JP4548915B2 - 化粧板の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリートパネルとくにパネルサイズが比較的小さく、また帳壁として汎用される軽量気泡コンクリートパネルに各種化粧板を直接張り付けた化粧板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、例えば軽量気泡コンクリート(以下、ALCと称す)パネルを建物躯体に取り付ける構法としては、地震時における躯体の変形に対しALCパネルが回転変形し、相互に目地ずれを生じて追従できる構法が主流になりつつある。
一方ALCパネルの仕上げとして化粧板を設ける方法としては、例えばALCパネルの外面側あるいは内面側に複数の下地材を設け、セメント系、石膏系、木質系あるいは金属系などの薄板を複数の下地材を跨いで張り、釘、ビスなどの締結具で留め付けた後、重い仕上げではタイル、レンガなどから、軽い仕上げでは化粧シートやクロス張りまで種々の仕上げを施す方法、またこれらの仕上げを予め工場で施した化粧板を留め付ける方法などがある。
【0003】
しかし、ALCパネルの面内変形追従性を考慮した上記構法を採用する場合には、建物躯体の変形、ALCパネルの変形、それに伴う下地材の変形に対し、化粧板が追従できず釘、ビス取付部で損傷したり、化粧板相互の目地にずれを生じてしまう恐れがある。そのため、目地部の仕上げが損傷したり、損傷しないよう化粧板相互の目地を可動、伸縮目地とした場合は、複数の化粧板に跨る連続した仕上げができず、意匠的な制約があった。
【0004】
このような問題を解決するには、例えば内装においては床や天井の梁にランナーを設け、上下のランナーに下地材を組んで化粧板を張り、コンクリートパネルと下地材を絶縁させる方法がある。しかし、この方法では、下地材の支持スパンが大きくなるため、面外剛性を得るために下地材のメンバーも大きくなって壁厚が厚くなり、また中間部には振れ止めや胴縁などを用いて下地材相互を連結し剛性補強をする必要があり、金物費や施工費もかかり、コンクリートパネルが下地にあることを生かせなかった。
【0005】
また、下地材の中間をコンクリートパネルに支持させ、かつ地震時の変形を考慮した構造として、特開平10−131455号公報に記載されているようにものもあるが、この構造では壁下地に軸支された回動プレートが回動するため、壁下地への取付ビス部分に応力が発生しやすく、とくにALCパネルのように大きな変位が生じる下地壁や母材強度の比較的小さい下地壁には不適であり、下地材の上下をランナーに支持させる必要があった。
【0006】
さらに、このような内装工法では一般的なランナーを用いる構造は、基準墨をもとに上下のランナーを位置決めしても、開口の額縁などの出入りに合わせて中間部の微調整が必要であったり、ランナーを取り付けるための溶接やアンカー工事が必要となるなど、施工上の問題があった。また、地震時の躯体の変形に対し、下地材はランナーを定規としてスライドするが、ランナーにより下地材の上下を拘束すると、化粧壁面全体の回転変形ができないため、変形追従性能も十分でなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の課題は、このような問題を解決し、例えばALCパネルのようなコンクリートパネルの仕上げとして用いた場合に、面内変形追従性をはじめとして面外剛性、衝撃耐力、取付部強度、施工性、意匠性、経済性などの点で、最も好適な化粧板の取付構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、下地材をコンクリートパネル面に直に取り付け、該下地材の支持方法を工夫することで、取付けに用いる部材を簡素化し、本発明に至った。
【0009】
すなわち本発明は、コンクリートパネル壁面に設けられた複数の下地材に化粧板を取り付ける構造において、コンクリートパネル壁面に複数の下地材に跨る支持部材を用いることなく、アンカー板と留め具からなる支持部をコンクリートパネル壁面の任意の位置に配して前記下地材を支持する構造であって、該コンクリートパネルに固着されたアンカー板に対し、該下地材が面内方向の左右、上下にスライドおよび回転可能なるよう留め具を介して支持され、該支持部の夫々において該下地材が出入調整されることを特徴とする化粧板の取付構造である。
【0010】
本発明の望ましい実施態様としては、コンクリートパネルが軽量気泡コンクリートパネルである。
また、複数の化粧板からなる壁面がコンクリートパネル壁面に対し一体に回動可能なるよう下地材の上方移動を拘束する部材を設けず、あるいは上方移動を拘束する部材との間にクリアランスを設けたものである。
また、下地材の内面あるいは背面に嵌合された留め具は該下地材に対し上下動および回転可能なるとともにアンカー板に設けられた軌道上を左右にスライド可能としたものである。
下地材、留め具、アンカー板は鋼製薄板からなり、相互の接触部あるいは可動部には、リブ、突起などを設けたものである。
アンカー板に設けたねじ部材によりコンクリートパネル壁面とアンカー板の相対距離を調整可能としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、上記取付構造の好ましい実施態様を、ALC外壁パネルの内装仕上げとして化粧板を設ける場合について、図1〜図8を用いて説明する。
まず図1は、面内変形追従可能な構法で建物躯体に取り付けたALCパネルに対し、本発明の取付構造を用いて下地材と化粧板を施工した状態の図である。
図2、図3は、中小地震時および大地震時に建物躯体が変形した時の状態を示した模式図である。
図4、図5は、取付構造の概要を示す斜視図および断面図である。
図6、図7は、取付具の具体的実施例を示した斜視図または組立図である。
図8は、他の取付具の実施例である。
【0012】
ALCパネル2は、建物躯体1の梁あるいは柱、間柱に例えば専用ボルトなどにより取り付けられており、地震時の躯体の変形により、ALCパネル2が回転変形し、目地が相互にずれを生じて追従する構造となっている。化粧板3が取付られる下地材4は、留め具5およびアンカー板6を介してALCパネル2に直に取付けられる。
【0013】
ALCパネル2の回転変形に対し、一体に固着されるアンカー板6は、その固着位置に応じて、例えば図2,図3に示すように、ALCパネル2の幅方向右側であれば、回転しながら下方に、左側であれば回転しながら上方に移動するが、夫々のアンカー板6がALCパネル2の幅方向や長さ方向で異なる任意の位置に固着されたとしても、アンカー板6に対して下地材4が左右、上下および回転可能なるよう留め具5を介して支持される構造としたため、ALCパネル2の変形挙動に影響を受けずに、複数の下地材と複数の化粧板3からなる壁面が、変形前の矩形を保ったまま面内水平方向にスライドできる。
【0014】
よって、化粧板3に対する下地材4のピッチ、下地材4に対する留め具5およびアンカー板6のピッチは、材料強度などにより適宜定められるが、ALCパネル2に対するアンカー板6の取付位置を特定する必要がなく、例えばALCパネル2の幅と下地材4のピッチが異なっていても何ら問題がない。もちろんアンカー板6を本構造のように単一の部材とせず、複数のALCパネル2に跨って取り付ける通し部材とした場合には、その取付位置が限定されたり、またはALCパネル2の変形挙動に対し該通し部材が変形するという問題がある。
【0015】
また、これらの必要な左右、上下、回転運動は、ALCパネル2に一体に固着したアンカー板6をベースとして留め具5および下地材4の支持部材間で行われるため、アンカー板6とALCパネル2の接合部には、応力や振動が発生しにくい構造となっており、例えば釘やビスなどのアンカー部材8によりアンカー板6をALCパネル2に取付けても、取付部強度の信頼性が保てる。
【0016】
また、本構造はALCパネル2の上下あるいは中間 に複数の下地材に跨る支持部材、例えばランナー、振れ止め、胴縁などの部材を用いることなく、単一のアンカー板6と留め具5を所定間隔で配して下地材4を支持する構造とし、夫々の該支持部において下地材4が出入調整される。
よって、ALCパネル2の長さ方向のたわみや隣接するALCパネル間に出入誤差や不陸がある場合にも、アンカー板6と留め具5による支持部において下地材4の出入調整ができるため、化粧板3に加わる面外方向の力を直接ALCパネル2に伝達することができる。そのため、壁面の面外剛性が向上し、下地材のメンバーを小さくて壁厚を薄くしたり、また剛性補強部材を省略することができる。
また、壁厚が薄くなることにより、下地材4の中間の弱点部に衝撃が加わった場合にも、衝撃力をALCパネル2に直に伝達して耐衝撃性能が向上する。
【0017】
また本構造では、下地材4の上下にランナー材などの通し部材も用いない。
夫々の支持部分において出入調整を行う構造としたため、例えば開口の額縁などとの取り合いなどは、ランナーを用いるよりも微調整が容易となり、また躯体にランナーを取り付けるための溶接工事やアンカー工事が省略できるからである。吹き抜け部などで、化粧板3の自重を床スラブなどでなく、ALCパネル2に支持させる場合は、L形のアンカー板を用いて下地材4の下端を支持すればよい。
【0018】
また、地震時における面内変形追従性からも、下地材4の少なくとも上部をランナーなどを用いて拘束することは好ましくない。図2に示すように、躯体の変形に対し、複数の下地材4および化粧板3からなる壁は矩形を保ったままスライドするが、そのスライド量は、該壁面と躯体や他部材などとの取り合い部に設けたクリアランスの範囲内であり、この範囲を超える大変形時には、壁面がせん断力を負担して何らかの損傷が生じるものと考えられる。それに対し、少なくとも下地材の上部を拘束せず、かつ下地材が上方に移動可能な構造であれば、図3に示すように壁面全体が回転変形して追従することができる。
【0019】
次に、下地材4、留め具5、アンカー板6の具体的実施例について説明する。
例えば図6に示すように、鉛直方向に配置されて化粧板3が固着される略C形断面の下地材4と、下地材4の断面方向の内面に嵌合するよう下地材4の開口より幅を大きくする一対の嵌合片5aと、嵌合片5aを連結し下地材4の開口より幅を小さくする連結片5bからなる略コ字形断面の留め具5と、留め具5を化粧板3の面外方向に支持しALCパネル2に固着されるアンカー板6とからなり、アンカー板6には留め具5の嵌合片5aが挿通可能で、連結片5bが化粧板3の面内方向にスライド可能なスリット6aを有する。
【0020】
下地材4には、留め具5およびアンカー板6が、例えば600mmピッチなどの所定間隔ごとに装着され、アンカー部材8を用いてALCパネル2に固着される。アンカー板6には、出入調整ボルト7を螺入するためのめねじが設けられており、出入調整ボルト7にはアンカー部材8挿通用の穴が設けられている。スリット6aの幅は、留め具5の嵌合片5aより大きく、かつ地震時における化粧板3の面内変形追従性能を考慮した設計スライド幅を加えたものとする。また、アンカー部材8が釘、ビス、アンカーなどの締結具で、ALCパネルの目地や内部の鉄筋に干渉しないよう微調整する場合は、その調整代を加えればよい。
【0021】
留め具5の嵌合片5aは、化粧板3取付け用のビスに干渉しないよう、ビスの挿通方向に平行な薄板である。また複数の留め具5およびアンカー板6を下地材4に装着した後、施工現場での持ち運びにより、これらが落下しないよう、かつ施工後には、化粧板3が面外方向にがたつくことなく、適度な反力と弾力が加わるよう設計され、下地材4の面外方向に嵌合される。
【0022】
留め具5およびアンカー板6を下地材4に装着する場合、留め具5の一対の嵌合片5aの間隔は、下地材4の開口幅より小さく、図7に示すように、嵌合片5aを下地材4の長さ方向に向けると、該下地材4の開口のどの位置からでも挿入可能である。また該二片の嵌合片5aの幅と間隔の関係は、挿入後、留め具5を下地材4内で回転可能なるよう設計される。
【0023】
上記実施例において、留め具5は下地材4の内面において、回転および下地材4の長手方向に上下動が可能であり、かつアンカー板6のスリット6aを軌道として下地材の断面方向にスライド可能である。よってアンカー板6をALCパネル2に一体に固着しても、また、ALCパネル2のどの位置に固着しても、あるいはアンカー板6が施工誤差により多少斜めに固着されても、面内のどの方向にも下地材4が可動であるため、ALCパネル2の変形挙動に関わらず、複数の化粧板3からなる壁面が応力を負担することなく矩形を保つことができる。また、アンカー板6はALCパネル2と一体なため、アンカー部材8に過大な応力や動きが生じないため、取付部強度が安定する。
【0024】
下地材4の出入調整は、アンカー板6とALCパネル2の間にパッキンなどの飼い物を用いてもよいが、本実施例のようにねじ部材とした方が作業が容易であり望ましい。また、下地材4、留め具5、アンカー板6、ALCパネル2のどの間で出入調整を行う機構としてもよいが、本実施例のような構造とすれば、アンカー板6とALCパネル2の間に断熱材なども施工することができ好適である。
【0025】
下地材4の断面形状は、ハット形でもよいが、本実施例のようにC形である方が支持部材を含む専有面積が小さくなり好適である。また、留め具5は、本実施例にように下地材4の内面に嵌合するものでも、リブ部などの背面に嵌合するものとしてもよい。また、留め具は本実施例のように一体ものでなくてもよく、例えば回転とスライド機能を分割して別個の部材としてもよい。
【0026】
本構造の下地材4、留め具5およびアンカー板6の材質は、限定されるものではないが、一般的には鋼製の薄板からなる成形体とされる。鋼製の場合、下地材の板厚は0.4mm以上、1.2mm以下、成形体の厚さは10mmから15mm程度、その幅は45mm程度が望ましい。留め具5およびアンカー板6の板厚は0.8mm以上、1.2mm以下のものが望ましい。もちろん、これ以上の厚さのものでもよいが、重くなって落下しやすく、また不経済である。アンカー板6の成形体の厚さは2mmから5mm程度であり、下地材4の厚さを合計した下地のふかし厚さ(ALCと化粧板間の隙間)は、12mmから20mm程度が可能となる。
【0027】
これらの支持部材は、本実施例に示すように、相互の接触部あるいは可動部には、リブや突起を形成することが望ましい。下地材4に装着した留め具4、アンカー板6が施工時の持ち運びにより落下せず、施工後に支持部材間のがたつきが生じない適度な反力と弾性を相互に付与すること、切断面が接触する部分を少なくして可動時のきしみ音を抑えること、夫々の部材の剛性補強をすることなどの効果が得られる。
【0028】
図8の取付具は、本化粧板の取付構造に用いる取付具の他の実施例を示したものであるが、留め具5(円盤状)およびアンカー板6の形状をこのように変更しても、前記した取付具と同様の構成となり、同様の効果を有するものである。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、例えばALCパネルのように、パネルサイズが比較的小さく、かつ地震時において、例えば夫々のパネルが回転変形などして変形追従する帳壁の内外に、複数の下地材を設け、該下地材に跨る複数の化粧板を取り付けて内外装とする場合に、地震時の非損傷性をはじめとする諸性能を改善した基本取付け構造であり、具体的には以下にような効果を有する。
【0030】
下地材をコンクリートパネルに直に取り付け、面内方向の左右、上下にスライドおよび回転可能な構造としたため、地震時の躯体の変形に際し、コンクリートパネルの変形挙動に影響を受けず、複数の化粧板からなる壁面が矩形を保って追従できる。また、前記構造の基盤となるアンカー板を単一の部材とし、コンクリートパネルと一体に固着したため、アンカー板をコンクリートパネルの任意の位置に取り付けることができ、かつ取付部強度の信頼性が向上する。
【0031】
下地材の支持部の夫々において出入調整できる構造としたため、コンクリートパネルの不陸や出入誤差を吸収して面外剛性が向上する。またその結果、壁厚を薄くすることができ、衝撃耐力も向上する。さらに、上下のランナーを用いた構造より、とくに開口まわりなどの細かい出入調整が容易となり、面外剛性の向上により中間の剛性補強材が不要となる。
【0032】
また、ランナー材などの下地材の上方移動を拘束する部材を設けないことにより、地震時の躯体の変形に際し、化粧板壁面全体が水平方向のスライド変形のみならず、回転変形できるようになり、より大きな変形にも追従することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付構造の立面図である。
【図2】本発明の取付構造が建物躯体中小変形時に生じる動きを示す模式図である。
【図3】本発明の取付構造が建物躯体大変形時に生じる動きを示す模式図である。
【図4】本発明の取付構造の実施例の斜視図である。
【図5】本発明の取付構造の縦断面図である。
【図6】本発明の取付構造に用いる取付具の実施例の斜視図である。
【図7】本発明の取付構造に用いる取付具の実施例の組立図である。
【図8】本発明の取付構造に用いる取付具の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建物躯体
2 ALCパネル
3 化粧板
4 下地材
5 留め具
5a 嵌合片
5b 連結片
6 アンカー板
6a スリット
7 出入調整ボルト
8 アンカー部材

Claims (6)

  1. コンクリートパネル壁面に設けられた複数の下地材に化粧板を取り付ける構造において、コンクリートパネル壁面に複数の下地材に跨る支持部材を用いることなく、アンカー板と留め具からなる支持部をコンクリートパネル壁面の任意の位置に配して前記下地材を支持する構造であって、該コンクリートパネルに固着されたアンカー板に対し、該下地材が面内方向の左右、上下にスライドおよび回転可能なるよう留め具を介して支持され、該支持部の夫々において該下地材が出入調整されることを特徴とする化粧板の取付構造。
  2. コンクリートパネルが軽量気泡コンクリートパネルであることを特徴とする請求項1に記載の取付構造。
  3. 複数の化粧板からなる壁面がコンクリートパネル壁面に対し一体に回動可能なるよう下地材の上方移動を拘束する部材を設けないか、あるいは下地材の上方移動を拘束する部材との間にクリアランスを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の取付構造。
  4. 下地材の内面あるいは背面に嵌合された留め具は該下地材に対し上下動および回転可能なるとともにアンカー板に設けられた軌道上を左右にスライド可能なことを特徴とする請求項1,2または3に記載の取付構造。
  5. 下地材、留め具、アンカー板は鋼製薄板からなり、相互の接触部あるいは可動部には、リブ、突起などを設けたことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の取付構造。
  6. アンカー板に設けたねじ部材によりコンクリートパネル壁面とアンカー板の相対距離を調整可能としたことを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の取付構造。
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