JP4494199B2 - 巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材 - Google Patents

巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材 Download PDF

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Description

本発明は、チェーンブロックやホイスト等の巻上機のチェーン又はロープが巻上下げされる際に摩耗粉などの汚染物が周囲に飛散することを防止するため、チェーン又はロープを囲んで設置するカバー部材に関する。
図1に、巻上機の一例であるチェーンブロック(電気チェーンブロック)の構成例を示す。図1(a)はチェーンブロック1の正面図で、同図(b)はその側面図である。同図に示すチェーンブロック1は、本体部2と、該本体部2から垂下するロードチェーン(チェーン)3を具備して構成されている。天井等に設置されたレール4上を転動する走行輪5を具備してなるトロリ6に、本体ケーシング10が固定されている。また、13はダストパンである。本体部2は、制御装置7、ギヤボックス8、モータ9、及び本体ケーシング10内に配置されたロードシーブ(図示せず)等を具備する。そして、ロードシーブからロードチェーン3の荷重側が垂下し、その先端部に下フック(荷物吊フック)11が固着されている。このチェーンブロック1は、モータ9を正回転又は逆回転させることで、ロードシーブを介してロードチェーン3を巻上下げして下フック11を上昇又は下降させる。巻上げられたロードチェーン3はチェーンバケット12に収容される。
ところで、チェーンブロック1は、クリーンルーム内など高度に清浄度を保つことが要求される環境下で使用する場合がある。しかし、そのような環境下でロードチェーン3の巻上下動作を行うと、ロードチェーン3のチェーンリング3a同士が摺接して金属摩耗粉が発生し周囲に飛散したり、ロードチェーン3に塗布された潤滑油が飛散して周囲環境を汚染するおそれがある。そこで図1に示すチェーンブロック1には、汚染防止のため、本体ケーシング10から垂下するロードチェーン3の周囲を囲むチェーンカバー20が設置されている。なお、この種のカバー部材の一例が特許文献1等に開示されている。
このチェーンカバー20は、筒状の部材で、軸方向に伸縮可能なジャバラ部21(一部のみ図示)を備えて構成されている。そして、チェーンカバー20の上端に設けた取付部22が本体ケーシング10の下部に取り付けられて本体部2側に固定され、下端部に設けた取付部23が下フック11に取り付けられてロードチェーン3側に固定されている。
ロードチェーン3が巻下げられて下フック11が下降すると、チェーンカバー20の下端部が下方に引張られてジャバラ部21が伸び、チェーンカバー20が下方に延伸する。一方、ロードチェーン3が巻上げられて下フック11が上昇すると、チェーンカバー20の下端部が上方に持ち上げられてジャバラ部21が縮み、チェーンカバー20が畳まれる。このように、ロードチェーン3の巻上下げによって下フック11が上下に移動する際に、チェーンカバー20が伸縮することで本体ケーシング10と下フック11の間のロードチェーン3が常にチェーンカバー20で囲まれた状態となる。
実開昭61−160185号公報
チェーンカバー20のジャバラ部21は、山折部・谷折部からなる複数の折返部21aがそれぞれ圧縮したり伸長したりすることで、ジャバラ部21の全体が伸縮する構成である。ところが、チェーンカバー20の軸方向を鉛直方向に設置すると、ジャバラ部21が伸長した際に、チェーンカバー20の自重によって上部に位置する折返部21aが大きく伸びて、折返部21aの多くが下部にたまり、下部に位置する折返部21aが圧縮したままの状態になってしまい、各折返部21aが均等な大きさに伸びないという問題があった。このようにジャバラ部21の上部が伸びきってしまい、そこに強い引張力が掛かった状態になると、その部分が疲労することで縫目が裂けるなどして破損し、チェーンカバー20の寿命が短くなるという問題がある。
この問題を解決するため、チェーンカバー20を、その自重を支えられるように硬質の素材で形成したり、厚みのある素材で形成したりすることが考えらえる。しかし、ジャバラ部21を硬質の素材や厚みのある素材で形成すると、チェーンカバー20を小さく畳むことができず、圧縮時のデッドスペースが大きくなってしまうという問題があり、チェーンブロック1の小型化が阻害されてしまう。特に、クリーンルームはその広さや高さに制限があるため、チェーンカバー20のデッドスペースは極力小さくすることが望ましい。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、伸長時にジャバラ部の一部のみに大きな引張力が掛からず各折返部が均等な大きさに伸びると共に、圧縮時のデッドスペースが小さくて済み、且つ伸縮がスムーズに行われる巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、巻上機の本体から垂下するチェーン又はロープを囲むカバー部材であって、前記カバー部材は、上下方向に伸縮可能なジャバラ部を備えた筒状部材であり、該カバー部材の上端部が前記巻上機の本体側に固定され、カバー部材の下端部が前記チェーン又はロープ側に固定され、前記チェーン又はロープの巻上下げに伴い前記カバー部材の下端部が上下移動して前記ジャバラ部が伸縮するように構成され、前記ジャバラ部に上下方向に所定間隔で設置した一又は複数の中間板を備え、前記ジャバラ部の上端部及び下端部と前記中間板それぞれの外周部を一又は複数の可撓性の線状部材で連結し、前記カバー部材が伸長した際に、前記中間板、及び前記ジャバラ部の下端部に掛かるカバー部材の自重を前記線状部材によって支持するように構成すると共に、前記ジャバラ部の各山折部の外側に取付部を設け、該取付部に前記線状部材を挿通する貫通穴を設け、前記カバー部材が畳まれた際に、前記各山折部が上下に重なり前記各貫通穴が接近して収納部が形成され、前記線状部材が該収納部に収納配置されるように構成したことを特徴とする。
上記線状部材としては、合成繊維等で構成された吊糸のほかワイヤやロープあるいはチェーンなどを用いてもよい。なお、線状部材は、可撓性を有すると共に、中間板又は下板にかかる荷重程度の引張荷重に対しては全く伸びないか又は殆ど伸びを生じることのない材料を用いて構成されていることが望ましい。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、前記各山折部の外周部に設けた貫通穴のうち少なくともいずれかを、他の貫通穴よりその径寸法が小さい位置決め穴としたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、前記線状部材は、前記ジャバラ部の上端部及び下端部及び中間板のそれぞれの外周部に固定されると共に、前記ジャバラ部の各山折部の外側に設けた取付部に所定の連結手段で連結され、前記取付部及び連結手段は、前記ジャバラ部の各山折部に所定以上の荷重が掛かると前記線状部材に対する前記各山折部の上下位置が移動するように構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、前記連結手段は、前記取付部に設けた貫通穴に前記線状部材を挿通して構成され、該貫通穴はその内径寸法が前記線状部材の外径寸法以下に形成され、前記線状部材が該貫通穴に固く嵌められた状態で挿通されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、前記連結手段は、前記線状部材が所定の固着手段で前記取付部に固着されると共に、前記取付部の少なくとも前記線状部材が固着された位置及びその周囲部分が上下方向に可撓性を有して構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項4又は5に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、前記線状部材は、上下に隣り合う各取付部の間が各々捻られた状態で前記各貫通穴に挿通され又は前記取付部に固着されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、前記取付部の少なくとも前記貫通穴の周囲又は前記線状部材が固着された位置の周囲に、その厚さ寸法が前記取付部の他の部分の厚さ寸法よりも薄い部分が設けられ、前記カバー部材が畳まれる際に、上下に隣り合う各取付部の前記厚さ寸法の薄い部分に隙間部ができ、該隙間部に前記線状部材が収納配置されるように構成したことを特徴とする。
本願請求項1に記載の発明によれば、ジャバラ部に上下方向に所定間隔で設置した一又は複数の中間板を備え、ジャバラ部の上端部及び下端部と中間板それぞれの外周部を一又は複数の可撓性の線状部材で連結し、カバー部材が伸長した際に、中間板、及びジャバラ部の下端部に掛かるカバー部材の自重を線状部材によって支持するように構成したので、ジャバラ部の一部に過度な引張力が掛かることを防止でき、各折返部が均等な大きさに伸びるため、長寿命で耐久性に優れたカバー部材を提供することができる。また、カバー部材を硬質の材料や厚みのある材料で構成する必要がなくなり、畳まれた際のカバー部材のデッドスペースを小さくすることが可能となる。
上記に加えて、請求項に記載の発明によれば、ジャバラ部の各山折部の外周部に線状部材を挿通する貫通穴を設け、カバー部材が畳まれた際に、各山折部が上下に重なり各貫通穴が接近して収納部が形成され、線状部材が該収納部に収納されるように構成したので、カバー部材を畳んだ際に、線状部材が外側に飛び出して他の部品などに引掛かるおそれがなくなる。また、線状部材が絡まることを防止できるので、次にカバー部材を伸ばすことができなくなるという不具合を解消できる。したがって、カバー部材の伸縮がスムーズに行えると共に、カバー部材のメンテナンスの手間が軽減される。
請求項に記載の発明によれば、各山折部の外周部に設けた貫通穴のうち少なくともいずれかを、他の貫通穴よりその径寸法が小さい位置決め穴としたので、カバー部材を伸ばしたときに線状部材の位置が安定する。また、収納部内の線状部材が正確に位置決めされ、カバー部材を畳んだ際に収納部内で線状部材が絡まるおそれが無くなる。したがって、カバー部材の伸縮がスムーズに行えると共に、カバー部材のメンテナンスの手間が軽減される。
請求項に記載の発明によれば、取付部及び連結手段は、ジャバラ部の各山折部に所定以上の荷重が掛かると線状部材に対する各山折部の上下位置が移動するように構成されているので、カバー部材が伸長する際に線状部材が緊張して、ジャバラ部の各山折部に所定以上の引張荷重が掛かることで線状部材に対する各山折部の上下位置が移動し、各々の山折部が略同一の形状・大きさに伸長すると共に各取付部間の線状部材の長さ寸法が各々略同一の長さ寸法に調節され、その状態を維持することができる。これによりジャバラ部の一部のみに過度の荷重が掛かることを防止できると共に、カバー部材の伸縮変形がスムーズに行なえる。
請求項に記載の発明によれば、連結手段は、取付部に設けた貫通穴に線状部材を挿通して構成され、該貫通穴はその内径寸法が線状部材の外径寸法以下に形成され、線状部材が該貫通穴に固く嵌められた状態で挿通されているので、簡単な構成でジャバラ部の各山折部に所定以上の荷重が掛かると線状部材に対する各山折部の上下位置が移動する構成を実現でき、カバー部材の小型化、軽量化を図ることができると共に、その製作が容易に行える。さらに、カバー部材を畳む際には、各取付部の間の線状部材の長さ寸法が各々略同一の長さ寸法に維持されるので、一部区間の線状部材が長くなり外側に飛び出して他の部品等に引掛かるというおそれがなくなる。
請求項に記載の発明によれば、線状部材が所定の固着手段で取付部に固着されると共に、取付部の少なくとも線状部材が固着された位置及びその周囲部分が上下方向に可撓性を有して構成されているので、カバー部材が伸長する際にジャバラ部の各山折部に所定以上の荷重が掛かかると、取付部が撓むことで線状部材に対する各山折部の上下位置が移動して、これによりジャバラ部の一部のみに過度の荷重が掛かることを防止できると共に、カバー部材の伸縮変形がスムーズに行なえる。一方、カバー部材が畳まれる際には、取付部の撓みが解消して元の形状に復元することで、各山折部間の線状部材の長さ寸法が元の長さ寸法に戻るので、一部区間の線状部材が長くなり外側に飛び出して他の部品等に引掛かるというおそれがなくなる。
請求項に記載の発明によれば、線状部材は、上下に隣り合う各取付部の間が各々捻られた状態で各貫通穴に挿通され又は取付部に固着されているので、カバー部材が畳まれる際に各取付部間の線状部材が自身の捻れ力によって螺旋状に旋回して巻かれた状態に撓むので、該線状部材がカバー部材の外側に飛び出さずに各取付部の間に収まり他の部品などに引掛かるおそれがなくなると共に、該線状部材が絡まることを防げる。
請求項に記載の発明によれば、取付部の少なくとも貫通穴の周囲又は線状部材が固着された位置の周囲に、その厚さ寸法が取付部の他の部分の厚さ寸法よりも薄い部分が設けられ、カバー部材が畳まれる際に、上下に隣り合う各取付部の厚さ寸法の薄い部分に隙間部ができ、該隙間部に線状部材が収納配置されるように構成したので、線状部材がカバー部材の外側に飛び出して他の部品などに引掛かるおそれがなくなると共に、カバー部材が畳まれた際に線状部材によってカバー部材のデッドスペースが大きくなることを防げる。
以下、本発明の実施形態例を図面に基づいて詳細に説明する。本発明にかかるカバー部材は、チェーンブロックやロープホイスト、チェーンホイストなどの他、巻上機一般に設けたチェーンやロープを囲むカバー部材として適用することが可能であるが、以下ではその一例として、チェーンブロックに設置するチェーンカバーを説明する。
図2は、本発明の一実施形態(実施例1)にかかるチェーンブロックに設置するチェーンカバーの構成例を示す図である。このチェーンカバーを設置するチェーンブロックは、図1に示すチェーンブロック1と共通であるためここではその説明は省略する。図2に示すチェーンカバー30は、ビニール材料、あるいは布材料の表面にコーティング処理を施した材料などからなる筒状に形成された部材である。そして、軸方向(上下方向)に伸縮可能なように、その側面がジャバラ形状に形成されたジャバラ部31になっている。
ジャバラ部31は、布材料等の可撓性を有する板材であって外周が円形又は矩形でありその中央部に円形の開口部を設けた部材32を複数用意し、これらを上下に多数重ね合わせてその対向する外周部同士又は開口部の周囲同士を糸で縫い合わせて固定するか、又は糊や接着剤などで固定して構成されたものである。このジャバラ部31は、上下方向に引張力(引張荷重)が作用すると、各部材32の外周部及び開口部の周囲以外の場所が互いに離間して、図2(a)に示すように山折部33と谷折部34からなる折返部35が軸方向に多数連続するジャバラ状の筒体になるように構成されている。本実施例では、ジャバラ部31をチェーンカバー30の上端部から下端部まで設けた例を示したが、ジャバラ部31は、カバー部材30の上端部と下端部の間の部分のうち一部のみに設けてもよい。
チェーンカバー30の上端部及び下端部にはそれぞれプラスチックや金属などの硬質材料で形成された上板36と下板37が取り付けられている。上板36と下板37は、その外径寸法がジャバラ部31の外径寸法よりも大きく形成された円形又は矩形の平板で、中央には開口部36a、37aが設けられている。また、上板36と下板37の間のジャバラ部31には、上下方向の所定間隔ごと、即ち折返部35の一定の個数ごとにプラスチックや金属などの硬質材料で形成された中間板38が挿入配置されている。中間板38も円形又は矩形の平板で、中央には開口部38aが設けられている。図2では、中間板38をジャバラ部31の中間部に1枚だけ設置した例を示したが、ジャバラ部31の長さ、即ち折返部35の個数によっては、中間板38をさらに増設してもよい。一方、上板36及び下板37には、それぞれ筒状の取付部39,40が連接固定されている。取付部39は止めバンド41によって本体ケーシング10の下部に固定され、取付部40は止めバンド42によって下フック11に固定される。
上板36と中間板38、及び中間板38と下板37それぞれの外周部同士が可撓性の線状部材である吊糸43で連結されている。この吊糸43は、例えば合成繊維などで作られた糸で、各板の外周部に複数本ずつ固定されている。例えば、上板36、下板37、中間板38が円形板であればそれらの外周部に等間隔に複数本ずつを固定し、これらの板が矩形であればそれぞれの板の四隅等に固定する。また、同一区間に設置した隣り合う吊糸43はいずれも同じ長さ寸法にする。その長さ寸法は、チェーンカバー30が伸長した際に、吊糸43で連結された上板36、中間板38、下板37の間の各折返部35が適切な大きさに伸びる長さ寸法とし、チェーンカバー30が伸長した際に吊糸43が緊張して中間板38及び下板37に掛かるチェーンカバー30の自重が吊糸43によって支持されるようにする。
上記構成のチェーンカバー30を取り付けたチェーンブロック1において、ロードチェーン3を一杯まで巻上げた状態から下フック11を下降させると、それに伴って、チェーンカバー30が図2(b)に示す畳まれた状態から、図2(a)に示す伸長した状態まで徐々に変形する。そのときジャバラ部31に設置した中間板38及び下板37は、その上側に設置した上板36あるいは他の中間板38と吊糸43で連結されているので、この吊糸43が緊張するところまで下降し、それ以上の下降が規制される。これにより各中間板38及び下板37より下側の部分のチェーンカバー30の自重が、吊糸43によって支持された状態となる。
このように、チェーンカバー30が伸長した際に各中間板38及び下板37に掛かるチェーンカバー30の自重が吊糸43によって支持されるように構成したので、ジャバラ部31の上部のみに過度の荷重が掛かることを防止でき、上部に位置する折返部35だけが伸びて下部に位置する折返部35が縮んだままの状態で多くの折返部35が下部にたまるということが無くなる。そして、各折返部35が略均等な大きさに伸びるので、ジャバラ部31に負担がかからず、チェーンカバー30が長寿命で耐久性に優れたものとなる。なお、本実施例では、吊糸43は、上板36、下板37、中間板38それぞれの外周部に固定した場合を示したが、吊糸43は上板36、下板37、中間板38を互いに連結するものであればこれ以外の位置に固定してもよく、例えば各板の外周部以外にも、開口部又はその周囲に固定する等してもよい。
また、線状部材としては吊糸43以外にも、可撓性を有すると共に中間板38又は下板37にかかる荷重程度の引張荷重に対しては全く伸びないか又は殆ど伸びを生じることのない材料を用いて構成されているものであれば良く、例えば可撓性を有する金属製のワイヤやチェーン、あるいはロープなどでも良い。
図3は、本発明の他の実施形態(実施例2)にかかるチェーンカバー50の構成例を示す図である。本実施例においては、実施例1と共通する部分には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。以下、他の実施例においても同様とする。実施例1のチェーンカバー30では、図2(b)に示すように、畳まれた状態において弛緩した吊糸43が撓んだ状態になり、チェーンカバー30の外側に飛び出てしまう。吊糸43は撓んだ状態では絡まり易く、また外側に飛び出ていると、チェーンブロック1の他の部位や周囲の機器などに引っ掛かるおそれもある。そこで、本実施例のチェーンカバー50では、図3に示すように、ジャバラ部51の各山折部52の外側に取付部58を連設し、該取付部58に吊糸43を挿通させる貫通穴からなる収納穴53を設け、チェーンカバー50が畳まれた際に、弛緩した吊糸43がこの収納穴53に収納されるように構成している。
図4を用いて、チェーンカバー50のジャバラ部51の組立手順及び詳細構成を説明する。ジャバラ部51は、同図(a)に示す、外周形状が略矩形状に形成され、その四隅に取付部58に設けた収納穴53を配置すると共に中央部に円形の開口部を設けた布材料等の可撓性を有する板材で構成された部材54と、図4(c)に示す、外周形状が円形に形成され中央部に円形の開口部を設けた布材料等の可撓性を有する板材で構成された部材55とを用いて構成されている。そして同図(d)に示すように、部材54の下側に部材55を重ねて外側に取付部58を突出させて、その対向する外周部同士又は開口部の周囲同士を糸で縫い合わせて固定するか、又は糊や接着剤などで固定してこれら部材を貼り合せている。さらにこの貼り合せたものを、同図(e)に示すように上下に多数重ね合わせて固定することでジャバラ部51が形成されている。このジャバラ部51は、上下方向に引張荷重が作用すると、同図(f)に示すように部材54と部材55の外周部及び開口部の周囲以外の場所が互いに離間して該ジャバラ部51の全体が伸長し、ジャバラ状の筒体になるように構成されている。
そして、複数重ね合わせた部材54のうちのいずれかに代えて、部材54に形成された収納穴53よりも径寸法の小さい貫通穴である位置決め穴56を設けた同図(b)に示す部材57を設置している。部材57は、例えば部材54の一定個数ごとに等間隔に設置するなどして設ける。このようにして形成したジャバラ部51は、図3に示すように、各山折部52の外側に設けた取付部58に収納穴53が配置され、収納穴53のうちのいずれかは位置決め穴56になっている。これら位置決め穴56を含む各収納穴53に吊糸43が挿通されている。
チェーンカバー50が畳まれたときの吊糸43の状態を、図5に示す各山折部52の外側に設けた取付部58の部分拡大図を用いて説明する。チェーンカバー50が畳まれて、同図(a)に示す状態からジャバラ部51が圧縮されると、該ジャバラ部51の上板36と中間板38と下板37が互いに接近し、それらの間の各取付部58同士が接近して、同図(b)に示すように互いに上下に重ね合わされる。このとき弛緩した吊糸43が撓んだ状態になるが、各取付部58に設けた収納穴53同士が接近して上下方向に連通する収納部60が形成され、この収納部60内に撓んだ吊糸43が収納配置される。
このように、チェーンカバー50が畳まれたときに吊糸43が収納部60に収納されるので、吊糸43が隣り合う吊糸43と絡まったり、チェーンカバー50の外側に大きく飛び出してチェーンブロック1の他の部位や周囲の機器などに引っ掛かることが無くなる。さらに、位置決め穴56を設けたことで、チェーンカバー50が畳まれているときに収納部60内で吊糸43が位置決め穴56によって位置決めされた状態で収納されるため、収納部60内で吊糸43が絡まるおそれがなく、次にチェーンカバー50を伸長させるときに吊糸43がスムーズに伸び、チェーンカバー50の伸縮がスムーズ且つ確実に行われる。
図6は、本発明の他の実施形態(実施例3)にかかるチェーンカバー70の構成例を示す図で、同図(a)は伸長したジャバラ部71の各山折部(図3の山折部52に相当)の外側に設けた取付部78の部分拡大図で、同図(b)はジャバラ部71が圧縮された状態を示す図で、同図(c)は同図(b)のIV-IV矢視図である。本実施例のチェーンカバー70が実施例2のチェーンカバー50と異なる点は、部材54及び部材57に代えて、該部材54,57と同形状の部材で、その四隅の取付部78に収納穴53よりも内径寸法が小さい貫通穴73を設けた部材74を設置して構成されている点である。
ここで貫通穴73はその内径寸法が、挿通される吊糸43の外径寸法と略同一かそれよりも若干小さい寸法に形成され、吊糸43はこの貫通穴73に対して固く嵌められた状態で挿通され、ジャバラ部71の各山折部に掛かる荷重が所定以下の場合は貫通穴73内で吊糸43が上下移動せず、各山折部に所定以上の荷重が掛かると貫通穴73内で吊糸43が上下移動するように構成されている。したがって、各取付部78の上下方向の移動が吊糸43によって規制されるようになっている。
これにより、ジャバラ部51に所定以下の引張荷重が作用しても、各貫通穴73内で吊糸43が上下移動することはなく各取付部78間の吊糸43の長さは変化しない一方、ジャバラ部71に所定以上の引張荷重が作用すると、該引張荷重によりジャバラ部71が伸長して各山折部が所定の大きさに伸長すると共に、貫通穴73内で吊糸43の上下位置がずれて各山折部の吊糸43に対する位置が移動するようになっている。そして吊糸43は、各取付部78と取付部78の間で各々所定回数(1,2回程度)捻られた状態で各貫通穴73に挿通されている。
また、ジャバラ部71は、部材74と該部材74よりもその外形寸法が小さい部材55とを貼合わせた構成なので、その外周部に設けた取付部78の貫通穴73の周囲の部分の厚さ寸法は、図6(a)に示すように部材74の厚さ寸法であり、その内側の部分の厚さ寸法は部材74と部材55を合せた厚さ寸法になっている。即ち、取付部78の貫通穴73の周囲の厚さ寸法は、他の部分の厚さ寸法よりも薄く構成されている。
このチェーンカバー70を設置したチェーンブロックで、ロードチェーン3を巻下げて下フック11を下降させると、チェーンカバー70が図6(a)に示す伸長した状態になる。そのときジャバラ部71に設置した中間板38及び下板37は吊糸43が緊張するところまで下降し、それ以上の下降が規制される。同時に、ジャバラ部71に所定の引張荷重が作用することで、各山折部に上記の所定以上の荷重が掛かり、該荷重により各山折部が各々略等しい大きさに伸長すると共に、貫通穴73内で吊糸43の位置が上下移動して各取付部78の間の吊糸43の長さ寸法が各々略等しい長さ寸法に自動的に調節され、その状態が維持される。
一方、チェーンカバー70が伸長した状態から、ロードチェーン3を巻上げて下フック11を上降させると、チェーンカバー70が畳まれてジャバラ部71が圧縮され各取付部78同士が接近する。このとき、ジャバラ部71に掛かる引張荷重は減少して各山折部に掛かる荷重も所定以下になるので、貫通穴73内で吊糸43が上下移動せず、各取付部78の間の吊糸43の長さ寸法は、上記チェーンカバー70の伸長時の長さ寸法、即ち、各取付部78間で各々略等しい長さ寸法を維持した状態で、ジャバラ部71が圧縮される。
ジャバラ部71が一杯まで圧縮されてチェーンカバー70が畳まれた状態になると、図6(b)に示すように各取付部78の貫通穴73の周囲の部分が、部材55の厚さ寸法分の距離だけ離間した状態で互いに上下に重なり合い、各取付部78と取付部78の間に隙間部75が形成される。そして各取付部78と取付部78の間の吊糸43が撓み、この隙間部75に収納配置される。
ここで、各取付部78と取付部78の間の吊糸43は、各々所定回数(約1、2回程度)捻られた状態で貫通穴73に挿通されているので、この吊糸43に撓みが生じると、図6(b)及び(c)に示すように自身の捻れ力によって螺旋状に旋回して軽く(約1回程度)巻かれた状態になり隙間部75に収納配置される。
上記のように、吊糸43が貫通穴73に固く嵌められた状態で挿通されているので、ジャバラ部71の伸長時に各取付部78と取付部78の間の吊糸43の長さ寸法が各々略等しい長さ寸法に自動的に調節されると共に、その状態がジャバラ部71の圧縮時にも維持される。したがって各取付部78間の吊糸43の長さ寸法が不揃いになり一部区間の吊糸43のみが長くなるということがなく、チェーンカバー70を畳む際に、吊糸43がチェーンカバー70の外側に飛び出す不具合が起こらなくて済む。
また、ジャバラ部51が圧縮された際に、部材55の厚さによって形成された隙間部75に撓んだ吊糸43が収納配置されるため、撓んだ吊糸43によってチェーンカバー70のデッドスペースが大きくならずに済む。さらに、吊糸43が螺旋状に巻かれた状態で隙間部75に収納配置されるので、吊糸43がチェーンカバー70の外側に飛び出したり絡まったりすることがない。
上記のチェーンカバー70において、各取付部78を薄い布材料等の可撓性を有する板材で構成することにより該取付部78に可撓性を持たせ上下方向に撓むようにすれば、吊糸43を各取付部78に固着して取付部78に対する吊糸43の位置が上下に移動しないように構成することができる。その場合は、取付部78の厚さ寸法や材料を選択することで、該取付部78が所定以上の荷重で撓むように構成し、各山折部に所定以上の荷重が掛かると、取付部78が撓むことで吊糸43に対する各山折部の上下位置が移動し、吊糸43に加わる張力は各取付部78と取付部78の間で略均一となるようにする。ここで、取付部材78は、少なくとも吊糸43が固着された位置及びその周囲部分が可撓性を有していれば良く、さらに固着手段としては、例えば上記貫通穴73に吊糸43を挿通した状態で該貫通穴73に接着剤等の固定材を流し込んで、貫通穴73と吊糸43を固定する等の手段がある。他にも貫通穴73を設けずに取付部78の外周等に吊糸43を直接固着する手段でもよい。
さらに、取付部と吊糸を連結する連結手段としては、実施例3に示す取付部78に設けた貫通穴73に吊糸を固く挿通する手段以外にも、例えば、図7に示すように、実施例1のチェーンカバー50において取付部58に設けた収納穴53又は位置決め穴56の内周部と吊糸43の一定間隔ごとの位置とを伸縮性を有するゴム等の弾性部材80で連結するものでもよい。該弾性部材80は所定以上の荷重で伸びるように構成する。この構成によれば、チェーンカバー50が伸長して吊糸43が緊張し各山折部に所定以上の荷重が掛かる場合には、弾性部材80が伸びることで吊糸43に対する各山折部の上下位置が移動しながら各山折部が略均一な大きさに伸びる。したがってジャバラ部51の一部のみに過度の荷重が掛かるおそれがない。一方、チェーンカバー50が畳まれる際に該荷重が掛からなくなると弾性部材80は縮んで元の長さに復元するので、吊糸43に対する各山折部の上下位置が元の位置に戻り、各取付部58の間の吊糸43の長さ寸法が一定に維持されることとなる。なお、この場合は、取付部58は可撓性を有していなくてもよい。
上記のように取付部に対してゴム等の弾性部材で構成された連結手段で吊糸を連結する場合は、該連結手段を取付部に固定する位置や固定方法等は任意でよい。例えば、図示は省略するが、収納穴又は位置決め穴を設けずに、取付部の外周部の所定位置と吊糸とを連結手段で連結する構成等でもよい。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、各実施例のジャバラ部に形成した折返部の数は図面に示すものに限定されず、また中間板38の設置位置やその枚数も限定されない。吊糸43の本数や固定する位置も任意に構成することが可能である。また、上記実施例1では、位置決め穴56を設けた場合を説明したが、位置決め穴56は省略することも可能である。その場合は、外周部52aに設ける収納穴53の径寸法を総て同じ寸法にする。
チェーンブロックの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態(実施例1)にかかるチェーンブロックに設置するチェーンカバーの構成例を示す図であり、同図(a)はチェーンカバーが伸長した状態を示す図、同図(b)はチェーンカバーが畳まれた状態を示す図である。 本発明の他の実施形態(実施例2)にかかるチェーンブロックに設置するチェーンカバーの構成例を示す図であり、同図(a)はチェーンカバーが伸長した状態を示す図、同図(b)はチェーンカバーが畳まれた状態を示す図である。 チェーンカバーの構成部品及び組立手順を説明する図で、同図(a)は部材54、同図(b)は部材57、同図(c)は部材55を示す図で、同図(d)、(e)は組立手順を説明するための図であり、同図(f)はジャバラ部に引張り荷重が掛かった状態を示す図である。 ジャバラ部の取付部の一部概略拡大図であり、同図(a)はジャバラ部が伸びた状態を示す図で、同図(b)はジャバラ部が圧縮された状態を示す図である。 本発明の他の実施形態(実施例3)にかかるチェーンブロックに設置するチェーンカバーの構成例を示す図であり、同図(a)は、伸長したジャバラ部の取付部の一部概略拡大図で、同図(b)はジャバラ部が圧縮された状態を示す図で、同図(c)は同図(b)のIV−IV矢視図である。 取付部と吊糸とを弾性部材からなる連結手段で連結する構成例を示す図である。
1チェーンブロック
2本体部
3ロードチェーン
3aチェーンリング
4レール
5走行輪
6トロリ
7制御装置
8ギヤボックス
9モータ
10本体ケーシング
11下フック
12チェーンバケット
13ダストパン
20チェーンカバー
21ジャバラ部
21折返部
22取付部(上)
23取付部(下)
30チェーンカバー
31ジャバラ部
32部材
33山折部
34谷折部
35折返部
36上板
37下板
38中間板
39取付部(上)
40取付部(下)
41止めバンド
42止めバンド
43吊糸
50チェーンカバー
51ジャバラ部
52山折部
53収納穴
54部材
55部材
56位置決め穴
57部材
58取付部
60収納部
70チェーンカバー
71ジャバラ部
73貫通穴
75隙間部
78取付部
80弾性部材

Claims (7)

  1. 巻上機の本体から垂下するチェーン又はロープを囲むカバー部材であって、
    前記カバー部材は、上下方向に伸縮可能なジャバラ部を備えた筒状部材であり、該カバー部材の上端部が前記巻上機の本体側に固定され、カバー部材の下端部が前記チェーン又はロープ側に固定され、前記チェーン又はロープの巻上下げに伴い前記カバー部材の下端部が上下移動して前記ジャバラ部が伸縮するように構成され、
    前記ジャバラ部に上下方向に所定間隔で設置した一又は複数の中間板を備え、前記ジャバラ部の上端部及び下端部と前記中間板それぞれの外周部を一又は複数の可撓性の線状部材で連結し、
    前記カバー部材が伸長した際に、前記中間板、及び前記ジャバラ部の下端部に掛かるカバー部材の自重を前記線状部材によって支持するように構成すると共に、
    前記ジャバラ部の各山折部の外側に取付部を設け、該取付部に前記線状部材を挿通する貫通穴を設け、
    前記カバー部材が畳まれた際に、前記各取付部が上下に重なり前記各貫通穴が接近して収納部が形成され、前記線状部材が該収納部に収納配置されるように構成したことを特徴とする巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材。
  2. 請求項に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、
    前記各山折部の外周部に設けた貫通穴のうち少なくともいずれかを、他の貫通穴よりその径寸法が小さい位置決め穴としたことを特徴とする巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材。
  3. 請求項1又は2に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、
    前記線状部材は、前記ジャバラ部の上端部及び下端部及び中間板のそれぞれの外周部に固定されると共に、前記ジャバラ部の各山折部の外側に設けた取付部に所定の連結手段で連結され、
    前記取付部及び連結手段は、前記ジャバラ部の各山折部に所定以上の荷重が掛かると前記線状部材に対する前記各山折部の上下位置が移動するように構成されていることを特徴とする巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材。
  4. 請求項に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、
    前記連結手段は、前記取付部に設けた貫通穴に前記線状部材を挿通して構成され、該貫通穴はその内径寸法が前記線状部材の外径寸法以下に形成され、前記線状部材が該貫通穴に固く嵌められた状態で挿通されていることを特徴とする巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材。
  5. 請求項に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、
    前記連結手段は、前記線状部材が所定の固着手段で前記取付部に固着されると共に、前記取付部の少なくとも前記線状部材が固着された位置及びその周囲部分が上下方向に可撓性を有して構成されていることを特徴とする巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材。
  6. 請求項4又は5に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、
    前記線状部材は、上下に隣り合う各取付部の間が各々捻られた状態で前記各貫通穴に挿通され又は前記取付部に固着されていることを特徴とする巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材において、
    前記取付部の少なくとも前記貫通穴の周囲又は前記線状部材が固着された位置の周囲に、その厚さ寸法が前記取付部の他の部分の厚さ寸法よりも薄い部分が設けられ、前記カバー部材が畳まれる際に、上下に隣り合う各取付部の前記厚さ寸法の薄い部分に隙間部ができ、該隙間部に前記線状部材が収納配置されるように構成したことを特徴とする巻上機のチェーン又はロープを囲むカバー部材。
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