JP3429230B2 - コンクリートブロックからコンクリート構築物を構築するための工法 - Google Patents

コンクリートブロックからコンクリート構築物を構築するための工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートブロ
ックからコンクリート構築物を構築するための工法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリート構築物を浸
透貯留槽として使用した例として、浸透性のコンクリー
トをボックスカルバートの形状に形成したものが知られ
ている。この浸透貯留槽にあっては、全体が浸透性のコ
ンクリートから成るので浸透性は良好であるが、内部に
鉄筋を挿入したとしても、コンクリート構造物としての
適正な物性、例えば応荷重性等を欠いているので、一般
にコンクリート構造物としては認められない。従って、
この構築物を地中に埋設した際は、小さい荷重条件でか
つ土被りがある必要があり、当然この土により目詰まり
が生じ、貯留浸透槽としての機能を失ってしまう。
【0003】更に、ボックスカルバートを浸透貯留槽と
して使用することが知られている。この場合、浸透のた
め、ボックスカルバートの底部に切欠きを形成しなけれ
ばならない。しかし、一般にボックスカルバート構造と
言うのは、反力を受容しなければならずまた、これに伴
い荷重が均等に分散される構造のものでなければならな
い。このように底部に切欠きを形成した場合、反力の受
容はもちろんのこと、応荷重性が必ずしも十分であると
は言いがたい。また、このような構造では浸透面積が少
なすぎ、浸透貯留槽としては不適切である。
【0004】更に、この種のコンクリートブロックを層
を形成するように組立て貯水槽としたものも知られてい
る。この工法に使用されるコンクリートブロックは角面
体に形成されており、内部がくり抜かれている。このよ
うな構造では、確かに空隙率は大きくなる。しかし、中
央が空洞になっていることから、地中に埋設した際、周
辺土圧等により座屈する恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、上記のような公知のコンクリート構築物の欠点を
もたないコンクリートブロックから成るコンクリート構
築物を構築するための工法を提供することである。
【0006】本発明による基本思想は、公知の浸透貯留
槽のような槽状にコンクリートブロック構築物を構築す
る際に、X方向(コンクリートブロックの横方向接合)
およびY方向(コンクリートブロックの縦方向接合)で
コンクリートブロックの接合が行われるが、基本となる
X方向の列は始端部単位ブロックと、中間部単位ブロッ
クとこの中間部単位ブロックのn個に接合される終端部
単位ブロックから成り、このX方向のブロック列がY方
向でn個連接されるが、その際、これらX方向での上記
三つの構造単位のブロックの接合を、n列接合される中
間部単位ブロック構造を基本とし、その両サイドのブロ
ック、即ち始端部単位ブロックと終端部単位ブロックに
対する接合が適切かつ迅速に行われるように構成した場
合、容易に槽状のコンクリートブロック構築物を構築す
ることが可能であると言うことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、コンクリー
トブロックの脚部が載置される基礎地面に浸透性コンク
リートと鉄筋コンクリートとから成る浸透基礎ブロック
を載置し、その上に高さ調節用空練りモルタル層を適宜
形成し、この高さ調節用空練りモルタル層の上に立ち上
がり部の脚部を載置させて始端部単位ブロックとし、こ
の始端部単位ブロックにX方向で中間部単位ブロックを
同様に高さ調節用空練りモルタル層の上に脚部を載置し
て桁を介してn個連接し、このn個の中間部単位ブロッ
クに最終単位としてn−終端部単位ブロックを同様に高
さ調節用空練りモルタル層の上に脚部を載置して桁を介
して接合することによって解決される。
【0008】この工法において、X方向で並列されたn
列の各単位ブロックはY方向では上記各単位ブロックを
浸透基礎ブロックの高さ調節用空練りモルタル層の上に
各々の脚部を載置して接合手段によりn個接合され、Y
方向で始端部コンクリートブロックと終端部コンクリー
トブロックに端版が、X方向で始端部単位コンクリート
ブロックの始端部側と終端部単位ブロックの終端部側に
側版が接合される。更に、この工法にあっては、X方向
およびY方向で接合された構築物の各々のコンクリート
ブロックの上部に、床版をその下部に形成された凸部を
もって、X方向で隣接しているコンクリートブロックの
門形立ち上がり部に嵌合されてこれらを橋絡するように
載置され、門形立ち上がり部の各々の上端面に設けられ
た接合手段を介して接合され、次いで、各々の床版はY
方向で隣接しているコンクリートブロックの門形立ち上
がり部に嵌合されてこれらを橋絡するように載置され、
これら門形立ち上がり部の各々の上端面に設けられた接
合手段を介して接合される。
【0009】上記の床版にあって、床版同志の接合目地
に流入する湿分の排出が行われるように床版のX方向で
ほぼ中央の接合領域内に排水用ドレーンを埋設し、周囲
に充填材が充填されている。
【0010】以下に添付した図面に図示した発明の実施
の態様につき本発明を詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の態様】本発明によるコンクリートブロッ
クは、上記のように基本的に三つの単位構造を有してい
る。図面にはX方向での接合順序に従って説明する。
【0012】図1には、X方向で始端部単位ブロックと
なるブロック1が示されている。このブロック1は、X
方向で門形に間隔をおいて起立する二つの立ち上がり部
A,A′と、これらの立ち上がり部を下方においてX方
向で桁C,C′を介して、Y方向で桁D,Dを介して結
合されている脚部B,B′と、これらの立ち上がり部
A,A′を上方において結合しているX方向の桁Eから
構成されている。ここで桁Eは座屈を防止するための桁
であり、丈の低いブロックにあっては必要としない。し
かし、多くの場合このような構造で使用するのが有利で
ある。
【0013】立ち上がり部A′に所属する脚部B′はX
方向で接合される、次に述べる中間単位ブロック2のX
方向の桁F,F′が嵌合する切欠き3,3′を備えてい
る。
【0014】このブロック1は、立ち上がり部の始端部
側に側版100を接合するための段差部10を備えてい
る。また、このブロックから構築物を形成する際に、こ
の側版100を段差部10に載置して接合するために、
上記立ち上がり部Aは接合手段(インサート)210を
端面側の上下に備えている。更に、このブロックから構
築物を形成する際に、端版110を接合するための接合
手段(インサート)220を立ち上がり部A′,A′の
上部と脚部B、B′に、このブロック1をY方向でn個
接合するための接合手段(シース)240を立ち上がり
部A,A′の上部と脚部B,B′に備えている。
【0015】そして、立ち上がり部A,A′に床版12
0を載置して接合するために、上端面に接合手段(イン
サート)230を備えている。
【0016】このブロック1のX方向の接合、即ち中間
部単位ブロック2と接合を行うために、ブロック1の脚
部には、桁F,F′が接合のため嵌合する切欠き3、
3′が設けられている。そして、この切欠き3,3′は
底部にこれらの桁F,F′を接合するための接合手段
(インサート)200を備えている。
【0017】このようなブロック1の構造により、X方
向で構築物を形成することが可能となる。
【0018】次ぎに上記始端部単位ブロック1と接合さ
れる、本発明によるX方向で中間部単位ブロックとなる
ブロック2は、図2に示したように、X方向で門形に間
隔をおいて起立する二つの立ち上がり部2A,2A′
と、これらの立ち上がり部を下方においてX方向で桁2
C,2C′を介して、Y方向で桁2D,2D′を介して
結合されている脚部2B,2B′と、立ち上がり部2
A,2A′を上方において結合しているX方向の桁2E
から構成されており、この場合立ち上がり部2Aに所属
する脚部2Bが、始端部単位ブロック1側で、この始端
部単位ブロック1のX方向の桁F,F′が嵌合する切欠
き4,4′を、および次のn−単位ブロックの桁nF,
nF′が嵌合する切欠きn3,n3′を備えている。
【0019】このブロックから構築物を形成する際に、
端版110を接合するための手段(インサート)220
を立ち上がり部2A,2A′の上部と脚部2B,2B′
に、このブロック2をY方向でn個接合するための接合
手段(シース)240を立ち上がり部2A,2A′の上
部と脚部2B,2B′に備えている。そして、立ち上が
り部2A,2A′に床版120を載置して接合するため
に、上端面に接合手段(インサート)230を備えてい
る。
【0020】更に、X方向で桁F,F′;nF,nF′
と嵌合する切欠き4,4′;3,3′の底部にこれらの
桁F,F′;nF,nF′を接合するための接合手段
(インサート)200を備えている。
【0021】n−終端単位ブロックnの構造は、図3に
示すように、上記ブロック1の構造と同様である。
【0022】異なるのは、立ち上がり部nAに所属する
脚部nBが、単位ブロック1側で、構築用ブロックとし
て先行する中間部単位ブロック2のX方向の桁nF,n
F′が嵌合する切欠きn4,n4′と、立ち上がり部の
終端部側に側版100を接合するための段差部n10を
備えていることである。
【0023】その他、構造はブロック1と全く同様であ
る。即ち、このn−終端部単位ブロックnは単位ブロッ
ク1を逆方向で使用しただけである。
【0024】上記の三つの構造単位は、X方向での構築
物の基本単位であり、そのうち中間部単位ブロック2は
n個互いに連接され、X方向での構築物の無限の長さを
保証する。
【0025】以下に、上記単位ブロックを連接し、構築
物として構築するための工法を説明する。
【0026】その際、基本となるのは、X方向での上記
三つの単位ブロックの連接した構築物であり、この構築
物がどのように構築されるかを以下に説明する。
【0027】上記のようなコンクリートブロック単位
は、本発明により、図8、図9に示すように、先ず門形
立ち上がり部A,A′の脚部B,B′が載置される基礎
地面に浸透性コンクリート301と鉄筋コンクリート3
02とから成る浸透基礎ブロック300を載置する。
【0028】この始端部単位ブロック1にX方向で中間
部単位ブロック2をそれらの脚部2B,2B′を同様に
浸透基礎ブロック300上に載置し、桁F,F′を接合
する。この中間部単位ブロックの接合は任意であり、そ
の時の必要に応じてn列n個接合される。
【0029】この中間部単位ブロック2に最終的にn−
終端部単位ブロックnを桁nF,nF′を介して同様に
構築された浸透基礎ブロック300上に脚部nB,n
B′を載置し、構築物を構築する。
【0030】こうして、X方向でのコンクリートブロッ
クの各列が構築される。
【0031】次いで、Y方向では上記各単位ブロック
1,2,nが各々の脚部B,B′;2B,2B′;n
B,nB′を浸透基礎ブロック300上に載置して、Y
方向の接合手段(シース)240によりn列n個接合さ
れる。
【0032】そして、X方向で始端部単位ブロック1の
段差部10と終端部単位ブロックnの段差部n10に側
版100が、Y方向で始端部コンクリートブロックY1
と終端部コンクリートブロックYnに端版110が接合
される(図5,図6,図7参照)。
【0033】これらの接合は、接合手段200,21
0,220(図1、図2、図3参照)によって行われ
る。この場合、この発明の実施の態様にあってはインサ
ートで、また、X方向でn列のY方向でn個の単位ブロ
ックを接合するための接合手段240(図1、図2、図
3参照)はこの発明の実施の態様にあってはシースで、
公知のPC−鋼材等を使用して緊張固定される。
【0034】このようにして構築された構築物の下部空
域400に、図14a,b,c,dに示すように、砂3
04、単粒度砕石(JIS A5001−道路用砕石)
305等を均等に敷きつめて充填し、その上に透水シー
ト126を敷く。このようにして構築したコンクリート
ブロック構築物を図8、図9に断面図で示した。
【0035】X方向およびY方向で接合された構築物の
各々のコンクリートブロック1,2,n;Y1,Y2,
Ynの上部に、図10a,b,cに示した床版120を
その下部に形成された凸部121をもって、先ずX方向
で隣接しているコンクリートブロック1,2,nの門形
立ち上がり部A,A′;2A,2A′;nA,nA′に
嵌合させてこれらを橋絡するように載置して、門形立ち
上がり部A,A′;2A,2A′;nA,nA′の各々
の上端面に設けられた接合手段(インサート)230を
介して接合し、次いで各々の床版120をY方向で隣接
しているコンクリートブロックY1,Y2,Ynの門形
立ち上がり部A,A′;2A,2A′;nA,nA′に
嵌合させてこれらを橋絡するように載置し、これら門形
立ち上がり部A,A′;2A,2A′;nA,nA′の
各々の上端面に設けられた接合手段(インサート)23
0を介して接合する。
【0036】このようにして、図5と図6に示した、コ
ンクリートブロック構築物が形成される。
【0037】上記の床版120の接合の際、図11a,
b,c,dに示したように、接合目地122に流入する
湿分の排出が行われるように床版120のX方向でほぼ
中央の接合領域123内に排水用ドレーン124を埋設
し、周囲に充填材125を充填する。この排水用ドレー
ン124は繊維を圧縮成形したものから成るのが有利で
あり、充填材125としては、砂304または単粒度砕
石305でよいが、目詰まりを避けるためこの充填材の
上に、繊維から成る透水シート126を敷くのも一つの
方法である。
【0038】本発明による接合の一例として、側版10
0の接合を図12に示した例で説明する。始端部側の段
差部10(図1)と終端部側の段差部n10(図3)に
切欠き130を備えている側版100を載置し、切欠
き130にワッシャー132を介してボルト131を接
合手段(インサート)210内に挿入して緊締し、切欠
き130にモルタル133を充填する。また、Y方向の
始端部コンクリートブロックY1、終端部コンクリート
ブロックYnと端版110の接合は、図13に示すよう
に端版110が有している切欠き130にワッシャー1
32を介してボルト131を接合手段(インサート)2
20に挿入して緊締し、切欠き130にモルタル133
を充填する。
【0039】本発明によるコンクリート構築物は、主と
して浸透貯留槽としての使用に適している。
【0040】更に、本発明によるコンクリート構築物
は、植生槽(図15参照)としても使用されるが、その
際は、各々のコンクリート構築物の始端部単位ブロック
1、中間部単位ブロック2およびn−終端部単位ブロッ
クnがX方向でn列、Y方向でn個接合されて、コンク
リート構築物に形成された際、各々の立ち上がり部に形
成される上部空域410に土306が充填され、植物が
そこで根をはることができるように構成される。
【0041】
【発明の効果】本発明によるコンクリートブロックは、
それが構築物、例えば浸透貯留槽として使用した際、目
詰まりをおこすことのない、かつ土圧等により座屈する
ことのない地下構築物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X方向で始端部単位ブロックの図である。
【図2】X方向で中間部単位ブロックの図である。
【図3】X方向で終端部単位ブロックの図である。
【図4】床版および桁を接合したコンクリートブロック
構築物の斜視図である。
【図5】床版、側版、端版および桁を接合して地下構築
物としたコンクリートブロック構築物の斜視図である。
【図6】床版、側版、端版および桁を接合して地下構築
物としたコンクリートブロック構築物の透視図である。
【図7】床版、側版、端版および桁を接合して地下構築
物としたコンクリートブロック構築物の平面図と床版よ
り下を示した平面図である。
【図8】浸透槽として構築したコンクリートブロック構
築物をX方向から見た断面図である。
【図9】浸透槽として構築したコンクリートブロック構
築物をY方向から見た断面図である。
【図10】床版の斜視図およびX方向、Y方向から見た
正面図と側面図である。
【図11】床版の接合部の処理を示した図である。
【図12】側版の接合方法の一例を示した図である。
【図13】端版の接合方法の一例を示した図である。
【図14】基礎部の施工例を示した図である。
【図15】植生槽として構築したコンクリートブロック
構築物をX方向から見た断面図である。
【符号の説明】
10 側版用段差部 100 側版 110 端版 120 床版 121 凸部 122 接合目地 123 接合領域 124 排水用ドレーン 125 充填材 126 透水シート 130 切欠き 131 ボルト 132 ワッシャー 133 モルタル 200 桁用接合手段(インサート) 210 側版用接合手段(インサート) 220 端版用接合手段(インサート) 230 床版用接合手段(インサート) 240 Y方向接合手段(シース) 300 浸透基礎ブロック 301 浸透性コンクリート 302 鉄筋コンクリート 304 砂 305 単粒度砕石 306 土 400 下部空域 410 上部空域 500 土被り

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートブロックからコンクリート
    構築物を構築するための工法において、コンクリートブ
    ロック(1)の脚部(B,B′)が載置される基礎地面
    に浸透性コンクリート(301)と鉄筋コンクリート
    (302)とから成る浸透基礎ブロック(300)を載
    置し、その上に高さ調節用空練りモルタル層(303)
    を適宜形成し、この高さ調節用空練りモルタル層(30
    3)の上に立ち上がり部(A,A′)の脚部(B,
    B′)を載置させて始端部単位ブロック(1)とし、こ
    の始端部単位ブロック(1)にX方向で中間部単位ブロ
    ック(2)を同様に高さ調節用空練りモルタル層(30
    3)の上に脚部(2B,2B′)を載置して桁(F,
    F′)を介してn個連接し、このn個の中間部単位ブロ
    ック(2)に最終単位としてn−終端部単位ブロック
    (n)を同様に高さ調節用空練りモルタル層(303)
    の上に脚部(nB,nB′)を載置して桁(nF,n
    F′)を介して接合することを特徴とするコンクリート
    ブロックからコンクリート構築物を構築するための工
    法。
  2. 【請求項2】 X方向で並列されたn列の各単位ブロッ
    ク(1,2,n)をY方向では上記各単位ブロック
    (1,2,n)を浸透基礎ブロック(300)上の高さ
    調節用空練りモルタル層(303)に脚部(B,B′;
    2B,2B′;nB,nB′)を載置して接合手段(2
    40)によりn個接合し、各列のY方向の始端部コンク
    リートブロック(Y1)と終端部コンクリートブロック
    (Yn)に端版(110)を、X方向で始端部単位ブロ
    ック(1)と終端部単位ブロック(n)に側版(Y10
    0)を接合することを特徴とする請求項1に記載の工
    法。
  3. 【請求項3】 X方向およびY方向で接合された構築物
    の各々のコンクリートブロック(1,2,n;Y1,Y
    2,Yn)の上部に床版(120)をその下部に形成さ
    れた凸部(121)をもってX方向で隣接しているコン
    クリートブロック(1,2,n)の門形立ち上がり部
    (A,A′;2A,2A′;nA,nA′)に嵌合させ
    てこれらを橋絡するように載置して、門形立ち上がり部
    (A,A′;2A,2A′;nA,nA′)の上端面に
    設けられた接合手段(230)を介して接合し、次いで
    各々の床版(120)をY方向で隣接しているコンクリ
    ートブロック(Y1,Y2,Yn)の門形立ち上がり部
    (A,A′;2A,2A′;nA,nA′)に嵌合させ
    てこれらを橋絡するように載置し、これら門形立ち上が
    り部(A,A′;2A,2A′;nA,nA′)の上端
    面に設けられた接合手段(230)を介して接合したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の工法。
  4. 【請求項4】 接合目地(122)に流入する湿分の排
    出が行われるように床版(120)のX方向でほぼ中央
    の接合領域(123)内に排水用ドレーン(124)を
    埋設し、周囲に充填材(125)を充填したことを特徴
    とする請求項1に記載の工法。
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