JP4499528B2 - 壁用伸縮継手装置 - Google Patents

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本発明は、2つの躯体の壁面間にわたって設けられる壁用伸縮継手装置に関する。
2つの躯体の各壁面間には、空隙を塞ぐために、たとえば特許文献1に示される伸縮継手装置が設けられる。伸縮継手装置は、第1および第2パネルを有している。第1パネルの基端部は、一方の躯体の壁面に、第1ヒンジによって連結される。第2パネルの基端部は、他方の躯体の壁面に、第2ヒンジによって連結されている。第1および第2パネルの各遊端部同士は、第3のヒンジによって回動可能に連結されている。このような伸縮継手装置は、第1および第2パネルが第1〜第3ヒンジで回動することによって各躯体の相対的な変位を許容可能に、空隙を塞ぐことができるように構成されている。
特許第2885558号公報
伸縮継手装置は、各躯体の相対的な変位を許容可能に、空隙を塞ぐことができるが、建物の大形化および建物の耐震構造の改良などに伴って、各躯体のさらに大きな変位に対しても、その変位を許容できる伸縮継手装置が望まれている。
本発明の目的は、2つの躯体の大きな相対的変位を許容可能に、各躯体の空隙を塞ぐことができる伸縮継手装置を提供することである。
本発明は、空隙をあけて隣接する2つの躯体のうち一方の躯体の壁面に、第1パネルの基端部が第1ヒンジによって鉛直軸線まわりに回動可能に連結され、
前記2つの躯体のうち他方の躯体の壁面であって、前記一方の躯体の壁面に垂直な壁面に、第2パネルの基端部が第2ヒンジによって鉛直軸線まわりに回動可能に連結され、
第1パネルの遊端部と第2パネルの遊端部とは、第3ヒンジによって鉛直軸線まわりに回動可能に、かつ、相互に垂直に連結され、
前記第1パネルは、
第1ヒンジによって一方の躯体に連結される基端側パネル部分と、
第3ヒンジによって第2パネルに連結され、基端側パネル部分に対して伸縮可能に設けられる遊端側パネル部分と、
基端側および遊端側パネル部分を相互に近接する方向へばね付勢するばね手段とを含み、
前記基端側パネル部分は、平板状の基部と、前記基部の遊端側パネル部分に臨む幅方向一側部に厚み方向一方に向けて屈曲して形成され、上下方向に延びる屈曲部とを有し、
前記遊端側パネル部分は、前記屈曲部に当接することによって基端側パネル部分および遊端側パネル部分が相互に近接する方向への変位を規制する規制部材を有することを特徴とする壁用伸縮継手装置である。
本発明に従えば、第1パネルが基端部で一方の躯体に第1ヒンジによって連結され、第2パネルが基端部で他方の躯体に第2ヒンジによって連結され、第1および第2パネル同士が各遊端部で第3ヒンジによって連結される。これによって各躯体間の空隙を塞ぐことができる。また各躯体が近接および離反するように変位するとき、一方の躯体に対する第1パネルの回動、他方の躯体に対する第2パネルの回動、ならびに第1および第2パネル同士の相対的な回動によって、各躯体の変位を許容することができる。
さらに第1パネルは、基端側パネル部分と遊端側パネル部分とを有し、基端側および遊端側パネル部分は、ばね手段によって相互に近接する方向へばね付勢されている。これによって第1パネルは、ばね付勢に抗する外力が与えられていない状態では縮退し、ばね付勢に抗する外力が与えられる状態では伸長する。このように第1パネルを伸縮可能に構成することによって、前述の第1および第2パネルの回動に加えて、第1パネルの伸縮によっても、各躯体の変位を許容することができる。したがって各躯体の変位における許容範囲を大きくすることができ、各躯体の大きな変位を許容することができる。
本発明は、第2パネルの下部には、遊端部寄りで床面に対して移動可能に、第2パネルを支持する案内ローラが設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、第2パネルの下部には、案内ローラが設けられており、遊端部寄りで床面に対して移動可能に第2パネルを支持することができる。これによって第1および第2パネルの自重に基づく重力によって、第1〜第3ヒンジに回動軸線と交差する軸線まわりのモーメントが働いてしまうことを防ぐことができる。さらに第1パネルを伸縮可能な構成として、第1パネルが伸長したときに、第1および第2ヒンジの回動軸線から第1および第2パネルの重心位置までの距離が大きくなっても、第1および第2ヒンジに回動軸線と交差する軸線まわりの大きなモーメントが働いてしまうことを防ぐことができる。したがって第1および第2パネルを円滑に回動させることができる。
本発明によれば、第1および第2パネルによって各躯体間の空隙を塞ぐことができる。さらに第1および第2パネルの回動と、第1パネルの伸縮とによって、各躯体の大きな変位を許容することができる。このように第1および第2パネルを回動可能に設けるとともに、第1パネルを伸縮可能に構成することによって、各躯体の大きな変位を許容可能に、各躯体間の空隙を塞ぐことができる。
また本発明によれば、第2パネルを案内ローラで支持しているので、第1および第2ヒンジに回動軸線と交差する軸線まわりの大きなモーメントが働くことを防ぐことができる。したがって第1および第2パネルを円滑に回動させることができ、各躯体のおおきな変位に円滑に追従して、各躯体の大きな変位を円滑に許容することができる。
図1は、本発明の実施の一形態の壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。壁用伸縮継手装置1は、水平方向に空隙2をあけて隣接する2つの躯体3,4間にわたって、空隙2を塞ぐために設けられる。この壁用伸縮継手装置1は、第1パネル6と、第2パネル7と、第1ヒンジ11と、第2ヒンジ12と、第3ヒンジ13とを備えている。水平方向は、互いに垂直なx方向およびy方向ならびにそれらの合成方向を含む。
一方の躯体3は、x方向に垂直な壁面21を有し、この壁面21に、第1パネル6の基端部6aが第1ヒンジ11によって、鉛直な第1ヒンジ軸線L11まわりに回動可能に連結される。他方の躯体4は、y方向に垂直な壁面22を有し、この壁面22に、第2パネル7の基端部7aが第2ヒンジ12によって、鉛直な第2ヒンジ軸線L12まわりに回動可能に連結される。第1パネル6の遊端部6bと第2パネル7の遊端部7bとは、第3ヒンジ13によって、鉛直な第3ヒンジ軸線L13まわりに回動可能に連結される。
本実施の形態では、第1パネル6は、x方向に延びて設けられ、第2パネル7は、y方向に延びて設けられる。したがって第1および第2パネル6,7は、相互に垂直に配置されて設けられる。
第1パネル6は、基端側パネル部分15と、遊端側パネル部分16と、ばね手段17とを有する。基端側パネル部分15は、第1ヒンジ11によって一方の躯体3に連結されている。遊端側パネル部分16は、第3ヒンジ13によって第2パネル7に連結され、基端側パネル部分15に対して伸縮可能に設けられる。ばね手段17は、基端側および遊端側パネル部分15,16を、相互に近接する方向へばね付勢する。
第2パネル7の下部には、案内ローラ20が設けられている。案内ローラ20は、第2パネル2の遊端部7b寄りに設けられ、その遊端部7b寄りの位置で、床面23に対して水平方向へ移動可能に、第2パネル7を支持する。案内ローラ20を支持する床面23は、他方の躯体4の床面24と、各躯体3,4間にわたって設けられる床用伸縮継手装置25の床面26とを有する。
図2は、壁用伸縮継手装置1が設けられる建物30を示す鉛直断面図である。図3は、図2の切断面線S3−S3から見て建物30を示す水平断面図である。図4は、壁用伸縮継手装置1の設置状態を示す斜視図である。図2〜図4は、一部の内壁を省略するなど、簡略化して示す。建物30は、地盤上に設けられる下部構造体31と、下部構造体31上に免震装置33を介して支持される上部構造体32とを有する。この建物30には、エレベータシャフト35およびケージ36を有するエレベータ装置34が設けられている。エレベータシャフト35は、下部構造体31および上部構造体32にわたって設けられ、下部構造体31および上部構造体32のいずれか一方に、一体に支持される。図2は、上部構造体と一体の場合の例である。ケージ36は、エレベータシャフト35のピット37内を鉛直方向に移動して昇降可能に設けられている。
壁用伸縮継手装置1は、図2に基づくとこのような建物30の各階(フロア)において、ケージ36への乗降のための通路の両側に、通路の幅方向(y方向に相当)に対称に配置されて、エレベータシャフト35と下部構造体31に設けられる。したがってエレベータシャフト35を構成する壁体を含む躯体と、下部構造体31を構成する外壁、内壁および床版を含む躯体一方が、一方の躯体3であり、他方が、他方の躯体4である。本実施の形態では、一方の躯体3は、エレベータシャフト35を構成する躯体であり、他方の躯体4は、下部構造体31を構成する躯体である。さらに具体的には、第1パネル6は、エレベータシャフト35の壁体の表面である壁面21に連結され、第2パネル7は、下部構造体31の内壁の表面である壁面22に連結される。このようにして壁用伸縮継手装置1は、エレベータシャフト35の壁体と下部構造体31の内壁との間の空隙2を塞ぐために設けられる。
図5は、第1パネル6を分割して示す斜視図である。図5は、第1パネル6の裏側となる空隙2側(図1の上方側)から見て示す。第1パネル6は、前述のように基端側パネル部分15と、遊端側パネル部分16と、ばね手段17とを有する。基端側パネル部分15は、基端側パネル本体40と、基端側連結部材41とを有する。遊端側パネル部分16は、遊端側パネル本体43と、遊端側連結部材60と、2つのレール体44,45と、複数、本実施の形態では2つの規制部材46とを有する。ばね手段17は、複数、本実施の形態では、5つのばね部材47を有する。
基端側パネル本体40は、平板状の基部50と、基部50の幅方向(第1パネルの基端部および遊端部を結ぶ方向)両側部から厚み方向一方である裏側に向けて屈曲されて上下方向へ延びる2つの屈曲部51,52とを有し、略平板状に形成される。この基端側パネル本体40は、たとえばアルミニウムまたはその合金から成る。
基端側パネル本体40における基部50の上端部50aは、基端側の部分が遊端側の部分よりも上方へ突出し、段差部55が形成されている。基端側パネル本体40における基端側の屈曲部51は、上下方向全長わたって一様な形状に形成されている。基端側パネル本体40における遊端側の屈曲部52は、上下方向中間部が、上下方向両端部よりもさらに突出するように形成されている。また遊端側の屈曲部52には、ばね部材47の個数と同数の係止孔53が形成されている。
基端側連結部材41は、基端側パネル本体40の裏側に、基端側の屈曲部51寄りに配置されて上下に延びて設けられる。基端側連結部材41は、基端側パネル本体40の基部50に沿って設けられる固定部56と、固定部56の基端側の側部から基端側パネル本体40に対して離反する方向へ屈曲するととともに先端側の部分が固定部56に沿うように屈曲する連結部57とを有し、水平断面における断面形状がJ字状に形成される。基端側連結部材41は、固定部56で、たとえばビスなどによって基端側パネル本体40に固定される。基端側連結部材41は、たとえば鋼(スチール)から成る。
遊端側パネル本体43は、平板状の部材である。この遊端側パネル本体43は、たとえばアルミニウムまたはその合金から成る。遊端側連結部材60は、遊端側パネル本体43の裏側に、遊端側の端部に配置されて上下に延びて設けられる。遊端側連結部材60は、遊端側パネル本体43に沿って設けられる固定連結部61と、固定連結部61の基端側の側部から遊端側パネル本体43に対して離反する方向へ屈曲する係止部62とを有し、水平断面における断面形状がL字状に形成される。係止部62には、ばね部材47の個数と同数の係止孔63が、基端側パネル本体40の係止孔53と同様の配置間隔で形成されている。遊端側連結部材60は、固定部61で、たとえばビスなどによって遊端側パネル本体43に固定される。遊端側連結部材60は、たとえば鋼(スチール)から成る。
一方のレール体44は、遊端側パネル本体43の裏側に、上端部に配置されて幅方向(第1パネルの基端部および遊端部を結ぶ方向)に延びて設けられる。一方のレール体44は、遊端側パネル本体43の基部に沿って設けられる固定部65と、固定部65の下端部から遊端側パネル本体43に対して離反する方向へ屈曲するとともに先端側の部分が下方に向けて屈曲する案内部66と、固定部65の上端部から遊端側パネル本体43に対して離反する方向へ屈曲する突条部67とを有し、鉛直断面における断面形状が大略的にS字状に形成され、基端側の部分は、固定部65および突条67が切り欠かれ、案内部66における固定部65寄りの部分が切り欠かれている。一方のレール体44は、固定部65で、たとえばビスなどによって基端側パネル本体40に固定される。一方のレール体44は、たとえば鋼(スチール)から成る。
他方のレール体45は、遊端側パネル本体43の裏側に、下端部に配置されて幅方向に延びて設けられる。他方のレール体45は、遊端側パネル本体43の基部に沿って設けられる固定部68と、固定部68の上端部から遊端側パネル本体43に対して離反する方向へ屈曲するととともに先端側の部分が上方に向けて屈曲する案内部69と、固定部68の下端部から遊端側パネル本体43に対して離反する方向へ屈曲する突条部70とを有し、鉛直断面における断面形状が大略的にS字状に形成される。他方のレール体45は、固定部68で、たとえばビスなどによって遊端側パネル本体43に固定される。他方のレール体45は、たとえば鋼(スチール)から成る。
各規制部材46は、遊端側パネル本体43の裏側に、上下方向に間隔をあけて、それぞれ設けられる。各規制部材46は、遊端側パネル本体43の基部に沿って設けられる固定部73と、固定部73の基端側の端部から遊端側パネル本体43に対して離反する方向へ屈曲する当接部74とをそれぞれ有する。各規制部材46は、固定部73で、たとえばビスなどによって遊端側パネル本体43にそれぞれ固定される。各規制部材46は、たとえば鋼(スチール)から成る。
各ばね部材47は、たとえばステンレス鋼から成る引張コイルばねによって実現される。各ばね部材47の基端側の端部には、ナットなどによって実現される雌ねじ部材77が設けられ、遊端側の端部には、鉤状の係止片78が形成されている。
基端側パネル部分15および遊端側パネル部分16は、基端側パネル部分15の上下方向両端部が、遊端側パネル部分16の各レール体44,45に、少なくとも遊端側部分が部分的に嵌まり込むようにして設けられる。基端側パネル本体40の基部50における上端部50aの基端側の部分は、一方のレール体44の切欠きに嵌まり込むことができる。このようにして、基端側パネル部分15の上下方向両端部が、遊端側パネル部分16の各レール体44,45に案内され、基端側パネル部分15と遊端側パネル部分16とが、幅方向に相対的に変位可能に設けられる。したがって遊端側パネル部分16は、基端側パネル部分15に対して伸縮可能、換言すれば、基端側パネル部分15および遊端側パネル部分16は、幅方向へ相対的に変位して伸縮可能に設けられる。
基端側パネル部分15は、基端側パネル本体50の遊端側屈曲部52が、各規制部材46の当接部74に当接することによって、その位置で、基端側パネル部分15および遊端側パネル部分16が相互に近接する方向への変位、つまり第1パネル6の遊端部6b側への変位が阻止される。この状態で、基端側パネル部分15の段差部55が、一方のレール体44における基端側の部分が切り欠かれた部分の端面80に当接しており、これによっても同様に基端側パネル部分15の変位が阻止される。このように各規制部材46によって、基端側パネル部分15および遊端側パネル部分16の変化可能な範囲が規制されている。
各ばね部材47は、基端側パネル部分15の各係止孔53に挿通されて頭部が基端側パネル部分15にそれぞれ係止された、ビスなどによって実現される各雄ねじ部材81と、各雌ねじ部材77とが螺着されることによって、基端側の端部が、基端側パネル部分15に連結される。また各ばね部材47は、遊端側パネル部分16の各係止孔63に、各係止片78を挿通させるようにして係止され、遊端側パネル部分16に連結される。このようなばね手段17によって、基端側パネル部分15と、遊端側パネル部分16とを、相互に近接させるようにばね付勢することができる。
第1パネル6は、外力が働いていない状態では、ばね手段17によるばね付勢によって、基端側パネル本体50の遊端側屈曲部52が、各規制部材46に当接するとともに、基端側パネル部分15の段差部55が、一方のレール体44における基端側の部分が切り欠かれた部分の端面80に当接して、変位阻止される最も縮退した状態にある。この状態から、基端側パネル部分15と遊端側パネル部分16とを互いに離反させる方向のばね付勢に抗する外力が与えられると、基端側パネル部分15と遊端側パネル部分16とが相対的に離反するように変位して、第1パネル6は伸長する。このように第1パネル6は、伸縮可能に構成される。
図6は、第1パネル6の基端部6a付近を拡大して示す断面図である。図7は、第2パネル7の基端部7a付近を拡大して示す断面図である。図8は、第1パネル6の遊端部6bおよび第2パネル7の遊端部7b付近を拡大して示す断面図である。図1および図5を併せて参照して、一方の躯体3には、壁面21に支持された状態で、たとえばアンカーボルト85によって固定される固定体86が設けられている。この固定体86は、たとえば複数のブラケットが組合されて構成される。この固定体86にたとえばビスなどによって連結される第1ヒンジ11に、基端側連結部材41の連結部57が、たとえばビスによって連結される。このような連結構造によって、第1パネル6の基端部6aが、一方の躯体3の壁面21に、鉛直な回動軸線L11まわりに回動可能に設けられる。また基端側パネル本体40の基端側の屈曲部51には、パッキン88が設けられている。このパッキン88は、一方の躯体3に装着されている化粧カバー89に摺動可能に当接されている。このようにして、第1パネル6の基端部6aと一方の躯体3との間のすき間は塞がれている。
他方の躯体4には、壁面22に支持された状態で、たとえばアンカーボルト90によって固定される固定体91が設けられている。この固定体91は、たとえば複数のブラケットが組合されて構成される。この固定体91にたとえばビスなどによって連結される第2ヒンジ12に、第2パネル7の基端部7aが、たとえばビスによって連結される。このような連結構造によって、第2パネル7の基端部7aが、他方の躯体4の壁面22に、鉛直な回動軸線L12まわりに回動可能に設けられる。また第2パネル7の基端部7aには、パッキン92が設けられている。このパッキン92は、固定体91に連結される化粧部材93に摺動可能に当接されている。また化粧部材93と他方の躯体4の壁面22との間には湿式シール材94が充填されている。このようにして、第2パネル7の基端部7aと一方の躯体4との間のすき間は塞がれている。
第1パネル6における遊端側連結部材60の固定連結部61には、たとえばビスによって第3ヒンジ13が連結される。この第3ヒンジ13は、第2パネル7の遊端部7bに、たとえばビスによって連結される。このようにして第1パネル6の遊端部6bと、第2パネル7の遊端部7bとが、第3ヒンジ13によって、相対的に鉛直な回動軸線L13まわりに回動可能に連結される。第2パネル7は、一部の構成、または全体が、アルミニウムまたはその合金から成ってもよい。
また基端側パネル本体40と遊端側パネル本体43との間には、基端側パネル本体40および遊端側パネル本体43に対して摩擦係数の小さい材料、たとえばポリテトラフルオルエチレンなどから成る低摩擦シート95が介在されている。この低摩擦シート95は、たとえば基端側パネル本体40および遊端側パネル本体43のいずれか一方に貼着されて設けられてもよい。このような低摩擦シート95が設けられることによって、第1パネル6の円滑な伸縮動作を達成することができる。
またばね部材47は、第1パネル6が最も縮退した状態で、外力が働いていない自然状態にあり、各規制部材46と遊端側連結部材61とが近接されるようにばね付勢されることがなく、遊端側パネル部材16に鉛直な軸線まわりに湾曲させるようなモーメントが働くことがない。さらに遊端側パネル部材には、幅方向に延びるレール体44,45が設けられて高い剛性が得られ、万一、ばね手段17による付勢、またはその他の要因で、遊端側パネル部材16に鉛直な軸線まわりに湾曲させるようなモーメントが働いたしても、遊端側パネル部材16が湾曲することを防ぐことができる。また基端側パネル部材15は、ばね手段17によって、幅方向に伸長するような力を受けるので、基端側パネル部材15が湾曲することを防ぐことができる。これによって第1パネル6の円滑な伸縮動作を達成することができる。
図9は、第1パネル6の上端部6cおよび下端部6d付近を拡大して示す断面図である。遊端側パネル部分16の各レール体44,45には、突条部67,70に、たとえばビスなどによってパッキン100,101がそれぞれ設けられる。このようにして第1パネル6の上端部6cおよび下端部6dには、パッキン100,101が設けられる。各躯体3,4間には、床用伸縮継手装置25および天井用伸縮継手装置102が設けられている。第1パネル6の上端部6cのパッキン100は、天井用伸縮継手装置102に摺動可能に当接され、下端部6dのパッキン101は、床用伸縮継手装置25に摺動可能に当接される。これによって第1パネル6と、床用伸縮継手装置25および天井用伸縮継手装置102との間のすき間が塞がれている。
図10は、第2パネル7の上端部7cおよび下端部7d付近を拡大して示す断面図である。第2パネル7の上端部7cおよび下端部7dには、パッキン105,106がそれぞれ設けられる。第2パネル7の上端部7cのパッキン105は、天井用伸縮継手装置102に摺動可能に当接され、下端部のパッキン106は、床用伸縮継手装置25に摺動可能に当接される。これによって第2パネル7と、床用伸縮継手装置25および天井用伸縮継手装置102との間のすき間が塞がれている。
図8および図10を参照して、第2パネル7の下部には、裏側に配置されて、ローラ装着体110が、たとえばビスによって連結され、このローラ装着体110に装着されて案内ローラ20が設けられている。案内ローラ20は、ローラ本体115が、部分的に下方へ突出した状態で、ローラ装着体110に固定されるケーシング116に転動可能に保持されて構成される。ローラ本体115は、たとえば球形状に形成され、その中心まわりに全ての方向へ転動可能である。案内ローラ20は、ローラ本体115が床面23に転がり接触する状態で設けられている。このような構成によって、案内ローラ20は、第2パネル7を遊端部7b寄りで、床面23に対して移動可能に支持することができる。
図11は、平常時の壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。図12は、各躯体3,4の近接動作時の壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。図13は、各躯体3,4の離反動作時の壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。壁用伸縮継手装置1は、各躯体3,4が近接および離反変位していない平常時の状態では、図11に示すように、第1パネル6がx方向に延び、第2パネル7がy方向に延び、第1および第2パネル6,7が垂直になるように設けられる。
このような平常時の状態から、たとえば地震などによって、各躯体3,4が近接するように相対的に水平方向へ変位すると、図12に示すように、第1および第2パネル6,7が、第1〜第3ヒンジ11〜13によって回動する。そして第1および第2パネル6,7が折畳まれるように、すなわち成す角度が小さくなるように動作して、各躯体3,4の相対的な近接変位を許容することができる。
また平常時の状態から、たとえば地震などによって、各躯体3,4が離反するように相対的に水平方向へ変位すると、図13に示すように、第1および第2パネル6,7が、第1〜第3ヒンジ11〜13によって回動する。そして第1および第2パネル6,7が進展されるように、すなわち成す角度が大きくなるように動作して、各躯体3,4の相対的な近接変位を許容することができる。この場合、第1および第2パネル6,7が一平面に沿って配置される状態となるまでは、第1パネル6が伸長されることなく最も縮退した状態のまま、第1および第2パネル2の回動動作によって、各躯体3,4の変位を許容し、さらに各躯体3,4が離反変位すると、第1パネル6が伸長することによって、各躯体3,4の変位を許容することができる。
地震が収まるなどして、各躯体3,4が平常時の位置に戻ると、壁用伸縮継手装置1は、図12に示すような平常時の状態に復帰する。このように壁用伸縮継手装置1では、各躯体3,4間にわたって設けられ、各躯体3,4間の空隙2を塞ぐことができる。また各躯体3,4が近接および離反するように変位するとき、一方の躯体3に対する第1パネル6の回動、他方の躯体4に対する第2パネル7の回動、ならびに第1および第2パネル6,7同士の相対的な回動によって、各躯体3,4の変位を許容することができる。
さらに第1パネル6は、前述のように基端側パネル部分15と遊端側パネル部分16とを有し、基端側および遊端側パネル部分15,16が、ばね手段17によって相互に近接する方向へばね付勢される構成である。これによって第1パネル6は、ばね付勢に抗する外力が与えられていない状態では縮退し、ばね付勢に抗する外力が与えられる状態では伸長する。このように第1パネル6を伸縮可能に構成することによって、前述の第1および第2パネル6,7の回動に加えて、第1パネル6の伸縮によっても、各躯体3,4の変位を許容することができる。したがって各躯体3,4の変位における許容範囲を大きくすることができ、各躯体3,4の大きな変位を許容することができる。このように壁用伸縮各躯体3,4の大きな変位を許容可能に、各躯体3,4間の空隙2を塞ぐことができる。
しかも前述のように、基端側パネル部分15と遊端側パネル部分16との間に低摩擦シート95が設けられるとともに、基端側パネル部分15および遊端側パネル部分16が、ばね手段17のばね付勢などによって湾曲してしまうことが防がれており、第1パネル6が円滑に伸縮できるように構成されている。したがって各躯体3,4の変位に円滑に追従して第1パネル6を円滑に伸縮させることができ、各躯体3,4の変位を円滑に許容することができる。
さらに第2パネル7の下部には、案内ローラ20が設けられており、遊端部7b寄りで床面23に対して移動可能に第2パネル7を支持することができる。これによって第1および第2パネル6,7の自重に基づく重力によって、第1〜第3ヒンジ11〜13に回動軸線L11〜L13と交差する軸線まわりのモーメントが働いてしまうことを防ぐことができる。さらに第1パネル6を伸縮可能な構成として、第1パネル6が伸長したときに、第1および第2ヒンジ11,12の回動軸線L11,L12から第1および第2パネル6,7の重心位置までの距離が大きくなっても、第1および第2ヒンジ11,12に回動軸線L11,L12と交差する軸線まわりの大きなモーメントが働いてしまうことを防ぐことができる。したがって第1および第2パネル11,12を円滑に回動させることができる。したがって各躯体3,4の変位に円滑に追従して第1パネル6を円滑に伸縮させることができ、各躯体3,4の変位を円滑に許容することができる。
前述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、構成を変更することができる。たとえば設置場所は、内壁とエレベータシャフトとの間に限定されることはなく、2つの内壁間であってもよいし、2つの外壁間であってもよい。また第1パネル6を伸縮可能にする構成、具体的には、基端側パネル部分と遊端側パネル部分との相互の案内構造、基端側パネル部分と遊端側パネル部分とを相互に近接させるように付勢するばね手段17の構成など、前述の具体的な構成に限定されず、同様の機能、動作を達成できる構成であればよい。
本発明の実施の一形態の壁用伸縮継手装置を示す水平断面図である。 壁用伸縮継手装置1が設けられる建物30を示す鉛直断面図である。 図2の切断面線S3−S3から見て建物30を示す水平断面図である。 壁用伸縮継手装置1の設置状態を示す斜視図である。 第1パネル6を分割して示す斜視図である。 第1パネル6の基端部6a付近を拡大して示す断面図である。 第2パネル7の基端部7a付近を拡大して示す断面図である。 第1パネル6の遊端部6bおよび第2パネル7の遊端部7b付近を拡大して示す断面図である。 第1パネル6の上端部6cおよび下端部6d付近を拡大して示す断面図である。 第2パネル7の上端部7cおよび下端部7d付近を拡大して示す断面図である。 平常時の壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。 各躯体3,4の近接動作時の壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。 各躯体3,4の離反動作時の壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。
符号の説明
1 壁用伸縮継手装置
2 空隙
3,4 躯体
6 第1パネル
7 第2パネル
11 第1ヒンジ
12 第2ヒンジ
13 第3ヒンジ
15 基端側パネル部分
16 遊端側パネル部分
20 案内ローラ

Claims (2)

  1. 空隙をあけて隣接する2つの躯体のうち一方の躯体の壁面に、第1パネルの基端部が第1ヒンジによって鉛直軸線まわりに回動可能に連結され、
    前記2つの躯体のうち他方の躯体の壁面であって、前記一方の躯体の壁面に垂直な壁面に、第2パネルの基端部が第2ヒンジによって鉛直軸線まわりに回動可能に連結され、
    第1パネルの遊端部と第2パネルの遊端部とは、第3ヒンジによって鉛直軸線まわりに回動可能に、かつ、相互に垂直に連結され、
    前記第1パネルは、
    第1ヒンジによって一方の躯体に連結される基端側パネル部分と、
    第3ヒンジによって第2パネルに連結され、基端側パネル部分に対して伸縮可能に設けられる遊端側パネル部分と、
    基端側および遊端側パネル部分を相互に近接する方向へばね付勢するばね手段とを含み、
    前記基端側パネル部分は、平板状の基部と、前記基部の遊端側パネル部分に臨む幅方向一側部に厚み方向一方に向けて屈曲して形成され、上下方向に延びる屈曲部とを有し、
    前記遊端側パネル部分は、前記屈曲部に当接することによって基端側パネル部分および遊端側パネル部分が相互に近接する方向への変位を規制する規制部材を有することを特徴とする壁用伸縮継手装置。
  2. 第2パネルの下部には、遊端部寄りで床面に対して移動可能に、第2パネルを支持する案内ローラが設けられることを特徴とする請求項1記載の壁用伸縮継手装置。
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