JP4483216B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、印刷用紙等の媒体に事前に印刷されている内容の検査を行う機能を有する画像形成装置、あるいは画像形成装置に装着される事前印刷済媒体検査装置、特に検査の確度向上に関する。
高機能なプリンタや専用プリンタなどでは、一般にコピー用紙などと呼ばれる白紙に対して印刷を行うだけでなく、チケットに座席番号や請求書に金額を印刷するなども可能になっている。このように、チケットや請求書、あるいは企業ロゴ入り用紙など印刷媒体に模様、企業ロゴ、共通事項の記載等が予め印刷されている印刷媒体をプレプリント用紙と称することにすると、一般には単に「印刷」と呼ばれているが、事前に用意されたプレプリント用紙に対して印刷する場合を特にプレプリント用紙への印刷あるいは追加印刷と呼ぶことにする。
プレプリント用紙へ追加印刷をする場合は、白紙に印刷をする場合と異なり、プレプリント用紙の種類のみならずプリンタのトレイに収容する向き並びに表裏にまで注意をしなければならない。
このように、誤ったプレプリント用紙をトレイに収容してしまう選択ミス、プレプリント用紙自体の選択は正しくても収容する際の用紙の表裏あるいは向きを誤ってしまう収容ミスを防止する方法として種々の技術が提案されている(特許文献1〜4)。例えば、特許文献1では、用紙の取り違えを防止するために用紙に識別情報を付加するようにしている。また、特許文献2では、給紙された用紙を画面表示して操作者に確認できるようにしている。特許文献3では、連続紙の最初の部分を先読みすることで事前に収容した用紙の確認を行う。特許文献4では、給紙部に収容すべき用紙の情報を入力し、その入力した情報と給紙部に収容した用紙から読み取った情報とを比較している。
特開平1−308677号公報 特開平11−78182号公報 特開平3−281276号公報 特開平11−78183号公報
しかしながら、従来においては、用紙に識別情報を付加する必要があったり、検査における正誤判断を人手に委ねているなど自動的にできなかったり、操作者の判断ミス、入力情報のミスなどの人的ミスが発生した場合には検査が正確に行われるという保証はなかった。
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、画像形成装置に収容される事前印刷済みの媒体の検査を自動的にかつ正確に行うことのできる改良された画像形成装置を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、媒体に対する処理結果の検査機能を有する画像形成装置において、媒体に対して事前に印刷された内容を示す事前印刷情報が予め登録された事前印刷情報記憶手段と、前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報に基づき印刷された事前印刷済媒体に対して追加印刷する内容を示す追加印刷情報が予め登録された追加印刷情報記憶手段と、前記追加印刷情報記憶手段に登録された追加印刷情報に基づき媒体に対して追加印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段における追加印刷の実行制御を行う印刷制御手段と、前記印刷手段を通過した媒体を再度前記印刷手段に戻す循環搬送手段と、前記印刷手段を通過した媒体を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られた読取画像情報と、少なくとも前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報とを比較照合することで検査する検査手段と、を有し、前記印刷制御手段における実行制御に応じて前記印刷手段による追加印刷がスキップされた事前印刷済媒体の前記画像読取手段による読取画像情報と、前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報とを照合する事前印刷検査モードと、前記印刷制御手段における実行制御に応じて前記印刷手段による追加印刷が実行された事前印刷済媒体の前記画像読取手段による読取画像情報と、前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報及び前記追加印刷情報記憶手段に登録された追加印刷情報とを照合する印刷検査モードと、が検査モードとして少なくとも設定され、前記印刷制御手段は、前記検査手段における事前印刷検査モードによる検査にパスした事前印刷済媒体を前記循環搬送手段を介して再度前記印刷手段に戻し、当該事前印刷済媒体への追加印刷を前記印刷手段に実行させ、前記循環搬送手段は、前記事前印刷済媒体を、検査をした面と同じ面を向けたまま前記印刷手段に搬送することを特徴とする。
また、前記印刷手段を通過した媒体を裏返して再度前記印刷手段に戻す反転循環搬送手段を有し、前記検査手段による検査にパスした事前印刷済媒体を前記反転循環搬送手段を介して再度前記印刷手段に戻すことによって、前記印刷手段を通過した事前印刷済媒体の両面を前記検査手段に検査させることを特徴とする。
また、前記反転循環搬送手段は、両面トレイを利用して媒体を裏返すことを特徴とする。
また、前記検査モードを事前印刷済媒体の各面に対して別個に設定可能とすることを特徴とする。
また、前記検査手段における事前印刷検査モードによる検査の結果、追加印刷がスキップされた事前印刷済媒体の読取画像情報が、前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報と一致しないときには、当該読取画像情報を新たな事前印刷情報として登録する登録手段を有することを特徴とする。
また、前記印刷制御手段における実行制御に応じて前記印刷手段による追加印刷がスキップされた事前印刷済媒体の前記画像読取手段による読取画像情報を新たな事前印刷情報として登録する登録手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、事前印刷済媒体の検査をより正確にかつ自動的に行うことができる。循環搬送手段を設けることにより、追加印刷しなかった事前印刷済媒体を再度印刷機構まで戻すことができるので、検査にパスした事前印刷済媒体に対して追加印刷を追って行うことができる。また、反転循環搬送手段を設けることにより、媒体の両面に印刷が施される場合でも両面に対して検査を自動的に行うことができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の一実施の形態を示した全体構成図である。図1には、プリンタ2、読取装置4、検査装置6及びシステム制御部8が示されている。なお、特に断らない限り、以降の説明では、各装置2,4,6,8は、別個の装置として取り扱われるものとする。プリンタ2は、本発明の画像形成装置に相当し、比較的大型の高速プリンタを想定している。本実施の形態におけるプリンタ2には、2つのトレイ12と1つの大容量トレイ14、非図示の露光現像部によりトナー像を生成して保持し印刷媒体(以下、「用紙」)にトナー像を転写する印刷機構16及びトナーを用紙に定着させる定着機構18がそれぞれ所定位置に配設されている。なお、本実施の形態では、用紙を印刷媒体の例にして説明するが、用紙に限定されないことは言うまでもない。また、図1では、用紙の搬送路20を線で、ローラ22を白丸で示したが、各トレイ12,14に収容された用紙は、ローラ22の駆動により搬送路20を沿って搬送され、印刷機構16、定着機構18及び読取装置4における読取位置を通過した後、両面トレイ24にいったん収容されるか、あるいはプリンタ10の排出口から出力トレイに排出されることになる。
読取装置4は、ランプ42、結像レンズ44及びCCDセンサ46を内蔵し、両面トレイ24と排出口との分岐点と、定着機構18との間に設置される。読取装置4は、印刷機構16及び定着機構18を通過した用紙が両面トレイ24若しくは排出口へ搬送される前に用紙上に印刷されている内容を読み取り、画像読取情報を生成し、読取データとして検査装置6へ出力する。
検査装置6は、プリンタ2に記憶されている基準画像データ(印刷データ、プレプリントデータ)と読取装置4からの読取データとの比較照合を行うことでプレプリント用紙の検査を行う。システム制御部8は、各装置2,4,6全体の制御を行う。図2は、本実施の形態における各装置のブロック構成図であり、以下、この図2を用いて各装置の構成について説明する。
プリンタ2は、プレプリントデータ記憶部32、印刷データ記憶部34、印刷部36、印刷制御部38及び搬送制御部39を有している。本実施の形態では、請求書フォームや企業ロゴなどが事前に印刷されているプレプリント用紙を扱い、そのプレプリント用紙に対して金額等の所定のデータを追加印刷する場合を想定して説明することになるが、プレプリントデータ記憶部32には、用紙に事前に印刷されたプレプリント部分の内容を示す事前印刷情報としてプレプリントデータが予め登録されている。事前印刷情報には、印刷される内容、各内容の印刷位置等が含まれる。何のミスも発生しない場合、各トレイ12,14には、プレプリントデータ記憶部32に記憶されたプレプリントデータに基づき事前に印刷されたプレプリント用紙が正しい表裏、正しい向きで収容されるはずである。そして、印刷データ記憶部34には、そのプレプリント用紙に対して追加印刷する内容を示す追加印刷情報として印刷データが予め登録されている。事前印刷情報には、印刷される内容、各内容の印刷位置等が含まれる。
本実施の形態におけるプレプリントデータ記憶部32及び印刷データ記憶部34には、1枚の用紙に対して印刷されるべきプレプリント部分と追加印刷部分の正しい組のデータが対応付けられそれぞれに記憶されていることになり、本実施の形態では、各データが各記憶部32,34に正しく登録されていることを前提としている。また、印刷部36は、図1に示した印刷機構16及び定着機構18に相当し、搬送路20に沿って搬送されてきた用紙に対して印刷処理を実行する。より具体的には、プレプリント用紙に対して追加印刷を行う。印刷制御部38は、印刷部36における追加印刷の実行制御などプリンタ2における印刷処理全体の実行制御を行う。搬送制御部39は、例えば読取装置4を通過した用紙を両面トレイ24に搬送するか、あるいは排出口まで搬送するかを検査結果や用紙の表裏に応じて決定するなどの搬送制御を行う。
プリンタ2における処理機能は、プリンタ2に搭載された情報処理装置により実現される。印刷制御部38が提供する処理機能は、情報処理装置搭載のプロセッサが所定のソフトウェアを実行することで実現される。各記憶部32,34は、情報処理装置搭載の不揮発性メモリであるハードディスクドライブを想定しているが、例えば、他の装置からネットワーク経由で送られてくるプレプリントデータと印刷データとを一時的に記憶する揮発性メモリなどの記憶手段で実現してもよい。
図2に示した画像読取部48は、図1に示した読取装置4に相当し、前述したように用紙の印刷内容を読み取り、検査装置6へ送る。
検査装置6は、基準画像データ取得部62、読取画像取得部64、検査部66及びプレプリントデータ登録部68を有している。プリンタ2の各記憶部32,34には、検査対象とする用紙に印刷されるべき内容を示すプレプリントデータと印刷データとがそれぞれ登録されているので、検査装置6は、各情報をプリンタ2の各記憶部32,34から取得し、画像読取部48から取得した読取データと比較する基準画像データとして用いる。つまり、基準画像データ取得部62は、プレプリントデータ記憶部32に記憶されているプレプリントデータを、また印刷データ記憶部34に記憶されている印刷データをそれぞれ基準画像データとして取得する。
読取画像取得部64は、上記の通り画像読取部48から読取データを取得する。検査部66は、基準画像データ取得部62が取得したデータと画像読取部48が取得した読取データとの比較照合を行うことでプレプリントデータの検査を行う。プレプリントデータ登録部68は、検査部66による検索の結果、基準画像データと読取データが一致しないときに、読取データを新たなプレプリントデータとして扱うという付加的な機能を提供する。
システム制御部8は、印刷指示部82及び検査指示部84を有している。印刷指示部82は、プリンタ2の印刷制御部38に対して、印刷データ記憶部34に記憶されている印刷データに基づく追加印刷の実行をするしないを指示する。検査指示部84は、検査装置6の検査部66による検査処理の実行を指示する。
本実施の形態においては、3種類の検査モードを用意している。第1のモードは、プレプリントされていない通常の白紙に対する検査で、読取データを印刷データと比較照合する検査モードである。なお、この検査モードでは、白紙に対する印刷なので、正常であれば、印刷部36により印刷された内容のみが読み取られるはずである。第2の検査モードは、プレプリント用紙全体の検査で、読取データを、プリンタ2から取得したプレプリントデータ及び印刷データと比較照合する印刷検査モードである。この検査モードでは、プレプリント部分と追加印刷部分の双方を同時に検査することになる。そして、第3の検査モードは、プレプリント用紙自体の検査で、読取データを、プリンタ2から取得したプレプリントデータと比較照合する事前印刷検査モードである。この検査モードでは、プレプリント部分のみの検査を行うことになる。
次に、本実施の形態における検査処理について図3に示したフローチャートを用いて説明する。
本実施の形態では、印刷枚数等の印刷属性情報が設定され、プリンタ2のスタートボタンが押下されたときなど操作者により印刷実行が要求されたときに用紙の検査を行う場合を想定しており、本実施の形態では、印刷属性情報と合わせて検査モードも操作者に設定させるようにしている。検査モードとして第1又は第2の検査モードが操作者に入力指定されていた場合(ステップ101,102)、所定の用紙は、収容されていた所定のトレイから排出され搬送路20を介して印刷機構16まで搬送される。なお、本実施の形態では、便宜上トレイ12から所定のプレプリント用紙が搬出されたとする。そして、印刷制御部38は、印刷部36に、印刷データ記憶部34に記憶されている印刷データに基づき搬送されてきた用紙上に印刷させる(ステップ103)。読取装置4は、印刷された用紙が搬送されてくると、印刷された内容を読み取る(ステップ104)。そして、検査装置6は、読取装置4からの読取データを取得すると共に(ステップ105)、該当する基準画像データをプリンタ2から取得する(ステップ106)。ここでいう基準画像データというのは、第1の検査モードの場合には印刷データであり、第2の検査モードの場合には印刷データ及びプレプリントデータの双方である。なお、ステップ105とステップ106はどちらが先でもよい。
システム制御部8は、読取装置4により画像が読み取られたことを認識すると、検査部66へ検査処理の開始を指示する。この指示に応じて検査装置6の検査部66は、読取データと基準画像データとの比較照合を行うことで検査する(ステップ107)。第1の検査モードでは、予定されていた印刷データが正しく用紙に印刷されていたのかを検査する。第2の検査モードでは、プレプリントと追加印刷の双方の検査が行われる。まず、プレプリントに関しては、正しい種類のプレプリント用紙がトレイ12に収容されているか、また、正しい種類のプレプリント用紙が表裏正しくかつ正しい向きでトレイ12に収容されていたのかが検査できる。追加印刷に関しては、正しい種類のプレプリント用紙に対して正しい印刷データが印刷されたかが検査される。第2の検査モードにおける検査は、プレプリントデータ及び印刷データの双方との比較を行うので最終の印刷処理結果の検査に相当する。また、これにより読取データに重畳しているプレプリント情報を、追加印刷データに対する汚れ重畳と誤認することが無くなる。
そして、読取データと基準画像データとの比較の結果、完全一致していれば予定していた印刷物が正しく作成されたことになり、一方、そうでないときには何らかのエラーが発生したと判断し、プリンタ2の表示画面等に表示するなどしてエラーを報告する(ステップ108,109)。読取データと基準画像データとが一致した箇所、一致していない箇所は比較結果から得られるので、その箇所を報告に含めることが好適である。なお、エラーには、プレプリント用紙の収容ミス以外にも印刷位置のずれや用紙の汚れなどのエラーも発生しうるが、本実施の形態においてこのデータの検査処理技術に関しては、従来からある技術やこれ以降に提案されるであろう技術を利用することにする。
次に、検査モードとして第3の検査モードが操作者に入力指定されていた場合(ステップ101,102)、所定のプレプリント用紙は、収容されていた所定のトレイから排出され搬送路20を介して印刷機構16まで搬送される。ここで、第3の検査モードの場合、印刷指示部82は、印刷制御部38に対して追加印刷を行わないように指示を出す(ステップ110)。この指示に応じて、印刷制御部38は、搬送されてきたプレプリント用紙に対して印刷機構16に追加印刷を実行させずに空送りさせる。読取装置4は、プレプリント用紙が搬送されてくると、その内容を読み取る(ステップ104)。そして、検査装置6は、読取装置4からの読取データを取得すると共に(ステップ105)、該当する基準画像データをプリンタ2から取得する(ステップ106)。ここでいう基準画像データというのはプレプリントデータである。
続いて、検査装置6の検査部66は、読取データと基準画像データとの比較照合を行うことで検査する(ステップ107)。第3の検査モードでは、追加印刷が実行されていないのでプレプリント部分のみの検査、すなわち、前述したようにプレプリント用紙自体の検査となる。これにより、第2の検査モードの検査で説明したように、正しい種類のプレプリント用紙が選択されているか、また、正しい種類のプレプリント用紙の表裏が正しくかつ正しい向きでトレイ12に収容されていたのかが検査できる。そして、読取データと基準画像データとの比較の結果、完全一致していれば予定していたプレプリント用紙が正しくトレイに収容されていたことになり、一方、そうでないときにはエラーが発生したと判断し、プリンタ2の表示画面等に表示するなどしてエラーを報告する(ステップ108,109)。この報告に応じて操作者は、表裏正しくかつ正しい向きで正しいプレプリント用紙をトレイ12に収容し直すことになる。
本実施の形態によれば、第2及び第3の検査モードを用いることで、プレプリント用紙の検査を自動的に実施することができる。
ところで、本実施の形態では、付加機能としてプレプリントデータの登録機能を設けている。前述したように、上記第3の検査モードでは、ステップ107における画像比較の結果、一致しなかったときにはエラーとして処理したが、一致しなかったときには読取データを新たなプレプリントデータとみなすようにした。すなわち、プレプリントデータ登録部68は、ステップ107における検査において基準画像データと一致しなかった読取データを、新たなプレプリントデータとしてプリンタ2のプレプリントデータ記憶部32に登録する。これ以降は、新たに登録したプレプリントデータを基準画像データとして利用することができる。
また、ここでは、ステップ107における検査の結果、エラーとする代わりに読取データを新たなプレプリントデータとして登録すると説明したが、プレプリントデータを登録する登録モードを別途用意しておき、この登録モードが操作者に選択されたときには読取データを新たなプレプリントデータとして登録できるような機能を設けておいてもよい。本実施の形態では、プレプリントデータの登録先としてプリンタ2としたが、図示しないプレプリントデータの管理装置等に登録するようにしてもよい。
ところで、上記検査処理では、プレプリント用紙の片面しか検査を行っていない。例えば、プレプリント用紙がチケットなどの場合は裏面に注意書きなどが印刷されている場合が少なくない。このように、両面にプレプリントがされている場合、本実施の形態では、両面トレイ24を利用して両面共に検査ができるようにした。
すなわち、プレプリント用紙が両面印刷されているかどうかは、プレプリントデータ記憶部32への登録内容などから事前に把握できるので、両面印刷の場合は、読取装置4で片面の印刷内容を読み取った後、両面トレイ24にそのプレプリント用紙を搬送し、そして両面トレイ24にいったん収容したプレプリント用紙を搬送路20を介して再度印刷機構16を通す。表面の検査を受けたプレプリント用紙は、両面トレイ24を利用することで裏返されるので、検査済の表面に続けて裏面の検査を行うことができる。つまり、再度印刷機構16を通過したプレプリント用紙に対して図3に示した検査処理を行うことで、プレプリント用紙の両面を検査することができる。
両面の検査を実行する際、プレプリント用紙が例えば乗物の指定席券などの場合、通常、チケットの表面の所定位置に座席番号等を追加印刷するが、裏面には注意書きがプレプリントされているだけで追加印刷しない。つまり、この例の場合は、表面は第2の検査モードで検査を行い、裏面は第3の検査モードで検査することが好都合である。このように、プレプリント用紙の各面毎に検査を行う検査モードを設定できるようにすれば、検査を効果的に行うことができる。
実施の形態2.
プリンタ2のトレイに用紙を収容する場合、用紙を1枚ずつではなく束で収容することが一般的である。つまり、操作者が印刷枚数を指定し、印刷のスタートボタンを押したとき1枚目の印刷時のみに検査を実行しパスすれば、2枚目以降の検査は基本的には不要であると考えられる。実施の形態1では、このような一般的なトレイへの収容方法を想定して、1枚目のプレプリント用紙の検査を行えば、それに続くプレプリント用紙は、1枚目と同じ面でかつ同じ向きに整列されているはずであろうから全てのプレプリント用紙に対して検査を行わない場合を想定した。
しかしながら、プレプリント用紙は、トレイ12が空になる前に補充される場合もあり、また、補充するしないに関係なくプレプリント用紙自体が高価な場合は印刷ミスを一切出したくない場合も考えられる。
そこで、本実施の形態では、追加印刷をしない第3の検査モードで全てのプレプリント用紙に対して検査を実行するようにすれば、プレプリント用紙の選択ミスや収容ミスをより確実に防止することができる。
実施の形態3.
図4は、本実施の形態における装置の全体構成図である。図4は、実施の形態1における図1に相当する図であり、同じ構成要素には同じ符号を付けている。本実施の形態では、読取装置4で印刷内容が読み取られた媒体を、両面トレイ24を介さずにトレイ12から搬出された用紙が流れる搬送路20bに戻すための搬送路20aを設けたことを特徴としている。すなわち、両面トレイ24を用いた場合は、媒体が反転されて搬送路20bに戻されることから媒体の裏面に対して印刷並びに検査を続けて行うことができるが、搬送路20aを設けることにより媒体を反転させずに同じ面を向けたまま印刷機構16及び読取装置4に再度送ることができるようになる。両面トレイ24を利用して2回反転させてから媒体を再度搬送路20bに戻せば印刷機構16によって媒体の表面に追加印刷させることは可能であるが、搬送路20aを設けることで印刷機構16が空送りしたプレプリント用紙を反転しない状態で再度印刷機構16まで戻すことができる。
実施の形態1では、第3の検査モードにおいて検査終了後のプレプリント用紙をどうするかということについては言及しなかった。エラーが検出されれば、図示しない廃棄トレイなどに排出することで当該用紙を廃棄することになる。エラーが検出されなかったプレプリント用紙も同様に廃棄トレイへ排出するようにしてもよいが、搬送路20aを設けることで、検査済みのプレプリント用紙の表面に対して続けて追加印刷を施すことができる。
なお、プリンタ2の搬送制御部は、プレプリントデータ記憶部32に記憶されているプレプリントデータなどから片面/両面にプレプリントされているという情報と、検査にパスしたという処理結果に応じてプレプリント用紙を搬送路20aを介してトレイ12の搬送路20bにそのまま送るか、あるいは両面トレイ24に搬送し裏返してから搬送路20bに送るかを判断することができる。印刷制御部は、空送りしたプレプリント用紙が再度送られてくると、今度は印刷機構16に追加印刷させることになる。
ところで、上記説明したように、両面に対する検査や検査後の追加印刷などは、1枚の用紙を複数回プリンタ2内を循環させることになる。プリンタ2内の搬送路20において同時に複数枚の媒体を搬送させないのであれば問題は生じないが、スループットを考慮すると1枚の用紙のみを搬送させるのは効率的でない。従って、トレイ12,14から搬出される用紙と、検査を実施する際に読取装置4を通過した後搬送路20bに戻される用紙との印刷機構16に送られる並び順を管理し、搬送路20上に複数枚の用紙を同時に搬送できるように制御することが望ましい。
なお、上記各実施の形態においては、プリンタ2として比較的大型の高速プリンタを想定し、読取装置4、検査装置6及びシステム制御部8は、プリンタ2に接続可能な別個の装置として説明した。これにより、各装置4,6,8は、それぞれ図1に示したプリンタ2とは異なる構成のプリンタにも接続して使用することができる。各装置4,6,8全てではなく、いずれか1つ又は2つの装置をプリンタ2に組み込むよう構成してもよい。例えば、本実施の形態において特徴とする検査装置6をプリンタに組み込めば、プレプリント用紙検査機能搭載のプリンタを形成することができる。
本発明に係る画像形成装置及び事前印刷済媒体検査装置の一実施の形態を示した全体構成図である。 実施の形態1における各装置のブロック構成図である。 実施の形態1における検査処理を示したフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置及び事前印刷済媒体検査装置の他の実施の形態を示した全体構成図である。
符号の説明
2 プリンタ、4 読取装置、6 検査装置、8 システム制御部、12 トレイ、14 大容量トレイ、16 印刷機構、18 定着機構、20,20a,20b 搬送路、22 ローラ、24 両面トレイ、32 プレプリントデータ記憶部、34 印刷データ記憶部、36 印刷部、38 印刷制御部、39 搬送制御部、42 ランプ、44 結像レンズ、46 CCDセンサ、48 画像読取部、62 基準画像データ取得部、64 読取画像取得部、66 検査部、68 プレプリントデータ登録部、82 印刷指示部、84 検査指示部。

Claims (6)

  1. 媒体に対する処理結果の検査機能を有する画像形成装置において、
    媒体に対して事前に印刷された内容を示す事前印刷情報が予め登録された事前印刷情報記憶手段と、
    前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報に基づき印刷された事前印刷済媒体に対して追加印刷する内容を示す追加印刷情報が予め登録された追加印刷情報記憶手段と、
    前記追加印刷情報記憶手段に登録された追加印刷情報に基づき媒体に対して追加印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段における追加印刷の実行制御を行う印刷制御手段と、
    前記印刷手段を通過した媒体を再度前記印刷手段に戻す循環搬送手段と、
    前記印刷手段を通過した媒体を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段により読み取られた読取画像情報と、少なくとも前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報とを比較照合することで検査する検査手段と、
    を有し、
    前記印刷制御手段における実行制御に応じて前記印刷手段による追加印刷がスキップされた事前印刷済媒体の前記画像読取手段による読取画像情報と、前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報とを照合する事前印刷検査モードと、
    前記印刷制御手段における実行制御に応じて前記印刷手段による追加印刷が実行された事前印刷済媒体の前記画像読取手段による読取画像情報と、前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報及び前記追加印刷情報記憶手段に登録された追加印刷情報とを照合する印刷検査モードと、
    が検査モードとして少なくとも設定され、
    前記印刷制御手段は、前記検査手段における事前印刷検査モードによる検査にパスした事前印刷済媒体を前記循環搬送手段を介して再度前記印刷手段に戻し、当該事前印刷済媒体への追加印刷を前記印刷手段に実行させ、
    前記循環搬送手段は、前記事前印刷済媒体を、検査をした面と同じ面を向けたまま前記印刷手段に搬送することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記印刷手段を通過した媒体を裏返して再度前記印刷手段に戻す反転循環搬送手段を有し、前記検査手段による検査にパスした事前印刷済媒体を前記反転循環搬送手段を介して再度前記印刷手段に戻すことによって、前記印刷手段を通過した事前印刷済媒体の両面を前記検査手段に検査させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記反転循環搬送手段は、両面トレイを利用して媒体を裏返すことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記検査モードを事前印刷済媒体の各面に対して別個に設定可能とすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記検査手段における事前印刷検査モードによる検査の結果、追加印刷がスキップされた事前印刷済媒体の読取画像情報が、前記事前印刷情報記憶手段に登録された事前印刷情報と一致しないときには、当該読取画像情報を新たな事前印刷情報として登録する登録手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記印刷制御手段における実行制御に応じて前記印刷手段による追加印刷がスキップされた事前印刷済媒体の前記画像読取手段による読取画像情報を新たな事前印刷情報として登録する登録手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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