JP2007027478A - エッチング方法およびエッチング装置 - Google Patents

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    • H01L22/26Acting in response to an ongoing measurement without interruption of processing, e.g. endpoint detection, in-situ thickness measurement

Abstract


【課題】 マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきなどによって変動しても、エッチング深さを計測することができるエッチング方法を提供する。
【解決手段】 光源ディテクタA部10に含まれる光源から出射された2つの異なる波長の光は、被エッチング基板30に照射され、被エッチング基板30で反射される。被エッチング基板30で反射された2つの反射光は、被エッチング層の表面および被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる干渉光を含む。光源ディテクタA部10に含まれるディテクタは、受光した2つの干渉光の強度をそれぞれ電気信号に変換して、制御部に出力する。制御部は、2つの干渉光のうち振幅の大きいほうの干渉光の周波数から、エッチング速度を求め、求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とから、エッチング深さを算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板上に結晶成長させた多層膜をエッチングするエッチング方法およびエッチング装置に関する。
半導体素子の特性に対する要求は年々高くなっており、これに伴いこれまで以上の加工精度が求められるようになってきている。たとえば被エッチング層をエッチングする場合にも、エッチング深さに対して高い加工精度が求められる。
エッチング深さの加工精度を改善するための第1の従来の技術として、エッチング終点検出層、いわゆるエッチングストップ層を用いたエッチング方法がある。このエッチング方法は、まず半導体基板上に、半導体基板よりも高屈折率で、所定の層厚のエッチング終点検出層、およびエッチング終点検出層よりも低屈折率の半導体層を積層してマスクを形成する。その後、所定の波長のレーザ光を入射して、その反射光をモニタし、エッチング終点検出層を検出したときエッチングを停止するものである(たとえば特許文献1参照)。ドライエッチングの場合には、マーカー層と呼ばれる組成比の異なる層を形成し、マーカー層を検出することによってエッチングを停止するエッチング方法がある。
第2の従来の技術として、最大エントロピー法を用いた周波数解析によって得られる周波数分布に基づいて、エッチング深さを計算するエッチング装置がある。このエッチング装置は、レーザ光などの可干渉性を有する光を被エッチング物に照射し、被エッチング物の表面で反射された反射光による干渉光から得た信号に対して、周波数解析を行う。さらに周波数解析からエッチング速度を求め、求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とに基づいて、エッチング深さを計算するものである。被エッチング物に基板などの下地が存在しない場合にも、エッチング深さをモニタすることができ、所望の深さまでエッチングしたときに、エッチングを停止することができる(たとえば特許文献2参照)。
第2の従来の技術は、干渉光が特定の位相で周期的に歪むので、エッチング深さを正確に計算することができない場合があるという問題がある。この問題を解決するための第3の従来技術として、波長を異にする複数の光を照射して、エッチング深さを求めるエッチング深さの検出方法がある。波長を異にする複数の光を照射することによって、複数の干渉光を検出することができるので、1つの干渉光に特定の位相で歪が発生しても、他の干渉光によって補完することができ、エッチング深さを正確に検出することができる(たとえば特許文献3参照)。
第2および第3の従来の技術は、被エッチング層に基板などの下地が存在しない場合に、エッチングされた被エッチング層のエッチング深さを、マスクで覆われている領域つまりエッチングされない領域で反射された反射光と、マスクで覆われていない領域つまりエッチングされる領域で反射された反射光との干渉光の周波数からエッチング速度を求めて、求めたエッチング速度と、エッチングを行った時間とに基づいて、エッチング深さを計算するものである。
屈折率の異なる多層膜すなわち多層の被エッチング層をエッチングする場合には、被エッチング層間の境界面で反射される反射光によって生じる干渉光を用いて、エッチング深さを測定してエッチングする方法もある。図7および図8は、被エッチング層間の境界面で反射される反射光によって生じる干渉光を用いて、エッチング深さを測定する例を説明するための図である。
図7は、従来の技術によるエッチング装置3の概略の構成を示す図である。エッチング装置3は、レーザ光などの光を出射する光源と、光源から出射された光がエッチング対象である被エッチング基板30で反射された反射光50を受光するディテクタとを含む光源ディテクタB部14と、内部に載置された被エッチング基板30をエッチングするためのドライエッチングチャンバ20と、光源ディテクタB部10に含まれるディテクタによって受光された反射光50に含まれる干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定する図示しない制御部とを含む。ドライエッチングチャンバ20は、光源ディテクタB部14に含まれる光源から出射された入射光40、および被エッチング基板30で反射された反射光50を透過させるための透過窓21を含む。
光源ディテクタB部14から出射された入射光40は、透過窓21を通過して、ドライエッチングチャンバ20内に載置されている被エッチング基板30に照射される。被エッチング基板30に照射された入射光40は、被エッチング基板30で反射され、反射された反射光50は、透過窓21を通過して、光源ディテクタB部14に到達し、光源ディテクタB部14に含まれるディテクタによって受光される。
図8は、図7に示した被エッチング基板30の断面を示す図である。被エッチング基板30は、基板31上に、被エッチング層32が形成されている。入射光40は、図7に示した光源ディテクタB部14から出射された光であり、被エッチング層32に照射される。被エッチング層32に照射された入射光40は、一部が被エッチング層への入射光40aとなり、残りの部分がエッチング面33で反射される。被エッチング層への入射光40aは、一部が基板31への入射光40bとなり、残りの部分が基板31との境界面34での反射光50aとなる。図8では、被エッチング層は1つしか示していないが、基板31との境界面34を被エッチング層間の境界面として扱っている。
反射光50は、エッチング面33で反射された反射光に、干渉光、つまり被エッチング層への入射光40aと境界面34での反射光50aとが干渉しあった干渉光が重畳した反射光である。光源ディテクタB部14に含まれるディテクタは、反射光50を受光し、受光した反射光50を変換した電気信号を制御部に出力する。制御部は、ディテクタから出力された電気信号を観測つまりモニタし、反射光50に含まれる干渉光の周波数からエッチング速度を求めることによって、エッチング深さを測定する。
特開平8−181387号公報 特許第2545948号公報 特開2001−210625号公報
しかしながら、第1の従来の技術は、エッチングストップ層を用いるエッチング方法であるが、エッチングストップ層を用いるので、使用する薬液またはエッチングガスおよびエッチング条件に制限があること、プロセスが複雑になること、ならびに深さ以外のエッチング量にバラツキが生じることなどの欠点がある。さらにエッチングストップ層の導入は、デバイスの設計に制約が加えられ、デバイスの特性に悪影響を与える場合がある。
第2および第3の従来の技術は、干渉光の周波数からエッチング速度を求めて、エッチング速度に基づいて、エッチング深さを計算するので、エッチング深さの計算の精度がよくなるという利点がある。ところが、これらの従来の技術は、マスクで覆われている領域つまりマスクパターンでの反射光を用いるので、マスクのパターン面積が小さいと、マスクパターンでの反射光の強度が小さくなり、干渉光も十分な強度が得られないという問題がある。
屈折率の異なる多層のエッチング層に対して、たとえば図7および図8に示したように、被エッチング層間の境界面で反射される反射光によって生じる干渉光を用いて、エッチング深さを計測してエッチングする方法は、マスクの有無には依存しない。ところが基板上に被エッチング層を多層に結晶成長させるとき、結晶成長のバラツキによって、被エッチング層の層厚が変動することがある。被エッチング層の層厚が、入射光の波長に対して特定の関係式で規定される層厚になると、被エッチング層に入射した入射光と、入射光が入射した面と反対側の面で反射された反射光とが打ち消し合って、干渉光が生成されない。この場合、干渉光をモニタすることができないので、エッチング速度を求めることができず、エッチング深さを計測することができないという問題がある。
本発明の目的は、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきなどによって変動しても、エッチング深さを計測することができるエッチング方法およびエッチング装置を提供することである。
本発明は、屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするエッチング方法であって、
可干渉性を有する2つの異なる波長の光を、多層の被エッチング層に照射し、
照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる波長の光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を観測し、
観測された2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することを特徴とするエッチング方法である。
本発明に従えば、屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするにあたって、可干渉性を有する2つの異なる波長の光を、多層の被エッチング層に照射し、照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる波長の光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を観測し、観測された2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定する。
このように、2つの異なる波長の光を被エッチング層に照射し、被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる2つの干渉光を観測し、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。
また本発明は、前記エッチング深さの測定では、前記予め定める条件に合致した干渉光の周波数からエッチング速度を求め、求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とに基づいて、エッチング深さを測定することを特徴とする。
本発明に従えば、干渉光の周波数からエッチング速度を求め、求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とからエッチング深さを測定するので、エッチング深さを精度高く測定することができる。
また本発明は、光が照射される側にある被エッチング層の屈折率が他方のエッチング層の屈折率より小さい隣接する被エッチング層であって、隣接する被エッチング層の境界面の反射率が最大である隣接する被エッチング層のうち、光が照射される側にある被エッチング層の層厚および屈折率を、それぞれLおよびnとし、mを自然数とし、N1を「1」または「3」として、前記可干渉性を有する2つの異なる波長の光のうちの片方の光の波長λは、次式
L÷(λ/n)=N1/4+m
を満足しない波長であることを特徴とする。
本発明に従えば、2つの異なる波長の光のうちの片方の光の波長を、被エッチング層の層厚Lを被エッチング層内での光の波長λ/nで除算した値が、mに1/4または3/4を加えた値となる波長以外の波長とするので、層厚Lが変化しない間は入射光と反射光とが打ち消し合うことはない。
また本発明は、前記可干渉性を有する2つの異なる波長は、エッチングが行われる被エッチング層のバンドギャップエネルギーに相当する波長またはその波長の近傍の波長であることを特徴とする。
本発明に従えば、可干渉性を有する2つの異なる波長を、エッチングが行われる被エッチング層のバンドギャップエネルギーに相当する波長またはその波長の近傍の波長にするので、反射光の光強度の低下および光の吸収がない。
また本発明は、屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするエッチング方法であって、
可干渉性を有する1つの波長の光を2つの異なる方向から、多層の被エッチング層に照射し、
照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる方向からの光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を観測し、
観測された2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することを特徴とするエッチング方法である。
本発明に従えば、屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするにあたって、可干渉性を有する1つの波長の光を2つの異なる方向から、多層の被エッチング層に照射し、照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる方向からの光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を観測し、観測された2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定する。
このように、1つの波長の光を2つの異なる方向から被エッチング層に照射し、被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる2つの干渉光を観測し、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。
また本発明は、前記2つの異なる方向のうちの第1の方向は、前記多層の被エッチング層の表面に垂直な方向であり、
光が照射される側にある被エッチング層の屈折率が他方のエッチング層の屈折率より小さい隣接する被エッチング層であって、隣接する被エッチング層の境界面の反射率が最大である隣接する被エッチング層のうち、光が照射される側にある被エッチング層の層厚および屈折率を、それぞれLおよびnとし、前記可干渉性を有する光の波長をλとし、N2を奇数の自然数として、前記光が照射される側にある被エッチング層内において、前記多層の被エッチング層の表面に垂直な方向と、前記異なる2つの方向のうち他の第2の方向との角度θは、次式
cosθ=2nL/(2nL+λN2)
を満足しない角度であることを特徴とする。
本発明に従えば、2つの異なる方向のうち片方の方向を多層の被エッチング層の表面に垂直な方向とし、他方の方向を多層の被エッチング層の表面に垂直な方向に対して、次式
cosθ=2nL/(2nL+λN2)
を満足しない角度θとするので、2つの反射光によってそれぞれ生成される2つの干渉光が同時に、打ち消された状態になることがない。
また本発明は、前記予め定める条件は、観測された2つの干渉光のうち振幅の大きい方の干渉光という条件であることを特徴とする。
本発明に従えば、予め定める条件、たとえば2つの干渉光のうち振幅の大きい方の干渉光という条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、入射光と反射光とが打ち消し合った干渉光を用いることがない。
また本発明は、屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするエッチング装置であって、
可干渉性を有する2つの異なる波長の光を出射する光出射手段と、
光出射手段から出射された2つの異なる波長の光を、多層の被エッチング層に照射するための光学手段と、
光学手段によって照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる波長の光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を受光する受光手段と、
受光手段が受光した2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを計測する計測手段とを含むことを特徴とするエッチング装置である。
本発明に従えば、屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするにあたって、光出射手段によって、可干渉性を有する2つの異なる波長の光が出射され、光学手段によって、光出射手段から出射された2つの異なる波長の光が、多層の被エッチング層に照射され、受光手段によって、光学手段によって照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる波長の光によって、それぞれ生成される2つの干渉光が受光され、計測手段によって、受光手段が受光した2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さが計測される。
このように、2つの異なる波長の光を被エッチング層に照射し、被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる2つの干渉光を観測し、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。
また本発明は、屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするエッチング装置であって、
可干渉性を有する1つの波長の光を出射する光出射手段と、
光出射手段から出射された光を2つの異なる方向から、多層の被エッチング層に照射するための光学手段と、
光学手段によって照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる方向からの光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を受光する受光手段と、
受光手段が受光した2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを計測する計測手段とを含むことを特徴とするエッチング装置である。
本発明に従えば、屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするにあたって、光出射手段によって、可干渉性を有する1つの波長の光が出射され、光学手段によって、光出射手段から出射された光が2つの異なる方向から、多層の被エッチング層に照射され、受光手段によって、光学手段によって照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる方向からの光によって、それぞれ生成される2つの干渉光が受光され、計測手段によって、受光手段が受光した2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さが計測される。
このように、1つの波長の光を2つの異なる方向から被エッチング層に照射し、被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる2つの干渉光を観測し、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。
また本発明は、前記光出射手段は、光を異なる波長の光に分光するための分光器を含むことを特徴とする。
本発明に従えば、分光器を用いて、2つの異なる波長の光を照射するので、光源を1つにすることができる。
また本発明は、前記光出射手段は、レーザ光を出射する光源を含むことを特徴とする。
本発明に従えば、光出射手段に含まれる光源に、レーザ光を出射する光源を用いるので、位相の揃った光を出射することができる。
また本発明は、前記計測手段が計測したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したか否かを判定する判定手段と、
判定手段が、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したと判定したとき、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したことを表示する表示手段とをさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、測定したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したことを表示するので、エッチング装置の操作者は、エッチング深さが所望のエッチング深さに到達したことを認識することができる。
また本発明は、前記計測手段が計測したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したか否かを判定する判定手段と、
判定手段が、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したと判定したとき、被エッチング層へのエッチングを停止する停止手段とをさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチングを停止するので、所望のエッチング深さでエッチングを停止することができる。
本発明によれば、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。したがって、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきによって変動しても、エッチング深さを計測することができる。
また本発明によれば、エッチング深さを精度高く測定することができるので、エッチング深さの加工精度を向上することができる。
また本発明によれば、層厚Lが変化しない間は入射光と反射光とが打ち消し合うことはないので、少なくとも1つの干渉光を常に観測することができ、エッチング深さを測定することができる。
また本発明によれば、反射光の光強度の低下および光の吸収がないので、干渉光の観測を行うことができ、干渉光の周波数からエッチング深さを測定することができる。
また本発明によれば、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。したがって、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきによって変動しても、エッチング深さを計測することができる。
また本発明によれば、2つの反射光によってそれぞれ生成される2つの干渉光が、同時に打ち消された状態になることがないので、常に干渉光を観測することができ、干渉光の周波数からエッチング深さを計測することができる。
また本発明によれば、入射光と反射光とが打ち消し合った干渉光を用いることがないので、常に干渉光を観測することができ、干渉光の周波数からエッチング深さを計測することができる。
また本発明によれば、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。したがって、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきによって変動しても、エッチング深さを計測することができる。
また本発明によれば、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。したがって、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきによって変動しても、エッチング深さを計測することができる。
また本発明によれば、光源を1つにすることができるので、光出射手段を小型化することができる。
また本発明によれば、位相の揃った光を出射することができるので、容易に干渉光を生成することができる。
また本発明によれば、エッチング装置の操作者は、エッチング深さが所望のエッチング深さに到達したことを認識することができるので、所望のエッチング深さでエッチングを停止することができる。
また本発明によれば、所望のエッチング深さでエッチングを停止することができるので、エッチング深さの加工精度を向上することができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるエッチング装置1の概略の構成を示す図である。エッチング装置1は、光を出射する光源、および光源から出射された光がエッチング対象である被エッチング基板30で反射された反射光を受光するディテクタを含む光源ディテクタA部10と、内部に載置された被エッチング基板30をエッチングするためのドライエッチングチャンバ20と、光源から出射された光を被エッチング基板30に導くための図示しない光学部と、光源ディテクタA部10に含まれるディテクタによって受光された反射光に含まれる干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを算出し、算出したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチングを停止する図示しない制御部とを含む。
光源ディテクタA部10に含まれる光源は、たとえば異なる波長のレーザ光を出射する2つの光源によって構成され、2つの異なる波長の光を出射する。光学部は、たとえばレンズ、ミラー、およびプリズムなどから構成される光学系の機構である。ドライエッチングチャンバ20は、内部に載置された被エッチング基板30に対するエッチングを行うための処理室であり、光源から出射された光を通過させて、通過させた光を被エッチング基板30に照射するための透過窓21を含む。
光源ディテクタA部10に含まれる光源から出射された2つの異なる波長の入射光41および入射光42は、ドライエッチングチャンバ20の透過窓21を通過し、被エッチング基板30に照射される。被エッチング基板30に照射された2つの異なる波長の入射光41および入射光42は、被エッチング基板30で反射される。被エッチング基板30で反射された2つの反射光51および反射光52は、透過窓21を通過し、光源ディテクタA部10の方向に進む。
被エッチング基板30は、基板上に複数の被エッチング層が形成された多層の被エッチング層を含む。被エッチング基板30で反射された2つの反射光51および反射光52は、それぞれ被エッチング層の表面および被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる干渉光を含む。光源ディテクタA部10に含まれるディテクタは、たとえば受光素子を含み、受光素子で受光した2つの反射光51および反射光52の強度をそれぞれ電気信号に変換して、制御部に出力する。
制御部は、ディテクタから出力された電気信号を観測し、反射光51および反射光52に含まれる2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光、たとえば振幅の大きいほうの干渉光の周波数から、エッチング速度を求める。振幅が同じ大きさのときは、どちらの干渉光を用いてもよい。さらに求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とから、エッチング深さを算出し、算出したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したか否かを判定する。予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチングを停止する。
図2は、被エッチング層内での入射光と反射光との干渉を説明するための図である。図2は、図1に示した被エッチング基板30を拡大して示したものであり、1つの波長の光について、被エッチング層32内での入射光、反射光、および干渉光の波形を示している。図2は、被エッチング層32の屈折率が基板31の屈折率よりも小さい場合を示している。被エッチング層32を透過して、基板31との境界面34で反射される反射光は、基板31の屈折率が被エッチング層32の屈折率よりも大きいので、位相がπ変化する。この場合も、基板31の境界面34を被エッチング層間の境界面として扱っている。
図2(a)は、入射光と反射光とが強め合う場合の干渉波形を示している。被エッチング層32の層厚L1が、被エッチング層内での入射光の波長の1/2の倍数に等しいとき、入射光と反射光とは強め合う。すなわち被エッチング層32内を透過する入射光は、境界面34で反射されるとき位相がπずれるので、入射波形の位相と反射波形の位相とは同じ位相になる。したがって、干渉波形は、入射波形と反射波形とが強め合った波形となる。入射光の一部が境界面34を通過するので、反射波形は入射波形よりも振幅が若干小さくなる。図2(a)では、被エッチング層32の層厚L1は、被エッチング層32内での入射光の波長の3倍の厚さである。
図2(b)は、入射光と反射光とが打ち消し合う場合の干渉波形を示している。被エッチング層32の層厚L2が、被エッチング層32内での入射光の波長の倍数に1/4波長または3/4波長加えた厚さに等しいとき、入射光と反射光とは打ち消し合う。すなわち被エッチング層32内を透過する入射光は、境界面34で反射されるとき位相がπずれるので、反射波形の位相は入射波形の位相と逆の位相になる。したがって、干渉波形は、入射波形と反射波形とが打ち消あった波形となる。入射光の一部が境界面34を通過するので、反射波形は入射波形よりも振幅が若干小さくなり、干渉波形も若干の振幅を有するが、観測するためには十分な振幅ではない。たとえば図2(b)は、被エッチング層32に対するエッチングが1/4波長に相当する厚さ分進み、被エッチング層32の層厚L2が層厚L1から1/4波長に相当する厚さ分薄くなったときを示している。
図3は、図1に示した光源ディテクタA部10が観測する波形を示す図である。図3(a)は、縦軸が光強度および横軸が時間であり、図2(a)に示した入射光と反射光とが強め合う場合の反射光を観測つまりモニタした波形である。エッチング面33での反射光に、被エッチング層32の内部で生じた干渉光が重畳した波形が観測される。この干渉光の波形から干渉光の周波数がわかり、周波数からエッチング速度を求めることができる。
図3(b)は、縦軸が光強度および横軸が時間であり、図2(b)に示した入射光と反射光とが打ち消し合う場合の反射光をモニタした波形である。反射光に含まれる干渉光の振幅がほとんど観測されず、エッチング面33での反射光の強度のみが観測される。この場合、干渉光の周波数を観測することができないので、エッチング速度を求めることができない。
すなわち被エッチング層32の層厚が、被エッチング層内での入射光の1/4波長に相当する厚さ分変化する毎に、入射光と反射光とが強め合ったり、打ち消し合ったりするので、干渉光の振幅は大きくなったり、小さくなったりを繰り返す。
図2および図3は、1つの波長の干渉光について示したものである。図1に示したエッチング装置1は、2つの異なる波長の光を被エッチング層32に照射するので、1つの波長の光について干渉波形が観測されないときでも、他の波長の光の干渉波形を観測することができる。したがって、他の波長の光の干渉波形からエッチング速度を求めることができ、エッチング深さを測定することができる。
このように、2つの異なる波長の光を被エッチング層に照射し、被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる2つの干渉光を観測し、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。したがって、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきによって変動しても、エッチング深さを計測することができる。
エッチング深さを測定するために用いる光の波長が、被エッチング層のバンドギャップエネルギーに相当する波長から離れすぎると、反射光の光強度が低下し、あるいは光の吸収が生じる。したがって、光源ディテクタA部10の光源から出射する2つの光の波長は、バンドギャップエネルギーに相当する波長またはその近傍の波長とすることが望ましい。たとえば近傍の範囲は、バンドギャップエネルギーに相当する波長に対して、±100nm程度である。
このように、可干渉性を有する2つの異なる波長を、エッチングが行われる被エッチング層のバンドギャップエネルギーに相当する波長またはその波長の近傍の波長にするので、反射光の光強度の低下および光の吸収がない。したがって、干渉光の観測を行うことができ、干渉光の周波数からエッチング深さを測定することができる。
さらに2つの異なる波長の光のうちの片方の光の波長は、被エッチング層の層厚に対して、入射光と反射光とが打ち消し合う波長を避ける必要があるので、光源ディテクタA部10から出射された2つの光のうち片方の光の波長λは、次式
L÷(λ/n)=N1/4+m
を満足しない波長とする必要がある。ここに、Lは、光が照射される側にある被エッチング層の屈折率が他方のエッチング層の屈折率より小さい隣接する被エッチング層であって、隣接する被エッチング層の境界面の反射率が最大である隣接する被エッチング層のうち、光が照射される側にある被エッチング層の層厚、nはその被エッチング層の屈折率、mは自然数、およびN1は「1」または「3」である。すなわち被エッチング層の層厚Lが、被エッチング層内での光の波長λ/nのm倍に1/4波長または3/4波長加算した値を満足しない波長とする必要がある。境界面の反射率は、入射光に対する反射光の割合を示す値であり、たとえば境界面で反射された反射光の量を、入射光の量で除算した値である。
このように、2つの異なる波長の光のうちの片方の光の波長を、被エッチング層の層厚Lを被エッチング層内での光の波長λ/nで除算した値が、mに1/4または3/4を加えた値となる波長以外の波長とするので、層厚Lが変化しない間は入射光と反射光とが打ち消し合うことはない。したがって、少なくとも1つの干渉光を常に観測することができ、エッチング深さを測定することができる。
たとえば、GaAs(ガリウム砒素)半導体基板に、組成比が異なる2層のAlGaInP(アルミニウムガリウムインジウム燐)層が結晶成長されているウエハつまり被エッチング基板に、図1に示した実施の形態を適用した例について説明する。以下、GaAs半導体基板上に形成されたAlGaInP層をAlGaInP層1、AlGaInP層1上に形成されたAlGaInP層をAlGaInP層2という。
AlGaInP層1の層厚の設計値を1.000μmとし、AlGaInP層1の屈折率を3.2とし、波長670nmのレーザ光1および波長637nmのレーザ光2を被エッチング基板に照射し、AlGaInP層をドライエッチングする。AlGaInP層1内でのレーザ光1の波長は、レーザ光1の波長670nmを屈折率で除算して、209.4nm、同様にAlGaInP層1内でのレーザ光2の波長は、199.1nmとなる。このときの1/4波長は、それぞれ52.35nmおよび49.77nmである。基板31の屈折率は、AlGaInP層1の屈折率よりも大きい。
AlGaInP層1において、AlGaInP層1内の入射光と、AlGaInP層1とGaAs半導体基板との境界面で反射された反射光とが強め合った干渉光が生じるのは、AlGaInP層1の層厚が、1.047μmのときである。つまりAlGaInP層1の層厚が、AlGaInP層1内でのレーザ光1の1/2波長の倍数になっているときである。この例では、AlGaInP層1の層厚は、AlGaInP層1内でのレーザ光1の波長の5倍の値である。さらに入射光と反射光とが打ち消し合うのは、AlGaInP層1の層厚が、0.995μmのときである。つまり層厚が、AlGaInP層1内でのレーザ光1の波長の倍数に1/4波長または3/4波長を加算した値のときである。この例では、AlGaInP層1の層厚は、AlGaInP層1内でのレーザ光1の波長の4倍の値に、3/4波長加算した値である。
結晶成長のバラツキを考えた場合、これらの層厚、つまり1.047μmおよび0.995μmは、設計値1.000μmに対して、十分起こりえる範囲である。AlGaInP層1の層厚が0.995μmであるとき、レーザ光1による干渉光は、振幅が小さくなり観測することができなくなる。しかし、レーザ光2による干渉光は、入射光と反射光とが強め合う層厚となり、観測することができる。この例では、AlGaInP層1の層厚は、AlGaInP層1内でのレーザ光2の波長の5倍の値である。
このように、2つのレーザ光の波長を適切に選ぶことによって、片方のレーザ光による干渉光の振幅が小さくなったとき、他方のレーザ光による干渉光の振幅は、小さくなることがなく、振幅の大きいほうの干渉光を用いて、エッチング深さを測定することができる。
上述した実施の形態では、異なる波長の光を出射する2つの光源を用いて、2つの異なる波長の光を被エッチング基板30に照射したが、光学部に、ハーフミラーなどを用いた分光器を追加し、分光器によって、1つの光源からの光を波長の異なる2つの光に分光して、被エッチング基板30に照射してもよい。
このように、分光器を用いて、2つの異なる波長の光を照射するので、光源を1つにすることができる。したがって、光学部である光出射手段を小型化することができる。
図4は、本発明の実施の他の形態であるエッチング装置2の概略の構成を示す図である。エッチング装置2は、光を出射する光源、および光源から出射された入射光43がエッチング対象である被エッチング基板30で反射された反射光53を受光するディテクタを含む光源ディテクタB部11と、光源ディテクタB部11に含まれる光源から出射される光と同じ波長の光を出射する光源を含む光源部12と、光源部12に含まれる光源から出射された入射光44が被エッチング基板30で反射された反射光54を受光するディテクタを含むディテクタ部13と、内部に載置された被エッチング基板30をエッチングするためのドライエッチングチャンバ20と、光源ディテクタB部11に含まれる光源から出射された入射光43および光源部12に含まれる光源から出射された入射光44を、被エッチング基板30に導くための図示しない光学系と、光源ディテクタB部11に含まれるディテクタによって受光された反射光53またはディテクタ部13に含まれるディテクタによって受光された反射光54に含まれる干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを算出し、算出したエッチング深さに基づいて、エッチングを停止する図示しない制御部を含む。
光源ディテクタB部11に含まれる光源および光源部12に含まれる光源は、たとえばレーザ光などを出射する光源によって構成され、光源ディテクタB部11に含まれる光源から出射される入射光43の波長と、光源部12に含まれる光源から出射される入射光44の波長とは、同じ波長である。光学部は、たとえばレンズ、ミラー、およびプリズムなどから構成される光学系の機構である。
ドライエッチングチャンバ20は、内部に載置された被エッチング装置30に対するエッチングを行うための処理室であり、光源ディテクタB部11に含まれる光源から出射された入射光43を通過させて、通過させた入射光43を被エッチング基板30に照射させるための透過窓21と、光源部12に含まれる光源から出射された入射光44を通過させて、通過させた入射光44を被エッチング基板30に照射するための透過窓22と、光源部12から出射された入射光44が被エッチング基板30で反射された反射光54を通過させて、ディテクタ部13に至らせる透過窓23とを含む。
光源ディテクタB部11に含まれる光源から出射された入射光43は、ドライエッチングチャンバ20の透過窓21を通過し、被エッチング基板30に照射される。被エッチング基板30に照射された入射光43は、被エッチング基板30で反射され、反射された反射光53は、透過窓21を通過し、光源ディテクタB部11の方向に進む。すなわち、光源ディテクタB部11に含まれる光源から出射される入射光43は、被エッチング基板30の表面に垂直な方向から、被エッチング基板30に照射される。
光源部12に含まれる光源から出射された入射光44は、透過窓22を通過し、被エッチング基板30に照射される。被エッチング基板30に照射された入射光44は、被エッチング基板30で反射される。被エッチング基板30で反射された反射光54は、透過窓23を通過し、ディテクタ部13の方向に進む。光源部12に含まれる光源から出射される入射光44は、被エッチング基板30の表面に垂直な方向に対して、予め定める角度、たとえばθ1の角度の方向から、被エッチング基板30に照射される。
被エッチング基板30は、基板上に複数の被エッチング層が形成された多層の被エッチング層を含む。被エッチング基板30で反射された2つの反射光53および反射光54は、それぞれ被エッチング層の表面および被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる干渉光を含む。光源ディテクタB部11に含まれるディテクタおよびディテクタ部13に含まれるディテクタは、たとえば受光素子を含み、それぞれ受光素子で受光した反射光の強度を電気信号に変換して、制御部に出力する。
制御部は、光源ディテクタB部11に含まれるディテクタおよびディテクタ部13に含まれるディテクタから出力された電気信号を観測し、反射光53および反射光54にそれぞれ含まれる2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光、たとえば振幅の大きいほうの干渉光の周波数から、エッチング速度を求める。振幅が同じ大きさのときは、どちらの干渉光を用いてもよい。さらに求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とから、エッチング深さを算出し、算出したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したか否かを判定する。予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチングを停止する。
図5は、図4に示した入射光44の方向を説明するための図である。入射光44は、被エッチング層32の表面つまりエッチング面33に垂直な方向に対して、入射角θ1で入射する。反射光54aは、入射光44の一部がエッチング面33で反射された反射光である。入射光44の残りの部分は、エッチング面33を通過し、被エッチング層への入射光44aとなる。
被エッチング層への入射光44aの大部分は、被エッチング層32と基板31との境界面34で反射され反射光54bとなる。入射光44aの残りの部分は、境界面34を通過して、基板への入射光44bとなる。被エッチング層32の屈折率をnとすると、入射光44aの境界面34に垂直な方向、つまりエッチング面33に垂直な方向に対する角度θと、入射光44の入射角θ1とは、次式
sinθ1=n*sinθ
の関係がある。
入射光43による反射光53に含まれる干渉光と、入射光44による反射光54に含まれる干渉光とがともに、被エッチング層内で入射光と反射光とが打ち消し合うことがないようにするためには、被エッチング面33に垂直な方向に対する被エッチング層への入射光44aの角度θは、次式
cosθ=2nL/(2nL+λN2)
を満足しない角度である。ここに、Lは、光が照射される側にある被エッチング層の屈折率が他方のエッチング層の屈折率より小さい隣接する被エッチング層であって、隣接する被エッチング層の境界面の反射率が最大である隣接する被エッチング層のうち、光が照射される側にある被エッチング層の層厚、たとえば図5では被エッチング層32の層厚、nは被エッチング層32の屈折率、λは入射光43および入射光44の波長、N2は奇数の自然数である。すなわち被エッチング層32への入射光44aが、被エッチング層32を通過する距離L/cosθと、被エッチング層32の層厚Lとの差が、被エッチング層への入射光44aの波長λ/nの1/2波長に奇数の自然数を乗算した値にならないことである。
このように、1つの波長の光を2つの異なる方向から被エッチング層に照射し、被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる2つの干渉光を観測し、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。したがって、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきによって変動しても、エッチング深さを計測することができる。
さらに、2つの異なる方向のうち片方の方向を多層の被エッチング層の表面に垂直な方向とし、他方の方向を多層の被エッチング層の表面に垂直な方向に対して、次式
cosθ=2nL/(2nL+λN2)
を満足しない角度θとするので、2つの反射光によってそれぞれ生成される2つの干渉光が、同時に打ち消された状態になることがない。したがって、常に干渉光を観測することができ、干渉光の周波数からエッチング深さを計測することができる。
たとえばGaAs半導体基板に、組成比が異なる2層のAlGaInP層が結晶成長されているウエハつまり被エッチング基板に、図4に示した実施の形態を適用した例について説明する。以下、GaAs半導体基板上に形成されたAlGaInP層をAlGaInP層1とし、AlGaInP層1上に形成されたAlGaInP層をAlGaInP層2という。
AlGaInP層1の層厚の設計値を1.000μmとし、AlGaInP層1の屈折率を3.2とし、波長670nmのレーザ光をハーフミラーおよび光ファイバを用いて2つの光に分光し、1つの光を被エッチング基板の表面に垂直な方向から照射し、他の光を、AlGaInP層1内で被エッチング基板の表面に垂直な方向に対して、角度が18度傾く方向から照射し、2つのAlGaInP層をドライエッチングする。基板31の屈折率は、AlGaInP層1の屈折率よりも大きい。
被エッチング基板の表面に対して垂直な方向から照射するレーザ光は、AlGaInP層1内において、AlGaInP層1内の入射光と、AlGaInP層1とGaAs半導体基板との境界面で反射される反射光とが強め合った干渉光が生じるのは、AlGaInP層1の層厚が、1.047μmのときである。つまりAlGaInP層1の層厚が、AlGaInP層1内でのレーザ光の1/2波長の倍数になっているときである。さらに入射光と反射光とが打ち消し合うのは、AlGaInP層1の層厚が、0.995μmのときである。つまり層厚が、AlGaInP層1内でのレーザ光の波長の倍数に1/4波長または3/4波長を加算した値のときである。
AlGaInP層1の層厚が0.995μmであるとき、被エッチング基板の表面に垂直な方向から照射されたレーザ光による干渉光は、振幅が小さくなり観測することができなくなる。しかし、他の方向からのレーザ光による干渉光は、AlGaInP層1内で、被エッチング基板の表面に垂直な方向に対して、角度が18.2度傾く方向から照射されるので、AlGaInP層1への入射光がエッチング表面33から境界面34まで進む距離は、AlGAInP層1の層厚よりも、52.6nm長くなる。すなわちAlGaInP層1においてエッチング表面33から境界面34まで、角度が18.2度傾く方向から照射されたレーザ光が進む距離は、被エッチング基板に垂直な方向から照射されたレーザ光が進む距離よりも、おおよそ1/4波長長くなるので、入射光と反射光とが強め合うことになる。
このように、異なる方向から照射する2つのレーザ光を照射する角度の差を、適切な角度にすることによって、片方のレーザ光による干渉光の強度が小さくても、他方のレーザ光による干渉光の強度を大きく保つことができるので、必ずどちらかの干渉光を用いて、エッチング深さを測定することができる。
上述した実施の形態では、2つの光源を用いて、同じ波長の光を異なる方向から、被エッチング基板30に照射したが、光学部に、ハーフミラーなどを用いた分光器を追加して、1つの光源からの光を分光器によって分光して、異なる方向から被エッチング基板30に照射してもよい。
このように、分光器を用いて、1つの波長の光を2つの異なる方向から照射するので、光源を1つにすることができる。したがって、光学部である光出射手段を小型化することができる。
上述したいずれの実施の形態でも、光学部である光出射手段に含まれる光源に、レーザ光を出射する光源を用いるので、位相の揃った光を出射することができる。したがって、容易に干渉光を生成することができる。
さらに、干渉光の周波数からエッチング速度を求め、求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とからエッチング深さを測定するので、エッチング深さを精度高く測定することができる。したがって、エッチング深さの加工精度を向上することができる。
さらにまた、予め定める条件、たとえば2つの干渉光のうち振幅の大きい方の干渉光という条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、入射光と反射光とが打ち消し合った干渉光を用いることがない。したがって、常に干渉光を観測することができ、干渉光の周波数からエッチング深さを計測することができる。
さらに、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチングを停止するので、所望のエッチング深さでエッチングを停止することができる。したがって、エッチング深さの加工精度を向上することができる。
図6は、本発明の実施のさらに他の形態であるエッチング方法による処理工程を示すフローチャートである。このフローチャートは、図1に示したエッチング処理装置1が処理する工程を示すものである。エッチング装置1が被エッチング基板30に対するエッチングを開始するとステップS1に移る。
ステップS1では、2つの異なる波長の光を被エッチング層に照射する。被エッチング層に照射された2つの異なる波長の光は、それぞれ被エッチング層の表面および被エッチング層間の境界面で反射される。反射された2つの反射光は、被エッチング層への入射光と、被エッチング層に隣接する屈折率の高い被エッチング層あるいは基板との境界面で反射された反射光とによって生じる干渉光とをそれぞれ含む。
ステップS2では、2つの干渉光を観測する。ステップS3では、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光、たとえば振幅の大きいほうの干渉光の周波数からエッチング速度を求める。ステップS4では、求めたエッチング速度と、エッチングを行った時間とから、エッチング深さを算出し終了する。
このように、2つの異なる波長の光を被エッチング層に照射し、被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる2つの干渉光を観測し、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。したがって、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきによって変動しても、エッチング深さを計測することができる。
さらに、干渉光の周波数からエッチング速度を求め、求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とからエッチング深さを測定するので、エッチング深さを精度高く測定することができる。したがって、エッチング深さの加工精度を向上することができる。
図6に示したエッチング方法のフローチャートでは、ステップS1で、2つの異なる波長の光を被エッチング基板に照射したが、たとえば図4に示したエッチング装置2に適用して、ステップS1で、2つの異なる波長の光に変えて、1の波長の光を2つの異なる方向から被エッチング基板に照射してもよい。
このように、1つの波長の光を2つの異なる方向から被エッチング層に照射し、被エッチング層間の境界面で反射された反射光によって生じる2つの干渉光を観測し、2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定するので、片方の干渉光が観測されなくても、他方の干渉光を観測することができ、その干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することができる。したがって、マスクの有無に依存せず、被エッチング層の層厚が結晶成長時のばらつきによって変動しても、エッチング深さを計測することができる。
図6に示したエッチング方法のフローチャートでは、エッチング深さを測定して終了したが、エッチング装置1またはエッチング装置2は、さらに測定したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したか否かを判定し、予め定めるエッチング深さに到達したと判定したとき、エッチングを停止してもよい。
このように、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチングを停止するので、所望のエッチング深さでエッチングを停止することができる。したがって、エッチング深さの加工精度を向上することができる。
さらに上述したいずれの実施の形態でも、算出したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチングを停止したが、エッチングを停止せずに、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したことを示す旨のメッセージを、エッチング装置1またはエッチング装置2に含まれる液晶ディスプレイなどで構成される図示しない表示部に表示してもよい。この場合、エッチング装置1またはエッチング装置2の操作者が、表示部に表示されたメッセージを見て、エッチングを停止する。
このように、測定したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したとき、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したことを表示するので、エッチング装置の操作者は、エッチング深さが所望のエッチング深さに到達したことを認識することができる。したがって、操作者は、所望のエッチング深さでエッチングを停止することができる。
本発明の実施の一形態であるエッチング装置1の概略の構成を示す図である。 被エッチング層内での入射光と反射光との干渉を説明するための図である。 図1に示した光源ディテクタA部10が観測する波形を示す図である。 本発明の実施の他の形態であるエッチング装置2の概略の構成を示す図である。 図4に示した入射光44の方向を説明するための図である。 本発明の実施のさらに他の形態であるエッチング方法による処理工程を示すフローチャートである。 従来の技術によるエッチング装置3の概略の構成を示す図である。 図7に示した被エッチング基板30の断面を示す図である。
符号の説明
1〜3 エッチング装置
10 光源ディテクタA部
11,14 光源ディテクタB部
12 光源部
13 ディテクタ部
20 ドライエッチングチャンバ
21〜23 透過窓
30 被エッチング基板
31 基板
32 被エッチング層
33 エッチング面
34 境界面
40〜44 入射光
50〜54 反射光

Claims (13)

  1. 屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするエッチング方法であって、
    可干渉性を有する2つの異なる波長の光を、多層の被エッチング層に照射し、
    照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる波長の光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を観測し、
    観測された2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することを特徴とするエッチング方法。
  2. 前記エッチング深さの測定では、前記予め定める条件に合致した干渉光の周波数からエッチング速度を求め、求めたエッチング速度とエッチングを行った時間とに基づいて、エッチング深さを測定することを特徴とする請求項1に記載のエッチング方法。
  3. 光が照射される側にある被エッチング層の屈折率が他方のエッチング層の屈折率より小さい隣接する被エッチング層であって、隣接する被エッチング層の境界面の反射率が最大である隣接する被エッチング層のうち、光が照射される側にある被エッチング層の層厚および屈折率を、それぞれLおよびnとし、mを自然数とし、N1を「1」または「3」として、前記可干渉性を有する2つの異なる波長の光のうちの片方の光の波長λは、次式
    L÷(λ/n)=N1/4+m
    を満足しない波長であることを特徴とする請求項1に記載のエッチング方法。
  4. 前記可干渉性を有する2つの異なる波長は、エッチングが行われる被エッチング層のバンドギャップエネルギーに相当する波長またはその波長の近傍の波長であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のエッチング方法。
  5. 屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするエッチング方法であって、
    可干渉性を有する1つの波長の光を2つの異なる方向から、多層の被エッチング層に照射し、
    照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる方向からの光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を観測し、
    観測された2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを測定することを特徴とするエッチング方法。
  6. 前記2つの異なる方向のうちの第1の方向は、前記多層の被エッチング層の表面に垂直な方向であり、
    光が照射される側にある被エッチング層の屈折率が他方のエッチング層の屈折率より小さい隣接する被エッチング層であって、隣接する被エッチング層の境界面の反射率が最大である隣接する被エッチング層のうち、光が照射される側にある被エッチング層の層厚および屈折率を、それぞれLおよびnとし、前記可干渉性を有する光の波長をλとし、N2を奇数の自然数として、前記光が照射される側にある被エッチング層内において、前記多層の被エッチング層の表面に垂直な方向と、前記異なる2つの方向のうち他の第2の方向との角度θは、次式
    cosθ=2nL/(2nL+λN2)
    を満足しない角度であることを特徴とする請求項5に記載のエッチング方法。
  7. 前記予め定める条件は、観測された2つの干渉光のうち振幅の大きい方の干渉光という条件であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のエッチング方法。
  8. 屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするエッチング装置であって、
    可干渉性を有する2つの異なる波長の光を出射する光出射手段と、
    光出射手段から出射された2つの異なる波長の光を、多層の被エッチング層に照射するための光学手段と、
    光学手段によって照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる波長の光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を受光する受光手段と、
    受光手段が受光した2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを計測する計測手段とを含むことを特徴とするエッチング装置。
  9. 屈折率の異なる多層の被エッチング層をエッチングするエッチング装置であって、
    可干渉性を有する1つの波長の光を出射する光出射手段と、
    光出射手段から出射された光を2つの異なる方向から、多層の被エッチング層に照射するための光学手段と、
    光学手段によって照射され、さらに被エッチング層間の境界面で反射された2つの異なる方向からの光によって、それぞれ生成される2つの干渉光を受光する受光手段と、
    受光手段が受光した2つの干渉光のうち予め定める条件に合致する干渉光の周波数に基づいて、エッチング深さを計測する計測手段とを含むことを特徴とするエッチング装置。
  10. 前記光出射手段は、光を異なる波長の光に分光するための分光器を含むことを特徴とする請求項8に記載のエッチング装置。
  11. 前記光出射手段は、レーザ光を出射する光源を含むことを特徴とする請求項8または9に記載のエッチング装置。
  12. 前記計測手段が計測したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したか否かを判定する判定手段と、
    判定手段が、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したと判定したとき、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したことを表示する表示手段とをさらに含むことを特徴とする請求項8または9に記載のエッチング装置。
  13. 前記計測手段が計測したエッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したか否かを判定する判定手段と、
    判定手段が、エッチング深さが予め定めるエッチング深さに到達したと判定したとき、被エッチング層へのエッチングを停止する停止手段とをさらに含むことを特徴とする請求項8または9に記載のエッチング装置。
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