JP4485522B2 - ディスク誤挿入防止機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスク誤挿入防止機構に関する。
車載用テレビやナビゲーション装置等の車載用電子機器には、車内のコンソールボックスやダッシュボード等の限られた狭い空間に本体が配置されることから、画像情報等の情報を表示する表示パネルが本体内に収納されるように構成されたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
また、かかる構成の車載用電子機器には、本体内にディスク再生装置が収納されてCDやDVD等のディスクを再生可能に構成されたものがある。例えば、シャーシに搭載されたディスク再生装置が本体内部の底面側に固定配置され、ディスク再生装置の上方の空間が表示パネルの収納空間となる。
このようなディスク再生機能を有する車載用電子機器では、表示パネルの未使用時に、水平に寝かせた表示パネルが、ディスク再生装置の上方の収納空間に配置される。また、表示パネルの使用時には、本体内に固定されたディスク再生装置の配置は変化せず、表示パネルが本体正面側へスライド移動するとともに、外部でチルト移動して表示面を立ち上げる。
特開2003−66855号公報 特開2003−127711号公報 特開2001−10415号公報
ディスク再生機能を有する車載用電子機器では、本体正面に設けられたディスク挿入口を介して、本体内に収納されたディスク再生装置にCDやDVD等のディスクが挿入されるが、ディスク再生装置と表示パネルとの間に空間が形成されているために、ディスクがこの空間に誤って挿入されてしまうという問題が一例として挙げられる。
特に、運転時におけるディスク挿入では、運転者が前方に注意を向けたまま手元を見ずにディスクを挿入するので、このようなディスクの誤挿入が起こりやすい。誤挿入されたディスクは、再生できないだけでなく、取り出しが困難であるとともに、損傷するという問題が例として挙げられる。
請求項1に記載の発明にかかるディスク誤挿入防止機構は、内部にディスク再生部が設けられた本体と、支持手段によって前記本体内で支持され前記本体内に収納可能かつ駆動手段によって駆動されて前記本体の正面から外部に出没可能に構成された表示部とを備えた電子機器に利用されるディスク誤挿入防止機構において、前記表示部の前記ディスク再生部と対向する面にディスク誤挿入防止手段が設けられ、前記ディスク誤挿入防止手段は、前記表示部の出没時に、前記表示部と前記ディスク再生部との間に形成される空間に配置され、前記空間に挿入されるディスクと当接することを特徴とする。
請求項2に記載の発明にかかるディスク誤挿入防止機構は、内部にディスク再生部が設けられた本体と、支持手段によって前記本体内で支持され前記本体内に収納可能かつ駆動手段によって駆動されて前記本体の正面から外部に出没可能に構成された表示部とを備えた電子機器に利用されるディスク誤挿入防止機構において、前記表示部の本体収納時に前記本体の正面に位置する前記表示部の領域に第1のディスク誤挿入防止手段が設けられ、前記第1のディスク誤挿入防止手段は、本体正面から見た際に、前記表示部と前記ディスク再生部との間に形成される空間の入り口を覆い、前記表示部の前記ディスク再生部と対向する面に第2のディスク誤挿入防止手段が設けられ、前記第2のディスク誤挿入防止手段は、前記表示部の出没時に、前記表示部と前記ディスク再生部との間に形成される空間に配置され、前記空間に挿入されるディスクと当接することを特徴とする。
図1は、本発明の実施例にかかるディスク誤挿入防止機構を備えた車載用電子機器の車内取り付け状態を示す模式的な斜視図である。 図2は、図1の表示パネルが本体に収納された状態における本体の内部構造を示す透視的な側面図である。 図3は、図2の表示パネルとパネル駆動部材とを本体底面側から見た模式的な平面図である。 図4は、図1の表示パネルが外部に排出されて立ち上げられた状態における本体の内部構造を示す透視的な側面図である。 図5は、図4の表示パネルとパネル駆動部材とを本体底面側から見た模式的な平面図である。 図6は、図2のディスクストッパの部分拡大図である。 図7は、図4のディスクストッパの部分拡大図である。 図8は、表示パネルの排出動作を説明するための模式的な斜視図であり、表示パネルが本体に収納された状態を示す図である。 図9は、表示パネルの排出動作を説明するための模式的な斜視図であり、表示パネルが外部に排出された状態を示す図である。 図10は、表示パネルの排出動作を説明するための模式的な斜視図であり、表示パネルが立ち上げられた状態を示す図である。
符号の説明
1 本体
2 表示パネル
3 パネル駆動部材
4 ディスク再生装置
5 パネル収納空間
6 ガイドレール
7 スライドストッパ
8 グリル
23 表示面
24a 上辺枠材
35 ディスクストッパ
36 トリガレバー
37 板バネ
82 ディスク挿入口
100 ディスク
353 アーム
355 ディスク当接ヘッド
356 アーム収納溝
357 スライドステージ
361 基部
362 レバーアーム
367 スライドストッパ当接突起
本実施の形態は、例えば、ディスク挿入口へ正確にディスクを挿入できることを目的の1つとする。
本発明の実施の形態にかかる電子機器は、内部にディスク再生部が設けられた本体と、支持手段によって本体内で支持され本体内に収納可能かつ駆動手段によって駆動されて本体の正面から外部に出没可能に構成された表示部とを備える。そして、本体収納時に本体の正面に位置する表示部の領域に、第1のディスク誤挿入防止手段が設けられるとともに、表示部のディスク再生部と対向する面に、第2のディスク誤挿入防止手段が設けられている。
第1のディスク誤挿入防止手段は、本体正面から見た際に、表示部とディスク再生部との間に形成される空間の入り口を覆うように構成されている。例えば、本体収納時に本体の正面に位置する表示部の領域が、本体正面から見た際に、表示部とディスク再生部との間に形成される空間の入り口を覆う厚さに形成されて第1のディスク誤挿入防止が構成される。
また、第2のディスク誤挿入防止手段は、表示部の出没時に表示部とディスク再生部との間に形成される空間に配置され、該空間に挿入されるディスクと当接するように構成されている。例えば、第2のディスク誤挿入防止手段は、表示部のスライド動作に伴って昇降可能に構成されてもよい。
以下に、本実施の形態にかかる実施例について添付図面を参照して説明する。ここでは、本実施の形態を車載用のテレビやナビゲーション装置等の車載用電子機器に適用した場合を例示して説明する。
図1は、本発明の実施例にかかるディスク誤挿入防止機構を備えた車載用電子機器の車内取り付け状態を例示する模式的な斜視図である。
また、図2および図3は、図1の車載用電子機器の表示パネル2が本体1の内部に収納された状態(以下、この状態をパネル収納時と呼ぶ)を示す図であり、図2は透視的に本体1の内部構造を示す側面図であり、図3は、図2の表示パネル2およびパネル駆動部材3を本体1の底面側から見た模式的な平面図である。
また、図4および図5は、図1の車載用電子機器の表示パネル2が本体1の外部に排出されて表示パネル2が立ち上げられた状態(以下、この状態をパネル出没時と呼ぶ)を示す図であり、図4は透視的に本体1の内部構造を示す側面図であり、図5は、図4の表示パネル2およびパネル駆動部材3を本体1の底面側から見た模式的な平面図である。
また、図6は、図2および図3に示すパネル収納時におけるディスクストッパ35の動作を示す模式的な部分拡大図であり、図7は、図4および図5に示すパネル出没時におけるディスクストッパ35の動作を示す模式的な部分拡大図である。
また、図8〜図10は、図1の表示パネル2の排出動作および立ち上げ動作を説明するための模式的な斜視図である。
図1、図2および図4に示すように、車載用電子機器は、車内のコンソールボックスやダッシュボード等に載置される本体1と、本体1から出没して画像情報等の情報を表示する表示パネル2とを主たる構成要素として備えている。表示パネル2は、図2に示すように、本体1内に収納可能に構成されるとともに、図4に示すように、本体1内に設けられたパネル駆動部材3により、本体1内においてスライド移動可能かつ外部においてチルト移動可能に構成されている。
図2および図4に示すように、本体1は、対向配置された天板と底板およびこれらの外周に連続して配置された左右の側板および背板によって構成された四角い箱形形状を有し、正面が開口している。本体1の内部には、シャーシ(図示せず)に取り付けられたディスク再生装置4が、底面側に載置されている。ディスク再生装置4は従来のディスク再生装置と同様の構成を有しており、ここでは説明を省略する。
ディスク再生装置4の上方には、表示パネル2およびパネル駆動部材3の収納空間となるパネル収納空間5が形成されている。図3および図5に示すように、パネル収納空間5を構成する本体1の左右の側板の内面には、表示パネル2およびパネル駆動部材3のスライド移動におけるガイドレール6が配設されるとともに、一方のガイドレール6には、本体1の内方に突出してスライドストッパ7が配設されている。
図2および図4に示すように、本体1の正面(すなわち開口側)には、ディスク再生装置4が配設された部分を覆うように、正面カバーであるグリル8が取り付けられている。一方、グリル8が取り付けられていない本体1のパネル収納空間5は、外部と連通している。
グリル8の正面には、車載用電子機器の動作を制御するための各種の入力設定手段(例えばツマミ81)が設けられている。また、グリル8の正面には、水平方向に所定の幅でディスク挿入口82(図8参照)が形成されている。
図1に示すように、表示パネル2は、液晶表示モニタ等の表示モニタ21を有しており、ナビゲーション地図画面やテレビ画面等の画像情報や文字情報が、この表示モニタ21の表示面23に表示される。表示パネル2は、表示モニタ21が四角い箱形の筐体22内に収納配置された構成を有し、筐体22は、表示モニタ21の裏面および側面全体を覆うとともに、表示面23の外周を枠状に囲んでいる。ここでは、表示面23を囲む枠状の筐体22の部分を、筐体22の枠材24と呼ぶ。枠材24は、四角形状の表示面23の縁部に沿って配置されている。
枠材24は、表示面23の縁部に配置されていることから、表示パネル2の側面視において表示画23よりも突出している。そして、特に、表示面23の上辺に沿って載置された枠材24(以下、これを上辺枠材24aと呼ぶ)は、他の3辺に配置された枠材24よりも厚く形成されており、よって、他の3辺の枠材24に比べて表示面23から大きく突出している。なお、ここでは、表示面23から枠材表面までの距離を枠材24の厚さと呼ぶ。また、ここでは、使用時の立ち上げた状態を基準に表示パネル2の上下を決めている。
図2に示すように、ここでは、パネル収納時において表示パネル2とディスク再生装置4との間に形成される空間(以下、これをディスク誤挿入空間と呼ぶ)Sの本体正面視における空間入り口が、上辺枠材24aによって覆われるように、上辺枠材24aの厚さが設定されている。すなわち、パネル収納時には、本体正面から見ると、表示パネル2の上辺枠材24aによって、ディスク誤挿入空間Sが隠される。後述するように、本実施例では、この上辺枠材24aによって第1のディスク誤挿入防止機構が構成される。
本体1のパネル収納空間5内に収納された表示パネル2は、表示面23を下側に向け、パネル収納空間5に水平に配置されている。かかる状態では、上辺枠材24aが配置された表示パネル2の上端部が、本体正面に配置される。
表示パネル2の本体背面側には、パネル駆動部材3が配設されている。図8〜図10において後述するように、このパネル駆動部材3によって、表示パネル2は、本体1の内部に形成されたパネル収納空間5を前後にスライド移動するとともに、本体1の外部において、表示を見やすい角度までチルト移動することが可能となる。
なお、ここでは、本体正面側を前方および本体背面側を後方とし、前方に向かうスライド移動を前進、後方に向かうスライド移動(すなわち収納動作)を後退と定義している。
図2および図4に示すように、パネル駆動部材3は、表示パネル2を支持するパネル支持手段たるアーム33と、表示パネル2を駆動させるための駆動手段(図示せず)とを含んで構成されている。ここでは図示を省略しているが、パネル駆動部材3の駆動手段は、例えば、駆動源であるモータと、モータの回転を駆動力として表示パネル2に伝達するギア等の伝達手段と、表示パネル2のスライド移動量およびチルト角度を検出するとともに該検出結果に基づいてモータの回転を制御する制御手段とを含む。
パネル駆動部材3のアーム33の先端は、表示パネル2の底辺に配置されたチルト軸34に取り付けられている。それにより、表示パネル2が、パネル駆動部材3のアーム33に軸支された構成となる。
表示パネル2のチルト軸34の周辺にはチルトアップギア(図示せず)が配設され、一方、このチルトアップギアと係合するチルトアップ駆動ギア(図示せず)が、パネル駆動部材3のアーム33に取り付けられている。かかる構成によって、表示パネル2が、チルト軸34の周囲を回動可能となる。
図3および図5に示すように、パネル駆動部材3および表示パネル2は、本体1の左右の側板内面にそれぞれ水平に延在して配置されたガイドレール6上に載置されており、それにより、表示パネル2が、パネル収納空間5内にて水平に進退自在にスライド移動可能に支持される。
さらに、パネル駆動部材3の底面には、ディスクストッパ35と、トリガレバー36とを含んで構成される第2のディスク誤挿入防止機構が配設されている。
具体的には、第2のディスク誤挿入防止機構は、パネル駆動部材3の底面に取り付けられたディスクストッパ35と、パネル駆動部材3の底面とディスクストッパ35との間に配置されたトリガレバー36と、ディスクストッパ35をパネル駆動部材3の底面側に押圧する板バネ37と、により構成される。ここでは、ディスクストッパ35は樹脂材料で構成され、トリガレバー36および板バネ37は、板金プレス加工された金属材料で構成されている。
ディスクストッパ35は、平面視において、四角形が組み合わされた凸型の板状部材である。具体的には、ディスクストッパ35は、四角形状の第1の領域351と、第1の領域351よりも広く形成された四角形状の第2の領域352と、L字状のアーム353とを有する。
第1の領域351は、第2の領域352から表示パネル2側に突出している。また、アーム353は、L字の一端が第2の領域352に接続されるとともに他端が表示パネル2と反対側に突出している。このアーム353の突出した他端は、パネル駆動部材3の底面に配設された取り付け部材400に回動可能に軸支され、それにより、ディスクストッパ35が、アーム353の軸354(図2および図4参照)を中心に回動可能にパネル駆動部材3に取り付けられる。ここでは、パネル駆動部材3の底面のほぼ中央に、ディスクストッパ35が配置されている。
図6および図7に示すように、パネル駆動部材3の底面と面するディスクストッパ35の第1および第2の領域351,352(図3参照)の表面には、所定の段差がそれぞれ形成されており、それにより、ディスクストッパ35の表面が凹凸を有している。このような凹凸によって区画されて、第1の領域351(図3参照)に、ディスク100(図2参照)と当接するディスク当接ヘッド355が形成され、第2の領域352(図3参照)に、トリガレバー36がスライド移動するスライドステージ357が形成され、ディスク当接ヘッド355とスライドステージ357との間の凹部に、トリガレバー36のレバーアーム362を収納するアーム収納溝356が形成される。
アーム収納溝356では、ディスク当接ヘッド355側の側壁が、スライドステージ357側の側壁に比べて、溝の底面に対して急な角度に形成されている。また、スライドステージ357の表面は、アーム収納溝356側から後方にかけてごく緩やかに下降するように傾斜しており、それに伴って、スライドステージ357の厚さが薄くなっている。したがって、スライドステージ357は、表面の高さがアーム収納溝356の近傍ではディスク当接ヘッド355とほぼ同じであるが、後方に行くにしたがってディスク当接ヘッド355よりも低くなっている。また、スライドステージ357の裏面には、板バネ37(図3および図5参照)の先端が当接する。
一方、トリガレバー36は、図3および図5に示すように、位置決め用ピン363および引っ張りコイルバネ364を介して、パネル駆動部材3の底面に取り付けられている。トリガレバー36は、位置決め用ピン363および引っ張りコイルバネ364によりパネル駆動部材3の一方の側部に取り付けられた基部361と、基部361から表示パネル2の底辺に沿って延設されディスクストッパ35の配置位置に至るレバーアーム362と、を有する。基部361とレバーアーム362とは、板金プレス加工により一体的に形成されている。
基部361は、スライドガイド用に2箇所に形成された切り欠き365と、バネ係止部366と、スライドストッパ当接突起367とを有する。切り欠き365は、一端を突出させてパネル駆動部材3の底面に挿嵌された位置決め用ピン363の突出端部よりも大径に形成された円形孔と、この円形孔から後方に延設された位置決め用ピン363の突出端部よりも小径のストライプ孔とから構成される。切り欠き365のストライプ孔は、本体1の側板と平行に形成されている。
トリガレバー36をパネル駆動部材3の底面に取り付ける際には、位置決め用ピン363が切り欠き365の円形孔内に位置するようにトリガレバー36を配置し、その後、トリガレバー36を前方にスライドさせて位置決め用ピン363をストライプ孔に誘導する。それにより、位置決め用ピン363の鍔部とパネル駆動部材3の底面との間にトリガレバー36が挟持され、トリガレバー36が位置決め用ピン363にスライド自在に係合された構成が実現される。
また、トリガレバー36の基部361の後方端には、基部361の表面からディスク再生装置4(図2および図4参照)側に垂直に突出するスライドストッパ当接突起367が配設されている。詳細は後述するが、図5に示すように、このスライドストッパ当接突起367は、パネル駆動部材3の前方へのスライド動作に伴って、本体1内部のスライドストッパ7に当接する。
さらに、基部361には、スライドストッパ当接突起367と内方に対向して、かぎ爪状のバネ係止部366が配設されている。このバネ係止部366に引っ張りコイルバネ364の一端が係止される。そして、引っ張りコイルバネ364の他端は、パネル駆動部材3の底面に配設されたバネ係止部368に係止される。バネ係止部368は、バネ係止部366と同様のかぎ爪形状を有している。
この2つのバネ係止部366,368に架け渡された引っ張りコイルバネ364は、軸方向を切り欠き365の延在方向と一致させて配置される。さらに、図5に示すように、引っ張りコイルバネ364が伸張した際に、バネ係止部と368とトリガレバー36の基部361とが当接しないように、基部361には、切り欠き369が形成されている。
一方、図3および図5に示すように、トリガレバー36のレバーアーム362は、平面視において、先端側の幅が基部361側の幅よりも狭くなっている。後述するように、この幅の狭い先端側の所定領域が、ディスクストッパ35の表面と当接する。
基部361を介してパネル駆動部材3の底面に取り付けられているレバーアーム362の先端がパネル駆動部材3に接するように板バネ37が取り付けられている。
次に、表示パネル2の排出動作および収納動作について説明する。
まず、図8に示すように本体1に収納された表示パネル2を出没させる際には、グリル8(図1参照)の正面に配設された入力設定手段(図示せず)に入力を行い、パネル駆動部材3を駆動させる。具体的には、パネル駆動部材3の駆動手段(図示せず)を駆動させ、その駆動力ギア等の伝達手段(図示せず)を介して、表示パネル2に伝達する。それにより、図9に示すように、パネル駆動部材3とともに表示パネル2が、本体1内のガイドレール6(図10参照)に沿って前方に向かって水平にスライド移動して外部に排出される。
ここで、このような表示パネル2およびパネル駆動部材3のスライド移動では、本体1内に配設された光学式センサ等のスライド量検出手段(図示せず)によって、表示パネル2の移動量が検出される。そして、この検出情報に基づいて、制御手段(図示せず)によりパネル駆動部材3の駆動手段(図示せず)が制御される。それにより、所定の排出位置で表示パネル2のスライド移動を停止させることが可能となる。
表示パネル2が本体1の外部に排出された後、図10に示すように、排出時に最前に配置された表示パネル2の上端が頂部にくるよう、パネル駆動部材3が、表示パネル2をチルト移動させる。それにより、表示パネル2の立ち上げが行われて表示面23が正面に配置される。以上のように、表示パネル2の排出動作および立ち上げ動作により、表示パネル2が出没する。
一方、表示パネル2の使用が済んだら、再び入力設定手段(図示せず)により入力を行う。それにより、上記とは逆の順序で逆向きの各動作が行われ、外部に出没していた表示パネル2が、パネル駆動部材3とともに再び本体1に収納される。すなわち、表示パネル2の収納動作では、まず、表示パネル2が表示面23を下に向けて水平に寝た状態となるように、表示パネル2の上端部を排出時の位置まで下げる上記と逆向きのチルト移動が実施され、続いて、表示パネル2およびパネル駆動部材3を上記と逆に後方にスライド移動させて元の収納位置まで後退させる。
続いて、本実施例におけるディスクの誤挿入防止方法を、表示パネル2の動作と合わせて説明する。
まず、図2および図3に示すように、表示パネル2が本体1内に収納された状態では、表示面23を下に向けた状態で水平に表示パネル2がパネル収納空間5に収納されており、また、上端部を含むパネル上方の所定領域が、本体1から正面に露出している。このような配置では、上辺枠材24aを含む表示パネル2の上端部が本体1の正面に配置され、上辺枠材24aが、グリル8の正面に形成されたディスク挿入口(図示せず)の上方にこのディスク挿入口に沿って配置される。
ここで、前述のように、上辺枠材24aは、他の部分の枠材24よりも厚く形成されて表示面23側に大きく突出しているので、本体1を正面から見た際に、上辺枠材24aを含む表示パネル2の上端部によって、表示パネル2とディスク再生装置4との間に形成されたディスク誤挿入防止空間Sの入り口が覆われる。具体的には、本体正面からの平面視において、上辺枠材24aの配置領域内に、ディスク誤挿入空間Sの入り口が完全に収まった構成となっている。
このように、正面視においてディスク誤挿入空間Sの入り口と外部とが上辺枠材24aによって隔てられることから、従来ではディスク誤挿入空間Sの入り口が外部に開放されているためディスク誤挿入空間Sへディスク100が誤挿入されていたが、本実施例では、挿入時にディスク100が上辺枠材24aに当接するので、ディスク誤挿入空間Sへのディスク100の誤挿入が防止される。
上辺枠材24aは、上記のようにディスク誤挿入空間Sの入り口を覆うが、グリル8のディスク挿入口(図示せず)は覆わない厚さに形成されている。このため、上辺枠材24aは、ディスク挿入口へのディスク挿入の妨げとはならない。特に、ここでは、上辺枠材24aの表面(正面から見た際は底面に相当する)に沿ってディスク100を本体側へ水平移動させることにより、容易にディスク挿入口へディスクを挿入することが可能となる。
このように、表示パネル2の収納時には、上辺枠材24aによって、ディスクの誤挿入が防止可能となる。したがって、本実施例では、上辺枠材24aが第1のディスク誤挿入防止手段に相当する。
一方、図4および図5に示すように、表示パネル2が出没した状態では、表示パネル2が立ち上げられて上辺枠材24aがディスク誤挿入空間Sの入り口とは異なる位置に配置されるため、上記のような上辺枠材24aによるディスク誤挿入防止を実現することができない。そこで、この場合には、以下のようにして、ディスクストッパ35により、ディスク誤挿入を防止する。
まず、表示パネル2が本体1に収納されている際のディスクストッパ35およびトリガレバー36の状態について説明する。図2および図3に示すように、パネル収納時には、トリガレバー36の切り欠き365の後方端に位置決め用ピン363が当接し、トリガレバー36が表示パネル2に近い位置に配置される。かかる配置のトリガレバー36では、基部361のスライドストッパ当接突起367が本体1の内部に形成されたスライドストッパ7に当接していない。また、引っ張りコイルバネ364はわずかな引張力しか受けておらず、初期状態に保持されている。
図6に示すように、かかるトリガレバー36の配置では、トリガレバー36のレバーアーム362の先端が、ディスクストッパ35のアーム収納溝356に収納される。このようにレバーアーム362の先端がアーム収納溝356に配置された状態では、レバーアーム362によりアーム収納溝356の底面が押圧されるが、溝が形成された分だけ押圧力は緩和されている。したがって、軸354を中心に回動自在に構成されたディスクストッパ35は、表面に受けるレバーアーム362からの下向きの押圧力と、裏面に受ける板バネ37からの上向きの押圧力とのバランスにより、パネル駆動部材3の底面とほぼ平行に保持される。
ここでは、このように平行に配置されたディスクストッパ35のディスク当接ヘッド355の位置を、ヘッド初期位置と呼ぶ。ディスク当接ヘッド355がヘッド初期位置にあるディスクストッパ35は、本体1の内部においてディスク再生装置4等の他の部材に当接しておらず、よって、他の部材やその動作の妨げとはならない。
次に、図9の表示パネルの排出動作におけるディスクストッパ35およびトリガレバー36の動作について説明する。
パネル排出時に前述のようにパネル駆動部材3が前方へスライド移動すると(図9参照)、パネル駆動部材3に取り付けられたトリガレバー36は、パネル駆動部材3とともに本体1の内部を前方に向かってスライド移動する。以下においては、このようなパネル駆動部材3に付随したパネル駆動部材3と同一の進行方向のスライド移動を、トリガレバー36の第1のスライド移動と呼ぶ。
上記第1のスライド移動では、図3に示すパネル収納時と同様、トリガレバー36のスライドストッパ当接突起367はスライドストッパ7と当接せず、引っ張りコイルバネ364も初期状態である。それゆえ、第1のスライド移動におけるトリガレバー36のパネル駆動部材3底面での位置は、図3に示す前述のパネル収納時における位置、すなわち表示パネル2に近い位置に保持される。したがって、第1のスライド移動時には、図6に示すように、前述のパネル収納時と同様、トリガレバー36のレバーアーム362の先端が、ディスクストッパ35のアーム収納溝356に収納されている。この状態では、ディスクストッパ35がパネル駆動部材3の底面にほぼ平行に配置され、ディスク当接ヘッド355がヘッド初期位置に配置されている。
表示パネル2およびパネル駆動部材3が前方へ所定量スライド移動すると、図5に示すように、トリガレバー36のスライドストッパ当接突起367が、本体1のスライドストッパ7に当接する。ここでは、表示パネル2全体が外部に排出されるとともにパネル駆動部材3の所定部分までが外部に排出されると、トリガレバー36のスライドストッパ当接突起367がスライドストッパ7に当接する。
このようにトリガレバー36のスライドストッパ当接突起367がスライドストッパ7に当接した状態で、さらに表示パネル2およびパネル駆動部材3が前方へ所定量スライド移動する。このスライド移動では、本体1の内部におけるトリガレバー36の配置位置は変化しない(すなわち、スライドストッパ7との当接位置に保持されたまま)が、パネル
駆動部材3が前方へスライド移動するため、パネル駆動部材3の底面におけるトリガレバー36の相対位置が変化する。
この場合、本体1の内部におけるトリガレバー36の配置位置は実際には変化しないものの、パネル駆動部材3の底面における相対配置に着目すると、トリガレバー36が、表示パネル2およびパネル駆動部材3と逆に後方にスライド移動していると見なせる。よって、ここでは、このようなパネル駆動部材3の底面におけるトリガレバー36の相対的な配置変化を、トリガレバー36の第2のスライド移動と呼ぶ。
この第2のスライド移動により、パネル駆動部材3の底面におけるトリガレバー36の位置が、図3に示すパネル収納時や第1のスライド移動時における位置よりも、後方となる。すなわち、切り欠き365の後方端に当接していた位置決め用ピン363の相対位置が、切り欠き365の前方端側に変化する。また、パネル駆動部材3の底面のバネ係止部368に一端が係止された引っ張りコイルバネ364は、この第2のスライド移動によって伸張する。
そして、このようなトリガレバー36の第2のスライド移動に伴って、ディスクストッパ35におけるトリガレバー36(具体的には、レバーアーム362の先端)の相対配置が変化する。すなわち、トリガレバー36は、実際にはスライドストッパ7と当接した位置に保持されているが、ディスクストッパ35がパネル駆動部材3の前方へのスライド移動に付随してスライド移動するため、トリガレバー36とディスクストッパ35との相対配置が変化する。
具体的には、アーム収納溝356に収納されていたトリガレバー36のレバーアーム362の先端が、図5および図7に示すように、アーム収納溝356の側壁を越えてディスクストッパ35のスライドステージ357の表面に達し、スライドステージ357の表面に沿って後方に向かいスライド移動する。ここで、アーム収納溝356のスライドステージ357側の側壁は、ディスク当接ヘッド355側の側壁に比べて傾斜が緩やかであるため、側壁がレバーアーム362のスライド移動における障壁とはならず、よって、レバーアーム362は、容易にアーム収納溝356からスライドステージ357に達することが可能である。
表示パネル2およびパネル駆動部材3が所定位置までスライド移動してパネル排出動作が終了すると、トリガレバー36の第2のスライド移動が終了する。第2のスライド移動の終了時には、図5に示すように、位置決め用ピン363が切り欠き365の前方端に当接し、トリガレバー36が表示パネル2からの距離が最も遠くなる。この時、図7に示すように、トリガレバー36のレバーアーム362の先端は、ディスクストッパ35のスライドステージ357の後方端に配置される。そして、パネル排出動作に続くパネル立ち上げ動作(具体的には、表示パネル2のチルト移動)では、このようにスライドステージ357の後方端にレバーアーム362が配置された状態が保持される。
上記のようにスライドステージ357の後方端に配置されたレバーアーム362の先端は、スライドステージ357に当接してその表面を下向きに押圧する。この時の押圧力は、該先端が前述のアーム収納溝356に収納された場合に比べて押圧対象(すなわちスライドステージ357の表面)との距離が近くなることから、アーム収納溝356に該先端が収納された場合の押圧力に比べて強くなる。
そして、図7に示すように、ディスクストッパ35は、レバーアーム362の先端からスライドステージ357の表面に受ける下向きの押圧力と、板バネ37(図5参照)によりスライドステージ357の背面から受ける上向きの押圧力とのバランスにより、パネル駆動部材3の底面から離れる方向に回動して傾斜配置となる。それにより、ディスクストッパ35のディスク当接ヘッド355が下降し、図6に示すヘッド初期位置よりも下方に配置される。図4に示すように、下降したディスク当接ヘッド355は、グリル8の上面に当接する。そして、表示パネル2の立ち上げ動作時およびパネル使用時には、このようにディスク当接ヘッド355が下降した状態が保持される。
図4に示すように、表示パネル2を立ち上げた状態では、構成上、パネル収納時のように第1のディスク誤挿入防止手段である上辺枠材24aによるディスク誤挿入防止は実現できないが、この場合には、上記のようにディスクストッパ35のディスク当接ヘッド355が下降してグリル8の上面と当接するため、パネル支持部材3の底面とディスク再生装置4との間に形成されるディスク誤挿入空間Sに誤ってディスク100を挿入しようとすると、ディスクストッパ35のディスク当接ヘッド355にディスク100が当接するため、ディスク誤挿入空間Sの内部への誤挿入が防止される。
続いて、表示パネル2およびパネル駆動部材3を再び本体1に収納する際のトリガレバー36およびディスクストッパ35の動作について説明する。
表示パネル2およびパネル駆動部材3を収納する際には、立ち上げ時と回転方向が逆のチルト移動により、図9に示すように表示パネル2が表示面23を下向きにして水平に寝かされるが、この時、トリガレバー36およびディスクストッパ35は、パネル駆動部材3の位置が変化しないことから、ディスク当接ヘッド355を下降させた図7に示す状態に保持される。
続いて、図9に示す状態の表示パネル2とパネル駆動部材3とが、排出時とは逆に本体1の後方に向かってスライド移動するが、この時、スライド移動が所定量に達するまでは、図5の場合と同様、トリガレバー36のスライドストッパ当接突起367がスライドストッパ7に当接した状態が保持される。このような当接状態は、引っ張りコイルバネ364の収縮によって自動で実現される。
このようにトリガレバー36のスライドストッパ当接突起367がスライドストッパ7と当接した状態でパネル駆動部材3が後方にスライド移動すると、本体1の内部におけるトリガレバー36位置は変化しないものの、パネル駆動部材3の底面におけるトリガレバー36の相対配置が変化することから、パネル駆動部材3の底面においてトリガレバー36が前方にスライド移動すると見なせる。したがって、ここでは、パネル収納動作におけるこのようなトリガレバー36の相対配置の変化を、トリガレバー36の第3のスライド移動と呼ぶ。
トリガレバー36の第3のスライド移動により、図3に示すように、切り欠き365の前方端に当接していた位置決め用ピン363が切り欠き365の後方端に当接し、トリガレバー36が表示パネル2に近い位置に配置される。このように表示パネル2に近い位置に配置されたトリガレバー36では、引っ張りコイルバネ364の収縮が停止して初期状態が保持される。
上記のトリガレバー36の第3のスライド移動に伴って、図7に示すように、ディスクストッパ35の後方端に配置されていたトリガレバー36のレバーアーム362の先端が、ディスクストッパ35のスライドステージ357の表面を前方に向かってスライド移動する。
そして、このようなディスクストッパ35におけるレバーアーム362の先端のスライド移動に伴って、該先端がスライドステージ357の表面を下向きに押圧する力と、板バ
ネ37(図3参照)がスライドステージ357の裏面を上向きに押圧する力とのバランスが変化し、それにより、ディスクストッパ35は、パネル駆動部材3の底面との距離を近づけるように回動する。その結果、グリル8の上面に当接する位置まで下降していたディスクストッパ35のディスク当接ヘッド355が上昇する。
第3のスライド移動が終了してトリガレバー36が図3に示す表示パネル2に近い位置に戻ると、トリガレバー36のレバーアーム362の先端は、図6に示すように、アーム収納溝356内に収納される。そして、このようにレバーアーム362の先端がアーム収納溝356に収納されると、ディスクストッパ35がパネル駆動部材3の底面にほぼ平行に配置され、ディスク当接ヘッド355がヘッド初期位置に配置される。
トリガレバー36が表示パネル2に近い位置(図3参照)に戻るとともにディスク当接ヘッド355がヘッド初期位置(図6参照)に戻った状態で、さらに表示パネル2とパネル駆動部材3とが後方にスライド移動すると、トリガレバー36は、パネル駆動部材3の底面における位置を保持したままでパネル駆動部材3に付随して後方にスライド移動する。ここでは、このようなパネル駆動部材3に付随したパネル駆動部材3と同一の進行方向のスライド移動を第4のスライド移動と呼ぶ。
トリガレバー36の第4のスライド移動では、トリガレバー36のレバーアーム362の先端がディスクストッパ35のアーム収納溝356に収納された状態が保持されるため、ディスクストッパ35のディスク当接ヘッド355は、ヘッド初期位置に保持される。したがって、表示パネル2およびパネル駆動部材3の後方へのスライド動作にディスクストッパ35が影響を及ぼすことはなく、速やかにスライド動作が行われる。
このように、表示パネル2の出没時には、上記のようにスライド移動するようトリガレバー36と、トリガレバー36のスライド移動により昇降するディスクストッパ35とが、第2のディスク誤挿入防止手段を構成する。そして、かかる構成の第2のディスク誤挿入防止手段によって、ディスク100の誤挿入を防止することが可能となる。このような第2のディスク誤挿入防止手段では、トリガレバー36とディスクストッパ35とがカム構造を構成し、トリガレバー36が原節に相当し、ディスクストッパ35が従節に相当する。
以上説明したように、本実施例によれば、表示パネル2の収納時には、本体1を正面から見た際に、図2に示すように、ディスク再生装置4の上面と表示パネル3との間に形成されるディスク誤挿入空間Sの入り口が、表示パネル2の上端部の上辺枠材24aによって覆われる。したがって、ディスク誤挿入空間Sへのディスク100の誤挿入が防止可能となる。
また、図4に示すように、表示パネル2の出没時には、ディスクストッパ35のディスク当接ヘッド355が下降してディスク誤挿入空間Sに配置されるため、ディスク誤挿入空間Sに誤ってディスク100を挿入すると、ディスク当接ヘッド355がディスク100に当接する。それゆえ、ディスク誤挿入空間Sへのディスク100の誤挿入が防止可能となる。
このように、本実施例によれば、表示パネル2の収納時および出没時の両方において、ディスク100の誤挿入を防止することが可能となり、運転時においても、容易にかつ正確にディスク100をディスク再生装置に挿入することが可能となる。したがって、誤挿入によるディスク100等の損傷を防止することが可能となる。また、このような本実施例のディスク誤挿入防止機構は、電子機器の構成を大きく変更することなく簡単な構成により実現することができるため、機器の大型化やコスト上昇を抑えることが可能となる。
上記の実施例においては、本発明を車載用電子機器に適用した場合を例示したが、本発明はこれ以外の電子機器にも適用可能である。
また、本発明にかかるディスク誤挿入防止機構は、上記の実施例の構成に限定されるものではなく、これ以外の構成であってもよい。

Claims (7)

  1. 内部にディスク再生部が設けられた本体と、支持手段によって前記本体内で支持され前記本体内に収納可能かつ駆動手段によって駆動されて前記本体の正面から外部に出没可能に構成された表示部とを備えた電子機器に利用されるディスク誤挿入防止機構において、
    前記表示部の前記ディスク再生部と対向する面にディスク誤挿入防止手段が設けられ、前記ディスク誤挿入防止手段は、前記表示部の出没時に、前記表示部と前記ディスク再生部との間に形成される空間に配置され、前記空間に挿入されるディスクと当接することを特徴とするディスク誤挿入防止機構。
  2. 内部にディスク再生部が設けられた本体と、支持手段によって前記本体内で支持され前記本体内に収納可能かつ駆動手段によって駆動されて前記本体の正面から外部に出没可能に構成された表示部とを備えた電子機器に利用されるディスク誤挿入防止機構において、
    前記表示部の本体収納時に前記本体の正面に位置する前記表示部の領域に第1のディスク誤挿入防止手段が設けられ、前記第1のディスク誤挿入防止手段は、本体正面から見た際に、前記表示部と前記ディスク再生部との間に形成される空間の入り口を覆い、
    前記表示部の前記ディスク再生部と対向する面に第2のディスク誤挿入防止手段が設けられ、前記第2のディスク誤挿入防止手段は、前記表示部の出没時に、前記表示部と前記ディスク再生部との間に形成される空間に配置され、前記空間に挿入されるディスクと当接することを特徴とするディスク誤挿入防止機構。
  3. 前記表示部は、表示パネルと、前記表示パネルよりも前記本体の背面側に配置され前記表示パネルを支持および駆動させるパネル駆動部材とを備え、前記表示パネルは、ほぼ水平に前記本体内に収納され、かつ、前記パネル駆動部材によって駆動され前記パネル駆動部材とともに前記本体内をスライド移動するとともに外部においてチルド移動して表示面を前記本体の正面に向けるように構成され、
    前記表示パネルの本体収納時に前記本体の正面に位置する前記表示パネルの領域が、本体正面から見た際に前記表示パネルと前記ディスク再生部との間に形成される空間の入り口を覆う厚さに形成されて前記第1のディスク誤挿入防止手段を構成することを特徴とする請求項2に記載のディスク誤挿入防止機構。
  4. 前記表示パネルは、前記表示面を前記ディスク再生部に向けて前記本体に収納され、かつ、前記表示面の外周を囲む枠材を備え、
    前記第1のディスク誤挿入防止手段を構成する前記表示パネルの領域の前記枠材が、それ以外の領域の前記枠材よりも前記表示面側に大きく突出したことを特徴とする請求項2または3に記載のディスク誤挿入防止機構。
  5. 前記表示部は、表示パネルと、前記表示パネルよりも前記本体の背面側に配置され前記表示パネルを支持および駆動させるパネル駆動部材とを備え、前記表示パネルは、ほぼ水平に前記本体内に収納され、かつ、前記パネル駆動部材によって駆動され前記パネル駆動部材とともに前記本体内をスライド移動するとともに外部においてチルド移動して表示面を前記本体の正面に向けるように構成され、
    前記第2のディスク誤挿入防止手段は、前記ディスク再生部と対向する前記パネル駆動部材の面に設けられるとともに、前記表示パネルの前記スライド移動にともなって昇降可能に構成され、
    前記表示パネルの前記本体の正面に向かう前記スライド移動に伴って前記第2のディスク誤挿入防止手段が下降し、前記表示パネルの前記本体の背面に向かう前記スライド移動に伴って前記第2のディスク誤挿入防止手段が上昇することを特徴とする請求項2または3に記載のディスク誤挿入防止機構。
  6. 前記第2のディスク誤挿入防止手段は、ディスクストッパ部材と、前記パネル駆動部材と前記ディスクストッパ部材との間に配置され前記ディスクストッパ部材に当接するアーム部材とを備え、
    前記表示パネルの前記スライド移動に伴って前記アーム部材が前記ディスクストッパ部材の表面をスライド移動することにより、前記ディスクストッパ部材が昇降することを特徴とする請求項5に記載のディスク誤挿入防止機構。
  7. 前記ディスクストッパ部材は前記アーム部材を収納する溝を有し、前記表示パネルの本体収納時に前記アーム部材が前記溝に収納されて前記ディスクストッパ部材が初期位置に配置され、
    前記表示パネルの前記本体の正面に向かう前記スライド移動に伴って前記アーム部材が前記溝から出て前記ディスクストッパ部材の表面を前記本体の背面に向かってスライド移動することにより、前記ディスクストッパ部材が前記パネル駆動部材と前記ディスク再生部との間に形成される空間に配置され、
    前記表示パネルの前記本体の背面に向かう前記スライド移動に伴って前記アーム部材が前記ディスクストッパ部材の表面を前記本体の正面に向かってスライド移動して前記溝に収納されることにより前記ディスクストッパ部材が前記初期位置に配置されることを特徴とする請求項6に記載のディスク誤挿入防止機構。
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