JP2000293636A - カード情報読取書込装置 - Google Patents

カード情報読取書込装置

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JP2000293636A
JP2000293636A JP11098937A JP9893799A JP2000293636A JP 2000293636 A JP2000293636 A JP 2000293636A JP 11098937 A JP11098937 A JP 11098937A JP 9893799 A JP9893799 A JP 9893799A JP 2000293636 A JP2000293636 A JP 2000293636A
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Daisuke Yasukawa
大輔 安川
Hidefumi Kimura
英史 木村
Takehiko Yamada
武彦 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード挿入口からの硬貨などの異物の挿入が
確実に阻止できるようにしたカード情報読取書込装置を
提供すること。 【解決手段】 筐体2内の筐体カード通路4内に、突起
8を有する阻止部材6を設け、カード挿入口1からカー
ド通路3内に正規のカードCが挿入されたときだけ、こ
のカードCが突起8に当接するように、阻止部材6に対
する突起8の取付位置と、突起8の大きさを所定の状態
に設定したもの。カードCが突起8に当接すると、その
斜面部8Aにより阻止部材6が矢印Bで示す方向に動か
され、ガイド部5の斜面部5Aにより、筐体カード通路
4内にカードCが進入できるが、硬貨などの異物の場合
にには、突起8に当たらず、阻止部材8の図では左側に
なる前端部に直接当接してしまうので、阻止部材6は動
かず、進入は阻止されてしまう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードから情報を
読取ったり、カードに情報を書込んだりする装置に係
り、特に車載用に好適なカード情報読取書込装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカード、キャッシュカ
ードなど各種のカードを用いた情報管理システムが広く
使用されているが、このときのカードの取り扱い方式と
しては所定の情報読取書込装置にカードを挿入して使用
する方式が一般的であり、このため、このような情報読
取書込装置には、カードの受入れと排出のためのカード
挿入口(出入口)が設けてある。
【0003】ところで、このような装置では、カードと
情報の読取書込を行なうヘッド部分に塵埃が堆積付着す
ると、情報の読取り書込みに支障が生じる虞れがある。
特に、ICカードの場合には、ヘッド部分が露出した電
極からなる端子で構成されているため、塵埃の付着によ
りショートが発生し、最悪の場合、機器の故障を招いて
しまう虞れがある。
【0004】また、カード挿入口は、カードの挿入と受
け取りを容易にするため、比較的目立つ部分に設けてあ
るので、小児などのいたずらの対象になり易く、硬貨や
クリップなどの異物が挿入されることがある。
【0005】この場合、カード挿入口から挿入された硬
貨やクリップは、密閉された装置内に入り込んでしまう
ので、取り出しが極めて困難であり、最悪の場合は二度
とカードの挿入ができなくなってしまい、装置自体の分
解によらなければならない事態に陥ってしまう虞れがあ
る。
【0006】そこで、例えば特開平8−77303号公
報では、カード挿入口に蓋を設け、装置を使用しない場
合は蓋を閉じて異物の入り込みを防ぎ、それでも内部に
入り込んでしまった異物は、蓋付きの別の開口部から、
装置の使用に際して排出するようにした機構について提
案している。
【0007】また、特開平8−106514号公報で
は、カード挿入口に蓋を設け、装置を使用しない場合は
蓋を閉じて異物の入り込みを防止するようになっている
点は同じであるが、使用に際しての異物の排出方向が装
置の反対側になるようにした機構について提案してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、装置
の大型化と、特定の異物の誤挿入防止の点に充分な配慮
がされているとは言えず、車載機器への適用に問題があ
った。すなわち、上記従来技術では、異物の排出のため
の機構がかなりのスペースを要するため、例えば有料道
路の料金自動収受システム用車載機器のような、カード
を使用し、且つ自動車の車室内への設置を前提とした装
置においては、このような機構を設けることで装置が大
型化してしまうので、適用に問題が生じてしまうのであ
る。
【0009】また、この結果、従来技術では、限られた
スペースの有効利用が図れなくなってしまうばかりか、
排出された異物などが回収できずに車室内の隅の方に溜
めていく結果となりかねない。さらに、従来技術では、
例えばクリップのような比較的軽い異物は蓋によって防
ぐことができるものの、硬貨のような比較的重量のある
ものの場合は、たとえ蓋があっても、誤挿入が防げない
という問題があった。
【0010】ここで、塵埃に関しては、車室内ではむし
ろ粘着性を持ったクリーニング用カードなどにより除去
した方がいいと考えられている。また、他方、異物が硬
貨の場合については、カード挿入口の寸法を規制して誤
挿入を防止する方法が考えられていた。
【0011】すなわち、日本で発行されている通常の硬
貨は、一般に使用されているクレジットカードやキャッ
シュカードの厚みより若干厚みがあるため、カード挿入
口とそれに続くカードガイドの高さ(厚み寸法)を、カー
ドの厚さにほほ等しくしておけば、計算上は、硬貨は入
らないがカードは挿入できることになり、異物の誤挿入
が防止できる。
【0012】しかしながら、カードは所有者による保管
状況が千差万別で、携帯中に熱や応力が加えらることも
多く、その他、様々な理由で反りや変形が生じ易い。ま
た、カードには、所有者名やカード番号などの刻印が施
されているのが通例であるが、この場合、刻印がカード
の厚さを増加させ、硬貨の厚みとの違いが薄れてしま
う。
【0013】このため、カード挿入口と、それに続くカ
ードガイドの高さを規定した場合、反りや変形をもった
カードでは、カード挿入口への挿入が困難になってしま
い、カードの反り具合によっては入らなくなってしまう
ことも考えられる。本発明の目的は、カード挿入口から
の硬貨などの異物の挿入が確実に阻止できるようにした
カード情報読取書込装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、カード挿入
口に連なり、対象とするカードに合わせて断面が細い矩
形に作られたカード通路に情報読取書込部を備えたカー
ド情報読取書込装置において、カード通路内のカードの
挿入方向に向う前端面の前記矩形の長辺の両側に斜面部
を有する突起を備え、前記の前端面が前記のカード通路
内で前記矩形の短辺方向に移動可能に保持された略方形
の阻止部材を設け、前記のカード通路内に挿入された物
体が前記の対象とするカードの場合だけ、前記の突起の
斜面部に該カードの前端部が接触し、阻止部材が移動さ
れるようにして達成される。
【0015】このとき、前記の阻止部材を透明又は半透
明の材料で作り、光源からの光の入射により前記の前端
面からカード通路内に光が照射されるようにしても、上
記の目的を達成できる。また、同じく阻止部材の少なく
とも表面を導電体とし、この導電体に接続された電線に
より、この導電体が共通電位に保たれるようにしても、
同じく目的が達成できる。
【0016】さらに、同じく前記の阻止部材が光沢を持
ったメッキ層を備え、前記の光源から入射された光が該
メッキ層により反射されて前記の前端面からカード通路
内に光が照射されるようにしても目的が達成される。こ
こで、さらにカード通路とカード挿入口内部の少なくと
も一方が光沢を持ったメッキ層を備えるようにしても、
同じく目的が達成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカード情報読
取書込装置について、図示の実施形態により詳細に説明
する。図1〜図3は、本発明の一実施形態におけるカー
ドの受入部分を示した図で、図1は側断面図、図2はA
−A'線による正断面図、それに図3は平断面図であ
る。ここで、図3は、図1を上方から見た断面図とな
る。
【0018】これら図1〜図3において、1はカード挿
入口、2は筐体、3はカード通路、4は筐体内カード通
路、5はガイド部、6は阻止部材、7は回動軸、そして
8は突起であり、ここで、Cはカードを表わし、ここで
は、カード挿入口1からカード通路3内に入り込み、ガ
イド部5の僅かに手前にまで挿入された状態になってい
る。
【0019】カード挿入口1は、対象とするカードの形
状に合わせた細い矩形状の開口を備え、例えば有料道路
の料金自動収受システム用車載機器などのカード情報読
取書込装置の筐体パネル面に、前記開口が露出するよう
にして設けてあり、同じく細い矩形状の断面をもつカー
ド通路3を介して筐体2に形成してある筐体内カード通
路4に連なっている。そして、図示してないが、この筐
体内カード通路4内に、カードから情報を読取ったり、
カードに情報を書込んだりするためのヘッド部や、同じ
くICカードの端子部に対する接点機構などの情報読取
書込部が設けてある。
【0020】このとき、カード挿入口1の開口部とカー
ド通路3の高さ方向の寸法Hは、図示のように、カード
Cの厚さtに対して、例えば2t=Hなどの、かなり余
裕をもった大きな値に選ばれており、従って、この実施
形態では、カードCにかなりの反りがあったりしても、
常に容易にカードCの挿入を行なうことができる。
【0021】ガイド部5は、図示のように、筐体内カー
ド通路4の中で、図では下側(阻止部材6とは反対側)の
面に設けてあり、その先端に形成してある斜面部5Aに
より、カードCが図の位置から更に矢印B方向に移動さ
せられたとき、カードCの先端を上側に逸らし、カード
Cが筐体内カード通路4の中に滑らかに入り込むように
させる働きをする。
【0022】阻止部材6は、厚みのある略四角形(略方
形)に作られており、回動軸7は、この阻止部材6の、
矢印B方向からみて後方になる端部、つまり後端部に近
い位置の両側にそれぞれ1個、合計2個設けてあり、突
起8は、矢印B方向からみて前方になる端部、つまり前
端部で、その両側に近い位置に、これもそれぞれ1個、
合計2個設けてある。
【0023】そして、両側にある回動軸7が筐体2の所
定の部分に軸支され、これにより阻止部材6が、図1
(a)に示す状態で筐体内カード通路4の中に配置され、
且つ、所定の力が働くことにより、矢印Rで示すよう
に、図示の位置から上方向に移動し、力が働くなったと
きには元の位置、すなわち図示の位置に戻ることができ
るようになっている。
【0024】一方、突起8は、図示のように、ほぼ角形
に作られており、その阻止部材6の前方に向かう面には
斜面部8Aが形成してある。そして、この阻止部材6と
カードCの平面上での関係は、図3に示すようになって
いるが、ここで、突起8の位置は、カードCがカード通
路3の中に挿入されたとき、その先端が阻止部材6の両
側にある突起8に必ず当接することを条件として、可能
な限り阻止部材6の両側の端部に近くなるように設定し
てある。
【0025】具体的には、図3において、2個の突起8
の間隔W8 と、カードCの先端部で角の丸みを除いた直
線部分の幅WC について、これらがほほ等しくなるよう
に、すなわち、W8≒WC となるようにしてある。な
お、ここで、寸法Lは、突起8の長さであるが、これに
ついては後述する。また、これら図1、図2では突起8
の大きさが誇張して示されているが、この突起8の大き
さは、イメージ的には図3の方が正しく、阻止部材6に
比してかなり小さなっているが、その理由についても後
述する。
【0026】次に、この実施形態の動作について説明す
る。まず、図4(a)は、カードCがカード挿入口1から
挿入された後、更に矢印B方向に向って押され、阻止部
材6の手前まで進んだときの状態を示したものである。
なお、この状態は、図1〜図3の状態と同じである。そ
こで、この後、更にカードCが押されると、図4(b)に
示すように、カードCはガイド部6の斜面部5Aに乗り
上げ、これにより突起8の斜面部8Aに当接する。
【0027】そして、この図4(b)に示す状態で、更に
カードCが押されると、その先端部は、突起8の斜面部
8Aに沿って滑りながら阻止部材6の下側に入り込もう
とする。このとき、図3に関して既に説明したように、
突起8の間隔W8 と、カードCの先端部の直線部分の幅
C がほぼ等しくなるように、間隔W8 の寸法が選ばれ
ているので、カードCの先端部は、2個の突起8の少な
くとも一方には必ず当接する。
【0028】この結果、阻止部材6には、回動軸7を支
点として、その先端に上方向の力が働き、この結果、図
4(c)に示すように、阻止部材6は、矢印R方向に跳ね
上げられ、カードCは筐体内カード通路4の中に進入
し、ここで情報の読取り書込みに必要な所定の位置を取
ることになる。
【0029】従って、この実施形態によれは、正規のカ
ードCの挿入に際しては、阻止部材6が設けられている
にもかかわらず、そのカードの挿入がそのまま受入れら
れ、カード情報読取書込装置としての動作、すなわち、
挿入されたカードCからの情報の読取動作と、それに対
する情報の書込動作とが得られることになる。
【0030】次に、この実施形態によるカード情報読取
書込装置に、正規のカード以外の例えば硬貨などの異物
が、誤って挿入された場合での動作について説明する。
図5は、悪戯などにより、或いは誤って硬貨Mをカード
挿入口1から挿入してしまった場合を示したもので、こ
の場合、硬貨Mは、正規のカードCの角の丸みよりもか
なり大きな半径の円板形に作られている。
【0031】このため、カード通路3の中に硬貨Mが入
ってしまい、阻止部材6の前端面に達したとしても、図
示のように、その円周端はカード通路3の側端面と阻止
部材6の前端面に当接した状態で止めらられてしまい、
突起8には当たらない。このための条件は、正規のカー
ドCの場合は、カードの前端が突起8に当接するが、硬
貨Mでは、その丸みのため、当接できなくなるように、
図3に示した突起の長さLと、その阻止部材6の側端か
らの位置を適当な寸法に選定しておくことにより、容易
に満たすことができる。
【0032】このとき、阻止部材6の前端部6Aは、図
1から明らかなように、硬貨Mの挿入方向に対して直角
な面になっているから、この部分に硬貨Mが押し付けら
れても阻止部材6の前端部を上に動かすような分力は現
れず、これ以上の硬貨Mの挿入が阻止されるだけであ
る。従って、この実施形態によれば、カード挿入口1か
らカード通路3内に硬貨Mが挿入されたとしても、その
後、この硬貨Mの筐体内カード通路4内への進入は阻止
部材6により確実に阻止されてしまうことになり、正規
なカードの挿入に対して何らの影響をもたらすことな
く、カード挿入口からの異物の挿入を確実に阻止するこ
とができる。
【0033】また、この実施形態によれば、カード挿入
口1の大きさが異物の挿入阻止機能に影響しないので、
例えば図1におけるカード挿入口1の寸法Hについて
も、余裕をもって大きくすることができ、正規のカード
の挿入に際しては、その挿入操作が容易になるという効
果がある。
【0034】なお、以上の本発明の実施形態を表す図の
うち、図1と図4では、カード挿入口1から阻止部材6
の前端部までの距離が模式的にかなり長く描いてある
が、これは説明の都合に過ぎず、任意の長さにすること
ができるものであり、実用上はもっと短くなっているの
が通例であり、図3と図5では、短く描いてある。
【0035】ところで、以上の実施形態では、図2から
明らかように、ガイド部5が3個に分かれて設置してあ
り、これによりガイド部5の上に堆積する塵埃などが最
小限に抑えられるようにしてある。なお、このガイド部
5の設置数は筐体2の大きさ次第で任意の個数にすれば
よいが、硬貨Mがガイド部5の間に入り込むのを阻止す
るため、硬貨Mの直径以下の間隔で配置する必要があ
る。
【0036】しかして、この結果、硬貨Mよりも小さな
異物に対しては、ある程度侵入を許してしまうが、この
場合でも、侵入した異物はガイド部5の間に堆積するの
で、カードCの挿入によって異物が装置内にまで持ち込
まれてしまう虞れは少ないので、特に問題は無い。
【0037】図6は本発明の他の実施形態を示したもの
で、図2と同じく、図1のA−A'線による断面図であ
り、図2におけるガイド部5以外は同じ構成である。そ
して、この図6の実施形態では、ガイド部5として、そ
の代りに筐体2の下側の部分全体を厚くし、これにより
ガイド部50を形成させたものである。
【0038】この実施形態によれぱ、阻止部材6とガイ
ド部50の間の空間が少なくなり、これにより、例えば
クリップやボタンといった硬貨Mよりも小さい異物の誤
挿入も防止できる。ただし、この図6の実施形態では、
阻止部材6とガイド部50の間の隙間に徐々に塵埃が堆
積することが考えられるので、カードCの動き次第で
は、装置の内部にまで塵埃が持ち込まれてしまうかもし
れない。
【0039】以上の実施形態によれば、カード情報の読
取及び書込装置の設置場所やその使用方法、カード挿入
口1から阻止部材6までの距離などを勘案し、ガイド部
5、50と阻止部材6の形状や寸法、阻止部材6と筐体
2の位置関係を決めることにより、所望の異物につい
て、その侵入を効果的に防止することができる。
【0040】ところで、以上の実施形態では、阻止部材
6は、そのまま自重で閉じるようになっているが、より
確実に閉じさせるため、別途、弾性機構を設けるように
してもよく、図7は、このような弾性機構としてコイル
ばね10を用い、これを阻止部材6の上側と筐体2の間
に設けたものである。この実施形態によれば、阻止部材
6による異物阻止機能をより一層高めることができる。
【0041】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。まず、図8の実施形態は、阻止部材6を透明な合
成樹脂(プラスチック)材、又は半透明(乳白色)な合成樹
脂で作成すると共に、筐体2の上部にランプ15を設
け、ランプ15を点灯させることにより、これから発光
した光が阻止部材6に入り込み、図示のように、その前
端部から光が出射されるようにしたものである。
【0042】こうして阻止部材6の前端部から出射され
た光は、カード通路3内を照らしながらカード挿入口1
にまで達し、この結果、カード挿入口1の開口部分が光
って見えるようになり、従って、この実施形態によれ
は、夜間でも容易にカードが挿入できる。
【0043】このときのランプ15としては、白熱電球
など如何なる光源でもよいが、例えば発光ダイオード
(LED)を用いれば寿命が長く、省エネルギーにもな
る。さらに、カード通路3内に光沢メッキを施しておけ
ば、一層果的であり、阻止部材6の表面の所定の部分に
も光沢メッキを施せば、メッキ層での反射により、更に
効率よくカード挿入口1付近まで光を導くことができ
る。
【0044】次に、図9の実施形態は、阻止部材6にメ
ッキを施し、形成させたメッキ層を電線17により車載
器内の導電部(共通電位部)に接続させ、アースがとられ
るようにしたものである。本発明が対象としているカー
ドはプラスチック製が通例で、帯電し易く、また乾燥し
ていてカードを挿入する人が帯電していた場合には、こ
れによってもカードが帯電してしまう。
【0045】このような帯電したカードCが情報読取書
込装置内に挿入されてしまうと、情報読取書込装置内部
の電子機器に静電破壊を起こすような過大な電流が流れ
てしまい、電子機器が破壊されてしまう虞れが生じる
が、この図9の実施形態では、阻止部材6の表面が電線
17によりアース電位にされているため、カードCがカ
ード挿入口1から挿入され、阻止部材6に接触したと
き、カードCの電荷がアースに逃げ、帯電が中和されて
しまう。
【0046】従って、この図9の実施形態によれば、カ
ードCが帯電していたときでも、情報読取書込装置内部
の電子機器に過大な電流が流れてしまう虞れがなく、電
子機器の静電破壊を確実に防止することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、カード挿入口の寸法を
大きくしても、硬貨などの異物の挿入を確実に阻止でき
るので、例えば自動車内など限られた設置スペースを有
効利用し、カードの挿入が簡単で取り扱いが容易なカー
ド情報読取書込装置を確実に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態を示す側断面図である。
【図2】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態を示す正断面図である。
【図3】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態を示す平断面図である。
【図4】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態の動作説明図である。
【図5】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態の動作説明図である。
【図6】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態におけるガイド部の他の一例を示す正断面図であ
る。
【図7】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態における阻止部材の他の一例を示す断面図である。
【図8】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態における阻止部材の別の一例を示す断面図である。
【図9】本発明によるカード情報読取書込装置の一実施
形態における阻止部材の更に別の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 カード挿入口 2 筐体 3 カード通路 4 筐体内カード通路 5 ガイド部 5A ガイド部の斜面部 6 阻止部材 7 回動軸 8 突起 8A 突起の斜面部 10 コイルばね 15 ランプ 17 電線 B カードの挿入方向を示す矢印 C カード(正規品) M 硬貨(異物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 英史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 山田 武彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 Fターム(参考) 5B023 GA01 5D066 SA01 SB02 SB04 SC06 SE03 SE04 SF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿入口に連なり、対象とするカー
    ドに合わせて断面が細い矩形に作られたカード通路に情
    報読取書込部を備えたカード情報読取書込装置におい
    て、 前記カード通路内のカードの挿入方向に向う前端面の前
    記矩形の長辺の両側に斜面部を有する突起を備え、前記
    前端面が前記カード通路内で前記矩形の短辺方向に移動
    可能に保持された略方形の阻止部材を設け、 前記カード通路内に挿入された物体が前記対象とするカ
    ードの場合だけ、前記突起の斜面部に該カードの前端部
    が接触し、前記阻止部材が移動されるように構成したこ
    とを特徴とするカード情報読取書込装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、 前記阻止部材が透明又は半透明の材料で作られ、光源か
    らの光の入射により前記前端面から前記カード通路内に
    光が照射されるように構成されていることを特徴とする
    カード情報読取書込装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の発明において、 前記阻止部材の少なくとも表面が導電体であり、 該導電体に接続された電線により、前記導電体が共通電
    位に保たれるように構成されていることを特徴とするカ
    ード情報読取書込装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の発明において、 前記阻止部材が光沢を持ったメッキ層を備え、前記光源
    から入射された光が該メッキ層により反射されて前記前
    端面から前記カード通路内に光が照射されるように構成
    されていることを特徴とするカード情報読取書込装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の発明において、 前記カード通路と前記カード挿入口内部の少なくとも一
    方が光沢を持ったメッキ層を備えていることを特徴とす
    るカード情報読取書込装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005093755A1 (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Pioneer Corporation ディスク誤挿入防止機構
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US20200410306A1 (en) * 2018-08-23 2020-12-31 Crane Payment Innovations, Inc. Dual rib coin resistant gate for a payment interface

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