JP4493801B2 - シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー - Google Patents

シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は感熱ラベルを被貼着体に貼着するラベラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の感熱ラベルを容器等に貼着するラベラーは、ラベルを所定寸法にカットした後糊面を吸着ドラムの吸着孔に吸引させて保持し、外側となった糊面の反対面に必要事項を印字し、ついで印字の検査をし、印字不良のラベルを除去してから貼着ドラムの吸着孔に印字した面を吸着して糊面と印字面を反転して保持し、外側となった糊面を活性化して容器等に貼着していた。
すなわち、貼着ドラムは糊面を活性化するため糊面を外側にして吸着保持する必要がある。
このため貼着ドラム上では印字ができないので印字するための吸着ドラムが必要であった。
また、ラベルは使用目的により種々の寸法のものがある。ラベラーの貼着ドラムでラベルを吸着する場合、吸引孔がラベルで覆われる必要がある。吸引孔は数個の孔を配置した孔群から形成されているが、ラベルで覆われない吸引孔があると減圧しないのでラベルの吸着ができない。
そのため、ラベルの寸法に合わせた吸引孔群を設けた貼着ドラムを複数個用意し、ラベルの大きさが変われば、ラベラーの貼着ドラムを交換しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の吸着ドラムを使用するラベラーは吸着ドラムを必須とするので、装置が大型となり装置面積が大きくなるばかりでなく、ラベルの貼着速度が遅くなり、吸着ドラムと貼着ドラムの同期調整を正確にしなければならないため付属の制御装置を必要とし、操作も複雑となるので改善が求められている。
本発明は吸着ドラムを使用しないで貼着ドラムだけのシングルドラムラベラーを提供して従来のこの問題を解決した。
さらにラベルの寸法が変わるたび貼着ドラムを交換するのは手数がかかり、ラベル貼着効率が低下するだけでなく、複数のドラムを用意しなければならず、非常に不便であった。
本発明は1個のドラムでどのような大きさのラベルにも適用できるラベル吸引ドラムを提供し、これ等の問題を全て解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、「1. a.ラベル用シートの糊面の反対側の面に必要事項を印字する印字噐と、印字噐より前方に設けた送りロールと、b.該ロールの次に設けた少なくとも切断したラベル片の先端が貼着ドラムの吸引孔に接触する位置に配置したラベル用シートのカッターと、c.周面にラベル吸引孔を分布して形成したラベル吸着部を配設し、一端が天面と該天面の反対面の少なくともいずれか一方に開口する通気路開口とされて他端が減圧装置に連結する通気路を設置し、該通気路と吸引孔を連結した貼着ドラムと、前記ドラムの通気路開口から着脱自在に挿入して不要の吸引孔を閉塞する閉塞杆とからなるラベル吸引貼着ドラムと、d.該貼着ドラムの周縁にドラム面に対向して配設した感熱糊活性化装置と、e.該活性化装置の次に設けた送り込まれた被貼着体を貼着ドラムに押圧してドラムの回転によりラベルを貼着する押圧装置からなり、前記閉塞杆は、一端を封止して他端を開口し、胴壁部の複数箇所にラベル吸引孔に連通する通気孔が配設された中空状とされ、前記通気路開口から挿入して回転させることにより前記通気孔を介して所望のラベル吸引孔を排気路に連通させるように構成されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
2. ラベル用シートのカッターが、貼着ドラムの進行方向からみて後部の吸引孔近傍に配設した当て板と、該当て板に当たる切断刃とからなるカッターである、1項に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
3. ドラムに位置されたラベル吸引孔がドラム周面に分布し大きいラベルに対応したラベル吸着部を形成している貼着ドラムである、1項または2項に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
4. 閉塞杆がドラムの天面から最下層の吸引孔に達する長さの閉塞杆である、1項から3項のいずれか1項に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
5. 閉塞杆が通気路開口に挿入されない頭部を有する閉塞杆である、1項から4項のいずれか1項に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
6. 閉塞杆に通気路に挿入する長さを調節する調節部を配置した、1項から5項のいずれか1項に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
7. 貼着ドラムの吸引孔に接続する吸引装置が押圧装置により被貼着体を貼着ドラムに案内して押圧する段階では吸引を停止する吸引装置である、1項から6項のいずれか1項に記載された、シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
8. 感熱糊活性化装置が遠赤外線放射加熱装置であり、非接触で遠赤外線の輻射熱により感熱ラベルの糊面を活性化する加熱装置である、1項から7項のいずれか1項に記載された、シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
9. 感熱糊活性化装置が近赤外線放射加熱装置であり、非接触で近赤外線の輻射熱により感熱ラベルの糊面を活性化する加熱装置である、1項から8項のいずれか1項に記載された、シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
10. 押圧装置が送り込まれた被貼着体を貼着ドラムに案内して押圧する貼着ドラムの周縁にそった円弧状の押圧ガイドである、1項から9項のいずれか1項に記載された、シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。」に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は吸着ドラムを使用しない。貼着ドラムは糊を活性化するため糊面の反対面を吸着しなければならないので吸着ドラムを除くとラベルの糊面の反対側面に必要事項を印字することができない。
本発明は貼着ドラムに到着する前に一平面上に配列した印字器とカッターで糊面の反対側面に必要事項を印字し、送りロールにより貼着ドラム側に送り込まれ、貼着ドラムに近い位置または貼着ドラム上で個々のラベル片にカッターで裁断するので、吸着ドラムは不要となった。カッターの位置は裁断されたラベルの送り方向からみて少なくともラベル片の前方の端部が貼着ドラムの吸着孔に接する位置でなければならない。この位置でないと裁断したラベル片が貼着ドラムに吸着されないからである。
【0006】
貼着ドラムに近い位置に設けたカッターは切断刃と、ラベルシートを挾んで、回転刃と当たるロールとからなるカッター等が用いられる。貼着ドラム上に設置したカッターとしては貼着ドラムの後部の吸引孔近傍に設けた当て板と、切断刃からなるカッター等が用いられる。
こうして必要事項を印字し、個々に裁断されたラベル片は糊面と反対側の面を貼着ドラムの吸着孔に吸引されて保持される。
ラベラーのラベル貼着ドラムは円周状の側面にラベルを吸着する吸引孔が配置されている。吸引孔は吸引するラベルの大きさに適合した面積に分布して設けられ、各吸引孔はドラムの軸線方向に伸びる通気路に結合しており、該通気路は減圧装置に結合している。最も普通の減圧装置は真空ポンプである。
貼着ドラムに供給されたラベルは吸引孔を覆って吸着され、ドラムの回転により加熱活性化ゾーンを通過し、被貼着物に圧着されて貼着される。
【0007】
本発明における貼着ドラムは、貼着ドラムに一端が天面と該天面の反対面の少なくともいずれか一方に開口する通気路開口とされて、他端が減圧装置に連結する通気路を設置し、この通気路と吸引孔を連結し、この通気路開口から通気路に閉塞杆を挿入して通気路に連結する吸引孔のうちのラベルを吸引しない不要の吸引孔を閉塞して吸引孔をラベルに適合した分布に調節するものである。このように不要の吸引孔を閉塞することにより最大の面積のラベルに合わせた吸引面積に分布した吸引孔を配設した貼着ドラム1個でどのような大きさのラベルの貼着も行なうことができる。本発明において、不要の吸引孔の閉塞は貼着ドラムをラベラーに配置した状態で行なうことができるのでドラムを取り外す必要がない。閉塞杆は挿入と引き抜きの便利のため天面の通気路開口から外部に突出する頭部を設けることが好ましく、長さは最下層の吸引孔に達することが好ましい。閉塞杆は、ドラムの天面と各吸引孔の距離に合わせた長さの杆を吸引孔の数用意してもよく、また最下層の吸引孔に達する長さの杆に挿入長さ調節部を設けて1種類の閉塞杆で間に合わせてもよい。調節部としては吸引孔とドラム天面との距離に合わせて調節孔を設け、この孔に停止ピンを挿入することにより挿入長さを調節して1本の杆で各吸引孔の閉塞を行なうようにしてもよく、通気路と閉塞杆を螺合させ、挿入距離を調節してもよい。説明の都合上閉塞杆を挿入する通気路開口を貼着ドラムの天面に設けると記載したが、通気路開口は貼着ドラムの天面の反対面に設け、この面から閉塞杆を挿入してもよく、両面に設け両面から閉塞杆を挿入してもよい。閉塞杆は通気路開口から通気路に挿入されるが、貼着ドラムの作動時には閉塞杆を抜き出す力が作用しないので杆の径を通気路開口と通気路の径より少し小径とし、接触摩擦を大きくすることにより落し込みだけで係止することができる。勿論、通気路開口とネジ止めなどの固定手段を用いてもよい。このように通気路開口をドラム天面に設けることから、閉塞杆を挿入すると閉塞杆の頭部は吸引孔の配置されたドラム周面に突出しないのでラベル吸着面に全く影響を与えない利点がある。吸引孔を貼着ドラムの周面で閉塞杆を挿入して閉塞するとドラムの周面が凹凸状となり容器とラベルの圧着に悪影響を与えるだけでなく、ドラムの回転により遠心力が作用し閉塞杆が吸引孔から脱げ出す危険があるので固着が必要となり好ましくない。
【0008】
本発明における貼着ドラムの周縁にドラム面に対向して配設した感熱糊活性化装置は、感熱糊を加熱して活性化するもので熱風加熱、ハロゲンランプによる加熱等適宜な手段が利用される。例えば近赤外線が加熱装置でもよい。
しかしながら、熱風による加熱では騒音、発生した多量の熱風の排気、加熱効率の低いこと等多くの問題があり、一方ハロゲンランプの加熱ではハロゲンランプの発生する近赤外線の波長領域における紙の熱吸収率が1〜40%であって極めて低いため高速ラベラーには不適である問題があった。ラベルの基材は紙であるので熱吸収率が低いと感熱糊の活性化に長時間を必要とする問題がある。
【0009】
最も好ましい感熱糊活性化装置は、遠赤外線放射加熱装置である。
貼付ドラム外周と対向して設けられた加熱装置はドラム外周の全周長の少なくとも1/3にわたって包囲して設けられることが糊の活性化とラベル貼付の速度から好ましい。
遠赤外線放射加熱装置としては発熱体からの熱線をセラミック層により遠赤外線に波長を変換して放射する市販のセラミック遠赤外線加熱装置が使用される。具体的には金属薄帯体を発熱体とし、その表面にセラミックス層を設け通電して遠赤外線を放射させるのである。
貼付ドラムに遠赤外線放射加熱装置を配置することもできる。この場合は貼付ドラムの外周面にセラミック層を設け、ドラムの内部に誘導加熱コイルを配置し、通電してドラムを加熱することによりセラミック層から遠赤外線が放射され、感熱ラベルの糊を活性化する。
勿論両加熱装置を併設しても良い。
【0010】
遠赤外線を放射するセラミックとしては、例えば日本ガイシ株式会社製の遠赤外線加熱システム等が使用される。
遠赤外線放射加熱装置からは波長が2.5μm〜25μmの遠赤外線が放射され、この波長による紙の熱吸収率が約80%であってラベルのように紙を基材とする物体の加熱には非常に好適で感熱糊を短時間で活性化できるからである。近赤外線による紙の熱吸収率が約1〜40%であるのに比べて非常に優れている。
糊が活性化されたラベルは貼着ドラムの回転により、被貼着物が送り込まれる位置に進行する。被貼着物は押圧装置により貼着ドラムに押圧され回転しながらラベルを貼着する。押圧装置としては公知の装置が使用されるが簡単なものは貼着ドラム面に沿った弧状の押圧ガイドや押圧ロールが好ましい。
【0011】
本発明は、印字の不良を検知することを必須の要件としていない。勿論このような検出手段を配置することもできるが、印字装置の誤動作は非常に少ないことと、医薬容器のように印字不良が絶対に許されない分野の他、多少の印字不明が許容される分野や、箱詰めの際、人が見て不良を除去する分野もあるので両利用分野を包含するため印字不良検出を必須としないのである。
また加熱効果は劣るが近赤外線加熱を除去するものではない。
【0012】
【実施例】
本発明を実施例によって具体的に説明する。
図1は本発明のシングルドラム型ラベラーを具体的に示す実施例である。
1は糊面を内側にしてロール状に巻かれた感熱ラベルシートである。ラベルシートには一定寸法で切断するための読み取りマークが印刷されている。7は印字器であって、ラベルシートの表面に必要な事項を印字する。ラベルシートは送りロール3によって貼着ドラムに送られる。
2はラベルシートに印刷されている切断マークの読取器であって、該マークを読み取り次のカッター4に信号を出力しラベルシートを切断する。カッターは図1ではわかり易いように貼着ドラム5から離れた位置に示されているが、実際には切断したラベルが貼着ドラムの吸引孔6に吸引される位置に設けられている。カッター4は回転刃と、これにこれに当たるロールで形成されている。
5は貼着ドラムであって、周縁にラベルを吸引する吸引孔6がラベルにより覆われる広さに分布して配置されている。
22は貼着ドラム内に配設され、吸引孔に連結した排気路であって、減圧ポンプに接続しており、押圧装置11でラベルが容器10に押圧され貼着する段階では吸引が停止しラベルの貼着が容易となるように制御されている。
8は貼着ドラムの表面に対向して配設された糊活性化装置であって、この実施例では日本ガイシ株式会社製の遠赤外線放射セラミックを使用し、図示されていないが、誘導加熱コイルでセラミックを加熱して遠赤外線を放射する活性化装置が用いられている。
9は被貼着物10を貼着ドラムに搬送するコンベアである。11は被貼着物を貼着ドラムに押圧してラベルを貼着する押圧装置であり、この実施例では押圧ガイドが用いられているが押圧ロール等を用いることもできる。
10の被貼着物は押圧装置により貼着ドラムに押圧されつつ貼着ドラムの回転によって回転しラベルを巻き付けて貼着される。
【0013】
図2は当て板13と切断刃14からなるカッターを貼着ドラム上に設けた実施例でありその他は図1と同じである。この実施例では貼着ドラムの進行方向からみて後部のラベル吸引孔6の近傍に当て板13が配設されている。送り込まれたシートが吸引孔により貼着された後切断刃14が当て板13に当ってラベル用シートの後端が切断される。この実施例は切断されたラベルが必ず貼着ドラムに吸着される利点がある。
【0014】
図3は従来のラベラーであって、15が吸着ドラムであり、該ドラムの吸着孔16に所定寸法にカットしたラベル17を糊面を吸着して保持し、この吸着ドラム上で糊のない面に図示していない印字器で印字し、印字検査を行ない印字不良ラベルを除去し、貼着ドラム5に印字面を吸着させて送り込んでいる。このようにドラム2個を必要としている。
図4は従来の貼着ドラムであって、貼着ドラム5の円周状の側面に吸引孔6がラベルの大きさに合わせて分布し吸着部を形成している。
図5は図4のドラムの断面図であって、6はラベル吸引孔であり、ドラムの円周状側面に開口し、通気路12に連結している。通気路はドラムの減圧装置(図示せず)に連結しており、ラベル吸引孔によりラベル17が吸着されている。
図6は、より小さいラベルを吸引して吸着する貼着ドラムであって、吸引孔6の分布は図4の貼着ドラムより狭い面積となっている。
図7は図6の断面図であって、狭い分布の吸引孔6は小さいラベル17を吸着している。
このように従来のラベラーはラベルの大きさに合った分布の吸引孔を配設した複数の貼着ドラムを用意し、ラベルが変わればその都度貼着ドラムを交換していたのである。
【0015】
図8は本発明の実施例であって、その断面図9からも明らかなようにラベル吸引孔6は通気路12に連結している。通気路の一端はドラムの天面に開口し、他端は減圧装置(図示せず)に連結している。
図8の21は大きなラベルに対応する広い分布範囲に配置された吸引孔により形成される広い吸着部である。20はこの実施例で吸着する小さいラベルに適合する狭い分布範囲に吸引孔を配置した狭い吸着部である。
本実施例では左端の4個の吸引孔を天面の通気路開口から、天面と左端最下端の吸引孔下部までの距離と等しい長さの閉塞杆18を挿入し、この例の吸引孔を閉塞する。次に左から2番目の列の吸引孔のうち上から2個の吸引孔を天面と上から2番目の吸引孔下部までの距離と等しい長さの閉塞杆18を挿入し、最上部と2番目の吸引孔を閉塞する。左から3番目と右端の列の吸引孔も同様にして閉塞する。閉塞した状態を図9で説明する。閉塞杆が天面の通気路開口から上から2番目の吸引孔まで挿入されこの個の吸引孔を閉塞し、小さいラベル4が残された2個の吸引孔まで吸着されている。
このようにして図8の貼着ドラムの吸引孔を必要に応じて閉塞することにより1個の貼着ドラムで多種ラベルの貼着を行なうことができる。
【0016】
図10は他の実施例であって、閉塞杆18の一端は封止されており他端は開口した中空状の杆である。23は杆の中空部であって開口部によりドラムの排気路に連通している。杆の胴部にはラベル吸引孔の数に応じた複数の通気孔24が配置されている。またこの通気孔は軸方向の一直線状でなく、杆の周面に分布するとラベル大きさに対応する範囲が広くなり好ましい。この杆を図11に示すように貼着ドラム5の通気開口から通気路12に挿入し、ラベル吸引孔6を閉塞し、ついで杆を回転させて必要なラベル吸引孔6に閉塞杆の通気孔24を合致させてラベル吸引孔6を排気路に連通し、ラベルをこの吸引孔に連なるラベル吸着孔16で吸着する。
この実施例の閉塞杆を用いると1本の杆で大きさの異なるラベルに対応して不要のラベル吸引孔を封止することができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明はラベルシート、印字器、切断マーク読取器、カッターを一平面上に配置し、貼着ドラムに不良ラベル排出装置と糊活性化装置を順次配置したことにより、従来不可欠とされていた貼着ドラムの前に配置する吸着ドラムを使用することなく、感熱ラベルを被貼着物に貼着することができ、装置を大巾に小型化し、使用エネルギーを低下させ、貼着速度を大きくするとともに、ラベル吸引孔を閉塞杆で調整するので1個の貼着ドラムで全てのラベルに適合できる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベラーの実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の他のラベラーの実施例を示す説明図である。
【図3】従来のラベラーの説明図である。
【図4】従来の大きいラベルに用いる貼着ドラムの説明図である。
【図5】図4の貼着ドラムの断面図である。
【図6】従来の小さいラベルに用いる貼着ドラムの説明図である。
【図7】図4の貼着ドラムの断面図である。
【図8】本発明で用いる貼着ドラムの説明図である。
【図9】図8の貼着ドラムの断面図である。
【図10】本発明で使用する他の閉塞杆の説明図である。
【図11】図10の閉塞杆を用いたラベル吸着ドラムの説明図である。
【符号の説明】
1 ロール状に巻かれた感熱ラベルシート
2 切断マーク読取器
3 送りロール
4 カッター
5 貼着ドラム
6 ラベル吸引孔
7 印字器
8 感熱糊活性化装置
9 コンベア
10 被貼着物
11 押圧装置
12 通気路
13 当て板
14 切断刃
15 吸着ドラム
16 吸着ドラムの吸着孔
17 ラベル
18 閉塞杆
19 閉塞杆の頭部
20 小さいラベル吸着部
21 大きいラベル吸着部
22 排気路
23 閉塞杆の中空部
24 閉塞杆壁の通気孔

Claims (10)

  1. a.ラベル用シートの糊面の反対側の面に必要事項を印字する印字噐と、印字噐より前方に設けた送りロールと、b.該ロールの次に設けた少なくとも切断したラベル片の先端が貼着ドラムの吸引孔に接触する位置に配置したラベル用シートのカッターと、c.周面にラベル吸引孔を分布して形成したラベル吸着部を配設し、一端が天面と該天面の反対面の少なくともいずれか一方に開口する通気路開口とされて他端が減圧装置に連結する通気路を設置し、該通気路と吸引孔を連結した貼着ドラムと、前記ドラムの通気路開口から着脱自在に挿入して不要の吸引孔を閉塞する閉塞杆とからなるラベル吸引貼着ドラムと、d.該貼着ドラムの周縁にドラム面に対向して配設した感熱糊活性化装置と、e.該活性化装置の次に設けた送り込まれた被貼着体を貼着ドラムに押圧してドラムの回転によりラベルを貼着する押圧装置からなり、
    前記閉塞杆は、
    一端を封止して他端を開口し、胴壁部の複数箇所にラベル吸引孔に連通する通気孔が配設された中空状とされ、前記通気路開口から挿入して回転させることにより前記通気孔を介して所望のラベル吸引孔を排気路に連通させるように構成されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  2. ラベル用シートのカッターが、貼着ドラムの進行方向からみて後部の吸引孔近傍に配設した当て板と、該当て板に当たる切断刃とからなるカッターである、請求項1に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  3. ドラムに位置されたラベル吸引孔がドラム周面に分布し大きいラベルに対応したラベル吸着部を形成している貼着ドラムである、請求項1または2に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  4. 閉塞杆がドラムの天面から最下層の吸引孔に達する長さの閉塞杆である、請求項1から3のいずれか1項に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  5. 閉塞杆が通気路開口に挿入されない頭部を有する閉塞杆である、請求項1から4のいずれか1項に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  6. 閉塞杆に通気路に挿入する長さを調節する調節部を配置した、請求項1から5のいずれか1項に記載されたシングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  7. 貼着ドラムの吸引孔に接続する吸引装置が押圧装置により被貼着体を貼着ドラムに案内して押圧する段階では吸引を停止する吸引装置である、請求項1から6のいずれか1項に記載された、シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  8. 感熱糊活性化装置が遠赤外線放射加熱装置であり、非接触で遠赤外線の輻射熱により感熱ラベルの糊面を活性化する加熱装置である、請求項1から7のいずれか1項に記載された、シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  9. 感熱糊活性化装置が近赤外線放射加熱装置であり、非接触で近赤外線の輻射熱により感熱ラベルの糊面を活性化する加熱装置である、請求項1から8のいずれか1項に記載された、シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
  10. 押圧装置が送り込まれた被貼着体を貼着ドラムに案内して押圧する貼着ドラムの周縁にそった円弧状の押圧ガイドである、請求項1から9のいずれか1項に記載された、シングルドラム型感熱糊活性化ラベラー。
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