JP4498258B2 - コイルパッケージ - Google Patents

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Description

本発明は、コイルパッケージに関し、特に高周波用のコイルをパッケージ内に実装したコイルパッケージに関する。
近年、マルチメディアの進展に伴い、高速・大容量の情報を遠距離まで低コストで伝送するための光通信ネットワークの構築が強く要望されており、10Gb/sクラスの光通信から、さらなる高速・大容量の通信として、40Gb/sクラスへの光通信システムの開発が進められている。
一方、光送受信機や計測機器等には、バイアスTと呼ばれる電子回路が用いられている。バイアスTは、コイルとコンデンサからなり、高周波信号に影響を与えずに直流電流や直流電圧といった直流成分を重畳して供給する電子回路である。
10Gb/s以下(≦10Gb/s)の速度の光通信に使用されるバイアスTにおいては、バイアスTを構成するコイル(インダクタ)は、プリント基板に直接実装可能な小型の表面実装型コイル(例えば、1.0mm×0.5mm程度の面実装タイプ)を使用することができ、10Gb/s以下の用途ならば、このようなコイルを使用しても高周波特性に顕著な劣化を生じることはない。
ところが、10Gb/sを超えて40Gb/sクラスの光通信を行う場合では、上記のようなタイプのコイルは、コイル自体の寄生容量や、対GND容量が無視できなくなり、自己共振周波数がネックとなって使用することができなくなる。
図17はコイルの等価回路を示す図である。コイル100は、本来のインダクタンスの他に、巻かれている電線同士で形成されたコンデンサ(寄生容量または線間容量)と巻線抵抗などから構成される。
コイル100の等価回路100aは、コイルL0と抵抗R0とが直列に接続し、L0とR0の直列構成部分と、コンデンサCrとが並列接続した回路となる。また、コイル100のリード線をプリント基板に実装した場合には、パッド(部品をプリント基板に実装するための半田付け用銅箔)の箇所に、対GND容量が現れるので、等価回路100a上では、リード線とGND間にコンデンサC1、C2が接続されているように見えることになる。
コンデンサCrの寄生容量は、微少な値であるため、コイル100を低周波で使用する分には問題にならないが、高周波回路として用いる場合には無視できなくなってくる。
なぜなら、コイルのインピーダンスZは、Z=2πfLなので、周波数fが高くなるにつれてインピーダンスZは大きくなるが、ある周波数f0(自己共振周波数)においては、コイル本来のインダクタンスLと、コンデンサCrの寄生容量とが共振現象を起こすので、周波数が高くなるにつれて寄生容量が支配的となり、インピーダンスZが低下してくるからである。
したがって、インピーダンスZの変極点となる自己共振周波数f0よりも高い周波数では、インピーダンスZが低下してしまい、コイルが所望のインダクタとしての役目を果たさなくなる。
また、f0=1/2π(LC)1/2なので、L、Cが小さいほど、自己共振周波数f0は高く、共振現象を起こす変極点が大きくなるので、使用できる周波数範囲が広がるが(高周波の用途で使える)、Cが大きくなると(コンデンサCrの寄生容量やコンデンサC1、C2の対GND容量が大きくなると)、自己共振周波数f0は低くなって、共振現象を起こす変極点が小さくなるので、使用できる周波数範囲が狭くなる(高周波の用途で使えない)。
このように、上記のようなコイル100を含むバイアスTでは、10Gb/sクラスの光通信では使用可能だが、20Gb/s以上高速の光通信になってくると使用できなかった。このため、近年の高速光通信システムでは、円錐形のコニカル(conical)コイルと呼ばれる自己共振周波数の高いコイルが使用されるようになってきた。
図18はコニカルコイルの概要を示す図である。コニカルコイル110は、絶縁被膜を形成した導線111を、磁性材料よりなる円柱状のコア112の外周面に巻回し、巻線径は、一端から他端(図の右端から左端)に向かって徐々に小さくなっていく円錐形状を持つコイルである。また、導線111の両端は、絶縁被膜を剥離させて銅線111aを露出させ、端子として使用する。
図19はコニカルコイル110の等価回路を示す図である。コニカルコイル110の等価回路110aは、インダクタンスがそれぞれ異なるコイルL1〜Lnが直列に接続された構成となる。このとき、円錐形の先端部から見ると、インダクタンス値の小さい順にコイルL1〜Lnが直列に配置されることになる。
コニカルコイル110は、数100KHz〜数10GHz程度の広帯域特性を確保でき、またコニカルコイル110の先端部での径が小さいため、インダクタンス値が小さく、寄生容量も小さく抑えられるため、数10GHz程度の高周波まで特性を確保できるといった特徴を持っている。
なお、コニカルコイル110による周波数特性は、コイルL1が最も高い周波数の特性を決めるもので、コイルL1からコイルLnへ向かうほど、高周波域から低周波域へと移行する。
すなわち、高周波特性は、先端部側の径の小さい最初のコイルL1のインダクタンス値によって決まり(コイルL1は、径が小さくインダクタンス値が小さいため、高周波特性を確保可能)、高周波域から低周波域に向かうほど径の広いコイルLn側へ順に移行して、大きくなっていくインダクタンス値によって高周波域から低周波域への特性が決まっていくといった構成をとる。
コニカルコイルを使用してバイアスTを構成した従来技術としては例えば、特許文献1が提案されている。
特開2004−193886号公報(段落番号〔0014〕〜〔0019〕,第1図)
図20はコニカルコイル110のボンディングの様子を示す図である。コニカルコイル110の先端部は、熱や超音波などで基板上にボンディング(圧着)される。
しかし、一般にコニカルコイル110は、長手方向が数mm程度と小型であり、巻き線の太さが数10μm程度と細く不安定な形状を持つため、ICパッケージ内への実装が一般的であり、また熟練の作業者の手作業による精密なボンディングによって接続することが必要であるため、使用箇所が限定的で、取り扱いが非常に困難であるといった問題があった。
また、コニカルコイル110の先端部分のリード線は、数100μm程度までしか延ばすことができず、それ以上長くすると高周波特性が劣化してしまい、また搭載角度の違いによっても特性に差が出てしまうため、実装時の特性ばらつきが大きいといった問題があった。
さらに、従来では、コニカルコイル110は、リフロー(Reflow:いろいろな形態を持った半田をプリント基板のパターン上に必要量供給した後に、熱源により一括して加熱溶融することで、電子部品と基板を金属的に接合し、電気的導通を得ること)ができず、基板上に逐一ボンディングして実装していたので、生産性の向上が見込めないといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、コニカルコイルの特性を劣化させることなくコニカルコイルをパッケージ化して、取り扱いを容易にし、かつ周波数特性の向上を図ったコイルパッケージを提供することを目的とする。
記課題を解決するために、プリント基板に配置されるコイルパッケージにおいて、コアの外周面に導線が巻回し、巻線径が一端から他端に向かって徐々に小さくなっていく、円錐または多角錐の形状を持つ錐形状コイルと、誘電体基板と、前記誘電体基板に設けられ、前記錐形状コイルのリード線を収容し電気的に接続するビアと、前記錐形状コイルが配置された前記誘電体基板面の反対側の表面に設けられ、前記ビアと直接接続された伝送線路とを備え、前記伝送線路は、前記プリント基板に設けられたマイクロストリップライン幅より細く、前記マイクロストリップライン上に重ねて直接接続されることを特徴とするプリント基板に配置されるコイルパッケージが提供される。
コイルパッケージは、錐形状コイルのリード線をビアを介して、伝送線路に電気的に接続し、伝送線路は、プリント基板に設けられたマイクロストリップライン幅より細く、マイクロストリップライン上に重ねて直接接続する構成とした。これにより、コイルパッケージをプリント基板に実装する際、伝送線路は、マイクロストリップライン幅より細いために、マイクロストリップラインに対する誘電率変化を小さくして、マイクロストリップラインへの影響を低減し、またマイクロストリップライン上に重ねて直接接続するので、コイルパッケージのプリント基板実装時の特性ばらつきを抑制することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1、図2はコイルパッケージの構成を示す図であり、図2は図1をX方向から見た図である。第1の実施の形態のコイルパッケージ1は、誘電体基板20と錐形状コイル10から構成される。錐形状コイル10は、図18で上述したような、コアの外周面に導線が巻回し、巻線径が一端から他端に向かって徐々に小さくなっていく、円錐または多角錐の形状を持つコイルである。以降では、錐形状コイルをコニカルコイルと呼ぶ。
図1、図2に対し、セラミックや樹脂でできた誘電体基板20を切り欠いて、コニカルコイル10を立て掛けたときに所望の角度に保持できる程度の穴径で、誘電体基板20の底部を数100μm程度残す穴21を空ける。
そして、穴21の底部21aと誘電体基板20の裏面22とを長さ数100μm程度のビア(via:多層のプリント基板で層間を接続するメッキ穴)3で導通させる。誘電体基板20の裏面側のビア3は、誘電体基板20の裏面22の幅の細い伝送線路24に接続される(伝送線路24は、プリント基板4の特性インピーダンス50Ω系のマイクロストリップライン4aに影響を与えないように細い配線とする)。
このように加工した誘電体基板20をパッケージ基材として、穴21の内部にコニカルコイル10を小径側から差し込むように配置し(コニカルコイル10の搭載角度を略90°とする)、コニカルコイル10先端の先端リード線12を半田やAgエポキシ接着剤などでビア3に電気的に接続する。コニカルコイル10を確実に固定したい場合には、誘電体基板20上面でコニカルコイル10を接着剤で固定してもよい。
さらに、コニカルコイル10の大径側の電極13(コニカルコイル10の大径側のリード線)を誘電体基板20の電極23に、半田やAgエポキシ接着剤または熱圧着等でボンディングして接続し、コニカルコイル10と誘電体基板20とを一体化してコイルパッケージ1を生成する。
なお、図1、図2では、誘電体基板20の表裏を貫通させた電極23(スルーホールビアの構成としている)の上面に、コニカルコイル10の大径側の電極13を接続する構成としているが、誘電体基板20の側面をメタライズ(metallize)化して、メタライズ部分を電極23とし、メタライズ化側面に電極13を接続してもよい。
上記のように生成されたコイルパッケージ1をプリント基板4上のマイクロストリップライン4a上に直接接続する(上記のような構造のコイルパッケージ1によって、コイルパッケージ1はリードレスパッケージとなり、コイルパッケージ1とプリント基板4とを接続する際には、リード線が不要となる)。
このような構造にすることにより、コニカルコイル10を容易に取り扱うことが可能となり、また、コニカルコイル10の先端リード線12の配線も数100μm程度に短くすることが可能で、搭載角度(90°)も一定に保つことができることから、安定した周波数特性を得ることが可能になる。
また、コイルパッケージ1自体は安定した形状であるため、プリント基板4のマイクロストリップライン4a上に直接接続することができ、実装時の特性ばらつきもなくすことが可能になる。さらに、コイルパッケージ1裏面の伝送線路24は、プリント基板4上のマイクロストリップライン4aに対して幅が細いため、マイクロストリップライン4aへの影響は小さく、さらにマイクロストリップライン幅が大きければ、その違った線幅のマイクロストリップライン上にも搭載することが可能である。なお、上記のコイルパッケージ1に対して、図には示さないがパッケージ上部にカバーを設け、コニカルコイル10全体を内包してもよい。
次にコイルパッケージ1の変形例について説明する。図3、図4はコイルパッケージ1の変形例を示す図である。図3、図4に示すコイルパッケージ1a、1bは、誘電体基板20を部分的に削除した構成をとる。
ここで、図1、図2で示したように、コイルパッケージ1をプリント基板4上に実装する場合、プリント基板4上のマイクロストリップライン4aのような高周波伝送路に対し、コイルパッケージ1の誘電体基板20が近くに存在すると、インピーダンスのずれや反射が生じるおそれがある。
したがって、変形例では、マイクロストリップライン4aに対して、誘電率の変化を小さくするために、誘電体基板20の伝送線路24近傍の誘電体箇所を部分的に削除した構成とする(50Ω系のマイクロストリップラインから誘電体が見えないようにする)。
誘電体基板20の部分的削除の仕方としては、伝送線路24の左右少なくともいずれか一方を、伝送線路24に平行に沿って削除する場合と、伝送線路24の入出力部の少なくとも一方を削除する場合がある。
例えば、図3のコイルパッケージ1aでは、伝送線路24に平行して、伝送線路24近傍の両側の誘電体箇所を削除した誘電体基板20−1を用いた構成となっている。図4のコイルパッケージ1bでは、伝送線路24の入出力部の両方を削除した誘電体基板20−2を用いた構成となっている。
なお、誘電体基板の誘電率が高い場合には(セラミックやプラスチック系の誘電体基板など)、図3のコイルパッケージ1aのように、伝送線路24に沿って誘電体を削除することが有効である。また、誘電体基板の誘電率が低く、伝送線路24を短くすれば十分な特性が得られるような場合には、図4のコイルパッケージ1bのように、伝送線路24の入出力部の誘電体を削除することが有効である。
このように、誘電体基板を部分的に削除することにより、プリント基板上のマイクロストリップラインへの影響を低減することができるため、高周波特性を向上させることが可能になる。
次にコニカルコイル10の誘電体基板20への設置方法について説明する。図5はコニカルコイル10の誘電体基板20への設置方法を示す図であり、図6はコニカルコイル10の先端部11を拡大した図である。
コニカルコイル10の先端部11の先端リード線12を接続するビア3をスルーホール(否充填ビア)とし、コニカルコイル10の先端部11の配線をスルーホールに差し込んで、反対側から引っ張るようにして誘電体基板20の穴21に挿入する。その後、例えば、誘電体基板20の裏面側から半田などで電気的に接続し、先端リード線12の余長を切断する。
このような設置方法により、コニカルコイル10を誘電体基板20の穴21の中央部に容易に位置を合わせることが可能になる。また、コニカルコイル10の先端部11の先端リード線12の配線長も最小にできるようになるので、高周波特性も向上させることができる。さらに、コニカルコイル10の先端接続をパッケージの裏面で行うことが可能であるため、作業性も向上させることが可能になる。
図7はコニカルコイル10の誘電体基板20への設置方法を示す図である。誘電体基板20に切り欠き部20dを設け、切り欠き部20dにコニカルコイル10を小径側から倒した状態で入れて、先端リード線12を穴21の底部に半田またはボンディングにより接続する。そして、接続後にコニカルコイル10を垂直に起こし、その状態で誘電体基板20に接着剤などで固定する。
なお、図7に示すように、誘電体基板20の栓20eを、切り欠き部20dに差し込んで、垂直状態になったコニカルコイル10を固定してもよい。またはコニカルコイル10を内包するカバーに切り欠き部20dを埋める突起部を設けて、その部分によりコニカルコイル10を支えてもよい。
このような設置方法をとることで、コニカルコイル10の先端側の接続を容易に行うことが可能となる。また、切り欠き部20dをコニカルコイル10のサイズに合わせることにより、接続位置も合わせることができる。
次にコイルパッケージ1とプリント基板4との接続方法について説明する。図8はコイルパッケージ1とプリント基板4との接続方法の一例を示す図である。図に示すように、コイルパッケージ1の接続部分に半田ボールB(BGA:Ball Grid Array)を接着し、その半田ボールBを介してプリント基板4との接続を行う(集積度が高く多ピンが必要なICなどでは、BGAと呼ばれるIC側にボール状の半田があらかじめ形成されたパッケージが広く使われている)。
このように、コイルパッケージ1にBGAを用いることにより、コイルパッケージ1のプリント基板4への搭載が容易になる。また、BGAを用いることにより、プリント基板4の伝送線路上にパッケージが接触することが回避できるため、プリント基板4の伝送線路への影響が低減できる。
さらに、図5のようなコニカルコイル10の設置方法を用いたときに、コイルパッケージ1の裏面側でコニカルコイル10の先端部分を半田で接続した部分にBGAを付けることで、パッケージ裏面の高さ方向のばらつきを吸収することができる。
次にコイルパッケージ1の他の実施の形態について説明する。図1、図2に示したように、1つの誘電体基板20に穴21を生成し、穴21の先をビア3で表裏を導通させるといったプロセス(製造工程)は、誘電率が高いセラミックやプラスチック系の誘電体基板に対しては容易に可能であるが、特にLTCC(Low Temperature Co fired Ceramic:低温同時焼成セラミック)や有機樹脂などの材料で生成された誘電率の低い誘電体基板に対しては、1つの誘電体基板にそのようなプロセスを施すことが困難な場合がある。
したがって、このような誘電率の低い誘電体基板を用いて、コイルパッケージを生成するには、誘電体基板を2層に分けて、各層の誘電体基板に対して必要なプロセスを施してから互いに接続するといった方法をとるようにする。
図9はコイルパッケージの構成を示す図である。第2の実施の形態のコイルパッケージ1−2は、コニカルコイル10、誘電体基板20a−1(第1の誘電体基板)、誘電体基板20a−2(第2の誘電体基板)から構成される。
厚さ0.2mm程度の薄型の誘電体基板20a−1は、プリント基板4(図示せず)に接続し、誘電体基板20a−2は、コニカルコイル10が搭載されて、誘電体基板20a−1上に実装される。
ここで、誘電体基板20a−1にビア3を設けて表裏を導通させる。また、誘電体基板20a−2にコニカルコイル10の先端部を挿入させるための穴21を生成し、穴21にコニカルコイル10を小径側から配置する。
そして、穴21の底部とコニカルコイル10の先端リード線12とを電気的に接続し、穴21の底部とビア3とを接続する。さらに、コニカルコイル10の大径側の電極13を誘電体基板20a−1の電極23に接続することで、コニカルコイル10と誘電体基板20a−1、20a−2とを一体化してコイルパッケージ1−2を生成する。
このように、誘電体基板を上下2つの層に分割することにより、LTCCや有機樹脂などの材料で生成された誘電率の低い誘電体基板を用いても容易にコイルパッケージを生成することが可能になる。そのため、プリント基板上のマイクロストリップラインへの影響を低減できるため、高周波特性の向上を図ることが可能になる。
次に第3の実施の形態のコイルパッケージについて説明する。図10はコイルパッケージの構成を示す図である。第3の実施の形態のコイルパッケージ1−3は、コニカルコイル10、誘電体基板20b−1、誘電体柱20b−2から構成される。
薄型の誘電体基板20b−1は、プリント基板4(図示せず)に接続し、誘電体柱20b−2は、コニカルコイル10を支持する複数の細柱(図では、コニカルコイル10に隠れて見づらいが4つの細柱が立っている)から構成され、コニカルコイル10の先端部が挿入される空間21bを設けて、誘電体基板20b−1上に実装される。
ここで、誘電体基板20b−1にビア3を設けて表裏を導通させ、誘電体柱20b−2の空間21bにコニカルコイル10を小径側から配置し、ビア3とコニカルコイル10の先端リード線12とを電気的に接続する。
また、コニカルコイル10の大径側の電極13を誘電体基板20b−1の電極23に接続することで、コニカルコイル10と、誘電体基板20b−1と、誘電体柱20b−2とを一体化してコイルパッケージ1−3を生成する。
このように誘電体の細柱で(図では4本の細柱としたが、コニカルコイル10を支持可能ならば3本、2本で構成してもよい)、コニカルコイル10を固定する構造を用いることにより、コニカルコイル10の先端部周辺に、より広い空きスペースを設けることができるので、先端部周りの誘電率が低くなり、コニカルコイル10の先端部のコイル(高周波に最も影響を与える箇所)の容量を低減することができ、高周波特性を向上することが可能になる。また、このような構造にすればコニカルコイル10の先端部での接続を目視により確認することも可能になる。
次に第4の実施の形態について説明する。図11はコイルパッケージの構成を示す図である。第4の実施の形態のコイルパッケージ1−4は、コニカルコイル10と誘電体柱20cから構成される。誘電体柱20cは、コニカルコイル10の先端部が挿入される空間を設けて、コニカルコイル10を支持する複数の細柱(図では4つ)から構成される。
誘電体柱20cにコニカルコイル10を差し込み、先端部分が誘電体からはみ出ない程度に接着剤などで固定する。そして、コニカルコイル10と誘電体柱20cが一体化したコイルパッケージ1−4をプリント基板4に接続する。
このような構造をとることにより、コニカルコイルを容易に扱えるようになり、また、高周波特性劣化要因となるコニカルコイル先端部分の距離を短く、また寄生容量を小さく抑えることが可能になる。
次にバイアスTパッケージについて説明する。図12はバイアスTパッケージの回路構成を示す図である。バイアスTパッケージ5は、コンデンサC、コニカルコイルLから構成され、端子a−b間にコンデンサCを接続すると共に、端子a−c間にコニカルコイルLを接続することにより構成される。
すなわち、端子aは、コンデンサCの一端とコニカルコイルLの一端と接続し、コンデンサCの他端は、端子bと接続し、コニカルコイルLの他端は、端子cと接続する。
バイアスTパッケージ5では、ドライバ6から出力された高周波信号は、端子a−b間を通過させて、コンデンサCによって低域成分を除去し、また、直流成分は、端子cから入力し、コニカルコイルLによって高域成分を除去して高周波信号に重畳し、変調器7へ出力する。
図13はバイアスTパッケージ5の部品構成を示す図である。バイアスTパッケージ5は、コンデンサCをコイルパッケージ1内に配置した構成を持つもので、誘電体基板20を切り欠いて、切り欠き部にコンデンサCを配置し、コンデンサCの両端をビア(コニカルコイルLを接続したビア(第1のビア)とは異なるビア(第2のビア))を用いて、誘電体基板20の伝送線路24a、24bが設けられた裏面に接続する。
伝送線路24aがコニカルコイルLの先端部とつながっているので、コンデンサCの一端は、コニカルコイルLの先端部と接続し、コンデンサCの他端は、伝送線路24bと接続する(伝送線路24a、24bは接触せずに間隔を空けて設けられている)。なお、コニカルコイルLの実装構造は図1と同様である。このようにコンデンサC、コニカルコイルL、誘電体基板20を一体化したバイアスTパッケージ5を、プリント基板4上のマイクロストリップライン4aに接続する。
以上説明したように、コイルパッケージ及びバイアスTパッケージによって、コニカルコイルの特性を劣化させることなく、コニカルコイルをパッケージ化することができ、取り扱いを容易にし、かつ周波数特性の向上を図ることが可能になる。
また、リフローに関しては、プリント基板のコイルパッケージまたはバイアスTパッケージを接続する部分に、半田ペーストを塗布し、その上にコイルパッケージまたはバイアスTパッケージを配置する。そして、リフロー炉で加熱し、半田を熔かして接続する。
このように、コイルパッケージまたはバイアスTパッケージをプリント基板上のマイクロストリップライン上へ、リフローにより搭載することが可能になることにより、ICチップや抵抗など他の回路部品と同時にプリント基板上に搭載することができ、生産性の向上を図ることが可能になる。
次にコニカルコイル10の実装角度と周波数特性に関する評価結果について説明する。図14はコニカルコイル10の測定装置構成を示す図である。プリント基板4のマイクロストリップライン4a上にコニカルコイル10の小径側を接続し、大径側はGNDに接続する。
このような構成に対して、マイクロストリップライン4aのSパラメータであるS21(順方向透過性)による周波数特性を評価した。ここで、主に特性劣化要因となるのは、以下の2点が挙げられる。
(1)コニカルコイル10の小径側の電極(先端リード線)を長く接続すること。
(2)コニカルコイル10の小径先端側のコイル側面が、マイクロストリップライン4aの面に近づくこと(先端部に寄生容量が付くこと)。
測定においては、コニカルコイル10の先端部長さ=0.1mmとし、搭載角度を変えてS21パラメータを測定した。図15は周波数特性の測定結果を示す図である。縦軸はS21(dB)、横軸は周波数(GHz)である。図から搭載角度が90°のときが最も特性が良好であり、搭載角度が小さくなるほど特性が劣化していくことがわかる。
図16はコニカルコイル10の理想的な実装状態を示す図である。上記の評価結果から、周波数特性を最も良好にするには、コニカルコイル10は、プリント基板4のマイクロストリップライン4aに対して90°に立てて搭載することで、コニカルコイル10の先端の周辺に誘電体が存在しないように実装され、最も周波数特性を良好にする実装形態になる。
イルパッケージ及びバイアスTパッケージでは、コニカルコイル10に対して、図16の実装形態を有しているため良好な高周波特性が得られる。また、上述したようなパッケージ化した構造を持つため、取り扱いが容易であり、リフローが可能となるため生産性の向上も図ることが可能である。
(付記1) コイルをパッケージ内に実装したコイルパッケージにおいて、
コアの外周面に導線が巻回し、巻線径が一端から他端に向かって徐々に小さくなっていく、円錐または多角錐の形状を持つ錐形状コイルと、
誘電体基板と、
を有し、前記誘電体基板に前記錐形状コイルの先端部を挿入させるための穴を生成し、前記穴の底部と前記誘電体基板の裏面とをビアで導通させて、前記穴に前記錐形状コイルを小径側から配置し、前記穴の底部と前記錐形状コイルの先端リード線とを電気的に接続し、前記錐形状コイルの大径側の電極を前記誘電体基板の電極に接続して、前記錐形状コイルと前記誘電体基板とを一体化したことを特徴とするコイルパッケージ。
(付記2) 前記誘電体基板の裏面とプリント基板との接続部を直接接続するリードレスパッケージ形状であることを特徴とする付記1記載のコイルパッケージ。
(付記3) 前記錐形状コイルは、前記穴に挿入して固定する場合、プリント基板上のマイクロストリップラインに対して、略90°の角度を保持することを特徴とする付記1記載のコイルパッケージ。
(付記4) 前記錐形状コイルの大径側の前記電極を接続する、前記誘電体基板の前記電極にはスルーホールビアを用いることを特徴とする付記1記載のコイルパッケージ。
(付記5) 前記ビアは、前記誘電体基板の裏面に設けられた幅の細い伝送線路に接続され、前記伝送線路に沿って左右の少なくとも一方の前記誘電体基板の誘電体箇所を部分的に削除することを特徴とする付記1記載のコイルパッケージ。
(付記6) 前記ビアは、前記誘電体基板の裏面に設けられた幅の細い伝送線路に接続され、前記伝送線路の入出力部の少なくとも一方の前記誘電体基板の誘電体箇所を部分的に削除することを特徴とする付記1記載のコイルパッケージ。
(付記7) 前記錐形状コイルの前記先端リード線を接続する前記ビアをスルーホールとし、前記先端リード線を前記スルーホールに差し込んで、前記錐形状コイルの先端部を前記穴に挿入し、裏面側から電気的に接続することを特徴とする付記1記載のコイルパッケージ。
(付記8) 前記誘電体基板に切り欠き部を設け、前記切り欠き部に前記錐形状コイルを小径側から倒した状態で入れて、前記先端リード線と前記穴の底部とを接続し、接続後に前記錐形状コイルを垂直に起こして、垂直状態のまま前記誘電体基板に固定することを特徴とする付記1記載のコイルパッケージ。
(付記9) 前記誘電体基板がプリント基板に接続する箇所に半田ボールを接着し、前記半田ボールを介して、前記プリント基板との接続を行うことを特徴とする付記1記載のコイルパッケージ。
(付記10) コイルをパッケージ内に実装したコイルパッケージにおいて、
コアの外周面に導線が巻回し、巻線径が一端から他端に向かって徐々に小さくなっていく、円錐または多角錐の形状を持つ錐形状コイルと、
プリント基板に接続する薄型の第1の誘電体基板と、
前記錐形状コイルが搭載して、前記第1の誘電体基板上に実装される第2の誘電体基板と、
を有し、前記第1の誘電体基板にビアを設けて表裏を導通させ、前記第2の誘電体基板には前記錐形状コイルの先端部を挿入させるための穴を生成し、前記穴に前記錐形状コイルを小径側から配置し、前記穴の底部と前記錐形状コイルの先端リード線とを電気的に接続し、前記穴の底部と前記ビアとを接続し、前記錐形状コイルの大径側の電極を前記第1の誘電体基板の電極に接続して、前記錐形状コイルと、前記第1の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板とを一体化したことを特徴とするコイルパッケージ。
(付記11) 前記錐形状コイルは、前記穴に挿入して固定する場合、前記プリント基板上のマイクロストリップラインに対して、略90°の角度を保持することを特徴とする付記10記載のコイルパッケージ。
(付記12) コイルをパッケージ内に実装したコイルパッケージにおいて、
コアの外周面に導線が巻回し、巻線径が一端から他端に向かって徐々に小さくなっていく、円錐または多角錐の形状を持つ錐形状コイルと、
プリント基板に接続する薄型の誘電体基板と、
前記錐形状コイルを支持する複数の細柱から構成され、前記錐形状コイルの先端部が挿入される空間を設けて前記誘電体基板上に実装される誘電体柱と、
を有し、前記誘電体基板にビアを設けて表裏を導通させ、前記誘電体柱の前記空間に前記錐形状コイルを小径側から配置し、前記ビアと前記錐形状コイルの先端リード線とを電気的に接続し、前記錐形状コイルの大径側の電極を前記誘電体基板の電極に接続して、前記錐形状コイルと、前記誘電体基板と、前記誘電体柱とを一体化したことを特徴とするコイルパッケージ。
(付記13) 前記錐形状コイルは、前記空間に挿入して固定する場合、前記プリント基板上のマイクロストリップラインに対して、略90°の角度を保持することを特徴とする付記12記載のコイルパッケージ。
(付記14) コイルをパッケージ内に実装したコイルパッケージにおいて、
コアの外周面に導線が巻回し、巻線径が一端から他端に向かって徐々に小さくなっていく、円錐または多角錐の形状を持つ錐形状コイルと、
前記錐形状コイルの先端部が挿入される空間を設けて、前記錐形状コイルを支持する複数の細柱から構成され、プリント基板上に実装される誘電体柱と、
を有することを特徴とするコイルパッケージ。
(付記15) 前記錐形状コイルは、前記空間に挿入して固定する場合、前記プリント基板上のマイクロストリップラインに対して、略90°の角度を保持することを特徴とする付記14記載のコイルパッケージ。
(付記16) 高周波信号に直流成分を重畳して供給するバイアスTパッケージにおいて、
コアの外周面に導線が巻回し、巻線径が一端から他端に向かって徐々に小さくなっていく、円錐または多角錐の形状を持ち、前記直流成分の高域成分を除去する錐形状コイルと、
前記高周波信号を通過させて低域成分を除去するコンデンサと、
誘電体基板と、
を有し、前記誘電体基板に前記錐形状コイルの先端部を挿入させるための穴を生成し、前記穴の底部と前記誘電体基板の裏面とを第1のビアで導通させて、前記穴に前記錐形状コイルを小径側から配置し、前記穴の底部と前記錐形状コイルの先端リード線とを電気的に接続し、前記錐形状コイルの大径側の電極を前記誘電体基板の電極に接続し、前記誘電体基板を切り欠いて、切り欠き部に前記コンデンサを配置して、前記コンデンサの両端と前記誘電体基板の裏面とを第2のビアで導通させて、前記先端リード線と前記コンデンサの一端とを接続し、前記錐形状コイルと、前記コンデンサと、前記誘電体基板とを一体化したことを特徴とするバイアスTパッケージ。
(付記17) 前記錐形状コイルは、前記穴に挿入して固定する場合、プリント基板上のマイクロストリップラインに対して、略90°の角度を保持することを特徴とする付記16記載のバイアスTパッケージ。
コイルパッケージの構成を示す図である。 コイルパッケージの構成を示す図である。 コイルパッケージの変形例を示す図である。 コイルパッケージの変形例を示す図である。 コニカルコイルの誘電体基板への設置方法を示す図である。 コニカルコイルの先端部を拡大した図である。 コニカルコイルの誘電体基板への設置方法を示す図である。 コイルパッケージとプリント基板との接続方法の一例を示す図である。 コイルパッケージの構成を示す図である。 コイルパッケージの構成を示す図である。 コイルパッケージの構成を示す図である。 バイアスTパッケージの回路構成を示す図である。 バイアスTパッケージの部品構成を示す図である。 コニカルコイルの測定装置構成を示す図である。 周波数特性の測定結果を示す図である。 コニカルコイルの理想的な実装状態を示す図である。 コイルの等価回路を示す図である。 コニカルコイルの概要を示す図である。 コニカルコイルの等価回路を示す図である。 コニカルコイルのボンディングの様子を示す図である。
符号の説明
1 コイルパッケージ
3 ビア
4 プリント基板
4a マイクロストリップライン
10 錐形状コイル(コニカルコイル)
11 先端部
12 先端リード線
13 電極
20 誘電体基板
21 穴
21a 穴の底部
22 誘電体基板の裏面
23 電極
24 伝送線路

Claims (9)

  1. プリント基板に配置されるコイルパッケージにおいて、
    コアの外周面に導線が巻回し、巻線径が一端から他端に向かって徐々に小さくなっていく、円錐または多角錐の形状を持つ錐形状コイルと、
    誘電体基板と、
    前記誘電体基板に設けられ、前記錐形状コイルのリード線を収容し電気的に接続するビアと、
    前記錐形状コイルが配置された前記誘電体基板面の反対側の表面に設けられ、前記ビアと直接接続された伝送線路とを備え、
    前記伝送線路は、前記プリント基板に設けられたマイクロストリップライン幅より細く、前記マイクロストリップライン上に重ねて直接接続されることを特徴とするプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
  2. 前記誘電体基板の裏面と前記プリント基板との接続部を直接接続するリードレスパッケージ形状であることを特徴とする請求項1記載のプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
  3. 前記錐形状コイルは、穴に挿入して固定する場合、前記プリント基板上のマイクロストリップラインに対して、略90°の角度を保持することを特徴とする請求項1記載のプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
  4. 前記錐形状コイルの大径側の電極を接続する、前記誘電体基板の前記電極にはスルーホールビアを用いることを特徴とする請求項1記載のプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
  5. 前記ビアは、前記誘電体基板の裏面に設けられた幅の細い前記伝送線路に接続され、前記伝送線路に沿って左右の少なくとも一方の前記誘電体基板の誘電体箇所を部分的に削除することを特徴とする請求項1記載のプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
  6. 前記ビアは、前記誘電体基板の裏面に設けられた幅の細い前記伝送線路に接続され、前記伝送線路の入出力部の少なくとも一方の前記誘電体基板の誘電体箇所を部分的に削除することを特徴とする請求項1記載のプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
  7. 前記錐形状コイルの先端リード線を接続する前記ビアをスルーホールとし、前記先端リード線を前記スルーホールに差し込んで、前記錐形状コイルの先端部を穴に挿入し、裏面側から電気的に接続することを特徴とする請求項1記載のプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
  8. 前記誘電体基板に切り欠き部を設け、前記切り欠き部に前記錐形状コイルを小径側から倒した状態で入れて、先端リード線と穴の底部とを接続し、接続後に前記錐形状コイルを垂直に起こして、垂直状態のまま前記誘電体基板に固定することを特徴とする請求項1記載のプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
  9. 前記誘電体基板が前記プリント基板に接続する箇所に半田ボールを接着し、前記半田ボールを介して、前記プリント基板との接続を行うことを特徴とする請求項1記載のプリント基板に配置されるコイルパッケージ。
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