JP4491862B2 - 反応染料組成物及びそれを用いる染色又は捺染方法 - Google Patents

反応染料組成物及びそれを用いる染色又は捺染方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4491862B2
JP4491862B2 JP25771699A JP25771699A JP4491862B2 JP 4491862 B2 JP4491862 B2 JP 4491862B2 JP 25771699 A JP25771699 A JP 25771699A JP 25771699 A JP25771699 A JP 25771699A JP 4491862 B2 JP4491862 B2 JP 4491862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optionally substituted
parts
formula
reactive dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25771699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000169746A (ja
Inventor
淳二 白岩
聡之 荒木
伸晃 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP25771699A priority Critical patent/JP4491862B2/ja
Publication of JP2000169746A publication Critical patent/JP2000169746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4491862B2 publication Critical patent/JP4491862B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coloring (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルカリ剤を含む水溶液に対して優れた溶解性を有する反応染料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
セルロース繊維、ポリアミド繊維などの繊維材料の染色および捺染には反応染料が多用されている。また、それらの繊維材料を染色および捺染する方法としては、吸尽染色法、パジング巻上げ法、パジング乾燥法、パジングスチーミング法などのパジング法、一相捺染法などの捺染法など種々の方法が知られている。このような方法によって斑のない均一な染色および捺染を達成するためには、染料溶液、パジング液および捺染糊の調製にあたって、反応染料がアルカリ剤を含む水溶液に対して十分な溶解性を有する必要がある。
【0003】
例えば、パジング巻上げ法におけるパジング液の調製にあたっては、珪酸ソーダ、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、第3燐酸ナトリウムなどのアルカリ剤を含む水溶液1000重量部に対して、反応染料が一般的には100重量部程度溶解することが好ましい。また、吸尽染色用の染料溶液の調製にあたっては、反応染料が芒硝や食塩などの無機塩および上述のアルカリ剤を多量に含む水溶液に対して十分な溶解性を有していることが望ましい。
【0004】
このように、繊維材料を反応染料を用いて染色又は捺染するとき、斑のない均一且つ高濃度の染色物または捺染物を得るため、アルカリ剤を含む水溶液に対して優れた溶解性を有する反応染料の開発が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、反応染料と特定のアニリン誘導体又はその塩とを含有してなる反応染料組成物を用いると、上記課題を解決できることを見いだして、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、少なくとも1種の反応染料と、下記一般式(I)
【0007】
【化17】
Figure 0004491862
(I)
【0008】
〔式中、Rは水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、置換されていてもよい低級アルキルカルボニル基、置換されていてもよいC2-4アルケニルカルボニル基、置換されていてもよいフェニル基又は置換されていてもよいベンゾイル基を表し、R1は、水素原子、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級アルコキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、カルボキシ又はスルホを表わし、Z1は、ヒドロキシ、β−ヒドロキシエチル、−CH=CH2または−CH2CH21’(ここで、Z1’は、アルカリの作用で脱離する基を表す。)で示される基を表す。〕
で示されるアニリン誘導体又はその塩の少なくとも一種を含有してなる反応染料組成物、並びに、該組成物を用いることを特徴とするセルロース系繊維材料の染色又は捺染方法を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の組成物において用いられるアニリン誘導体(I)中、Rで示される置換されていてもよい低級アルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルおよびsec−ブチル等の直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。また、該低級アルキルの置換基としては、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、カルバモイル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、スルホ及びスルファモイル等を挙げることができる。
これらの置換された低級アルキル基として、具体的には、例えば、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、シアノメチル、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、メトキシエチル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル、クロロメチル、ブロモメチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロピル、4−クロロブチル、4−ブロモブチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、1,2−ジカルボキシエチル、カルバモイルエチル、2−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピル、4−カルバモイルブチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、2−メトキシカルボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチル、3−メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−メトキシカルボニルブチル、4−エトキシカルボニルブチル、メチルカルボニルオキシメチル、エチルカルボニルオキシメチル、2−メチルカルボニルオキシエチル、2−エチルカルボニルオキシエチル、3−エチルカルボニルオキシプロピル、4−メチルカルボニルオキシブチル、4−エチルカルボニルオキシブチル、スルホメチル、2−スルホエチル、3−スルホプロピル、4−スルホブチル、スルファモイルメチル、2−スルファモイルエチル、3−スルファモイルプロピル及び4−スルファモイルブチル等が挙げられる。
【0010】
同じく、Rで示される置換されていてもよい低級アルキルカルボニル基または置換されていてもよいC2〜C4アルケニルカルボニル基としては、例えば、ハロゲノまたはカルボキシで置換されていてもよい直鎖もしくは分枝状のアルキルカルボニル基またはアルケニルカルボニル基が挙げられる。該低級アルキルカルボニル基又はC2〜C4アルケニルカルボニル基としては、好ましくは、例えば、−COCH3、−COC25、−COCH2CH2CH3、−COCH2CH2Cl、−COCH2CH2COOHおよび−COCH=CHCOOH等が挙げられる。
【0011】
又、Rで示される置換されていてもよいフェニル基としては、例えば、下記式(II)
【0012】
【化18】
Figure 0004491862
(II)
〔式中、AおよびBは、互いに独立に、水素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ハロゲノ、ニトロ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基またはスルホ基を表わす。〕
で示されるものが好ましく、更に好ましくは、無置換のフェニル基、或いは、ハロゲノ、カルボキシ、メトキシ、スルホ、ヒドロキシおよびニトロの群から選ばれる1または2個の置換基により置換されたフェニル基が挙げられる。中でも、特に下記のものが好ましい。
【0013】
【化19】
Figure 0004491862
【0014】
Rで示される置換されていてもよいベンゾイル基としては、例えば下記式(III)
【0015】
【化20】
Figure 0004491862
(III)
【0016】
〔式中、DおよびEは、互いに独立に、水素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ハロゲノ、ニトロ基、ヒドロキシ基、カルボキシまたはスルホ基を表わす。〕
で示されるものが好ましく、更に好ましくは、無置換のベンゾイル基、或いは、ハロゲノ、カルボキシ、メトキシ、スルホ、ヒドロキシおよびニトロの群から選ばれる1または2個の置換基により置換されたベンゾイル基である。中でも、特に下記のものが好ましい。
【0017】
【化21】
Figure 0004491862
【0018】
前記式(I)で示されるアニリン誘導体中、遊離酸の形で表すと、次に挙げるものが特に好ましい。
【0019】
【化22】
Figure 0004491862
【0020】
一般式(I)で示されるアニリン誘導体の製造方法は特に限定されるものではなく、例えば、下記一般式(XVI)
【0021】
【化23】
Figure 0004491862
(XVI)
【0022】
[式中、R1は前記の意味を表す。]
で示されるアルコール化合物を用いて、下式
R−X10
(式中、Rは前記の意味を表し、X10はハロゲン原子を表す。)
で示されるハロゲン化物又は下式
(R0CO)2
[式中、R0は置換されていてもよい低級アルキルカルボニル基、置換されていてもよいC2〜C4アルケニルカルボニル基又は置換されていてもよいベンゾイル基を表す。]
で示される酸無水物と縮合させた後、更に、縮合生成物のβ−ヒドロキシエチルスルホニル基を常法により酢酸エステル化、燐酸エステル化、ハロゲン化或いは硫酸エステル化することにより、製造することができる。
一般式(I)においてZ1が−CH=CH2であるものは、例えば、上記硫酸エステル化後、得られた生成物をアルカリの存在下に加熱することにより、製造することができる。
【0023】
又、一般式(I)においてベンゼン環の置換基がSO21の代わりにβ−ヒドロキシエチルスルホニル基である出発原料化合物を用い、これを常法により酢酸エステル化、燐酸エステル化、硫酸エステル化又はハロゲン化することにより、一般式(I)のアニリン誘導体を製造することもできる。
【0024】
さらに、一般式(I)のアニリン誘導体のうち、一部のものは、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム等の塩基の存在下で、下記一般式(XVII)
【0025】
【化24】
Figure 0004491862
(XVII)
【0026】
[式中、R1及びZ1は、前記の意味を表す。]
で示されるアミノベンゼン化合物と、下式
Ra−X10
[式中、X10はハロゲン原子を表し、Raは、置換されていてもよい低級アルキル基又は置換されていてもよいベンゾイル基を表す。]
で示されるハロゲン化合物とを縮合させて製造することができる。
又、一般式(I)のアニリン誘導体のうち、一部のものは、前記一般式(XVII)のアミノベンゼン化合物と、前記式 (R0CO)2Oで示される酸無水物とを縮合させることにより製造することができる。
ここで、酸無水物としては、例えば、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、無水マレイン酸、無水こはく酸又は無水フタル酸等が挙げられる。
【0027】
式(I)で示されるアニリン誘導体が分子中にβ−スルファートエチルスルホニル基、スルホ基やカルボキシ基を有する場合は、該アニリン誘導体は遊離酸の形で存在してもよいが、好ましくは、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩であり、特に好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩またはリチウム塩である。
【0028】
式(I)で示されるアニリン誘導体又はその塩の含有量は、特に制限されるものではないが、反応染料100重量部に対して、好ましくは0.5〜250重量部、さらに好ましくは1〜100重量部、殊に好ましくは10〜60重量部である。
【0029】
ナフタレンスルホン酸類とホルムアルデヒドの縮合物としては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル及びs−ブチル等の炭素数1〜4個のアルキル基で置換されていてもよいナフタレンスルホン酸と、ホルムアルデヒドとの縮合物が挙げられる。
ナフタレンスルホン酸類として、具体的には、ナフタレンスルホン酸、モノ又はジメチルナフタレンスルホン酸、モノ又はジエチルナフタレンスルホン酸、モノ又はジプロピルナフタレンスルホン酸、及び、モノ又はジブチルナフタレンスルホン酸等が例示される。
ホルムアルデヒドと縮合する際に、ナフタレンスルホン酸類は、上記例示されたものの少なくとも一種が用いられるが、好ましくは、2種以上の混合物が用いられる。
ナフタレンスルホン酸類とホルムアルデヒドの縮合物のスルホン化度は、ナフタレン類1当量に対して、スルホン酸基1当量が置換したものを100%としたとき、平均値として、好ましくは50〜150%程度であり、より好ましくは80〜120%程度である。
又、ナフタレンスルホン酸類とホルムアルデヒドの縮合物の平均縮合度は、ナフタレンスルホン酸類2当量とホルムアルデヒド1当量との縮合物の平均縮合度を2としたとき、縮合物1分子中のナフタレンスルホン酸類残基の数の平均値で表すと、好ましくは1.1〜3程度であり、より好ましくは1.5〜2.5程度である。
ナフタレンスルホン酸類とホルムアルデヒドの縮合物は、遊離酸の形であってもよく、塩の形であってもよく、又、それらの混合物の形であってもよいが、好ましくはアルカリ金属塩或いは該金属塩を含有する混合物であり、中でも、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩及びこれらを含有する混合物が好ましい。
本発明の反応染料組成物において、含有するナフタレンスルホン酸類とホルムアルデヒドの縮合物は、1種類でもよく、又、複数種でもよい。
本発明の反応染料組成物において、ナフタレンスルホン酸類とホルムアルデヒドの縮合物を含有する場合、その含有量は反応染料100重量部に対して、好ましくは0.5〜100重量部であり、より好ましくは1〜50重量部であり、殊に好ましくは5〜50重量部である。
【0030】
本発明の反応染料組成物に用いる反応染料は、特に制限されるものではなく、公知の反応染料でもよい。公知の反応染料としては、例えば、下記式(XVIII)
1−F−Q2 (XVIII)
〔式中、Fは水溶性有機染料残基を表し、Q1及びQ2は互いに独立に水素又は繊維反応性基を表すが、少なくとも1つは繊維反応性基を表す。〕
で示される染料を挙げることができる。
ここで、Fで示される水溶性有機染料残基としては、特開昭60−173060号公報に記載のモノアゾ系、ポリアゾ系、金属錯体アゾ系、アントラキノン系、フタロシアニン系、ホルマザン系、アゾメチン系、ジオキサジン系、フェナジン系、ニトロアリール系またはスチルベン系の染料の残基が例示される。
又、Q1及びQ2で示される繊維反応性基としては、公知の繊維反応性基のいずれでもよいが、好ましくは、例えば、β−スルファートエチルスルホニル、ビニルスルホニル、モノクロロトリアジニル、モノフルオロトリアジニル、ジクロロトリアジニル、ジフルオロトリアジニル、カルボキシピリジニオトリアジニルおよびジフルオロモノクロロピリミジニル等が挙げられ、これらの基は例えば、「染色事典」(株式会社 朝倉書店 1982.3.25発行)の第284頁等に記載されている。
好ましい反応染料としては、これらの繊維反応性基の少なくとも1種を有する染料が挙げられる。
【0031】
本発明の反応染料組成物に用いられる好ましい反応染料の具体例としては、遊離酸の形で表すと、下記一般式(IV)〜(XIV)で示されるもの等が挙げられる。
【0032】
【化25】
Figure 0004491862
【0033】
【化26】
Figure 0004491862
(V)
【0034】
【化27】
Figure 0004491862
(VI)
【0035】
【化28】
Figure 0004491862
(VII)
【0036】
【化29】
Figure 0004491862
(VIII)
【0037】
【化30】
Figure 0004491862
(IX)
【0038】
【化31】
Figure 0004491862
(X)
【0039】
【化32】
Figure 0004491862
(XI)
【0040】
【化33】
Figure 0004491862
(XII)
【0041】
【化34】
Figure 0004491862
H+
(XIII)
【0042】
【化35】
Figure 0004491862
(XIV)
【0043】
〔式中、X1はハロゲノ、カルボキシピリジニオ基、置換されていてもよいフェニルアミノ基、または下記式(XV)
−N(R3)−W−SO23 (XV)
{式中、R3は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、Z3は−CH=CH2または−CH2CH23’(Z3’はアルカリの作用で脱離する基を表す)を表し、Wは置換されていてもよいフェニレン基または置換されていてもよい炭素数2〜6のアルキレン基を表す}を表し、R4は、メチル基又はエチル基を表し、R5は、メトキシ基、エトキシ基又はプロポキシ基を表し、Gは水素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基またはスルホ基を表し、Jは、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、アセチルアミノ基またはウレイド基を表し、W1は、置換されていてもよい炭素数2〜6のアルキレン基、1もしくは2個のスルホ基で置換されていてもよい1,3−フェニレン基または1もしくは2個のスルホ基で置換されていてもよい1,4−フェニレン基を表し、W2は、置換されていてもよいフェニレン基または炭素数2〜6のアルキレン基を表し、R15は、水素原子、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、スルホ又はカルボキシを表し、X2〜X9は、互いに独立に、ハロゲノ、カルボキシピリジニオ基、N―メチルクロロアニリノ基もしくはN−エチルクロロアニリノ基を表し、Z2及びZ4〜Z13は、−CH=CH2または−CH2CH2Z’(Z’はアルカリの作用で脱離する基を表す)}を表し、R2及びR6〜R14は水素原子、メチル基、エチル基又はプロピル基を表し、Meは原子番号が27〜29の金属イオンを表し、aは1〜3の数を表し、bは0〜2の数を表し、dは1〜3の数を表すが、a+b+c≦4である。〕
【0044】
中でも特に好ましい反応染料は、次に挙げる染料である。
I.Reactive Yellow 145
C.I.Reactive Yellow 167
I.Reactive Orange 5
C.I.Reactive Orange 7
C.I.Reactive Orange 16
I.Reactive Red 43
C.I.Reactive Red 194
C.I.Reactive Red 195
C.I.Reactive Red 222
C.I.Reactive Violet 22
C.I.Reactive Blue 15
C.I.Reactive Blue 19
C.I.Reactive Blue 21
C.I.Reactive Blue 49
C.I.Reactive Blue 147
C.I.Reactive Blue 194
C.I.Reactive Blue 221
C.I.Reactive Blue 222
C.I.Reactive Blue 224
C.I.Reactive Blue 231
C.I.Reactive Black 5
【0045】
1’、Z3’及びZ’で示されるアルカリの作用で脱離する基としては、例えば硫酸エステル、チオ硫酸エステル、リン酸エステル、酢酸エステル、ハロゲノ等がこれに該当する。中でも、硫酸エステルが好ましい。
【0046】
式(IV)において、X1で表される置換されていてもよいフェニルアミノ基としては、例えば、無置換のアニリノや、2−,3−または4−トルイジノ、キシリジノ、2−,3−,または4−クロルアニリノ、2−,3−,または4−アニシジノ、2−,3−または4−エチルアニリノ、2−,3−または4−スルホアニリノ、2,4−または2,5−ジスルホアニリノ、スルホメチルアニリノ、3−または4−カルボキシアニリノ、2−カルボキシ−5−スルホアニリノ、2−カルボキシ−4−スルホアニリノ、2−メトキシ−5−スルホアニリノ、2−メチル−5−スルホアニリノ、2−メチル−4−スルホアニリノ、2−メトキシ−4−スルホアニリノ、3−メトキシ−4−スルホアニリノ、2,4−ジメトキシアニリノ及び2,4−ジメトキ−5−スルホアニリノ等の芳香環が置換されたフェニルアミノ基、並びに、
【0047】
N−メチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノ、N−プロピル−N−フェニルアミノ、N−プロピル−N−フェニルアミノ、N−ブチル−N−フェニルアミノ、N−β−シアノエチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−2−メチルアニリノ、N−エチル−4−メチルアニリノ、N−エチル−3−スルホアニリノ、N−エチル−4−スルホアニリノ、N−スルホメチルアニリノ等の芳香環とアミノ基の窒素原子の双方、或いはアミノ窒素原子のみが置換されたフェニルアミノ基を挙げることができる。
【0048】
W及びW2で表される置換されていてもよいフェニレンとしては、例えば、
【0049】
【化36】
Figure 0004491862
【0050】
(式中、*印で示した結合は、窒素原子に通じている結合を意味する。)
等を挙げることができる。
【0051】
W、W1及びW2で示される置換されていてもよい炭素数2〜6のアルキレンの置換基としては、例えば、スルホ、アルコキシ、ハロゲン等が挙げられる。
置換基を有していてもよいアルキレン基としては、例えば、−(CH22−、−(CH23−、−CH(CH3)CH2−等の他、下記式
−(CH22−O−(CH22−で示されるような、炭素鎖がヘテロ原子で中断されていてもよいアルキレン等が挙げられる。
【0052】
本発明の反応染料組成物に用いられる反応染料は、遊離酸の形で存在してもよいが、好ましくはアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の形であり、例えばナトリウム塩およびカリウム塩の形が挙げられる。
本発明の反応染料組成物は、このような反応染料の少なくとも1種と式(I)で示されるアニリン誘導体又はその塩の少なくとも1種とを混合することにより得られる。
混合方法は特に制限されるものではなく、反応染料の製造時に混合してもよく、染色浴または捺染糊に添加・混合してもよい。
【0053】
尚、本発明の反応染料組成物は、必要に応じ、無水芒硝や食塩等の無機塩、分散剤、粉塵飛散防止剤、pH安定剤、ポリ燐酸塩等の硬水軟化剤およびその他公知の染色助剤等を含有することができる。
【0054】
本発明の反応染料組成物は、その形態は特に限定されるものではなく、公知の粉末状、顆粒状であっても、また、液体状であってもよい。
【0055】
本発明の反応染料組成物としては、前記式(IV)〜(XIV)の反応染料を含むものが好ましいが、所望の色相を得るために、色相の異なる他の反応染料と混合して使用してもよい。かかる他の染料としては、特に制約はなく、例えば、反応基としてβ−スルファ−トエチルスルホニル基、ビニルスルホニル基、モノクロロトリアジニル基、モノフルオロトリアジニル基、モノニコチン酸トリアジニル基、ジクロロトリアジニル基、ジフルオロモノクロロピリミジニル基、及び、トリクロロピリミジニル基の少なくとも1種を少なくとも1つ以上有する染料や、公知の染料を用いることができる。
公知の染料としては、例えば、Sumifix 、Sumifix Supra、Remazol、Levafix、Procion、Cibacron、Basilen、Drimarene、Kayacion、Kayacelon Reactなどの冠称名で市販されている染料が例示される。
【0056】
本発明のセルロース系繊維材料の染色及び捺染方法において、被染物であるセルロース系繊維材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、木綿、リネン、麻、ジュート、ラミー繊維、ビスコース人絹及びベンベルグなどの天然、精製又は再生セルロース繊維の他、セルロース系繊維を含有する繊維材料、即ち、木綿/ポリエステル混紡品、木綿/ナイロン混紡品や木綿/羊毛混紡品なども例示される。
本発明の反応染料組成物は、例えば、吸尽染色法、パジング法、捺染法などの公知の各種方法により、木綿、麻などの天然セルロース繊維材料、レーヨン、ビスコースレーヨンなどの再生セルロース繊維材料、および絹、羊毛などの蛋白質繊維材料、さらにはこれらと、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維との混交品などを効果的に染色または捺染することができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明の反応染料組成物は、アルカリ剤を含む水溶液に対し優れた溶解性を示し、例えば、高濃度の吸尽染色に適用したときでも斑のない均一で濃い染色物が得られる等、反応染料に要求される諸性能を満足するものである。
又、本発明の方法は、染色の再現性、均染性や洗浄性に優れ、しかも、有効染着率にも優れている。
【0058】
【実施例】
以下、参考例及び実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。尚、例中、部及び%は、各々、重量部及び重量%を意味する。
【0059】
参考例1
p−β−スルファートエチルスルホニルアニリン107部、水104部及びジエチル硫酸88部の混合物を、40℃でpH調整しながら14時間反応させた。反応終了後、pH調整しながら無水マレイン酸を添加して、未反応のp−β−スルファートエチルスルホニルアニリンをアミド化した。
得られた反応混合物の水溶液を中和後、凍結乾燥して、遊離酸の形で表すと、下記式(6)
【0060】
【化37】
Figure 0004491862
(6)
【0061】
で示される少量のアニリン誘導体を含む、遊離酸の形で表すと、下記式(2)
【0062】
【化38】
Figure 0004491862
(2)
【0063】
で示されるアニリン誘導体70重量部を得た。
【0064】
実施例1
遊離酸の形で表すと、下記式(1)
【0065】
【化39】
Figure 0004491862
(1)
【0066】
で示される染料75部、前記式(2)で示されるアニリン誘導体15部、硫酸ナトリウム9部及び鉱油エマルジョン1部を加えて充分混合する。
(イ)得られた混合物100gを熱湯で溶解した後、25℃に冷却し、これに32.5%苛性ソーダ水溶液15mlおよび50度ボーメの水ガラス150gを添加し、更に水を加えて全量を25℃で1Lに調製して、反応染料組成物を得た。その直後に、これをパジング液として用いて木綿織物をパジングし、直ちに巻き上げ、ポリエチレンフィルムで密封して20℃の室内に20時間放置後、染色物を冷水、次に熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤水中でソーピングし、さらに冷水で洗浄後、乾燥して仕上げる。これにより極めて濃い青色の均一で斑のない染色物が得られた。
(ロ)上記(イ)項のパジング液を20℃にして120分間放置後も染料の析出は全く認められず、また(イ)項と同様に木綿織物のパジング染色を行なうと、均一で斑のない、濃い青色の染色物が得られた。
【0067】
実施例2
式(1)の染料75部の代わりに、遊離酸の形で表すと、式(3)
【0068】
【化40】
Figure 0004491862
(3)
【0069】
で示される染料73部用い、且つ、式(2)のアニリン誘導体の代わりに、遊離酸の形で表すと、式(4)
【0070】
【化41】
Figure 0004491862
(4)
【0071】
で示されるアニリン誘導体13部用い、更に、硫酸ナトリウムの量を13部に変える以外は、実施例1と同様にして染色すると、濃い橙色の斑のない均一な染色物が得られる。
【0072】
実施例3
遊離酸の形で表すと、式(5)
【0073】
【化42】
Figure 0004491862
(5)
【0074】
で示される染料75部、前記式(6)で示されるアニリン誘導体7部、メチルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(ナトリウム塩)5部、硫酸ナトリウム12部及び鉱油エマルジョン1部を加えて充分混合する。
次に、綿編物1000部をウインス式染色装置にセットし、浴比を1:15、水温を60℃にした。先に得た反応染料組成物100部を浴中に投入した後、更にこの温度で無水ボウショウ750部を公知の方法で浴中に投入した。次いで、60℃で20分間処理し、公知の方法で炭酸ソーダ300部を2回に分けて浴中に投入した。同温度で60分間処理して染色を終了した。この時、染浴には染料の凝集物等の不溶解物は無く、染料溶液の溶解性は良好であった。得られた染色物は常法で洗浄して仕上げ、この洗浄時の染色物の洗浄性は極めて良好であった。得られた染色物は斑のない均一で濃い青色であった。又、上記の染色を繰り返し行なったが、いずれの場合も染色の再現性が良好であった。
【0075】
実施例4
式(5)の染料の代わりに、遊離酸の形で表すと、式(7)
【0076】
【化43】
Figure 0004491862
(7)
で示される染料70部を用い、式(6)のアニリン誘導体の代わりに、遊離酸の形で表すと、式(8)
【0077】
【化44】
Figure 0004491862
(8)
【0078】
で示されるアニリン誘導体10部を用い、硫酸ナトリウムの量を19部に変え、且つ、メチルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(ナトリウム塩)を使用しない以外は、実施例3と同様にして染色すると、濃い青色の斑のない均一な染色物が得られる。
【0079】
実施例5
遊離酸の形で表すと、式(9)
【0080】
【化45】
Figure 0004491862
(9)
【0081】
で示される染料72部、遊離酸の形で表すと、式(10)
【0082】
【化46】
Figure 0004491862
(10)
【0083】
で示されるアニリン誘導体7部、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドの縮合物(ナトリウム塩)8部、硫酸ナトリウム12部及び鉱油エマルジョン1部を加えて、充分混合する。
(イ)得られた混合物80部を熱水で溶解し20℃に冷却した後、次いでアルギン酸ソーダ1g、メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ10g及び炭酸水素ナトリウム20gを添加し、更に水を加えて全量を20℃で1Lに調製して反応染料組成物を得た。その直後に、これを捺染ペーストとして用いて木綿織物を印捺し、乾燥した。この時点で、捺染ペーストには染料の凝集物等の不溶解物は認められなかった。次いで、印捺物を100℃で5分間スチーミングした。得られた捺染物は、常法で洗浄して仕上げ、これにより均一で斑のない濃い橙色の捺染物が得られた。
(ロ)上記(イ)項の捺染ペーストを20℃で24時間放置した後も、凝集物は全く認められず、また(イ)項と同様に同一の木綿織物を印捺して、斑のない、濃い橙色の捺染物が得られた。
【0084】
実施例6
式(1)の染料に変えて、遊離酸の形で表すと、下記式(11)
【0085】
【化47】
Figure 0004491862
(11)
【0086】
で示される染料80部を用い、式(2)の染料に代えて、遊離酸の形で表すと、下記式(12)
【0087】
【化48】
Figure 0004491862
(12)
【0088】
で示されるアニリン誘導体10部を用い、メチルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドの縮合物(ナトリウム塩)9部を加える以外は、実施例1と同様にして染色すると、斑がなく均一で濃い黄色の染色物が得られる。
【0089】
実施例7
式(1)の染料に代えて、遊離酸の形で表すと、下記式(13)
【0090】
【化49】
Figure 0004491862
(13)
【0091】
で示される染料50部を用い、実施例3で使用したアニリン誘導体(6)30部を用い、硫酸ナトリウムの量を19部に変える以外は、実施例1と同様に染色すると、均一で斑がなく、濃い青色の染色物が得られる。
【0092】
実施例8
式(1)の染料に代えて、遊離酸の形で表すと、下記式(14)
【0093】
【化50】
Figure 0004491862
(14)
【0094】
で示される染料70部を用い、式(2)のアニリン誘導体に代えて、遊離酸の形で表すと、下記式(15)
【0095】
【化51】
Figure 0004491862
(15)
【0096】
で示されるアニリン誘導体20部を用いる以外は、実施例1と同様に染色すると、均一で斑がなく、鮮明な青色の染色物が得られる。
【0097】
実施例9
式(1)の染料に代えて、遊離酸の形で表すと、下記式(16)
【0098】
【化52】
Figure 0004491862
(16)
【0099】
で示される染料65部を用い、式(2)のアニリン誘導体の代わりに、遊離酸の形で表すと、下記式(17)
【0100】
【化53】
Figure 0004491862
(17)
【0101】
で示されるアニリン誘導体23部を用い、且つ、硫酸ナトリウムの量を11部に変える以外は、実施例1と同様に染色すると、濃い黄色の均一な染色物が得られる。
【0102】
実施例10
式(5)の染料に代えて、遊離酸の形で表すと、下記式(18)
【0103】
【化54】
Figure 0004491862
(18)
【0104】
で示される染料60部を用い、式(6)のアニリン誘導体の代わりに、遊離酸の形で表すと、下記式(19)
【0105】
【化55】
Figure 0004491862
(19)
【0106】
で示されるアニリン誘導体30部を用い、メチルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドの縮合物(ナトリウム塩)の量を9部に変え、且つ、硫酸ナトリウムを用いない以外は、実施例3と同様に染色すると、斑がなく均一で、濃い鮮明な赤色の染色物が得られる。
【0107】
実施例11
水322部中に、4−(β―ヒドロキシエチルスルホニル)アニリン硫酸エステル113部を入れ、35℃で攪拌しながら、炭酸ナトリウム27部でpH4〜5に調整する。ついでpH4〜5に保ちながら無水マレイン酸282部と炭酸ナトリウム149部を2時間かけて加え、さらに1時間攪拌する。析出した結晶を吸引濾過し、N−マレオイル−4−[2−(ヒドロキシスルホニルオキシ)エチルスルホニル]−アニリンの水溶液を得た。 N−マレオイル−4−[2−(ヒドロキシスルホニルオキシ)エチルスルホニル]−アニリンの水溶液を5〜10℃に冷却した後、20%硫酸70部を加えてpH1〜2に調整し、得られた結晶を吸引濾過し、洗浄した後乾燥してN−マレオイル−4−[2−(ヒドロキシスルホニルオキシ)エチルスルホニル]−アニリンナトリウム塩を得た。図1に、式(6)で示される化合物をジメチルスルホキサイド中で測定したときのNMRチャートを示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例11で得た化合物のNMRチャート

Claims (7)

  1. 少なくとも1種の反応染料と、下記式(6)
    Figure 0004491862
    (6)
    で示されるアニリン誘導体又はその塩とを含有してなる反応染料組成物。
  2. アニリン誘導体又はその塩が、反応染料100重量部に対して0.5〜250重量部含有される請求項1記載の組成物。
  3. 反応染料が、β−スルファートエチルスルホニル、ビニルスルホニル、モノクロロトリアジニル、モノフルオロトリアジニル、ジクロロトリアジニル、ジフルオロトリアジニル、カルボキシピリジニオトリアジニル及びジフルオロモノクロロピリミジニルの群から選ばれる少なくとも1種の繊維反応性基を有する染料である請求項1又は2記載の組成物。
  4. 反応染料が、遊離酸の形で表すと、下記一般式(IV)〜(XIV)
    Figure 0004491862
    (IV)
    Figure 0004491862
    (V)
    Figure 0004491862
    (VI)
    Figure 0004491862
    (VII)
    Figure 0004491862
    (VIII)
    Figure 0004491862
    (IX)
    Figure 0004491862
    (X)
    Figure 0004491862
    (XI)
    Figure 0004491862
    (XII)
    Figure 0004491862
    H+
    (XIII)
    Figure 0004491862
    (XIV)
    〔式中、X1はハロゲノ、カルボキシピリジニオ基、置換されていてもよいフェニルアミノ基、または下記式(XV)
    −N(R3)−W−SO23 (XV)
    {式中、R 3 は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、Z3は、−CH=CH2または−CH2CH23’(Z3’は、アルカリの作用で脱離する基を表す)を表し、Wは、置換されていてもよいフェニレン基基又は置換されていてもよい炭素数2〜6のアルキレン基を表す}
    を表し、R4は、メチル基又はエチル基を表し、R5は、メトキシ基、エトキシ基又はプロポキシ基を表し、Gは、水素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基またはスルホ基を表し、Jは、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、アセチルアミノ基またはウレイド基を表し、W1は、置換されていてもよい炭素数2〜6のアルキレン基、1もしくは2個のスルホ基で置換されていてもよい1,3−フェニレン基、又は1もしくは2個のスルホ基で置換されていてもよい1,4−フェニレン基を表し、W2は、置換されていてもよいフェニレン基又は置換されていてもよい炭素数2〜6のアルキレン基を表し、R15は、水素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、クロロ、スルホ基又はカルボキシ基を表し、X2〜X9は、互いに独立に、ハロゲノ、カルボキシピリジニオ基、N―メチルクロロアニリノ基又はN−エチルクロロアニリノ基を表し、Z2及びZ4〜Z13は、互いに独立に、−CH=CH2または−CH2CH2Z’(Z’は、アルカリの作用で脱離する基を表す)}を表し、R2及びR6〜R14は、互いに独立に、水素原子、メチル基、エチル基又はプロピル基を表し、Meは原子番号が27〜29の金属イオンを表し、aは1〜3の数を表し、bは0〜2の数を表し、dは1〜3の数を表すが、a+b+c≦4である。〕
    で示される染料から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2記載の組成物。
  5. さらに、ナフタレンスルホン酸類とホルムアルデヒドの縮合物を含有する請求項1〜のいずれかに記載の組成物。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の組成物を用いてセルロ−ス系繊維材料を染色又は捺染する方法。
  7. 下記式(6)
    Figure 0004491862
    (6)
    で示される化合物。
JP25771699A 1998-09-30 1999-09-10 反応染料組成物及びそれを用いる染色又は捺染方法 Expired - Fee Related JP4491862B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25771699A JP4491862B2 (ja) 1998-09-30 1999-09-10 反応染料組成物及びそれを用いる染色又は捺染方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-277552 1998-09-30
JP27755298 1998-09-30
JP25771699A JP4491862B2 (ja) 1998-09-30 1999-09-10 反応染料組成物及びそれを用いる染色又は捺染方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000169746A JP2000169746A (ja) 2000-06-20
JP4491862B2 true JP4491862B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=26543362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25771699A Expired - Fee Related JP4491862B2 (ja) 1998-09-30 1999-09-10 反応染料組成物及びそれを用いる染色又は捺染方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4491862B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08259833A (ja) * 1995-01-24 1996-10-08 Sumitomo Chem Co Ltd 反応染料組成物およびそれを用いる染色または捺染方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000169746A (ja) 2000-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3168624B2 (ja) 反応染料組成物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法
JP4358937B2 (ja) 繊維反応性黒色染料混合物ならびにヒドロキシおよび/またはカルボキサミド含有繊維材料を染色するためのそれらの使用
JP4627343B2 (ja) 繊維反応性アゾ染料の黒色染料混合物、その調製方法、ならびにそれを用いるヒドロキシおよび/またはカルボキサミド含有繊維材料の染色方法
JP3802600B2 (ja) 水溶性の繊維反応性アゾ染料の染料混合物、それら混合物を製造および使用する方法
JPH1143624A (ja) 繊維反応性染料の青色染色混合物およびヒドロキシおよび/またはカルボキシアミド基を含有する繊維材料の染色にそれらを使用する方法
JPH07150064A (ja) 繊維反応性染料の混合物およびこれを繊維材料を染色するのに使用する方法
US6015439A (en) Deep black dye mixtures of fiber-reactive azo dyes and a process for dyeing hydroxy and/or carboxamido containing fibers
JPH1112958A (ja) セルロース系繊維材料を染色または捺染する方法ならびに新規な反応性染料
EP1106655B1 (en) Dye mixtures of fiber-reactive azo dyes and use thereof for dyeing material containing hydroxy and/or carboxamido groups
JP4538897B2 (ja) 反応染料混合物及びその適用
JP4491862B2 (ja) 反応染料組成物及びそれを用いる染色又は捺染方法
JPH06104779B2 (ja) モノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法
US6106580A (en) Black dye mixtures of fiber-reactive azo dyes and use thereof for dyeing hydroxy--and/or carboxamido-containing fiber material
EP0266735B1 (en) Fiber reactive yellow monoazo compound having two vinylsulfone type groups
JP3754712B2 (ja) 反応性染料、それらの製造法及びその用途
JPH0699639B2 (ja) モノアゾ化合物およびそれを用いる染色または捺染法
JP4538904B2 (ja) 反応染料組成物およびその繊維材料への適用
JPH07207177A (ja) 水溶性フタロシアニン染料、その製造方法およびその用途
JP2001207076A (ja) 反応染料組成物およびそれを用いる染色方法
JPH07150061A (ja) 反応性染料、その製造方法及びその用途
JPS63207862A (ja) 水溶性モノアゾ化合物及びそれを用いて繊維材料を染色又は捺染する方法
KR930009241B1 (ko) 섬유 반응성 프탈로시아닌 화합물의 제조방법
JP4639490B2 (ja) 反応染料混合物及びそれらの繊維材料への適用
JPS59155465A (ja) モノアゾ化合物およびそれを用いて染色または捺染する方法
JPH0550546B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060329

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100329

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees