JP2002067754A - 車両用シートの回転調整機構 - Google Patents

車両用シートの回転調整機構

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JP2002067754A JP2000263621A JP2000263621A JP2002067754A JP 2002067754 A JP2002067754 A JP 2002067754A JP 2000263621 A JP2000263621 A JP 2000263621A JP 2000263621 A JP2000263621 A JP 2000263621A JP 2002067754 A JP2002067754 A JP 2002067754A
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田 知 徳 吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転レバーの変形を防止する。ロック穴を小
さくしても回転レバーのロック爪をロック穴に確実に且
つ簡易迅速にガイドする。回転レバーのロック爪側に過
大な負荷が与えられた場合に、ロック穴が破断したり、
ロック爪がロック穴から脱落するのを防止する。 【解決手段】 ロアーベース11に係合摺動部21を形
成する。アッパーベース13をロアーベース11の係合
摺動部21と第1の転動部材23を介して配設する。ホ
ルダー部材15に摺動部25を形成する。摺動部25と
係合摺動部21との間に第2の転動部材27を設ける。
アッパーベース13にロアーベース11のロック穴62
に挿入されるロック爪45aを有する回転レバー45を
枢支する。ロック爪45aをガイドするレバーガイド4
3,57を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート本体を車室床
面上で回転調整可能に支持してなる車両用シートの回転
調整機構に関し、更に詳細に説明すると、車室床面側に
固定される環状のロアーベースと、シート本体が固着さ
れる環状のアッパーベースと、前記アッパーベースの外
周縁に固着され、前記ロアーベースを挟持するホルダー
部材とを備える車両用シートの回転調整機構の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から車両用シートにおいて、シート
の向きを着座者の好みや要求に応じて変更調節し得るよ
うな構成を採用した回転式の車両用シートが知られてい
る。即ち、この種の回転式の車両用シートとしては、面
擦り合わせ式やシャフトアップ回転式等による回転調整
機構を、シート本体の下方で車室床面との間に介在させ
て設けてなる構造のものが、従来から種々提案されてい
る。
【0003】例えば、特開平8−11600号公報に
は、車両のフロア側に固定される環状のロアーレール
と、該ロアーレールの断面略逆U字状の環状摺動部に対
して摺動自在に係合する断面略U字状の摺動部を有する
アッパーレールと、該アッパーレールをシートクッショ
ンフレームに固定するためのブラケットとを備え、ロア
ーレールの環状摺動部とブラケットとの間にボールを介
在させ、該ボールの接する環状摺動部の外壁面を内側下
方に下がるテーパ面とし、自動的な調心機能を持たせる
シート回転装置が示されている。
【0004】また、特開平11−129794号公報に
は、フロア側に設けられるロアプレートとシート側に設
けられ、ボールを介してロアプレートに支持されて水平
面内で自転するアッパープレートと、かしめピンにより
ロアプレートに結合され、ボールを介してロアプレート
と共にアッパープレートを挟持するセットプレートとを
有する構成が示されている。そして、セットプレートの
ボス部をつぶすことにより、セットプレートとロアプレ
ートの対向間隔を調整変更して、アッパープレートの回
転操作トルクを適正にするようになされている。
【0005】また、図9に示す如く、シートの回転調整
機構100にはロック機構101が設けられ、このロッ
ク機構101は、ロアーベース11にロック穴121を
設け、アッパーベース側に枢支された回転レバー123
のロック爪125をロック穴121に挿入係止すること
によりシートの回転調整機構100をロック状態とする
ことができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の特開
平8−11600号公報に示されるシート回転装置にお
いては、ロアーレールの断面略逆U字状の環状摺動部に
対して摺動自在に係合する断面略U字状の摺動部を有す
るアッパーレールとはシューを介して対向しているた
め、摺動抵抗が増大し、また十分な調心機能を得ること
ができずバラツキを発生させる虞れを有していた。シー
ト側からの衝撃荷重がブラケット及びアッパーレールに
加えられると変形しやすく、板厚を減少させることがで
きず重量が増大し、摺動抵抗が増大し簡易迅速な回転操
作ができない欠点を有し、またブラケットとロアーレー
ルとの間のボールの位置がテーパ面の上部に位置する場
合にはブラケットが上下方向に高い位置となり、ブラケ
ットとアッパーレールとを固着するボルトの位置が高く
なり、高さを低くすることができないものであった。ま
た、特開平11−129794号公報に示される回転装
置においては、高さ方向の長さを短くすることはできる
も、ロアプレートが横方向に長くなり、同様に小型化す
ることができず、重量が増大し、摺動抵抗が増大する欠
点を有するものであった。
【0007】また、図9に示すロック機構101を用い
る場合で、回転レバー123のロック爪125側に過大
な負荷が与えられた場合には、回転レバー123が変形
する虞れを有し、また上下方向に変位し、更に、図9に
点線で示す如く、ロック穴121が破断してロック爪1
25がロック穴121から脱落する虞れを有していた。
またロック穴121にロック爪125を容易に挿入する
ためのクリアランスが必要なことからロック穴121が
大きくならざるを得ず、またガタが発生する虞れを有し
ていた。
【0008】本発明の目的は、ロアーベース、アッパー
ベース及びホルダー部材からなる回転調整機構を、必要
最小限の部品点数で簡単に構成し、しかも自動的な調心
機能を持たせることができ、衝撃荷重をホルダー部材よ
りロアーベースに確実に伝達することができ、変形が少
なく板厚を薄くすることができ、重量を軽量化して摺動
抵抗を減少させることができ、回転操作力を低減させて
回転調整を簡易迅速に行うことができ、高さ及び幅を減
少させ形状を小型化することができ、上下方向の剛性を
向上させることができ、回転レバーの変形を防止するこ
とができ、ロック穴を小さくしても回転レバーのロック
爪をロック穴に確実に且つ簡易迅速にガイドすることが
でき、回転レバーのロック爪側に過大な負荷が与えられ
た場合に、ロック穴が破断する虞れがなく、ロック爪が
ロック穴から脱落する虞れがなく、コスト的にも安価な
車両用シートの回転調整機構を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
車両用シートの回転調整機構は、車室床面側に固定され
る環状のロアーベースと、シート本体が固着される環状
のアッパーベースと、前記アッパーベースの外周縁に固
着され、前記ロアーベースを挟持するホルダー部材とを
備える車両用シートの回転調整機構において、前記環状
のロアーベースは断面略逆U字状の係合摺動部が形成さ
れ、前記アッパーベースはロアーベースの係合摺動部と
第1の転動部材を介して配設され、前記ホルダー部材に
前記ロアーベースの断面略逆U字状の係合摺動部と係合
する断面略U字状の摺動部が形成され、前記ホルダー部
材の摺動部とロアーベースの係合摺動部との間に第2の
転動部材が設けられ、前記ロアーベースの係合摺動部に
複数のロック穴が穿設され、前記アッパーベースに前記
ロアーベースのロック穴に挿入されるロック爪を有する
回転レバーが枢支され、該回転レバーのロック爪をガイ
ドするレバーガイドがアッパーベースに形成されている
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に係る車両用シートの回
転調整機構は、前記アッパーベースのレバーガイドと対
向する側のホルダー部材に前記回転レバーのロック爪の
下面側をガイドするレバーガイドが設けられていること
を特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係る車両用シートの回
転調整機構は、前記アッパーベースに対する前記回転レ
バーの枢支点が前記ロック爪の挿入方向と直交する方向
であるロアーベースのロック穴の接線方向に形成されて
いることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項1に記載の車両用シートの
回転調整機構によれば、環状のロアーベースは断面略逆
U字状の係合摺動部が形成され、前記アッパーベースは
ロアーベースの係合摺動部と第1の転動部材を介して配
設され、前記ホルダー部材に前記ロアーベースの断面略
逆U字状の係合摺動部と係合する断面略U字状の摺動部
が形成され、前記ホルダー部材の摺動部とロアーベース
の係合摺動部との間に第2の転動部材が設けられ、前記
ロアーベースの係合摺動部に複数のロック穴が穿設さ
れ、前記アッパーベースに前記ロアーベースのロック穴
に挿入されるロック爪を有する回転レバーが枢支され、
該回転レバーのロック爪をガイドするレバーガイドがア
ッパーベースに形成されているので、アッパーベース側
からの衝撃荷重をホルダー部材の摺動部よりロアーベー
スの断面略逆U字状の係合摺動部に伝達することがで
き、変形が少なく板厚を薄くすることができ、重量を軽
量化して摺動抵抗を減少させることができ、回転操作力
を低減させて回転調整を簡易迅速に行うことができ、高
さ及び幅を減少させ形状を小型化することができ、上下
方向の剛性を向上させることができ、回転レバーの変形
を防止することができ、ロック穴を小さくしても回転レ
バーのロック爪をロック穴に確実に且つ簡易迅速にガイ
ドすることができる。
【0013】本発明の請求項2に係る車両用シートの回
転調整機構によれば、前記アッパーベースのレバーガイ
ドと対向する側のホルダー部材に前記回転レバーのロッ
ク爪の下面側をガイドするレバーガイドが設けられてい
るので、アッパーベース側からの衝撃荷重をホルダー部
材の摺動部よりロアーベースの断面略逆U字状の係合摺
動部に伝達することができ、変形が少なく板厚を薄くす
ることができ、重量を軽量化して摺動抵抗を減少させる
ことができ、回転レバーの変形を防止することができ、
ロック穴を小さくしても上下のレバーガイドにより回転
レバーのロック爪をロック穴に確実に且つ簡易迅速にガ
イドすることができ、更に衝撃時等に回転レバーのロッ
ク爪の上下方向変位を防止してロック状態を確実に保持
することができ、ロック穴が破断する虞れがなく、また
ロック爪にロック穴から脱落する方向に荷重が加えられ
ることがなく、ロック爪が脱落する虞れがない。
【0014】本発明の請求項3に係る車両用シートの回
転調整機構によれば、前記アッパーベースに対する前記
回転レバーの枢支点が前記ロック爪の挿入方向と直交す
る方向であるロアーベースのロック穴の接線方向に形成
されているので、回転レバーのロック爪に負荷が加えら
れても、回転レバーに抜け方向への回転力の発生がな
く、ロック状態を保持することができ、ロック穴を小さ
くしても回転レバーのロック爪をロック穴に確実に且つ
簡易迅速にガイドすることができ、回転レバーのロック
爪側に過大な負荷が与えられた場合に、ロック爪の上下
方向変位を防止してロック状態を確実に保持することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る車両用シートの
回転調整機構を図面を参照して詳述する。図1乃至図4
は本発明の実施の形態を示すもので、図1は車両用シー
トの回転調整機構の分解斜視図、図2は回転調整機構の
平面図、図3は回転調整機構の側面図、図4は回転調整
機構の裏面図、図5は図2のX−X線断面図、図6は図
2のZ−Z線断面図、図7はロック機構の回転レバーの
平面説明図、図8はロック機構のロック爪の挿通状態を
示す平面説明図である。
【0016】車両用シートのシートクッションの下方で
車室床面との間には、シート全体をシートの略中央部を
回転中心として回転調整し、シートの向きを任意に調整
し得る回転調整機構10が設けられている。この回転調
整機構10は、図1乃至図4から明らかなように、円形
開口12を有する環状のロアーベース11と、シート本
体が固着され、ロアーベース11に対して回転自在に支
持される円形開口14を有する環状のアッパーベース1
3と、前記アッパーベース13に固着され、前記ロアー
ベース11を挟持するホルダー部材15と、後述するロ
ック機構とを備えている。
【0017】図5に示す如く、前記環状のロアーベース
11は外周縁に断面略逆U字状の係合摺動部21が上方
に突出する状態で形成され、前記環状のアッパーベース
13はロアーベース11の係合摺動部21と第1の転動
部材23を介して配設され、前記ホルダー部材15の内
周縁に前記ロアーベース11の断面略逆U字状の係合摺
動部21と係合する断面略U字状の摺動部25が下方に
突出する状態で形成されている。
【0018】前記環状のアッパーベース13の略中央部
には断面凹状部13aが形成され、外周縁側にフランジ
部13bが形成され、内周縁側に第1の転動部材23を
上方から保持するボール受部13cが形成されている。
ホルダー部材15の摺動部25とロアーベース11の係
合摺動部21との間に第2の転動部材27が設けられて
いる。
【0019】前記アッパーベース13の略中央部の断面
凹状部13aとホルダー部材15の摺動部25より外側
の水平部15aとが複数の、本実施の形態では6個のボ
ルト31及びナット32により固着されている。前記ナ
ット32はアッパーベース13に夫々溶着されている。
このナット32をアッパーベース13に溶着することに
より、アッシー時にアッパーベース13を反転してこの
アッパーベース13上にロアーベース11及びホルダー
部材15載置して上方よりボルト31止めすることがで
きる。
【0020】またホルダー部材15の外周縁に上方に向
かうフランジ部15bが形成され、このフランジ部15
bがアッパーベース13のフランジ部13bの内側に挿
入されている。
【0021】前記第1の転動部材23と第2の転動部材
27の中心を結ぶ線が略45°傾斜した斜めとなるよう
に配設されている。即ち前記ロアーベース11の係合摺
動部21の断面略逆U字状の上端に第1の転動部材23
の下端を受ける凹部35と第2の転動部材27を受ける
凸部37とが形成され、この凹部35と凸部37により
略S字状の受部34が形成されている。
【0022】また、ホルダー部材15の摺動部25の内
周縁側に第2の転動部材27の下部側を受ける受部25
aが形成されている。また前記アッパーベース13の第
1の転動部材23の上端を受ける受部13cの略中央部
に直線状部41が形成されている。この直線状部41の
存在により、アッシー時の部品のバラツキに対応するこ
とができ、自動的な調心機能を持たせることができる。
【0023】また、図6に示す如く、回転調整機構10
のロック機構60は、ロアーベース11に形成されたロ
ック穴62と、前記アッパーベース13に取付けられた
ロック爪45aを有する回転レバー45とを有してい
る。
【0024】図1に示す如く、アッパーベース13側に
上部のレバーガイド43が形成され、回転レバー45に
はロック穴62方向に付勢するレバースプリング47取
付けられている。また第1の転動部材23はリング状の
アッパーリテーナ49に適宜の間隔で形成された複数の
透孔に複数個、本実施の形態では12個取付けられてい
る。
【0025】更に、ロアーベース11にはアッパーベー
ス13の角度規制プレート51が溶着等により固着され
ている。また第2の転動部材27はリング状のロアーリ
テーナ53に適宜の間隔で形成された複数の透孔に複数
個、本実施の形態では12個取付けられている。
【0026】前記ホルダー部材15にはロアーベース1
1の角度規制プレート55が溶着等により固着されてい
る。また、このホルダー部材15の前記アッパーベース
13のレバーガイド43と対向する側に前記回転レバー
45のロック爪45aの下面側をガイドする下部のレバ
ーガイド57が設けられている。
【0027】図6に示す如く、前記回転レバー45のロ
ック爪45aの上面側はアッパーベース13側の上部の
レバーガイド43によりガイドされ、またロック爪45
aの下面側はホルダー部材15の下部のレバーガイド5
7によりガイドされてロック穴62に挿入係止される。
【0028】尚、図6及び図8中、符号64はホルダー
部材15に形成されたホルダー穴部である。従って、ロ
ック穴62を小さくしても、ロック爪45aを確実に且
つ簡易迅速にロック穴62に挿入係止することができ、
また衝撃時等の高負荷時に、ロック爪45aの上下方向
変位を防止して保持することができ、またロック穴62
が破断する虞れがなく、またロック爪45aにロック穴
62から脱落する方向に負荷が加えられることがなく、
ロック爪45aが脱落する虞れがない。
【0029】また、図7及び図8に示す如く、前記アッ
パーベース13に取付けられる前記回転レバー45の枢
支点Pが前記ロック爪45aの挿入方向と直交する方向
であるロアーベース11のロック穴62の接線T方向に
形成されている。即ち、ロック穴62のロック爪45a
入力地点は回転レバー45の回転中心である枢支点Pに
対して直角になるように設定されている。
【0030】従って、回転レバー45のロック爪45a
側に過大な負荷が与えられた場合に、ロック爪45aの
抜け出し方向への変位を防止してロック状態を確実に保
持することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
係る車両用シートの回転調整機構によれば、環状のロア
ーベースは断面略逆U字状の係合摺動部が形成され、前
記アッパーベースはロアーベースの係合摺動部と第1の
転動部材を介して配設され、前記ホルダー部材に前記ロ
アーベースの断面略逆U字状の係合摺動部と係合する断
面略U字状の摺動部が形成され、前記ホルダー部材の摺
動部とロアーベースの係合摺動部との間に第2の転動部
材が設けられ、前記ロアーベースの係合摺動部に複数の
ロック穴が穿設され、前記アッパーベースに前記ロアー
ベースのロック穴に挿入されるロック爪を有する回転レ
バーが枢支され、該回転レバーのロック爪をガイドする
レバーガイドがアッパーベースに形成されているので、
アッパーベース側からの衝撃荷重をホルダー部材の摺動
部よりロアーベースの断面略逆U字状の係合摺動部に伝
達することができ、変形が少なく板厚を薄くすることが
でき、重量を軽量化して摺動抵抗を減少させることがで
き、回転操作力を低減させて回転調整を簡易迅速に行う
ことができ、高さ及び幅を減少させ形状を小型化するこ
とができ、上下方向の剛性を向上させることができ、回
転レバーの変形を防止することができ、ロック穴を小さ
くしても回転レバーのロック爪をロック穴に確実に且つ
簡易迅速にガイドすることができる。
【0032】本発明の請求項2に係る車両用シートの回
転調整機構によれば、前記アッパーベースのレバーガイ
ドと対向する側のホルダー部材に前記回転レバーのロッ
ク爪の下面側をガイドするレバーガイドが設けられてい
るので、ので、アッパーベース側からの衝撃荷重をホル
ダー部材の摺動部よりロアーベースの断面略逆U字状の
係合摺動部に伝達することができ、変形が少なく板厚を
薄くすることができ、重量を軽量化して摺動抵抗を減少
させることができ、回転レバーの変形を防止することが
でき、ロック穴を小さくしても上下のレバーガイドによ
り回転レバーのロック爪をロック穴に確実に且つ簡易迅
速にガイドすることができ、更に衝撃時等に回転レバー
のロック爪の上下方向変位を防止してロック状態を確実
に保持することができ、ロック穴が破断する虞れがな
く、またロック爪にロック穴から脱落する方向に荷重が
加えられることがなく、ロック爪が脱落する虞れがな
い。
【0033】本発明の請求項3に係る車両用シートの回
転調整機構によれば、前記アッパーベースに対する前記
回転レバーの枢支点が前記ロック爪の挿入方向と直交す
る方向であるロアーベースのロック穴の接線方向に形成
されているので、回転レバーのロック爪に負荷が加えら
れても、回転レバーに抜け方向への回転力の発生がな
く、ロック状態を保持することができ、ロック穴を小さ
くしても回転レバーのロック爪をロック穴に確実に且つ
簡易迅速にガイドすることができ、回転レバーのロック
爪側に過大な負荷が与えられた場合に、ロック爪の上下
方向変位を防止してロック状態を確実に保持することが
できる。
【0034】本発明によれば、ロアーベース、アッパー
ベース及びホルダー部材からなる回転調整機構を、必要
最小限の部品点数で簡単に構成し、しかも自動的な調心
機能を持たせることができ、衝撃荷重をホルダー部材よ
りロアーベースに確実に伝達することができ、変形が少
なく板厚を薄くすることができ、重量を軽量化して摺動
抵抗を減少させることができ、回転操作力を低減させて
回転調整を簡易迅速に行うことができ、高さ及び幅を減
少させ形状を小型化することができ、上下方向の剛性を
向上させることができ、回転レバーの変形を防止するこ
とができ、ロック穴を小さくしても回転レバーのロック
爪をロック穴に確実に且つ簡易迅速にガイドすることが
でき、回転レバーのロック爪側に過大な負荷が与えられ
た場合に、ロック穴が破断する虞れがなく、ロック爪が
ロック穴から脱落する虞れがなく、コスト的にも安価な
車両用シートの回転調整機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの回転調整機構の分
解斜視図。
【図2】本発明に係る車両用シートの回転調整機構の平
面図。
【図3】本発明に係る車両用シートの回転調整機構の側
面図。
【図4】本発明に係る車両用シートの回転調整機構の裏
面図。
【図5】本発明に係る車両用シートの回転調整機構の図
2のX−X線断面図。
【図6】本発明に係る車両用シートの回転調整機構の図
2のZ−Z線断面図。
【図7】本発明に係る車両用シートの回転調整機構の回
転レバーの平面説明図。
【図8】本発明に係る車両用シートの回転調整機構のロ
ック爪の挿通状態の平面説明図。
【図9】従来のシートの回転調整機構のロック機構の一
部正面説明図。
【符号の説明】
10 回転調整機構 11 ロアーベース 12 円形開口 13 アッパーベース 13a 凹状部 13b フランジ部 13c ボール受部 15 ホルダー部材 15a 水平部 15b フランジ部 21 係合摺動部 23 第1の転動部材 25 摺動部 25a 受部 27 第2の転動部材 31 ボルト 32 ナット 34 略S字状の受部 35 凹部 37 凸部 41 直線状部 43 レバーガイド 45 回転レバー 45a ロック爪 47 レバースプリング 57 レバーガイド 60 ロック機構 62 ロック穴 64 ホルダー穴部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室床面側に固定される環状のロアーベ
    ースと、シート本体が固着される環状のアッパーベース
    と、前記アッパーベースの外周縁に固着され、前記ロア
    ーベースを挟持するホルダー部材とを備える車両用シー
    トの回転調整機構において、 前記環状のロアーベースは断面略逆U字状の係合摺動部
    が形成され、前記アッパーベースはロアーベースの係合
    摺動部と第1の転動部材を介して配設され、前記ホルダ
    ー部材に前記ロアーベースの断面略逆U字状の係合摺動
    部と係合する断面略U字状の摺動部が形成され、前記ホ
    ルダー部材の摺動部とロアーベースの係合摺動部との間
    に第2の転動部材が設けられ、前記ロアーベースの係合
    摺動部に複数のロック穴が穿設され、前記アッパーベー
    スに前記ロアーベースのロック穴に挿入されるロック爪
    を有する回転レバーが枢支され、該回転レバーのロック
    爪をガイドするレバーガイドがアッパーベースに形成さ
    れていることを特徴とする車両用シートの回転調整機
    構。
  2. 【請求項2】 前記アッパーベースのレバーガイドと対
    向する側のホルダー部材に前記回転レバーのロック爪の
    下面側をガイドするレバーガイドが設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の車両用シートの回転調整機
    構。
  3. 【請求項3】 前記アッパーベースに対する前記回転レ
    バーの枢支点が前記ロック爪の挿入方向と直交する方向
    であるロアーベースのロック穴の接線方向に形成されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    車両用シートの回転調整機構。
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