JP4495259B2 - 特に軌道車両用のブレーキライニングの取付け装置 - Google Patents

特に軌道車両用のブレーキライニングの取付け装置 Download PDF

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この発明は請求項1の前提部分によるブレーキライニングの取付け装置に関する。
所謂ダブテール形支持ガイドを有する公知のブレーキライニングの取付け装置では、挿入されるブレーキライニング用に前面のストッパと、ブレーキライニングの挿入後に回動できるビームとが備えられている。このビームも枢動又は回転可能にサポートに案内されている。このようなサポートはUICサポートとして知られている。
別の知られた構造では、サポートには摩擦ライニングの長手方向に間隔をおいて、段付きの2個のジャーナルピンが備えられ、これらはライニングホルダを取付けると支持板の半円形の開口部に係合する。ライニングホルダの保持タングに後部が係合するライニングサポートの止めばねによって、ライニングサポートからのライニングホルダの離脱が防止される。ライニングが2個のジャーナルピンによって保持されるライニングサポートも公知であり、この場合、ピンはライニング交換のために解錠することができる揺動可能なロックバーに取付けられている。
標準的な策では、摩擦ライニング即ちブレーキライニングを両端部でストッパによって保持することが一般的である。その結果、このような“閉鎖式”ライニングは比較的大きい長手方向の遊びを備えていなければならず、結果として加熱時(制動時100℃以上)にライニングは締付けられない。その結果、ライニングのサポートが損傷したり、変形したりすることがある。このような事態を考慮に入れて動的な負荷を受ける部品の遊びを大きくすると、接触部分の早期磨耗の原因になる。その上、この場合はガタツキのノイズが大きくなることを覚悟しなければならない。
上記に鑑み、この発明の目的はブレーキライニングをブレーキライニングサポートに取付ける際に、前述の問題点が生じないように前述のブレーキライニング取付け装置を形成することにある。同時に、ブレーキライニングを支持するライニングホルダを簡単かつ迅速にライニングサポートに取付け、或いはむしろサポートから簡単かつ迅速に取り外すことができるようにすることである。
この課題の解決に、請求項1の特徴記載部による特徴が役立つ。
ライニングサポートの前端部に単一のピンを備えることによって、ライニングホルダはライニングサポートに対して確実に固定され、ひいては移動しないようにロックされる。ライニングホルダとライニングサポートとの間に相互に係合するガイド溝を設けることで、ピンが解放位置にある場合、ライニングホルダがその前端部に設けたピンで覆われる開口部に達し、ピンをばね力でロック位置へと解放できるまで、簡単にライニングサポート上に挿入することができる。ライニングホルダの取り外しは、同様に簡単にピンをロック位置から引き抜くことで行われる。好適には、ライニングホルダは構造上対称に形成されている。即ち、双方の前端部にはピンを挿入するための開口部が設けられている。このことは、ブレーキライニングを有するライニングホルダを左右双方の仕様のブレーキサポートに使用でき、組立て位置ではそのつど前端部の一方の開口部が空いたままになる。
ピンの取り外し、即ちライニングホルダの開口部からのピンの引き抜きは、手動により、又はレバー工具を用いて簡単に行われる。ピンにばね力を加えるには、好適にはレバークリップ及びライニングサポート内部でピンに作用するばねが備えられており、これはライニングホルダをロックする際の安全策である。
好適な形態と更なる形態は、その他の請求項に記載されている。
次にこの発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
図1はライニングサポートとライニングホルダとの間のロック部材を形成するピンを示した、ライニングサポートに案内されたライニングホルダを有するライニングサポートの前端部の、部分的に断面化した部分側面図であり、ばねクリップの位置は実線でロック位置を、また点線で解放位置を示してある。
図2はライニングホルダを示していない図1の装置の部分平面図である。
図3はこの発明に基づく別の実施形態の、図1と同様の図面である。
図4はこの発明に基づく別の実施形態の、図1と図3と同様の図面である。
図面の図1には、ラインニングサポート1が一部を断面化した部分側面図の形で描かれていて、これに摩擦ライニング3を支持するライニングホルダ5が保持されている。摩擦ライニング3は、個別に細かくは図示されない態様で複数個のライニング要素からなっており、これらはばね固定により全方向に枢動自在にライニングホルダ5に取付けられている。ライニングホルダ5は溝を形成する当て金を介してライニングサポート1に挿入することができ、その際に、当て金はライニングサポートの両側に、好適にはアーチ状に延在するガイドリブを囲んでいて、この結果ライニングホルダはこれに保持されているライニング部材と共にライニングサポートの前側、好適にはレール側を向いた前側からライニングサポートに挿入することができる。
図1によると、ライニングサポートにはピン7が案内され、このピンはばね付勢によって、ライニングホルダがライニングサポートに沿ってずれないように、押し開け位置においてライニングホルダ5の開口部9を貫通している。ピン7はライニングサポートの上昇位置でばね力に抗して移動可能であり、図示した実施例ではライニングサポートの段状の穴内に案内される。段付き穴はブッシュ11、13によって形成されており、そのうちのブッシュ11はライニングサポート1の上側から圧入され、そしてピンの細い部分15を案内する役割を果たし、一方、ライニングサポートの下側を貫いて移動可能なピンの太い部分17は、ライニングサポートの下側のブッシュ13内に配置されている。
ピン7の上側には、好適には該ピンの上側のスリット21内の中心に挿入されたばねクリップ19(図1及び図2)が作用する。図1の左側にあるばねクリップ19の端部分は2重に巻回され、ばねクリップの該端部はライニングサポートの穴23(図2)内に挿入されている。ばねクリップが図1の左側の部分でこのような形状を有していることにより、ばねクリップはその右部分において、ばねクリップがピン7を下向きに押し下げるような下向きの固定力を有し、このためピンはライニングホルダの開口部9内に嵌入して、これにより変位が防止される。
ばねクリップ19は一方ではこれを受け入れているスリット21の基部によってピン頭部の中にあり、また、他方ではピン頭部を貫通するロックピン25によって拘束されている。図1の図では、ロックピン25はばねクリップの上に位置するので、工具を使用して、又は手動によりばねクリップ19を図の右端部で上向きに押し上げると、ピンは図1に示したロック位置から上向きに点線で示した開放位置に押し上げられる。そこで、ばねクリップ19は2つの機能、即ち、ピン7に対して下向きの力を加えることができ、かつ、同時にピンをロック位置から解除する役割、を果たす。
ばねクリップの持ち上げは克服すべきばね力の程度によっては手動により、即ち工具を使用しないで行うこともでき、しかしながら、例えば平工具の助けを借りて行うこともできるが、この工具は図1に点線で示すように、ライニングサポートの上側の肩部27に嵌め込み、図1に点線で示した復帰持ち上げ位置に達するまで、作用するばねクリップを回す。ばねクリップを上昇位置に保持するために、降下位置でライニングサポートの端部のスリット31を貫通する端部29をスリット31の側方の突起部33に載せることができる。その際に、端部29がスリット31から外れるとき、ばねクリップが自動的に突起部33上に止められるように、ばねクリップ19の端部29は追加的に確実な側方固定の役割を果たすことができる。
図1に示すように、一方ではブッシュ11に接し、他方ではピンの太い部分17の上側に載って支持された第2のばね35がピン7に作用し、ばねクリップ19が傾斜すると、ライニングホルダに対してピン7を図示したロック位置へ移動させる。ばね35はばねクリップ19を補足して、ピン7を前述のようにロック位置に保持するように機能し、同時に、動作中にばねクリップ19が破壊した場合に、ばね35はある程度の安全機能を果たす。このようにして、ピン7がライニングホルダに対するロック位置から外れないこと、即ち、ライニング板若しくはライニングホルダのライニングサポートからの意図しない離脱を絶対確実に防止することが常に確保される。
図3に示したピンの変形例の場合は、ライニングサポート1の底部領域でピンにストッパ37が設けられている。ストッパ37はピンの端部を受け入れるライニングホルダ5の開口部9の直径よりもやや大きい直径を有している。このことは、ピンの上面、即ちピン頭部で、ばねクリップ及び安全ピンが外れたり破壊した場合に、ピンがライニングホルダ内の穴を通り抜けて慴動することがないことを意味している。いかなる場合でも、ピンがライニングホルダ内の開口部を貫いて進入し、摩擦ライニング(図3には図示せず)の裏側に対して作用することが防止される。その上、ストッパ37はピンがライニングホルダの開口部9内に進入する深さを厳密に規定する。それによって、摩擦ライニングを形成するライニング部材等の裏側に衝突することが簡単に防止される。基本的には、ピンの上側に、例えばブッシュ13と当接するスナップリング等の形の突起部を設けて、ピンの進入深さを規定することも可能である。ばねクリップ19が降下位置でブッシュ13の上側に支承され、その裏面でばね35のばね力により下向きに引っ張られるロックピンを保持するようにすれば、ばねクリップ19も上記の役割を果たすことができる。
図4には、ピン7が戻り止めが施されていない移動ねじによって、ピンを受容するライニングサポート内の穴に、この場合はブッシュ11にねじ込まれている実施例が示されている。ばね41は強制的にピン7を開口部9に押し込む。ピン頭部は、ピン7を開口部9から持ち上げる目的で回転させる工具を嵌めることができる多角ヘッド39として形成されている。
参照符号リスト
1= ライニングサポート
3= 摩擦ライニング
5= ランニングホルダ
7= ピン
9= 開口部
11=ブッシュ
13=ブッシュ
15=ピンの細い部分
17=ピンの太い部分
19=ばねクリップ
21=スリット
23=穴
25=ロックピン
27=肩部
29=ばねクリップ端部
31=スリット
33=突起部
35=ばね
37=ストッパ
39=多角ヘッド
41=ばね

Claims (13)

  1. ライニングサポートに据えつけた状態では挿入可能な当て金を介してライニングサートの前後両端部を少なくとも部分的に囲み、挿入された状態ではロック部材を介してブレーキライニングサポートにロック可能であり、ライニングサポートに案内され、摩擦ライングを支持するライニングホルダを有する、軌道車両用のブレーキライニング取付け装置において、ロック部材はライニングサポート(1)の前端部に案内され、ライニングサポートの底部を貫いて垂直に移動可能なピン(7)からなり、該ピンはライニングサポート(1)にライニングホルダ(5)を挿入した状態ではライニングホルダの前端部に設けた開口部(9)内に挿入可能であり、開口部(9)内においてピン(7)をロック位置に固定可能な、ピン(7)を開口部(9)方向にばね付勢するばねクリップ(19)がライニングサポート(1)に設けられていることを特徴とするブレーキライニング取付け装置。
  2. a)ピン(7)はライニングホルダ(5)が据付け位置にある場合は、ばね付勢によってライニングホルダに形成された開口部(9)内を移動可能であり、
    b)ライニングホルダ(5)を取り外す目的でピン(7)をばね力に抗してライニングホルダの開口部(9)から引き抜くことが可能である、ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキライニング取付け装置。
  3. a)ばねクリップ(19)は、ロック位置にあるピンがライニングホルダ(5)の開口部(9)内を移動することができるように、固有引張力によってピン頭部に作用し、
    b)ばねクリップ(19)を、ピン(7)と同伴してピンがライニングホルダの開口部(9)から引き抜かれる解放位置に持ち上げ可能である、ことを特徴とする請求項1又2に記載のブレーキライニング取付け装置。
  4. a)ばねクリップ(19)はピン頭部のスリット(21)内に嵌入され、かつスリットの床と、ピン頭部に挿入可能なロックピン(25)との間に拘束され、
    b)ばねクリップ(19)の端部はライニングサポートに固定され、
    c)ばねクリップ(19)のピンとは対向する端部は、上昇した解放位置と、降下したロック位置との間を移動可能である、ことを特徴とする請求項3に記載のブレーキライニング取付け装置。
  5. 上昇した解放位置にあるばねクリップ(19)の可動端部をライニングサポート(1)の上側にロック可能であることを特徴とする請求項3又は4に記載のブレーキライニング取付け装置。
  6. 上昇した解放位置にあるばねクリップ(19)の自由端部をライニングサポートの上側の突起部(33)にロック可能であることを特徴とする請求項4又5に記載のブレーキライニング取付け装置。
  7. ピン(7)は、開口部(9)側を向いたピン部分(17)の直径がばねクリップ(19)を支持する、ピン頭部として終端している反対側のピン部分(15)の直径よりも大きくなるように、ライニングサポート(1)の段状の穴内に案内されていることを特徴とする前記請求項のいずれか1に記載のブレーキライニング取付け装置。
  8. ピン(7)の双方のピン部分(15、17)はライニングサポート内に圧入されたブッシュ(11、13)内に移動可能に案内されていることを特徴とする請求項7に記載のブレーキライニング取付け装置。
  9. ピン()をライニングホルダの開口部(9)の方向にばね付勢する第2のばね(35)を備えたことを特徴とする前記請求項のいずれか1に記載のブレーキライニング取付け装置。
  10. a)ばね(35)は直径が相対的に小さいピン部分(15)を囲み、
    b)ばねは、ばね(35)がばねクリップ(19)と同じ作用でピン(7)をライニングホルダ内に備えられた開口部(9)内に引張ることができるように、一方ではピン部分(15)に案内されたブッシュ(11)の下側に、他方では直径が大きいピン部分(17)の上側に支承されている、ことを特徴とする請求項9に記載のブレーキライニング取付け装置。
  11. 第2のばね(35)をばねクリップ(19)によるピン(7)の持ち上げによって引張ることができることを特徴とする請求項9又は10記載のブレーキライニング取付け装置。
  12. ライニングホルダに設けられた開口部(9)に対するピン(7)の進入深さはピンに形成されたストッパ(37)によって規定されることを特徴とする前記請求項のいずれか1に記載のブレーキライニング取付け装置。
  13. ピン(7)はライニングサポート(1)の下方の、レール向きの端部でライニングサポート内に案内されることを特徴とする前記請求項のいずれか1に記載のブレーキライニング取付け装置。
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