JP4485999B2 - 面光源装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、携帯電話、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、PDAなどの比較的小型機器の表示画面に自発光機能を持たない液晶表示装置を採用する場合に、液晶表示素子の背面に配置して照明用光源として使用されるLEDを発光源とする面光源装置に関する。
従来の、この種の面光源装置の構成を図11及び図12で示す。まず、図11の面光源装置は、樹脂などの透光性部材で形成された導光板50の端部に発光源51を配設し、端面52から導光板50内に光を導入する。
導光板50の背面には、連続する山53と谷54によってプリズムアレイが形成され、発光源51から離れるに従って発光源51に向いた傾斜面A1の反対側の傾斜面A2の傾斜角度βを大きくしてプリズムピッチPを除々に短くしている。そして、導光板50の端面52から導入された光は、発光源51に向いた傾斜面A1で全反射して出射面55から光を出射させ、拡散板56で拡散させた後に液晶表示素子を照明するものである。この場合、出射面55側から観察した単位面積あたりの傾斜面A1が発光源から離れるに従って広くなるので、角度β及びプリズムピッチPを同一に形成した導光板50よりも出射面55から出射される光の強度分布の均一性が改善されたものとなっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、図12の面光源装置は、複数の発光源60を導光板61の端部に配設し、夫々の発光源に対応するように導光板61の端部に形成された連続する円弧形状の凹部62から導光板61内に光を導入し、導光板61の背面下方に配設された反射材63に反射された光を出射面から出射させるようにしたものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開平8−94844号公報 特開昭54−164377号公報
上記図11で示す従来の面光源装置は、発光源51に向いた傾斜面A1の傾斜角度をαとすると角度αと角度βとはα≧βの関係にある。従って、傾斜面A1の面積S1と傾斜面A2の面積S2とはS1≦S2の関係となり、出射面55側から観察した単位面積あたりに対して傾斜面A1の占める割合は最大50%である。これは、発光源51からの距離に対して単位面積あたりの全反射面A1の拡大率としては十分とはいえず、出射面55から出射される光による輝度及び輝度分布の更なる均一性が求められている。
また、複数の発光源(例えば、LED)を配設した場合の導光板50の入光端面52の形状及びプリズムアレイの形状について十分な対応が施されていないために、入光端面52近傍の出射面55で輝度ムラが生じる問題がある。
更に、上記図12で示す面光源装置では、発光源60の夫々に対応するように形成された凹部62を介して光を導光板61内に導入するようにしているが、発光源がLEDの場合、LEDから放射される光は極めて指向性が強く、そのまま導光板61内に導入されても導光板61内を均一に導光されることがないために導光板61の出射面から出射される光も輝度の均一性に乏しいものとなってしまう。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、複数のLEDを発光源とし、導光板の端面から導光板内に導入されたLEDの光による出射面の輝度分布が均一な面光源装置を実現するものである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、複数の発光ダイオードを適宜な間隔を保って導光板の入光端面近傍に配置し、前記導光板の背面にローレットカットを施し、前記導光板の光出射面及び/又は光出射面の略出射方向に光制御手段を設けた面光源装置であって、前記導光板の入光端面には微細なカットが施され、前記導光板背面のローレットカットの入光端面側に向いた傾斜面の水平方向からの傾斜角度は、入光端面近傍が他の部分と比較して大きいことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記導光板背面のローレットカットの入光端面側に向いた傾斜面の水平方向からの傾斜角度は、入光端面から他端部に向かうに従って段階的又は除々に小さくなるように変化していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は2の何れか1項において、前記微細なカットは、凹状曲面カットであることを特徴とするものである。
LEDから放射された光を導光板内に導入する入光端面に微細な凹状曲面カットを施し、導光板内に導入された光を反射(全反射)して導光板の照射面に向ける導光板の背面の形状をローレット形状とし、該ローレット形状の三角形の凹部の入光端面側に向いた傾斜面の水平方向からの傾斜角度を入光端面から離れるに従って小さくした。その結果、明るくて輝度分布が均一な面光源装置を実現することができた。
以下、この発明の好適な実施形態を図1から図10を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
図1は本発明に係わる面光源装置の実施形態を示す分解立体図であり、本実施形態はLED1、導光板2、反射シート3、拡散版4、及びプリズムシート5の5つの部分から構成されている。
そして、導光板2を挟むように導光板2の下方には反射シート3が配設され、導光板2の上方には拡散板4及びプリズムシート5が順次配設されている。また、導光板2の端部近傍には発光源となる複数のLED1が略一定の間隔を保って配設されている。本実施形態ではLED間の距離を8〜9mmとしている。なお、前記プリズムシート5の上方に更に液晶表示素子7を配置することによって液晶表示装置が形成されるものである。
面光源装置30の光学系は、まず、LED1で発光された光は樹脂などの透光性部材で形成された導光板2の端面(入光端面)8から導光板2内に導入され、導光板2の照射面(液晶表示素子7を配置する方の面)9、背面(照射面9の反対の面)10及び他方の端面11の3方向に分かれて導光板2内を導光される。
導光板2内に導入されて導光板2の照射面9に向かった光はその殆んどが照射面9で反射(全反射)されて導光板2の背面10に向かい、背面に至った光のうちの一部は背面10で反射(全反射)されて照射面に向かい、照射面9に至った光は照射面9から外部(大気中)に放出されるものと照射面9で反射されて再度背面10に向かうものとに分かれる。
また、背面10に至った光のうちの他の一部は背面10から外部に放出されて下方に配設された反射シート3に向かい、反射シート3で反射されて導光板2の背面10に向かう。背面10に至った光のうち一部は背面10から導光板2内に導入されて照射面9に向かい、照射面9に至った光は照射面9から外部に放出されるものと照射面9で反射されて再度背面10に向かうものとに分かれる。反射シート3で反射されて背面10に至った光のうちの他の一部は背面10で反射されて再度反射シート3に向かう。
一方、入光端面8から導光板2内に導入された光のうち直接導光板2の背面10に向かう光は、上記導光板2内に導入されて照射面9に向かい、照射面9で反射されて背面10に向う光と同様の光路を辿るものとなる。
更に、入光端面8から導光板2内に導入された光のうち、他方の端面11に向かう光は殆んど端面11から外部に放出されることになる。従って、この外部に放出される光を有効に利用するために端面11に反射手段を施し、端面11で反射させた光を導光板2内に戻して照射面9からの放出に向けるようにすることが一般的に行なわれている。
上述したように、導光板の照射面から放出される光は、導光板の入光端面から導光板内に導入されて導光板内の様々な光路を辿って到達した光の集合体である。また、LEDから放射された光のうち導光板に導入されないもの、及び、導光板に導入されても照射面から放出されないものもあり、これら照射面からの放出に寄与しない光を極力少なくすることが明るい面光源装置を実現するためのもっとも重要な要件である。
また、液晶表示素子の照明光源として求められる要件の1つに、照射面の輝度の均一性がある。特に、液晶表示装置のフルカラー化が一般的になった現在では、面光源の明るさと共に面内の輝度の均一性が液晶表示画面の画質を左右することになり、惹いては液晶表示装置の表示品位に大いに影響を及ぼすものとなる。
本発明の発明者は、明るくて、面内で輝度の均一性が高い面光源装置を開発することによって液晶表示装置の商品性の向上に寄与しようと研究・開発を進めてきた。
上記目的を達成するために、まず、発光源にLEDを使用することを前提として導光板の入光端面の理想的な形状を検討した。それには、シミュレーション技法を取り入れ、仮想入光端面を設定してLEDから放射される光の挙動を検証した。
設定した入光端面は、図2に示すように(a)の頂角90°の直角二等辺三角形の凹部とその三角形の底辺に平行な面とが交互に連続する形状による端面と、(b)の半径130μmの円弧形状の凹部の連続によるレンチキュラー形状(b)の2つである。なお、(a)の入光端面形状は現在一般的に採用されている形状の1つである。
そして、そのときの導光板の照射面から放出される光線密度の分布をシミュレーションして得られた結果が図3(a)、(b)に表されている。なお、図3は導光板のLED近傍の照射面を拡大して表しており、(a)、(b)共に図中に記したA部には明るいスポット(明スポット)、B部には暗いスポット(暗スポット)が生じている。但し、明スポットAの光線密度に対する暗スポットBの光線密度の比率は、(a)の場合は43.5%(b)の場合は62.5%となった。つまり、明スポットと暗スポットとの光線密度の差が(b)の方が少なく、従って、(b)の入光端面の形状の方が導光板のLED近傍の照射面における輝度の均一性が高いことがわかる。
この理由は図2(a)、(b)から説明できる。上記導光板の照射面のAの明スポットは2つのLEDの中間部の位置を示し、Bの暗スポットはLEDの光軸上の位置を示している。これは、LEDの光(光線)が平行光線として導光板の入光端面に向かうと想定すると、(a)の場合は光線が、直進する光線と直角二等辺三角形の凹部の面で屈折されて左右に大きく振り分けられる光線の3つに分かれ、隣り合う2つの凹部で屈折された光線と直進する光線の3つの光線が交差する位置で特に光線密度(輝度)が高くなることになる。
一方、(b)の場合は、光線が円弧形状の凹部の面で略均等に屈折されるために、(a)ほど光線が集中する部分がなく、光線密度(輝度)の均一性を確保するには有効な形状であることが検証できた。なお、導光板の入光端面の形状は(b)の円弧形状の他に、楕円曲線面、双曲線面などの曲面で構成しても有効性は確保できるものである。
ところで、導光板の入光端面は、図2の(a)及び(b)で示される形状の他に、図4の(c)〜(f)で示される形状も可能である。(c)の入光端面は(c′)の円弧形状の凹部の連続によるレンチキュラー形状に於いて、円弧のピッチを維持しながら円弧の頂点部分を削除して繋ぎ合わせた形状をしており、凹部と平面とが交互に連続する形状となっている。(d)の入光端面は(d′)の円弧形状の凹部の連続によるレンチキュラー形状に於いて、円弧の頂点部分を残すように該円弧の下方を平坦に削除した形状をしており、(c)と同様に凹部と平面とが交互に連続する形状となっている。(e)の入光端面は(d)のように円弧形状の凹部と平面とが交互に連続する形状をしており、円弧の弦の長さm1の、円弧のピッチp1に対する比率が約60%となっている。(f)の入光端面は頂角130°の二等辺三角形の凸形状のプリズム部とその三角形の底辺に平行な面とが交互に連続する形状をしており、プリズム部の長さm2の、プリズム部のピッチp2に対する比率が約40%となっている。
なお、導光板の入光端面は上記図2の(a)及び(b)、図4の(c)〜(f)で示した形状に限られるものではなく、それ以外の形状についても考えられる。その場合、上記図2の(a)及び(b)、図4の(c)〜(f)の形状を含めて、導光板等に対する要求仕様を考慮して適宜最適設計が施されるものである。但し、シミュレーションにより、その中でも凹状曲面で構成される入光端面が最も良好な光学特性を齎すことが確認されている。
上記のように、導光板の入光端面にレンチキユラー形状を採用することによって導光板のLED近傍の照射面輝度分布の均一性を向上させることができるということが検証できたが、導光板の照射面におけるLEDの光軸上の輝度アップ及びLED近傍の更なる輝度均一性の向上を狙って、上記導光板の入光端面のシミュレーションに続いて導光板の背面の形状に関するシミュレーションを行なった。導光板の背面の基本的な形状は図5に示すように三角形の凹部の連続によるローレット(プリズム)12を採用した。この場合、LED1から出射して導光板2の入光端面8から導光板2内に導入された光のうち、導光板2の照射面9から外部に放出される光の殆んどはローレット12の入光端面8側に傾斜面P1(以降、単に傾斜面と称す)で反射(全反射)された光である。従って、照射面9の輝度及び輝度分布は傾斜面P1の形態によって決定するといっても過言ではない。
そこで、導光板の入光端面をレンチキユラー形状とし、背面のローレットの傾斜面の傾斜角度αを夫々18°、15°、13°、10°及び8°に設定して照射面の光線密度の分布のシミュレーションを行った。その結果を示すのが図6である。図6の(a)はローレット12の傾斜面P1の傾斜角度αを18°に設定したときの導光板2の照射面9における光線密度の分布図であり、(a′)は(a)のLED近傍の拡大図である。更に順次(b)はαを15°、(c)はαを13°、(d)はαを10°そして(e)はαを8°に設定したときの照射面9の光線密度の分布図であり、(e′)は(e)のLED近傍の拡大図である。
そこで、図6のLED近傍の光線密度の分布を示す(a′)及び(e′)に注目すると、傾斜面P1の傾斜角度18°の(a′)によるとLED近傍においてはLEDの光軸上が明スポットとなり、傾斜面P1の傾斜角度8°の(e′)によると逆にLEDの光軸上が暗スポットとなり2つのLEDの中間部が明スポットとなった。よって、ローレット12の傾斜面P1の傾斜角度を制御することによって照射面の輝度及び輝度分布を変えられることが検証できたと同時に、LED近傍の照射面の輝度分布を良好に保つ条件はローレット12の傾斜面P1の傾斜角度が18°〜8°の範囲内にあり、その中でも15°近辺が望ましいことも検証できた。
更に、導光板の照射面と液晶表示素子との間にプリズムシートを配設して照射面から放出された光の配光を制御する場合、プリズムシートの出光効率と傾斜面P1の傾斜角度との間には相関関係があり、プリズムシートのプリズム形状によってプリズムシートの高出光効率を確保するための傾斜角度が限定される。本発明の実施形態で使用するプリズムシートでは傾斜角度が8°で最も出光効率が高いため、基本となるローレットの傾斜面の傾斜角度を8°とし、出光効率を高く保ちながらLED近傍の輝度の均一性を確保するためにLED近傍のみの傾斜角度を変えるようにした。
但し、このとき、ローレットの傾斜面の傾斜角度を急激に変えるとその変化点で照射面上に輝線が現れて輝度分布に不具合な部分が生じることとなる。そのため、輝度分布に悪影響を及ぼさないように、傾斜角度をLED近傍から離れる方向に対して除々に変えるような対策を講じるようにした。
ここで、上記導光板の入光端面及び背面の形状に関する検証結果を盛り込んだ最適な条件下での実施形態をシミュレーションした結果を以下に示す。設定条件は、導光板の入光端面を図7のように円弧形状の凹部を連続した形状のレンチキュラー形状とし、詳しくは、円弧形状の半径を130μm、深さを47μm、ピッチを200μmとすると共に、導光板の背面を図8のように三角形の凹部を連続した形状のローレット(プリズム)形状とし、詳しくは、三角形の入光端面側に向いた傾斜面の傾斜角度を図8(a)に示すように入光端面から離れるに従って除々に小さくするように傾斜角度を可変にした((a)においては傾斜角α>傾斜角α1+n)。そして、このときの入光端面からの距離と傾斜面の角度の関係を示したのが図9である。この場合、部分的には同一傾斜角度になる範囲が存在するが、少なくとも任意の位置にある傾斜面の傾斜角度に対してそれよりも入光端面から離れた位置にある傾斜面の傾斜角度が大きくなることはない。
なお、上記最適条件との比較評価のために、導光板の入光端面の形状を上記実施形態と同様とし、背面の傾斜面の傾斜角度を8°に固定したものも同時にシミュレーションをした。
その結果を図10(a)、(a′)、(b)、(b′)に示している。(a)は傾斜角度を8°一定にした導光板の照射面の光線密度分布図であり、(a′)は(a)の照射面のLED近傍を拡大した光線密度分布図である。また、(b)は傾斜角度を15°〜8°の範囲内で可変にした導光板の照射面の光線密度分布図であり、(b′)は(b)の照射面のLED近傍を拡大した光線密度分布図である。
図10において、ローレットの傾斜角度を固定したときに導光板のLED近傍にあった暗スポットが傾斜角度を可変にしたときの導光板においては解消されており、傾斜角度を可変にしたことによる明らかな効果が認められた。また、導光板の照射面全体の輝度の均一性に関しては、明スポットの光線密度に対する暗スポットの光線密度の比率は、ローレットの傾斜角度を固定した導光板は62.6%であったのに対してローレットの傾斜角度を可変にした本実施形態の導光板は78.65%であった。なお、入光端面の形状が直角二等辺三角形の凹部で形成された一般的な導光板の明スポットの光線密度に対する暗スポットの光線密度の比率が43.5%であったことも合わせて比較すると、本実施形態に係わる導光板の照射面の輝度分布における均一性が極めて高いことが検証できた。
なお、上記シミュレーションによって、導光板背面のローレットの入光端面側に向いた傾斜面の傾斜角度を大きくすると導光板の照射面におけるLEDの光軸上の輝度が高まることが確認されている。よって、導光板の照射面の輝度分布における均一性を確保する手法として図8(b)に示すように、ローレットの傾斜面の高さをLEDから離れるに従って高くして反射面の面積を増加させ((b)においては傾斜高h<傾斜高h1+n)、LEDから遠ざかるに従って到達光量が減少するのを反射効率を高めることで捕足し、照射面の輝度の均一性を確保する方法も可能である。
また、導光板の照射面から放出された光の均一性を更に向上させるために、導光板と液晶表示素子との間に光制御手段を設ける場合がある。この光制御手段は具体的には拡散板とプリズムシートのうちの何れか一方又は両方で構成され、さらに、拡散板とプリズムシートの夫々は1枚又は複数枚で構成される。本実施形態の場合は、1枚の拡散板と1枚のプリズムシートを配設している。
なお、導光板2の入光端面8に施す円弧形状の凹部は、微細な連続した形状のレンチキュラー形状とするものであるが、このピッチについては発光源(本実施形態の場合はLED1)より小さいものであれば効果を得られるものとなる。
上述のように、本発明は面光源装置を構成する導光板において、導光板に光を導入する入光端面を円弧形状の凹部の連続からなるレンチキュラー形状とし、導光板内に導入された光を反射(全反射)して導光板の照射面に向ける導光板の背面の形状を三角形の凹部の連続からなるローレット(プリズム)とし、ローレットの三角形の凹部の入光端面側に向いた傾斜面(反射面となる面)の傾斜角度を入光端面から離れるに従って小さくした。
その結果、光源から放射された光を効率よく導光板内に導入し、更に導光板内に導入された光を効率良く、且つ均一に照射面から外部(大気中)に放出することが可能になった。つまり、明るくて輝度バラツキの少ない面光源装置が実現できたのである。
本発明の面光源装置にかかわる実施形態を示す分解立体図である。 光線分布のシミュレーションのために設定した導光板の入光端面の拡大図である。 図2のシミュレーション結果を示す光線密度分布図である。 導光板の他の入光端面を示す部分平面図である。 光線分布のシミュレーションのために設定した導光板の背面の拡大図である。 図5のシミュレーション結果を示す光線密度分布図である。 図1のA部拡大図である。 図1のB部拡大図である。 光線分布のシミュレーションのために設定した導光板背面の傾斜角度を表す図である。 本発明の面光源装置に係わる実施形態のシミユレーション結果を示す光線密度分布図である。 従来の面光源装置を示す概略断面図である。 従来の他の面光源装置を示す概略平面図である。
符号の説明
1 LED
2 導光板
3 反射シート
4 拡散板
5 プリズムシート
7 液晶表示素子
8 入光端面
9 照射面
10 背面
11 端面
12 ローレット
30 面光源装置

Claims (3)

  1. 複数の発光ダイオードを適宜な間隔を保って導光板の入光端面近傍に配置し、前記導光板の背面にローレットカットを施し、前記導光板の光出射面及び/又は光出射面の略出射方向に光制御手段を設けた面光源装置であって、
    前記導光板の入光端面には微細なカットが施され、前記導光板背面のローレットカットの入光端面側に向いた傾斜面の水平方向からの傾斜角度は、入光端面近傍が他の部分と比較して大きいことを特徴とする面光源装置。
  2. 前記導光板背面のローレットカットの入光端面側に向いた傾斜面の水平方向からの傾斜角度は、入光端面から他端部に向かうに従って段階的又は除々に小さくなるように変化していることを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。
  3. 前記微細なカットは、凹状曲面カットであることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の面光源装置。
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