JP4485047B2 - 目地材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の外装材の継目などに、防水などを目的として用いる目地材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から目地材については、種々の形状のものが提案されており、例えば、粘着性と流動性とを有するシーリング材を、目地材の内部に充填保持させておき、使用時にこのシーリング材を押出し、継目の隙間を埋めて、防水性の向上を図るようにしたものも既に、特開平11−140997号などとして提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の目地材は、基体と表装体とが別体の2体構成で、基体の方にシーリング材が充填されている。そして、使用方式は、先ず、外装材の貼設時に、予じめその継目に基体を取付けておき、最後に、表装体を継目に押込んで基体に結合させると共に、この際に、基体からシーリング材を押出して、外装材との間の隙間を埋めるようにする形式である。このように従来のものでは、目地材が2体構成である為、施工現場での取扱いに不便で、作業性が悪いという問題がある。その上、両体の結合保持力が弱くて、長期使用すると、表装体が外れてしまうという欠点がある。
【0004】
本発明はこのような点に鑑み、部材が一体構成で、施工時の作業性に富み、かつ、シーリング性能が高く、取付時における保形安定性がよい目地材を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目地材の技術的手段は、柔軟材で一体に連設された基部と表装部とからなり、基部は中空で、壁面に孔があって、上方が山形形状になった断面5角形の筒部を有し、この筒部には流動性を持ったシーリング材が充填され、また表装部は芯材と表装フィンとを有し、芯材は、山形の頂部から筒部内に突入していて、その下端部には係合部が設けられ、他方、筒部の内底にも係合部が設けられていて、表装部を押圧すると、筒部の山形頂部が凹形に反転変形して、シーリング材が孔から流出すると共に、両係合部が結合して、その筒部の押圧形状を保持することにある。
【0006】
また、断面5角形の筒部には、底面を除く、4面に、孔が設けられていて、シーリング材がこの孔から流出するようにしてもよい。更に、筒部の下端両側にフランジを突設してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の目地材の実施の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。目地材1は、ゴム系素材や合成樹脂材などの柔軟な素材を用いて一体的に作られた基部2と、表装部3とからなる。基部2は断面5角形の筒部4を有し、その内部にはシーリング材5が充填されている。シーリング材5としては、流動性と粘着性とを有するものであれば、通常、市販のシーリング材でよく、合成樹脂系の接着剤などが使用可能である。基部2の壁面には、適所に孔6があって、ここからシーリング材5が流出可能である。製品としての提供時には、孔6の外面に離型紙(図面せず)などを貼って、シーリング材5が不用意に流出するのを阻止する。
【0008】
基部2の下端両側には、フランジ7が突設されていて、外装板20の端部と接触係合する。また、筒部4の底面には、断面弧状の雌型係合部8が設けられている。ここには表装部3の芯材9の下端に設けられた雄型係合部10が嵌入結合する。なお、表装部3の芯材9は、図示のようにその下部が筒部4内に突入していて、雄型係合部10は筒部4内に位置する。従って、表装部3を下方に押圧すれば、筒部4が図2のように変形して、両係合部8、10が結合し、かつ、その状態で保持されるようになる。また、芯材9には表装フィン11と中間フィン12とが設けられている。
【0009】
次に目地材1の使用方法について説明する。先ず、外装材20の継目に目地材1をセットする。この際の目地材1は伸ばしたままの形状である。また、セットに際しては、外装材20の端を、フランジ7と筒部4の外壁とに密着させるようにする。従って、外装材20の位置決めを簡単に行える。次に、図2の矢印のように、表装部3を継目の中に押込む。目地材1は柔軟な材料で制作されているので、筒部4及び11、12は図示のように変形して継目の中に入る。筒部4の変形に伴って、筒の内部容積が減少するので、その減少分のシーリング材5が孔6から押し出され、目地材1と外装材20との間隙を埋めるようになる。完全に押し込んだ状態で、雄雌の両係合部8、10が嵌入結合し、目地材1はその形状で保持される。そして、この状態で、シーリング材5が固まるので、継目での防水性は完全となる。
【0010】
図3は目地材の他の実施例である。この実施例では、筒部4と雄雌両係合部8、10の形状が、図1のものと異なっているが、作用効果などについては同じである。
【0011】
本発明の目地材は、前記の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、筒部や雄雌係合部の形状、更に、目地材の材質やシーリング材の種類は自由である。
【0012】
【発明の効果】
本発明の目地材は、基部と表装部とが一体になっているので、現場作業時の取扱いに都合がよい。また、表装部を押込むと、シーリング材が流出して、隙間を埋めるので、継目の防水性の向上を図れる。更に、表装部を押込んだ状態で、両方の係合部が結合して、形状を保持するので、表装部が不用意に抜け出したりすることがない。
【0013】
請求項2のものでは、断面5角形の筒部の、底面を除く4面には、孔が設けられているので、筒部が押圧変形した時には、孔からシーリング材が流出し、目地材と外装材との間隙を埋めるようになる。
【0014】
請求項3のものでは、フランジが付いているので、目地材と外装材との位置決めが容易で、かつ、目地材を継目にしっかりと固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目地材の斜視図。
【図2】目地材の使用状態の断面図。
【図3】目地材の他の実施例の断面図。
【符号の説明】
1 目地材
2 基部
3 表装部
4 筒部
5 シーリング材
6 孔
7 フランジ
8、10 係合部
9 芯材
11 表装フィン
12 中間フィン
Claims (3)
- 柔軟材で一体に連設された基部と表装部とからなり、
基部は中空で、壁面に孔があって、上方が山形形状になった断面5角形の筒部を有し、
この筒部には流動性を持ったシーリング材が充填され、
また表装部は芯材と表装フィンとを有し、
芯材は、山形の頂部から筒部内に突入していて、その下端部には係合部が設けられ、
他方、筒部の内底にも係合部が設けられていて、表装部を押圧すると、筒部の山形頂部が凹形に反転変形して、シーリング材が孔から流出すると共に、両係合部が結合して、その筒部の押圧形状を保持する目地材。 - 断面5角形の筒部には、底面を除く、4面に、孔が設けられていて、シーリング材がこの孔から流出するようになっている請求項1記載の目地材。
- 筒部の下端両側にフランジが突設されている請求項1記載の目地材。
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- 2000-12-15 JP JP2000381771A patent/JP4485047B2/ja not_active Expired - Fee Related
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