JP2003221105A - 自動倉庫の入出庫制御方法 - Google Patents

自動倉庫の入出庫制御方法

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JP2003221105A
JP2003221105A JP2002021901A JP2002021901A JP2003221105A JP 2003221105 A JP2003221105 A JP 2003221105A JP 2002021901 A JP2002021901 A JP 2002021901A JP 2002021901 A JP2002021901 A JP 2002021901A JP 2003221105 A JP2003221105 A JP 2003221105A
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Application number
JP2002021901A
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English (en)
Inventor
Atsuo Yamano
敦生 山野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動倉庫だけではなく、自動倉庫に対する物品
の持ち込みや持ち出しを行う搬送系を考慮して、自動倉
庫及び搬送系を統括的かつ効率的に運用する。 【解決手段】各物品の出庫優先度に従って、各物品を移
動させるためのクレーン15のそれぞれの使用時間を順
次設定するものの、使用時間を出庫口11又は13に到
着する搬送車の時刻から遡って設定しているため、この
使用時間以前に空きの時間があれば、優先度がより低く
ても、他の物品を移動するためのクレーン15の使用時
間を設定することができる。これにより、各出庫口1
1,13、クレーン15、及び各搬送車21,22,3
1,32を効率的に使用することができ、優先度の高い
物品の移動を遅らせることなく、優先度の低い物品の移
動をも速やかに行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫の棚と各
入出庫口間で各物品を移動させ、各入出庫口と自動倉庫
外の各搬送車間で各物品を受け渡す自動倉庫の入出庫制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動倉庫及び各搬送車を備える
システムとしては、例えば図7に示す様なものがある。
このシステムにおいて、自動倉庫1は、多数の物品を収
納する棚10、各出庫口11,13、各入庫口12,1
4、棚10と各出庫口11,13間あるいは棚10と各
入庫口12,14間で物品を移動させるクレーン15を
備えている。また、自動倉庫1の出庫口11及び入庫口
12側に第1搬送系2を設け、自動倉庫1の出庫口13
及び入庫口14側に第2搬送系3を設けている。第1搬
送系2は、第1及び第2搬送車21,22を備えてお
り、第1及び第2搬送車21,22を搬送経路23に沿
って一方向に周回走行させる。同様に、第2搬送系3
は、第3及び第4搬送車31,32を備えており、第3
及び第4搬送車31,32を搬送経路33に沿って一方
向に周回走行させる。
【0003】図8は、物品がクレーン15により出庫口
へと搬送され、該物品が出庫口から搬送車に受け渡され
るまでの過程を例示するタイミングチャートである。こ
のタイミングチャートにおいては、時間tを横軸に表し
ており、物品Aがクレーン15及び出庫口11を占有す
るそれぞれの時間帯T11,T12と、物品Bがクレーン1
5及び出庫口13を占有するそれぞれの時間帯T21,T
22を示している。
【0004】図8のタイミングチャートによれば、時刻
t0 で、クレーン15が仕事待ちの状態であり、自動倉
庫1に収納されている各物品A,Bの出庫が要求され
る。ここでは、物品Aを出庫口11に移動させること、
及び物品Bを出庫口13に移動させることが要求され、
物品Aの方が物品Bよりも出庫優先度が高いものとす
る。また、出庫口11には、時刻t2 で第1搬送車21
が到着し、引き続いて時刻t4 で第2搬送車22が到着
するものとし、出庫口13には、時刻t1 で第3搬送車
31が到着し、引き続いて時刻t3 で第4搬送車42が
到着するものとする。
【0005】各物品A,Bの出庫が要求されると、物品
Aの方が物品Bよりも出庫優先度が高いことから、時間
帯T11でクレーン15により物品Aが出庫口11に移動
され、引き続く時間帯T21でクレーン15により物品B
が出庫口13に移動される。
【0006】この後、時刻t2 で第1搬送車21が出庫
口11に到着し、物品Aが出庫口11から第1搬送車2
1に受け渡されて、物品Aが第1搬送車21により搬送
される。更に、物品Bが出庫口13に移動されたときに
は、時刻t1 が経過して、第3搬送車31が出庫口13
を通過しているため、次の時刻t3 で第4搬送車32が
出庫口13に到着したときに、物品Bが出庫口13から
第4搬送車32に受け渡されて、物品Bが第4搬送車3
2により搬送される。
【0007】この様に複数の物品の出庫が要求された場
合は、各物品の優先度に従って、各物品をそれぞれの出
庫口に移動させ、この後に各物品を各出庫口から各搬送
車に受け渡して、各物品を搬送していた。
【0008】ところが、この様なシステムにおいては、
優先度の高い物品が直ちに出庫されても、この優先度の
高い物品の出庫要求が繰り返し連続的に発生すると、優
先度の低い物品が何時までも出庫されないとい事態を招
くことがあった。このため、例えば特開平11−124
208号公報に記載の出庫制御方法では、複数の出庫口
を優先度順に登録した出庫優先度テーブルと、各出庫口
にそれぞれの出庫要求を割り付けた出庫要求テーブルと
を設け、出庫優先度テーブルから順次読み出した出庫口
と出庫要求テーブルから順次読み出した出庫口が一致し
たときに、この出庫口に割り付けられた出庫要求を処理
し、これにより優先度の低い出庫口に割り付けられた出
庫要求をも処理している。また、1 つの出庫口を出庫優
先度テーブルに重複して登録することにより、出庫要求
の多い出庫口の作業比率を調整している。
【0009】また、特開2001−130719号公報
に記載の自動倉庫では、入出庫される物品の優先度と入
出庫待ちの時間を乗算した値を入出庫口単位で集計し、
この入出庫口についての該値が大きくなる程、この入出
庫口に対する物品の入出庫を優先させることにより、優
先度の低い物品であっても、この物品を入出庫させてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報の技術では、棚と入出庫口間の物品の移動、例えば
図7に示す自動倉庫1における棚10と出庫口及び入庫
口間の物品の移動のみについて、効率化を図っており、
入出庫口に対しての物品の持ち込みや持ち出し、例えば
図7に示す第1及び第2搬送系2,3による入出庫口に
対しての物品の持ち込みや持ち出しについては、何等考
慮されていなかった。
【0011】このため、先に述べた様に物品Bが出庫口
13に移動されたときには、第3搬送車31が出庫口1
3を既に通過していることから、次の第4搬送車32の
到着を待機するという事態を避けることができず、第3
搬送車31が仕事をせずに無駄に走行する距離が増加し
た。また、物品Bが出庫口13から直ちに持ち出され
ず、物品Bが出庫口13を占有する時間帯T22が長くな
って、次の物品を移動させることができなくなり、自動
倉庫の効率的な運用を阻害した。
【0012】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、自動倉庫だけではなく、自動
倉庫に対する物品の持ち込みや持ち出しを行う搬送系を
考慮して、自動倉庫及び搬送系を統括的かつ効率的に運
用することが可能な自動倉庫の入出庫制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明は、自動倉庫の棚と各入出庫口間で各
物品を移動させ、各入出庫口と自動倉庫外の各搬送車間
で各物品を受け渡す自動倉庫の入出庫制御方法におい
て、自動倉庫の各入出庫口に対する各物品の移動に関し
ての情報を収集する物品情報収集ステップと、各搬送車
の搬送に関しての情報を収集する搬送車情報収集ステッ
プと、自動倉庫の各入出庫口に対する各物品の移動に関
しての情報及び各搬送車の搬送に関しての情報に基づい
て、各入出庫口への各物品の移動順序を設定する移動順
序設定ステップとを備えている。
【0014】この様な本発明に方法によれば、自動倉庫
の各入出庫口に対する各物品の移動に関しての情報だけ
ではなく、各搬送車の搬送に関しての情報をも考慮し
て、各入出庫口への各物品の移動順序を設定している。
このため、自動倉庫及び各搬送車を含む搬送系を統括的
かつ効率的に運用することができる。
【0015】また、本発明においては、搬送車情報収集
ステップは、各入出庫口に到着しつつある各搬送車と該
各入出庫口間のそれぞれの距離を求め、移動順序設定ス
テップは、入出庫口に到着しつつある搬送車と該入出庫
口間の距離が短い方を優先して、各入出庫口に対する各
物品の移動順序を設定している。
【0016】この様に入出庫口に到着しつつある搬送車
と該入出庫口間の距離が短い方を優先して、各入出庫口
に対する各物品の移動順序を設定すれば、各入出庫口に
対する各物品の移動順序が各入出庫口への各搬送車の到
着順序に一致し、各入出庫口のいずれにおいても、入出
庫口への搬送車の到着に合わせて、入出庫口に対する物
品の移動及び入出庫口と搬送車間の物品の受け渡しを行
うことができる。
【0017】更に、本発明においては、搬送車情報収集
ステップは、各搬送車が各入出庫口に到着するそれぞれ
の到着時刻を予測し、移動順序設定ステップは、搬送車
が入出庫口に到着する到着時刻が早い方を優先して、各
入出庫口に対する各物品の移動順序を設定している。
【0018】この様に搬送車が入出庫口に到着する到着
時刻が早い方を優先して、各入出庫口に対する各物品の
移動順序を設定することによっても、各入出庫口に対す
る各物品の移動順序が各入出庫口への各搬送車の到着順
序に一致し、各入出庫口のいずれにおいても、入出庫へ
の搬送車の到着に合わせて、入出庫口に対する物品の移
動及び入出庫口と搬送車間の物品の受け渡しを行うこと
ができる。
【0019】また、本発明においては、物品情報収集ス
テップは、各物品をそれぞれの入出庫口に移動させるま
でのそれぞれの入出庫時間を求め、搬送車情報収集ステ
ップは、各搬送車が該各入出庫口に到着するそれぞれの
到着時刻を予測し、移動順序設定ステップは、各物品を
優先順位に従って選択し、この優先的に選択された物品
を搬送する搬送車の到着時刻から少なくとも該優先的に
選択された物品の入出庫時間だけ遡った時刻より、該優
先的に選択された物品を入出庫口へと移動させることを
設定している。
【0020】この様に各物品を優先順位に従って選択
し、この優先的に選択された物品を搬送する搬送車の到
着時刻から少なくとも該優先的に選択された物品の入出
庫時間だけ遡った時刻より、該優先的に選択された物品
を入出庫口へと移動させれば、搬送車の到着時刻までに
該優先的に選択された物品を入出庫口へと移動させるこ
とができ、入出庫口と搬送車間の物品の受け渡しを確実
に行うことができ、また物品による入出庫口の占有時間
を最短化することができ、入出庫口の利用効率を高くす
ることができる。
【0021】更に、本発明においては、搬送車情報収集
ステップは、各入出庫口に到着しつつある各搬送車と該
各入出庫口間のそれぞれの距離、及び各搬送車の速度に
基づいて、各搬送車が各入出庫口に到着するそれぞれの
到着時刻を求めている。
【0022】搬送車と入出庫口間の距離を搬送車の速度
で除算することにより、搬送車が入出庫口に到着するま
での時間を求めることができ、現在時刻に該時間を加算
すれば、搬送車の到着時刻を求めることができる。
【0023】また、本発明においては、各入出庫口に到
着しつつある各搬送車と該各入出庫口間のそれぞれの距
離及び各搬送車が各入出庫口に到着するまでのそれぞれ
の時間を求めて、これらの距離及び時間を実績情報とし
て保存する実績保存ステップを更に含み、搬送車情報収
集ステップは、実績保存ステップにより保存された実績
情報に基づいて、各搬送車が各入出庫口に到着するそれ
ぞれの到着時刻を求めている。
【0024】この様に実績情報に基づいて、各搬送車が
各入出庫口に到着するそれぞれの到着時刻を求めれば、
これらの到着時刻をより正確に求めることができる。
【0025】更に、本発明においては、各搬送車が各入
出庫口に到着するまでのそれぞれの移動過程を仮想する
仮想ステップを更に含み、搬送車情報収集ステップは、
仮想ステップにより仮想された各搬送車の移動過程に基
づいて、各搬送車が各入出庫口に到着するそれぞれの到
着時刻を求めている。
【0026】この様に仮想された各搬送車の移動過程に
基づいて、各搬送車が各入出庫口に到着するそれぞれの
到着時刻を求めることによっても、これらの到着時刻を
より正確に求めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の入出庫制御方法の第1実
施形態を適用したシステムを示すブロック図である。こ
のシステムは、自動倉庫1、第1搬送系2、第2搬送系
3、自動倉庫制御部4、搬送制御部5、処理順位決定部
6、及び統合管理部7を備えている。
【0029】自動倉庫1、第1搬送系2、及び第2搬送
系3は、図7に示す構成を有している。自動倉庫1は、
多数の物品を収納する棚10、各出庫口11,13、各
入庫口12,14、及び物品を棚10と入庫口間あるい
は棚10と出庫口間で移動させるクレーン15を備えて
いる。第1搬送系2は、自動倉庫1の出庫口11及び入
庫口12側に設けられており、搬送経路23に沿って一
方向に周回走行する第1及び第2搬送車21,22を備
えている。また、第2搬送系3は、自動倉庫1の出庫口
13及び入庫口14側に設けられており、搬送経路33
に沿って一方向に周回走行する第3及び第4搬送車3
1,32を備えている。
【0030】自動倉庫制御部4は、自動倉庫1を制御管
理するものであり、棚10、各出庫口11,13、各入
庫口12,14の状況を把握し、クレーン15に対して
物品の搬送を指示する。
【0031】搬送制御部5は、第1及び第2搬送系2,
3を制御管理するもであり、第1乃至第4搬送車21,
22,31,32の状態や位置を把握し、これらの搬送
車の走行を制御する。
【0032】処理順位決定部6は、棚10、各出庫口1
1,13、各入庫口12,14の状況を自動倉庫制御部
4から通知されると共に、第1乃至第4搬送車21,2
2,31,32に関しての情報を搬送制御部5から通知
され、各出庫口11,13及び各入庫口12,14に対
する各物品の持ち出し及び持ち込み順序を決定する。
【0033】統合管理部7は、自動倉庫制御部4、搬送
制御部5、及び処理順位決定部6を統轄制御する。
【0034】また、本実施形態では、例えば図2に示す
タイミングチャートに従って、物品がクレーン15によ
り出庫口へと搬送され、該物品が出庫口から搬送車に受
け渡される。このタイミングチャートにおいては、時間
tを横軸に表しており、物品Aがクレーン15及び出庫
口11を占有するそれぞれの時間帯T11,T12と、物品
Bがクレーン15及び出庫口13を占有するそれぞれの
時間帯T21,T22を示している。
【0035】図3は、本実施形態の入出庫制御方法によ
る処理手順を示すフローチャートである。次に、このフ
ローチャートに従って、物品を自動倉庫制御部4から搬
送車へと受け渡す工程を述べる。
【0036】まず、統合管理部7は、例えば各物品A,
Bの出庫要求、及び各物品A,Bの出庫優先度を自動倉
庫制御部4に通知する(ステップ101)。ここでは、
物品Aの方が物品Bよりも優先度が高いものとする。自
動倉庫制御部4は、各物品A,Bの出庫要求及び出庫優
先度を受けると、各物品A,Bの移動先の出庫口を決定
する(ステップ102)。例えば、物品Aを出庫口11
に移動させ、物品Bを出庫口13に移動させることに決
定する。
【0037】次に、統合管理部7は、現在の時刻t0
で、クレーン15が仕事待ちの状態になると、複数の出
庫要求があるか否かを判定する(ステップ103)。こ
こでは、2個の物品A,Bの出庫要求があるので(ステ
ップ103で「Yes」)、統合管理部7は、各物品
A,Bの出庫要求及び出庫優先度を処理順位決定部6に
通知すると共に、処理順位の決定を処理順位決定部6に
指示する。尚、複数の出庫要求がなければ、処理順位の
決定の指示及び処理がなされず、各ステップ104〜1
12が省略されて、ステップ113に移行する。
【0038】処理順位決定部6は、処理順位の決定の指
示を受けると、各搬送車に関しての情報の収集を搬送制
御部5に指示する。これに応答して搬送制御部5は、第
1乃至第4搬送車21,22,31,32に関しての情
報として、該各搬送車の状態(例えば搬送中、仕事待
ち、故障中等)や現在位置を収集し、この情報を処理順
位決定部6に通知する(ステップ104)。処理順位決
定部6は、例えば第1乃至第4搬送車21,22,3
1,32が仕事待ちであれば、第1及び第2搬送車2
1,22の現在位置と出庫口11間のそれぞれの距離を
求め、これらの距離と第1及び第2搬送車21,22の
速度に基づいて、第1及び第2搬送車21,22が出庫
口11に到着するまでに要するそれぞれの時間を求め、
更に、これらの時間及び現在の時刻t0 からそれぞれの
到着時刻を導出する。同様に、処理順位決定部6は、第
3及び第4搬送車31,32の現在位置と出庫口13間
のそれぞれの距離を求め、これらの距離と第3及び第4
搬送車31,32の速度に基づいて、第3及び第4搬送
車31,32が出庫口13に到着するまでに要するそれ
ぞれの時間を求め、更に、これらの時間及び現在の時刻
t0 からそれぞれの到着時刻を導出する(ステップ10
5)。このとき、入出庫口への到着を搬送車に指示する
と、この搬送車の速度が上昇するならば、上昇した速度
を用いて、その到着時刻を求める。これにより、図2に
示す様に出庫口11には、第1搬送車21が到着時刻t
2 に到着し、第2搬送車22が到着時刻t4 に到着し、
また出庫口13には、第3搬送車31が到着時刻t1 に
到着し、第4搬送車32が到着時刻t3 に到着すること
が分かる。
【0039】また、処理順位決定部6は、各物品A,B
の出庫優先度に基づいて、最初に物品Aを移動させて、
2番目に物品Bを移動させるというクレーン15の仕事
の割付け順序を仮設定する(ステップ106)。ただ
し、複数の物品の優先度が同じである場合は、各出庫口
への各搬送車の到着順序に応じて、該各出庫口に移動さ
れる各物品の移動順序を設定し、搬送車の到着時刻が早
い程、該搬送車が到着する出庫口への物品の移動が優先
される様に、クレーン15の仕事の割付け順序を仮設定
する。
【0040】次に、処理順位決定部6は、最初に移動す
べき物品Aを選択し、第1及び第2搬送車21,22の
到着時刻t2 ,t4 に基づいて、この物品Aの移動先の
出庫口11に最も早く到着する第1搬送車21を選択す
る(ステップ107)。また、処理順位決定部6は、ク
レーン15により物品Aを棚10から出庫口11へと移
動させるのに費やす時間TAを求める(ステップ10
8)。この時間TAは、クレーン15を棚10上の物品
Aへと移動させる時間、物品Aを棚10からクレーン1
5に載せ換える時間、クレーン15を棚10から出庫口
11に移動させる時間、及び物品Aをクレーン15から
出庫口11に載せ換える時間を合計したものであって、
クレーン15により物品Aを移動させるのに費やされる
実際の時間よりも僅かに長く設定される。
【0041】そして、処理順位決定部6は、現在の時刻
t0 から第1搬送車21が出庫口11に到着する到着時
刻t2 までの時間帯に、時間TAだけクレーン15を連
続使用することが可能であるか否か、つまり第1搬送車
21が出庫口11に到着する到着時刻t2 までに、クレ
ーン15により物品Aを棚10から出庫口11まで移動
させることが可能であるか否かを判定する(ステップ1
09)。そして、現在の時刻t0 から到着時刻t2 まで
の時間帯に、時間TAだけクレーン15を連続使用する
ことができれば(ステップ109で「Yes」)、処理
順位決定部6は、到着時刻t2 より時間TAだけ遡った
時刻(t2 −TA)を求め、この時刻(t2 −TA)か
ら到着時刻t2 までの時間帯を物品Aを移動させるため
のクレーン15の使用時間(t2 −TA)→t2 として
設定する(ステップ110)。尚、時間TAが現在の時
刻t0 から到着時刻t2 までの時間帯よりも長かった
り、クレーン15により他の物品を移動させるための使
用時間が時刻t0 から到着時刻t2 までの時間帯に既に
設定されているために、現在の時刻t0 から到着時刻t
2 までの時間帯に、時間TAだけクレーン15を連続使
用することができなければ(ステップ109で「N
o」)、ステップ107に戻って、物品Aの移動先の出
庫口11に2番目に到着する第2搬送車22を選択し、
各ステップ108〜110の処理を繰り返す。
【0042】こうして物品Aを移動させるためのクレー
ン15の使用時間(t2 −TA)→t2 が設定される
と、処理順位決定部6は、他の物品を移動させるための
使用時間が未設定であるか否かを判定する(ステップ1
11)。ここでは、物品Bを移動させるためのクレーン
15の使用時間が未設定であるため(ステップ111で
「Yes」)、物品Bについて各ステップ107〜11
0の処理を再び行なう。すなわち、第3及び第4搬送車
31,32の到着時刻t1 ,t3 に基づいて、物品Bの
移動先の出庫口13に最も早く到着する第3搬送車31
を選択し(ステップ107)、クレーン15により物品
Bを棚10から出庫口13へと移動させるのに費やす時
間TBを求め(ステップ108)、現在の時刻t0 から
第3搬送車33が出庫口13に到着する到着時刻t1 ま
での時間帯に、時間TBだけクレーン15を連続使用す
ることが可能であるか否かを判定し(ステップ109で
「Yes」)、連続使用することが可能であれば(ステ
ップ109で「Yes」)、到着時刻t1 より時間TB
だけ遡った時刻(t1 −TB)を求め、この時刻(t1
−TB)から到着時刻t1 までの時間帯を物品Bを移動
させるためのクレーン15の使用時間(t1 −TB)→
t1 として設定する(ステップ110)。
【0043】次に、処理順位決定部6は、先に選択した
第1搬送車21及び第3搬送車31を自動倉庫制御部4
に通知すると共に、物品Aを移動させるためのクレーン
15の使用時間(t2 −TA)→t2 及び物品Bを移動
させるためのクレーン15の使用時間(t1 −TB)→
t1 を自動倉庫制御部4に通知する(ステップ11
2)。自動倉庫制御部4は、それぞれの出庫口11,1
3への第1搬送車21及び第3搬送車31の到着を搬送
制御部5に指示する(ステップ113)。これに応答し
て搬送制御部5は、第1搬送車21及び第3搬送車31
をそれぞれの出庫口11,13へと向かわせて到着させ
る。
【0044】また、自動倉庫制御部4は、物品Bを移動
させるためのクレーン15の使用時間(t1 −TB)→
t1 の方が先に来るので、この使用時間(t1 −TB)
→t1 が来れば、クレーン15を直ちに制御して、物品
Bを出庫口13に移動させる。あるいは、第3搬送車3
1の到着が早まることがあり得るので、使用時間(t1
−TB)→t1 以前であっても、クレーン15が未使用
であれば、この使用時間以前に、クレーン15を制御し
て、物品Bを出庫口13に移動させる。これにより、図
2に示す様に時間帯T21に物品Bがクレーン15により
出庫口13へと移動され、時刻t1 で物品Bが出庫口1
3から第3搬送車31へと受け渡され、第3搬送車31
により物品Bが搬送される。また、自動倉庫制御部4
は、物品Aを移動させるためのクレーン15の使用時間
(t2 −TA)→t2 が来ると、クレーン15を直ちに
制御して、物品Aを出庫口11に移動させる。あるい
は、第1搬送車21の到着が早まることがあり得るの
で、使用時間(t2 −TA)→t2 以前であっても、ク
レーン15が未使用であれば、この使用時間以前に、ク
レーン15を制御して、物品Aを出庫口11に移動させ
る。これにより、図2に示す時間帯T11に物品Aがクレ
ーン15により出庫口11へと移動され、時刻t3で物
品Aが出庫口11から第1搬送車21へと受け渡され、
第1搬送車21により物品Aが搬送される(ステップ1
14)。
【0045】従って、各物品A,Bの出庫優先度に基づ
いて、クレーン15の仕事の割付け順序を仮設定したも
のの、図2から明らかな様に最初に優先度の低い物品B
がクレーン15により出庫口13へと移動されて、この
物品Bが第3搬送車31へと受け渡され、次に優先度の
高い物品Aがクレーン15により出庫口11へと移動さ
れて、この物品Aが出庫口11から第1搬送車21へと
受け渡されることになる。ただし、優先度の高い物品A
が出庫口11に最初に到着する第1搬送車21へと受け
渡されるので、この優先度の高い物品Aの受け渡し及び
搬送が遅れることはない。
【0046】この様に本実施形態のシステムでは、各物
品の出庫優先度に従って、各物品を移動させるためのク
レーン15のそれぞれの使用時間を順次設定するもの
の、使用時間を出庫口に到着する搬送車の時刻から遡っ
て設定しているため、この使用時間以前に空きの時間が
あれば、優先度がより低くても、他の物品を移動するた
めのクレーン15の使用時間を設定することができる。
これにより、各出庫口、クレーン15、及び各搬送車を
効率的に使用することができ、優先度の高い物品の移動
を遅らせることなく、優先度の低い物品の移動をも速や
かに行なうことができる。
【0047】図4は、本発明の入出庫制御方法の第2実
施形態を適用したシステムを示すブロック図である。本
実施形態のシステムは、図1のシステムにデータベース
71を付加したものである。統合管理部7は、物品の出
庫要求がある度に、自動倉庫制御部4、搬送制御部5、
及び処理順位決定部6との間で情報を交換して、物品を
搬送する搬送車の位置及び搬送車が該位置から出庫口へ
と到着するまでに要する時間を収集し、搬送車の位置及
び搬送車が到着するまでの時間をデータベース71に記
憶している。これにより、過去の全ての出庫要求につい
て、搬送車の位置及び搬送車が到着するまでの時間が実
績情報としてデータベース71に蓄積される。
【0048】図5は、本実施形態の入出庫制御方法によ
る処理手順を示すフローチャートである。本実施形態で
は、図3に示すフローチャートにおけるステップ105
を省略し、このステップ105の代わりに、各ステップ
121,122を挿入している。このため、ここでは各
ステップ121,122を主に説明し、各ステップ10
1〜104及び106〜114の説明を簡略化する。
【0049】先に述べた様に処理順位決定部6は、搬送
制御部5を通じて、第1乃至第4搬送車21,22,3
1,32の状態や現在位置を収集する(ステップ10
4)。そして、処理順位決定部6は、統合管理部7を通
じて、データベース71内の実績情報を参照し(ステッ
プ121)、この実績情報に基づいて、第1及び第2搬
送車21,22が出庫口11に到着するそれぞれの到着
時刻、及び第3及び第4搬送車31,32が出庫口13
に到着するそれぞれの到着時刻を求める(ステップ12
2)。例えば、実績情報における搬送車の位置及び搬送
車が出庫口に到着するまでの時間を参照して、搬送車の
現在の位置に対応する時間を求め、この時間及び現在の
時刻t0 から搬送車の到着時刻を導出する。この後、ス
テップ106以降の処理を行なう。
【0050】この様に本実施形態のシステムでは、物品
の出庫要求がある度に、搬送車の位置及び搬送車が出庫
口に到着するまでの時間を実績情報として蓄積してお
き、新たな物品の出庫要求に際しては、実績情報に基づ
いて、搬送車の到着時刻を推定しているので、搬送車の
速度むら等の影響を受けずに、より現実的な到着時刻を
求めることができる。
【0051】図6は、本発明の入出庫制御方法の第3実
施形態による処理手順を示すフローチャートである。本
実施形態では、図3に示すフローチャートにおけるステ
ップ105を省略し、このステップ105の代わりに、
各ステップ131〜134を挿入している。このため、
ここでは各ステップ各ステップ131〜134を主に説
明し、各ステップ101〜104及び106〜114の
説明を簡略化する。
【0052】また、本実施形態の入出庫制御方法は、図
4に示すシステムに適用されるものである。統合管理部
7は、自動倉庫制御部4、搬送制御部5、及び処理順位
決定部6との間で情報を交換し、全ての物品の状態(例
えば棚10に収容中、搬送中等)や現在位置を収集して
データベース71に記憶している。
【0053】さて、先に述べた様に処理順位決定部6
は、搬送制御部5を通じて、第1乃至第4搬送車21,
22,31,32の状態や現在位置を収集する(ステッ
プ104)。そして、処理順位決定部6は、統合管理部
7を通じて、全ての物品の状態や現在位置をデータベー
ス71から読み出し(ステップ131)、第1乃至第4
搬送車21,22,31,32の状態や現在位置、及び
全ての物品の状態や現在位置に基づいて、仮想的なシュ
ミレーションモデルを作成する(ステップ132)。こ
の仮想的なシュミレーションモデルは、クレーン15や
第1乃至第4搬送車21,22,31,32を仮想的に
動作させるというものである。処理順位決定部6は、仮
想的なシュミレーションモデルを用いて、第1乃至第4
搬送車21,22,31,32が出庫口に到着するまで
の動作を推定し(ステップ133)、第1及び第2搬送
車21,22が出庫口11に到着するそれぞれの到着時
刻、及び第3及び第4搬送車31,32が出庫口13に
到着するそれぞれの到着時刻を求める(ステップ13
4)。この後、ステップ106以降の処理を行なう。
【0054】この様に本実施形態のシステムでは、仮想
的なシュミレーションモデルを用いて、搬送車の到着時
刻を推定しているので、搬送車が出庫口に到着するまで
の多様な状態変化を考慮して、より現実的な到着時刻を
求めることができる。例えば、物品の搬送中の搬送車に
ついても、物品の搬送の終了以降であれば、この搬送車
を仕事待ちのものとして扱い、新たな物品を搬送するた
めに、この搬送車を出庫口に到着させることができ、ク
レーン15による物品の処理順位をより正確に設定する
ことができる。
【0055】尚、本発明は、上記各実施形態に限定され
るものではなく、多様に変形することができる。例え
ば、各物品の入庫要求に応じて、各搬送車により各物品
をそれぞれの入庫口12,14に搬送し、クレーン15
により各物品を各入庫口12,14から棚10へと移動
させるに際しても、各搬送車が各入庫口12,14に到
着するそれぞれの到着時刻を推定し、これらの到着時刻
に合わせて、クレーン15による各物品の処理順位を設
定しても良い。また、各物品の出庫要求及び入庫が重複
する場合にも、各搬送車が各出庫口11,13及び各入
庫口12,14に到着するそれぞれの到着時刻を推定
し、これらの到着時刻に合わせて、クレーン15による
各物品の処理順位を設定しても構わない。更に、各搬送
車の速度がほぼ一定であることが保証されるならば、各
搬送車の到着時刻を推定するまでもなく、各搬送車と各
出庫口11,13及び各入庫口12,14間のそれぞれ
の距離を求め、この距離がより短い方の出庫口又は入庫
口を優先して、クレーン15による各物品の処理順序を
設定しても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、自動
倉庫の各入出庫口に対する各物品の移動に関しての情報
だけではなく、各搬送車の搬送に関しての情報をも考慮
して、各入出庫口への各物品の移動順序を設定してい
る。このため、自動倉庫及び各搬送車を含む搬送系を統
括的かつ効率的に運用することができる。
【0057】また、本発明によれば、入出庫口に到着し
つつある搬送車と該入出庫口間の距離が短い方を優先し
て、各入出庫口に対する各物品の移動順序を設定してい
るので、各入出庫口に対する各物品の移動順序が各入出
庫口への各搬送車の到着順序に一致し、各入出庫口のい
ずれにおいても、入出庫口への搬送車の到着に合わせ
て、入出庫口に対する物品の移動及び入出庫口と搬送車
間の物品の受け渡しを行うことができる。
【0058】更に、本発明によれば、搬送車が入出庫口
に到着する到着時刻が早い方を優先して、各入出庫口に
対する各物品の移動順序を設定しているので、各入出庫
口に対する各物品の移動順序が各入出庫口への各搬送車
の到着順序に一致し、各入出庫口のいずれにおいても、
入出庫への搬送車の到着に合わせて、入出庫口に対する
物品の移動及び入出庫口と搬送車間の物品の受け渡しを
行うことができる。
【0059】また、本発明によれば、各物品を優先順位
に従って選択し、この優先的に選択された物品を搬送す
る搬送車の到着時刻から少なくとも該優先的に選択され
た物品の入出庫時間だけ遡った時刻より、該優先的に選
択された物品を入出庫口へと移動させているので、搬送
車の到着時刻までに該優先的に選択された物品を入出庫
口へと移動させることができ、入出庫口と搬送車間の物
品の受け渡しを確実に行うことができ、また物品による
入出庫口の占有時間を最短化することができ、入出庫口
の利用効率を高くすることができる。
【0060】更に、本発明によれば、搬送車と入出庫口
間の距離を搬送車の速度で除算することにより、搬送車
が入出庫口に到着するまでの時間を求め、現在時刻に該
時間を加算して、搬送車の到着時刻を求めている。
【0061】また、本発明によれば、実績情報に基づい
て、各搬送車が各入出庫口に到着するそれぞれの到着時
刻を求めているので、これらの到着時刻をより正確に求
めることができる。
【0062】更に、本発明によれば、仮想された各搬送
車の移動過程に基づいて、各搬送車が各入出庫口に到着
するそれぞれの到着時刻を求めているので、これらの到
着時刻をより正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入出庫制御方法の第1実施形態を適用
したシステムを示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の入出庫制御方法における物品の
搬送過程を示すタイミングチャートである。
【図3】第1実施形態の入出庫制御方法による処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の入出庫制御方法の第2実施形態を適用
したシステムを示すブロック図である。
【図5】第2実施形態の入出庫制御方法による処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の入出庫制御方法の第3実施形態による
処理手順を示すフローチャートである。
【図7】自動倉庫及び各搬送車を備えるシステムの一例
を概略的に示す図である。
【図8】従来の物品の搬送過程を示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 自動倉庫 2 第1搬送系 3 第2搬送系 4 自動倉庫制御部 5 搬送制御部 6 処理順位決定部 7 統合管理部 10 棚 11,13 出庫口 12,14、入庫口 15 クレーン 21 第1搬送車 22 第2搬送車 23 搬送経路 31 第3搬送車 32 第4搬送車 33 搬送経路 71 データベース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動倉庫の棚と各入出庫口間で各物品を
    移動させ、各入出庫口と自動倉庫外の各搬送車間で各物
    品を受け渡す自動倉庫の入出庫制御方法において、 自動倉庫の各入出庫口に対する各物品の移動に関しての
    情報を収集する物品情報収集ステップと、 各搬送車の搬送に関しての情報を収集する搬送車情報収
    集ステップと、 自動倉庫の各入出庫口に対する各物品の移動に関しての
    情報、及び各搬送車の搬送に関しての情報に基づいて、
    各入出庫口への各物品の移動順序を設定する移動順序設
    定ステップとを備えることを特徴とする自動倉庫の入出
    庫制御方法。
  2. 【請求項2】 搬送車情報収集ステップは、各入出庫口
    に到着しつつある各搬送車と該各入出庫口間のそれぞれ
    の距離を求め、 移動順序設定ステップは、入出庫口に到着しつつある搬
    送車と該入出庫口間の距離が短い方を優先して、各入出
    庫口に対する各物品の移動順序を設定することを特徴と
    する請求項1に記載の自動倉庫の入出庫制御方法。
  3. 【請求項3】 搬送車情報収集ステップは、各搬送車が
    各入出庫口に到着するそれぞれの到着時刻を予測し、 移動順序設定ステップは、搬送車が入出庫口に到着する
    到着時刻が早い方を優先して、各入出庫口に対する各物
    品の移動順序を設定することを特徴とする請求項1に記
    載の自動倉庫の入出庫制御方法。
  4. 【請求項4】 物品情報収集ステップは、各物品をそれ
    ぞれの入出庫口に移動させるまでのそれぞれの入出庫時
    間を求め、 搬送車情報収集ステップは、各搬送車が該各入出庫口に
    到着するそれぞれの到着時刻を予測し、 移動順序設定ステップは、各物品を優先順位に従って選
    択し、この優先的に選択された物品を搬送する搬送車の
    到着時刻から少なくとも該優先的に選択された物品の入
    出庫時間だけ遡った時刻より、該優先的に選択された物
    品を入出庫口へと移動させることを設定することを特徴
    とする請求項1に記載の自動倉庫の入出庫制御方法。
  5. 【請求項5】 搬送車情報収集ステップは、各入出庫口
    に到着しつつある各搬送車と該各入出庫口間のそれぞれ
    の距離、及び各搬送車の速度に基づいて、各搬送車が各
    入出庫口に到着するそれぞれの到着時刻を求めることを
    特徴とする請求項3又は4に記載の自動倉庫の入出庫制
    御方法。
  6. 【請求項6】 各入出庫口に到着しつつある各搬送車と
    該各入出庫口間のそれぞれの距離及び各搬送車が各入出
    庫口に到着するまでのそれぞれの時間を求めて、これら
    の距離及び時間を実績情報として保存する実績保存ステ
    ップを更に含み、 搬送車情報収集ステップは、実績保存ステップにより保
    存された実績情報に基づいて、各搬送車が各入出庫口に
    到着するそれぞれの到着時刻を求めることを特徴とする
    請求項3又は4に記載の自動倉庫の入出庫制御方法。
  7. 【請求項7】 各搬送車が各入出庫口に到着するまでの
    それぞれの移動過程を仮想する仮想ステップを更に含
    み、 搬送車情報収集ステップは、仮想ステップにより仮想さ
    れた各搬送車の移動過程に基づいて、各搬送車が各入出
    庫口に到着するそれぞれの到着時刻を求めることを特徴
    とする請求項3又は4に記載の自動倉庫の入出庫制御方
    法。
JP2002021901A 2002-01-30 2002-01-30 自動倉庫の入出庫制御方法 Pending JP2003221105A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005239327A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Nippon Yusoki Co Ltd 自動倉庫管理装置
JP2012046309A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd 運行管理装置および運行管理方法
WO2015186444A1 (ja) * 2014-06-04 2015-12-10 村田機械株式会社 搬送車システムと搬送方法

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