JP4483247B2 - 多層フレキシブル配線基板の製造方法及び多層フレキシブル配線基板 - Google Patents

多層フレキシブル配線基板の製造方法及び多層フレキシブル配線基板 Download PDF

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本発明は、絶縁性樹脂フィルムからなる絶縁基材に配線層、ランド、ビア及び電極等が形成された多層フレキシブル配線基板に関し、特に、導体層及びビア等を電解銅めっきで形成する際の給電が複合導体層にて行われるリールツーリール工法で製造される多層フレキシブル配線基板の製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化、多機能化、軽量化に伴い、これらの電子機器に組み込まれる回路基板として多層フレキシブル配線基板が広く使われるようになっている。
従来から、絶縁性樹脂フィルムよりなる絶縁基材にセミアディティブプロセスにてビア及び配線層をめっきにて形成するフレキシブル配線基板が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、セミアディティブプロセスにてビア及び配線層を形成するフレキシブル配線基板の製造方法の一例について説明する。
まず、絶縁性樹脂フィルムからなる絶縁基材15の片面もしくは両面(ここでは片面)に銅箔を積層した銅張積層板の銅箔をパターニング処理して、配線層55を形成する(図5(a)参照)。
次に、エポキシ系の樹脂等からなる樹脂シートをラミネートする等の方法で所定厚の絶縁層16を形成し、絶縁層16の所定位置にレーザー加工等によりビア用孔17を形成する(図5(b)参照)。
次に、ビア用孔17のデスカム処理を行って無電解めっき等により絶縁層16上及びビア用孔17内に薄膜導体層33を形成する(図5(c)参照)。
次に、感光性レジストを塗布して感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニングを行ってレジストパターン43を形成する(図5(d)参照)。
次に、レジストパターン43をめっきマスクにして、電解銅めっきを行い、所定厚の導体層56及びフィルドビア57を形成する(図5(e)参照)。
次に、レジストパターン43を専用の剥離液で剥離し、さらに、レジストパターン43の下部に薄膜導体層33をクイックエッチングにより除去して、ランド56a及び配線層56bを形成する(図5(f)参照)。
以上の工程を経ることにより、微細配線を有する2層の配線基板の作成が可能である。さらに、3層以上の多層配線基板を作成するには、さらに絶縁層、ビア、配線層の作製プロセスを繰り返してやれば良い。
特開2002−324968公報
リジッド基板、または短尺のフレキシブル基板の導体層及びビアを電解めっきで形成する場合、陰極との接点である給電部と被めっき部との距離はセンチメートルのオーダーまで短くすることが可能である。
しかしながら、図6に示すような通常のリールツーリール工法の長尺基板用めっき装置を用いた場合、基材の搬送を兼ねた給電ローラー93により給電されるため、給電部と被めっき部の距離が少なくともメートルのオーダーになる。この場合、絶縁基材表面の薄膜
導体層による給電では電気抵抗が高くなる。その結果絶縁基材の発熱、添加剤の効果の減少等が要因となり、所望のめっき状態が得られない。所望のめっき状態を得るためには、給電方法を変更するなどの装置の改造が必要となってくる。
そこで本発明は、現状のリールツーリール工法の長尺基板用めっき装置を用いて、安定した電解めっき状態が得られる多層フレキシブル基板の製造方法及び多層フレキシブル基板を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を達成するために、まず請求項1においては、リールツーリール工
法により多層フレキシブル配線基板を製造する方法であって、少なくとも以下の工程を有
し、電解銅めっき工程における給電が少なくとも一対以上の導体層と薄膜導体層からなる
複合導体層にて行われ、且つ、導体層、薄膜導体層及びビアが、少なくとも銅を主成分と
する導体で形成されていること、を特徴とする多層フレキシブル配線基板の製造方法とし
たものである。
(a)絶縁性樹脂フィルムからなる絶縁基材(11)の一方の面に導体層(21)を形成し、前記絶縁基材(11)の他方の面の所定位置に導体層(21)に達するビア用孔(12)を形成する工程。
(b)絶縁基材(11)上、ビア用孔(12)及びビア用孔(12)内底の導体層(21)上に、ならびに導体層(21)の他方の面に、薄膜導体層(31)を形成することで、導体層(21)上に薄膜導体層(31)を有する複合導体層(61)を形成する工程。
(c)前記ビア用孔(12)が形成されている側の薄膜導体層(31)上にパターンめっき用のレジストパターン(41)を形成する工程。
(d)複合導体層(61)をカソードにして電解銅めっきを行い、前記ビア用孔(12)が形成されている側の前記薄膜導体層(31)上に所定厚の導体層(51)及びビア(52)を形成し、前記複合導体層(61)上に所定厚の導体層(51)を有する複合導体層(62)を形成する工程。
(e)レジストパターン(41)を剥離処理し、絶縁基材11の一方の面にランド(51a)、配線層(51b)及び信号配線層(51c)のうち少なくとも一つを形成し、他方の面に複合導体層(62)を形成し、前記ランド(51a)と前記複合導体層(62)がフィルドビア(52)にて電気的に接続された中間配線基板(50)を作製する工程。
(f)中間配線基板(50)の配線層側に、絶縁シート(13)の一方の面に導体層(22)が、他方の面に接着剤層(71)が形成された積層材(60)の接着剤層(71)面を貼り合わせ、積層して積層配線基板(70)を作製する工程。
(g)積層配線基板(70)の導体層(22)及び絶縁シート(13)の所定位置にビア用孔(14)を形成する工程。
(h)導体層(22)上とビア用孔(14)内に、及び他方の面の複合導体層(62)上に、薄膜導体層(32)を形成することで、ビア用孔(14)側の面に導体層(22)上に薄膜導体層(32)を有する複合導体層(63)及び他方の面に複合導体層(62)上に薄膜導体層(32)を有する複合導体層(64)を形成する工程。
(i)複合導体層(64)をカソードにして電解銅めっきを行い、複合導体層(63)の面に所定厚の導体層(54)及びビア(55)を、また複合導体層(64)の面には所定厚の導体層(54)を形成することで、複合導体層(63)上に導体層(54)を有する複合導体層(65)及び複合導体層(64)上に導体層(54)を有する複合導体層(66)を形成する工程。
(j)複合導体層(65)及び複合導体層(66)を薄膜化するためのエッチング処理を行って、導体層(21)及び導体層(22)を形成し、導体層(21)及び導体層(22)上にレジストパターン(42)を形成する工程。
(k)レジストパターン(42)をマスクにして、導体層(21)及び導体層(22)をエッチングし、レジストパターン(42)を剥離処理することによりランド、配線層等を形成する工程。
さらにまた、請求項2においては、請求項1に記載の製造方法によって作製されたことを特徴とする多層フレキシブル配線基板としたものである。
本発明における多層フレキシブル基板の製造方法によれば、電解銅めっきの際の給電が少なくとの一対以上の導体層と薄膜導体層からなる複合導体層にて行われるため、従来のリールツーリールめっき装置に改造を加えることなく、安定しためっき状態が得られる。
また、必要最低限の工数で該多層フレキシブル基板の製造が可能である。
図1は、本発明の多層フレキシブル配線基板の製造方法にて作製された多層フレキシブル配線基板の一実施例を示す模式構成断面図である。
図2(a)〜(f)、図3(g)〜(j)及び図4(k)〜(o)は本発明の多層フレキシブル配線基板の製造方法の一例を工程順に示す模式構成断面図である。
以下、本発明の多層フレキシブル配線基板の製造方法について図面を用いて説明する。
まず、絶縁性樹脂フィルムからなる絶縁基材11の一方の面に銅箔を積層して導体層21を形成した銅箔積層フィルムを準備する(図2(a)参照)。
次に、絶縁基材11の他方の面の所定位置にレーザー加工にて導体層21に達するビア用孔12を形成し、ビア用孔底、またはビア用孔内壁に付着した樹脂残渣を、ドライデスミア、またはウェットデスミア等のデスミア処理にて除去する(図2(b)参照)。
次に、無電解銅めっき、またはDPS、またはスパッタ等にて、絶縁基材11上、ビア用孔12内及び導体層21上に薄膜導体層31を形成し、複合導体層61が形成される(図2(c)参照)。
次に、薄膜導体層31上に感光性レジストを塗布して感光層を形成し、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、パターンめっき用のレジストパターン41を形成する(図2(d)参照)。
次に、図6に示すようなリールツーリール工法のめっき装置を用いて、給電ローラー93にて複合導体層61に給電を行って、フィルドビア用銅めっき液を用いて電解銅めっきを行い所定厚の導体層51、フィルドビア52を形成し、複合導体層62が形成される(図2(e)参照)。ここで、電解銅めっきの給電が複合導体層61にて行われるため、給電ローラー93からの複合導体層61の電気抵抗は問題にならず、所望のめっき状態を再現できる。
次に、レジストパターン41を専用の剥離液で剥離し、レジストパターン41の下部にあった薄膜導体層31をクイックエッチングにて除去し、絶縁基材11の一方の面にランド51a、配線層51b及び信号配線層51cが、他方の面に複合導体層62が形成され、ランド51aと複合導体層62がフィルドビア52にて電気的に接続された中間配線基板50を作製する(図2(f)参照)。
次に、中間配線基板50のランド51a、配線層51b及び信号配線層51c側に、絶縁フィルム13の一方の面に導体層22が、他方の面に接着剤層71が形成された積層材60の接着剤層71面を貼り合わせ、積層して(図3(g)参照)、中間配線基板50のランド51a、配線層51b及び信号配線層51c側に絶縁層13a及び導体層22が形成された積層配線基板70を作製する(図3(h)参照)。
次に、レーザー加工により、積層配線基板70の導体層22及び絶縁層13aの所定位置にビア用孔14を形成し、ビア用孔底、またはビア用孔内壁に付着した樹脂残渣を、ドライデスミア、またはウェットデスミア等のデスミア処理にて除去する(図3(i)参照)。
次に、無電解銅めっき、またはDPS、またはスパッタ等にて、ビア用孔12内、導体層22上及び複合導体層62上に薄膜導体層32を形成し、複合導体層63及び複合導体層64が形成される(図3(j)参照)。
次に、図6に示すようなリールツーリール工法のめっき装置を用いて、給電ローラー9
3にて複合導体層64に給電を行って、フィルドビア用銅めっき液を用いて電解銅めっきを行い、所定厚の導体層54及びフィルドビア55を形成し、複合導体層65及び複合導体層66が形成される(図4(k)参照)。
次に、複合導体層65及び複合導体層66をサブトラクティブ法でパターニングする際微細パターンが得られるように、エッチング処理にて薄膜化された導体層21及び導体層22を形成し(図4(l)参照)、導体層21及び導体層22上に感光性レジストを塗布して感光層を形成し、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、エッチング用のレジストパターン42を形成する(図4(m)参照)。
次に、レジストパターン42をエッチングマスクにしてエッチング液で導体層21及び導体層22をエッチングし(図4(n)参照)、レジストパターン42を専用の剥離液で剥離して、ランド21a、ランド22a、配線層21b、配線層22b、信号配線層22cを形成し、ランド22aとランド51aとランド21aとがフィルドビア55及び52で電気的に接続された3層の多層フレキシブル配線基板100を得る(図4(o)参照)。
まず、ポリイミドテープからなる絶縁基材11上に12μm厚の銅箔からなる導体層21が形成された片面銅箔付きポリイミドテープ(三井化学製 ネオフレックス)を用意した(図2(a)参照)。加工前に、銅箔をエッチングして6μm厚に調整した。
次に、UVレーザー加工にて絶縁基材11の所定位置を孔明け加工して50μmφのビア用孔12を形成し、ビア用孔12内底の導体層上、内壁に付着した樹脂残渣を除去するため、50℃の過マンガン酸カリウム水溶液によりデスミア処理を施した(図2(b)参照)。
次に、無電解銅めっきにて、絶縁基材11上、ビア用孔12及び導体層21上に薄膜導体層31を形成した。また、導体層21上に薄膜導体層31を有する複合導体層61が形成された(図2(c)参照)。
次に、薄膜導体層31上に感光性レジストを塗布してパターン露光、現像等のパターニング処理を行って、パターンめっき用のレジストパターン41を形成した(図2(d)参照)。
次に、図6に示すようなリールツーリール工法のめっき装置を用いて、給電ローラー93にて複合導体層61に給電を行って、硫酸銅5水和物濃度が230g/L、硫酸濃度が70g/L、塩素イオン濃度が60mg/Lのめっき浴に、添加剤としてエバラユージライト製キューブライトVF−MUを20m/L加えた硫酸銅めっきにより、最初の10分間を1.0A/dm2、続く25分間を2.0A/dm2の電流密度で電解銅めっきを行い10μm厚の導体層51、フィルドビア52及び複合導体層62を形成した(図2(e)参照)。
次に、レジストパターン41を専用の剥離液で剥離し、レジストパターン41の下部にあった薄膜導体層31をクイックエッチングにて除去し、絶縁基材11の一方の面にランド51a、配線層51b及び信号配線層51cが、他方の面に複合導体層62が形成され、ランド51aと複合導体層62がフィルドビア52にて電気的に接続された中間配線基板50を作製した(図2(f)参照)。
次に、中間配線基板50のランド51a、配線層51b及び信号配線層51c側に、絶縁樹脂フィルム13の一方の面に導体層22が、他方の面に接着剤層71が形成された積層材60の接着剤層71面を貼り合わせ、真空中で熱圧着、積層して(図3(g)参照)
、中間配線基板50のランド51a、配線層51b及び信号配線層51c側に絶縁層13a及び導体層22が形成された積層配線基板70を作製した(図3(h)参照)。
次に、UVレーザー加工にて導体層22及び絶縁層13aの所定位置を孔明け加工して50μmφのビア用孔14を形成し、ビア用孔14内底の導体層上及び内壁に付着した樹脂残渣を除去するため、50℃の過マンガン酸カリウム水溶液によりデスミア処理を施した(図3(i)参照)。
次に、無電解銅めっきにて、ビア用孔14内、導体層22上及び複合導体層62上に薄膜導体層32を形成し、複合導体層63及び複合導体層64を形成した(図3(j)参照)。
図6に示すようなリールツーリール工法のめっき装置を用いて、給電ローラー93にて複合導体層64に給電を行って、硫酸銅5水和物濃度が230g/L、硫酸濃度が70g/L、塩素イオン濃度が60mg/Lのめっき浴に、添加剤としてエバラユージライト製キューブライトVF−MUを20m/L加えた硫酸銅めっきにより、最初の10分間を1.0ASD、続く25分間を2.0ASDの電流密度で電解銅めっきを行い20μm厚の導体層54、フィルドビア55を形成し、複合導体層65及び複合導体層66を形成した(図4(k)参照)。
次に、複合導体層65及び複合導体層66をエッチング処理で薄膜化して、9μm厚の導体層21及び12μm厚の導体層22を形成し(図4(l)参照)、導体層21及び導体層22上に感光性レジストを塗布して感光層を形成し、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、エッチング用のレジストパターン42を形成した(図4(m)参照)。
次に、レジストパターン42をエッチングマスクにして塩化第2鉄水溶液で導体層21及び導体層22をエッチングし(図4(n)参照)、レジストパターン42を専用の剥離液で剥離して、ランド21a、ランド22a、配線層21b、配線層22b、信号配線層22cを形成し、ランド22aとランド51aとランド21aとがフィルドビア55及び52で電気的に接続された3層の多層フレキシブル配線基板100を得た(図4(o)参照)。
本発明の多層フレキシブル配線基板の一実施例を示す模式構成部分断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の多層フレキシブル配線基板の製造方法における工程の一部を模式的に示す部分断面図である。 (g)〜(j)は、本発明の多層フレキシブル配線基板の製造方法における工程の一部を模式的に示す部分断面図である。 (k)〜(o)は、本発明の多層フレキシブル配線基板の製造方法における工程の一部を模式的に示す部分断面図である。 (a)〜(f)は、従来のフレキシブル配線基板の製造工程の一例を示す模式構成部分断面図である。 リールツーリール工法のめっき装置の一例を模式的に示す説明図である。
符号の説明
11、15……絶縁基材
12、14、17……ビア用孔
13……絶縁樹脂フィルム
13a、16……絶縁層
21、22……導体層
21a、22a、51a、56a……ランド
21b、51b、55、56b……配線層
22c、51c……信号配線層
31、32、33……薄膜導体層
41、42、43……レジストパターン
50……中間配線基板
51、53、56……導体層
52、54、57……フィルドビア
60……積層材
61、62、63、64、65、66……複合導体層
70……積層配線基板
90……めっき槽
91……アノード
92……噴流ノズル
93……給電ロール
100……多層フレキシブル配線基板

Claims (2)

  1. リールツーリール工法により多層フレキシブル配線基板を製造する方法であって、少なくとも以下の工程を有し、電解銅めっき工程における給電が少なくとも一対以上の導体層と薄膜導体層からなる複合導体層にて行われ、且つ、導体層、薄膜導体層及びビアが、少なくとも銅を主成分とする導体で形成されていること、を特徴とする多層フレキシブル配線基板の製造方法。
    (a)絶縁性樹脂フィルムからなる絶縁基材(11)の一方の面に導体層(21)を形成し、前記絶縁基材(11)の他方の面の所定位置に導体層(21)に達するビア用孔(12)を形成する工程。
    (b)絶縁基材(11)上、ビア用孔(12)及びビア用孔(12)内底の導体層(21)上に、ならびに導体層(21)の他方の面に、薄膜導体層(31)を形成することで、導体層(21)上に薄膜導体層(31)を有する複合導体層(61)を形成する工程。
    (c)前記ビア用孔(12)が形成されている側の薄膜導体層(31)上にパターンめっき用のレジストパターン(41)を形成する工程。
    (d)複合導体層(61)をカソードにして電解銅めっきを行い、前記ビア用孔(12)が形成されている側の前記薄膜導体層(31)上に所定厚の導体層(51)及びビア(52)を形成し、前記複合導体層(61)上に所定厚の導体層(51)を有する複合導体層(62)を形成する工程。
    (e)レジストパターン(41)を剥離処理し、絶縁基材11の一方の面にランド(51a)、配線層(51b)及び信号配線層(51c)のうち少なくとも一つを形成し、他方の面に複合導体層(62)を形成し、前記ランド(51a)と前記複合導体層(62)がフィルドビア(52)にて電気的に接続された中間配線基板(50)を作製する工程。
    (f)中間配線基板(50)の配線層側に、絶縁シート(13)の一方の面に導体層(22)が、他方の面に接着剤層(71)が形成された積層材(60)の接着剤層(71)面を貼り合わせ、積層して積層配線基板(70)を作製する工程。
    (g)積層配線基板(70)の導体層(22)及び絶縁シート(13)の所定位置にビア用孔(14)を形成する工程。
    (h)導体層(22)上とビア用孔(14)内に、及び他方の面の複合導体層(62)上に、薄膜導体層(32)を形成することで、ビア用孔(14)側の面に導体層(22)上に薄膜導体層(32)を有する複合導体層(63)及び他方の面に複合導体層(62)上に薄膜導体層(32)を有する複合導体層(64)を形成する工程。
    (i)複合導体層(64)をカソードにして電解銅めっきを行い、複合導体層(63)の面に所定厚の導体層(54)及びビア(55)を、また複合導体層(64)の面には所定厚の導体層(54)を形成することで、複合導体層(63)上に導体層(54)を有する複合導体層(65)及び複合導体層(64)上に導体層(54)を有する複合導体層(66)を形成する工程。
    (j)複合導体層(65)及び複合導体層(66)を薄膜化するためのエッチング処理を行って、導体層(21)及び導体層(22)を形成し、導体層(21)及び導体層(22)上にレジストパターン(42)を形成する工程。
    (k)レジストパターン(42)をマスクにして、導体層(21)及び導体層(22)をエッチングし、レジストパターン(42)を剥離処理することによりランド、配線層等を形成する工程。
  2. 請求項1に記載の製造方法によって作製されたことを特徴とする多層フレキシブル配線基板。
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