JP4492427B2 - ブレーキブースタの取付構造 - Google Patents
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Description
一方、ダッシュパネル51に形成される取付穴51aを大きく形成すると、ダッシュパネル51の剛性が低下し、荷重に対する変形量の増加や防振性の低下などが問題となる。
また、シールドするためのシールドパッキン長さが長くなり、水や騒音に対するシールド性の悪化を招くことになる。
さらに、ブレーキブースタ52の組付けるためのボルト通し穴70の間隔が大きくなるため、ブレーキブースタ52の組付け剛性の低下も招くことになる。
一方、ダッシュパネル51の剛性やシールド性を補うために、この取付穴51aを塞ぐための別のプレートをブレーキブースタ52に組付けるタイプもあるが、部品点数の増加を招き、コスト増となる不具合がある。
必要なブースタ径を確保することで、ブレーキ性能を確保することができる。
ブースタの取付穴を小さくできるので、ダッシュパネルの剛性を確保できるとともに水や騒音に対するシールド性を確保することができる。
ボルト通し穴の間隔を小さくできるので、ブースタの取付を確保することができる。
ストラットマウントの大径化とブースタ径の確保を両立できるので、居住性の確保や走行性能の向上およびブレーキ性能の確保を高いレベルで確保できる。
また、ブレーキブースタの取付ボルトがダッシュパネルに当たる不具合を防止することができる。
図1は、右ハンドル車のブレーキブースタの取付構造を室内側から見た斜視図、図2は、ブレーキブースタの取付構造をエンジンルーム側から見た斜視図、図3は、ブレーキブースタの取付部分をエンジンルーム側から見た斜視図、図4は、ブレーキブースタの取付手順をエンジンルーム側から見た斜視図、図5はブレーキブースタの側面図、図6はブレーキブースタの室内側から見た斜視図、図7はブレーキブースタの取付穴を示す概念図である。
ブレーキブースタ本体11はストラットマウント部4aと干渉する位置を通過しているので、取付穴8に対して略正面位置に近い角度から円筒部11cを挿入することができる。そして、この場合、組付け方向に向かってブレーキブースタ5の右側の取付ボルト9が先に右側のボルト通し穴10を通過し、ブレーキブースタ5の左側の取付ボルト9が後から左側のボルト通し穴10を通過する。そして、取付ボルト9に図示しないナットを螺合してブレーキブースタ5がダッシュパネル2の取付部6に固定される。こうして、ブレーキブースタ5のブーツ部11aの先端に設けられたクレビス11bをブレーキペダルに連結してブレーキブースタ5が組み付けられる。
これは、ブーツ部11aを取付穴8に通過させた後はブレーキブースタ本体11はストラットマウント部4aと干渉する位置を通過しており、取付穴8に対して略正面位置に近い角度から円筒部11cを挿入することができるので、取付穴8のストラットマウント部4aと反対側の取付穴8の径は円筒部11cの径R1より小さいブーツ部11aの径R3で十分通過することができるからである。
これにより取付穴8の大きさは図7より小さくすることができる。
一方、ボルト通し穴10は、締付剛性を確保するために取付穴8からの距離を一定に保っているが、R3で形成した側はR1で形成した側よりも内側に移動でき、図7に比較して特に車幅方向距離L1を小さくできる。このため4点のボルト通し穴10の間隔を小さくできるのでブースタの取付剛性を確保することができる。
図9は上記ブースタの取付剛性を更に確保する方法を示している。
すなわち、取付穴8の径をストラットマウント部4aと反対側ではブーツ部11aの径R3より小さいR4に形成してある。
これは、ブーツ部11aを傾けて取付穴8に挿入する場合、傾けたことによりブーツ部11aの投影断面積は楕円形となり、ブーツ部11aが取付穴8を通過する際の有効径
はR3より小さいR4となるからである。
これにより取付穴8の大きさは図7より小さくすることができる。
また、R4で形成した場合はR3で形成した側よりも更に内側に移動でき、図8に比較して特に車幅方向距離L1を小さくできる。このため4点のボルト通し穴10の間隔を小さくできるのでブースタの取付剛性を確保することができる。
上記のようにブーツ部11aを傾けながら取付穴8に通過させる場合、ダッシュパネルに近い側の取付ボルト9がダッシュパネルと接触する場合があるが、ボルト通し穴10aを車幅方向に長穴に形成することで上記の接触を回避することができ、取付ボルト9を容易にボルト通し穴10aに挿通させることができる。
また、ブーツ部11aの先に取付穴8を通過する側では、ブーツ部11aの径R3よりも小径となるので、取付穴8の片方の径R1を、ブーツ部11aの径R3と同一か、あるいはそれ以下に形成することができ、取付穴8を長穴よりも小さくすることができることから、ダッシュパネル2の剛性をより保つことができる。さらに、ブレーキブースタ5の先に通す取付ボルト9のボルト通し穴10aを車幅方向に長穴に形成することで、取付ボルト9を容易にボルト通し穴10aに挿通させることができる。
2 ダッシュパネル
3 ダッシュサイドパネル
4 フェンダーエプロン
4a ストラットマウント部
5 ブレーキブースタ
6 取付部
7 取付面
8 取付穴
9 取付ボルト
10 ボルト通し穴
11 ブレーキブースタ本体
11a ブーツ部
11b クレビス
11c 円筒部
11d 取付座面
C 室内
E エンジンルーム
Claims (1)
- エンジンルーム内に設けられたサスペンションマウント部とダッシュパネルとの間隙に少なくともブレーキブースタの一部を挿入して配置され、ブレーキブースタの操作部をダッシュパネルに形成された取付穴を通して室内側のブレーキペダルに連結し、上記ダッシュパネルに形成された取付穴を車幅方向に幅広の長穴に形成し、上記ブレーキブースタの取付ボルトの通し穴を上記長穴の周囲に形成したブレーキブースタの取付構造において、
上記取付ボルトの通し穴を上記取付穴からの距離を一定に保って形成し、
上記ブレーキブースタの室内側に挿入する挿入部分の最も大きい径の部分と少なくとも同一径以上に上記長穴の一側を形成し、
上記ブレーキブースタのブーツ部分の径よりも小径に、上記ブレーキブースタを傾ける側の上記長穴の他側を形成し、
これら通し穴のうち先に挿入する取付ボルトに近い方の通し穴を車幅方向に長い長穴に形成したことを特徴とするブレーキブースタの取付構造。
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