JP2017041475A - 配線基板及び多層配線基板、配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板及び多層配線基板、配線基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スルーホールの穴埋めと微細な配線パターンの形成を容易に両立できるようにした配線基板及び多層配線基板、配線基板の製造方法を提供する。【解決手段】基板の表裏を貫通するスルーホール21と、スルーホール21の壁面に設けられて、スルーホール21の表面側開口部と裏面側開口部とを導通させるスルーホール導体23と、表面側開口部の周囲及び裏面側開口部の周囲にそれぞれ設けられたスルーホールランド25と、基板の表面側及び裏面側にそれぞれ設けられて、スルーホールランド25を被覆するスルーホールランドパターン28と、を備える。スルーホールランド25の厚みは1.0μm以上10.0μm以下である。【選択図】図4

Description

本発明は、配線基板及び多層配線基板、配線基板の製造方法に関する。
従来の多層プリント配線板の製造方法としては、配線形成された導体層(配線層)と絶縁層(層間絶縁層)とを交互に積み上げていく、ビルドアップ方式が広く用いられている。ビルドアップ方式における層間導通および配線形成は、メカニカルドリルによる貫通孔形成、貫通孔内壁へのめっき、樹脂充填、必要に応じて蓋めっきを行い、続いてサブトラクティブ工法により実施するのが一般的である。
また近年、電子機器の小型化・高性能化に伴い、電子部品を実装する多層プリント配線板も導体配線の微細化・高精度化が望まれている。このような中、貫通孔形成、貫通孔内壁へのめっきを従来と同様に行い、配線形成をセミアディティブ工法により行う技術が提案されている(特許文献1)。セミアディティブ工法は、サブトラクティブ工法よりも微細なパターンを形成することが可能な工法である。
特許第5289241号公報
しかしながら、従来の工法には以下のような問題点があった。すなわち、特許文献1記載の技術では、絶縁層から成る基板にスルーホールを形成し、めっきにより表裏の導通を形成、サブトラクティブ工法によるスルーホールランド形成を行い、スルーホールの樹脂充填と同時に表層に絶縁層を形成し、その上にあらためてセミアディティブにより配線形成を行う。この方法で形成される多層プリント配線板は、薄型化の困難な構造となる。
また、スルーホールに充填した樹脂が硬化収縮するため、スルーホール開口部が周囲のスルーホールランドと比べて大きく凹んでしまう。この上に形成するビルドアップ層において、スルーホール上にビアを形成する場合、この大きな凹みはビア形成不良につながり接続不良の原因になる。また、この凹みを埋めるべく厚く蓋めっきすると、ますます基板厚みが嵩んでしまう。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、スルーホール(貫通孔)の穴埋めと微細な配線パターンの形成を容易に両立できるようにした配線基板及び多層配線基板、配線基板の製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る配線基板は、絶縁基体と、前記絶縁基体の表裏を貫通するスルーホールと、前記スルーホールの壁面に設けられて、前記スルーホールの表面側開口部と裏面側開口部とを導通させるスルーホール導体と、前記表面側開口部の周囲及び前記裏面側開口部の周囲にそれぞれ設けられたスルーホールランドと、前記絶縁基体の表面側及び裏面側にそれぞれ設けられて、前記スルーホールランドを被覆する導体層と、を備え、前記スルーホールランドの厚みは1.0μm以上10.0μm以下であることを特徴とする。
本発明の別の態様に係る多層配線基板は、上記の配線基板と、前記配線基板の表面及び裏面のうち少なくとも一方の面側において、交互に積層された絶縁層及び導体層と、を備えることを特徴とする。
本発明のさらに別の態様に係る配線基板の製造方法は、絶縁基体の表裏を貫通するスルーホールを形成する工程と、前記スルーホールの壁面に、前記スルーホールの表面側開口部と裏面側開口部とを導通させるスルーホール導体を形成する工程と、前記絶縁基体の前記表面側開口部の周囲と前記裏面側開口部の周囲とにそれぞれスルーホールランドを形成する工程と、セミアディティブ工法によって、前記絶縁基体の表面側及び裏面側に前記スルーホールランドを被覆する導体層をそれぞれ形成する工程と、を備え、前記スルーホールランドの厚みを1.0μm以上10.0μm以下にすることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、スルーホールの穴埋めと微細な配線パターンの形成を容易に両立することができる。
本発明の実施形態に係る配線基板の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る配線基板の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る配線基板の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る配線基板の製造方法を工程順に示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<実施形態>
図1〜図4は、本発明の実施形態に係る配線基板の製造方法を工程順に示す断面図である。図1(a)に示すように、まず、絶縁材2の表面と裏面とにそれぞれ銅箔1が形成された基板を用意する。この基板は、銅箔1、絶縁材2、銅箔1をこの順に重ねて熱圧着処理を行うことにより形成することができる。銅箔1はエッチング等により2〜4μm厚まで薄化する。
次に、図1(b)に示すように、メカニカルドリルによって、基板の所望の位置にスルーホール21を形成する。ドリルビットのサイズの制約上、スルーホール21の直径D1は70μm〜300μm程度である。
続いて、図1(c)に示すように、基板全面に厚さ0.5〜1.0μm程度無電解銅めっき処理を行った後、電解銅めっき処理にて、基板の表裏面全面とスルーホールの壁面とに5〜20μm程度の導体3を形成する。この導体3により、スルーホールの表面側開口部と裏面側開口部とが導通する。
次に、図2(a)に示すように、導体3で導通させたスルーホールに、スクリーン印刷工法などにより穴埋め樹脂22を充填する。穴埋め樹脂22を印刷後にキュアすると、穴埋め樹脂22は硬化収縮により縮む。このため、穴埋め樹脂22は基板の表面側及び裏面側にそれぞれ5μm以上張り出すように印刷する。
次に、基板の表面側及び裏面側にそれぞれ物理研磨を実施する。これにより、図2(b)に示すように、基板の表面側及び裏面側のそれぞれにおいて、表層導体(すなわち、銅箔1及び導体3)の厚みT1を1.0〜10μmとする。
次に、図2(c)に示すように、基板の表面側及び裏面側のそれぞれにおいて、スルーホールとその周囲の領域を覆い、それ以外の領域を露出させるエッチングレジスト23を形成する。エッチングレジスト23は、ドライフィルム状のものをラミネータによって貼りあわせ、露光・現像することによりパターン形成する。
続いて、表層導体のエッチングレジスト23で覆われていない部分の銅をエッチング除去し、その後、図3(a)に示すようにエッチングレジストを除去する。エッチング液としては、下地の樹脂との相性により、塩化銅、塩化鉄、過酸化水素・硫酸系、過硫酸ナトリウム等の薬液から選択できる。スルーホール内の導体をスルーホール導体24、スルーホール開口周辺の導体をスルーホールランド25と称する。スルーホールランド25の直径D2は、図1(b)に示したスルーホール21の開口径(D1)よりも70μm以上大きく仕上がるようにする。
次に、図3(b)に示すように、スルーホール導体24及びスルーホールランド25が形成された基板の表面側及び裏面側に、この後に行うパターンめっきの給電層として、無電解銅めっき4を形成する。無電解銅めっき4の厚みは0.5〜1.0μm程度で充分である。必要に応じて絶縁材2の表面には無電解銅めっき4のつきまわりがよいプライマーレジンを設けておく。
次に、図3(c)に示すように、基板の表面側及び裏面側にめっきレジスト5を形成する。このめっきレジスト5は、セミアディティブ工法のマスクに用いられる。セミアディティブ工法では、所望のパターンを形成する予定領域をめっきレジスト5下から露出させ、所望のパターンを形成する予定領域以外の領域はめっきレジスト5で被覆する。
図3(c)に示すレジスト開口部26、27は、めっきレジスト5に形成された開口部である。レジスト開口部26は、スルーホールランドパターンを形成する予定領域である。レジスト開口部26の直径は、スルーホールランド25の直径(すなわち、スルーホールランド径)よりも30μm程度大きくする。また、レジスト開口部27は、配線パターンを形成する予定領域である。
次に、めっきレジスト5が形成された基板に電解銅めっき処理を行う。これにより、レジスト開口部26、27内に電解銅めっきを形成する。レジスト開口部26内に形成された電解銅めっきがスルーホールランドパターンであり、レジスト開口部27内に形成された電解銅めっきが配線パターンである。その後、図4(a)に示すように、めっきレジストを除去する。
その後、図4(b)に示すように、無電解銅めっき4のうち、スルーホールランドパターン28下や配線パターン29下から露出している部分をエッチング除去する。これにより、本発明の実施形態に係る配線基板が完成する。
セミアディティブ工法により、幅方向の寸法が20μmを下回るような微細な配線パターンを形成する場合、電解めっき時に電流が集中し、めっき厚T2が厚くなる。これに対し、直径140μmを超えるような比較的大きいランドパターンの場合、電流は集中しないため、めっき厚T3は比較的薄くなる。一般的にT2とT3との差は、めっき浴の特性によって決まるが、T1を調整することで、スルーホール周りの導体の高さT4を調整することができる。
すなわち、本発明の実施形態においては、予め設けたスルーホールランド25が厚みT1で存在する。このため、T1と無電解銅めっき4の厚みとT3とを加えた厚み(すなわち、T4の厚み)で、スルーホール周りの導体を形成することができる。また、スルーホール上に限らず、例えばグランド導体パターン中の任意の位置に、図2(c)に示したエッチングレジスト23を形成することで、任意の位置における導体の厚みをT1分底上げすることが可能である。
この後は、配線基板の表面及び裏面のうち少なくとも一方の面側において、絶縁層と導体層とを交互に積層する。また、この積層の過程で、層間導通形成・回路形成を行う工程を適宜繰り返す。これにより、多層配線基板(多層プリント配線板)が完成する。
<実施形態の効果>
本発明の実施形態によれば、スルーホールランドパターン28及び配線パターン29の形成をセミアディティブ工法で行う。これにより、配線・間隙の幅が30μmを下回るような、従来よりも微細な配線パターン29を形成することができる。
また、スルーホールランドパターン28及び配線パターン29を形成する前に、予め、スルーホール周りに厚みT1の表層導体を形成しておく。これにより、めっき時に電流が集中してめっき厚が厚くなりがちな配線パターン29に対して、電流の集中度合いが小さくてめっき厚が薄くなりがちなスルーホールランドパターン28と、ベタ部の(絶縁材2の表面又は裏面からの)各高さを高くすることができる。このため、配線パターン29、スルーホールランドパターン28、ベタ部の間で、高さのばらつきを小さくすることができる。
また、導体3で導通させたスルーホール21に、スクリーン印刷工法などにより穴埋め樹脂22を充填する。このとき、穴埋め樹脂22は基板の表面側及び裏面側にそれぞれ5μm以上張り出すように印刷する。その後、穴埋め樹脂22をキュアする。このキュアにより、穴埋め樹脂22は硬化収縮により縮み、穴埋め樹脂22の表面は表層導体の表面と同じ高さに近づく。これにより、スルーホール21がおおきく凹むことがない。したがって、スルーホール21と、その上に形成されるビルドアップ層とのビア接続不良を少なくすることができる。
以上より、スルーホールの穴埋めと微細な配線パターンの形成を容易に両立することができる。その結果、完成品として実装性が高く微細な配線を有する配線基板と多層プリント配線板とを高い収率で製造することができる。
<その他の実施形態>
以上説明した本発明の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。したがって本発明は、その要旨を逸脱しない範囲での改変が可能である。
例えばスルーホールをレーザー加工によって形成してもよいし、スルーホールの穴埋めの充填材に導電性ペーストを使用してもよい。また、エッチングレジストおよびめっきレジストは液状のものをスピンコートやロールコートによって基板上に形成してもよい。また、図3(b)の無電解銅めっきと穴埋め樹脂22との密着性が悪い場合、図3(a)に示す基板全面に樹脂粗化処理を行ってもよい。
(実施例)
下記に示す工程で、配線基板を作成した。
両面銅張積層板として絶縁材にガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸漬したもの(絶縁層厚800μm プライマーレジンつき銅箔厚12μm)を使用し、両面に過酸化水素・硫酸系エッチング液により銅箔厚を3μmまで薄化した(図1(a))。
次に、基板の所望の位置にメカニカルドリルにより直径100μmのスルーホールを形成した(図1(b))。
続いて、過マンガン酸ナトリウムを含む水溶液によりスルーホール内のデスミア処理を行ったのち、無電解銅めっきにより0.5μm厚の銅薄膜を基板全面に形成し、スルーホールめっき用のハイスロー浴を使用して電解銅めっきを厚さ10μm分実施した(図1(c))。
さらに、スルーホール内に穴埋め専用の絶縁樹脂をスクリーン印刷機によって埋め込み(図2(a))、ロール式のバフ研磨装置により両面を平滑に研磨し、導体厚(T1)を3μmとした(図2(b))。
そして、基板両面に、エッチングレジストとして、厚さ15μmのドライフィルムレジストをホットロールラミネータによりラミネートし、ガラスマスク、密着露光機によりパターン露光した(メーカー推奨露光量にて)。
続いて、コンベア・スプレー装置による現像(ブレイクポイントの2.5倍時間処理)(図2(c))、塩化第二銅を使用したスプレーエッチング(ジャストエッチング)、同じくスプレーによるレジスト剥離(リフティングポイントの4倍時間処理)を一貫ラインにより実施し、図3(a)のようにスルーホールランドを形成した。
基板全面に過マンガン酸ナトリウム水溶液を施して穴埋め樹脂表面を粗化し、セミアディティブ用無電解銅めっきを20分間実施し、1.0μm厚の無電解銅めっき層を形成した(図3(b))。
めっきレジストとしてドライフィルム(25μm厚 高解像度品)をホットロールラミネータにより貼り付け、ステッパー露光機により露光し(メーカー推奨露光量)、コンベア・スプレー装置により現像(ブレイクポイントの2.5倍時間処理)を行った(図3(c))。
次いで、ビアフィル・パターンめっき用電解銅めっき装置を用いてパターンめっきを行い、スプレー装置を用いて剥離(アミン系剥離液 リフティングポイントの4倍処理)を行った(図4(a))。
続いて、給電層の無電解銅めっき層を過酸化水素・硫酸系エッチング液により除去した(図4(b))。
以上の方法で形成した配線基板は、広いスペースの中に独立して敷設されている配線パターン29(図4(b)参照)を配線/間隙=10/10μmの設計通りに形成することができた。また、スルーホールランドパターン28(図4(b)参照)を、直径200μmの設計通りに形成することができた。配線パターン29の高さ(すなわち、無電解銅めっき4の厚みと配線パターン29の厚みT2との和)は14μm、スルーホールランドパターン28の高さT4は15μmに仕上がった。
1mm方眼程度に局所的にみて銅面積率50%を下回る部分の配線パターンの厚みT2と、広い面積をもつスルーホールランドパターン28の厚みT3は、通常のビアフィル・パターンめっき用電解銅めっき装置で15μm程度形成すると、T3に比べてT2の方が3〜4μm程度厚くなる。しかし、本例ではスルーホール部分に合計4μm厚みT1を追加することで、スルーホールランドパターン28の高さT4を、配線パターン29の高さ(すなわち、無電解銅めっき4の厚みと配線パターン29の厚みT2との和)に近づけることができた。
以上により、スルーホールと微細な配線が形成されており、ビルドアップ層の下地として平坦性の高い、多層プリント配線板のコア層(配線基板)を作製することができた。
(比較例1)
なお、T1に関して、1.0μmを下回るような研磨を行うことは可能だが、本発明の実施形態の効果である厚みT4の制御の効果がなくなるため、これを採用することは不可能であった。
(比較例2)
また、T1が10μmを超えると、そのパターンがめっきレジスト形成時にロール表面に傷をつける可能性があり、またパターンめっき時にT4が25μmを超えて、めっきレジストの解像度が犠牲になる懸念がある。そのため、本発明における実用に適さないものであった。
(比較例3)
また、D3<D2となるような設計は、セミアディティブ工法における給電層除去のためのエッチング時に、めっき層の界面が過剰にエッチングされる不具合が発生するため、本発明において、これを採用することは不可能であった。
(比較例4)
また、図4(a)において、配線パターン29の幅W2やW4が25μmより大きくなるような設計、またはセミアディティブのみによって形成される配線パターン29の導体面積率、たとえば図4(a)に示す(W2+W4)/(W1+W2+W3+W4+W5)の百分率が50%より大きくなる設計は、スルーホールランドパターン28と配線パターン29との電流集中の度合いの差が小さく、導体厚に差が生じないため、本発明において、これを採用することは不可能であった。
(結論)
実施例と比較例1〜4とを比較して、表層導体の研磨後の厚みT1は、1.0以上、10μm以下である必要がある、ということがわかった。
また、スルーホールランドパターン28をセミアディティブ工法で形成する場合、スルーホールランドパターン28の直径D3はスルーホールランド25の直径D2以上の大きさ(D3≧D2)である必要がある、ということがわかった。
また、配線パターン29の幅W2やW4は25μm以下である必要がある、ということがわかった(なお、W2やW4は2.0μm以上であることが好ましい。W2やW4が2.0μm未満の場合、寸法のばらつきが大きくなり、高精度に形成することが困難なためである。)。
また、例えば図4(a)に示す領域Aにおいて、導体面積率は50%以下である必要がある、ということがわかった。なお、領域Aは、配線パターン29とこれに隣接する間隙部とを含み、且つスルーホールランドパターン28を含まない領域である。間隙部は、断面視で互いに隣り合う配線パターン29間の隙間や、互いに隣り合う配線パターン29とスルーホールランドパターン28との間の隙間である。
1 銅箔
2 絶縁材
3 導体
4 無電解銅めっき
5 めっきレジスト
21 スルーホール
22 穴埋め樹脂
23 エッチングレジスト
24 スルーホール導体
25 スルーホールランド
26 レジスト開口部
27 レジスト開口部
28 (セミアディティブ工法によって形成された)スルーホールランドパターン
29 (セミアディティブ工法によって形成された)配線パターン
A 領域(配線パターンと間隙部とを含み、且つスルーホールランドパターンを含まない領域)
D1 スルーホールの直径
D2 スルーホールランドの直径
D3 スルーホールランドパターンの直径
W1、W3、W5 間隙部の幅
W2、W4 配線パターンの幅
T1 研磨後の表層導体(銅箔1及び導体3)の厚み
T2 配線パターンの厚み
T3 スルーホールランドパターンの厚み
T4 スルーホールランドパターンの高さ(T1と無電解銅めっき4の厚みとT3とを加えた厚み)

Claims (5)

  1. 絶縁材と、
    前記絶縁材の表裏を貫通するスルーホールと、
    前記スルーホールの壁面に設けられて、前記スルーホールの表面側開口部と裏面側開口部とを導通させるスルーホール導体と、
    前記表面側開口部の周囲及び前記裏面側開口部の周囲にそれぞれ設けられたスルーホールランドと、
    前記絶縁材の表面側及び裏面側にそれぞれ設けられて、前記スルーホールランドを被覆する導体層と、を備え、
    前記スルーホールランドの厚みは1.0μm以上10.0μm以下であることを特徴とする配線基板。
  2. 前記スルーホールの内部に充填された樹脂を備え、
    前記樹脂と前記スルーホールの壁面との間に前記スルーホール導体が介在することを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記絶縁材の表面側及び裏面側のそれぞれにおいて、
    前記導体層は、前記スルーホールを覆うスルーホールランドパターンと、配線パターンとを有し、
    前記配線パターンの幅は2.0μm以上25μm以下であり、
    前記配線パターンと該配線パターンに隣接する間隙部とを含み、且つ前記スルーホールランドパターンを含まない領域の導体面積率は50%以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線基板。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の配線基板と、
    前記配線基板の表面及び裏面のうち少なくとも一方の面側において、交互に積層された絶縁層及び導体層と、を備えることを特徴とする多層配線基板。
  5. 絶縁材の表裏を貫通するスルーホールを形成する工程と、
    前記スルーホールの壁面に、前記スルーホールの表面側開口部と裏面側開口部とを導通させるスルーホール導体を形成する工程と、
    前記絶縁材の前記表面側開口部の周囲と前記裏面側開口部の周囲とにそれぞれスルーホールランドを形成する工程と、
    セミアディティブ工法によって、前記絶縁材の表面側及び裏面側に前記スルーホールランドを被覆する導体層をそれぞれ形成する工程と、を備え、
    前記スルーホールランドの厚みを1.0μm以上10.0μm以下にすることを特徴とする配線基板の製造方法。
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