JP3222358B2 - 蓋体開閉装置 - Google Patents

蓋体開閉装置

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JP3222358B2
JP3222358B2 JP17764895A JP17764895A JP3222358B2 JP 3222358 B2 JP3222358 B2 JP 3222358B2 JP 17764895 A JP17764895 A JP 17764895A JP 17764895 A JP17764895 A JP 17764895A JP 3222358 B2 JP3222358 B2 JP 3222358B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の挿入ま
たは排出に用いられる開口部を有し、記録媒体の挿入完
了後、記録媒体を記録再生位置まで移動させることによ
って記録再生を行う記録再生装置に用いられ、開口部を
背面側から塞ぐことによって、記録再生部と、記録再生
装置外部とを遮断する蓋体の蓋体開閉装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図12に示すように、カートリッ
ジ状の記録媒体2の挿入・排出に用いられる記録媒体挿
入口101bおよび記録媒体挿入口101bを覆う蓋体
102を側面に有する、例えば記録再生装置等に備えら
れたディスクドライバにおいて、蓋体102の開閉は、
蓋体開閉装置によって制御され、記録媒体挿入口101
b内へ塵埃等が入り込むのを防止している。
【0003】そこで、このような蓋体開閉装置の構成に
ついて、図13に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0004】上記蓋体開閉装置は、図13(a)に示す
ように、ディスクドライバの外装体であるキャビネット
101の前面に設けられた記録媒体挿入部101aより
奥まった位置に設けられた記録媒体挿入口101bを背
面側から塞ぐ蓋体102と、記録媒体2の挿入・排出時
以外は、記録媒体挿入口101bが塞がれた状態となる
ように蓋体102を付勢する図示しないバネとを備えて
いる。
【0005】さらに、蓋体102は、蓋部102aと、
蓋部102aの天壁側長手方向両端部に設けられた支軸
102bとを備えている。また、蓋部102aの前面部
には、記録媒体2が挿入されるときに記録媒体2が当接
する突起部102cが設けられている。
【0006】そして、支軸102bが、ディスクドライ
バ本体における図示しない係合部に係合されることによ
り、蓋部102aは、支軸102bを中心に、キャビネ
ット101内において回動可能に軸支されていると共
に、記録媒体2の挿入前あるいは挿入完了後(通常状
態)においては、記録媒体挿入口101bを塞ぐ状態で
維持されている。
【0007】上記通常状態から記録媒体2を記録媒体挿
入口101bより水平に、F方向に挿入していくと、先
ず、記録媒体先端部2aが蓋部102aの突起部102
cに当接する。この状態からさらに記録媒体2を挿入す
ると、蓋部102aは、支軸102bを中心として、記
録媒体挿入口101bを開放する方向であるX方向に回
動し始める。すると、上記突起部102cが記録媒体上
部2bをスライドし始め、記録媒体2は蓋部102aを
X方向に押し上げて通過していく。
【0008】このように、使用者が、例えば指等を用い
て、記録媒体2を、記録媒体挿入口101bまで押し込
むと、記録媒体2は、図13(b)に示すように、ディ
スクドライバ本体に設けられたメカニズム103の図示
しないローディング装置等の装着機構により、キャビネ
ット101の底壁方向、即ち、D方向に垂直に下降し、
記録再生可能位置に挿着される。
【0009】このとき、蓋体102は、図示しないバネ
によって、記録媒体挿入口101bが塞がれた状態とな
るように付勢されている。このため、記録媒体2がD方
向に移動することにより、蓋部102aは、記録再生位
置に挿着された記録媒体2に当接するまで、支軸102
bを中心として、記録媒体挿入口101bを塞ぐ方向で
あるY方向に回動する。つまり、蓋部102aは、記録
媒体2が記録再生位置にあるときは、記録媒体上部2b
に当接した状態が維持されている。
【0010】一方、記録媒体2がディスクドライバから
排出される時には、先ず、記録媒体2が、メカニズム1
03の図示しないローディング装置等の装着機構によ
り、キャビネット101の天壁方向、即ち、C方向に垂
直に上昇する。このとき、蓋体102は、記録媒体2が
C方向に上昇することで、再びX方向に押し上げられ
る。
【0011】次いで、記録媒体2は、上昇完了後、蓋体
102をX方向に押し上げた状態で、メカニズム103
の図示しないローディング装置等の装着機構により、記
録媒体2の排出方向であるE方向にスライドして、排出
完了となる。
【0012】そして、排出された記録媒体2を使用者が
取り去ることにより、記録媒体2によってX方向に押し
上げられていた蓋体102は、図示しないバネの付勢力
により、支軸102bを中心としてY方向に回動し、再
び通常状態に戻る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の蓋体開閉装置では、記録媒体2が記録再生位置に挿
着された時、蓋体102は、記録媒体上部2bに当接し
た状態のままで、通常状態、即ち、記録媒体挿入口10
1bを塞ぐ状態まで戻らないため、記録媒体挿入口10
1bより、塵埃や異物等が入り込んでしまうという問題
点を有している。
【0014】このため、例えば、図13(c)に示すよ
うに、メカニズム103を、F方向に後退させて、蓋体
102の回動を妨げない程度に記録媒体挿入口101b
より奥まった位置に設けることで、記録媒体2が記録再
生位置に挿着された時に、蓋体102を通常状態に復帰
させることが考えられる。
【0015】ところが、記録媒体2をディスクドライバ
内に挿入する際、使用者は、記録媒体挿入口101bま
でしか、記録媒体2を指で押し入れることができない。
このため、上記方法を用いた場合、記録媒体2を、メカ
ニズム103の所定位置まで挿入することができないと
いう問題が生じる。
【0016】そこで、ケース引込み部材等を設けること
によって、上記記録媒体2をメカニズム103の所定位
置まで引き込む方法が考えらるが、この場合、ケース引
込み部材等を駆動するためのモータや、ケース引込み部
材等からメカニズム103に記録媒体2を搬送するため
の伝達(搬送)部材や、記録媒体2がメカニズム103
の所定位置まで挿入されたかどうかを検知するためのケ
ース挿入検出部材等を必要とする。さらに、メカニズム
103をF方向に下げることによって、メカニズム10
3をF方向に下げる前と比較して、キャビネット201
の大きさが大きくなる。また、記録媒体2を排出する際
に、記録媒体挿入口101bを開放するためには、蓋体
102をX方向に移動させるための、モータ等の別の駆
動装置を必要とする。このため、製造にかかる費用が高
くなるという問題が生じる。
【0017】また、図13(d)に示すように、メカニ
ズム103における記録再生位置を蓋体102の回動を
妨げない程度にD方向に下げて設けることによって、記
録媒体2が記録再生位置に挿着された時に、蓋体102
を通常状態に復帰させることも考えられる。
【0018】ところが、記録再生位置をD方向に下げた
場合、記録媒体2が記録再生位置に搬送されるまでの距
離が長くなる。このため、記録再生位置をD方向に下げ
ることによって、記録再生位置をD方向に下げる前と比
較して、メカニズム203の大きさが大きくなる。ま
た、この場合も記録媒体2を排出する際に、記録媒体挿
入口101bを開放するためには、蓋体102をX方向
に移動させるための、モータ等の別の駆動装置を必要と
する。このため、キャビネット301の大きさも大きく
なる。これにより、製造にかかる費用が高くなるという
問題が生じる。
【0019】さらに、記録媒体2が記録再生位置に挿着
されたことを使用者に知らせるためには、主に、記録媒
体2の挿着を検知部材によって検知し、この検知信号を
電気回路で処理し、ランプやLED(発光ダイオード)
等によって表示する方法が用いられている。このため、
製造にかかる費用が高くなるという問題点を有してい
る。
【0020】そこで、簡素な構成により、ディスクドラ
イバ内への塵埃や異物等の侵入を防ぐことができると共
に、記録媒体が記録再生位置に挿着されたことを使用者
に容易に知らせることができる蓋体開閉装置が求められ
ている。
【0021】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であって、その目的は、記録媒体が記録再生位置に挿着
された時にも、蓋体によって、挿入口を完全に塞ぐこと
ができると共に、記録媒体が記録再生位置に挿着された
ことを使用者に容易に知らせることができる機構を備え
た蓋体開閉装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にか
かる蓋体開閉装置は、上記の問題を解決するために、記
録媒体の挿入または排出に用いられる開口部(例えば記
録媒体挿入口)を有し、記録媒体の挿入完了後、記録媒
体を記録再生位置まで移動させることによって記録再生
を行う記録再生装置に備えられ、上記開口部を背面側か
ら塞ぐ蓋体と、記録媒体の挿入または排出動作に伴って
蓋体を表裏反転させる反転手段(例えば蓋体を案内する
案内部を備える蓋体ホルダと、蓋体を保持し、案内部に
案内されて蓋体を反転移動させる支点レバーとを備える
移動機構)とを備え、上記反転手段が、記録媒体が挿入
される際に、蓋体を略円弧状に案内する第1案内部(例
えば蓋体略円弧状に形成されたガイド溝)と、該第1案
内部と連続して設けられ、記録媒体の記録再生位置への
移動の際に、蓋体を表裏反転させながら開口部を塞ぐ位
置に案内する第2案内部(例えば連続して設けられたガ
イド孔とガイド溝とからなる案内部)とを備えていると
共に、上記第2案内部が、記録媒体の挿入完了直後にお
ける記録媒体の上記開口部側外縁(例えば、記録媒体の
側壁における、天壁側端部から開口部側端部にかけての
縁部)に沿って近接して設けられていることを特徴とし
ている。
【0023】また、請求項2記載の発明にかかる蓋体開
閉装置は、上記の問題を解決するために、記録媒体の挿
入または排出に用いられる開口部(例えば記録媒体挿入
口)を有し、記録媒体の挿入完了後、記録媒体を記録再
生位置まで移動させることによって記録再生を行う記録
再生装置に備えられ、上記開口部を背面側から塞ぐ蓋体
と、記録媒体の挿入または排出動作に伴って蓋体を表裏
反転させる反転手段(例えば蓋体を案内する案内部を備
える蓋体ホルダと、蓋体を保持し、案内部に案内されて
蓋体を反転移動させる支点レバーとを備える移動機構)
と、上記記録媒体を保持するためのディスクホルダとを
備え、上記蓋体は、略長方形状の板状部材である蓋部
と、該蓋部の天壁側隅部から長手方向に沿って突出した
第1の支軸と、該蓋部の底壁側隅部から長手方向に沿っ
て突出した第2の支軸とを備え、上記反転手段は、記録
媒体が挿入される際に、蓋体を略円弧状に案内する第1
案内部としてのガイド溝と、該第1案内部と連続して設
けられ、記録媒体の記録再生位置への移動の際に、蓋体
を表裏反転させながら開口部を塞ぐ位置に案内する第2
案内部としてのガイド孔およびガイド溝とによって略扇
状をなしている案内部を備えている蓋体ホルダと、上記
ディスクホルダの移動に連動して回動すると共に、上記
第1の支軸を保持して上記案内部に沿って蓋体の移動を
案内する支点レ バーとを備え、上記蓋体は、上記第1の
支軸と第2の支軸とを上記案内部に挿入すると共に、上
記蓋体ホルダを介して上記支持レバーに係合されること
で上記反転手段に取り付けられ、上記支点レバーの回動
に伴って上記蓋体ホルダの案内部に案内されて移動可能
に軸支されていることを特徴としている。
【0024】請求項1および請求項2の構成によれば、
蓋体開閉装置が反転手段を有していることで、記録媒体
の挿入または排出動作に伴って蓋体を表裏反転させるこ
とで開口部の開閉を行うことができる。このため、従来
のように蓋体が記録媒体上部に当接して回動が妨げられ
ることがなく、蓋体は、記録媒体が記録再生位置に位置
するときでも、開口部を完全に塞ぐことができる。即
ち、本実施の形態例にかかる蓋体開閉装置を用いれば、
記録媒体が記録再生位置に位置するときでも、蓋体によ
って開口部を完全に塞ぐことができるので、記録再生装
置内へ塵埃等が入り込むのを防止することができる。
【0025】さらに、蓋体が、表裏反転することによっ
て開閉動作を行うことから、記録媒体挿入前において記
録再生装置の外部に面した面と、その反対側、即ち、記
録再生装置の内部に面した面とに、別々の表示を行うこ
とができる。つまり、記録媒体の挿入前と、記録媒体が
記録再生位置に位置しているときとでは、異なる面がデ
ィスクホルダの外部に面することから、例えば記録媒体
挿入前において記録再生装置の外部に面した面に「ケー
ス挿入可」と表示し、記録媒体が記録再生位置に位置し
ているときに記録再生装置の外部に面した面に「ケース
挿入済」と表示することにより、記録再生装置内に、記
録媒体が挿入されているか否かを、簡素な構成により、
使用者に知らせることができる。このため、記録再生装
置内に、記録媒体が挿入されているか否かを使用者に知
らせるための別の装置を設ける必要がなくなり、製造に
かかる費用を安価にすることができる。
【0026】また、上記請求項1の構成によれば、記録
媒体が挿入される際に、蓋体を略円弧状に案内する第1
案内部と連続して設けられ、記録媒体の記録再生位置へ
の移動の際に、蓋体を表裏反転させながら開口部を塞ぐ
位置に案内する第2案内部が、記録媒体の挿入完了直後
における記録媒体の上記開口部側外縁に沿って近接して
設けられている。このことから、蓋体は、上記第2案内
部に案内されて、記録媒体に当接することなく、記録媒
体に近接した軌跡により、反転動作を行いながら移動す
ることができる。
【0027】また、従来のように、記録媒体が記録再生
位置に位置するときに、記録媒体挿入口を完全に塞ぐた
めに、記録媒体と蓋体とを、支軸を中心とする蓋体の回
動が妨げられない距離まで離す必要がない。
【0028】即ち、本発明にかかる蓋体開閉装置を用い
ることで、蓋体を、挿入完了直後の記録媒体の位置に近
接するような位置に設けることができる。これらのこと
から、本発明の蓋体開閉装置を用いれば、従来と比較し
て小さなスペースで蓋体の開閉を行うことができる。
【0029】請求項3記載の発明にかかる蓋体開閉装置
は、上記の問題を解決するために、請求項1または2記
載の蓋体開閉装置において、上記蓋体が記録媒体の挿入
または排出の際の移動に連動して表裏反転することを特
徴としている。
【0030】請求項3の構成によれば、上記蓋体の反
転、即ち、開閉動作は、記録媒体2の挿入または排出の
際の移動に連動して行われる。つまり、記録媒体の挿入
によって第1案内部に案内されて略円弧状に移動するこ
とで開口部を開放した蓋体は、記録媒体の記録再生位置
への移動に連動して反転動作を行い、開口部を塞ぐ。逆
に、記録媒体が排出される際には、記録媒体が挿入され
るときと逆の動作を行う。即ち、蓋体は記録媒体の記録
再生位置からの移動に連動して再び反転動作を行い、開
口部を開放する。そして、記録媒体が完全に排出される
ことで、蓋体は、再び第1案内部に案内されて略円弧状
に移動し、開口部を塞ぐ。
【0031】このように、蓋体の開閉は、記録媒体の挿
入または排出の際の移動に連動して行われるので、蓋体
を開閉させるための例えばモータ等の別の駆動手段を設
ける必要がない。このため、製造にかかる費用を安価な
ものにすることができる。
【0032】請求項4記載の発明にかかる蓋体開閉装置
は、上記の問題を解決するために、請求項1〜3の何れ
か1項に記載の蓋体開閉装置において、上記反転手段
が、記録媒体の挿入完了後から排出完了後までの間、蓋
体が上記第1案内部に案内されて移動することを禁止す
る蓋体移動規制手段(例えば記録媒体に当接して回動す
ることで、第1案内部の軌道上に位置する突起部を備え
る規制レバー)をさらに備えていることを特徴としてい
る。
【0033】請求項4の構成によれば、上記反転手段
が、蓋体移動規制手段をさらに備えていることで、記録
媒体の挿入完了後から排出完了後までの間、蓋体が上記
第1案内部に案内されて移動しないようになっている。
このため、記録媒体挿入前において記録再生装置の外部
に面した面と、その反対側、即ち、記録再生装置の内部
に面した面とに、別々の表示を行った場合、例えば記録
媒体挿入前において記録再生装置の外部に面した面に
「ケース挿入可」と表示し、記録媒体が記録再生位置に
位置しているときに記録再生装置の外部に面した面に
「ケース挿入済」と表示した場合、例えば、記録媒体が
記録再生装置内に挿入されているのに、「挿入可」と表
示される等の誤動作を防ぐことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図11に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0035】本実施の形態にかかる蓋体開閉装置は、図
1および図3に示すように、例えば記録再生装置等に備
えられたディスクドライバの記録媒体挿入口1bに用い
られ、上記記録媒体挿入口1bから塵埃等が入り込むの
を防ぐようになっている。尚、上記記録媒体挿入口1b
は、ディスクドライバの外装体であるキャビネット1の
前面に設けられた記録媒体挿入部1aより奥まった位置
に設けられており、上記記録媒体挿入部1aが記録媒体
挿入口1bより広くなるように形成されていることで、
記録媒体2を記録媒体挿入口1bに挿入しやすいように
なっている。
【0036】また、上記ディスクドライバは、例えばミ
ニディスク(Mini Disk)等のカートリッジ状の記録媒体
2を使用者が水平に挿入すると、垂直に下降することに
よって記録媒体2を記録再生位置まで移動させるローデ
ィング装置等の装着機構を備えたメカニズム3を具備し
ている。
【0037】さらに、メカニズム3は、記録媒体2を保
持するためのディスクホルダ8を備えている。ディスク
ホルダ8は、ディスクホルダ8に設けられた記録媒体挿
入口8aが記録媒体挿入口1bに相対するように設けら
れており、記録媒体2の挿入が完了すると、上記挿着機
構により、垂直に下降することによって記録媒体2を記
録再生位置まで移動するようになっている。
【0038】本発明にかかる蓋体開閉装置は、記録媒体
挿入口1b近辺に設けられ、記録媒体挿入口1bの背面
側から記録媒体挿入口1bを塞ぐ蓋体4と、蓋体4の側
面に設けられ、蓋体4を保持し、表裏反転させることに
よって蓋体4を開閉方向に移動させる反転手段としての
移動機構5と、図示しないバネとを備えた構成となって
いる。上記蓋体4は、図2に示すように、略長方形状の
板状部材である蓋部4aと、蓋部4aの天壁側隅部から
長手方向に沿って左右に突出した支軸4b・4bと、蓋
部4aの底壁側隅部から長手方向に沿って左右に突出し
た支軸4c・4cとを備えている。また、上記支軸4b
・4bは、後述する蓋体ホルダ6の厚みより長くなるよ
うに形成され、支軸4c・4cは、後述する蓋体ホルダ
6の厚みより短くなるように形成されている。さらに、
蓋部4aの前面(以下、A面と記す)には、記録媒体2
の挿入時に当接する突起部4d・4dが設けられてい
る。
【0039】一方、移動機構5は、蓋体ホルダ6および
支点レバー7を備えている。蓋体ホルダ6は、略長方形
状の板状部材からなり、記録媒体挿入口1b側から長手
方向に向かって順に、蓋体4を案内する案内部6a、デ
ィスクホルダ8の側面天壁側に設けられたピン8bの移
動を妨げないように、蓋体ホルダ6の天壁側から底壁側
に向かって垂直に穿設された孔6b、および、支点レバ
ー7を蓋体ホルダ6に取り付けるための支点孔6cが並
設されている。
【0040】さらに、上記案内部6aは、記録媒体2が
挿入される際に、蓋体4を略円弧状に案内する第1案内
部としてのガイド溝6a3 、並びに、第1案内部と連続
して設けられ、記録媒体2の記録再生位置への移動の際
に、蓋体4を表裏反転させながら記録媒体挿入口1bを
塞ぐ位置に案内する第2案内部としてのガイド孔6a1
およびガイド溝6a2 を備えている。
【0041】また、上記ガイド孔6a1 は、蓋体ホルダ
6の側壁と平行、かつ、直線状に形成されており、ガイ
ド溝6a2 は、蓋体ホルダ6の天壁と平行、かつ、直線
状に形成されている。そして、ガイド溝6a3 は、ガイ
ド孔6a1 の底壁側端部とガイド溝6a2 の記録媒体挿
入口1bとは反対側の端部とを結ぶように略円弧状に形
成されている。
【0042】尚、上記ガイド孔6a1 は、蓋体ホルダ6
の側壁と平行、かつ、直線状に形成されていることで、
記録媒体2がディスクドライバ内において、挿入完了直
後における記録媒体2の側壁における天壁側端部に沿っ
て、近接して設けられるようになっている。また、上記
ガイド溝6a2 は、蓋体ホルダ6の天壁と平行、かつ、
直線状に形成されていることで、記録媒体2がディスク
ドライバ内において、挿入完了状態にあるときに、記録
媒体2の側壁における記録媒体挿入口1b側端部に沿っ
て、近接して設けられるようになっている。
【0043】さらに、上記ガイド孔6a1 およびガイド
溝6a2 は、蓋部4aの天壁から底壁までの長さと同じ
長さになるように形成されている。即ち、案内部6a
は、ガイド孔6a1 、ガイド溝6a2 、およびガイド溝
6a3 によって、略扇状をなしている。
【0044】また、上記ピン8bは、ピン8bと、ディ
スクホルダ8の長手方向における記録媒体挿入口8a側
の端部までの距離が、ガイド溝6a2 の記録媒体挿入口
1bとは反対側の端部と、孔6bとの間の距離よりも短
くなるような位置に設けられており、蓋体4の支軸4b
を支点とする回動を妨げないようになっている。即ち、
ディスクホルダ8は、記録媒体2を、記録媒体2が、一
部、ディスクホルダ8から飛び出した状態で保持するよ
うになっている。
【0045】また、支点レバー7は、略長方形状の細長
い板状部材からなっている。そして、支点レバー7の長
手方向における記録媒体挿入口1b側の端部には、記録
媒体挿入口1b側を開口部とし、支軸4bを保持して蓋
体4の移動を案内する蓋体案内孔7aが設けられてい
る。さらに、支点レバー7における孔6bの相対部分に
は、上記ピン8を挿入させるための孔7bが設けら
れ、支点孔6cの相対部分には、支点レバー7を蓋体ホ
ルダ6に取り付けるための支点孔7cが設けられてい
る。尚、孔7bは、該蓋体開閉装置を組み立てたとき
に、支点レバー7の回動を妨げないような大きさに穿設
されている。
【0046】本実施の形態にかかる該蓋体開閉装置は、
上記各部材を組み立ててなる構成である。即ち、図1お
よび図2に示すように、上記蓋体ホルダ6は、図示しな
い例えば螺子等により、案内部6aのガイド孔6a1
記録媒体挿入口1bに相対するようにディスクホルダ本
体に固定されている。
【0047】また、上記支点レバー7は、支点孔6cお
よび支点孔7cを軸着させることにより、蓋体ホルダ6
に取り付けられている。さらに、ディスクホルダ8のピ
ン8を孔6bを介して孔7bに係合させることで、支
点レバー7は、支点孔7cを中心に、ピン8bによって
位置付けられている。
【0048】このとき、記録媒体2の挿入前(通常状
態)においては、メカニズム3に設けられたディスクホ
ルダ8は、記録媒体挿入口8aが記録媒体挿入部1aに
相対する位置(通常位置)に位置していることから、デ
ィスクホルダ8に一体的に設けられたピン8bは、孔6
bの天壁側に位置する。そして、支点レバー7は、ディ
スクホルダ8の上下運動に連動して、支点孔7cを中心
に回動するようになっている。
【0049】さらに、蓋体4は、支軸4bをガイド孔6
1 の天壁側端部に挿入し、支軸4cをガイド孔6a1
の底壁側端部に挿入すると共に、支軸4bを蓋体ホルダ
6を介して蓋体案内孔7aに係合することで、移動機構
5に取り付けられている。
【0050】これによって、上記蓋体4は、支点レバー
7の回動に伴って、蓋体ホルダ6の案内部6aに案内さ
れて移動可能に軸支されていると共に、図1に示すよう
に、ピン8bによって、記録媒体2の挿入前(通常状
態)においては、蓋部4aのA面がディスクドライバの
外部に面した状態で記録媒体挿入口1bを塞ぐように位
置付けられている。また、上記蓋体4は、図示しないバ
ネにより、蓋部4aのA面がディスクドライバの外部に
面した状態で記録媒体挿入口1bを塞ぐように付勢され
ている。このとき、蓋部4aのA面には、例えば「ケー
ス挿入可」等の表示がなされている。一方、蓋部4aの
B面、即ち、通常状態における裏面には、例えば「ケー
ス挿入済」等の表示がなされている。
【0051】ここで、記録媒体2を挿入、または排出す
る際の動作について、図1および図4ないし図7に基づ
いて以下に説明する。
【0052】該蓋体開閉装置の蓋体4は、記録媒体2の
挿入前(通常状態)においては、図1に示すように、記
録媒体挿入口1bを塞ぐ状態で維持されている。このと
き、蓋部4aのA面がディスクドライバの外部に面した
状態にあることから、使用者には、「ケース挿入可」の
表示が見えている。
【0053】上記通常状態から記録媒体2を記録媒体2
の挿入方向であるF方向に水平に挿入していくと、記録
媒体先端部2aが蓋部4aの突起部4dに当接する。こ
の状態からさらに記録媒体2を挿入すると、図4に示す
ように、ディスクホルダ8が通常位置に位置したままで
支点レバー7が回動しないことから、支軸4bはガイド
孔6a1 の天壁側端部に位置したままの状態を維持して
いる。一方、支軸4cは、録媒媒体2に押されることに
よって、ガイド溝6a3 に案内されて、キャビネット1
の天壁方向に向かって略円弧状に移動し始める。つま
り、蓋体4は、支軸4bを中心として、記録媒体挿入口
1bを開放する方向、即ち、X方向に回動し始める。す
ると、上記突起部4dが記録媒体上部2bをスライドし
始め、記録媒体2は蓋部4aをX方向に押し上げて通過
していく。
【0054】記録媒体2が、図5に示すように、記録媒
体挿入口1bからメカニズム3内に完全に挿入されるこ
とで、ディスクホルダ8の所定位置に装着されると、デ
ィスクホルダ8は、メカニズム3の図示しない機構によ
り、図6に示すように、記録媒体2の後端側が一部飛び
出した状態で記録媒体2を保持しながら、キャビネット
1の底壁方向、即ち、D方向に垂直に下降し始める。す
ると、ディスクホルダ8の下降に伴って、ディスクホル
ダ8に一体的に設けられたピン8bも、D方向に下降し
始める。
【0055】このとき、ピン8bが孔7bに係合されて
いることにより、支点レバー7は、支点孔7cを支点と
して、D方向に円弧状に回動し始める。これにより、蓋
体案内孔7aに係合された支軸4bが、支点レバー7に
導かれて、ガイド孔6a1 に沿ってD方向に移動すると
共に、支軸4cがガイド溝6a2 に沿って、記録媒体挿
入口1b方向、即ち、E方向に移動する。つまり、蓋体
4は、ディスクホルダ8のD方向への移動に伴って、表
裏反転しながら閉成動作を行う。
【0056】そして、図7に示すように、ディスクホル
ダ8が記録再生位置に位置することにより、ピン8bは
孔6bの底壁側に位置付けられる。これにより、支点レ
バー7は、蓋体4を、支軸4bがガイド孔6a 1 の底壁
側端部に位置した状態で保持する。このとき支軸4cは
ガイド孔6a 1 の天壁側端部に位置することから、ディ
スクホルダ8が記録再生位置に位置するとき、蓋体4
は、蓋部4aのB面がディスクホルダの外部に面した状
態で記録媒体挿入口1bを塞ぐように保持されている。
即ち、使用者には、「ケース挿入済」の表示が見えてい
る。
【0057】次に、記録媒体2がディスクドライバから
排出される時には、図示しない排出操作により、ディス
クホルダ8は、記録再生位置から、キャビネット1にお
ける天壁方向、即ち、C方向に上昇し始める。すると、
ディスクホルダ8の上昇に伴って、ピン8bも、C方向
に上昇し始める。
【0058】このとき、ピン8bが孔7bに係合されて
いることにより、支点レバー7は、図6に示すように、
支点孔7cを支点として、C方向に円弧状に回動し始め
る。これにより、蓋体案内孔7aに係合された支軸4b
が、支点レバー7に導かれて、ガイド孔6a1 に沿って
C方向に移動すると共に、支軸4cがガイド溝6a2
沿って、記録媒体挿入口1bとは反対方向、即ち、F方
向に移動する。つまり、蓋体4は、ディスクホルダ8の
C方向への移動に伴って、支軸4bが支点レバー7によ
って押し上げられることで、開成動作を行う。
【0059】そして、図5に示すように、ディスクホル
ダ8が上昇を完了し、通常位置に戻ることにより、ピン
8bは孔6bの天壁側に位置付けられる。これにより、
支点レバー7は、蓋体4を、支軸4bがガイド孔6a 1
の天壁側端部に位置した状態で保持する。このとき、蓋
体4は、突起部4dが記録媒体2に当接することで、そ
の回動が妨げられているので、記録媒体挿入口1bを開
放する状態を維持している。
【0060】次いで、記録媒体2は、図示しないメカニ
ズム操作により、記録媒体2の排出方向であるE方向に
水平に移動を行い、排出される。その後、図4に示すよ
うに、使用者によって記録媒体2がE方向に引き出され
ることで、突起部4dの記録媒体2への当接が解除され
る。このとき、蓋体4は、図示しないバネにより、蓋部
4aのA面がディスクドライバの外部に面した状態で記
録媒体挿入口1bを塞ぐように付勢されている。このた
め、記録媒体2が引き出されることで、支軸4cは、ガ
イド溝6a3 に案内されて、キャビネット1の底壁方向
に向かって略円弧状に移動する。つまり、蓋体4は、支
軸4bを中心として、記録媒体挿入口1bを塞ぐ方向、
即ち、Y方向に回動する。
【0061】記録媒体4がディスクドライバから完全に
引き出されると、蓋体4は、図1に示すように、蓋部4
aのA面がディスクドライバの外部に面した状態で記録
媒体挿入口1bを塞いでいる状態、即ち、通常状態に戻
る。
【0062】このように、蓋体開閉装置が移動機構5を
有していることで、記録媒体2の挿入あるいは排出時
に、蓋体4を表裏反転させることで蓋体4の開閉を行う
ことができる。このため、従来のように蓋体が記録媒体
上部2bに当接して回動が妨げられることがなく、蓋体
4は、記録媒体2が記録再生位置に位置するときでも、
記録媒体挿入口1bを完全に塞ぐことができる。
【0063】さらに、蓋体4が、表裏反転することによ
って開閉動作を行うことから、蓋部4aのA面とB面と
に、別々の表示を行うことができる。つまり、記録媒体
2の挿入前と、記録媒体2が記録再生位置に位置してい
るときでは、異なる面が、ディスクホルダの外部に面す
ることから、例えばA面に「ケース挿入可」、B面に
「ケース挿入済」と表示することにより、ディスクドラ
イバ内に記録媒体2が挿入されているか否かを、簡素な
構成により、使用者に知らせることができる。このた
め、ディスクドライバ内に、記録媒体2が挿入されてい
るか否かを使用者に知らせるための別の装置を設ける必
要がなくなり、製造にかかる費用を安価にすることがで
きる。
【0064】さらに、蓋体4の移動を案内する蓋体ホル
ダ6のガイド孔6a1 が、挿入完了直後の記録媒体2の
側面天壁側端部に沿って、近接して設けられていると共
に、ガイド溝6a2 が、挿入完了直後の記録媒体2の側
面記録媒体挿入口1b側端部に沿って、近接して設けら
れていることで、蓋体4は、蓋体ホルダ6の案内部6a
に案内されて、記録媒体2に当接することなく、記録媒
体2に近接した軌跡により、反転動作を行いながら移動
することができる。
【0065】また、従来のように、記録媒体2が記録再
生位置に位置するときに、記録媒体挿入口を完全に塞ぐ
ために、記録媒体2と蓋体とを、支軸を中心とする蓋体
の回動が妨げられない距離まで離す必要がない。
【0066】即ち、本発明にかかる蓋体開閉装置を用い
ることで、蓋体4を、挿入完了直後の記録媒体2の位置
に近接するような位置に設けることができる。これらの
ことから、本発明の蓋体開閉装置を用いれば、従来と比
較して小さなスペースで蓋体4の開閉を行うことができ
る。
【0067】さらに、上記蓋体4の開閉は、記録媒体2
の移動に伴って行われる。つまり、記録媒体2の挿入に
よって、支軸4bを支点としてX方向に押し上げられた
蓋体4は、記録媒体2を保持するディスクホルダ8のD
方向への垂直移動に伴って表裏反転し、記録媒体挿入口
1bを閉じる。記録媒体2が排出される際には、ディス
クホルダ8のC方向への垂直移動に伴って表裏反転し、
記録媒体挿入口1bを開放する。そして、記録媒体2が
ディスクドライバから引き出されることで、蓋体4は、
支軸4bを支点としてY方向に回動し、記録媒体挿入口
1bを閉じる。
【0068】このように、蓋体4の開閉は、記録媒体2
の移動に伴って行われるので、蓋体4を開閉させるため
の例えばモータ等の別の駆動手段を設ける必要がない。
このため、製造にかかる費用を安価なものにすることが
できる。
【0069】また、移動機構5に、図3(a)に示すよ
うに、蓋体4の開閉を規制する蓋体移動規制手段として
の規制レバー9をさらに設けることで、蓋体4の誤動作
を防ぐことができる。上記規制レバー9は、図8および
図9に示すように、支軸9c、並びに、支軸9cと一体
的に設けられた略長方形状の板状部材である記録媒体検
出部9a、および、支軸9cの端部近傍に設けられた突
出部である開閉規制部9bを備えている。また、上記規
制レバー9は、記録媒体検出部9aと開閉規制部9bと
が、所定の角度を有するように形成されている。これに
より、記録媒体検出部9aが記録媒体2と当接すること
によって回動した時に、開閉規制部9bがガイド溝6a
3 の軌道上に位置するようになっている。さらに、上記
記録媒体検出部9aは、ディスクホルダ8がD方向に下
降し、記録再生位置に位置する場合でも、記録媒体2に
当接している状態を維持することができる大きさに形成
されている。
【0070】上記規制レバー9は、蓋体ホルダ6の案内
部6aと孔6bとの間において、通常状態にあるときに
は、蓋体4の回動を妨げない位置に設けられている。さ
らに、規制レバー9は、図9に示すように、図示しない
バネによって、記録媒体検出部9aが記録媒体2の挿入
路を向くように、つまり、記録媒体2が挿入される際
に、記録媒体検出部9aが記録媒体先端部2aに当接す
るように付勢されている。
【0071】また、移動機構5に規制レバー9を設ける
ことで、図8および図9に示すように、蓋体ホルダ6
は、記録媒体検出部9aおよび開閉規制部9bの回動を
妨げないように一部切り欠かれている。そして、支点レ
バー7は、開閉規制部9bの回動を妨げないように一部
切り欠かれていると共に、細くなった部分を補強するた
めに、切り欠き部とは反対側の端部に、突出部が設けら
れている。
【0072】ここで、規制レバー9が設けられている場
合において、記録媒体2を挿入、または排出する際の動
作について、図8ないし図11に基づいて以下に説明す
る。
【0073】該蓋体開閉装置の蓋体4は、前述したよう
に、記録媒体2の挿入前(通常状態)においては、図8
に示すように、蓋部4aのA面がディスクドライバの外
部に面した状態で記録媒体挿入口1bを塞いでいる。そ
して、規制レバー9は、図9に示すように、図示しない
バネによって、記録媒体検出部9aが記録媒体2の挿入
路を向くように付勢されている。
【0074】上記通常状態から記録媒体2をF方向に水
平に挿入していくと、前述したように、蓋体4は、支軸
4bを支点として案内部6aに案内されて、X方向に回
動し始める。すると、蓋体4の突起部4dが記録媒体上
部2bをスライドし始め、記録媒体2は蓋部4aをX方
向に押し上げて通過していく。
【0075】この状態からさらに記録媒体2を挿入する
と、記録媒体検出部9aは、記録媒体先端部2aに当接
し、記録媒体2によって押されることで、図11に示す
ように、支軸9cを支点として、記録媒体2の挿入方
向、即ち、α方向に回動を行う。これにより、記録媒体
2は、記録媒体検出部9aが記録媒体側面2cをスライ
ドしながら挿入される。
【0076】このとき、開閉規制部9bが、記録媒体検
出部9aと一体的に回動することで、開閉規制部9b
は、図10に示すように、開成状態にある蓋体4の支軸
4cの下、即ち、ガイド溝6a3 の軌道上に位置する。
これにより、開閉規制部9bは、支軸4cのY方向への
移動を阻止している。このことから、蓋体4は、支軸4
bを支点としてY方向に回動することができない。即
ち、蓋体4は、ガイド溝6a2 、ガイド孔6a1 に沿っ
て、反転動作を行いながら記録媒体挿入口1bを塞ぐ方
向にのみ移動が可能である。
【0077】そして、ディスクホルダ8がD方向に垂直
に下降し始めると、前述したように、蓋体案内孔7aに
係合された支軸4bが、支点レバー7に導かれて、ガイ
ド孔6a1 に沿ってD方向に移動すると共に、支軸4c
がガイド溝6a2 に沿って、E方向に移動する。このと
き、開閉規制部9bによって、支軸4cのY方向への移
動が阻止されていることから、蓋体4は、誤動作を行う
ことなく、確実に表裏反転しながら閉成動作を行う。
【0078】そして、ディスクホルダ8が記録再生位置
に位置することにより、蓋体4は、蓋部4aのB面がデ
ィスクホルダの外部に面した状態で記録媒体挿入口1b
を塞ぐように保持される。
【0079】このように、規制レバー9によって、蓋体
4の移動が規制されているため、蓋体4の誤動作を防止
することができる。つまり、例えば、記録媒体2がディ
スクドライバ内に挿入されているのに、蓋部4aのA面
がディスクホルダの外部に面した状態で記録媒体挿入口
1bを塞ぐことを防ぐことができる。これにより、記録
媒体2がディスクドライバ内に挿入されているのに「挿
入可」と表示されることがない。
【0080】次に、記録媒体2がディスクドライバから
排出される時には、前述したように、支軸4bが支点レ
バー7に導かれてガイド孔6a1 に沿ってC方向に移動
すると共に、支軸4cがガイド溝6a2 に沿ってF方向
に移動することで、開成動作を行う。ディスクホルダ8
が上昇完了後、記録媒体2は、図示しないメカニズム操
作により、記録媒体2の排出方向であるE方向に水平に
移動を行い、排出される。
【0081】そして、排出された記録媒体2を使用者が
引き出すときには、図11に示すように、記録媒体検出
部9aと記録媒体2との当接が解除されることにより、
図示しないバネの付勢力により、記録媒体検出部9a
は、再び記録媒体2の挿入路を向くように回動する。こ
れにより、記録媒体検出部9aと一体的に回動する開閉
規制部9bが、ガイド溝6a3 の軌道上からはずれるこ
とで、支軸4cのY方向への移動が可能となる。
【0082】このとき、蓋体4は、図示しないバネによ
り、蓋部4aのA面がディスクドライバの外部に面した
状態で記録媒体挿入口1bを塞ぐように付勢されている
ことから、記録媒体2が引き出されることで、支軸4c
は、前述したように、ガイド溝6a3 に案内されてY方
向に移動する。そして、蓋体4は、支軸4bを支点とし
てY方向に回動し、再び通常状態、即ち、蓋部4aのA
面がディスクドライバの外部に面した状態で記録媒体挿
入口1bを塞いでいる状態に戻る。
【0083】このように、移動機構5に、さらに規制レ
バー9を設けることで、蓋体4の移動を規制することが
できる。このため、蓋体4の誤動作、例えば、記録媒体
2がディスクドライバ内にあるときに、「挿入可」の表
示がされることを防ぐことができる。
【0084】尚、本実施の形態では蓋部4aに略長方形
状の板状部材を使用しているが、記録媒体挿入口1bを
完全に塞ぐことができる形状であればよく、特に限定さ
れるものではない。また、蓋体ホルダ6を略長方形状の
板状部材とし、支点レバー7を略長方形状の細長い板状
部材としているが、本発明に必要な構成を備えていれ
ば、その形状は特に限定されるものではない。さらに、
本実施の形態では規制レバー9の記録媒体検出部9aを
支軸9cと一体的に設けられた略長方形状の板状部材と
し、開閉規制部9bを支軸9cから突出する突出部とし
たが、本実施の形態と同等の効果が得られる構造を有す
る部材であれば特に限定されるものではない。また、本
実施の形態では、図3に示すように、ディスクドライバ
の左側の側面に設けられた蓋体開閉装置に上記規制レバ
ー9を設けたが、規制レバー9の数や規制レバー9が設
けられる側は、特に限定されるものではない。
【0085】さらに、本実施の形態では、説明の便宜
上、記録媒体挿入口1bの長手方向を左右として説明し
たが、上下・左右の関係は、記録再生位置と記録媒体挿
入口1bとの位置関係によるものであり、特に限定され
るものではない。
【0086】以上のように、本実施の形態にかかる蓋体
開閉装置を用いれば、蓋体開閉装置が移動機構5を有し
ていることで、記録媒体2の挿入または排出動作に伴っ
て蓋体4を表裏反転させることで記録媒体挿入口1bの
開閉を行うことができる。このため、蓋体4は、記録媒
体2が記録再生位置に位置するときでも、記録媒体挿入
口1bを完全に塞ぐことができるので、ディスクドライ
バ内へ塵埃等が入り込むのを防止することができる。
【0087】さらに、蓋体2が、表裏反転することによ
って開閉動作を行うことから、例えばA面に「ケース挿
入可」と表示し、B面に「ケース挿入済」と表示するこ
とにより、ディスクドライバ内に、記録媒体2が挿入さ
れているか否かを、簡素な構成により、使用者に知らせ
ることができる。このため、記録再生装置内に、記録媒
体2が挿入されているか否かを使用者に知らせるための
別の装置を設ける必要がなくなり、製造にかかる費用を
安価にすることができる。
【0088】また、蓋体ホルダ6が、蓋体4を略円弧状
にX方向に案内する第1案内部としてのガイド溝6
3 、並びに、ガイド溝6a3 と連続して設けられ、記
録媒体2の記録再生位置への移動の際に、蓋体4を表裏
反転させながら記録媒体挿入口1bを塞ぐ位置に案内す
るガイド孔6a1 とガイド溝6a2 とからなる第2案内
部を備え、この第2案内部が、記録媒体2の挿入完了直
後における記録媒体2の記録媒体挿入口1b側外縁(記
録媒体2の上記開口部側外縁記録媒体2の側壁におけ
る、天壁側端部から記録媒体挿入口1b側端部にかけて
の縁部)に沿って近接して設けられていることで、蓋体
4は、上記第2案内部に案内されて、記録媒体2に当接
することなく、記録媒体2に近接した軌跡により、反転
動作を行いながら移動することができる。
【0089】さらに、本発明にかかる蓋体開閉装置を用
いることで、蓋体4を、ディスクドライバ内における記
録媒体2に近接して設けることができる。これらのこと
から、本発明の蓋体開閉装置を用いれば、従来と比較し
て小さなスペースで蓋体4の開閉を行うことができる。
【0090】さらに、上記蓋体4の反転、即ち、開閉動
作は、記録媒体2の挿入または排出の際の移動に連動し
て行われる。つまり、記録媒体2の挿入によって、上記
第1案内部に案内されて略円弧状にX方向に移動するこ
とで、記録媒体挿入口1bを開放した蓋体4は、記録媒
体2の記録再生位置への移動に連動して反転動作を行
い、記録媒体挿入口1bを塞ぐ。逆に、記録媒体2が排
出される際には、記録媒体2が挿入されるときと逆の動
作を行う。即ち、蓋体4は、記録媒体2の記録再生位置
からの移動に連動して再び反転動作を行い、記録媒体挿
入口1bを開放する。そして、記録媒体2がディスクド
ライバから完全に排出されることで、蓋体4は、再び第
1案内部に案内されて略円弧状にY方向に移動すること
で、記録媒体挿入口1bを塞ぐ。
【0091】このように、蓋体4の開閉は、記録媒体2
の挿入または排出の際の移動に連動して行われるので、
蓋体2を開閉させるための例えばモータ等の別の駆動手
段を設ける必要がない。このため、製造にかかる費用を
安価なものにすることができる。
【0092】さらに、上記移動機構5が、規制レバー9
をさらに備えていることで、記録媒体2の挿入完了後か
ら排出完了後までの間、蓋体2が上記第1案内部に案内
されて移動しないようになっている。このため、A面に
「ケース挿入可」と表示し、B面に「ケース挿入済」と
表示した場合、例えば、記録媒体2がディスクドライバ
内に挿入されているのに、「挿入可」と表示される等の
誤動作を防ぐことができる。
【0093】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる蓋体開閉装置
は、以上のように、記録媒体の挿入または排出に用いら
れる開口部を有し、記録媒体の挿入完了後、記録媒体を
記録再生位置まで移動させることによって記録再生を行
う記録再生装置に備えられ、上記開口部を背面側から塞
ぐ蓋体と、記録媒体の挿入または排出動作に伴って蓋体
を表裏反転させる反転手段とを備え、上記反転手段が、
記録媒体が挿入される際に、蓋体を略円弧状に案内する
第1案内部と、該第1案内部と連続して設けられ、記録
媒体の記録再生位置への移動の際に、蓋体を表裏反転さ
せながら開口部を塞ぐ位置に案内する第2案内部とを備
えていると共に、上記第2案内部が、記録媒体の挿入完
了直後における記録媒体の上記開口部側外縁に沿って近
接して設けられている構成である。
【0094】請求項2の発明にかかる蓋体開閉装置は、
以上のように、記録媒体の挿入または排出に用いられる
開口部を有し、記録媒体の挿入完了後、記録媒体を記録
再生 位置まで移動させることによって記録再生を行う記
録再生装置に備えられ、上記開口部を背面側から塞ぐ蓋
体と、記録媒体の挿入または排出動作に伴って蓋体を表
裏反転させる反転手段と、上記記録媒体を保持するため
のディスクホルダとを備え、上記蓋体は、略長方形状の
板状部材である蓋部と、該蓋部の天壁側隅部から長手方
向に沿って突出した第1の支軸と、該蓋部の底壁側隅部
から長手方向に沿って突出した第2の支軸とを備え、上
記反転手段は、記録媒体が挿入される際に、蓋体を略円
弧状に案内する第1案内部としてのガイド溝と、該第1
案内部と連続して設けられ、記録媒体の記録再生位置へ
の移動の際に、蓋体を表裏反転させながら開口部を塞ぐ
位置に案内する第2案内部としてのガイド孔およびガイ
ド溝とによって略扇状をなしている案内部を備えている
蓋体ホルダと、上記ディスクホルダの移動に連動して回
動すると共に、上記第1の支軸を保持して上記案内部に
沿って蓋体の移動を案内する支点レバーとを備え、上記
蓋体は、上記第1の支軸と第2の支軸とを上記案内部に
挿入すると共に、上記蓋体ホルダを介して上記支持レバ
ーに係合されることで上記反転手段に取り付けられ、上
記支点レバーの回動に伴って上記蓋体ホルダの案内部に
案内されて移動可能に軸支されている構成である。
【0095】それゆえ、記録媒体の挿入または排出動作
に伴って蓋体を表裏反転させることで開口部の開閉を行
うことができる。即ち、本実施の形態にかかる蓋体開閉
装置を用いれば、記録媒体が記録再生位置に位置すると
きでも、蓋体によって開口部を完全に塞ぐことができる
ので、記録再生装置内へ塵埃等が入り込むのを防止する
ことができる。
【0096】さらに、蓋体が、表裏反転することによっ
て開閉動作を行うことから、記録媒体の挿入前と、記録
媒体が記録再生位置に位置しているときとでは、異なる
面が、ディスクホルダの外部に面する。このことから、
例えば記録媒体挿入前において記録再生装置の外部に面
した面に「ケース挿入可」と表示し、記録媒体が記録再
生位置に位置しているときに記録再生装置の外部に面し
た面に「ケース挿入済」と表示することにより、記録再
生装置内に、記録媒体が挿入されているか否かを、簡素
な構成により、使用者に知らせることができる。このた
め、記録再生装置内に、記録媒体が挿入されているか否
かを使用者に知らせるための別の装置を設ける必要がな
くなり、製造にかかる費用を安価にすることができると
いう効果を併せて奏する。
【0097】また、上記の構成によれば、蓋体は、上記
第2案内部に案内されて、記録媒体に当接することな
く、記録媒体に近接した軌跡により、反転動作を行いな
がら移動することができる。また、従来のように、記録
媒体が記録再生位置に位置するときに、記録媒体挿入口
を完全に塞ぐために、ディスクドライバ内における記録
媒体と蓋体とを、支軸を中心とする蓋体の回動が妨げら
れない距離まで離す必要がない。従って、本発明にかか
る蓋体開閉装置を用いることで、蓋体を、挿入完了直後
の記録媒体の位置に近接するような位置に設けることが
できる。これらのことから、本発明の蓋体開閉装置を用
いれば、従来と比較して小さなスペースで蓋体の開閉を
行うことができるという効果を併せて奏する。
【0098】請求項3の発明にかかる蓋体開閉装置は、
以上のように、請求項1または2記載の蓋体開閉装置に
おいて、上記蓋体が記録媒体の挿入または排出の際の移
動に連動して表裏反転する構成である。
【0099】それゆえ、蓋体を開閉させるための例えば
モータ等の別の駆動手段を設ける必要がない。このた
め、製造にかかる費用を安価なものにすることができる
という効果を併せて奏する。
【0100】請求項4の発明にかかる蓋体開閉装置は、
以上のように、請求項1〜3の何れか1項に記載の蓋体
開閉装置において、上記反転手段が、記録媒体の挿入完
了後から排出完了後までの間、蓋体が上記第1案内部に
案内されて移動することを禁止する蓋体移動規制手段を
さらに備えている構成である。
【0101】それゆえ、記録媒体挿入前において記録再
生装置の外部に面した面と、その反対側、即ち、記録再
生装置の内部に面した面とに、別々の表示を行った場
合、例えば記録媒体挿入前において記録再生装置の外部
に面した面に「ケース挿入可」と表示し、記録媒体が記
録再生位置に位置しているときに記録再生装置の外部に
面した面に「ケース挿入済」と表示した場合、例えば、
記録媒体が記録再生装置内に挿入されているのに、「挿
入可」と表示される等の誤動作を防ぐことができるとい
う効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である蓋体開閉装置の概
略構成図である。
【図2】図1に示す蓋体開閉装置の構成を概略的に示す
分解斜視図である。
【図3】図1に示す蓋体開閉装置を備える記録再生装置
を示すものであって、(a)および(c)は側面図であ
り、(b)は平面図であり、(d)は正面図である。
【図4】図1に示す蓋体開閉装置の記録媒体挿入時の動
作を示す断面図である。
【図5】図1に示す蓋体開閉装置の記録媒体挿入完了直
後の動作を示す断面図である。
【図6】記録媒体が記録再生位置に移動する際におけ
る、図1に示す蓋体開閉装置の動作を示す断面図であ
る。
【図7】記録媒体が記録再生位置に位置するときの、図
1に示す蓋体開閉装置の動作を示す断面図である。
【図8】図3(a)に示す蓋体開閉装置の概略構成図で
ある。
【図9】図8に示す蓋体開閉装置の平面図である。
【図10】図8に示す蓋体開閉装置の記録媒体挿入時の
動作を示す断面図である。
【図11】図10に示す蓋体開閉装置の平面図である。
【図12】従来の蓋体開閉装置を備える記録再生装置を
説明する説明図である。
【図13】図11に示す蓋体開閉装置の記録媒体脱着時
の動作を示すものであって、(a)は記録媒体挿入時の
断面図であり、(b)は記録媒体が記録再生位置に位置
するときの断面図であり、(c)はメカニズムをF方向
に下げた時に、記録媒体が記録再生位置に位置するとき
の断面図であり、(d)はメカニズムをD方向に下げた
時に、記録媒体が記録再生位置に位置するときの断面図
である。
【符号の説明】
1 キャビネット 1b 記録媒体挿入口 2 記録媒体 3 メカニズム 4 蓋体 4a 蓋部 4b 支軸 4c 支軸 5 移動機構(反転手段) 6 蓋体ホルダ 6a 案内部 6a1 ガイド孔(第2案内部) 6a2 ガイド溝(第2案内部) 6a3 ガイド溝(第1案内部) 6b 孔 6c 支点孔 7 支点レバー 7a 蓋体案内孔 7b 孔 7c 支点孔 8 ディスクホルダ 8b ピン 9 規制レバー(蓋体移動規制手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の挿入または排出に用いられる開
    口部を有し、記録媒体の挿入完了後、記録媒体を記録再
    生位置まで移動させることによって記録再生を行う記録
    再生装置に備えられ、 上記開口部を背面側から塞ぐ蓋体と、 記録媒体の挿入または排出動作に伴って蓋体を表裏反転
    させる反転手段とを備え 上記反転手段が、 記録媒体が挿入される際に、蓋体を略円弧状に案内する
    第1案内部と、 該第1案内部と連続して設けられ、記録媒体の記録再生
    位置への移動の際に、 蓋体を表裏反転させながら開口部を塞ぐ位置に案内する
    第2案内部とを備えていると共に、 上記第2案内部が、記録媒体の挿入完了直後における記
    録媒体の上記開口部側外縁に沿って近接して設けられて
    いる ことを特徴とする蓋体開閉装置。
  2. 【請求項2】記録媒体の挿入または排出に用いられる開
    口部を有し、記録媒体の挿入完了後、記録媒体を記録再
    生位置まで移動させることによって記録再生を行う記録
    再生装置に備えられ、 上記開口部を背面側から塞ぐ蓋体と、 記録媒体の挿入または排出動作に伴って蓋体を表裏反転
    させる反転手段と、 上記記録媒体を保持するためのディスクホルダとを備
    え、 上記蓋体は、略長方形状の板状部材である蓋部と、該蓋
    部の天壁側隅部から長手方向に沿って突出した第1の支
    軸と、該蓋部の底壁側隅部から長手方向に沿って突出し
    た第2の支軸とを備え、 上記反転手段は、 記録媒体が挿入される際に、蓋体を略円弧状に案内する
    第1案内部としてのガ イド溝と、該第1案内部と連続し
    て設けられ、記録媒体の記録再生位置への移動の際に、
    蓋体を表裏反転させながら開口部を塞ぐ位置に案内する
    第2案内部としてのガイド孔およびガイド溝とによって
    略扇状をなしている案内部を備えている蓋体ホルダと、 上記ディスクホルダの移動に連動して回動すると共に、
    上記第1の支軸を保持して上記案内部に沿って蓋体の移
    動を案内する支点レバーとを備え、 上記蓋体は、上記第1の支軸と第2の支軸とを上記案内
    部に挿入すると共に、上記蓋体ホルダを介して上記支持
    レバーに係合されることで上記反転手段に取り付けら
    れ、上記支点レバーの回動に伴って上記蓋体ホルダの案
    内部に案内されて移動可能に軸支されていることを特徴
    とする蓋体開閉装置。
  3. 【請求項3】上記蓋体が記録媒体の挿入または排出の際
    の移動に連動して表裏反転することを特徴とする請求項
    1または2記載の蓋体開閉装置。
  4. 【請求項4】上記反転手段が、記録媒体の挿入完了後か
    ら排出完了後までの間、蓋体が上記第1案内部に案内さ
    れて移動することを禁止する蓋体移動規制手段をさらに
    備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項
    記載の蓋体開閉装置。
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