JP2019016533A - 分岐プロテクタの製造方法及びワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

分岐プロテクタの製造方法及びワイヤーハーネスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組付け作業性が良い分岐プロテクタの製造方法、及び、ワイヤーハーネスの製造方法を提供する。【解決手段】治具台に立設された治具ピン51に、分岐プロテクタ1Aのプロテクタシート2Aを治具台50より浮かせた状態で支持する部品セット工程と、プロテクタシート2Aに電線分岐部WDを組付ける組付け工程とを備えた。【選択図】図52

Description

本発明は、電線分岐部を保護する分岐プロテクタの製造方法、及び、ワイヤーハーネスの製造方法に関する。
従来の分岐プロテクタとして、特許文献1に開示されたものが提案されている。この分岐プロテクタ200は、図88及び図89に示すように、電線収容室201aを有する分岐プロテクタ本体201と、この分岐プロテクタ本体201に装着されるカバー210とを有する。
電線収容室201aは、底壁202と一対の側壁203に囲まれ、上面側が開口された電線収容室201aが形成されている。一対の側壁203の両端には、2つの電線引出口204が設けられている。一対の側壁203の両端には、テープ巻き舌片206が延設されている。一方の側壁203の中央位置(側壁203の両端の間の位置)には、1つの電線引出口205が設けられている。一方の側壁203の電線引出口205が設けられた位置には、枝線固定板207が延設されている。
電線収容室201aには、電線Wの電線分岐部(図示せず)が収容されている。電線分岐部は、幹線W1より1本の枝線W2が分岐されている。これにより、電線分岐部からは、2本の幹線W1と1本の枝線W2が異なる方向に延びている。2本の幹線W1は、両端の電線引出口204よりそれぞれ外部に引き出されている。1本の枝線W2は、中央位置の電線引出口205より外部に引き出されている。
カバー210は、分岐プロテクタ本体201への装着状態で、電線収容室201aの上面を閉塞する。
この従来例では、分岐プロテクタ本体201とカバー210で覆われる電線収容室201aに電線分岐部を収容することによって、電線分岐部を保護している。
従来の分岐プロテクタ200の製造は、治具台上に分岐プロテクタ本体201を載置した状態で行われる。具体的には、分岐プロテクタ本体201を位置決め状態で治具台上に載置する。次に、電線収容室201aに電線分岐部を収容する。次に、電線収容室201aの上面をカバー210で閉塞する。次に、各テープ巻き舌片206と幹線W1を一括してテープTを巻き付ける。又、枝線W2を枝線固定板207に締結バンド208で固定する。これで、完了する。
特許第5217873号公報
しかしながら、前記従来例の分岐プロテクタ200の製造方法では、テープTの巻き付け作業時には、分岐プロテクタ本体201を治具台より持ち上げる必要がある。又、締結バンド208の取付け作業時にも、分岐プロテクタ本体201の一部を治具台より持ち上げる必要がある。従って、分岐プロテクタ200の組付け作業性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、組付け作業性が良い分岐プロテクタの製造方法、及び、ワイヤーハーネスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、治具台に立設された治具ピンに、分岐プロテクタの本体部品を前記治具台より浮かせた状態で支持する部品セット工程と、前記本体部品に電線分岐部を組付ける組付け工程とを備えたことを特徴とする分岐プロテクタの製造方法である。
本発明によれば、分岐プロテクタの本体部品を治具台で浮かせた状態で支持し、分岐プロテクタの本体部品の下方空間も組付け作業空間として利用できるため、組付け作業性が良い。
本発明の第1実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートの裏面側からの斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、プロテクタシート上に電線分岐部を載置した斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)は電線分岐部にプロテクタシートを巻き付けた状態の斜視図、(b)は電線分岐部にプロテクタシートを巻き付けた状態の正面図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)はプロテクタシートと幹線、及び、プロテクタシートと枝線に拘束テープを巻き付けた状態の斜視図、(b)はプロテクタシートと幹線、及び、プロテクタシートと枝線に拘束テープを巻き付けた状態の正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、巻き付け状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第3実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第3実施形態を示し、巻き付け状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第4実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第4実施形態を示し、巻き付け状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第5実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第5実施形態を示し、巻き付け状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第6実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第6実施形態を示し、巻き付け状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第7実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第7実施形態を示し、巻き付け状態のプロテクタシートの表面側からの斜視図である。 本発明の第8実施形態を示し、共に展開状態のプロテクタシートと補強プロテクタシートの斜視図である。 本発明の第8実施形態を示し、(a)は電線分岐部にプロテクタシートを巻き付けた状態の斜視図、(b)は電線分岐部にプロテクタシートを巻き付けた状態の正面図である。 本発明の8実施形態を示し、(a)はプロテクタシートの上から補強プロテクタシートを巻き付けた状態の斜視図、(b)はプロテクタシートの上から補強プロテクタシートを巻き付けた状態の正面図である。 本発明の8実施形態を示し、(a)はプロテクタシート及び補強プロテクタシートと幹線、及び、プロテクタシート及び補強プロテクタシートと枝線に拘束テープを巻き付けた状態の斜視図、(b)はプロテクタシート及び補強プロテクタシートと幹線、及び、プロテクタシート及び補強プロテクタシートと枝線に拘束テープを巻き付けた状態の正面図である。 本発明の第9実施形態を示し、共に展開状態のプロテクタシートと補強プロテクタシートの斜視図である。 本発明の第9実施形態を示し、巻き付け状態のプロテクタシートと、補強プロテクタシートの斜視図である。 本発明の第9実施形態を示し、巻き付け状態のプロテクタシートの上から補強プロテクタシートを巻き付けた状態の斜視図である。 本発明の第10実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートと、補強プロテクタプレートの斜視図である。 本発明の第10実施形態を示し、展開状態のプロテクタシート上に補強プロテクタプレートを置いた状態の斜視図である。 本発明の第10実施形態を示し、補強プロテクタプレートの上からプロテクタシートを巻き付けた状態の斜視図である。 本発明の第11実施形態を示し、展開状態のプロテクタシートと、補強プロテクタプレートの斜視図である。 本発明の第11実施形態を示し、展開状態のプロテクタシート上に補強プロテクタプレートを置いた状態の斜視図である。 本発明の第11実施形態を示し、補強プロテクタプレートの上からプロテクタシートを巻き付けた状態の斜視図である。 本発明の第12実施形態を示し、プロテクタプレートと展開状態の補強プロテクタシートの斜視図である。 本発明の第12実施形態を示し、プロテクタプレートの上から補強プロテクタシートを巻き付けた状態の斜視図である。 本発明の第13実施形態を示し、分岐プロテクタの分解斜視図である。 本発明の第13実施形態を示し、カバーを分岐プロテクタ本体内に配置した状態を示す斜視図である。 本発明の第13実施形態を示し、カバーを分岐プロテクタ本体内に配置した状態を底面側から見た斜視図である。 本発明の第13実施形態を示し、分岐プロテクタ本体内に電線の分岐部を収容した斜視図である。 本発明の第13実施形態を示し、分岐プロテクタ本体に収容された電線の分岐部上にカバーを落とし込んだ状態を示す斜視図である。 本発明の第13実施形態を示し、分岐プロテクタより引き出された幹線及び枝線にテープ巻きした状態を示す斜視図である。 本発明の第13実施形態を示し、カバーが正常に嵌っていることを目視で確認できることを示す斜視図である。 本発明の第13実施形態を示し、分岐プロテクタの要部断面図である。 本発明の第14実施形態を示し、分岐プロテクタの分解斜視図である。 本発明の第14実施形態を示し、分岐プロテクタの要部断面図である。 本発明の第15実施形態を示し、分岐プロテクタの分解斜視図である。 本発明の第15実施形態を示し、カバーを分岐プロテクタ本体内に配置した状態を示す斜視図である。 本発明の第15実施形態を示し、3方向に電線が延びる分岐部に使用する場合を示す斜視図である。 本発明の第16実施形態を示し、分岐プロテクタの分解斜視図である。 本発明の第16実施形態を示し、カバーを分岐プロテクタ本体内に配置した状態を示す斜視図である。 本発明の第17実施形態を示し、分岐プロテクタの分解斜視図である。 本発明の第17実施形態を示し、カバーを分岐プロテクタ本体内に配置した状態を示す斜視図である。 (a)は治具台と治具ピンの斜視図、(b)は第1実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第1実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第1実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第1実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第8実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第8実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第8実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第10実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第10実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第10実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第10実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第9実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第9実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第9実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第9実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第9実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第9実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第9実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第11実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第11実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第11実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第11実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第12実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第12実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第12実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第12実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第12実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第13実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第13実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第13実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第13実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第16実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第17実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第17実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 第17実施形態の分岐プロテクタについて、治具ピンを使用した組付けを説明する斜視図である。 プロテクタシート2Bの第1変形例の展開図である。 プロテクタシート2Bの第1変形例の展開図である。 プロテクタシート2Cの第1変形例の展開図である。 従来例を示し、分岐プロテクタの分解斜視図である。 従来例を示し、分岐プロテクタの組付け状態の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5は本発明の第1実施形態を示す。ワイヤーハーネスは、所定の配策経路に沿って配策され、電線分岐部WDを有する電線(電線束)Wと、電線分岐部WDを保護する分岐プロテクタ1Aとを備えている。電線分岐部WDは、図3に示すように、幹線W1より1本の枝線W2が分岐されている。つまり、電線分岐部WDは、2本の幹線W1と1本の枝線W2が異なる方向に延びる3分岐である。この3分岐の電線分岐部WDを保護する分岐プロテクタ1Aについて説明する。
分岐プロテクタ1A(図5に示す)は、電線分岐部WDの外周に装着されるプロテクタシート2Aと、プロテクタシート2Aと、幹線W1及び枝線W2に巻き付ける拘束テープTとを備えている。
プロテクタシート2Aは、図1に示すように、電線分岐部WDに装着する前では、フラットな形状の可撓性シートである。
プロテクタシート2Aは、切欠部4によって間隔を置いて配置された一対の帯状シート部5と、2つの幹線W1用のテープ巻き用突出部6と、1つの枝線用のテープ巻き用突出部7とを備えている。
プロテクタシート2Aは、幹線配策方向Mに沿って延びる部品載置部2aを有する。部品載置部2aは、平坦形状に形成されている。部品載置部2a以外のプロテクタシート2Aは、幹線配策方向Mの直交方向N(巻き付け先端方向)に向かって凹凸を交互に繰り返す蛇腹形状に形成されている。
プロテクタシート2Aは、枝線W2が引き出される箇所を除いて電線分岐部WDの外周に巻き付けされている。一対の帯状シート部5は、枝線W2が引き出される箇所の両外側の幹線W1の箇所に巻き付けられている。各帯状シート部5の巻き付け先端は、プロテクタシート2Aの外側に重ね巻きされている。プロテクタシート2Aの幹線配策方向Mの両端には、プロテクタシート2Aの巻き付け形状によって幹線引出口8が形成されている。各幹線引出口8より電線分岐部WDの幹線W1がそれぞれ引き出されている。
プロテクタシート2Aには、切欠部4によって枝線引出口9が形成されている。枝線引出口9より電線分岐部WDの枝線W2が引き出されている。
プロテクタシート2Aの部品載置部2aの裏面側には、クリップ装着部2bが設けられている。クリップ装着部2bには、車体用固定部であるクリップ10が取付けられている。
幹線W1用のテープ巻き用突出部6は、プロテクタシート2Aの幹線配策方向Mの両端よりそれぞれ延設されている。幹線W1用の各テープ巻き用突出部6は、分岐プロテクタ1の装着状態では、幹線引出口8より引き出された幹線W1の配策方向にそれぞれ突出している。
枝線W2用のテープ巻き用突出部7は、プロテクタシート2Aの部品載置部2aの側端より幹線配策方向Mの直交方向Nに延設されている。枝線W2用のテープ巻き用突出部7は、切欠部4とは反対側に位置する。枝線W2用のテープ巻き用突出部7は、分岐プロテクタ1Aの装着状態では、枝線引出口9より引き出された枝線W2の配策方向に突出している。
各テープ巻き用突出部6,7は、プロテクタシート2Aに連続するシート形状である。各テープ巻き用突出部6,7は、突出方向に沿って交互に凹凸を繰り返す蛇腹形状に形成されている。
次に、分岐プロテクタ1Aの組付け作業を説明する。図1に示すように、展開状態のプロテクタシート2Aを組付作業位置(例えば治具台に立設された治具ピンで保持された位置)に配置する。次に、図2に示すように、プロテクタシート2A上に電線分岐部WDを載置する。詳細には、の部品載置部2a及び2つの幹線W1のテープ巻き用突出部6上に電線分岐部WDの幹線W1を、枝線W2用のテープ巻き用突出部7上に電線分岐部WDの枝線W2をそれぞれ載置する。
次に、図3に示すように、プロテクタシート2Aを電線分岐部WDの外周に隙間なく巻き付ける。プロテクタシート2Aの一対の帯状シート部5は、その巻き付け先端側をプロテクタシート2Aの外側に重ね巻きする。
次に、図4に示すように、プロテクタシート2Aと各幹線W1、及び、プロテクタシート2Aと枝線W2とに対し、拘束テープTをそれぞれ隙間なく巻き付ける。
詳細には、各幹線W1については、プロテクタシート2Aの切欠部4の両端位置を巻き付け始点として、各テープ巻き用突出部6を有しない範囲では、プロテクタシート2A(各帯状シート部5の箇所)の外周を巻き付け、テープ巻き用突出部6を有する範囲では、テープ巻き用突出部6と幹線W1の外周に一括して巻き付け、テープ巻き用突出部6より先端側の箇所では、幹線W1の外周に隙間なく巻き付ける。これにより、各幹線引出口8は、拘束テープTによって完全に遮蔽される。
枝線W2については、テープ巻き用突出部7の根元位置を巻き付け始点として、テープ巻き用突出部7を有する範囲では、テープ巻き用突出部7と枝線W2の外周に一括して巻き付け、テープ巻き用突出部7の先端から先の箇所では、枝線W2の外周に隙間なく巻き付ける。これで分岐プロテクタ1Aの組付け作業が完了する。
この分岐プロテクタ1の組付け作業の前後、若しくは、並行して分岐プロテクタ1A以外の幹線W1及び枝線W2への部品装着などが行うことによりワイヤーハーネスが組付けされる。
以上説明したように、分岐プロテクタ1Aは、電線分岐部WDの枝線W2が引き出される切欠部4を有し、且つ、電線分岐部WDの幹線W1に巻き付けられ、両端より電線分岐部WDの幹線W1が引き出される可撓性のプロテクタシート2Aと、プロテクタシート2Aの両端よりそれぞれ延設され、引き出された幹線W1の配策方向にそれぞれ突出するテープ巻き用突出部6とを備えている。
従って、電線分岐部WDにプロテクタシート2Aを巻き付けることで電線分岐部WDを保護するため、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを保護でき、しかも、プロテクタシート2Aが電線分岐部WDの外面を覆うためにプロテクタシート2A内に無駄なスペースが出来ない。以上より、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
また、プロテクタシート2Aは、幹線W1が引き出される箇所にテープ巻き用突出部6を有している。従って、幹線W1とテープ巻き用突出部6を一括して拘束テープTで巻き付けることにより幹線W1と分岐プロテクタ1Aを強固に固定できる。これにより、幹線W1に作用する引っ張り力によって、幹線W1より分岐プロテクタ1Aが外れたり、又は、外れないまでも相対的な位置ずれが発生したりすることを確実に防止できる。
分岐プロテクタ1Aは、プロテクタシート2Aの両端の巻き付け形状によって形成され、幹線W1がそれぞれ引き出される2つの幹線引出口8と、プロテクタシート2Aの切欠部4によって形成され、枝線W2が引き出される枝線引出口9とを備えている。
従って、プロテクタシート2Aには、2つの幹線引出口8を形成するための切欠等の特異な形状を形成する必要がなく、シンプルなシート形状で分岐プロテクタ1Aを得ることができる。
プロテクタシート2Aは、切欠部4を間に挟んで一対の帯状シート部5を有し、電線分岐部WDの枝線W2の両外側で幹線W1の全周に亘ってそれぞれ巻き付けられている。
従って、枝線W2が引き出される箇所を除く電線分岐部WDの全ての箇所がプロテクタシート2Aによって保護できる。
各帯状シート部5は、その巻き付け先端側がプロテクタシート2Aに重ね巻きされている。従って、プロテクタシート2Aを幹線W1の外周に単純に巻き付けるだけで幹線W1の全周を保護できる。重ね巻きによって、分岐プロテクタ1Aの強度がアップし、保護機能が向上する。
プロテクタシート2Aは、引き出された枝線W2の配策方向に突出するテープ巻き用突出部7を有している。従って、枝線W2とテープ巻き用突出部7を一括して拘束テープTで巻き付けることにより枝線W2と分岐プロテクタ1Aを強固に固定できる。これにより、枝線W2に作用する引っ張り力によって、枝線W2より分岐プロテクタ1が外れたり、又は、外れないまでも相対的な位置ずれが発生したりすることを確実に防止できる。
プロテクタシート2Aは、部品載置部2aを除いて蛇腹形状に形成されている。従って、プロテクタシート2Aを幹線W1に容易に巻き付けできるため、巻き付け作業性が良い。
幹線W1及び枝線W2の各テープ巻き用突出部6,7は、シート状で、蛇腹形状に形成されている。従って、分岐プロテクタ1Aより引き出された幹線W1及び枝線W2は、幹線W1及び枝線W2の配策方向の上下方向UDに容易に撓み変形できるため、配策作業性が良い。又、配策方向の自由度も高い。
プロテクタシート2Aには、クリップ10が設けられている。従って、分岐プロテクタ1Aをクリップ10を用いて容易に車体に固定できる。
(第2実施形態)
図6及び図7は本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態の分岐プロテクタでは、前記第1実施形態と比較するに、プロテクタシート2Bの切欠部4の位置と一対の帯状シート部5の位置が相違する。つまり、切欠部4は、部品載置部2aの第1実施形態とは反対側に形成されており、第1実施形態とは反対側に一対の帯状シート部5が設けられている。これにより、枝線用のテープ巻き用突出部7は、一対の帯状シート部5と同様に部品載置部2aから同じ方向に延設され、切欠部4を利用して配置されている。つまり、枝線用のテープ巻き用突出部7は、一対の帯状シート部5の間に位置する。
他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
この第2実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部を保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
また、プロテクタシート2Bに幹線(図示せず)が引き出される箇所にテープ巻き用突出部6を有するため、幹線とテープ巻き用突出部6を一括して拘束テープTで巻き付けることにより幹線と分岐プロテクタを強固に固定できる。
枝線用のテープ巻き用突出部7は、一対の帯状シート部5と同様に部品載置部2aから同じ方向に延設され、切欠部4を利用して配置されている。従って、第1実施形態に較べて、展開状態のプロテクタシート2Bの幹線配策方向Mの直交方向N(幅方向)の寸法が短くなる。
(第3実施形態)
図8及び図9は本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態の分岐プロテクタは、前記第2実施形態と比較するに、プロテクタシート2Cの幹線(図示せず)用のテープ巻き用突出部7の構成が相違する。つまり、幹線用のテープ巻き用突出部6は、引き出された幹線の配策方向に沿って延びる直線突部6aと、直線突部6aの先端より直交方向に延びる一対の巻き付け突部6bとを有している。直線突部6aは、部品載置部2aに連続して平坦部位に形成されている。一対の巻き付け突部6bは、幹線配策方向Mの直交方向N(巻き付け先端方向)に沿って凹凸を交互に繰り返す蛇腹形状に形成されている。
他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
この第3実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部を保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
また、プロテクタシート2Cに幹線が引き出される箇所にテープ巻き用突出部6を有するため、幹線とテープ巻き用突出部6を一括して拘束テープ(図示せず)で巻き付けることにより幹線と分岐プロテクタを強固に固定できる。
特に、幹線のテープ巻き用突出部6は、幹線の外周の一部に当接する直線突部6aと、幹線の外周に巻き付けされる一対の巻き付け突部6bとを有する。従って、幹線とテープ巻き用突出部6を一括して拘束テープで巻き付けることによる幹線と分岐プロテクタの固定が更に強固になる。
(第4実施形態)
図10及び図11は本発明の第4実施形態を示す。第4実施形態の分岐プロテクタは、4分岐の電線分岐部を保護する。つまり、幹線から互いに180度異なる向きに2つの枝線が分岐された電線分岐部を保護する。
分岐プロテクタは、電線分岐部に装着する前は、図10に示すように、プロテクタシート2Dと、プロテクタシ―ト2Dより延設された4箇所のテープ巻き用突出部6,7とを備えた1枚の可撓性シートである。
プロテクタシート2Dは、切欠部4によって2つに分けられた一対の帯状シート部5を有する。プロテクタシート2Dは、平坦部である部品載置部2aを有する。プロテクタシート2Dの部品載置部2aの幹線配策方向Mの両端には、幹線(図示せず)用のテープ巻き用突出部6がそれぞれ延設されている。部品載置部2aの幹線配策方向Mの直交方向Nの両側端には、枝線(図示せず)用のテープ巻き用突出部7がそれぞれ延設されている。
各テープ巻き用突出部6,7の構成は、前記第1実施形態と同じ構成である。
この第4実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部を保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
また、プロテクタシート2Dに幹線が引き出される箇所にテープ巻き用突出部6を有するため、幹線とテープ巻き用突出部6を一括して拘束テープ(図示せず)で巻き付けることにより幹線と分岐プロテクタを強固に固定できる。
(第5実施形態)
図12及び図13は本発明の第5実施形態を示す。第5実施形態の分岐プロテクタは、前記第1実施形態と比較するに、プロテクタシート2Eの枝線用のテープ巻き用突出部7の構成が相違する。つまり、枝線用のテープ巻き用突出部7は、可撓性のロッド7aである。可撓性のロッド7aには、間隔を置いて球状突部7bが突設されている。
他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
この第5実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部を保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
また、プロテクタシート2eは、幹線(図示せず)が引き出される箇所にテープ巻き用突出部6を有するため、幹線とテープ巻き用突出部6を一括して拘束テープ(図示せず)で巻き付けることにより幹線と分岐プロテクタを強固に固定できる。
枝線用のテープ巻き用突出部7は、可撓性のロッド7aであるため、上下方向UDのみならず左右方向LRにも容易に撓み変形できる。従って、枝線引出口9より引き出された枝線の配策方向を3次元的に変移でき、前記第1〜第4実施形態に較べて、更に組付け作業性が良く、更に配策自由度も高い。
枝線用のテープ巻き用突出部7は、間隔を置いて球状突部7bを有する。従って、球状突部7bに食い込むようにして拘束テープ(図示せず)が巻き付けされるため、枝線と分岐プロテクタを強固に固定できる。
(第6実施形態)
図14及び図15は本発明の第6実施形態を示す。第6実施形態の分岐プロテクタは、前記第2実施形態と比較するに、プロテクタシート2Fの枝線(図示せず)のテープ巻き用突出部7の構成が相違する。つまり、枝線用のテープ巻き用突出部7は、前記第5実施形態と同様に、可撓性のロッド7aである。可撓性のロッド7aには、間隔を置いて球状突部7bが突設されている。
他の構成は、前記第2実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
この第6実施形態でも、前記第5実施形態と同様な作用・効果が得られる。
(第7実施形態)
図16及び図17は本発明の第7実施形態を示す。第7実施形態の分岐プロテクタは、前記第4実施形態と同様に4分岐の電線分岐部を保護するものである。分岐プロテクタは、前記第4実施形態と比較するに、プロテクタシート2Gの枝線(図示せず)用のテープ巻き用突出部7の構成が相違する。つまり、枝線用のテープ巻き用突出部7は、前記第5実施形態と同様に、可撓性のロッド7aである。可撓性のロッド7aには、間隔を置いて球状突部7bが突設されている。
他の構成は、前記第4実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
この第7実施形態でも、前記第5実施形態と同様な作用・効果が得られる。
(分岐プロテクタ部材が2部材の実施形態)
次に、本発明の第8実施形態〜第12実施形態について説明する。第8実施形態〜第12実施形態では、分岐プロテクタは、前記第1実施形態〜前記第7実施形態とは異なり、2つの分岐プロテクタ部材を有する。2つの分岐プロテクタ部材は、少なくとも1つは可撓性のプロテクタシートである。以下、各実施形態を説明する。
(第8実施形態)
図18〜図21は本発明の第8実施形態を示す。第8実施形態の分岐プロテクタ1Hは、プロテクタシート2Aと補強プロテクタシート21の2つの分岐プロテクタ部材を有する。
つまり、分岐プロテクタ1Hは、プロテクタシート2Aと、補強プロテクタシート21と、プロテクタシート2A及び補強プロテクタシート21と幹線W1、及び、プロテクタシート2A及び補強プロテクタシート21と枝線W2とをそれぞれ巻き付ける拘束テープTとを備えている。
プロテクタシート2Aは、前記第1実施形態と同一構成であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
補強プロテクタシート21は、図18に示すように、電線分岐部WDに装着する前では、フラットな形状の可撓性シートである。
補強プロテクタシート21は、切欠部24によって間隔を置いて配置された一対の帯状シート部25と、2つの幹線用のテープ巻き用突出部26とを備えている。
補強プロテクタシート21には、幹線配策方向Mに沿って延びる剛性シート部21aが設けられている。剛性シート部21aは、平坦形状に形成されている。補強プロテクタシート21の剛性シート部21a及びテープ巻き用突出部26以外の箇所は、幹線配策方向Mの直交方向N(巻き付け先端方向)に向かって凹凸を交互に繰り返す蛇腹形状に形成されている。
補強プロテクタシート21は、プロテクタシート2Aの外側より、枝線W2が引き出される箇所を除いて電線分岐部WDの上面側の外周に巻き付けされている。
幹線W1用のテープ巻き用突出部26は、補強プロテクタシート21の幹線配策方向Mの両端よりそれぞれ延設されている。幹線W1用の各テープ巻き用突出部26は、分岐プロテクタ1Hの装着状態では、幹線引出口8より引き出された幹線W1の配策方向にそれぞれ突出している。
幹線W1用の各テープ巻き用突出部26は、補強プロテクタシート21と同様にシート状である。各テープ巻き用突出部26は、突出方向に沿って交互に凹凸を繰り返す蛇腹形状に形成されている。
次に、分岐プロテクタ1Hの組付け作業を説明する。図18に示すように、展開状態のプロテクタシート2Aを組付作業位置(例えば治具台の立設された治具ピン上)に配置する。次に、図19に示すように、プロテクタシート2Aの部品載置部2a及び2つの幹線W1用のテープ巻き用突出部6上に電線分岐部WDの幹線W1を、枝線W2用のテープ巻き用突出部7上に電線分岐部WDの枝線W2をそれぞれ載置する。
次に、図19に示すように、プロテクタシート2Aを電線分岐部WDの外周に隙間なく巻き付ける。プロテクタシート2Aの一対の帯状シート部5は、その巻き付け先端側がプロテクタシート2Aの外側に重ね巻きする。
次に、図20に示すように、電線分岐部WDの上面側に、プロテクタシート2Aの上から補強プロテクタシート21を重ねるようにして巻き付ける。
次に、図21に示すように、プロテクタシート2A及び補強プロテクタシート21と各幹線W1とを、及び、プロテクタシート2A及び補強プロテクタシート21と枝線W2とに対し、拘束テープTを隙間なく巻き付ける。
詳細には、各幹線W1については、プロテクタシート2A及び補強プロテクタシート21の切欠部4,24の両端位置を巻き付け始点として、各テープ巻き用突出部6,26を有しない範囲では、プロテクタシート2Aの外周に巻き付け、テープ巻き用突出部6,26を有する範囲では、テープ巻き用突出部6,26と幹線W1に一括して巻き付け、テープ巻き用突出部6,26より先端側の箇所では、幹線W1の外周に隙間なく巻き付ける。これにより、各幹線引出口8は、拘束テープTによって完全に遮蔽される。
枝線W2については、テープ巻き用突出部7の根元位置を巻き付け始点として、テープ巻き用突出部7を有する範囲では、テープ巻き用突出部7と枝線W2の外周に一括して巻き付け、テープ巻き用突出部7からの先端側の箇所では、枝線W2の外周に隙間なく巻き付ける。これで分岐プロテクタ1Hの組付け作業が完了する。
分岐プロテクタ1以外の幹線W1及び枝線W2への部品装着などが行うことによりワイヤーハーネスが組付けされる。
以上説明したように、分岐プロテクタ1Hは、電線分岐部WDの枝線が引き出される切欠部4を有し、且つ、電線分岐部WDの幹線W1に巻き付けられ、両端より電線分岐部WDの幹線W1が引き出される可撓性のプロテクタシート2Aと、プロテクタシート2Aの両端よりそれぞれ延設され、引き出された幹線W1の配策方向にそれぞれ突出するテープ巻き用突出部6とを備えている。
従って、電線分岐部WDにプロテクタシート2Aを巻き付けることで電線分岐部WDを保護するため、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを保護でき、しかも、プロテクタシート2Aが電線分岐部WDの外面を覆うためにプロテクタシート2A内に無駄なスペースが出来ない。以上より、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
また、プロテクタシート2Aは、幹線W1が引き出される箇所にテープ巻き用突出部6を有する。従って、幹線W1とテープ巻き用突出部6を一括して拘束テープTで巻き付けることにより幹線W1と分岐プロテクタ1Hを強固に固定できる。これにより、幹線W1に作用する引っ張り力によって、幹線W1より分岐プロテクタ1が外れたり、又は、外れないまでも相対的な位置ずれが発生したりすることを確実に防止できる。特に、補強プロテクタシート21にも幹線W1のテープ巻き用突出部26が設けられているため、第1実施形態〜第7実施形態よりも、幹線W1と分岐プロテクタ1Hを強固に固定できる。
分岐プロテクたタ1Hは、プロテクタシート2Aの両端の巻き付け形状によって形成され、幹線W1がそれぞれ引き出される2つの幹線引出口8と、プロテクタシート2Aの切欠部4によって形成され、枝線W2が引き出される枝線引出口9とを備えている。
従って、プロテクタシート2Aには、2つの幹線引出口8,9を形成するための切欠等の特異な形状を形成する必要がなく、シンプルなシート形状である。又、補強プロテクタシート21も同様な構成である。以上より、2枚のシンプルなシート形状で分岐プロテクタ1Hを得ることができる。
プロテクタシート2Aは、切欠部4を間に挟んで一対の帯状シート部5を有し、プロテクタシート2Aが、電線分岐部WDの枝線の両外側で幹線W1の全周に亘ってそれぞれ巻き付けられている。従って、枝線W2が引き出される箇所を除く電線分岐部WDの全ての箇所がプロテクタシート2Aによって保護できる。又、補強プロテクタシート21も、プロテクタシート2Aの上から電線分岐部WDに巻き付けされている。つまり、分岐プロテクタ1は、プロテクタシート2Aと補強プロテクタシート21の2枚のシートで電線分岐部WDを保護するため、電線分岐部WDを強固に保護できる。
各帯状シート部5は、その巻き付け先端側がプロテクタシート2Aに重ね巻きされている。従って、プロテクタシート2Aを幹線W1の外周に単純に巻き付けるだけで幹線W1の全周を保護できる。重ね巻きによって、分岐プロテクタ1Hの強度がアップし、保護機能が向上する。
プロテクタシート2Aは、引き出された枝線W2の配策方向に突出するテープ巻き用突出部7を有している。従って、枝線W2とテープ巻き用突出部7を一括して拘束テープTで巻き付けることにより枝線W2と分岐プロテクタ1Hを強固に固定できる。これにより、枝線W2に作用する引っ張り力によって、枝線W2より分岐プロテクタ1Hが外れたり、又は、外れないまでも相対的な位置ずれが発生したりすることを確実に防止できる。
プロテクタシート2Aは、部品載置部2aを除いて蛇腹形状に形成されている。従って、プロテクタシート21Aを幹線W1に容易に巻き付けできるため、巻き付け作業性が良い。補強プロテクタシート21も、剛性部を除いて蛇腹形状に形成されている。従って、補強プロテクタシート21を幹線W1に容易に巻き付けできるため、巻き付け作業性が良い。
幹線W1及び枝線W2の各テープ巻き用突出部6,7は、シート状で、突出方向に沿って交互に凹凸を繰り返す蛇腹形状に形成されている。従って、分岐プロテクタ1Hより引き出された幹線W1及び枝線W2は、幹線W1及び枝線W2の配策方向の上下方向UDに容易に撓み変形できるため、配策作業性が良い。又、配策方向の自由度も高い。
プロテクタシート2Aには、クリップ10が設けられている。従って、分岐プロテクタ1Hをクリップ10を用いて容易に車体に固定できる。
(第9実施形態)
図22〜図24は本発明の第9実施形態を示す。第9実施形態の分岐プロテクタは、前記第8実施形態と同様に、プロテクタシート2Bと補強プロテクタシート21の2つの分岐プロテクタ部材を有する。
つまり、分岐プロテクタは、プロテクタシート2Bと、補強プロテクタシート21と、プロテクタシート2B及び補強プロテクタシート21と幹線(図示せず)、及び、プロテクタシート2B及び補強プロテクタシート21と枝線(図示せず)とをそれぞれ巻き付ける拘束テープ(図示せず)とを備えている。
プロテクタシート2Bは、前記第2実施形態のものと同一構成であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
補強プロテクタシート21は、前記第8実施形態のものと同一構成であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
分岐プロテクタの組付け作業は、前記第8実施形態のものと同様であるため、説明を省略する。分岐プロテクタの組付けに加えて、分岐プロテクタ以外の幹線及び枝線への部品装着などが行うことによりワイヤーハーネスが組付けされる。
この第9実施形態でも、前記第8実施形態と同様に、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
また、プロテクタシート2Bと補強プロテクタシート21の2枚のシートで電線分岐部WDを保護するため、前記第8実施形態と同様に、電線分岐部WDを強固に保護できる。
第9実施形態の分岐プロテクタは、上記した以外にも前記第8実施形態と同様な効果を有する。
(第10実施形態)
図25〜図27は本発明の第10実施形態を示す。第10実施形態の分岐プロテクタは、前記第8及び第9実施形態とは異なり、プロテクタシート2Aと補強プロテクタプレート22の2つの分岐プロテクタ部材を有する。
つまり、分岐プロテクタは、プロテクタシート2Aと、補強プロテクタプレート22と、プロテクタシート2A及び補強プロテクタプレート22と幹線(図示せず)、及び、プロテクタシート2A及び補強プロテクタプレート22と枝線(図示せず)とをそれぞれ巻き付ける拘束テープ(図示せず)とを備えている。
プロテクタシート2Aは、前記第1実施形態と同一構成であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
補強プロテクタプレート22は、円弧形状を有し、円弧形状の形態を維持する剛性を有する。補強プロテクタプレート22は、切欠部27によって間隔を置いて配置された一対の帯状プレート部28と、2つの幹線用のテープ巻き用突出部26とを備えている。
各テープ巻き用突出部26は、突出方向に沿って交互に凹凸を繰り返す蛇腹形状に形成されている。従って、各テープ巻き用突出部26のみは、撓み変形が容易に形成されている。各テープ巻き用突出部26は、幹線の配策方向の上下方向UDに容易に撓み変形できるため、配策作業性が良い。又、配策方向の自由度も高い。
次に、分岐プロテクタの組付け作業を説明する。図25に示すように、展開状態のプロテクタシート2Aを組付作業位置に配置する。次に、プロテクタシート2Aの部品載置部2a及び2つの幹線用のテープ巻き用突出部6上に電線分岐部(図示せず)の幹線(図示せず)を、枝線用のテープ巻き用突出部7上に電線分岐部の枝線(図示せず)をそれぞれ載置する。
次に、図26に示すように、電線分岐部に補強プロテクタプレート22を被せる。
次に、図27に示すように、電線分岐部に、補強プロテクタプレート22の上からプロテクタシート2Aを巻き付ける。プロテクタシート2Aの一対の帯状シート部5は、その巻き付け先端側をプロテクタシート2Aの外側に重ね巻きする。
次に、前記第8実施形態と同様に、プロテクタシート2A及び補強プロテクタプレート22と各幹線とに対し、及び、プロテクタシート2A及び補強プロテクタプレート22と枝線とに対し、拘束テープを隙間なく巻き付ければ、完了する。
分岐プロテクタ以外の幹線及び枝線への部品装着などが行うことによりワイヤーハーネスが組付けされる。
この第10実施形態でも、前記第8実施形態と同様に、電線分岐部の大きさに関わらず電線分岐部を保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
第10実施形態の分岐プロテクタは、上記した以外にも前記第8実施形態と同様な効果を有する。
特に、第10実施形態では、前記第8実施形態の補強プロテクタシート21よりも剛性の高い補強プロテクタプレート22を用いているため、電線分岐部を更に強固に保護できる。
また、前記第8実施形態では、補強プロテクタシート21を電線分岐部に巻き付ける必要があったが、第10実施形態では、電線分岐部の上に補強プロテクタプレート22を被せるたけで良いため、前記第8実施形態に較べて組付け作業性が向上する。
(第11実施形態)
図28〜図30は本発明の第11実施形態を示す。第11実施形態の分岐プロテクタは、前記第10実施形態と同様に、プロテクタシート2Bと補強プロテクタプレート22の2つの分岐プロテクタ部材を有する。
プロテクタシート2Bは、前記第2実施形態のものと同一構成であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
補強プロテクタプレート22は、前記第10実施形態のものと同一構成であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
分岐プロテクタの組付け作業は、前記第10実施形態のものと同様であるため、説明を省略する。分岐プロテクタの組付けに加えて、分岐プロテクタ以外の幹線及び枝線への部品装着などが行うことによりワイヤーハーネスが組付けされる。
この第11実施形態でも、前記第10実施形態と同様に、電線分岐部の大きさに関わらず電線分岐部を保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
第11実施形態の分岐プロテクタは、上記した以外にも前記第10実施形態と同様な効果を有する。
(第12実施形態)
図31及び図32は本発明の第12実施形態を示す。第12実施形態の分岐プロテクタは、プロテクタプレート29と補強プロテクタシート21の2つの分岐プロテクタ部材を有する。
つまり、分岐プロテクタは、プロテクタプレート29と補強プロテクタシート21と、プロテクタプレート29及び補強プロテクタシート21と幹線(図示せず)、及び、プロテクタプレート29及び補強プロテクタシート21と枝線(図示せず)とをそれぞれ巻き付ける拘束テープ(図示せず)とを備えている。
プロテクタプレート29は、外力が作用しても自らの形態を維持する程度の剛性を有する。プロテクタプレート29は、概略円弧状を有し、前記第10及び前記第11実施形態の補強プロテクタプレートの構成と基本的に同じ構成である。つまり、プロテクタプレート29は、切欠部27によって間隔を置いて配置された一対の帯状プレート部28と、2つの幹線用のテープ巻き用突出部26とを備えている。プロテクタプレート29の裏面側には、クリップ装着部29aが設けられている。クリップ装着部29aには、車体用固定部であるクリップ10が取付られている。
補強プロテクタシート21は、前記第8実施形態のものと同一構成であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
次に、分岐プロテクタの組付け作業を説明する。図31に示すように、プロテクタプレート29を組付作業位置に配置する。次に、プロテクタプレート29の底面及び2つの幹線のテープ巻き用突出部6上に電線分岐部(図示せず)の幹線(図示せず)を、プロテクタプレート29の切欠部27を通すように電線分岐部(図示せず)の枝線(図示せず)をそれぞれ載置する。
次に、図32に示すように、補強プロテクタシート21を、プロテクタプレート29の上面開口側より露出された電線分岐部については、直接に包み込み、且つ、電線分岐部(図示せず)がプロテクタプレート29で覆われている箇所については、プロテクタプレート29の外側より隙間なく巻き付ける。。
次に、プロテクタプレート29及び補強プロテクタシート21と各幹線(図示せず)とに対し、拘束テープ(図示せず)を隙間なく巻き付ければ、完了する。
分岐プロテクタ以外の幹線及び枝線への部品装着などが行うことによりワイヤーハーネスが組付けされる。
この第12実施形態でも、前記第10実施形態及び前記第11実施形態と同様に、電線分岐部の大きさに関わらず電線分岐部を保護でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
第12実施形態の分岐プロテクタは、上記した以外にも前記第10実施形態及び前記第11実施形態と同様な効果を有する。
第12実施形態では、プロテクタプレート29及び補強プロテクタシート21には、共に枝線(図示せず)のテープ巻き用突出部が設けられていないが、プロテクタプレート29と補強プロテクタシート21の双方、若しくは、いずれか一方に設けても良い。
(第13実施形態)
図33〜図40は本発明の第13実施形態を示す。
図33〜図35に示すように、分岐プロテクタ100Aは、3分岐の電線分岐部WDを保護する。分岐プロテクタ100Aは、本体部品である分岐プロテクタ本体102と、カバー110とを備えている。
分岐プロテクタ本体102は、底壁103と底壁103の両側端より立設された一対の側壁4,5とを有する。分岐プロテクタ本体102には、底壁103と一対の側壁104に囲まれ、上面側が開口された電線収容室106が形成されている。一対の側壁104,105の長手方向の両端には、それぞれ電線引出口7が形成されている。一方の側壁104は、その中央箇所(側壁104の両端の間の位置)に一対の側壁突部104aを有し、この一対の側壁突部104aの先端に電線引出口108が形成されている。つまり、この第13実施形態では、分岐プロテクタ本体102の側壁104,105には、3つの電線引出口107,108が形成されている。
電線収容室106には、図36に示すように、電線(電線束)Wの電線分岐部WDが収容される。一対の側壁104,105の両端の2つの電線引出口107からは、幹線W1の両側がそれぞれ外部に引き出されている。一方の側壁104の中央箇所の電線引出口108からは、1本の枝線W2が外部に引き出されている。
底壁103には、各電線引出口107,108より幹線W1と枝線W2の各配策方向に突出する電線固定用突出部109がそれぞれ設けられている。各電線固定用突出部109は、突出方向に沿って交互に凹凸を繰り返す蛇腹形状に形成されている。
底壁103には、外面側にクリップ装着部103aが設けられている。クリップ装着部103aには、車体用固定部であるクリップ120が取り付けられている。
カバー110は、電線収容室106の上面側の開口より電線収容室106に挿入される。カバー110は、電線収容室106に収容された電線分岐部WDの上面に載置されている。
カバー110は、平板状のカバー本体111とこのカバー本体111の周縁に設けられた姿勢保持壁112とを有する。カバー本体111は、電線収容室106とこれに連続する3つの電線引出口107,108を含めた上面側の開口形状とほぼ同じ形状に形成されている。
姿勢保持壁112は、カバー本体111から下方に垂直方向に延びている。姿勢保持壁112は、電線収容室106内に位置させた状態(図34、図37の位置)では、電線収容室106及び各電線引出口107,108の各側壁104,105の内面に接触、若しくは、近接する位置となる。
カバー本体111には、各電線引出口107,108より幹線W1及び枝線W2の各配策方向に突出する電線固定用突出部113がそれぞれ設けられている。各電線固定用突出部113は、突出方向に沿って交互に凹凸を繰り返す蛇腹形状に形成されている。
次に、分岐プロテクタ100Aの組付け作業を説明する。図36に示すように、分岐プロテクタ本体102の電線収容室106にその上面側の開口より電線分岐部WDを収容する。電線Wの幹線W1は、一対の側壁104,105の両端の電線引出口107よりそれぞれ引き出す。電線Wの枝線W2は、一方の側壁104の中央箇所の電線引出口108より引き出す。
次に、図37に示すように、カバー110を電線収容室106の上方に配置し、電線収容室106に落とし込むことで挿入する。尚、カバー110が寸法誤差等によって電線収容室106に落下しない場合には上から押圧力を作用させて挿入する。
カバー110は、電線分岐部WD上に載置された状態で電線収容室106に配置される。各電線引出口108,109より引き出された幹線W1と枝線W2は、その下方側に分岐プロテクタ本体102の電線固定用突出部109が配置され、その上方側にカバー110の各電線固定用突出部113にが配置される。
次に、図38に示すように、分岐プロテクタ100Aの各電線引出口108,109の箇所、及び、電線各電線引出口108,109より引き出された幹線W1と枝線W2に拘束テープTを巻き付ける。
詳細には、拘束テープTは、上下一対の電線固定用突出部109,113の根元箇所の分岐プロテクタ本体102とカバー110の箇所とを一括して巻き付け、上下一対の電線固定用突出部109,113を配置された範囲では、上下一対の電線固定用突出部109.113と幹線W1、及び、上下一対の電線固定用突出部109.113と枝線W2をそれぞれ一括して巻き付け、一対の電線固定用突出部109,113の先端より更に引き出された幹線W1及び枝線W2の箇所では、幹線W1及び枝線W2の各外周にそれぞれ隙間なく巻き付ける。拘束テープTの巻き付けによって、分岐プロテクタ100Aの組付け作業が完了する。
以上説明したように、分岐プロテクタ100Aは、上面側が開口され、電線分岐部WDを収容する電線収容室106と電線収容室106より各電線Wがそれぞれ引き出される少なくとも3つの電線引出口107,108を有する分岐プロテクタ本体102と、電線収容室106の上面側の開口より電線収容室106に収容された電線分岐部WDに載置され、電線収容室106の上面側を閉塞するカバー110とを備えている。
従って、電線収容室106に収容された電線分岐部WD上にカバー110が載置されるため、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを収容でき、しかも、電線収容室106に無駄なスペースが出来ない。以上より、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを収容でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。換言すれば、電線収容室106が電線分岐部WDの大きさに応じた収容容量になるため、電線分岐部WDの大きさに応じて分岐プロテクタ100Aのコンパクト化が図れる。
例えば、分岐プロテクタ100Aの最大収容容量に較べて、電線分岐部WDの大きさ(電線径の大小、電線の本数によって変化)が小さい場合には、図40(b)に示すように、分岐プロテクタ本体102に装着されたカバー110上に外部スペースSが形成される。この外部スペースS分だけ分岐プロテクタ100Aのコンパクト化が図れる。カバー110上の外部スペースSを別部品の設置スペ−ス等に利用できる。
又、従来例では、電線収容室101aの収容容量より電線分岐部(図示せず)が小さいと、電線収容室101a内に余分なスペースができて、電線分岐部(図示せず)が分岐プロテクタ100内で移動(振動)し、電線分岐部(図示せず)がダメージを受ける恐れがあった。これに対し、この実施形態では、電線分岐部WDが分岐プロテクタ100A内で移動(振動)し、電線分岐部WDがダメージを受けることもない。
カバー110は、分岐プロテクタ本体102の一対の側壁104,105間に落とし込む(挿入する)ことにより、カバー110が分岐プロテクタ本体102の所定の装着位置になる。従って、カバー110が落とし込まれた後に、図39に示すように、カバー110が一対の側壁104,105の間に嵌っていることを目視で確認することができるため、品質向上を図ることができる。
ところで、電線分岐部WDの外周をテープ巻きのみで保護する場合には、テープ巻きにより電線Wが締め付けられることで、隣りの電線分岐部(図示せず)までの電線長さに対して寸法精度が出ないという事態が発生する恐れがあった。しかし、この第13実施形態では、電線分岐部WDは分岐プロテクタ1A内に収容されることで保護されるので、隣りの電線分岐部(図示せず)までの電線長さに対して寸法精度で出る。
分岐プロテクタ本体102とカバー110には、電線引出口107,108より電線Wの配策方向に突出する電線固定用突出部109,113がそれぞれ設けられている。従って、電線固定用突出部109,113を電線W(幹線W1、枝線W2)と共に一括して拘束テープTで巻き付けることによって分岐プロテクタ100Aと電線W(幹線W1、枝線W2)を強固に固定できる。
分岐プロテクタ本体102とカバー110の各電線固定用突出部109,113は、蛇腹形状に形成されている。従って、分岐プロテクタ100Aより引き出された電線W(幹線W1、枝線W2)は、電線W(幹線W1、枝線W2)の配策方向の上下方向に容易に撓み変形できるため、配策方向の自由度が高く、又、配策作業性が良い。
カバー110には、電線収容室106の上面側の開口形状とほぼ同じ形状を有し、電線収容室106の側壁104,105の内面に近接対向する姿勢保持壁112が設けられている。従って、電線収容室6の上面側の開口よりカバー110を電線収容室106に落とし込む(挿入)際に、カバー110の落下姿勢が姿勢保持壁112によって保持されるため、カバー110が傾斜することなく電線収容室106の電線分岐部WD上に落下し、電線分岐部WD上に載置される。
姿勢保持壁112は、カバー本体111より下方に垂直方向に延びている。従って、カバー本体111より上方に突出しないため、分岐プロテクタ本体102に装着されたカバー110上に形成できる外部スペースSを確保しつつ、カバー110の落下時の傾斜を防止できる。
分岐プロテクタ本体102には、クリップ120が設けられている。従って、分岐プロテクタ100Aをクリップ120を用いて容易に車体に固定できる。
図40(a)に示すように、カバー110からの荷重が電線分岐部WDを介してクリップ120に伝達され易いため、車体への固定作業が容易である。
(第14実施形態)
図41及び図42は、本発明の第14実施形態を示す。第14実施形態の分岐プロテクタ100Bは、前記第13実施形態のものと比較するに、電線収容室106に突出する突起部121が底壁103に設けられている。突起部121は、クリップ120の真上位置に設けられている。突起部121は、電線分岐部WDの想定高さとほぼ同じ高さに設定されている。つまり、分岐プロテクタ本体102に装着されたカバー110の下面に当接、若しくは、カバー110の下面近くにまで達する寸法である。突起部121は、円柱形状である。
突起部121は、電線分岐部WDが電線収容室106に収容された状態では、電線分岐部WDを串刺しした状態で配置される。
他の構成は、前記第13実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
この第14実施形態でも、前記第13実施形態と同様に、電線収容室6に収容された電線分岐部WD上にカバー110が載置されるため、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを収容でき、しかも、電線収容室106に無駄なスペースが出来ない。以上より、電線分岐部WDの大きさに関わらず電線分岐部WDを収容でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
分岐プロテクタ本体102には、底壁103から電線収容室106に突出する突起部121が設けられている。従って、前記第13実施形態と比較した場合よりも更に、カバー110からの荷重が突起部121を介してクリップ120により伝達され易いため、車体への固定作業がより容易になる。突起部121は、クリップ120の真上位置であるため、カバー110からの荷重が突起部121を介してクリップ120に更に伝達され易いため、車体への固定作業が更に容易になる。電線分岐部WDの大きさが想定より小さい場合には、突起部121がカバー110に干渉しないように短く切断して使用する。
突起部121は、電線分岐部WDに串刺し状態に配置される。従って、突起部121が電線分岐部WDと分岐プロテクタ本体102との固定部としても機能し、又、電線収容室6内における電線分岐部WDの位置決め部としても機能する。
突起部121は、円柱形状である。従って、エッジのない円柱形状であるため、エッジによって電線Wを損傷することがない。
(第15実施形態)
図43〜図45は、本発明の第15実施形態を示す。第15実施形態の分岐プロテクタ100Cは、前記第13実施形態のものと比較するに、4つの電線引出口107,108を有する。つまり、他方の側壁105にも一対の側壁突部105aが設けられ、一対の側壁突部105aの先端に電線引出口108が設けられている。
分岐プロテクタ100Cは、4本の電線(この実施形態では、2本の幹線と2本の枝線)が異なる方向に延びている電線分岐部(図示せず)を保護できる。
他の構成は、前記第13実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
この第15実施形態でも、前記第13実施形態と同様に、電線収容室106に収容された電線分岐部(図示せず)上にカバー110が載置されるため、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部(図示せず)を収容でき、しかも、電線収容室106に無駄なスペースが出来ない。以上より、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部(図示せず)を収容でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
図45に示すように、第15実施形態の分岐プロテクタ100Cは、3本の電線(2本の幹線W1と1本の枝線W2)が異なる方向に延びている電線分岐部(図示せず)の保護にも使用できる。この場合、1つの電線引出口108を使用しないため、使用しない電線引出口108を電線固定用突出部109,113で塞ぐ。例えば、分岐プロテクタ本体102側の電線固定用突出部109を切断し、カバー110側の電線固定用突出部113を撓ませて電線引出口108を塞ぎ、撓み変形した電線固定用突出部113を拘束テープTで分岐プロテクタ本体102に固定する。
(第16実施形態)
図46及び図47は、本発明の第16実施形態を示す。第16実施形態の分岐プロテクタ100Dは、前記第13実施形態のものと比較するに、次の点で異なる。つまり、カバー110側には、各電線引出口107より幹線(図示せず)の配策方向に突出する電線固定用突出部113は、前記第13実施形態と同様に設けられている。しかし、カバー100側には、電線引出口108より枝線(図示せず)の配策方向に突出する電線固定用突出部が設けられていない。
他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
分岐プロテクタ100Dより引き出された枝線(図示せず)は、分岐プロテクタ本体102側の電線固定用突出部109と一括してテープ巻きされる。
この第16実施形態でも、前記第13実施形態と同様に、電線収容室106に収容された電線分岐部(図示せず)上にカバー110が載置されるため、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部(図示せず)を収容でき、しかも、電線収容室106に無駄なスペースが出来ない。以上より、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部(図示せず)を収容でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
枝線用の電線固定用突出部9は、分岐プロテクタ本体2側にのみ設けられているため、幹線W1の全体径と比べて枝線W2の全体径が非常に小さい場合に、テープ巻きし易い。
(第17実施形態)
図48及び図49は、本発明の第17実施形態を示す。第17実施形態の分岐プロテクタ100Eは、前記第13実施形態のものと比較するに、次の点で異なる。つまり、カバー110側の各電線引出口107より幹線W1(図83に示す)の配策方向に突出する電線固定用突出部113は、前記第13実施形態と同様に設けられている。しかし、前記第16実施形態と同様に、カバー110側の電線引出口108より枝線W2(図83に示す)の配策方向に突出する電線固定用突出部が設けられていない。
また、分岐プロテクタ本体102側の電線引出口108より枝線W2(図83に示す)の配策方向に突出する電線固定用突出部109は、蛇腹状ではなく、可撓性のロッド109aである。可撓性のロッド109aには、間隔を置いて球状突部109bが突設されている。
他の構成は、前記第13実施形態と同一であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
分岐プロテクタ100Eより引き出された枝線W2(図83に示す)は、分岐プロテクタ本体102側の電線固定用突出部109によってテープ巻きされる。
この第17実施形態でも、前記第13実施形態と同様に、電線収容室106に収容された電線分岐部(図示せず)上にカバー110が載置されるため、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部(図示せず)を収容でき、しかも、電線収容室106に無駄なスペースが出来ない。以上より、電線分岐部(図示せず)の大きさに関わらず電線分岐部(図示せず)を収容でき、しかも、極力コンパクト化が図れる。
枝線用の電線固定用突出部9は、分岐プロテクタ本体2側にのみ設けられているため、幹線W1の全体径と比べて枝線W2の全体径が非常に小さい場合に、テープ巻きし易い。
枝線用の電線固定用突出部109は、可撓性のロッド109aであるため、上下方向UDのみならず左右方向LRにも容易に撓み変形できる。従って、電線引出口108より引き出された枝線W2(図83に示す)の配策方向を3次元的に変移でき、前記第13〜第16実施形態に較べて、更に組付け作業性が良く、更に配策自由度も高い。
枝線用の電線固定用突出部109は、間隔を置いて球状突部109bを有する。従って、球状突部109bに食い込むようにして拘束テープT(図84参照)が巻き付けされるため、枝線W2(図83に示す)と分岐プロテクタ100Eを強固に固定できる。
(治具ピンを使用した製造方法)
次に、治具ピン51を使用した各実施形態の分岐プロテクタ1A等の組付け手順(製造方法)を説明する。
図50(a)に示すように、治具台50には、2本の治具ピン51が間隔を開けて立設されている。各治具ピン51は、治具台50に基端側が支持された垂直部52と、垂直部52の先端より水平に延びる2つの水平保持部53と、各水平保持部53の先端より立設された垂直保持部54を備えている。2つの治具ピン51の水平保持部53及び垂直保持部54は、同じ向きを向いている。
(第1実施形態の組付け)
先ず、図50(b)に示すように、展開状態のプロテクタシート21Aを2つの治具ピン51に乗せ、プロテクタシート2Aを治具台50より浮かせた状態で支持する(部品セット工程)。
次に、図51に示すように、プロテクタシート2A上に電線分岐部WDを載置する。次に、図52に示すように、プロテクタシート2Aを電線分岐部WDの外周に巻き付ける。次に、図53に示すように、プロテクタシート2Aの巻き付け状態を保持しつつ、幹線W1及び枝線W2の引出箇所に拘束テープTを巻き付ける(組付け工程)。これで、第1実施形態の分岐プロテクタ1Aの組付けが完了する。
尚、治具ピン51の一部が組付け作業に際して支障がある場合には、治具ピン51上でのプロテクタシート2A等の位置を適宜ずらしつつ行う。下記の組付け作業でも同様である。
(第8実施形態の組付け)
図54の状態まで第1実施形態と同じに組付ける。その後、図54に示すように、補強プロテクタシート21をプロテクタシート2Aに上から被せる。つぎに、図55に示すように、補強プロテクタシート21をプロテクタシート2Aに重ね巻きする。次に、図56に示すように、プロテクタシート2A及び補強プロテクタシート21の巻き付け状態を保持しつつ、幹線W1及び枝線W2の引出箇所に拘束テープTを巻き付ける。これで、第8実施形態の分岐プロテクタ1Hの組付けが完了する。
(第10実施形態の組付け)
図51の状態まで第1実施形態と同じに組付ける。その後、図57、図58に示すように、補強プロテクタプレート22を電線分岐部WDに上から被せる。次に、図59に示すように、補強プロテクタプレート22の上からプロテクタシート2Aを重ね巻きする。次に、図60に示すように、プロテクタシート2Aの巻き付け状態を保持しつつ、幹線W1及び枝線W2の引出箇所に拘束テープTを巻き付ける。これで、第10実施形態の分岐プロテクタ1の組付けが完了する。
(第2実施形態の組付け)
先ず、図61に示すように、展開状態のプロテクタシート21Bを2つの治具ピン51に乗せ、プロテクタシート2Bを治具台50より浮かせた状態で支持する(部品セット工程)。
次に、図62に示すように、プロテクタシート2B上に電線分岐部WDを載置する。次に、図63に示すように、プロテクタシート2Bを電線分岐部WDの外周に巻き付ける。次に、図64に示すように、プロテクタシート2Bの巻き付け状態を保持しつつ、幹線W1及び枝線W2の引出箇所に拘束テープTを巻き付ける(組付け工程)。これで、第2実施形態の分岐プロテクタ1Bの組付けが完了する。
(第9実施形態の組付け)
図63の状態まで第2実施形態と同じに組み付ける。その後、図65に示すように、補強プロテクタシート21をプロテクタシート2Bの上に被せる。次に、図66に示すように、補強プロテクタシート21をプロテクタシート2Bの上から重ね巻きする。次に、図67に示すように、プロテクタシート2B及び補強プロテクタシート21の巻き付け状態を保持しつつ、幹線W1及び枝線W2の引出箇所に拘束テープTを巻き付ける。これで、第9実施形態の分岐プロテクタ1Iの組付けが完了する。
(第11実施形態の組付け)
図62の状態まで第2実施形態と同じに組付ける。その後、図68、図69に示すように、補強プロテクタプレート22を電線分岐部WDに上から被せる。次に、図70に示すように、補強プロテクタプレート22の上からプロテクタシート2Bを巻き付ける。次に、図71に示すように、プロテクタシート2Bの巻き付け状態を保持しつつ、幹線W1及び枝線W2の引出箇所に拘束テープTを巻き付ける。これで、第11実施形態の分岐プロテクタ1Kの組付けが完了する。
(第12実施形態の組付け)
先ず、図72に示すように、補強プロテクタプレート29を2つの治具ピン51に乗せ、補強プロテクタプレート29を治具台50より浮かせた状態で支持する(部品セット工程)。
次に、図73に示すように、補強プロテクタプレート29上に電線分岐部WDを載置する。次に、図74に示すように、プロテクタシート21を電線分岐部WDに上から被せる。次に、図75に示すように、補強プロテクタプレート29の上からプロテクタシート21を巻き付ける。次に、図76に示すように、プロテクタシート21の巻き付け状態を保持しつつ、幹線W1及び枝線W2の引出箇所に拘束テープTを巻き付ける(組付け工程)。これで、第12実施形態の分岐プロテクタ1Lの組付けが完了する。
(第3〜第7実施形態の組付け:図面なし)
第3〜第7実施形態の分岐プロテクタについては、それぞれのプロテクタシート2C〜2Gを用いて、第1、第2実施形態の分岐プロテクタ1A,1Bの組付け手順で組付けを行えばよい。
(第13実施形態の組付け)
先ず、図77に示すように、分岐プロテクタ本体102を2つの治具ピン51に乗せ、分岐プロテクタ本体102を治具台50より浮かせた状態で支持する(部品セット工程)。
次に、図78に示すように、分岐プロテクタ本体102の電線収容室106に電線分岐部WDを収容する。電線Wの幹線W1は、一対の側壁104,105の両端の電線引出口107よりそれぞれ引き出す。電線Wの枝線W2は、一方の側壁104の中央箇所の電線引出口108より引き出す。
次に、図79に示すように、カバー110を電線収容室106の上方に配置し、電線収容室106に落とし込むことで挿入する。
次に、図80に示すように、分岐プロテクタ100Aの各電線引出口108,109の箇所、及び、電線各電線引出口108,109より引き出された幹線W1と枝線W2に拘束テープTを巻き付ける(組付け工程)。これで、第13実施形態の分岐プロテクタ100Cの組付けが完了する。
(第14、第15実施形態の組付け:図面なし)
第14、第15実施形態の分岐プロテクタ100B、100Cについては、それぞれの分岐プロテクタ本体102やカバー110を用いて、第13実施形態の分岐プロテクタ100Aの組付け手順で組付けを行えばよい。
(第16実施形態の組付け)
第16実施形態の分岐プロテクタ100Dについても、第13実施形態の分岐プロテクタ100Aの組付け手順で組付けを行えばよい。
但し、図81に示すように、カバー100側には、電線引出口108より枝線(図示せず)の配策方向に突出する電線固定用突出部が設けられていない。従って、分岐プロテクタ100Dより引き出された枝線(図示せず)は、分岐プロテクタ本体102側の電線固定用突出部109とのみ一括テープ巻きすることになる。これで、第16実施形態の分岐プロテクタ100Dの組付けが完了する。
(第17実施形態の組付け)
第17実施形態の分岐プロテクタ100Eについても、第13実施形態の分岐プロテクタ100Aの組付け手順で組付けを行えばよい。
具体的に説明すると、分岐プロテクタ本体102を2つの治具ピン51に乗せ、分岐プロテクタ本体102を治具台50より浮かせた状態で支持する(部品セット工程)。
次に、図82に示すように、分岐プロテクタ本体102の電線収容室106に電線分岐部WDを収容する。電線Wの幹線W1は、一対の側壁104,105の両端の電線引出口107よりそれぞれ引き出す。電線Wの枝線W2は、一方の側壁104の中央箇所の電線引出口108より引き出す。
次に、図83に示すように、カバー110を電線収容室106の上方に配置し、電線収容室106に落とし込むことで挿入する。
次に、図84に示すように、分岐プロテクタ100Eの各電線引出口108,109の箇所、及び、電線各電線引出口108,109より引き出された幹線W1と枝線W2に拘束テープTを巻き付ける(組付け工程)。分岐プロテクタ100Eより引き出された枝線W2は、球状突部109b付きの可撓性のロッド109aに一括してテープ巻きすることになる。これで、第17実施形態の分岐プロテクタ100Eの組付けが完了する。
以上、治具ピン51を使用した各実施形態の分岐プロテクタ1A,1B,1H〜1L,100A〜100Eの組付け手順(製造方法)を説明した。
この組付け手順(製造方法)では、分岐プロテクタ1A〜1L(欠番あり)の本体部品であるプロテクタシート2A,2Bや補助プロテクタプレート29や分岐プロテクタ本体102を治具ピン51によって治具台50より浮かせた状態で支持し、プロテクタシート2A,2Bや補助プロテクタプレート29や分岐プロテクタ本体102の下方空間も組付け作業空間として利用できる。従って、前記各実施形態では、拘束テープTのテープ巻きが容易にでき、組付け作業性が良い。尚、拘束テープTのテープ巻き以外の組付け作業も容易にできる。
(プロテクタシートの変形例)
図81は、プロテクタシート2Bの第1変形例を示す。プロテクタシート2Bの第1変形例では、一対の帯状シート部5に切欠部5aがそれぞれ形成されている。この各切欠部5aで治具ピン51との位置決めを行えば、プロテクタシート2Bを治具ピン51によって治具台50より浮かせた状態で確実に支持できる。
図82は、プロテクタシート2Bの第2変形例を示す。プロテクタシート2Bの第2変形例では、一対の帯状シート部5に溝5bがそれぞれ形成されている。この各溝5bで治具ピン51との位置決めを行えば、プロテクタシート2Bを治具ピン51によって治具台50より浮かせた状態で確実に支持できる。
図83は、プロテクタシート2Cの第1変形例を示す。プロテクタシート2Cの第1変形例では、一対のテープ巻き用突出部6に溝6d
電線用帯状シート部5に切欠部5aがそれぞれ形成されている。この各切欠部5aで治具ピン51との位置決めを行えば、プロテクタシート2Bを治具ピン51によって治具台50より浮かせた状態で確実に支持できる。
尚、この各実施形態の製造方法に使用する治具ピン51は、2本であるが、1本でも、3本以上でも良い。又、治具ピン51の形態も二股であるが、三股以上でも良い。治具ピン51の形態は、本体部品の形態に応じて適宜変更される。
(第1実施形態〜第12実施形態の変形例)
前記第1〜第12実施形態では、電線Wの外周に直接拘束テープTを巻き付けたが、電線Wにコルゲートチューブが装着されている場合には、コルゲートチューブの上から拘束テープTを巻き付ける。
前記第1〜第12実施形態では、幹線引出口8や枝線引出口9より1本の幹線(電線束)W1や1本の枝線(電線束)W2を引き出しているが、複数本の幹線(電線束)W1や複数本の枝線(電線束)W2を引き出しても良い。ここで、1本の幹線(電線束)W1や1本の枝線(電線束)W2とは、同じ配策経路に沿って配策されるものをいう。
前記第1〜第12実施形態では、プロテクタシート2A〜2Eの部品載置部2aは、平板部に形成されているが、蛇腹形状に形成しても良い。
前記第1〜第12実施形態では、切欠部4は1つ設けられているが、複数の切欠部4を設けても良い。各切欠部4,24,27より枝線(電線束)W2を引き出すようにしても良い。
前記第1〜第5実施形態、及び第8〜第12実施形態において、枝線用のテープ巻き用突出部7は、前記第5、第6実施形態と同様に、間隔を置いて球状突部7bを有する可撓性のロッド7aに形成しても良い。
(第13〜第17実施形態の変形例)
前記第13〜第17実施形態では、電線Wの外周に直接拘束テープTを巻き付けたが、電線Wにコルゲートチューブが装着されている場合には、コルゲートチューブの上から拘束テープTを巻き付ける。
前記第13〜第15実施形態では、分岐プロテクタ本体102とカバー110の双方に、電線引出口107,108より電線Wの配策方向に突出する電線固定用突出部109,113が設けられている。分岐プロテクタ本体102とカバー110のいずれか一方に(第16、第17実施形態は、その具体例)、電線引出口107,108より電線Wの配策方向に突出する電線固定用突出部109,113を設けても良い。この場合は、場合によっては分岐プロテクタ本体102とカバー110の間を固定する手段を設ける必要がある。
前記第13〜第17実施形態では、電線固定用突出部109,113を電線W(幹線W1、枝線W2)と共に一括して拘束テープTで巻き付けることによって分岐プロテクタ100A〜100Cと電線W(幹線W1、枝線W2)を固定したが、電線固定用突出部109,113を電線W(幹線W1、枝線W2)と共に一括して結束バンドで締結することによって分岐プロテクタ100A〜100Cと電線W(幹線W1、枝線W2)を固定しても良い。
前記第13〜第15実施形態では、各電線引出口107,108は、側壁104,105に設けられているが、底壁103に設けても良く、又、側壁104,105と底壁103に亘って設けても良い。
前記第13〜第15実施形態では、電線引出口107、108より単一の電線(電線束)Wを引き出しているが、複数の電線(電線束)を引き出しても良い。例えば、電線引出口108より1本の枝線(電線束)W2を引き出しているが、複数本の枝線(電線束)W2を引き出しても良い。ここで、単一の電線(電線束)Wとは、同じ配策経路に沿って配策されるものをいう。
T 拘束テープ
WD 電線分岐部
W1 幹線
W2 枝線
1A,1B,1H〜1L 分岐プロテクタ
2A〜2G プロテクタシート(本体部品)
6,7,26 テープ巻き用突出部
21 補強プロテクタシート(補強プロテクタ部材)
29 補助プロテクタプレート(本体部品)
50 治具台
51 治具ピン
100A〜100E 分岐プロテクタ
102 分岐プロテクタ本体(本体部品)
106 電線収容室
110 カバー

Claims (8)

  1. 治具台に立設された治具ピンに、本体部品を前記治具台より浮かせた状態で支持する部品セット工程と、
    前記本体部品に電線分岐部を組付ける組付け工程とを備えたことを特徴とする分岐プロテクタの製造方法。
  2. 請求項1記載の分岐プロテクタの製造方法であって、
    前記本体部品は、可撓性のプロテクタシートであり、
    前記部品セット工程では、展開状態の前記プロテクタシートを前記治具ピンで支持し、
    前記組付け工程では、前記プロテクタシートに前記電線分岐部を載置し、前記プロテクタシートを前記電線分岐部の外周に巻き付け、前記電線分岐部の幹線が引き出された前記プロテクタシートのテープ巻き用突出部と前記幹線に一括して拘束テープを巻き付けることを特徴とする分岐プロテクタの製造方法。
  3. 請求項1記載の分岐プロテクタの製造方法であって、
    前記本体部品は、可撓性のプロテクタシートであり、
    前記部品セット工程では、展開状態の前記プロテクタシートを前記治具ピンで支持し、
    前記組付け工程では、前記プロテクタシートに前記電線分岐部を載置し、前記プロテクタシートを前記電線分岐部の外周に巻き付け、且つ、前記電線分岐部の外周に補強プロテクタ部材を配置し、前記電線分岐部の幹線が引き出された前記プロテクタシートと前記補強プロテクタ部材のテープ巻き用突出部と前記幹線に一括して拘束テープを巻き付けることを特徴とする分岐プロテクタの製造方法。
  4. 請求項1記載の分岐プロテクタであって、
    前記本体部品は、円弧形状の形態を維持する剛性を有する補強プロテクタプレートであり、
    前記部品セット工程では、前記補強プロテクタプレートを前記治具ピンで支持し、
    前記組付け工程では、前記補強プロテクタプレートに前記電線分岐部を載置し、前記プロテクタシートを前記電線分岐部の外周に巻き付け、前記電線分岐部の幹線が引き出された前記補強プロテクタプレートと前記プロテクタシートのテープ巻き用突出部と前記幹線に一括して拘束テープを巻き付けることを特徴とする分岐プロテクタの製造方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の分岐プロテクタであって、
    前記組付け工程では、前記電線分岐部の枝線が引き出された前記プロテクタシートのテープ巻き用突出部と前記枝線に一括して拘束テープを巻き付けることを特徴とする分岐プロテクタの製造方法。
  6. 請求項1記載の分岐プロテクタであって、
    前記本体部品は、上面が開口された電線収容室を有する分岐プロテクタ本体であり、
    前記部品セット工程では、前記分岐プロテクタ本体を前記治具ピンで支持し、
    前記組付け工程では、前記分岐プロテクタ本体の前記電線収容室に前記電線分岐部を収容し、前記電線収容室に前記電線分岐部の上からカバーを配置し、前記電線分岐部の幹線が引き出された前記分岐プロテクタ本体及び/又は前記カバーの電線固定用突出部と前記幹線に一括して拘束テープを巻き付けることを特徴とする分岐プロテクタの製造方法。
  7. 請求項6記載の分岐プロテクタであって、
    前記組付け工程では、前記電線分岐部の枝線が引き出された前記プロテクタ本体及び/又は前記カバーの電線固定用突出部と前記枝線に一括して拘束テープを巻き付けることを特徴とする分岐プロテクタの製造方法。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の分岐プロテクタを備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。
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