの波長については,フォトレジストマスク層316の上面での反射率と,フォトレジストマスク層316とポリシリコン膜304との界面での反射率が大きくなるように選択されることが好ましい。特に,光Lbをフォトレジストマスク層316とポリシリコン膜304との界面で反射させ,その反射光Lb1をフォトレジストマスク層316の上面から取り出すためには,フォトレジストマスク層316の吸収帯に含まれない波長の光Lbを採用する必要がある。
【0087】
一般的に,フォトレジストマスク層316を形成する際に用いられる露光光の波長は,フォトレジストマスク層316の吸収帯の最も長波長側に位置する。換言すれば,露光光の波長にフォトレジストマスク層316の吸収帯が合うように,フォトレジストマスク層316を構成するフォトレジスト材が選択調整される。このことから,フォトレジストマスク層316を構成するフォトレジスト材の感光波長を基準として,光Lbの波長を長波長側に調整すれば,光Lbはフォトレジストマスク層316に吸収されることなくフォトレジストマスク層316とポリシリコン膜304との界面に到達し,ここで反射することになる。また,反射光Lb1もフォトレジストマスク層316に吸収されることなくフォトレジストマスク層316の上面から取り出されることになる。
【0088】
ただし,フォトレジストマスク層316の削れ量D1を高い精度で検出するためには,光Lbの波長はできるだけ短い方が好ましい。例えば,フォトレジストマスク層316を構成するフォトレジスト材として,キセノンランプのi線(波長365nm)に感光するタイプが採用されている場合には,本実施の形態のように,光Lbの波長を,i線の波長よりも長く,しかもこの波長に近い波長,例えば387nmに設定する。波長387nmの光Lbは,例えばNレーザによって得られる。
【0089】
以上のように,本実施の形態によれば,ポリシリコン膜304のエッチング処理中に,フォトレジストマスク層316の上面とホールHの底面の高低差が算出され,さらにフォトレジストマスク層316の削れ量D1が算出される。そして,これらの値が演算(加算)されることによって,ポリシリコン膜304の真のエッチング量が,高精度に,かつリアルタイムに検出される。
【0090】
また,本実施の形態では,ポリシリコン膜304のエッチング量を検出するために,光Laと光Lbの二つの光が用いられている。このうち,比較的長い波長の光Lbがマスク層を透過する。このため,光Laを,マスク層を透過させる必要がなく,その波長をより短く設定できる。したがって,マスクパターンの微細化が進んでホールHの内径が小さく,またホールHが深くなっても,ポリシリコン膜304のエッチング量を高い精度で検出することが可能となる。
【0091】
添付図面を参照しながら本発明にかかるエッチング量検出方法およびエッチング装置の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0092】
例えば,ポリシリコン膜304(シリコン含有膜)をエッチングする場合について本発明の実施の形態を説明したが,その他の被エッチング層についても本発明を適用することができる。
【0093】
また,本発明は,被エッチング層の上のマスク層がフォトレジスト材から成る場合に限定されるものではない。例えば,図5に示したように,マスク層がハードマスク層306である場合にも,本発明の適用は可能である。上述のように,光Laはハードマスク層306にほとんど吸収されないため,光Laだけでもポリシリコン膜304のエッチング量を検出できる。しかし,エッチング量の検出結果により厳密さが要求される場合には,光Lbを用いてハードマスク層306の削れ量D11を検出することが好ましい。反射光La11の光強度変化に基づいてポリシリコン膜304のエッチング量を算出する際に,ハードマスク層306の削れ量D11(ハードマスク層306の厚み)を考慮すれば,ポリシリコン膜304のエッチング量をより正確に検出することが可能となる。
【0094】
また,3種類以上の光をウェハに照射して,各光の反射光から得られる干渉光を用いて被エッチング層のエッチング量を検出することも可能である。例えば,被エッチング層の上に複数の層が存在する場合に有効となる。
【0095】
また,フォトレジストマスク層316を構成するフォトレジスト材が,i線(波長365nm)によって感光するタイプである場合に即して本発明の実施の形態を説明したが,フォトレジスト材がKrFエキシマレーザ光(波長248nm),ArFエキシマレーザ光(波長193nm),またはFエキシマレーザ光(波長157nm)のいずれかに感光するタイプであっても,本発明の適用は可能である。
【0096】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば,マスク層の種類に関わらず,被エッチング層のエッチング量を正確に,かつリアルタイムに検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるエッチング装置の概略構成図である。
【図2】図1のエッチング装置が備えるエッチング量検出装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】同実施の形態に適用されるハードマスク層を有するウェハの膜構成を示す概略断面図である。
【図4】同実施の形態に適用されるフォトレジストマスク層を有するウェハの膜構成を示す概略断面図である。
【図5】図3のウェハのポリシリコン膜をエッチングしたときの光の反射状態を示す説明図である。
【図6】図4のウェハのポリシリコン膜をエッチングしたときの光の反射状態を示す説明図である。
【図7】図4のウェハのポリシリコン膜をエッチングしたときのエッチング時間とエッチング量の関係を示す図である。
【符号の説明】
101 エッチング装置
102 チャンバ
105 サセプタ
121 上部電極
140 第1の高周波電源
141 第1の整合器
150 第2の高周波電源
151 第2の整合器
160 観察部
200 エッチング量検出装置
202 集光レンズ
204 光ファイバ
206 光源
208 ポリクロメータ
210 演算部
220 制御部
300 シリコン基板
302 ゲート酸化膜
304 ポリシリコン膜
306 ハードマスク層
316 フォトレジストマスク層
La,Lb 光
La1,La2,Lb1,Lb2 反射光
Lai,Lbi 干渉光
W 半導体ウェハ

Claims (5)

  1. パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層に対してエッチング処理を施す際に,前記被エッチング層のエッチング量を検出する方法であって,
    前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する工程と,
    前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出する工程と,
    前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する工程と,
    前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程と,
    を有し、
    前記マスク層は,感光性材料から成り,
    前記第1の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも短く,
    前記第2の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも長く,
    前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程は,
    前記第1の干渉光に基づいて,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差を算出する工程と,
    前記第2の干渉光に基づいて,前記マスク層のエッチング量を算出する工程と,
    前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差に,前記マスク層のエッチング量を加算する工程と,
    を含むことを特徴とする,エッチング量検出方法。
  2. 前記被エッチング層は,シリコン含有膜から成ることを特徴とする,請求項に記載のエッチング量検出方法。
  3. パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層をエッチングする方法であって,
    前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する工程と,
    前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出する工程と,
    前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する工程と,
    前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程と,
    を有し、
    前記マスク層は,感光性材料から成り,
    前記第1の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも短く,
    前記第2の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも長く,
    前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する工程は,
    前記第1の干渉光に基づいて,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差を算出する工程と,
    前記第2の干渉光に基づいて,前記マスク層のエッチング量を算出する工程と,
    前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差に,前記マスク層のエッチング量を加算する工程と,
    を含むことを特徴とする,エッチング方法。
  4. パターニングされたマスク層をマスクとして被処理体上の被エッチング層に対してエッチング処理を施すエッチング装置であって,
    前記被処理体に対して,第1の波長を有する第1の光を照射するとともに,前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の光を照射する光源と,
    前記第1の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第1の反射光と,前記第1の光が前記被エッチング層においてエッチングされた被エッチング部の底面で反射することによって得られる第2の反射光とが干渉して生じる第1の干渉光を検出し,さらに,前記第2の光が前記マスク層の表面で反射することによって得られる第3の反射光と,前記第2の光が前記マスク層と前記被エッチング層の界面で反射することによって得られる第4の反射光とが干渉して生じる第2の干渉光を検出する光検出部と,
    前記第1の干渉光と前記第2の干渉光に基づいて,前記被エッチング部のエッチング量を算出する演算部と,
    を備え、
    前記マスク層は,感光性材料から成り,
    前記第1の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも短く,
    前記第2の波長は,前記感光性材料の感光波長よりも長く,
    前記演算部は,
    前記第1の干渉光に基づいて,前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差を算出し,
    前記第2の干渉光に基づいて,前記マスク層のエッチング量を算出し,
    前記マスク層の表面と前記被エッチング部の底面との高低差に,前記マスク層のエッチング量を加算することによって前記被エッチング部のエッチング量を算出することを特徴とする,エッチング装置。
  5. 前記被エッチング層は,シリコン含有膜から成ることを特徴とする,請求項に記載のエッチング装置。
JP2003160658A 2003-06-05 2003-06-05 エッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置 Expired - Fee Related JP4500510B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003160658A JP4500510B2 (ja) 2003-06-05 2003-06-05 エッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置
CNB2004100429615A CN100373557C (zh) 2003-06-05 2004-06-04 蚀刻量检测方法、蚀刻方法和蚀刻装置
US10/860,012 US7481944B2 (en) 2003-06-05 2004-06-04 Etch amount detection method, etching method, and etching system
US12/314,083 US20090095421A1 (en) 2003-06-05 2008-12-03 Etch amount detection method, etching method, and etching system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003160658A JP4500510B2 (ja) 2003-06-05 2003-06-05 エッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004363367A JP2004363367A (ja) 2004-12-24
JP4500510B2 true JP4500510B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=34053373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003160658A Expired - Fee Related JP4500510B2 (ja) 2003-06-05 2003-06-05 エッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7481944B2 (ja)
JP (1) JP4500510B2 (ja)
CN (1) CN100373557C (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007027478A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Sharp Corp エッチング方法およびエッチング装置
US7833381B2 (en) * 2005-08-18 2010-11-16 David Johnson Optical emission interferometry for PECVD using a gas injection hole
FR2892188B1 (fr) * 2005-10-14 2007-12-28 Nanotec Solution Soc Civ Ile Procede et dispositif de mesure de hauteurs de motifs
JP4640828B2 (ja) * 2006-03-17 2011-03-02 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
US7662646B2 (en) * 2006-03-17 2010-02-16 Tokyo Electron Limited Plasma processing method and plasma processing apparatus for performing accurate end point detection
US8709951B2 (en) * 2007-07-19 2014-04-29 Texas Instruments Incorporated Implementing state-of-the-art gate transistor, sidewall profile/angle control by tuning gate etch process recipe parameters
CN102044431A (zh) * 2009-10-20 2011-05-04 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 刻蚀方法和刻蚀系统
DE102010027224A1 (de) * 2010-07-15 2012-01-19 Forschungszentrum Jülich GmbH Elektrode zur Erzeugung eines Plasmas, Plasmakammer mit dieser Elektrode und Verfahren zur in situ-Analyse oder -in situ-Bearbeitung einer Schicht oder des Plasmas
KR101817559B1 (ko) 2010-09-06 2018-02-22 삼성전자주식회사 식각 시스템
US8778204B2 (en) * 2010-10-29 2014-07-15 Applied Materials, Inc. Methods for reducing photoresist interference when monitoring a target layer in a plasma process
GB201119598D0 (en) * 2011-11-14 2011-12-28 Spts Technologies Ltd Etching apparatus and methods
CN103363944B (zh) * 2012-04-01 2016-09-21 深南电路有限公司 一种去钻污咬蚀率及均匀度的测试方法
US9157730B2 (en) * 2012-10-26 2015-10-13 Applied Materials, Inc. PECVD process
CN103395741B (zh) * 2013-07-31 2016-06-01 杭州士兰微电子股份有限公司 微机电工艺监控结构和监控方法
CN103811291B (zh) * 2013-12-20 2018-01-23 京东方科技集团股份有限公司 一种阵列基板制作方法、膜层刻蚀防损伤监控方法及设备
CN103745904B (zh) * 2013-12-31 2016-08-17 深圳市华星光电技术有限公司 一种干法刻蚀机及其刻蚀方法
US10651015B2 (en) 2016-02-12 2020-05-12 Lam Research Corporation Variable depth edge ring for etch uniformity control
CN105957818B (zh) * 2016-05-17 2018-08-24 上海华力微电子有限公司 化学机械研磨工艺模型校准验证流程中薄膜厚度引入方法
US10410832B2 (en) * 2016-08-19 2019-09-10 Lam Research Corporation Control of on-wafer CD uniformity with movable edge ring and gas injection adjustment
US10260865B1 (en) * 2016-09-13 2019-04-16 National Technology & Engineering Solutions Of Sandia, Llc High resolution, non-contact removal rate module for serial sectioning
CN115274488B (zh) * 2022-09-27 2023-02-10 浙江大学杭州国际科创中心 碳化硅裸片与碳化硅掩膜层刻蚀深度选择比预测方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001210625A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Tokyo Electron Ltd エッチング深さの検出方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035519A (ja) * 1983-08-08 1985-02-23 Hitachi Micro Comput Eng Ltd 膜厚モニタ−装置
JP2545948B2 (ja) 1988-09-06 1996-10-23 富士通株式会社 エッチング装置
US6210593B1 (en) * 1997-02-06 2001-04-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Etching method and etching apparatus
US6081334A (en) * 1998-04-17 2000-06-27 Applied Materials, Inc Endpoint detection for semiconductor processes
JP2000097648A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Toshiba Corp 段差測定装置および段差測定方法
JP4567828B2 (ja) * 1999-09-14 2010-10-20 東京エレクトロン株式会社 終点検出方法
JP4387022B2 (ja) * 2000-02-07 2009-12-16 東京エレクトロン株式会社 終点検出方法
JP2001284323A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Toshiba Corp エッチング深さ検出装置、エッチング装置及びエッチング深さ検出方法、エッチング方法、半導体装置製造方法
US6585908B2 (en) * 2001-07-13 2003-07-01 Axcelis Technologies, Inc. Shallow angle interference process and apparatus for determining real-time etching rate
US7875419B2 (en) * 2002-10-29 2011-01-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for removing resist pattern and method for manufacturing semiconductor device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001210625A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Tokyo Electron Ltd エッチング深さの検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1574243A (zh) 2005-02-02
US7481944B2 (en) 2009-01-27
US20090095421A1 (en) 2009-04-16
JP2004363367A (ja) 2004-12-24
US20050029228A1 (en) 2005-02-10
CN100373557C (zh) 2008-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4500510B2 (ja) エッチング量検出方法,エッチング方法,およびエッチング装置
US7381653B2 (en) Plasma processing method
JP4640828B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
KR100808694B1 (ko) 포토마스크 제조의 프로세스 통합을 위한 클러스터 툴 및 방법
US7662646B2 (en) Plasma processing method and plasma processing apparatus for performing accurate end point detection
KR20080040556A (ko) 에칭 반응기를 이용한 나노-임프린트 템플릿의 에칭
TWI410744B (zh) 用於處理光微影倍縮光罩的方法
JP2007531054A (ja) マスクをエッチングするためのシステムおよび方法
US20070221258A1 (en) Etching method and apparatus
JP2001085388A (ja) 終点検出方法
WO2002103773A1 (en) Dry-etcching method
JP4522888B2 (ja) プラズマ処理装置におけるf密度測定方法とプラズマ処理方法およびプラズマ処理装置
JP4522892B2 (ja) 微細パターン形成方法
US11295960B1 (en) Etching method
US8173036B2 (en) Plasma processing method and apparatus
US20060196846A1 (en) Plasma processing method and apparatus, and method for measuring a density of fluorine in plasma
JP4574300B2 (ja) エッチング方法およびコンピュータ記憶媒体
US7604908B2 (en) Fine pattern forming method
TW202230513A (zh) 利用側壁鈍化的保形非晶碳層蝕刻
JP2006245234A (ja) プラズマ処理方法および装置
JP4498662B2 (ja) ドライエッチング方法
JP2007103604A (ja) エッチング方法および処理装置
US20050106868A1 (en) Etching method
JP2003273079A (ja) クロムマスクのレジストアッシング方法および装置
JPS63190340A (ja) 光処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20090318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4500510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160423

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees