JP2007269441A - 伸縮式柱状体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクト化され、かつ低コストの構造であり、設置スペースを小さくできて、大重量の搭載物の搭載が可能な伸縮式柱状体を提供することにある。
【解決手段】 複数の支柱1,2,3をベルト12に連結し、ベルト12を巻取り装置10により駆動して支柱1,2,3を相対移動せしめることにより、該支柱の連結長さを変化させるように構成された伸縮式柱状体であって、最外部の第1支柱1の外側に巻取り装置10を装着するとともに支柱1,2,3の所定部位に滑車14等を取付け、巻取り装置10から繰り出されたベルト12を、内側の各支柱2,3の間の空間を挿通させながら滑車に転接させ、ベルト12により垂直方向に相対移動可能に吊り下げ、巻取り装置10によりベルト12を駆動するように構成している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、垂直方向に相対移動可能にかつ同心にて立設された複数の筒体を1本または複数本の索体にそれぞれ連結し、該索体を巻取り装置により駆動して前記複数の筒体を相対移動せしめることにより、当該複数の筒体の連結長さを変化させるように構成した伸縮式柱状体に関する。
複数段の支柱である円筒体を垂直方向に伸縮可能に嵌合し、頂部の円筒体に空中線等の搭載物を搭載して複数段の円筒体の垂直長さを変化させることにより昇降させる伸縮柱は、伸縮柱本体及び搭載物が軽量の場合は人力で垂直長さを変化させて昇降させることも可能であるが、搭載物または伸縮柱本体の重量が一定量を超えると、支柱に上昇力等を与えるために、ワイヤーを用いて伸縮柱を巻上げる機械的な巻上げ装置、支柱の中心部に配設したスプリングの弾力によって最上段の支柱を押し上げるスプリング押上げ装置、油圧により伸縮柱を押上げあるいは下降させる油圧駆動装置、空気圧により伸縮柱を押上げあるいは下降させる空気圧駆動装置等の駆動手段が用いられている。
この伸縮柱の代表的なものとして、いわゆるテレスコピックパイプ式の伸縮柱があり、その一つに特許文献1(特開2001−163588号公報)にて提供されている技術がある。
特許文献1においては、巻取り装置によりワイヤー介して駆動されて垂直方向に相対移動可能にかつ同心にて立設された径の異なる複数の円筒体が、アウターリング内にインナーリールと係合して、円筒体の中心部を上下に貫通させて前記複数の円筒体を吊り下げる前記ワイヤーを固縛し、各円筒体の接続部に設けられた筒バネ部材で円筒体間を相互に固定することにより、任意の長さ位置で固定可能に構成されている。
特開2001−163588号公報
しかしながら、上述した伸縮柱の駆動手段のうち、油圧駆動装置による駆動手段にあっては、伸縮柱の内部に作動油供給用の油圧ポンプ及びポンプ駆動モータを設置しさらには油圧配管を伸縮柱の内側に設ける必要があるため、装置が複雑かつ高コストとなる上、伸縮柱の径を大きくしなければならず、広い設置スペースも必要となる。
また、空気圧駆動装置による駆動手段にあっては、伸縮柱の内部に圧縮空気供給用のエアコンプレッサ及びエアコンプレッサ駆動モータを設置し、さらには空気配管を伸縮柱の内側に設ける必要があるため、前記油圧駆動装置の場合と同様に、装置が複雑かつ高コストとなる上、伸縮柱の径を大きくしなければならず、内部に広い設置スペースも必要となる。
さらに、スプリング押上げ装置よる駆動手段にあっては、最上段の支柱を押し上げるためのスプリングを送り出す手段を伸縮柱の内部に同軸上に配置する必要があるため、伸縮柱の伸縮比率を大きくできず、大重量の搭載物用の伸縮柱には適用困難である。
一方、上記特許文献1のような技術にあっては、複数の円筒体の内部に、下方に設置された巻取り装置と最上部の支柱とを連結する円筒体吊り下げ用のワイヤー、各円筒体毎の接続部に設けられる筒バネ部材、及びワイヤーのロック手段であるアウターリング及びインナーリールを設置することから、装置が複雑大型で、かつ高コストとなるとともに、伸縮柱の径を大きくしなければならず、広い設置スペースも必要となる。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、コンパクト化され、かつ低コストの構造であり、設置スペースを小さくできて、大重量の搭載物の搭載が可能な伸縮式柱状体を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、垂直方向に相対移動可能にかつ同心にて立設された複数の筒体を1本または複数本の索体にそれぞれ連結し、該索体を巻取り装置により駆動して前記複数の筒体を相対移動せしめることにより、前記複数の筒体の連結長さを変化させるように構成された伸縮式柱状体であって、前記複数の筒体のうちの最外部の筒体の外側に前記巻取り装置を装着するとともに前記筒体の所定部位に滑車を取付け、前記巻取り装置から繰り出された前記索体を、前記各筒体の間の空間を挿通させながら前記滑車に転接させて前記筒体に連結し、前記筒体を前記索体により垂直方向に相対移動可能に吊り下げ、前記巻取り装置により前記索体を駆動し、前記索体及び前記滑車を介して前記各筒体を垂直方向に相対移動自在に構成している。
本発明において、具体的には次のように構成するのが好ましい。
(1)前記索体を、高強度の繊維製ベルトで構成している。
(2)前記繊維製ベルトからなる索体を、前記巻取り装置で巻き取ることにより、前記各筒体を連動して垂直移動可能に構成している。
(3)前記滑車を前記各筒体の上下端部に取付け、前記索体を上下端部の前記滑車に交互に転接させて前記最外部の筒体よりも外側に露出しないように各筒体の間の空間を取り回し、各筒体に連結している。
(4)前記索体を、上昇用索体及び下降用索体の2本の索体で構成し、前記上昇用索体及び前記下降用索体の駆動側端部を前記巻取り装置にそれぞれ連結するとともに、前記上昇用索体及び前記下降用索体の他端側を前記滑車を介して前記各筒体に連結し、前記巻取り装置にて前記上昇用索体を駆動することにより前記各筒体を連動して上昇せしめ、前記巻取り装置にて前記下降用索体を前記上昇時と逆方向に駆動することにより前記各筒体を連動して下降せしめるように構成している。
本発明では、垂直方向に相対移動可能にかつ同心にて立設された複数の筒体を1本または複数本の索体にそれぞれ連結し、該索体を巻取り装置により駆動して前記複数の筒体を相対移動せしめることにより、前記複数の筒体の連結長さを変化させるように構成された伸縮式柱状体において、筒体の所定部位、好ましくは内側の筒体の上下端部に滑車を取付け、最外部の筒体の外側に設置された巻取り装置から繰り出された前記索体を、各筒体の間の空間を挿通させながら前記滑車に転接させることにより、該筒体を索体により垂直方向に相対移動可能に吊り下げて、前記巻取り装置により索体及び滑車を介して前記各筒体を垂直方向に自在に相対移動可能に構成したので、複数の筒体の間に形成される径方向の隙間を利用して索体を上下方向に取り回わし、内側の筒体の上下端部に配設された滑車に転接させてから各筒体に連結することが可能となり、伸縮式柱状体の高さ方向に索体の取り回わし用のスペースを設ける必要がなく、筒体の高さ寸法のほとんど全てを伸縮式柱状体の高さとすることができる。
これにより、全体の高さを最小限に抑えて、大重量の搭載物であっても搭載可能な伸縮式柱状体を得ることができる。
また、複数の筒体の間に形成される径方向の隙間を利用して索体を上下方向に取り回わして、内側の筒体の上下端部に配設された滑車に転接させてから各筒体に連結し、全段の筒体を同時に昇降可能に構成したので、上記従来技術のように筒体の内側に筒体の駆動装置やワイヤー(索体)を設置する必要がなくなり、その結果、伸縮式柱状体の径を小さくできて、コンパクト化され、かつ従来技術に比べて設置スペースの小さい伸縮式柱状体を得ることができる。
さらに、本発明では、前記索体を、高強度の繊維製ベルトで構成し、この繊維製ベルトからなる索体を、前記巻取り装置で巻き取るようにして前記各筒体を連動して垂直移動可能に構成しているので、柔軟性を有しかつ高強度の繊維製ベルトからなる索体を、筒体の外側に露出させることなく各筒体間の径方向隙間内を容易に取り回すことができるとともに、前記高強度の繊維製ベルトによって各筒体をスムーズに連動して垂直移動せしめることができる。
また、本発明では、各筒体に巻取り装置にそれぞれ連結された上昇用索体及び下降用索体の2系統の索体を連結し、該巻取り装置を互いに逆方向に回転させているので、前記各筒体を連動して強制的に上昇あるいは下降させることができ、大重量の搭載物を搭載する場合であっても、各筒体の伸縮を索体の引っ掛かりや弛みを生ずることなく、円滑に行うことができる。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る伸縮式柱状体の上昇時における軸方向断面図であり、(A)は第2支柱の上昇時を示し、(B)は第3支柱の上昇時を示している。また、図2は上記実施形態における繊維製ベルト及び滑車の連結態様を示す図1の対応図であり、(A)は第2支柱の上昇時を示し、(B)は第3支柱の上昇時を示している。
そして、図3は本発明の実施形態に係る伸縮式柱状体の下降時における軸方向断面図であり、(A)は第2支柱の下降時を示し、(B)は第3支柱の下降時を示している。図4は上記実施形態における繊維製ベルト及び滑車の連結態様を示す図1の対応図であり、(A)は第2支柱の下降時を示し、(B)は第3支柱の下降時を示している。
図1〜図4において、1は最外部筒体を構成する円筒体からなる第1支柱、2は第1支柱1よりも小径の円筒体からなる第2支柱、3は第2支柱2よりも小径の円筒体からなる第3支柱であり、第1支柱1の内部に第2支柱2を嵌合させ、第2支柱2の内部に第3支柱3を嵌合させることにより、テレスコピックパイプ状の伸縮式柱状体が構成されている。
第3支柱3の上端部には、上部開口を覆う蓋体を構成する第3支柱上部リング9が取付けられている。また、第2支柱2の上端部には、上部開口を覆う第2支柱上部リング8が取付けられており、該第2支柱上部リング8の内周部には第3支柱3の外周部が摺動可能に嵌合配置されている。さらに、第1支柱1の上端部には、上部開口を覆う第1支柱上部リング7が取付けられており、該第1支柱上部リング7の内周部には第2支柱3の外周部が摺動可能に嵌合配置されている。
そして、第3支柱3の下端部には、リング状の第3支柱下部リング6が固定されており、該第3支柱下部リング6の外周部は第2支柱2の内周部に摺動可能に嵌合配置されている。また、第2支柱2の下端部にはリング状の第2支柱下部リング5が固定されており、該第2支柱下部リング5の外周部は第1支柱1の内周部に摺動可能に嵌合配置されている。さらに、第1支柱1の下端部には、リング状の第1支柱下部リング4が固定されている。
一方、最外部の筒体である第1支柱1の外側には、ベルト12の巻胴11を備えた巻取り装置10が固定されており、この巻取り装置10には、滑車11aが回転自在に支持されている。
上記ベルト12は、高強度で柔軟性を有する繊維製ベルトで構成されている。この繊維製ベルトは、平織りのベルトであり、小半径で曲げ易いものが用いられている。また、ベルト12の断面形状としては矩形、円形、楕円形等が好適である。
第1支柱上部リング7には、ベルト12を固定するベルト固定金具18が取付けられている。また、第1支柱上部リング7には、2つの滑車14,15が回転可能に支持されている。しかも、これらベルト固定金具18及び第1支柱上部リング7の下部は、滑車14,15に転接したベルト12を下方へ向かって通せるように開放されている。
上記第2支柱下部リング5には、滑車16,17が回転自在に支持されており、第2支柱下部リング5の上部は、滑車16,17に転接したベルト12を上方へ向かって通せるように開放されている。また、第3支柱下部リング6には、滑車19,19aが回転自在に支持されており、第3支柱下部リング6の上部は、滑車19,19aに転接したベルト12を上方へ向かって通せるように開放されている。さらに、第1支柱下部リング4には、滑車31,32及び35,36が回転自在に支持されており、第1支柱下部リング4の上部は、滑車31,32及び35,36に転接したベルト12を上方へ向かって通せるように開放されている。
図1(A)及び図2(A)に示すように、第2支柱2を上昇させるためのベルト12は、一端側を巻取り装置10の巻胴11に巻回し、滑車11aに転接してから第2支柱2の外周と第1支柱1の内周との間の空間を上方に向けて挿通させ、第1支柱上部リング7の滑車14,15に転接し、第2支柱2の外周と第1支柱1の内周との間の空間を下方に向けて挿通させ、第2支柱下部リング5の滑車16及び滑車17に転接し、再び第2支柱2の外周と第1支柱1の内周との間の空間を上方に向けて挿通させてから、第1支柱1側のベルト固定金具18に固定するように構成されている。
したがって、巻取り装置10の巻胴11を図1(A)及び図2(A)のN1の方向(反時計方向)に回転させれば、図2(A)の矢印のようにベルト12が移動し、第2支柱下部リング5を介して第2支柱2が図2(A)の矢印Zで示すように上昇することになる。
図1(B)及び図2(B)に示すように、第3支柱3を上昇させるためのベルト12は、一端側を前記第1支柱下部リング4に固定し(20,20aは固定部)、第3支柱3の外周と第2支柱2の内周との間の空間を上方に向けて挿通させ、第2支柱上部リング8の滑車21,22に転接し、第3支柱3の外周と第2支柱2の内周との間の空間を下方に向けて挿通させ、第3支柱下部リング6の滑車19及び滑車19aに転接し、第3支柱3の外周と第2支柱2の内周との間の空間を上方に向けて挿通させ、第2支柱上部リング8の滑車24及び滑車23に転接し、第3支柱3の外周と第2支柱2の内周との間の空間を下方に向けて挿通させ、第1支柱下部リング4に固定する(20aは固定部)ように構成されている。
したがって、巻取り装置10の巻胴11を図1(A)及び図2(A)のN1の方向に回転させれば、図2(A)のように第2支柱2が上昇し、第2支柱2が上昇したことにより、同時に第3支柱3が図2(B)の矢印Yで示すように上昇することになる。
図3(A)及び図4(A)に示すように、第2支柱2を下降させるためのベルト12は、一端側を巻取り装置10の巻胴11に巻回し、滑車11aに転接してから第2支柱2の外周と第1支柱1の内周との間の空間を上方に向けて挿通させ、第1支柱上部リング7の滑車14,15に転接し、第2支柱2の外周と第1支柱1の内周との間の空間を下方に向けて挿通させ、第1支柱下部リング4の滑車32及び滑車31に転接し、さらに第2支柱下部リング5の滑車16及び滑車16aに転接し、第1支柱下部リング4の滑車35及び滑車36に転接し、再び第2支柱2の外周と第1支柱1の内周との間の空間を上方に向けて挿通させてから、第1支柱上部リング7のベルト固定金具18に固定するように構成されている。
したがって、巻取り装置10の巻胴11を図3(A)及び図4(A)のN2の方向(時計方向)に、第2支柱2の上昇時とは逆方向に回転させれば、図4(A)の矢印のようにベルト12が移動して、第2支柱下部リング5を介して第2支柱2が図4(A)の矢印Xで示すように下降することになる。
図3(B)及び図4(B)に示すように、第3支柱3を下降させるためのベルト12は、一端側を第1支柱上部リング7のベルト固定金具18に固定し、第2支柱2の外周と第1支柱1の内周との間の空間を下方に向けて挿通させ、第2支柱下部リング5の滑車16に転接し、第3支柱下部リング6の滑車19及び滑車19aに転接し、第2支柱下部リング5の滑車16aに転接し、第2支柱2の外周と第1支柱1の内周との間の空間を上方に向けて挿通させ、第1支柱上部リング7のベルト固定金具18に固定するように構成されている。
したがって、巻取り装置10の巻胴11を図3(A)及び図4(A)のN2の方向に、第2支柱2の上昇時とは逆方向に回転させれば、図4(A)のように第2支柱2が下降し、第2支柱2が下降したことにより、同時に第3支柱3が図4(B)の矢印Wで示すように下降することになる。
この実施形態では、上記支柱が第1支柱1、第2支柱2、第3支柱3の3段支柱で構成されているが、該支柱を4段以上にして、上昇用及び下降用の2本のベルト12によって上昇あるいは下降させるように構成することも可能である。この場合、ベルト12の配置数を増やすことにより、全段の支柱を同時に上昇あるいは下降させることが可能となる。
以上、本実施形態の伸縮式柱状体においては、垂直方向に相対移動可能にかつ同心にて立設された複数(本実施形態では3個)の筒状体からなる支柱1,2,3を上昇用及び下降用の2本のベルト12にそれぞれ連結し、該ベルト12を巻取り装置10により駆動して複数の支柱1,2,3を相対移動せしめることにより複数の支柱1,2,3の連結長さを変化させるものであり、複数の支柱1,2,3の所定部位、好ましくは内側に位置する第2支柱2及び第3支柱3の上下端部の複数箇所に滑車を取付け、最外部の筒体である第1支柱1の外側に設置された巻取り装置10から繰り出されたベルト12を、各支柱1,2,3の間の空間を挿通させながら前記滑車に転接させることにより、各支柱1,2,3をベルト12により垂直方向に相対移動可能に吊り下げて、巻取り装置10によりベルト12及び滑車を介して各支柱1,2,3を垂直方向に自在に相対移動可能に構成しているので、複数の各支柱1,2,3の間に形成される径方向の隙間を利用してベルト12を上下方向に取り回わし、内側の筒体である第2支柱2及び第3支柱3の上下端部に配設された滑車に転接させてから第2支柱2及び第3支柱3に連結することが可能となり、伸縮式柱状体の高さ方向にベルト12の取り回わし用のスペースを設ける必要がなくなり、支柱の高さ寸法のほとんど全てを伸縮式柱状体の高さとすることができる。
これにより、全体の高さを最小限に抑えて、大重量の搭載物であっても搭載可能な伸縮式柱状体を得ることができる。
また、上記各支柱1,2,3の間に形成される径方向の隙間を利用してベルト12を上下方向に取り回わして、内側の筒体であるの第2支柱2及び第3支柱3に配設された滑車に転接させてから各支柱1,2,3に連結し、全段の支柱1,2,3を同時に昇降可能に構成しているので、従来技術のように支柱の内側に該支柱の駆動装置やワイヤーを設置する必要がなくなり、その結果、伸縮式柱状体の径を小さくできて、コンパクト化され、かつ従来技術に比べて設置スペースの小さい伸縮式柱状体を得ることができる。
さらに、本実施形態によれば、上記ベルト12を高強度の繊維製ベルトで構成し、この繊維製ベルトからなるベルト12を、巻取り装置10で巻き取るようにして支柱1,2,3を連動して垂直移動可能に構成しているので、柔軟性を有しかつ高強度の繊維製ベルト12を、筒体の外側に露出させることなく支柱1,2,3間の径方向隙間内を容易に取り回すことができるとともに、高強度の繊維製ベルト12によって各筒体をスムーズに連動して垂直移動せしめることができる。
しかも、本実施形態によれば、前記支柱1,2,3に、巻取り装置10にそれぞれ連結された上昇用及び下降用の2系統のベルト12を連結しているので、巻取り装置10を互いに逆方向に回転させることにより、前記支柱1,2,3を連動して強制的に上昇あるいは下降させることができ、大重量の搭載物を搭載する場合であっても、各支柱1,2,3の伸縮をベルト12の引っ掛かりや弛みを生ずることなく、円滑に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の支柱1,2,3の断面形状としては、円形の他に矩形、五角形等の多角形の断面、または異形断面でも良く、互いに入れ込むことができれば種々の断面形状の支柱を用いることが可能である。
本発明の実施形態に係る伸縮式柱体の上昇時における軸方向断面図であり、(A)は第2支柱の上昇時を示し、(B)は第3支柱の上昇時を示している。 上記実施形態における繊維製ベルト及び滑車の連結態様を示す図1の対応図であり、(A)は第2支柱の上昇時を示し、(B)は第3支柱の上昇時を示している。 本発明の実施形態に係る伸縮式柱体の下降時における軸方向断面図であり、(A)は第2支柱の下降時を示し、(B)は第3支柱の下降時を示している。 上記実施形態における繊維製ベルト及び滑車の連結態様を示す図1の対応図であり、(A)は第2支柱の下降時を示し、(B)は第3支柱の下降時を示している。
符号の説明
1 第1支柱(筒体)
2 第2支柱(筒体)
3 第3支柱(筒体)
4 第1支柱下部リング
5 第2支柱下部リング
6 第3支柱下部リング
7 第1支柱上部リング
8 第2支柱上部リング
9 第3支柱上部リング
10 巻取り装置
11 巻胴
12 ベルト(索体)
11a,14,15,16,16a,17,19,19a,21,22,23,24,31,32,35,36 滑車
18 ベルト固定金具

Claims (5)

  1. 垂直方向に相対移動可能にかつ同心にて立設された複数の筒体を1本または複数本の索体にそれぞれ連結し、該索体を巻取り装置により駆動して前記複数の筒体を相対移動せしめることにより、前記複数の筒体の連結長さを変化させるように構成された伸縮式柱状体であって、前記複数の筒体のうちの最外部の筒体の外側に前記巻取り装置を装着するとともに前記筒体の所定部位に滑車を取付け、前記巻取り装置から繰り出された前記索体を、前記各筒体の間の空間を挿通させながら前記滑車に転接させて前記筒体に連結し、前記筒体を前記索体により垂直方向に相対移動可能に吊り下げ、前記巻取り装置により前記索体を駆動し、前記索体及び前記滑車を介して前記各筒体を垂直方向に相対移動自在に構成したことを特徴とする伸縮式柱状体。
  2. 前記索体を、高強度の繊維製ベルトで構成したことを特徴とする請求項1に記載の伸縮式柱状体。
  3. 前記繊維製ベルトからなる索体を、前記巻取り装置で巻き取ることにより、前記各筒体を連動して垂直移動可能に構成したことを特徴とする請求項2に記載の伸縮式柱状体。
  4. 前記滑車を前記各筒体の上下端部に取付け、前記索体を上下端部の前記滑車に交互に転接させて前記最外部の筒体よりも外側に露出しないように各筒体の間の空間を取り回し、各筒体に連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の伸縮式柱状体。
  5. 前記索体を上昇用索体及び下降用索体の2本の索体で構成し、前記上昇用索体及び前記下降用索体の駆動側端部を前記巻取り装置にそれぞれ連結するとともに、前記上昇用索体及び前記下降用索体の他端側を前記滑車を介して前記各筒体に連結し、前記巻取り装置にて前記上昇用索体を駆動することにより前記各筒体を連動して上昇せしめ、前記巻取り装置にて前記下降用索体を前記上昇時と逆方向に駆動することにより前記各筒体を連動して下降せしめるように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の伸縮式柱状体。
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