JPH05187072A - 伸縮継手装置における可動パネルの連結構造 - Google Patents

伸縮継手装置における可動パネルの連結構造

Info

Publication number
JPH05187072A
JPH05187072A JP405992A JP405992A JPH05187072A JP H05187072 A JPH05187072 A JP H05187072A JP 405992 A JP405992 A JP 405992A JP 405992 A JP405992 A JP 405992A JP H05187072 A JPH05187072 A JP H05187072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover body
cover
outside
connecting means
movable panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP405992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2885558B2 (ja
Inventor
Muneo Kamoto
宗夫 嘉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Nippon Aluminium Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Aluminium Co Ltd filed Critical Nippon Aluminium Co Ltd
Priority to JP405992A priority Critical patent/JP2885558B2/ja
Publication of JPH05187072A publication Critical patent/JPH05187072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2885558B2 publication Critical patent/JP2885558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各可動パネルの継目部分を外見上すっきりと
した一直線状として美観を向上し、外部から作用する外
力に対して各可動パネルを連結する第1および第2連結
手段を保護する。 【構成】 空間をあけて隣接する2つの躯体の各壁面に
取付部材をそれぞれ固定し、取付部材には、第1のヒン
ジピンを有する第1連結手段によって2つの可動パネル
の一端部がそれぞれ連結され、各可動パネルの他端部
は、第2のヒンジピンを有する第2連結手段によって相
互に連結され、第1および第2ヒンジピンの各軸線は平
行であり、可動パネルの一端部と躯体とにわたって剛性
の第1カバー手段を設けて、前記第1連結手段を外部側
から覆い、各可動パネルの他端部間にわたって剛性の第
2カバー手段を設けて、前記第2連結手段を外部側から
覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣接する2つの建物な
どの躯体間に設けられる伸縮継手装置における可動パネ
ルの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】隣接する高層ビルなどのような建物の躯
体間には、各躯体間の空間内に外部から風雨が侵入する
ことを防止するために、たとえば2つの可動パネルをヒ
ンジによって回動自在に連結し、かつその連結された2
つの可動パネルの両端部を各躯体にヒンジによってそれ
ぞれ回動自在に連結した伸縮継手装置を設けて、地震あ
るいは地盤沈下によって各躯体の間隔が急激に変化して
も、各可動パネルが角変位して、伸縮継手装置が変形あ
るいは破壊されてしまうことなしに各躯体の相対的な変
位を許容するようにしている。前記各可動パネル間に
は、たとえばゴムなどの可撓性材料から成るカバー体を
外部側から装着して各可動パネルの一端部間を覆い、ま
た各可動パネルの他端部と躯体との間にも同様なカバー
体を外部側から装着して、外部からの風雨の侵入に対し
て、水密性を向上するように構成されており、このよう
な先行技術は、たとえば実公平3−90746(実願平
2−43586)に本件出願人によって提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、前記カバー体はゴムなどの可撓性材料から成るの
で、各カバー体の弯曲状態が上下方向に一様ではなく、
外部から見たときに縦方向に一直線状とはなっておら
ず、意匠上美観に劣るという問題がある。また一般的
に、伸縮継手装置は人や車両が通行する道路に臨んでい
るため、前記カバー体を歩行者が足で蹴ったり、車両が
跳ね飛ばした石などが当接する場合があり、これによっ
てカバー体が損傷してしまったり、各可動パネルを連結
する連結部を損傷してしまい、各可動パネルが円滑に回
動することができなくなってしまうという問題を有す
る。
【0004】したがって本発明の目的は、可動パネルの
連結部における意匠上の美観の向上を図り、かつその連
結部の損傷を防止することができるようにした伸縮継手
装置における可動パネルの連結構造を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、空間をあけて
隣接する2つの躯体の各壁面に取付部材をそれぞれ固定
し、各取付部材には、第1のヒンジピンを有する第1連
結手段によって可動パネルの各一端部がそれぞれ回動自
在に連結され、各可動パネルの他端部は、第2のヒンジ
ピンを有する第2連結手段によって相互に回動自在に連
結され、第1および第2ヒンジピンの各軸線は平行であ
り、各可動パネルの一端部と躯体とにわたって剛性の第
1カバー手段を設けて、前記第1連結手段を外部側から
覆い、各可動パネルの他端部間にわたって剛性の第2カ
バー手段を設けて、前記第2連結手段を外部側から覆う
ことを特徴とする伸縮継手装置における可動パネルの連
結構造である。
【0006】
【作用】本発明に従えば、空間をあけて隣接する2つの
躯体の各壁面には取付部材がそれぞれ固定され、これら
の取付部材には第1連結手段によって2つの可動パネル
の各一端部がそれぞれ回動自在に連結される。各可動パ
ネルの他端部は第2連結手段によって相互に回動自在に
連結される。前記第1および第2連結手段はヒンジピン
をそれぞれ有し、各ヒンジピンの軸線は相互に平行であ
る。前記第1連結手段は、可動パネルの前記一端部と躯
体とにわたって設けられる剛性の第1カバー手段によっ
て外部側から覆われており、また前記第2連結手段は各
可動パネルの他端部間にわたって設けられる剛性の第2
カバー手段によって外部側から覆われる。これらの第1
および第2カバー手段は剛性であるので、その形状を一
様とすることができ、外部から見たときに上下方向に一
直線状として意匠上の美観を向上することができる。ま
た第1および第2連結手段は、前記第1および第2カバ
ー手段によって外部側から覆われているので、歩行者に
よって蹴られたり、車両によって跳ね飛ばされた石など
が当接しても、第1および第2連結手段が損傷すること
を確実に防止することができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
す水平断面図である。たとえば建物などであるコンクリ
ート製の躯体1a,1bは、空間3をあけて隣接して設
けられ、この空間3内に外部4から風雨が侵入しないよ
うに、伸縮継手装置5が設けられる。
【0008】各躯体の壁面6a,6bには、アンカーボ
ルト7a,7bによってたとえば軸直角断面がL字状の
複数の山形鋼を溶接などによって連結して構成される取
付部材8a,8bが固定され、各取付部材8a,8bに
は、第1のヒンジピン9a,9bを有する第1連結手段
10a,10bによって、可動パネル11a,11bの
各一端部13a,13bが前記第1のヒンジピン9a,
9bの各軸線まわりに矢符A1,A2方向および矢符B
1,B2方向に回動自在に連結される。また各可動パネ
ル11a,11bの他端部14a,14bは、第2のヒ
ンジピン15を有する第2連結手段16によって相互に
回動自在に連結される。このようにして各可動パネル1
1a,11bが躯体1a,1bに取付けられた状態で
は、前記第1および第2のヒンジピン9a,9b,15
の各軸線は相互に平行である。
【0009】各可動パネル11a,11bの前記一端部
13a,13bと躯体1a,1bとにわたって、剛性の
第1カバー手段17a,17bが設けられ、この第1カ
バー手段17a,17bによって前記第1連結手段10
a,10bは外部4側から覆われている。また可動パネ
ル11a,11bの他端部14a,14b間にわたっ
て、剛性の第2カバー手段18が設けられ、この第2カ
バー手段18によって前記第2連結手段16が外部4側
から覆われている。
【0010】このような第1および第2カバー手段17
a,17b,18によって、歩道や道路に臨む外部4側
から、歩行者が足で蹴ったり、車両が跳ね飛ばした石な
どが飛翔してきても、各カバー手段17a,17b,1
8は容易に変形してしまうおそれはなく、また第1およ
び第2連結手段10a,10b,16が損傷を受けるお
それもない。また第1および第2カバー手段17a,1
7b,18は、剛性であるので、外部4側から見たとき
に、上下方向に一直線状とすることができ、見た目にす
っきりとしており、意匠上の美観を向上することができ
る。
【0011】図2は、第2カバー手段18の具体的構成
を示す拡大断面図である。前記第2カバー手段18は、
軸直角断面が大略的にT字状の外カバー体19と、可動
パネル11a,11bの各他端部14a,14bにリベ
ット20a,20bによって固定される内カバー体21
a,21bとを有する。内カバー体21a,21bの各
先端部付近には、皿ねじボルト23a,23bによって
略C字状に弯曲した板ばね24a,24bが固定され
る。
【0012】前記外カバー体19は、円弧状に弯曲した
円弧状部分25と、円弧状部分25の中央から突出する
リブ26とを有する。このリブ26には、前記板ばね2
4a,24bが弾発的に当接し、外カバー体19を各可
動パネル11a,11bの成す角度θのほぼ1/2の位
置に配置することができる。前記外カバー体19および
内カバー体21a,21bは、たとえばアルミニウムあ
るいはステンレス鋼などの金属、あるいは硬質の合成樹
脂などの剛性材料から成り、外力に対して容易に変形し
ない材料が選ばれている。
【0013】図3は、第2連結手段16の具体的構成を
示す斜視図である。前記第2のヒンジピン15には、そ
の軸線方向に沿って3つのヒンジ片27,28,29が
個別的に回転自在に連結されており、最上部とヒンジ片
27にはビス30によって外カバー体19のリブ26が
固定される。また2段目のヒンジ片28には、一方の可
動パネル11aの他端部14aがボルト31aおよびナ
ット33a(図2参照)によって固定される。さらに最
下段のヒンジ片29には、他方の可動パネル11bの他
端部14bがボルト31bおよびナット33bによって
固定される。このようにして外カバー体19と各可動パ
ネル11a,11bとは、ヒンジピン15の軸線まわり
に個別的に回動自在に連結されている。なお、図2の仮
想線34で示されるように、各可動パネル11a,11
b間にわたって、ゴムなどの可撓性材料から成る止水板
を設けるようにしてもよい。
【0014】図4は、第1連結手段17b付近の具体的
構成を示す拡大断面図である。前記可動パネル11bの
一端部13bには、外部4側からビス37によって内カ
バー体38が固定され、また躯体1bにはビス39によ
って外カバー体40が固定される。外カバー体40と駆
体1bとによって構成されるビス39上の溝36内に
は、バックアップ材41およびシール材43が打設され
ている。これらの内カバー体38および外カバー体40
によって、前記第1カバー手段17bが構成される。
【0015】内カバー体38は、外カバー体40の遊端
部44から僅かな間隔をあけて空間3寄りに離間してお
り、可動パネル11bがヒンジピン9bの軸線まわりに
矢符B1,B2方向に角変位しても、内カバー体38が
外カバー体40に接触しないように相互の干渉が防がれ
ている。
【0016】これらのカバー体38,40よりも空間3
側には、ゴムなどの可撓性材料から成る止水板45が配
置される。この止水板45の幅方向両端部付近はビス4
6,47によって可動パネル11bおよび躯体1bにそ
れぞれ固定される。また前記取付部材8bには、第1連
結手段10bを構成する一方のヒンジ片48がビス49
によって固定され、他方のヒンジ片50はビス51によ
って可動パネル11bの一端部13bに固定される。
【0017】このような構成によってもまた、外部4側
からの歩行者の足によって蹴られたり、車両が跳ね飛ば
した石を各カバー体38,40によって遮断することが
できるので、止水板45および連結手段10bを外力か
ら保護することができる。また各カバー体38,40
は、前記第2カバー手段18の外カバー体19および内
カバー体21a,21bと同様に剛性の材料からなるの
で、ゴムなどのような可撓性材料に比べて不所望に弯曲
するおそれはなく、、外見上、上下方向に一直線状とす
ることができ、見た目にもすっきりとした意匠上の美観
を得ることができる。
【0018】なお、もう一方の可動パネル11aもま
た、上述した可動パネル11bと同様な構成によって取
付部材8aに回動自在に連結されているため、対応する
部分には同一の数字に添字aを付して、説明は省略す
る。
【0019】図5は、可動パネル11a,11bの変位
可能な範囲を説明するための図である。地震あるいは地
盤沈下が生じたとき、各躯体1a,1bはそれぞれ個別
に異なった方向へ変位するため、同図における説明では
一方の躯体1aが静止し、かつ他方の躯体1bが前記一
方の駆体1aに対して相対的に変位するものとして、各
可動パネル11a,11bの動作について説明する。ま
ず、通常時の標準状態における第2ヒンジピン15が参
照符P0で示される位置であるとしたとき、そのヒンジ
ピン15の位置は他方の躯体1bが一方の躯体1aに対
して外部4側(図5の上方)に変位するにつれて、参照
符P1,P2,…,Pi−1,Piのように変位し、ま
た他方の躯体1bが一方の躯体1aに対して内部側、す
なわち図5の下方に変位すると、参照符Q1,Q2,
…,Qi−1,Qiに示される位置に変位することが可
能である。参照符Qiで示される位置から他方の躯体1
bが一方の躯体1aに近接しながら外部4a側に変位し
ていくと、ヒンジピン15の位置はQi+1,Qi+
2,…,Qn−1,Qnのように変位し、初期位置P0
に復帰する。以上のような躯体1bの駆体1aに対する
変位について、ヒンジピン9bの軌跡は仮想円Sで示す
ことができ、このような仮想円Sの範囲内で、各可動パ
ネル11a,11bは相互に干渉することなしに、各躯
体1a,1bの相対的な変位を許容しつつ回動すること
ができる。
【0020】前述した図2に示される実施例では、平坦
な板状のリブ26に円弧状部分25を形成するようにし
たけれども、本発明の他の実施例として、その他の変位
の形状、たとえばT字状などであってもよい。
【0021】図6は、本発明の他の実施例の全体の構成
を示す水平断面図である。たとえば建物などであるコン
クリート製の躯体1a,1bは、空間3をあけて隣接し
て設けられ、この空間3内に外部4から風雨が侵入しな
いように、伸縮継手装置105が設けられる。
【0022】各躯体の壁面6a,6bには、アンカーボ
ルト107a,107bによってたとえば軸直角断面が
L字状の複数の山形鋼を溶接などによって連結して構成
される取付部材108a,108bが固定され、各取付
部材108a,108bには、第1のヒンジピン109
a,109bを有する第1連結手段110a,110b
によって、可動パネル111a,111bの各一端部1
13a,113bが前記第1のヒンジピン109a,1
09bの各軸線まわりに矢符A1,A2方向および矢符
B1,B2方向に回動自在に連結される。また各可動パ
ネル111a,111bの他端部114a,114b
は、第2のヒンジピン115を有する第2連結手段11
6によって相互に回動自在に連結される。このようにし
て各可動パネル111a,111bが躯体101a,1
01bに取付けられた状態では、前記第1および第2の
ヒンジピン109a,109b,115の各軸線は相互
に平行である。
【0023】各可動パネル111a,111bの外部4
側には、各可動パネル111a,111bとほぼ平行
に、平坦なアルミニウム製の化粧パネル135a,13
5bが取付けられる。また前記一端部113a,113
bと躯体1a,1bとにわたって、剛性の第1カバー手
段117a,117bが設けられ、この第1カバー手段
117a,117bによって前記第1連結手段110
a,110bは外部4側から覆われている。また可動パ
ネル111a,111bの他端部114a,114b間
にわたって、剛性の第2カバー手段118が設けられ、
この第2カバー手段118によって前記2連結手段11
6が外部4側から覆われている。
【0024】このような第1および第2カバー手段11
7a,117b,118によって、歩道や道路に臨む外
部4側から、歩行者が足で蹴ったり、車両が跳ね飛ばし
た石などが飛翔してきても、各カバー手段117a,1
17b,118は容易に変形してしまうおそれはなく、
また第1および第2連結手段110a,110b,11
6が損傷を受けるおそれもない。また第1および第2カ
バー手段117a,117b,118は剛性であるの
で、外部4側から見たときに、上下方向に一直線状とす
ることができ、見た目にすっきりとしており、意匠上の
美観を向上することができる。
【0025】図7は、第2カバー手段118の具体的構
成を示す拡大断面図である。前記第2カバー手段118
は、軸直角断面が大略的にT字状の外カバー体119
と、可動パネル111a,111bの各他端部114
a,114bにボルト154a,154bおよびナット
155a,155bによって固定される内カバー体12
1a,121bとを有する。内カバー体121a,12
1bの各先端部付近には、外カバー体119の内周面に
摺接するパッキン156a,156bがそれぞれ装着さ
れる。
【0026】前記外カバー体119は、円弧状に弯曲し
た円弧状部分125と、円弧状部分125の中央から突
出する略U字状のリブ126とを有する。前記外カバー
体119および内カバー体121a,121bは、たと
えばアルミニウムあるいはステンレス鋼などの金属、あ
るいは硬質の合成樹脂などの鋼性材料から成り、外力に
対して容易に変形しない材料が選ばれている。
【0027】図8は、第2連結手段116の具体的構成
を示す斜視図である。前記第2のヒンジピン115に
は、その軸線方向に沿って5つのヒンジ片127;12
8a,128b;129a,129bが個別的に回転自
在に連結されており、最上部とヒンジ片127にはビス
130によって外カバー体119のリブ126が固定さ
れる。またヒンジ片128a,129aには、一方の可
動パネル111aの他端部114aがボルト131aお
よびナット133a(図7参照)によって固定される。
さらにヒンジ片128b,129bには、他方の可動パ
ネル111bの他端部114bがボルト131bおよび
ナット133bによって固定される。このようにして外
カバー体119と各可動パネル111a,111bと
は、ヒンジピン115の軸線まわりに個別的に回転自在
に連結されている。なお、図7の仮想線134で示され
るように、各可動パネル111a,111b間にわたっ
て、ゴムなどの可撓性材料から成る止水板を設けるよう
にしてもよい。
【0028】図9は、第1連結手段117b付近の具体
的構成を示す拡大断面図である。前記可動パネル111
bの一端部113bには、外部4側からボルト157b
およびナット158bによって内カバー体138が固定
され、また躯体1bには連結部材159,160,16
1を介して外カバー体140が固定される。外カバー体
140と躯体1bとによって構成されるビス139上の
溝136内には、バックアップ材141およびシール材
143が打設されている。これらの内カバー体138お
よび外カバー体140によって、前記第1カバー手段1
17bが構成される。
【0029】内カバー体138は、外カバー体140の
内周面144から僅かな間隔をあけて空間3寄りに離間
しており、可動パネル111bがヒンジピン109bの
軸線まわりに矢符B1,B2方向に角変位しても、内カ
バー体138が外カバー体140に接触しないように相
互の干渉が防がれている。
【0030】内カバー体138の一端部には、外カバー
体141の内周面144に摺接するパッキン163が装
着され、これらのカバー体138,140よりも空間3
側には、ゴムなどの可撓性材料から成る止水板145が
配置される。この止水板145の幅方向両端部は各カバ
ー体138,140にそれぞれ形成される溝164,1
65に嵌着される。また前記取付部材108bには、第
1連結手段110bを構成する一方のヒンジ片148が
ボルト166およびナット167によって固定され、他
方のヒンジ片150,151はボルト168およびナッ
ト169によって可動パネル111bの一端部113b
に固定される。
【0031】このような構成によってもまた、外部4側
からの歩行者の足によって蹴られたり、車両が跳ね飛ば
した石を各カバー体138,140によって遮断するこ
とができるので、止水板145および連結手段110b
を外力から保護することができる。また各カバー体13
8,140は、前記第2カバー手段118の外カバー体
119および内カバー体121a,121bと同様に剛
性の材料からなるので、ゴムなどのような可撓性材料に
比べて不所望に弯曲するおそれはなく、外見上、上下方
向に一直線状とすることができ、見た目にもすっきりと
した意匠上の美観を得ることができる。
【0032】なお、もう一方の可動パネル111aもま
た、上述した可動パネル111bと同様な構成によって
取付部材108aに回転自在に連結されているため、対
応する部分には同一の数字に添字aを付して、説明は省
略する。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可動パネ
ルの一端部と躯体とにわたって剛性の第1カバーを設
け、また各可動パネルの各他端部間にわたって剛性の第
2カバー手段を設けるようにしたので、外部から見たと
きに第1および第2カバー体を上下方向に一直線状とす
ることができ、外見上の美観を向上することができる。
また第1および第2カバー手段が剛性であるので、歩行
者の足によって蹴られたり、車両が跳ね飛ばした石など
が当接しても、第1および第2連結手段の損傷を防止す
ることができ、各可動パネルの回動に支障を生じるおそ
れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す水平断面
図である。
【図2】第2カバー手段18付近の具体的構成を示す拡
大断面図である。
【図3】第2連結手段16の具体的構成を示す斜視図で
ある。
【図4】第1連結手段17b付近の具体的構成を示す拡
大断面図である。
【図5】可動パネル11a,11bの変位可能な範囲を
説明するための図である。
【図6】本発明の他の実施例の全体の構成を示す水平断
面図である。
【図7】第2カバー手段118付近の具体的構成を示す
拡大断面図である。
【図8】第2連結手段116の具体的構成を示す斜視図
である。
【図9】第1連結手段117b付近の具体的構成を示す
拡大断面図である。
【符号の説明】
1a,1b 躯体 3 空間 4 外部 5 伸縮継手装置 6a,6b 壁面 8a,8b 取付部材 9a,9b 第1のヒンジピン 10a,10b 第1連結手段 11a,11b 可動パネル 13a,13b 一端部 14a,14b 他端部 15 第2のヒンジピン 16 第2連結手段 17a,17b 第1カバー手段 18 第2カバー手段 19,40 外カバー体 21a,21b,38 内カバー体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間をあけて隣接する2つの躯体の各壁
    面に取付部材をそれぞれ固定し、 各取付部材には、第1のヒンジピンを有する第1連結手
    段によって可動パネルの各一端部がそれぞれ回動自在に
    連結され、各可動パネルの他端部は、第2のヒンジピン
    を有する第2連結手段によって相互に回動自在に連結さ
    れ、第1および第2ヒンジピンの各軸線は平行であり、 各可動パネルの一端部と躯体とにわたって剛性の第1カ
    バー手段を設けて、前記第1連結手段を外部側から覆
    い、 各可動パネルの他端部間にわたって剛性の第2カバー手
    段を設けて、前記第2連結手段を外部側から覆うことを
    特徴とする伸縮継手装置における可動パネルの連結構
    造。
JP405992A 1992-01-13 1992-01-13 伸縮継手装置における可動パネルの連結構造 Expired - Fee Related JP2885558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP405992A JP2885558B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 伸縮継手装置における可動パネルの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP405992A JP2885558B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 伸縮継手装置における可動パネルの連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05187072A true JPH05187072A (ja) 1993-07-27
JP2885558B2 JP2885558B2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=11574296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP405992A Expired - Fee Related JP2885558B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 伸縮継手装置における可動パネルの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2885558B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118160A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Nippon Alum Co Ltd 壁用伸縮継手装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118160A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Nippon Alum Co Ltd 壁用伸縮継手装置
JP4499528B2 (ja) * 2004-10-20 2010-07-07 株式会社日本アルミ 壁用伸縮継手装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2885558B2 (ja) 1999-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1170248A3 (en) Microelectromechanical actuators including sinuous beam structures
JPH05187072A (ja) 伸縮継手装置における可動パネルの連結構造
JP4548915B2 (ja) 化粧板の取付構造
KR200268230Y1 (ko) 외장재부착용 프레임의 연결구조
JP3537278B2 (ja) バルコニーパネル取付構造
KR102447222B1 (ko) 지주 프레임에 형성된 조립구를 가리는 커버를 갖는 파고라
JP2000034791A (ja) 柱耐火被覆構造
JPH0724513Y2 (ja) 廻り縁材
DE69935032D1 (de) Konstruktion der Dachöffnung eines Fahrzeugs
JP4628126B2 (ja) 丸形サッシの取付構造
JP3044171B2 (ja) ゲート
JP6946018B2 (ja) 免震エキスパンションジョイント装置
JPH0520613Y2 (ja)
RU2348772C2 (ru) Навесной вентилируемый фасад из коробчатых панелей
JPH0712487Y2 (ja) 壁パネル間の目地用部材
JPH074243Y2 (ja) 外壁パネルの接合部の構造
JPH036748Y2 (ja)
JPH0612110Y2 (ja) 外壁材の接合構造
JP2513229Y2 (ja) 車両用部品の取付け位置調整装置
JP2818093B2 (ja) 外壁パネルの防水構造
JPS6041380Y2 (ja) 柱カバ−
JPH0810124Y2 (ja) 伸縮外装構造
KR101167267B1 (ko) 조립식 패널 구조물
JPS6133834Y2 (ja)
JPH0743290Y2 (ja) 伸縮継手装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100212

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees