JP4483519B2 - 吸気量制御機構の異常判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットル弁と吸気弁のリフト作用角を変更可能な変更機構とを備える内燃機関の吸気量制御機構に適用されてその異常の有無を判定する異常判定装置に関するものである。
通常、内燃機関における吸気量の調節は吸気通路に設けられたスロットル弁の開度調節を通じて行われる。また、このスロットル弁は、アクセル操作量等といった機関運転状態の指標値に基づいてその制御目標開度が設定され、実開度がその制御目標開度と一致するように駆動制御される。
また、こうした吸気量制御機構の異常を判定する装置としては、例えば、スロットル弁の制御目標開度とその実開度とが乖離した状態が所定期間継続されていることを条件に、スロットル弁若しくはその駆動機構に異常が発生している旨判定するものが知られている(例えば特許文献1や特許文献2参照)。
特開平5−99002号公報 特開平7−12001号公報
ところで近年、内燃機関における吸気量を調節する機構として、スロットル弁を変更する機構に加えて、吸気弁が開かれてから閉じられるまでの期間(リフト作用角)を機関運転状態に応じて変更する機構を更に備えたものも提案されている。こうした吸気量制御機構では、以下に記載する理由から、単に機関運転状態の指標値に基づいてスロットル弁の制御目標開度を一律に設定することが困難になる。
吸気通路においてスロットル弁から機関燃焼室に至る下流部分にはサージタンク等の容量の大きな部材が存在しているために、上記吸気量制御機構の設けられた内燃機関にあっては、そうした下流部分の圧力が吸気弁のリフト作用角に応じて変化するようになる。また、スロットル弁を通過する吸入空気の量は同弁の上流側及び下流側の圧力差によって大きく異なるために、機関運転状態に見合った上記制御目標開度を設定する際には、同圧力差を変化させる吸気弁のリフト作用角についてもこれを考慮する必要がある。
この点をふまえ、上記吸気量制御機構の設けられた内燃機関では、通常、スロットル弁の制御目標開度がそのときどきのリフト作用角に見合った値に設定される。そのため、アクセル操作量等に基づいて設定される制御目標開度と実開度とが乖離した状態が所定時間継続していることをもってスロットル弁の駆動異常を判定する従来の判定装置では、リフト作用角の状況如何によって誤判定が避けきれないものとなる。
また、このようにスロットル弁の開度及び吸気弁のリフト作用角の状態によってそれぞれ適正な開度或いはリフト作用角が変化することから、吸気弁の駆動異常を判定するに際しても同様に、スロットル弁の開度如何によって誤判定が避けきれないものとなる。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スロットル弁に加えて吸気弁のリフト作用角を変更可能な変更機構を備える内燃機関の吸気量制御機構において、吸気量を調量する際の駆動状態にかかる異常を正確に判定することのできる異常判定装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
先ず、請求項1に記載の発明は、内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、吸気弁のリフト作用角を変更可能な変更機構とを備え、前記スロットル弁の開度調節並びに前記リフト作用角の調節の協動を通じて機関燃焼室に供給される吸気量を調節する吸気量制御機構の異常判定装置において、少なくともアクセル操作量を含む機関運転状態の指標値と前記吸気弁のリフト作用角とに基づいて前記スロットル弁の開度についての許容範囲を設定する設定手段と、前記スロットル弁の実開度が前記設定される許容範囲外にあるときに前記スロットル弁の駆動状態に異常がある旨判定する判定手段とを備えることをその要旨とする。
同構成によれば、異常判定のために設定されるスロットル弁の開度についての許容範囲が、機関運転状態の指標値と変更機構によって変更される吸気弁のリフト作用角とに基づいて設定される。そのため、吸気弁のリフト作用角に応じてスロットル弁の開度が大きく変化する場合であれ、それに即したかたちで異常判定を実行することができるようになり、スロットル弁の駆動状態の異常についての判定をより正確に行うことができるようになる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸気量制御機構の異常判定装置において、前記吸気通路の前記スロットル弁及び前記吸気弁の間の部分の吸気圧を検出する吸気圧検出手段を更に備え、前記設定手段は前記機関運転状態の指標値と前記吸気弁のリフト作用角並びに前記検出される吸気圧に基づいて前記許容範囲を設定することをその要旨とする。
ここで、スロットル弁の開度や吸気弁のリフト作用角が変更された直後の過渡状態においては、吸気通路においてそれらスロットル弁と吸気弁との間の部分(前記下流部分)の吸気圧がそのときどきの状況によって様々に変化する傾向がある。そして、同下流部分の吸気圧が変化するとスロットル弁の上流側及び下流側の差圧が変化するため、スロットル弁を通過する吸入空気の量もこれに応じて変化するようになる。すなわち、こうした過渡状態にあるときには、仮にスロットル弁の開度及び吸気弁のリフト作用角をそれぞれ同一の値に設定したとしても、上記下流側部分の吸気圧の状況によって吸気量が異なるようになる。このため、こうした過渡的な状況下においても、吸気量を適切に制御する上では、この下流側部分の吸気圧を検出する手段を設けることが望ましい。
そして、こうした検出手段の設けられた構成にあって、請求項に記載される構成を採用することにより、上記下流部分の吸気圧に応じたかたちで異常判定を実行することができ、同判定をより精度良く実行することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、吸気弁のリフト作用角を変更可能な変更機構とを備え、前記スロットル弁の開度調節並びに前記リフト作用角の調節の協動を通じて機関燃焼室に供給される吸気量を調節する吸気量制御機構の異常判定装置において、前記吸気通路の前記スロットル弁及び前記吸気弁の間の部分の吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、少なくともアクセル操作量を含む機関運転状態の指標値と前記検出される吸気圧とに基づいて前記スロットル弁の開度についての許容範囲を設定する設定手段と、前記スロットル弁の実開度が前記設定される許容範囲外にあるときに前記スロットル弁の駆動状態に異常がある旨判定する判定手段とを備えることをその要旨とする。
スロットル弁を通過する吸入空気の量は、同スロットル弁の上流側及び下流側の差圧とその開度とにより定まる。そのため、上記差圧が検出される構成にあっては、同差圧に基づいて、機関運転状態の指標値に応じて定められる吸気量についての要求値を満たすスロットル弁の開度を算出することができる。
この点、上記構成では、異常判定のために設定されるスロットル弁の開度についての許容範囲が、上記差圧の指標値である前記下流部分の吸気圧と、機関運転状態の指標値とに基づいて設定される。そのため、この許容範囲として、スロットル弁の駆動状態に異常が生じて実際の吸気量とその要求値とが乖離した場合にこれを的確に判断することの可能な範囲を設定することができるようになる。したがって上記構成によれば、吸気弁のリフト作用角に応じてスロットル弁の開度が大きく変化する場合であれ、それに即したかたちで異常判定を実行することができるようになり、スロットル弁の駆動状態の異常についての判定をより正確に行うことができるようになる。
なお、機関運転状態の指標値に応じて定められる吸気量についての要求値が一定の状況下にあって、同要求値と実際の吸気量とを一致させるためには、上記下流部分の吸気圧が高いときほどスロットル弁の開度を大きく設定することが望ましい。この点、請求項4に記載の構成によるように、前記検出される吸気圧が高いときほど大きい開度を含む範囲になるように前記許容範囲を設定する、ことにより、そうした上記吸気圧とスロットル弁の開度との関係に即したかたちで許容範囲を設定することができ、より正確な異常判定を行うことができるようになる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の吸気量制御機構の異常判定装置において、前記判定手段は前記許容範囲外にある状態が所定期間以上継続したことを条件に前記異常がある旨の判定を行うことをその要旨とする。
同構成によれば、スロットル弁や吸気弁の駆動状態が正常といえる状態であるにもかかわらず同スロットル弁の開度や吸気弁のリフト作用角が何らかの要因によって一時的に上記許容範囲から外れて異常である旨判定されるといった偶発的な誤判定がなされるのを避け、より高い確実性をもってスロットル弁や吸気弁の駆動状態についての異常判定を行うことができるようになる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の吸気量制御機構の異常判定装置において、前記設定手段は、許容上限値を定めることによって前記許容範囲を設定することをその要旨とする。
通常、スロットル弁の開度が大きくなるほど、また吸気弁のリフト作用角が大きくなるほど吸気量が多くなり、ひいては機関出力が大きくなる。この点、上記構成によれば、スロットル弁の開度や吸気弁のリフト作用角が許容上限値よりも大きくなる異常、すなわち吸気量制御機構の異常の中でも機関出力が不要に大きくなる異常の発生を正確に判定することができるようになる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明にかかる吸気量制御機構の異常判定装置を具体化した第1の実施の形態について説明する。
図1に、本実施の形態にかかる異常判定装置が適用される内燃機関及びその周辺機器の概略構成を示す。
同図1に示すように、内燃機関10の吸気通路12には、スロットル弁14が設けられている。スロットル弁14には、スロットルモータ16が連結されている。そして、このスロットルモータ16の駆動制御を通じてスロットル弁14の開度(スロットル開度TA)が調節され、これにより吸気通路12を通じて燃焼室18内に吸入される空気の量が調節される。また、上記吸気通路12には燃料噴射弁20が設けられている。この燃料噴射弁20は吸気通路12内に燃料を噴射する。
内燃機関10の燃焼室18においては、吸入空気と噴射燃料とからなる混合気に対して点火が行われる。この点火動作によって混合気が燃焼してピストン24が往復移動し、クランクシャフト26が回転する。燃焼後の混合気は排気として燃焼室18から排気通路28に送り出される。
内燃機関10において、吸気通路12と燃焼室18との間は吸気弁30の開閉動作によって連通・遮断され、燃焼室18と排気通路28との間は排気弁32の開閉動作によって連通・遮断される。また、吸気弁30はクランクシャフト26の回転が伝達される吸気カムシャフト34の回転に伴って開閉動作し、排気弁32は同じくクランクシャフト26の回転が伝達される排気カムシャフト36の回転に伴い開閉動作する。
吸気カムシャフト34の吸気弁30との間には作用角変更機構42が設けられている。この作用角変更機構42は、吸気弁30のリフト作用角VLを機関運転条件に応じて可変設定するものであり、電動モータ等のアクチュエータ44の駆動制御を通じて作動する。図2に示すように、この作用角変更機構42の作動により、吸気弁30のリフト作用角VLはリフト量(詳しくは最大リフト量)と同期して変化し、例えばリフト作用角VLが小さくなるほどリフト量も小さくなる。
内燃機関10(図1)には、その運転状態を検出するための各種センサが設けられている。そうした各種センサとしては、例えばクランクシャフト26の回転速度(機関回転速度)や回転角(クランク角)を検出するためのクランクセンサや、アクセルペダル(図示略)の操作量(アクセル操作量AC)を検出するためのアクセルセンサが設けられている。また、スロットル開度TAを検出するためのスロットルセンサや、吸気弁30のリフト作用角VL(正確には、作用角変更機構42の作動量)を検出するための作用角センサ、吸気通路12におけるスロットル弁14よりも下流側の圧力(吸気圧PA)を検出するための吸気圧センサ52等も設けられている。
内燃機関10は、例えばマイクロコンピュータを有して構成される電子制御装置50を備えている。この電子制御装置50は、各種センサの検出信号を取り込むとともに各種の演算を行い、その演算結果に基づいてスロットルモータ16の駆動制御(スロットル制御)や、作用角変更機構42の作動制御(リフト作用角変更制御)、燃料噴射弁20の駆動制御(燃料噴射制御)等といった機関制御を実行する。
本実施の形態では、スロットル制御とリフト作用角変更制御との協働制御を通じて吸気量が調節されて、実際の吸気量をその要求値(要求吸気量Tga)に収束させるようにしている。
具体的には先ず、アクセル操作量ACに基づいて上記要求吸気量Tgaが算出される。そして、この要求吸気量Tgaに基づいて吸気弁30のリフト作用角VLについての制御目標値(目標作用角Tvl)が算出される。そして、この目標作用角Tvlと実際のリフト作用角VLとが一致するように、リフト作用角変更制御が実行される。
またこれに併せて、吸気弁30のリフト作用角VL及び上記要求吸気量Tgaに基づいてスロットル開度TAについての制御目標開度(目標スロットル開度Tta)が算出される。そして、目標スロットル開度Ttaと実際のスロットル開度TAとが一致するように、スロットル制御が実行される。
なお、実際の吸気量は、スロットル開度TAが大きいほど、また吸気弁30のリフト作用角VLが大きいときほど多量になる。そのため上記協働制御では、要求吸気量Tgaが同一の状況下にあって、リフト作用角VLが大きいときにはスロットル開度TAを相対的に小さく設定し、同リフト作用角VLが小さいときにはスロットル開度TAを相対的に大きく設定するといったようにスロットル制御及び作用角変更制御がそれぞれ実行されて、吸気量が所望の量に調節される。
また、吸気通路12におけるスロットル弁14及び吸気弁30の間の部分(下流部分)の容積が大きいことから、スロットル開度TAが変更されてから、その変更に応じた量まで燃焼室18内に吸入される空気の量が変化するまでには若干の遅れがある。そのため、上記協働制御にあっては、目標スロットル開度Tta及び目標作用角Tvlとして、そうした遅れを考慮した値がそれぞれ算出されるようになっている。
更に、スロットル開度TAや吸気弁30のリフト作用角VLが変更された直後の過渡状態においては、上記下流部分の吸気圧がそのときどきの状況によって様々に変化する傾向がある。そして、同下流部分の吸気圧が変化するとスロットル弁14の上流側及び下流側の差圧が変化するため、スロットル弁14を通過する吸入空気の量もこれに応じて変化するようになる。そのため、こうした過渡状態にあるときには、仮にスロットル開度TA及び吸気弁30のリフト作用角VLをそれぞれ同一の値に設定したとしても、上記下流側部分の吸気圧の状況によって吸気量が異なるようになる。この点、上記協働制御では、そうした過渡的な状況下において、そのときどきの状況に適した目標スロットル開度Tta及び目標作用角Tvlが算出され、実際の吸気量が要求吸気量Tgaに収束するようにスロットル制御及び作用角変更制御が実行されるようになっている。
さて、本実施の形態では、上記スロットル弁14やスロットルモータ16、作用角変更機構42等といった吸気量を調節するための吸気量制御機構に異常が生じているか否かを判定するための判定処理が実行される。
以下、図3のフローチャートを参照して、上記判定処理について具体的に説明する。
このフローチャートに示す一連の処理は、上記判定処理の具体的な処理手順を示したものであり、所定周期毎の処理として電子制御装置50により実行される。
図3に示すように、この処理では先ず、アクセル操作量AC及び吸気弁30のリフト作用角VLがそれぞれ取り込まれる(ステップS100及びS102)。
そして、これらアクセル操作量AC及びリフト作用角VLに基づいてAマップから、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta1が算出される(ステップS104)。本実施の形態では、このステップS104の処理が、スロットル弁の開度についての許容範囲を設定する設定手段として機能する。
なおAマップは、アクセル操作量AC及びリフト作用角VLに基づいて許容上限開度Lta1を算出するためのマップであり、それらアクセル操作量AC及びリフト作用角VLから定まる機関運転状態と同機関運転状態に適した許容上限開度Lta1との関係が各種実験などを通じて求められ、設定されている。
また図4に示すように、このAマップから算出される許容上限開度Lta1は、アクセル操作量ACが大きいほど、また吸気弁30のリフト作用角VLが小さいときほど大きい開度である。これは次のような理由による。すなわち、本実施の形態にかかる協働制御にあっては、アクセル操作量ACが大きいときほど、また吸気量一定の条件下において吸気弁30のリフト作用角VLが小さいときほど、スロットル開度TAが大きくなるようにスロットル制御が実行されるためである。
その後、スロットル開度TAが取り込まれ(ステップS106)、同スロットル開度TAが許容上限開度Lta1よりも大きい状態(異常状態)が所定時間以上継続されているか否かが判断される(ステップS108)。
そして、上記異常状態が所定時間以上継続されている場合には(ステップS108:YES)、スロットル弁14の駆動状態に異常が生じているとして、吸気量制御機構が異常であると判定される(ステップS110)。本実施の形態では、このステップS108及びS110の処理が、スロットル弁の駆動状態に異常がある旨判定する判定手段として機能する。
一方、上記異常状態ではない、若しくは同異常状態の継続時間が所定時間未満である場合には(ステップS108:NO)、スロットル弁14の駆動状態に異常が生じていない、若しくはその異常発生を正確に判定することの可能なだけ上記異常状態が継続されていないとして、同吸気量制御機構が正常であると判定される(ステップS112)。
このように、吸気量制御機構についての異常の有無が判定された後、本処理は一旦終了される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)異常判定のための許容上限開度Lta1が、アクセル操作量ACと吸気弁30のリフト作用角VLとに基づいて設定される。そのため、リフト作用角VLに応じてスロットル開度TAが大きく変化する本実施の形態の吸気量制御機構にあって、その変化に即したかたちで異常判定を実行することができるようになり、スロットル弁14の駆動状態の異常、ひいては吸気量制御機構の異常についての判定を正確に行うことができるようになる。
(2)スロットル開度TAが許容上限開度Lta1よりも大きい状態が所定時間以上継続されていることをもって、吸気量制御機構が異常であると判定するようにした。これにより、スロットル弁14の駆動状態が正常といえる状態であるにもかかわらず、スロットル開度TAが何らかの要因によって一時的に許容上限開度Lta1よりも大きくなったことをもって異常判定がなされるといった偶発的な誤判定を回避することができる。これにより、より高い確実性をもってスロットル弁14の駆動状態についての異常判定を行うことができるようになる。
(3)異常判定のために、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta1を設定するようにしたために、スロットル開度TAが許容上限開度Lta1よりも大きくなる異常、すなわちスロットル弁14の駆動異常の中でも、機関出力が不要に大きくなる異常の発生を正確に判定することができるようになる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明にかかる吸気量制御機構の異常判定装置を具体化した第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態と第1の実施の形態とは、以下の点において異なる。
第1の実施の形態では、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta1を、アクセル操作量AC及び吸気弁30のリフト作用角VLに基づいて設定するようにした。これに対し、本実施の形態にかかる異常判定装置では、許容上限開度Lta2の算出に用いる算出パラメータとして、アクセル操作量AC及び吸気弁30のリフト作用角VLに加えて、前記吸気圧センサ52によって検出される吸気圧PAが採用されている。
なお、本実施の形態にかかる異常判定装置の適用される内燃機関およびその周辺機器の概略構成は先の図1に示した内燃機関10およびその周辺機器と同様の構成であり、ここでの詳細な説明は省略する。また、本実施の形態の機関制御にあっても、スロットル制御や作用角変更制御、燃料噴射制御が実行されるが、それら制御の制御態様は第1の実施の形態と同様の制御態様を想定しており、それらの詳細な説明についてもこれを省略する。
さて、前述したように、スロットル開度TAや吸気弁30のリフト作用角VLが変更された直後の過渡的な状況下において、そのときどきの状況に適した目標スロットル開度Tta及び目標作用角Tvlが算出されて、実際の吸気量が要求吸気量Tgaに収束するようにスロットル制御及び作用角変更制御が実行される。これにより、吸気量についてはこれが適正に調節されるようになる。
その一方で、こうした過渡状態にあるときには、アクセル操作量AC及び吸気弁30のリフト作用角VLが同一の値であっても、前記下流部分(吸気通路12においてそれらスロットル弁14と吸気弁30との間の部分)の吸気圧の状況によってスロットル開度TAが異なる開度になる。そのため、前述した第1の実施の形態にかかる判定処理(図3)のようにアクセル操作量AC及び吸気弁30のリフト作用角VLに基づいて許容上限開度Lta1を算出する場合、上記吸気圧の影響によってスロットル開度TAが変化する分だけ余裕をみた大きい開度に許容上限開度Lta1を設定することが望ましい。そして、これが判定精度の更なる向上を妨げる一因となる。
この点をふまえ、本実施の形態にかかる判定処理では、上記下流部分の吸気圧、具体的には前記吸気圧センサ52により検出される吸気圧PAを算出パラメータとして加えて許容上限開度Lta2を算出し、同許容上限開度Lta2に基づき吸気量制御機構についての異常判定を実行するようにしている。
以下、図5のフローチャートを参照して、本実施の形態にかかる判定処理について具体的に説明する。
このフローチャートに示す一連の処理は、上記判定処理の具体的な処理手順を示したものであり、所定周期毎の処理として電子制御装置50により実行される。
図5に示すように、この処理では先ず、アクセル操作量AC及び吸気弁30のリフト作用角VLがそれぞれ取り込まれ(ステップS100及びS102)、更には吸気圧PAが取り込まれる(ステップS203)。
そして、これらアクセル操作量ACとリフト作用角VL並びに吸気圧PAに基づいてBマップから、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta2が算出される(ステップS204)。
なおBマップは、アクセル操作量AC、リフト作用角VL及び吸気圧PAに基づいて許容上限開度Lta2を算出するためのマップであり、それらアクセル操作量AC、リフト作用角VL及び吸気圧PAから定まる機関運転状態と同機関運転状態に適した許容上限開度Lta2との関係が各種実験などを通じて求められ、設定されている。
また、このBマップから算出される許容上限開度Lta2は、アクセル操作量ACが大きいほど、また吸気弁30のリフト作用角VLが小さいときほど、更には吸気圧PAが高いほど大きい開度である。このように許容上限開度Lta2を算出するようにしたのは、本実施の形態にかかる協働制御にあってスロットル制御が以下のように実行されるためである。
・アクセル操作量ACが大きいときほどスロットル開度TAが大きい開度に制御される。
・要求吸気量Tga及び吸気圧PAが一定の条件下では、吸気弁30のリフト作用角VLが小さいときほど、スロットル開度TAが大きい開度に制御される。
・要求吸気量Tga及び吸気弁30のリフト作用角VLが一定の条件下では、吸気圧PAが高いときほどスロットル開度TAが大きい開度に制御される。
その後、スロットル開度TAが取り込まれ(ステップS106)、同スロットル開度TAが許容上限開度Lta2よりも大きい状態(異常状態)が所定時間以上継続されているか否かが判断される(ステップS208)。
そして、上記異常状態が所定時間以上継続されている場合には(ステップS208:YES)、吸気量制御機構が異常であると判定され(ステップS110)、上記異常状態ではない、若しくは同異常状態の継続時間が所定時間未満である場合には(ステップS208:NO)、吸気量制御機構が正常であると判定される(ステップS112)。
このように、吸気量制御機構についての異常の有無が判定された後、本処理は一旦終了される。
ここで、実際の吸気量は、スロットル開度TA、吸気弁30のリフト作用角VL、及び吸気圧PAから、比較的精度良く求めることが可能である。このことから、実際の吸気量が要求吸気量Tgaにほぼ収束している状況下、すなわち吸気量制御機構が正常に機能している状況下におけるスロットル開度TAを、要求吸気量Tga、吸気弁30のリフト作用角VL及び吸気圧PAから求めることが可能であると云える。
この点、本実施の形態にかかる判定処理では、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta2が、要求吸気量Tgaの算出パラメータであるアクセル操作量AC、上記リフト作用角VL、及び吸気圧PAに基づいてそれらの関係に即した開度に設定される。そのため、吸気量制御機構の異常についての判定をより精度良く実行することができるようになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、前記(1)〜(3)に記載の効果に準じた効果に加えて、以下に記載する効果が得られるようになる。
(4)アクセル操作量ACと吸気弁30のリフト作用角VL並びに吸気圧PAに基づいて異常判定のための許容上限開度Lta2を設定するようにしたために、吸気量制御機構の異常についての判定をより精度良く実行することができるようになる。
(5)許容上限開度Lta2として、吸気圧PAが高いときほど大きい開度を設定するようにした。そのため、要求吸気量Tga及び吸気弁30のリフト作用角VLが一定の条件下においては吸気圧PAが高いときほどスロットル開度TAが大きく設定されるといった、吸気圧PAとスロットル開度TAとの関係に即したかたちで許容上限開度Lta2を設定することができ、より正確な異常判定を行うことができるようになる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明にかかる吸気量制御機構の異常判定装置を具体化した第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態と第1の実施の形態とは、以下の点において異なる。
第1の実施の形態では、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta1がアクセル操作量AC及び吸気弁30のリフト作用角VLに基づいて設定される。これに対し、本実施の形態では、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta3を、アクセル操作量AC及び前記吸気圧センサ52によって検出される吸気圧PAに基づいて設定するようにしている。
なお、本実施の形態にかかる異常判定装置の適用される内燃機関およびその周辺機器の概略構成は先の図1に示した内燃機関10およびその周辺機器と同様の構成であり、ここでの詳細な説明は省略する。また、本実施の形態の機関制御にあっても、スロットル制御や作用角変更制御、燃料噴射制御が実行されるが、それら制御の制御態様は第1の実施の形態と同様の制御態様を想定しており、それらの詳細な説明についてもこれを省略する。
さて、前記吸気通路12においてスロットル弁14を通過する吸入空気の量は、同スロットル弁14の上流側及び下流側の差圧とスロットル開度TAとにより定まる。そのため、同差圧と前記要求吸気量Tgaとから、実際の吸気量が同要求吸気量Tgaになるスロットル開度TAを精度良く求めることができる。
そうした差圧、要求吸気量Tga及びスロットル開度TAの関係をふまえ、本実施の形態にかかる判定処理では、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta3が、上記差圧の指標値である上記吸気圧センサ52によって検出される吸気圧PAと、要求吸気量Tgaの算出パラメータであるアクセル操作量ACとに基づいて設定される。
これにより、上記許容上限開度Lta3として、吸気量制御機構に異常が生じて実際の吸気量が要求吸気量Tgaよりも所定量以上大きくなった場合にこれを的確に判断することの可能な開度を設定することができるようになる。そして、そうした許容上限開度Lta3とスロットル開度TAとの比較を通じて、吸気量制御機構の異常が精度良く判定されるようになる。
以下、図6のフローチャートを参照して、本実施の形態にかかる判定処理について具体的に説明する。
このフローチャートに示す一連の処理は、上記判定処理の具体的な処理手順を示したものであり、所定周期毎の処理として電子制御装置50により実行される。
図6に示すように、この処理では先ず、アクセル操作量AC及び吸気圧PAが取り込まれる(ステップS300及びS302)。
そして、これらアクセル操作量AC及び吸気圧PAに基づいて許容上限開度Lta3が算出される(ステップS304)。本実施の形態では、このステップS304の処理が、スロットル弁の開度についての許容範囲を設定する設定手段として機能する。
ここでは先ず、アクセル操作量ACに基づいてCマップから、許容上限開度Lta3についての基本値Lbが算出される。この基本値Lbとしては、吸気弁30のリフト作用角VLが最大角に制御される状況下にあってそのときのアクセル操作量ACに適した許容上限開度Lta3に相当する値が算出される。具体的には、図7にCマップの構造を概念的に示すように、アクセル操作量ACが大きいほど大きい開度に相当する値が算出される。Cマップには、そうした基本値Lbとアクセル操作量ACとの関係が各種実験などを通じて求められ、設定されている。
また、このように基本値Lbを算出することに併せて、補正係数Kpが算出される。この補正係数Kpは、下式(1)のように、上記基本値Lbに乗ずることによって上記許容上限開度Lta3を算出するための係数であり、具体的には、吸気圧PAに基づいてDマップから算出される。

Lta3←Lb・Kp …(1)

ここで、スロットル弁14を通過する吸入空気の量は、基本的に、同スロットル弁14の上流側と下流側との差圧が大きいほど多量になる。ただし、スロットル開度TA一定の条件下においてスロットル弁14の下流側の吸気圧を低下させた場合、上流側と下流側との圧力比(下流側圧力/上流側圧力)が所定の圧力比、いわゆる臨界圧力比よりも低くなると、同スロットル弁14を通過する吸入空気の量がそれ以上増えなくなる。なお、上記臨界圧力比は、スロットル弁14を通過する吸入空気の流速が音速に達するようになる圧力比である。
この点をふまえ、図8にDマップの構造を概念的に示すように、上記圧力比が臨界圧力比以下の領域では、上記補正係数Kpとして「1.0」が算出される。これにより、上記関係式(1)を通じて、上記基本値Lbが許容上限開度Lta3として算出される。このように補正係数Kpを設定するのは、同領域における実際の吸気量が、スロットル弁14の上流側と下流側との差圧によらず、スロットル開度TAによって一義的に定まるためである。
一方、上記圧力比が臨界圧力比よりも高い領域では、上記補正係数Kpとして、上記差圧が低いほど、詳しくは同差圧の指標値である吸気圧PAが高いときほど大きい「1.0」以上の正の数が算出される。これにより、同領域では、上記関係式(1)を通じて、吸気圧PAが高いときほど大きい開度が許容上限開度Lta3として算出される。このように補正係数Kpを算出するのは、要求吸気量Tgaが同一の状況下にあって同要求吸気量Tgaと実際の吸気量とを一致させるためには、吸気圧PAが高いときほどスロットル開度TAの開度を大きく設定する必要があるためである。
そして、このように基本値Lb及び補正係数Kpが算出された後、上記関係式(1)から許容上限開度Lta3が算出される。
その後、スロットル開度TAが取り込まれ(ステップS306)、同スロットル開度TAが許容上限開度Lta3よりも大きい開度である状態(異常状態)が所定時間以上継続されているか否かが判断される(ステップS308)。
そして、上記異常状態が所定時間以上継続されている場合には(ステップS308:YES)、吸気量制御機構が異常であると判定され(ステップS310)、上記異常状態ではない、若しくは同異常状態の継続時間が所定時間未満である場合には(ステップS308:NO)、吸気量制御機構が正常であると判定される(ステップS312)。
このように、吸気量制御機構についての異常の有無が判定された後、本処理は一旦終了される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)アクセル操作量ACと吸気圧PAとに基づいてスロットル開度TAについての許容上限開度Lta3を設定し、スロットル開度TAが同許容上限開度Lta3よりも大きくなったときに吸気量制御機構が異常であると判定するようにした。そのため、上記許容上限開度Lta3として、吸気量制御機構に異常が生じて実際の吸気量が要求吸気量Tgaよりも所定量以上大きくなった場合にこれを的確に判断することの可能な値を設定することができるようになる。更には、スロットル開度TAがそうした許容上限開度Lta3よりも大きくなったことをもって、実際の吸気量が上記要求吸気量Tgaよりも所定量以上大きくなっていることを精度良く判定することができるようになる。したがって吸気弁30のリフト作用角VLに応じてスロットル開度TAが大きく変化する場合であれ、それに即したかたちで異常判定を実行することができるようになり、スロットル弁14の駆動状態の異常、ひいては吸気量制御機構の異常についての判定を正確に行うことができるようになる。
(2)前述した第1の実施の形態の(2)及び(3)に記載した効果に準じた効果が得られるようになる。
(3)許容上限開度Lta3として、吸気圧PAが高いときほど大きい開度を設定するようにした。そのため、要求吸気量Tgaが一定の条件下においては吸気圧PAが高いときほどスロットル開度TAが大きく設定されるといった、吸気圧PAとスロットル開度TAとの関係に即したかたちで許容上限開度Lta3を設定することができ、正確な異常判定を行うことができるようになる。
(第4の実施の形態)
以下、本発明にかかる吸気量制御機構の異常判定装置を具体化した第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態と第1の実施の形態とは、以下の点において異なる。
第1の実施の形態では、スロットル開度TAについての許容上限開度Lta1を設定し、同許容上限開度Lta1とスロットル開度TAとを比較することによって、吸気量制御機構の異常を判定するようにした。これに対し、本実施の形態にかかる異常判定装置では、吸気弁30のリフト作用角VLについての許容上限角Lvlを設定し、同許容上限角Lvlとリフト作用角VLとを比較することによって、吸気量制御機構の異常を判定するようにしている。
なお、本実施の形態にかかる異常判定装置の適用される内燃機関およびその周辺機器の概略構成は先の図1に示した内燃機関10およびその周辺機器と同様の構成であり、ここでの詳細な説明は省略する。また、本実施の形態の機関制御にあっても、スロットル制御や作用角変更制御、燃料噴射制御が実行されるが、それら制御の制御態様は第1の実施の形態と同様の制御態様を想定しており、それらの詳細な説明についてもこれを省略する。
さて、前記内燃機関10の吸気通路12から燃焼室18に吸入される空気の量は、吸気通路12においてスロットル弁14と吸気弁30との間の部分(前記下流部分)の吸気圧と、吸気弁30のリフト作用角VLとにより定まる。
そのため、上記下流部分の吸気圧、すなわち前記吸気圧センサ52により検出される吸気圧PAと前記要求吸気量Tgaとから、実際の吸気量が同要求吸気量Tgaになる吸気弁30のリフト作用角VLを精度良く求めることができる。
そうした吸気圧PA、要求吸気量Tga及びリフト作用角VLの関係をふまえ、本実施の形態にかかる判定処理では、リフト作用角VLについての許容上限角Lvlが、吸気圧PAと、要求吸気量Tgaの算出パラメータであるアクセル操作量ACとに基づいて設定される。
そのため、許容上限角Lvlとして、吸気量制御機構に異常が生じて実際の吸気量が要求吸気量Tgaよりも所定量以上大きくなった場合にこれを的確に判断することの可能な値が設定されるようになる。そして、この許容上限角Lvlとリフト作用角VLとの比較を通じて、吸気量制御機構の異常が精度良く判定されるようになる。
以下、図9のフローチャートを参照して、本実施の形態にかかる判定処理について具体的に説明する。
このフローチャートに示す一連の処理は、上記判定処理の具体的な処理手順を示したものであり、所定周期毎の処理として電子制御装置50により実行される。
図9に示すように、この処理では先ず、アクセル操作量AC及び吸気圧PAがそれぞれ取り込まれる(ステップS400及びS402)。
そして、これらアクセル操作量AC及び吸気圧PAに基づいてEマップから、許容上限角Lvlが算出される(ステップS404)。本実施の形態では、このステップS404の処理が、吸気弁のリフト作用角についての許容範囲を設定する設定手段として機能する。
なおEマップは、アクセル操作量AC及び吸気圧PAに基づいて許容上限角Lvlを算出するためのマップであり、それらアクセル操作量AC及びリフト作用角VLから定まる機関運転状態と同機関運転状態に適した許容上限角Lvlとの関係が各種実験などを通じて求められ、設定されている。
また、図10に示すように、このEマップから算出される許容上限角Lvlは、アクセル操作量ACが大きいほど、また吸気圧PAが低いときほど大きいリフト作用角VLに相当する値が算出される。これは次のような理由による。すなわち、本実施の形態にかかる協働制御にあっては、アクセル操作量ACが大きいときほど、また要求吸気量Tga一定の条件下において吸気圧PAが低いときほど、リフト作用角VLが大きくなるように作用角変更制御が実行されるためである。
その後、リフト作用角VLが取り込まれ(ステップS406)、同リフト作用角VLが許容上限角Lvlよりも大きい状態(異常状態)が所定時間以上継続されているか否かが判断される(ステップS408)。
そして、上記異常状態が所定時間以上継続されている場合には(ステップS408:YES)、吸気弁30の駆動状態に異常が生じているとして、吸気量制御機構が異常であると判定される(ステップS410)。
一方、上記異常状態ではない、若しくは同異常状態の継続時間が所定時間未満である場合には(ステップS408:NO)、吸気弁30の駆動状態に異常が生じていない、若しくはその異常発生を正確に判定することの可能なだけ上記異常状態が継続されていないとして、同機構が正常であると判定される(ステップS412)。
このように、吸気量制御機構についての異常の有無が判定された後、本処理は一旦終了される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)アクセル操作量ACと吸気圧PAとに基づいてリフト作用角VLについての許容上限角Lvlを設定し、リフト作用角VLが許容上限角Lvlよりも大きくなったときに吸気量制御機構が異常であると判定するようにした。そのため、上記許容上限角Lvlとして、吸気量制御機構に異常が生じて実際の吸気量が要求吸気量Tgaよりも所定量以上大きくなった場合にこれを的確に判断することの可能な値を設定することができるようになる。更には、リフト作用角VLがそうした許容上限角Lvlよりも大きくなったことをもって、実際の吸気量が上記要求吸気量Tgaよりも所定量以上大きくなっていることを精度良く判定することができるようになる。したがってリフト作用角VLに応じてスロットル開度TAが大きく変化する場合であれ、それに即したかたちで異常判定を実行することができるようになり、吸気弁30の駆動状態の異常、ひいては吸気量制御機構の異常についての判定を正確に行うことができるようになる。
(2)リフト作用角VLが許容上限角Lvlよりも大きい状態が所定時間以上継続されていることをもって、吸気量制御機構に異常が生じていると判定するようにした。これにより、吸気弁30の駆動状態が正常といえる状態であるにもかかわらず、リフト作用角VLが何らかの要因によって一時的に許容上限角Lvlよりも大きくなったことをもって異常判定がなされるといった偶発的な誤判定を回避することができる。これにより、より高い確実性をもって吸気弁30の駆動状態についての異常判定を行うことができるようになる。
(3)異常判定のために、リフト作用角VLについての許容上限角Lvlを設定するようにしたために、リフト作用角VLが許容上限角Lvlよりも大きくなる異常、すなわち吸気弁30の駆動異常の中でも、機関出力が不要に大きくなる異常の発生を正確に判定することができるようになる。
(4)許容上限角Lvlとして、吸気圧PAが低いときほど大きい角度を設定するようにした。そのため、要求吸気量Tgaが一定の条件下においては吸気圧PAが低いときほどリフト作用角VLが大きく設定されるといった、吸気圧PAとリフト作用角VLとの関係に即したかたちで許容上限角Lvlを設定することができ、正確な異常判定を行うことができるようになる。
(第5の実施の形態)
以下、本発明にかかる吸気量制御機構の異常判定装置を具体化した第5の実施の形態について説明する。
本実施の形態にかかる異常判定装置の適用される内燃機関およびその周辺機器の概略構成は先の図1に示した内燃機関10およびその周辺機器と同様の構成であり、ここでの詳細な説明は省略する。また、本実施の形態の機関制御にあっても、スロットル制御や作用角変更制御、燃料噴射制御が実行されるが、それら制御の制御態様は第1の実施の形態と同様の制御態様を想定しており、それらの詳細な説明についてもこれを省略する。
さて、第2〜第4の実施の形態に記載した判定処理のように吸気圧PAに基づく判定処理を行う異常判定装置によれば、実際の吸気圧PAに応じたかたちで判定処理を行うことができるため、吸気量制御機構の異常を精度良く判定することができる。しかしながら、そうした異常判定装置は、吸気圧センサ52に異常が生じた場合にその判定処理を実行することができなくなるといった欠点がある。
これに対し、第1の実施の形態に記載した判定処理のように吸気圧PAを用いずに異常判定を行う異常判定装置は、吸気圧PAを用いる異常判定と比べてその判定精度が若干劣るといった欠点があるものの、吸気圧センサ52の異常の有無にかかわらず判定処理を実行することができるといった利点がある。
こうした実情をふまえ、本実施の形態ではその判定処理を以下のように実行するようにしている。
すなわち先ず、図11に示すように、吸気圧センサ52が正常であるか否かが判断される(ステップS500)。ここでは、例えばごく高い圧力を示す検出信号やごく低い圧力を示す検出信号が吸気圧センサ52から出力され続けている場合に、吸気圧センサ52が異常であると判断される。
そして、吸気圧センサ52が正常である場合には(ステップS500:YES)、吸気圧PAが取り込まれるとともに同吸気圧PAに基づく異常判定が行われる(ステップS502)。具体的には、第2の実施の形態にかかる判定処理(図5)が実行される。
一方、吸気圧センサ52が異常である場合には(ステップS500:NO)、吸気圧PAを用いない異常判定が実行される(ステップS504)。具体的には、第1の実施の形態にかかる判定処理(図3)が実行される。
このように、本実施の形態にかかる判定処理では、吸気圧PAに基づく異常判定及び吸気圧PAを用いない異常判定のいずれか一方が選択的に実行される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)吸気圧センサ52が正常である場合には吸気圧PAに基づく判定処理を行って吸気量制御機構の異常を精度良く判定する一方、同吸気圧センサ52に異常が発生した場合には吸気圧PAを用いない判定処理を行って判定処理の実行を継続することができるようになる。
(その他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第3の実施の形態では、スロットル弁14の上流側と下流側との差圧の指標値である吸気圧PAを用いて補正係数Kpを算出するようにした。スロットル弁14の上流側の圧力PAiを検出するための圧力センサを新たに設けるとともに吸気圧PAと圧力PAiとの差を求め、これを用いて補正係数を算出するようにしてもよい。これにより、実際の差圧に即したかたちで判定処理を実行することができるようになり、より正確に異常判定を行うことができるようになる。
・上記第5の実施の形態において、吸気圧センサ52が正常である場合に実行される吸気圧PAに基づく異常判定としては、第2の実施の形態にかかる判定処理の他、第3の実施の形態にかかる判定処理(図6)や、第4の実施の形態にかかる判定処理(図9)を実行することも可能である。
・上記各実施の形態では、前記異常状態が所定時間以上継続したことをもって吸気量制御機構が異常であると判定するようにしたが、前述した偶発的な誤判定を適正に回避することができるのであれば、異常状態になったことをもって直ちに吸気量制御機構が異常であると判定するようにしてもよい。
・上記各実施の形態は、アクセル操作量ACに加えて、例えば機関冷却水の温度や、機関回転速度等といった他の機関運転状態の指標値に応じたかたちでスロットル制御や作用角変更制御を実行する内燃機関にも適用可能である。同構成にあっては、許容上限開度や許容上限角を算出するための算出パラメータとして、アクセル操作量ACに加えて、それら他の機関運転状態の指標値を更に用いることにより、異常判定を精度良く実行することができるようになる。
・上記各実施の形態では、異常判定に用いる判定値として許容上限開度や許容上限角といった許容上限値を設定するようにした。これに代えて、或いはこれに併せて、許容下限開度や許容下限角といった許容下限値を設定するようにしてもよい。要は、スロットル開度TAや吸気弁30のリフト作用角VLについての許容範囲を設定することにより、吸気量制御機構の異常を正確に判定することができるようになる。なお上記構成によれば、吸気量制御機構の異常の中でも、機関出力が不要に小さくなる異常の発生を正確に判定することができるようになる。
本発明を具体化した第1の実施の形態が適用される内燃機関及びその周辺機器の概略構成図。 作用角変更機構の作動に基づく吸気弁のリフト作用角の変化態様を示すグラフ。 第1の実施の形態にかかる判定処理の具体的な処理手順を示すフローチャート。 許容上限開度の算出に用いるAマップのマップ構造を概念的に示す略図。 第2の実施の形態にかかる判定処理の具体的な処理手順を示すフローチャート。 第3の実施の形態にかかる判定処理の具体的な処理手順を示すフローチャート。 基本値の算出に用いるCマップのマップ構造を概念的に示す略図。 補正係数の算出に用いるDマップのマップ構造を概念的に示す略図。 第4の実施の形態にかかる判定処理の具体的な処理手順を示すフローチャート。 許容上限角の算出に用いるEマップのマップ構造を概念的に示す略図。 第5の実施の形態にかかる判定処理の具体的な処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…内燃機関、12…吸気通路、14…スロットル弁、16…スロットルモータ、18…燃焼室、20…燃料噴射弁、24…ピストン、26…クランクシャフト、28…排気通路、30…吸気弁、32…排気弁、34…吸気カムシャフト、36…排気カムシャフト、42…作用角変更機構、44…アクチュエータ、50…電子制御装置、52…吸気圧検出手段としての吸気圧センサ。

Claims (6)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、吸気弁のリフト作用角を変更可能な変更機構とを備え、前記スロットル弁の開度調節並びに前記リフト作用角の調節の協動を通じて機関燃焼室に供給される吸気量を調節する吸気量制御機構の異常判定装置において、
    少なくともアクセル操作量を含む機関運転状態の指標値と前記吸気弁のリフト作用角とに基づいて前記スロットル弁の開度についての許容範囲を設定する設定手段と、
    前記スロットル弁の実開度が前記設定される許容範囲外にあるときに前記スロットル弁の駆動状態に異常がある旨判定する判定手段とを備える
    ことを特徴とする吸気量制御機構の異常判定装置。
  2. 請求項1に記載の吸気量制御機構の異常判定装置において、
    前記吸気通路の前記スロットル弁及び前記吸気弁の間の部分の吸気圧を検出する吸気圧検出手段を更に備え、
    前記設定手段は前記機関運転状態の指標値と前記吸気弁のリフト作用角並びに前記検出される吸気圧に基づいて前記許容範囲を設定する
    ことを特徴とする吸気量制御機構の異常判定装置。
  3. 内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、吸気弁のリフト作用角を変更可能な変更機構とを備え、前記スロットル弁の開度調節並びに前記リフト作用角の調節の協動を通じて機関燃焼室に供給される吸気量を調節する吸気量制御機構の異常判定装置において、
    前記吸気通路の前記スロットル弁及び前記吸気弁の間の部分の吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、
    少なくともアクセル操作量を含む機関運転状態の指標値と前記検出される吸気圧とに基づいて前記スロットル弁の開度についての許容範囲を設定する設定手段と、
    前記スロットル弁の実開度が前記設定される許容範囲外にあるときに前記スロットル弁の駆動状態に異常がある旨判定する判定手段とを備える
    ことを特徴とする吸気量制御機構の異常判定装置。
  4. 請求項2又は3に記載の吸気量制御機構の異常判定装置において、
    前記設定手段は、前記検出される吸気圧が高いときほど大きい開度を含む範囲になるように前記許容範囲を設定する
    ことを特徴とする吸気量制御機構の異常判定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸気量制御機構の異常判定装置において、
    前記判定手段は前記許容範囲外にある状態が所定期間以上継続したことを条件に前記異常がある旨の判定を行う
    ことを特徴とする吸気量制御機構の異常判定装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸気量制御機構の異常判定装置において、
    前記設定手段は、許容上限値を定めることによって前記許容範囲を設定する
    ことを特徴とする吸気量制御機構の異常判定装置。
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