JP4499215B2 - 長尺スイッチの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、物体の接触検知等に使用される耐久性に優れた長尺スイッチの製造方法に関するものである。
【従来の技術】
従来におけるこの種の長尺スイッチの一例を添付する図7、図8を参照して説明する。
図7、図8に示す長尺スイッチは、長尺で板状の導体材料からなる下部電極板21と、長尺で板状の導体材料からなる上部電極板22と、内壁両側面に下部電極板21、上部電極板22の間に空間部23を形成するための対称形状の一対の突起部24a、24bを備え底部側が開口した長尺の絶縁材料からなる長尺の外被24と、前記下部電極板21、上部電極板22を一体化するために外被24の外周に交叉状態に巻回した例えば2本の糸材25と、下部電極板21の底面側において糸材25上に長手方向に沿って貼り付けた貼り付け固定用の長尺の粘着テープ26とを有している。
即ち、前記外被24における一対の突起部24a、24bと内壁上面24cとの間に上部電極板22を挟みこむとともに、一対の突起部24a、24bの下側に下部電極板21を添着し、この状態で2本の糸材25による交叉状態の巻回工程を施して、下部電極板21、上部電極板22を一体化している。
前記外被24の上部の中央部には、凸部24dが形成され、この凸部24dを足等で踏み、凸部24dを介して上部電極板22に変形力を付与して空間部23の領域で上部電極板22を変形させることで、下部電極板21、上部電極板22によるスイッチ動作を行うように構成している。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の長尺スイッチの場合、下部電極板21、上部電極板22を長尺の外被24を用いて両者の間に空間部23が形成される状態とし、この状態で2本の糸材25による交叉状態の巻回工程を施して下部電極板21、上部電極板22を一体化するものであるから、製造工程が煩雑化し、長尺スイッチのコスト上昇を招いてしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製造工程が簡略で、製造コストの低減を図ることができ、耐久性に優れた長尺スイッチを得ることができる製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載に係る発明の長尺スイッチの製造方法は、長尺で板状の導体材料からなる下部電極板の外周に、押出し加工により、均一な厚みで長尺の絶縁材を被覆する工程と、前記絶縁材における下部電極板の上側にその長さ方向に沿って平行配置の剥離用の溝を2箇所形成する工程と、前記下部電極板の上側における絶縁材の前記2箇所の各溝間の領域を下部電極板の長さ方向に沿って剥離し、下部電極板の上側に開口部を形成する工程と、前記開口部が形成された下部電極板上の絶縁材の上に、長尺で板状の導体材料からなる上部電極板を重ねる工程と、絶縁材の押出し成型加工により、前記絶縁材、上部電極板の外周全体に、上部に長さ方向に沿った凸部を備えた外被を形成する工程と、を有することを特徴とするものである。
この発明によれば、長尺で板状の導体材料からなる下部電極板の外周に、押出し加工により、均一な厚みで長尺の絶縁材を被覆し、絶縁材に剥離用の溝を2箇所形成し、前記2箇所の溝の間の領域を長さ方向に沿って剥離して下部電極板の上側に開口部を形成し、下部電極板上の絶縁材の上に、長尺で板状の導体材料からなる上部電極板を重ね、絶縁材の押出し成型加工により、前記絶縁材、上部電極板の外周全体に、上部に凸部を備えた外被を形成して長尺スイッチを得るものであるから、従来例に比べ製造工程が簡略化し、製造コストの低減を図りつつ耐久性に優れた長尺スイッチを得ることができる製造方法を提供できる。
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明における実施の形態の製造方法から製造される長尺スイッチ1を示すものであり、この長尺スイッチ1は、長尺で板状の導体材料からなる下部電極板2と、この下部電極板2の外周を開口部2aの領域を除いて覆う長尺の絶縁材3と、開口部2a上に重ねた長尺で板状の導体材料からなる上部電極板4と、上端側に凸部5aを備えるとともに、前記絶縁材3及び上部電極板4の外周を覆う長尺の絶縁材料からなる外被5とを有している。
本実施の形態に係る長尺スイッチ1の製造方法について以下に説明する。
まず、図2に示すように、長尺で板状の導体材料からなる下部電極板2の外周に、押出し加工により、均一な厚みで長尺の絶縁材3を被覆する。
そして、図3に示すように、下部電極板2の上側にその長さ方向に沿った開口部2aを形成するため、ダイスによりV字状の溝3a、3aを下部電極板2の長さ方向に沿って平行配置に2箇所形成する。この工程はカッター等を用いてスリットしても良い。この場合、開口部2aのスリット巾により長尺スイッチの押圧感度を変えることが可能である。
次に、図4に示すように、下部電極板2の上部の絶縁材3の一部(V字状の溝3a、3aの間の領域)を長さ方向に沿って剥離し、下部電極板2の上側に接点用の開口部2aを形成する。
次に、図5に示すように、開口部2aが形成された下部電極板2上の絶縁材3の上に、長尺で板状の導体材料からなる上部電極板4を重ね、更に、これらを図示しないニップルに挿入し、ニップルと図示しないダイスの隙間から絶縁材を押出し、図6に示すように、前記絶縁材3、上部電極板4の外周全体に、上部中央部分に長さ方向に沿った凸部5aを備えた外被5を形成し、図1、図6に示す長尺スイッチ1を得るものである。
この場合、本発明においては、前記ダイスの形状を変えることにより、様々な断面形状をした長尺スイッチ1を得ることができる。
以上説明した本実施の形態に係る製造方法によれば、下部電極板2、上部電極板4の間にスイッチ動作用の空間領域となる開口部2aを形成しつつこれら下部電極板2、上部電極板4を定位置に強固に保持することができる長尺スイッチ1を実現でき、前記した従来例の長尺スイッチに比べ製造工程を簡略化でき、製造コストの低減を図りつつ耐久性に優れた長尺スイッチ1を得ることができる製造方法を提供できる。
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、製造工程を簡略化でき、製造コストの低減を図りつつ耐久性に優れた長尺スイッチを得ることができる長尺スイッチの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る製造方法から製造される長尺スイッチを示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る製造方法から製造される長尺スイッチの製造工程を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る製造方法から製造される長尺スイッチの製造工程を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る製造方法から製造される長尺スイッチの製造工程を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る製造方法から製造される長尺スイッチの製造工程を示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る製造方法から製造される長尺スイッチを示す断面図である。
【図7】 従来の長尺スイッチを示す平面図である。
【図8】 図7のA−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 長尺スイッチ
2 下部電極板
2a 開口部
3 絶縁材
4 上部電極板
5 外被
5a 凸部
Claims (1)
- 長尺で板状の導体材料からなる下部電極板の外周に、押出し加工により、均一な厚みで長尺の絶縁材を被覆する工程と、
前記絶縁材における下部電極板の上側にその長さ方向に沿って平行配置の剥離用の溝を2箇所形成する工程と、
前記下部電極板の上側における絶縁材の前記2箇所の各溝間の領域を下部電極板の長さ方向に沿って剥離し、下部電極板の上側に開口部を形成する工程と、
前記開口部が形成された下部電極板上の絶縁材の上に、長尺で板状の導体材料からなる上部電極板を重ねる工程と、
絶縁材の押出し成型加工により、前記絶縁材、上部電極板の外周全体に、上部に長さ方向に沿った凸部を備えた外被を形成する工程と、
を有することを特徴とする長尺スイッチの製造方法。
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