JP3864804B2 - 液晶ディスプレイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車に搭載されるナビゲーションシステム、オーディオ機器、エアコン等の液晶表示素子に帯電する静電気を放電する機能を有する液晶ディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車には、ナビゲーションシステム、CDやカセット等のオーディオ機器、エアコン等の各種電気機器が搭載されており、映像や操作情報等を表示するために液晶ディスプレイが採用されている。
【0003】
また、液晶ディスプレイでは、ユーザーが手を触れることで液晶表示素子の表面に静電気が印加されることがあり、液晶ディスプレイの導電部から液晶ディスプレイを駆動する駆動回路へ静電気による高圧電流が流れると、駆動回路のIC等が破損されるおそれがあった。
【0004】
そのため、印加された静電気をアースへ逃がすための対策が採られており、例えば、特開2001−291988号公報に示される如く、液晶表示素子の表面における端縁を全周にわたって覆う板金ケースが備えられ、この板金ケースを通じて液晶表示素子に印加される静電気をアースへ逃がす方式とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年の液晶ディスプレイは大型化する傾向にあり、前記従来構造のように液晶表示素子の表面における端縁を全周にわたって覆う板金ケースを利用して静電気を逃がす方式によれば、板金ケースの大型化を招き、曲げ加工に手間がかかると共に、板金材自体も多く必要になるという問題があった。
【0006】
また、近年では、液晶表示素子自体の放電特性が速く、静電気対策として、液晶ディスプレイを駆動する駆動回路のみの保護で問題がなくなってきている。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、加工が容易で、使用材料の削減を図ったアース構造を備えた液晶ディスプレイを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための技術的手段は、一端縁に沿って各リード端子が接続配置された液晶表示素子と、該液晶表示素子を保持する保持ケースと、前記各リード端子が接続される回路を備えたプリント配線基板と、前記液晶表示素子の前記一端縁および各リード端子のみを覆って前記保持ケースに装着され、前記プリント配線基板のアース回路に接続されるアースプレートとを備えてなる点にある。
【0009】
また、前記アースプレートは、前記各リード端子の外側面側を覆う平板状の端子カバー部と、該端子カバー部の一端縁で屈曲形成されると共に前記液晶表示素子の前記一端縁を覆う素子端縁カバー部と、前記端子カバー部の他端縁に延設状に備えられると共に前記アース回路に接続されるアース接続部と、前記端子カバー部における前記液晶表示素子の前記一端縁に沿った長さ方向両端部に、前記素子端縁カバー部側をそれぞれ切り起こし状として形成された弾性係止片部とを備え、前記保持ケースに形成されたアースプレート挿入溝部に沿って前記アースプレートが前記アース接続部側より挿入されて保持ケースに装着される際、前記各弾性係止片部が弾性復帰して抜止係止される係止部が、前記アースプレート挿入溝部に備えられた構造としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1ないし図3に示される如く、液晶ディスプレイ1は、液晶表示素子2と、液晶表示素子2を保持する保持ケース3と、所定の回路が備えられたプリント配線基板4と、静電気放電用のアースプレート5とから主構成されている。
【0011】
前記液晶表示素子2は矩形状に形成されており、その上端縁に沿って、多数のリード端子6が液晶表示素子2の回路に接続状として配置されている。
【0012】
前記保持ケース3は樹脂成形体よりなり、光拡散用のライトボックスとされ、開口縁部に液晶表示素子2が嵌合状に装着される嵌合段部3aが備えられている。また、液晶表示素子2の背面に対向する保持ケース3の対向壁3bには、照明用孔3cが所定間隔を有して多数形成されている。
【0013】
さらに、保持ケース3の上面部には、各リード端子6が挿通状に配置される凹部3dが備えられると共に、嵌合段部3a側における凹部3dの両側部には、アースプレート5が挿入されるアースプレート挿入溝部3eを形成する張出壁部3fが互いに対向して張り出し形成されている。
【0014】
前記アースプレート5は、板金材を折曲形成してなり、各リード端子6の外側面側を覆うための略長方形の平板状に形成された端子カバー部5aと、端子カバー部5aの長辺側の一端縁で屈曲形成されると共に液晶表示素子2のリード端子6側の一端縁を覆う素子端縁カバー部5bと、端子カバー部5aの他端縁に延設状に備えられると共にプリント配線基板4のアース回路に接続されるアース接続部5cと、端子カバー部5aにおける液晶表示素子2の前記一端縁に沿った長さ方向両端部に、素子端縁カバー部5b側をそれぞれ切り起こし状として屈曲形成された弾性係止片部5dとを備えている。
【0015】
そして、保持ケース3の両張出壁部3fで形成されるアースプレート挿入溝部3eに、図3に仮想線で示される如く、アースプレート5をそのアース接続部5c側より挿入していけば、各弾性係止片部5dが各張出壁部3fにより形成される各アースプレート挿入溝部3eを通過する際、弾性係止片部5dのバネ性により、弾性係止片部5dが端子カバー部5a側に弾性変形されながら通過する。
【0016】
また、図2および図3に実線で示される如く、アースプレート5の装着状態においては、各弾性係止片部5dが弾性復帰してアースプレート挿入溝部3eに備えられた凹状の係止部3gに抜止係止される構造とされている。
【0017】
そしてこのアースプレート5の装着状態において、アースプレート5の素子端縁カバー部5bは液晶表示素子2の上端縁に接触もしくは近接した状態とされる構造とされている。
【0018】
前記プリント配線基板4には、保持ケース3に形成された各照明用孔3cに対応して、バックライト用のLED8がそれぞれ実装され、また、液晶表示素子2の各リード端子6に対応して接続用のスルーホール9がそれぞれ備えられると共に、アースプレート5のアース接続部5cに対応して接続用のスルーホール10が備えられている。
【0019】
本実施形態は以上のように構成されており、保持ケース3の背面にプリント配線基板4が装着された状態で、保持ケース3の嵌合段部3aに液晶表示素子2を嵌合状に装着すれば、各リード端子6はプリント配線基板4の各スルーホール9に挿通状とされ、ハンダ付けによりプリント配線基板4の所定の回路にそれぞれ接続される。
【0020】
次に、アースプレート5を保持ケース3のアースプレート挿入溝部3eより挿入していけば、各アース接続部5cはプリント配線基板4の各スルーホール10に挿通状とされると共に、各弾性係止片部5dは各係止部3gにそれぞれ抜止係止される。そして、各アース接続部5cはハンダ付けによりプリント配線基板4の所定のアース回路に接続される。
【0021】
そして、ユーザーの接触により液晶表示素子2の表面に静電気が印加された場合には、アースプレート5を通じてプリント配線基板4のアース回路からアースされるため、静電気による駆動回路等の破損が有効に防止できる。
【0022】
以上のように、本実施形態によれば、液晶表示素子2に対する静電気対策のためのアースプレート5は、単に、液晶表示素子2のリード端子6が配置された一端縁および各リード端子6のみを覆う構造であり、前述従来例の如く、液晶表示素子2における四辺の端縁を全周にわたって覆うケース構造と比較して、形状の簡素化が図れ、曲げ加工を行う場合の加工工数も削減でき、アースプレート5の加工が容易に行え、製作の容易化が図れ、製作コスト削減が図れる。
【0023】
また、液晶表示素子2の一端縁部分のみを覆う構造であるため、全周にわたって覆う場合と比較して使用する板金材料も少なくて済み、使用材料の削減が図れ、この点からも製作コスト削減が図れる。
【0024】
さらに、アースプレート5の保持ケース3に対する装着に際しては、両張出壁部3fによって形成されたアースプレート挿入溝部3eにアースプレート5を挿入して行くだけで容易に装着でき、組付作業の容易化も図れる。
【0025】
なお、弾性係止片部5dの折曲形状は、実施形態の形状に何ら限定されず、係止部3gに抜止係止される形状であればよい。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明の液晶ディスプレイによれば、一端縁に沿って各リード端子が接続配置された液晶表示素子と、該液晶表示素子を保持する保持ケースと、各リード端子が接続される回路を備えたプリント配線基板と、液晶表示素子の前記一端縁および各リード端子のみを覆って前記保持ケースに装着され、プリント配線基板のアース回路に接続されるアースプレートとを備えてなるものであり、アースプレートの形状の簡素化が図れるため、曲げ加工を行う場合の加工工数が削減でき、加工が容易で製作の容易化が図れると共に、使用材料の削減が図れ、製作コスト削減が図れるという利点がある。
【0027】
また、アースプレートは、各リード端子の外側面側を覆う平板状の端子カバー部と、該端子カバー部の一端縁で屈曲形成されると共に液晶表示素子の前記一端縁を覆う素子端縁カバー部と、端子カバー部の他端縁に延設状に備えられると共にアース回路に接続されるアース接続部と、端子カバー部における液晶表示素子の前記一端縁に沿った長さ方向両端部に、素子端縁カバー部側をそれぞれ切り起こし状として形成された弾性係止片部とを備え、保持ケースに形成されたアースプレート挿入溝部に沿ってアースプレートがアース接続部側より挿入されて保持ケースに装着される際、各弾性係止片部が弾性復帰して抜止係止される係止部が備えられた構造とすれば、アースプレートの保持ケースに対する装着に際しては、アースプレート挿入溝部にアースプレートを挿入して行くだけで容易に装着でき、組付作業の容易化が図れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる分解斜視図である。
【図2】組付け状態断面図である。
【図3】図2におけるA部拡大図である。
【符号の説明】
1 液晶ディスプレイ
2 液晶表示素子
3 保持ケース
3e アースプレート挿入溝部
4 プリント配線基板
5 アースプレート
5a 端子カバー部
5b 素子端縁カバー部
5c アース接続部
5d 弾性係止片部
Claims (2)
- 一端縁に沿って各リード端子が接続配置された液晶表示素子と、該液晶表示素子を保持する保持ケースと、前記各リード端子が接続される回路を備えたプリント配線基板と、前記液晶表示素子の前記一端縁および各リード端子のみを覆って前記保持ケースに装着され、前記プリント配線基板のアース回路に接続されるアースプレートとを備えてなることを特徴とする液晶ディスプレイ。
- 前記アースプレートは、前記各リード端子の外側面側を覆う平板状の端子カバー部と、該端子カバー部の一端縁で屈曲形成されると共に前記液晶表示素子の前記一端縁を覆う素子端縁カバー部と、前記端子カバー部の他端縁に延設状に備えられると共に前記アース回路に接続されるアース接続部と、前記端子カバー部における前記液晶表示素子の前記一端縁に沿った長さ方向両端部に、前記素子端縁カバー部側をそれぞれ切り起こし状として形成された弾性係止片部とを備え、
前記保持ケースに形成されたアースプレート挿入溝部に沿って前記アースプレートが前記アース接続部側より挿入されて保持ケースに装着される際、前記各弾性係止片部が弾性復帰して抜止係止される係止部が備えられたことを特徴とする請求項1記載の液晶ディスプレイ。
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