JP4488934B2 - 地下水槽充填材 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車場、公園、工場の敷地などの地下に設けられる地下水槽に充填される充填材に関するものである。
未舗装の道路や空き地が殆どない都市化の進んだ地域では、家屋、駐車場、道路などに降った雨水が地中に浸透することなく、側溝などを通じて河川へ流れ込むため、雨期には大量の雨水が河川へ集中し、短時間で河川の容量を超えて所謂、都市型洪水を引き起こしている。一方、乾期にはダムや湖の水位が低下して水不足となるため、各地で水道水の給水制限が実施されている。
このような事情から、地下水槽を設けて、雨水を一次貯溜したのち河川等へ除々に放流したり、地下へ除々に浸透させることによって、所謂、都市型洪水を防止したり、地下水槽に一次貯溜した雨水を汲み上げて有効利用することが試みられている。
このような地下水槽に充填される充填材として、例えば、「中空体である複数の支柱と前記支柱を垂直に固定する連結用枠とからなり、前記連結用枠は前記支柱の端部を嵌合固定する複数の連結部を所定の間隔で配設し、前記連結部同士を連結桟及び連結枠で一体に連結すると共に、前記連結部は筒部と前記筒部の内部に配設され通水可能なストッパーとからなり、ストッパーによって分割された筒部の上面開口部と下面開口部との内径寸法の差を中央部における筒部から外周部に向かうほど大きくなるように形成したことを特徴とする浸透施設用充填材」などが提案されている。(特許文献1)
しかしながら、上記の浸透施設用充填材は、複数の支柱が個別に連結用枠に嵌合されているため、水平方向の強い力や上方からの大きい荷重が加わると、支柱が傾いたり座屈する恐れがあった。しかも、連結用枠同士はH型連結具で連結されるため、連結用枠同士の連結が不安定で強固に連結し難いという問題があった。また、連結用枠に取付けられる支柱の本数が多く支柱の相互間隔が狭いため、充填材の支柱相互間に側方から太い流入管や流出管を挿入できないという問題もあった。
特開2000−192516号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、上下方向及び水平方向の強度が大きく、充填材同士の連結が強固で、側方から太い管を挿入することも可能な地下水槽充填材を提供することを解決課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明に係る地下水槽充填材は、地下水槽に充填される充填材であって、合成樹脂製の方形の板体と、その板体に下方から取付けられる複数の脚材とからなり、前記脚材は、2本の筒体が所定の間隔をあけて連結体で連結されたもので、2本の筒体と連結体が合成樹脂で一体成形されており、前記脚材自体は互いに独立して連結されないものであることを特徴とするものである。
本発明の地下水槽充填材においては、上記板体が正方形であり、上記脚材の2本の筒体の中心間の距離が正方形の該板体の一辺の長さの1/2であり、正方形の該板体を4つの小さな正方形に区画したときの各区画エリアの中心と、筒体の中心とが一致するように、上記脚材が取付けられることが好ましい。
一方、上記板体が、短辺と長辺の比率が2:3である長方形の板体であり、上記脚材の2本の筒体の中心間の距離が、短辺の1/2であり、長方形の該板体を6つの小さな正方形に区画したときの各区画エリアの中心と、筒体の中心とが一致するように上記脚材が取付けられることも好ましい。
上記の地下水槽充填材は、上記脚材の2本の筒体と連結体が、合成樹脂で一体成形されていることが好ましく、上記板体の上面に、脚材の筒体の下端部を嵌合させる環状凸部が突設されていることがより好ましい。更に、上記脚材の筒体の上端部に複数の凸部を設けると共に、上記板体の下面側に複数の凹部を設け、上記凸部を上記凹部に嵌合させることが好ましく、上記板体に複数の通水孔を設けると共に、上記脚材の筒体の側面に複数の通水孔を設ければより好ましい。
本発明の地下水槽充填材のように2本の筒体が連結体で連結された脚材を板体に取付けると、連結された2本の筒体が連結体を介して相互に補強しあうため、従来のように1本ずつ個別に取付けるものに比べると、強度や安定性が向上し、水平方向の強い力や上方からの大きい荷重が加わったとしても、脚材の筒体が傾いたり座屈する恐れが皆無に等しくなる。しかも、本発明の地下水槽充填材を縦横に並べながら上方に積み上げて地下水槽に充填する際、縦横に隣接する地下水槽充填材の一方の板体に脚材の一方の筒体を取付けると共に、他方の板体に脚材の他方の筒体を取付けることによって、隣接する地下水槽充填材の双方の板体同士を脚材を介して強固に連結できるため、積み上げた充填材全体が歪んだり崩落する心配も解消される。そして、本発明の地下水槽充填材のように、脚材が2本の筒体と連結体を合成樹脂で一体成形したものであると、施工現場で2本の筒体を連結体で連結する手間が省けるので施工時間を大幅に短縮することができ、施工効率が向上する。また、一体成形品とすることで脚材の剛性も増し、連結体が外れたりする心配もなくなる。
本発明の地下水槽充填材において、板体が正方形であり、脚材の2本の筒体の中心間の距離が正方形の該板体の一辺の長さの1/2であり、正方形の該板体を4つの小さな正方形に区画したときの各区画エリアの中心と筒体の中心とが一致するように脚材を取付けるものは、後述するように、この地下水槽充填材の板体と、これに隣接する2つ又は3つの地下水槽充填材の板体とを脚材によって互いに強固に連結しながら、多数の地下水槽充填材を縦横に並べて積み上げることができる。そして、この地下水槽充填材は、板体に取付ける筒体が4本と少なく筒体の相互間隔が広いので、筒体の相互間に側方から太い流入管や排水管を挿入することができる。
また、本発明の地下水槽充填材において、板体が、短辺と長辺の比率が2:3である長方形の板体であり、脚材の2本の筒体の中心間の距離が短辺の1/2であり、長方形の該板体を6つの小さな正方形に区画したときの各区画エリアの中心と筒体の中心とが一致するように脚材を取付けるものは、後述するように、この地下水槽充填材の板体と、これに隣接する2つ又は3つ又は4つの地下水槽充填材の板体とを脚材によって互いに強固に連結しながら、多数の地下水槽充填材を縦横に並べて積み上げることができる。そして、この地下水槽充填材も、長方形の板体に取付ける筒体が6本と少なく筒体の相互間隔が広いので、筒体の相互間に側方から太い流入管や排水管を挿入することができる。
上記板体の上面に、脚材の筒体の下端部を嵌合させる環状凸部が突設されている地下水槽充填材は、筒体の下端部を板体の環状凸部に嵌合させるだけで簡単に筒体の下端を位置決めして固定することができる。
また、上記脚材の筒体の上端部に複数の凸部を設けると共に、上記板体の下面側に複数の凹部を設け、上記凸部を上記凹部に嵌合させるようにした地下水槽充填材は、筒体の上端部を板体の下面側に簡単且つ確実に取付けることができる。
更に、上記板体に複数の通水孔を設けると共に、上記脚材の筒体の側面に複数の通水孔を設けた地下水槽充填材は、地下水槽内で水の上下方向の移動が容易になり、脚材の筒体内部にも水を溜めることができる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る地下水槽充填材を示す分解斜視図、図2は同充填材を構成する方形の板体の平面図、図3は同板体の断面図、図4は同板体の背面図、図5は同充填材を構成する脚材の斜視図、図6は同脚材の平面図、図7は同脚材の断面図、図8は同充填材の一連結態様を示す概略説明図、図9は同充填材を上下に段積みした組立て状態を示す部分断面図、図10は地下水槽充填材の側面及び上面に取付けらる平板の断面図、図11は同充填材を用いて施工した地下水槽の概略断面図である。
図1に示す本発明の地下水槽充填材1は、合成樹脂製の方形の板体2と、その板体2に下方から取付けられる複数の脚材3とからなるものである。
図2〜図4に示す板体2は、ポリプロピレンなどのオレフィン系の合成樹脂や、その再生樹脂で成形された正方形の板体である。その大きさは特に限定されないが、運搬性、施工性、成形性等を考慮すると、一辺の長さが50cm程度の板体が好適である。この板体2は、側面部2aと平面部2bを有し、平面部2bには水の流通(上下移動)を良くするために、5〜10mm程度の通水孔7が複数形成されている。そして、この正方形の板体2を「田」字形に区画した4つの小さな正方形の区画エリアA,B,C,Dには、それぞれ環状凸部4,4,4,4が突設されている。
上記環状凸部4は、その中心が各区画エリアA,B,C,Dの中心と一致するように設けられており、図3に示すように、平面部2bより上面側は、後述する脚部3の下端部と嵌合させるために下面側よりも肉厚が小さく形成されている。また、図3、図4に示すように、環状凸部4の下面側の端部には鍔部4aが形成されており、その鍔部4aには、後述する脚材3の筒体上端の凸部5bを嵌合させるための凹部4bが90°間隔で4つ設けられている。
上記板体2に取付けられる脚材3は、図5〜図7に示すように、2本の円形の筒体5とその筒体5同士を連結する連結体6とからなるもので、筒体5及び連結体6は上記板体2と同様の合成樹脂で一体成形されている。筒体5,5の中心間の距離は、上記板体2の一辺の長さの1/2になるように設定されており、本実施例では25cm程度となっている。この脚材3の2本の筒体5は上記のように連結体6で連結されるが、脚材3自体は、図1,図8,図11,図13に示すように、互いに独立して連結されないものである。
この脚材3の筒体5,5は、強度等を考慮すると、その直径を5〜15cm程度、厚みを0.5〜2cm程度に設定することが好ましく、また、その長さは、脚材3を板体2に取付けたときの充填材1の高さ(筒体5の下端から板体2の上面までの高さ)が、板体2の一辺の長さの1/2となるように設定することが好ましい。この筒体5,5の上端には鍔部5aが形成されており、その鍔部5aには上記板体2の凹部4bに嵌合される凸部5bが90°間隔で4箇所設けられている。この筒体5は、図7に示すように、上記板体2の環状凸部4に上方から外嵌着させるために、下端開口部の内径が他の部分の内径よりも拡張されている。また、筒体5の側面には5〜10mm程度の通水孔8が複数形成され、筒体5の内部にも水が溜められるようになっている。尚、筒体5は、この実施形態のような円筒体に限定されるものではなく、四角筒や多角筒であってもよい。
上記筒体5,5を所定の間隔をあけて連結する連結体6は、図5〜図7に示すように、厚肉の丈夫な板状のもので、筒体5,5の中心と中心を直線で結んだ位置と重なるように、一方の筒体5の側面からもう一方の筒体5の側面へと形成されている。この連結体6は、筒体5,5を互いに連結することによって相互に補強し、脚材3を板体2に取付けたときの強度や安定性を高める役目と、筒体5,5の中心距離を正確に定める役目を果たすものであるから、筒体5,5を別途連結体6で連結するよりも、本実施例のように筒体5,5と連結体6とを一体成形したほうが好ましい。
次に、図8を参照して、上述の板体2と脚材3とで構成される地下水槽充填材1を縦横に並べて連結する一連結態様を説明する。
図8に示す連結態様では、地下水槽充填材1の板体2を縦方向(前後方向)に2枚、横方向(左右方向)に4枚並べ、前列の4枚の板体2については、左右に隣接する一方の板体2の区画エリアD(図2参照)と他方の板体2の区画エリアB(図2参照)に脚材3の双方の筒体5,5を取付けることにより、また、後列の4枚の板体2については、左右に隣接する一方の板体2の区画エリアC(図2参照)と他方の板体2の区画エリアA(図2参照)に脚材23の双方の筒体5,5を取付けることにより、脚材3を介して互いに連結している。そして、前後に隣接する左端の2枚の板体2については、前方の板体2の区画エリアCと後方の板体2の区画エリアDに脚材3の双方の筒体5,5を取付けることにより、また、前後に隣接する右端の2枚の板体2については、前方の板体2の区画エリアAと後方の板体2の区画エリアBに脚材3の双方の筒体5,5を取付けることにより、また、前後に隣接する中間部の4枚の板体2については、前方の板体2の区画エリアA,Cと後方の板体2の区画エリアB,Dに2つの脚材の双方の筒体5,5を取付けることにより、脚材3を介して互いに連結している。そして、左端の2枚の板体2の区画エリアA,Bに、連結と関係のない脚材3の双方の筒体5,5を取付けると共に、右端の2枚の板体2の区画エリアC,Dに、連結と関係のない脚材3の双方の筒体5,5を取付けている。
上記のような連結態様にすると、各充填材の板体2は、これに隣接する2つ又は3つの充填材の板体2と脚材3で連結されることになり、充填材を前後方向に2つ、左右方向に無限に並べて連結一体化することが可能となる。尚、板体2の区画エリアA,B,C,Dに対する脚材3の筒体5の取付けは、板体2の各区画エリアA,B,C,Dに形成された前述の環状凸部4の下端の凹部4bに、筒体5上端の凸部5bを下方から嵌合させることによって、各区画エリアA,B,C,Dの中心と各筒体5の中心とが一致するように行われることは言うまでもない。
この地下水槽充填材1を地下水槽内に積み上げて充填する場合は、図9に示すように、板体2を底板として兼用して地下水槽の底に縦横に並べて敷設し、その上に地下水槽充填材の板材2を縦横に並べて脚材3により上記の連結態様で連結すると共に、脚材3の筒体5,5の下端を、底板として敷設した板体2の環状凸部4に嵌合固定する。そして、この1段目の地下水槽充填材1の上に、2段目の地下水槽充填材1を縦横に並べて脚材3により同様に連結しながら、脚材3の筒体5,5の下端を1段目の地下水槽充填材の板体2の環状凸部4に嵌合固定して2段目の地下水槽充填材1を積み上げる。この図9には、地下水槽充填材1を2段に積み重ねたものが例示されているが、地下水槽がもっと深い場合には地下水槽充填材を更に積み重ねる。
地下水槽充填材の積み重ねが終わると、最上段(図9の場合は2段目)の地下水槽充填材の板体2の上に平板9を重ねて取付けると共に、積み重ねた地下水槽充填材を取り囲むように平板9を地下水槽充填材の側面に取付ける。この平板9は、板体2や脚材3と同様の合成樹脂で一体成形されたものであって、一辺の長さが板体2と同サイズの正方形の平板とされており、図10に示すように複数の通水孔9bが形成されている。そして、平板9の下面には、板体2の4つの環状凸部4に嵌合させる4つの環状の嵌合部9aが形成されている。この実施形態の地下水槽充填材は、その高さが板体2の一辺の長さの1/2とされているため、図9に示すように1枚の平板9で上下2段の地下水槽充填材の側面がカバーされるようになっている。
このように平板9を取付けて地下水槽充填材1の組立てが完了すると、側面の平板9を貫通させて流入管や流出管を地下水槽充填材の脚材3の筒体5,5の間に挿入し、組立てた地下水槽充填材1の周囲を透水シート又は遮水シートで被覆すると共に、上面を透水シートで被覆し、土を埋め戻して地下水槽の施工を終了する。その場合、地下水槽充填材1として、板体2の一辺の長さが50cm程度、脚材3の筒体5,5の太さ(直径)が5cm程度に設定されたものを組立てると、互いに隣り合う脚材3,3の筒体5,5間に20cm程度の間隔が形成されるので、管径が200mmの太い流入管や流出管を筒体5,5間に挿入することができる。
上記のように地下水槽充填材1を縦横に並べて板体2を脚材3で連結しながら上方に積み重ねて地下水槽に充填すると、脚材3の筒体5,5が連結体6を介して相互に補強しあうため、従来のように脚を1本ずつ個別に取付ける場合に比べると、強度や安定性が向上し、水平方向の大きい力や上方からの大きい荷重が作用しても、脚材3の筒体5,5が傾いたり座屈する恐れが皆無に等しくなる。しかも、隣接する地下水槽充填材の板体2,2同士は脚材3によって強固に連結されるため、積み重ねた充填材の全体が歪んだり崩落する心配が解消される。
図11は上記の正方形の板体2と脚材3とからなる地下水槽充填材1を縦横に並べて連結するもう一つの連結態様の概略説明図である。
この連結態様では、どの地下水槽充填材1の板体2も、これに隣接する2つ又は3つ又は4つの地下水槽充填材1の板体2と脚材3によって連結されている。この連結態様を採用すると、地下水槽充填材1を縦横に並べて無限に連結できるが、必ず4隅は脚材3を取付けることができなくなるので、4隅には1本の筒体5のみでなる脚材30を取付ける必要がある。
図12は本発明の他の実施形態に係る地下水槽充填材の長方形の板体の平面図、図13は同充填材を縦横に並べて連結する一連結態様を示す概略説明図である。
図12に示す板体2は、縦方向の短辺と横方向の長辺の長さの比率が2:3である長方形の板体であって、具体的には短辺が50cm程度、長辺が75cm程度のものが好適に使用される。この板体2は、6つの小さな正方形に区画した各区画エリアA,B,C,D,E,Fの中心に環状凸部4がそれぞれ形成されている。そして、この板体2に取付けられる脚材3は、筒体5,5の中心間の距離が、前記板体2の短辺の1/2になるように形成され、筒体5の中心と各区画エリアの中心を一致させて取付けることができるようになっている。
この地下水槽充填材1の他の構成は、前述した図1〜図10に示す実施形態の地下水槽充填材1と同様であるから、説明を省略する。
このような地下水槽充填材1は、縦横に並べながら例えば図13に示すような連結態様で連結され、上方に数段積み重ねられて地下水槽に充填される。即ち、図13に示す連結態様では、四隅に位置する地下水槽充填材1の板体2が、これに隣接する2つの地下水槽充填材1の板体2に脚材3で連結され、四隅を除く周縁部に位置する地下水槽充填材1の板体2が、これに隣接する3つの地下水槽充填材1の板体2に脚材3で連結され、周縁部の内側に位置する地下水槽充填材1の板体2が、これに隣接する4つの地下水槽充填材1の板体2に脚材3で連結されている。周縁部の内側に位置する地下水槽充填材1の板体2には、前後左右に隣接する地下水槽充填材の板体2との連結に関与する脚材3のみが取付けられているが、四隅を含む周縁部に位置する地下水槽充填材の板体2には、連結に関与しない脚材3も取付けられている。このような連結態様を採用して、長方形の板体2と脚材3とからなる地下水槽充填材1を縦横に並べて連結すると、無限に連結できるといった顕著な効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る地下水槽充填材を示す分解斜視図である。 同充填材を構成する方形の板体の平面図である。 同板体の断面図である。 同板体の背面図である。 同充填材を構成する脚材の斜視図である。 同脚材の平面図である。 同脚材の断面図である。 同充填材の一連結態様を示す概略説明図である。 同充填材を上下に段積みした組立て状態を示す部分断面図である。 地下水槽充填材の側面及び上面に取付けらる平板の断面図である。 正方形の板体2と脚材3とからなる地下水槽充填材1を縦横に並べて連結するもう一つの連結態様の概略説明図である。 本発明の他の実施形態に係る地下水槽充填材の長方形の板体の平面図である。 同充填材を縦横に並べて連結する一連結態様を示す概略説明図である。
符号の説明
1 地下水槽充填材
2 板体
3 脚材
4 環状凸部
4b 凹部
5 筒体
5b 凸部
6 連結体
7 通水孔
8 通水孔

Claims (6)

  1. 地下水槽に充填される充填材であって、合成樹脂製の方形の板体と、その板体に下方から取付けられる複数の脚材とからなり、前記脚材は、2本の筒体が所定の間隔をあけて連結体で連結されたもので、2本の筒体と連結体が合成樹脂で一体成形されており、前記脚材自体は互いに独立して連結されないものであることを特徴とする地下水槽充填材。
  2. 上記板体が正方形であり、上記脚材の2本の筒体の中心間の距離が正方形の該板体の一辺の長さの1/2であり、正方形の該板体を4つの小さな正方形に区画したときの各区画エリアの中心と、筒体の中心とが一致するように、上記脚材が取付けられることを特徴とする請求項1に記載の地下水槽充填材。
  3. 上記板体が、短辺と長辺の比率が2:3である長方形の板体であり、上記脚材の2本の筒体の中心間の距離が、短辺の1/2であり、長方形の該板体を6つの小さな正方形に区画したときの各区画エリアの中心と、筒体の中心とが一致するように上記脚材が取付けられることを特徴とする請求項1に記載の地下水槽充填材。
  4. 上記板体の上面に、脚材の筒体の下端部を嵌合させる環状凸部が突設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の地下水槽充填材。
  5. 上記脚材の筒体の上端部に複数の凸部を設けると共に、上記板体の下面側に複数の凹部を設け、上記凸部を上記凹部に嵌合させたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の地下水槽充填材。
  6. 上記板体に複数の通水孔を設けると共に、上記脚材の筒体の側面に複数の通水孔を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の地下水槽充填材。
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