JP4497451B2 - 自動倉庫管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動倉庫への物品の入出庫を管理する自動倉庫管理装置に関する。
自動倉庫は、複数列、複数段の棚で構成される2つのラックと、フォークリフト等の荷役車両と物品を受け渡しする入出庫台と、2つのラック間に敷設されたレールに沿って移動して、棚に収納された物品を入出庫台に出庫したり、入出庫台に載置された物品を棚に収納したりするスタッカクレーンとで構成される倉庫ユニットを複数基備えている。
自動倉庫に物品を入庫する場合、作業員は、入庫する物品を荷役車両で荷受けすると、荷受けした物品の伝票に印刷された物品の種類等をバーコードリーダ等で読み取って、読み取った物品の種類や数量等と共に、その物品の搬送先を自動倉庫の管理装置に無線等で問い合わせる。
問合せがあると、管理装置は、自動倉庫の空いている所定の棚を物品の入庫棚と決定し、物品の種類と入庫棚を対応付けて記憶する。物品の入庫棚を決定すると、管理装置は、当該棚に対応する入出庫台を物品の搬送先として荷役車両に通知する。
物品の搬送先となる入出庫台が通知されると、作業員は、通知された入出庫台に物品を搬送して載置する。物品を載置すると、作業員は、入出庫台に載置した物品の種類を管理装置に通知する。
入出庫台に載置された物品の種類が通知されると、管理装置は、通知された物品の種類と対応付けて記憶している入庫棚に物品を入庫する指示を入庫棚のある倉庫ユニットのスタッカクレーンに出す。
スタッカクレーンは、指示に従って、入出庫台に載置された物品を入庫する。
また、棚に収納された物品を出庫する場合は、自動倉庫を管理する管理者等が自動倉庫の管理装置に、出庫する物品の種類や数量等と出庫指示を入力する。管理装置は出庫する物品の種類や数量等と出庫指示が入力されると、出庫する物品と数量等に基づいて、出庫対象となる棚を特定する。管理装置は、出庫対象となる棚を特定すると、スタッカークレーンを作動させて、出庫対象の棚から入出庫台に物品を搬送する。荷役車両の運転手は、入出庫台に物品が搬送されると、その入出庫台に移動して物品を荷取りし、所定の搬送先へと物品を搬送する。
以上のように、入出庫台までの搬送と、入出庫台から棚までの搬送を作業員とスタッカクレーンとが別々に行っているので、多数の物品を入庫する場合、単位時間当たりの搬送量が、作業員よりスタッカクレーンの方が大きいと、スタッカクレーンに待ち時間が発生する。待ち時間の発生は、スタッカクレーンの作業効率の低下に繋がるので、入出庫台に物品が搬送されるまでの間、スタッカクレーンを他の作業に利用する技術が下記の特許文献に開示されている。
特開2003−112810号公報
上記文献に開示された技術を用いれば、スタッカクレーンを有効に活用することができる。しかしながら、1つの倉庫ユニットを構成する棚が多数の物品の入庫棚として決定されると、当該倉庫ユニットの入出庫台に多数の物品が作業員によって搬送されることになる。そうすると、当該倉庫ユニットの入出庫台に搬送される物品の搬送量が、当該倉庫ユニットのスタッカクレーンの搬送量よりも大きくなり、作業員が物品を入出庫台まで搬送した時、以前に搬送された物品が未だ入出庫台に載置されたままになっている場合が発生する。
この場合、作業員は搬送した物品を入出庫台に載置することができないので、入出庫台に載置されている物品がスタッカクレーンで搬送されて入出庫台が空くまで次の搬送作業に移ることができない。
このようなことを防ぐために、従来の自動倉庫には、各入出庫台にバッファ装置が連設されていた。このバッファ装置は、数個の物品を載置することができ、入出庫台に載置された物品がスタッカクレーンで入庫されて、入出庫台が空になると、自動的に物品1つを入出庫台に送り出す装置である。
しかし、バッファ装置を備えると、その分、自動倉庫が高価となり、またバッファ装置を載置するためのスペースを倉庫内に確保しなければならない。さらに、バッファ装置を自動倉庫に備えると、その分部品点数が増え、自動倉庫の故障発生要因が増える。
また、棚に収納された物品を出庫する場合、スタッカクレーンが棚から入出庫台に物品を搬送し、作業者が荷役車両で入出庫台からトラックなどに物品を搬送する。多数の物品を出庫する場合、単位時間当たりの搬送量が、作業員よりスタッカクレーンの方が大きいと、スタッカクレーンが物品を入出庫台に搬送した時、前回搬送した物品が入出庫台に残っている場合が発生する。
この場合、スタッカクレーンは搬送した物品を入出庫台に載置することができないので、入出庫台に載置されている物品が作業者に搬送されて、入出庫台が空になるまでスタッカクレーンは、次の出庫作業に移ることができない。
このようなことを防ぐために、出庫用のバッファ装置の導入も考えられるが、バッファ装置を導入すると、上記した問題が発生する。
そこで、本発明は、入出庫の作業効率を落とさずに、安価で、スペースを取らず、故障要因の少ない自動倉庫管理装置を提供することを目的とする。
1つの入出庫台に多数の入庫物品が集中しないように、自動倉庫管理装置は、入庫物品を搬送する荷役車両が入出庫台に移動するまでの間に、当該荷役車両にて搬送されている物品の入庫を開始することができるスタッカクレーンの入出庫台を、入庫物品を搬送する荷役車両の移動先として決定する。
また、荷役車両が入出庫台に移動するまでの間に、荷役車両が搬送している物品の入庫を開始することができるスタッカクレーンが無い場合も考えられる。この場合、自動倉庫管理装置は、荷役車両が搬送する物品の入庫を最も早く開始することができるスタッカクレーンの入出庫台を荷役車両の移動先として決定する。
また、スタッカクレーンが出庫を行うとき、スタッカクレーンが出庫する物品が入出庫台に長時間放置されて、入出庫台に新たな物品を載置することができない時間を短くするために、自動倉庫管理装置は、スタッカクレーンが入出庫台に出庫物品を搬送するよりも早く入出庫台に移動して、出庫物品を受け取ることができる荷役車両の移動先を、物品が出庫される入出庫台と決定する。
また、スタッカクレーンが入出庫台に出庫物品を搬送するよりも入出庫台に早く移動することができる荷役車両が無い場合も考えられる。この場合自動倉庫管理装置は、最も早く入出庫台に移動することができる荷役車両の移動先を物品が出庫される入出庫台と決定する。
以上のように、入庫物品を搬送する荷役車両が入出庫台に到着したときには、その入出庫台のスタッカクレーンは、当該荷役車両が搬送した物品の入庫を開始することができるようになっているので、入出庫台に物品が長時間放置されることが無い。
また、仮に、荷役車両が入出庫台に移動するまでの間に、荷役車両にて搬送される物品の入庫を開始することができるスタッカクレーンが無い場合、荷役車両が搬送する物品の入庫を最も早く開始することができるスタッカクレーンの入出庫台が、荷役車両の移動先として決定される。よって、物品が入出庫台に長時間放置されることが無い。
また、出庫の際には、スタッカクレーンよりも早く入出庫台に移動して、出庫物品を受け取ることができる荷役車両の移動先が、物品の出庫される入出庫台となっている。よって、スタッカクレーンが出庫する物品が入出庫台に長時間放置されることが無い。
また、仮に、スタッカクレーンが入出庫台に出庫物品を搬送するよりも早く入出庫台に移動することができる荷役車両が無い場合、最も早く入出庫台に移動することができる荷役車両の移動先が物品の出庫される入出庫台と決定される。よって、スタッカクレーンが出庫する物品が入出庫台に長時間放置されることが無い。
以上のように、本発明を適用すると、入出庫台に物品が長時間載置されることを防ぐことができるので、バッファ装置がなくても、極端に入出庫の作業効率が悪くなることは無い。
(実施の形態1)
本実施の形態の自動倉庫管理装置200が管理する自動倉庫100が設置された倉庫内の平面図を図1に示す。図1に示すように、倉庫には、自動倉庫100の他に、自動倉庫管理装置200が設置され、さらに、当該自動倉庫100に収納される物品Nをトラック等の車両Uに対して積降する2つの積降位置G1、G2が設けられている。
各積降位置G1、G2と自動倉庫100間の物品Nの搬送は、フォークリフト等の荷役車両F1〜F3によって行われる。
自動倉庫100は、物品Nを収納する複数の棚10を備える2つのラック11、12と、各荷役車両F1〜F3と物品Nを受け渡しする入出庫台13と、各ラック11、12間に敷設されたレールに沿って移動して、各ラック11、12と入出庫台13間の物品Nの搬送を行うスタッカクレーン14から構成される倉庫ユニット15A〜15Cを3基備えている。
自動倉庫管理装置200は、図2に示すように、各倉庫ユニット15A〜15Cの各スタッカクレーン14に対して、物品Nの入出庫を指示する管理手段201を備える。上記管理手段201は、スタッカクレーン14に入出庫を指示できるように、通信手段203を介して有線や無線等で各スタッカクレーン14と通信可能に接続されている。
上記管理手段201は、図3に示すように、自動倉庫管理装置200の記憶手段204に保持されている各スタッカクレーン14の状態テーブルAと、各倉庫ユニット15A〜15Cのラック11、12の収納状況テーブルBの管理を行っている。
上記のスタッカクレーン14の状態テーブルAは、図3に示すように、スタッカクレーン14が入出庫指示に関するジョブを実行している場合、その実行中のジョブが開始された開始時刻A2と、各スタッカクレーン14に与えられた全てのジョブの処理に各スタッカクレーン14が要する処理時間A3と、各スタッカクレーン14に与えられた全てのジョブのうち最後に実行されるジョブが完了した時点から入出庫台13への移動に各スタッカクレーン14が要する移動時間A4とが記述される。
この移動時間A4は、最後に実行されるジョブが入庫ジョブの場合、入庫対象となる棚10から入出庫台13への移動にスタッカクレーン14が要する時間となる。これは、入庫ジョブは、物品Nを棚10に入庫した時点で完了となり、入庫が完了すると、当該入庫対象の棚の位置にスタッカクレーン14は停止した状態になるからである。また、最後に実行されるジョブが出庫ジョブの場合は、移動時間A4が0となる。これは、出庫ジョブは、入出庫台13に出庫した物品Nを載置した時点で完了となり、出庫ジョブの完了時にスタッカクレーン14は入出庫台13の前に位置しているからである。
上記管理手段201は、スタッカクレーン14に新たな入出庫に関するジョブを与える場合、上記状態テーブルAの新たなジョブを与えたスタッカクレーン14に関するフィールドを更新する。具体的には、上記管理手段201は、処理時間A3を、既に与えたジョブと新たに与えたジョブの両方のジョブの処理にスタッカクレーン14が要する処理時間に変更する。さらに、スタッカクレーン14は与えられたジョブから順番に実行するために、上記管理手段201は、移動時間A4を、新たに与えたジョブが完了した時点から入出庫台13への移動にスタッカクレーン14が要する移動時間に変更する。
また、各スタッカクレーン14は、1つのジョブを完了する度に、完了したジョブの種類を上記管理手段201に通知する。上記通信手段203を介して完了したジョブが通知されると、上記管理手段201は、上記状態テーブルAの処理時間A3を、完了したジョブ以外のジョブの処理にスタッカクレーン14が要する時間に変更し、開始時刻A2を消去する。
一方、新たなジョブを開始する場合、各スタッカクレーン14は、開始するジョブを上記管理手段201に通知する。上記通信手段203を介して開始されるジョブが通知されると、上記管理手段201は、上記状態テーブルAの開始時刻A2を通知された時刻に変更する。
また、図3では、上記収納状況テーブルBに、各倉庫ユニット15A〜15Cのラック11、12に空いている棚10があるかどうかのみが示されているが、収納状況テーブルBは、空いている棚10があるかどうかだけでなく、空いている棚10を特定できる情報や、各棚10に収納されている物品Nの種類を示す情報等も記述されている。
以上のように自動倉庫管理装置200にて管理された自動倉庫100に積降位置G1で停車している車両Uに積載された物品Nを入庫する場合、荷役車両F1の運転手は、積降位置G1で物品Nを荷受けすると、荷受けした物品Nの伝票に印刷された物品の種類等をバーコードリーダ等で読み取って、物品の種類等と共に、入庫指示、積降位置G1を無線で自動倉庫管理装置200に送信する。
送信された内容は、自動倉庫管理装置200の上記通信手段203を介して上記管理手段201に受け取られる(図4、S401)。送信された内容を受け取ると、上記管理手段201は、受け取った内容が入庫指示であるものか否かを判断する。入庫指示であると判断すると、上記管理手段201は、空いている棚10のある倉庫ユニット15A〜15Cを上記収納状況テーブルBを用いて検索する(図4、S402)。ここでは、図3に示すように全部の倉庫ユニット15A〜15Cに空いている棚10があるものとする。
空いている棚10のある倉庫ユニット15A〜15Cを把握すると、上記管理手段201は、各倉庫ユニット15A〜15Cのスタッカクレーン14が、これまでに与えられた全てのジョブを完了して入出庫台13に移動するまでに要する準備時間Pと、荷役車両F1が各倉庫ユニット15A〜15Cの入出庫台13への移動に要する移動時間Qの算出を算出手段202に指示する。
算出の指示があると、上記算出手段202は、まず、上記記憶手段204に保持されている状態テーブルAを取得する。状態テーブルAを取得すると、上記算出手段202は、下記のようにして各スタッカクレーン14の準備時間Pを算出する(図4、S403)。
まず、上記算出手段202は、処理時間A3から、開始時刻A2と現在時刻A5の時間差を引いて、スタッカクレーン14に与えられている全ジョブが完了するまでに要する現在からの時間Tを算出する(T=A3−(A2−A5))。
時間Tを算出すると、上記算出手段202は、算出した時間Tに移動時間A4を加算した時間(T+A4)を、準備時間Pとする(P=T+A4)。
なお、ジョブの与えられていないスタッカクレーン14の処理時間A3は0であるので、上記算出手段202は、処理時間A3が0のスタッカクレーン14については、移動時間A4を当該スタッカクレーン14の準備時間Pとする。
各スタッカクレーン14の準備時間Pを算出すると、上記算出手段202は、荷役車両F1が各倉庫ユニット15A〜15Cの入出庫台13への移動に要する移動時間Qを算出する(図4、S404)。本実施の形態では、上記記憶手段204は、図5に示すように上記各積降位置G1、G2から各倉庫ユニット15A〜15Cの入出庫台13への移動に荷役車両F1〜F3が要する移動時間Qを記述した移動時間テーブルCを保持している。
この移動時間テーブルCに記述された移動時間Qは、各積載位置G1、G2と各入出庫台13間の距離、経路等に基づいて荷役車両F1の運転手等が予め上記記憶手段204に登録したものである。荷役車両F1〜F3の走行性能が異なる場合は、荷役車両F1〜F3毎に対応する移動時間Qを上記移動テーブルCに登録してもよい。
本実施の形態では、上記算出手段202は、上記記憶手段204に記憶された図5に示す移動時間テーブルCを参照して、積降位置G1から各入出庫台13への移動に要する移動時間Qを算出することになる。
上記算出手段202は、移動時間Qを算出すると、図2に示す決定手段205に荷役車両F1の移動先を決定するように指示する。
移動先の決定の指示があると、上記決定手段205は、上記算出手段202が算出した各スタッカクレーン14の準備時間Pと、荷役車両F1の各入出庫台13への移動時間Qに基づいて、下記のように荷役車両F1の移動先を決定する(図4、S405)。
まず上記決定手段205は、各倉庫ユニット15A〜15Cの入出庫台13におけるスタッカクレーン14の準備時間Pと荷役車両F1の移動時間Qを比較し、準備時間Pの方が短い入出庫台13の倉庫ユニット15A〜15Cを抽出する。
例えば、積降位置G1から各倉庫ユニット15A〜15Cの入出庫台13への移動に要する荷役車両F1の移動時間Qが、図5に示す移動時間テーブルCの通り、25秒、30秒、35秒であり、現在時刻が、15時16分10秒であるとする。この時の状態テーブルAが図3に示す内容となっているとすると、倉庫ユニット15A、15B、15Cの各スタッカクレーン14の準備時間Pは、上記した方法で求めると13秒、35秒、5秒となる。従って、この場合、上記決定手段205は、倉庫ユニット15Aと倉庫ユニット15Cを抽出することになる。
上記決定手段205は、抽出した倉庫ユニット15A〜15Cのうち1つの倉庫ユニットの入出庫台13を荷役車両F1の移動先と決定する。上記のように倉庫ユニット15A〜15Cが2つ以上抽出された場合は、移動先を何れに決定するかの基準は、例えば、準備期間Pの短さを用いたりすることができる。
以上のように、荷役車両F1よりもスタッカクレーン14の準備時間Pが短い入出庫台13を荷役車両F1の移動先とすることで、荷役車両F1が入出庫台に到着したときは、既にスタッカクレーン14が到着している。よって、荷役車両F1によって入出庫台13に搬送された物品Nは直ぐにスタッカクレーン14によって入出庫台13から搬送される。よって、入出庫台13に物品Nが放置されることがなく、バッファ装置がなくても、入庫の作業効率が落ちない。
上記では、荷役車両F1の移動時間Qよりスタッカクレーン14の準備期間Pが短い場合について説明したが、荷役車両F1の移動時間Qより準備期間Pが短いスタッカクレーン14が無いこともある。この場合、上記決定手段205は、例えば最も準備時間Pが短いスタッカクレーン14の入出庫台13を荷役車両F1の移動先として決定する。
上記決定手段205は、荷役車両F1の移動先を決定すると、移動先として決定した入出庫台13を上記通信手段203を介して荷役車両F1に送信する(図4、S406)。
移動先として決定された入出庫台13を荷役車両F1が受信すると、荷役車両F1の運転手は、移動先として決定された入出庫台13に向けて荷役車両F1を移動させる。
また、移動先を決定すると、上記決定手段205は、入出庫台13を移動先として決定した倉庫ユニット15A〜15Cを上記管理手段201と棚決定手段206に通知する。
移動先として決定された倉庫ユニット15A〜15Cが通知されると、上記棚決定手段206は、上記収納状況テーブルBを参照して、通知された倉庫ユニット15A〜15Cの棚10から荷役車両F1が搬送する物品Nを入庫する入庫棚を決定する(図4、S407)。入庫棚10を決定すると、上記棚決定手段206は、決定した入庫棚を上記管理手段201に通知する。
上記管理手段201は、上記決定手段205から移動先として決定された入出庫台13と、上記棚決定手段206から入庫棚が通知されると、移動先として入出庫台13が通知された倉庫ユニット15A〜15Cのスタッカクレーン14に対して、入庫棚への入庫指示を上記通信手段203を介して送る(図4、S408)。さらに、上記管理手段201は、通知された入庫棚を、物品Nを積降位置G1で荷受けした際に運転手が送信した物品の種類と共に記憶する。
さらに、上記管理手段201は、ここでスタッカクレーン14に出した入庫指示に基づいて、上記状態テーブルAの入庫指示を送ったスタッカクレーン14に関するフィールドを更新する。即ち、上記で説明したように、上記管理手段201は、入庫指示を出したスタッカクレーン14のフィールドの処理時間A3を、既に与えたジョブと新たに与えたジョブの両方のジョブの処理にスタッカクレーン14が要する処理時間に変更し、さらに、移動時間A4を、新たに与えたジョブが完了した時点から入出庫台13への移動にスタッカクレーン14が要する移動時間に変更する。
上記では、荷役車両F1〜F3が各入出庫台13への移動に要する移動時間Qの算出に、予め上記算出手段202に登録された移動テーブルCを用いた場合について説明したが、移動時間Qは、他の方法を用いて算出してもよい。
例えば、上記算出手段202は、GPS等を使用して得た荷役車両F1〜F3の現在位置と予め登録された各入出庫台13の位置から荷役車両F1〜F3と各入出庫台13の距離を求めて、当該距離に基づいて、荷役車両F1が各入出庫台13への移動に要する移動時間Qを算出してもよい。
また、移動時間Qを、荷役車両F1〜F3の直前に行ったジョブの内容に基づいて決定してもよい。例えば、最後に行ったジョブがトラックへの物品の搬送であった場合は、そのトラックの位置が上記算出手段202に予め登録されていれば、この車両Sの位置と各入出庫台13の距離に基づいて、荷役車両F1〜F3が各入出庫台13への移動に要する移動時間を求める。
(実施の形態2)
自動倉庫100への入庫の際、物品Nは、荷役車両F1によって車両Uから入出庫台13に搬送され、その後スタッカクレーン14によって棚10に搬送されるが、出庫の際、物品Nは、スタッカクレーン14によって棚10から入出庫台13に搬送され、その後荷役車両F1〜F3によって車両Uに搬送される。
従って、スタッカクレーン14が棚10から出庫した物品Nが入出庫台13に長時間載置されると、入出庫台13に新たな物品を載置することができなくなるので、出庫された物品Nが入出庫台13から早く搬送されるようにするのが望ましい。
よって、実施の形態1とは逆に、自動倉庫管理装置200は、スタッカクレーン14よりも入出庫台13に早く到着することができる荷役車両F1〜F3を、物品Nが出庫される入出庫台13を移動先とする荷役車両F1〜F3に決定する。
本実施の形態では、所定のスタッカクレーン14より、出庫ジョブの開始が通知されると、上記管理手段201は、当該スタッカクレーン14の入出庫台13に移動するまでに各荷役車両F1〜F3が要する移動時間(以下、「準備時間」という)と、当該スタッカクレーン14が物品Nを棚10から出庫して当該スタッカクレーン14の入出庫台13に移動するまでに要する移動時間の算出を上記算出手段202に指示する。
算出の指示があると、上記算出手段202は、上記通信手段203を介して、荷役車両F1〜F3に対して、現在ジョブを実行しているか否かを問い合わせる。この問合せがあると、荷役車両F1〜F3の運転手は、ジョブを実行しているかどうかを上記算出手段202に通知する。
上記算出手段202は、ジョブを実行していない荷役車両F1〜F3を把握すると、ジョブを実行していない荷役車両F1〜F3の現在位置を求める。現在位置を求める方法は、実施の形態1で記載した方法などを用いることができる。ジョブを実行していない荷役車両F1〜F3の現在位置を求めると、上記算出手段202は、ジョブを実行していない荷役車両F1〜F3と出庫ジョブの開始を通知したスタッカクレーン14の入出庫台13の距離を求める。上記算出手段202は算出した距離に基づいて、ジョブを実行していない荷役車両F1〜F3が当該入出庫台13までの移動に要する準備時間を算出する。なお、入出庫台13の位置は、予め上記算出手段202に登録されているものとする。
また、上記算出手段202は、スタッカクレーン14に出庫される物品Nが収納された棚10から入出庫台13までの距離やスタッカクレーン14の走行性能に基づいて、スタッカクレーン14が物品を出庫する棚10から入出庫台13に移動するまでに要する移動時間を算出する。
ジョブを実行していない荷役車両F1〜F3の準備時間とスタッカクレーン14の移動時間を算出すると、上記算出手段202は、出庫された物品Nが搬送される入出庫台13に移動させる荷役車両F1〜F3を決定する指示を上記決定手段205に出す。
この指示があると、上記決定手段205は、スタッカクレーン14の移動時間より準備時間の短い荷役車両F1〜F3を抽出する。上記決定手段205は、抽出した荷役車両F1〜F3の1つを出庫された物品Nが搬送される入出庫台13に移動させる荷役車両F1〜F3と決定する。
上記決定手段205は、移動先として物品Nが搬送される入出庫台13を上記のように決定した荷役車両F1〜F3に送信する。
以上のように、物品Nが出庫される入出庫台13を移動先とする荷役車両F1〜F3を決定すると、物品Nを出庫するスタッカクレーン14の入出庫台13には、スタッカクレーン14よりも荷役車両F1〜F3が早く到着するので、スタッカクレーン14が出庫した物品Nは入出庫台13に載置されると直ぐに荷役車両F1〜F3によって搬送される。よって、物品Nが入出庫台13に放置されることがないので、バッファ装置がなくても、出庫作業の効率が落ちることがない。
なお、スタッカクレーン14の移動時間より準備時間の短い荷役車両F1〜F3が無い場合、上記決定手段205は、例えば、準備時間が最も短い荷役車両F1〜F3を、物品Nが出庫される入出庫台13に移動させる荷役車両F1〜F3と決定する。
自動倉庫が設置された倉庫の平面図。 自動倉庫管理装置の機能ブロック図。 スタッカクレーンの状態を示す状態テーブルと、ラックの収納状況を示す収納状況テーブルを示す図。 移動先を問い合わせてから、移動先が通知されるまでの手順を示すフローチャート。 荷役車両が積降位置と入出庫台間の移動に要する移動時間が記述された移動テーブルを示す図。
符号の説明
100 自動倉庫
10 棚
11、12 ラック
13 入出庫台
14 スタッカクレーン
15A〜15C 倉庫ユニット
200 自動倉庫管理装置
201 管理手段
202 算出手段
204 記憶手段
205 決定手段
F1〜F3 荷役車両
N 物品

Claims (3)

  1. スタッカクレーンと、当該スタッカクレーンの両側に設置され、当該スタッカクレーンにて物品が入出庫される複数の棚を備えたラックと、荷役車両と上記スタッカクレーンとの間で物品の受け渡しを行う入出庫台とから構成される倉庫ユニットを複数基備えた自動倉庫の上記各棚への物品の入出庫を管理する自動倉庫管理装置において、
    上記入出庫台に置かれた物品の入庫を開始できる状態となるまでに上記各スタッカクレーンが要する準備時間を算出する算出手段と、
    上記各スタッカクレーンの準備時間に基づいて、上記荷役車両の移動先となる入出庫台を決定する決定手段を備えたことを特徴とする自動倉庫管理装置。
  2. 上記算出手段は、さらに、物品を搬送する上記荷役車両の上記各入出庫台への移動に要する移動時間を算出し、
    上記決定手段は、上記各入出庫台の上記荷役車両の移動時間と、上記各スタッカクレーンの準備時間とに基づいて、上記荷役車両の移動先となる入出庫台を決定する請求項1に記載の自動倉庫管理装置。
  3. 上記決定手段は、上記各入出庫台の上記荷役車両の移動時間よりスタッカクレーンの上記準備時間が短い入出庫台を上記荷役車両の移動先として決定する請求項2に記載の自動倉庫管理装置。
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