JP4482252B2 - ネットワーク監視装置及びネットワーク監視方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続されたネットワーク構成機器のステータスを監視するネットワーク監視装置及びネットワーク監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
SNMP(Simple Network Management Protocol)によりネットワーク管理されるネットワークにおいて、ネットワーク監視装置でネットワーク上のプリンタやコンピュータなどの各種の構成機器のステータスを監視する場合、これらの構成機器が実装するMIB(Management Information Base)を取得することで実現される。ここで、MIBとは、SNMPでやり取りされる情報のことを呼び、ツリー型の構造を有するデータベースであり、各項目には数字が付与されている。また、MIBには、標準MIBと各メーカーが独自の作成された拡張MIBが用意されている。
【0003】
ネットワーク監視装置では、このMIBを各構成機器から取得できるプログラム(以下、「MIB取得プログラム」という)をインストールしておき、このMIB取得プログラムを実行することで構成機器のステータスを監視することができる。なお、このMIB取得プログラムは、各構成機器が実装するMIBの全てが組み込まれたプログラムとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通常、MIBは、各構成機器の独自の拡張MIBを含んでいるため、ある構成機器のステータスを監視するためには、その構成機器に対応するMIB取得プログラムが必要となる。したがって、ネットワーク上に複数の構成機器が接続されており、全ての構成機器のステータスを監視する場合には、全ての構成機器に対応するMIB取得プログラムをインストールしなければならないという問題がある。なお、MIBは、構成機器の機種によって異なるものであるため、このような問題は、同一のメーカーで製造された構成機器であっても同様に生じる。
【0005】
また、ネットワーク上に接続された構成機器が増えていくと、ネットワーク監視装置がインストールするMIB取得プログラムの数も増えていくので、これらのMIB取得プログラムによってネットワーク監視装置のメモリが圧迫されていくという問題も生じる。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みて為されたものであり、ネットワークに接続された構成機器の機種によらず、単一のMIB取得プログラムで全ての機種のMIBを取得し、ネットワーク上の構成機器のステータスを監視することができるネットワーク監視装置及びネットワーク監視方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDと前記オブジェクトIDの取得要求に応答して前記機器より返信される値と前記値に対応する文字列とが定義されたデータファイルであって、前記ネットワークに接続された機器の種類を判別できるオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器が実装する標準MIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルとを格納する記憶手段と、前記機器の種類を判別するためのデータファイルに定義されたオブジェクトIDの取得要求を前記機器に送信し応答を受信することにより前記機器の種類を判別し、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器である場合は当該機器用のデータファイルを前記記憶手段から読み込む一方、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器である場合は標準MIB用のデータファイルを前記記憶手段から読み込んでデータファイルを参照することにより前記ネットワークに接続された機器にオブジェクトIDの取得要求を行い前記機器より返信された値に対応する文字列を前記機器のステータス情報として表示手段に表示するためのプログラムを実行するプログラム実行手段とを具備するものである。
【0008】
本発明によれば、ネットワーク上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれたプログラムを対象に応じて使い分けて実行するのではなく、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBが定義されたデータファイルを記憶手段から読み込み、このデータファイル内のデータを参照しながらMIBを取得するためのプログラムを実行して各機器からMIBを取得するので、ネットワークに接続された構成機器の機種によらず、単一のプログラムでネットワーク上のあらゆる機種のステータスを監視することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様に係るネットワーク監視装置は、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDと前記オブジェクトIDの取得要求に応答して前記機器より返信される値と前記値に対応する文字列とが定義されたデータファイルであって、前記ネットワークに接続された機器の種類を判別できるオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器が実装する標準MIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルとを格納する記憶手段と、前記機器の種類を判別するためのデータファイルに定義されたオブジェクトIDの取得要求を前記機器に送信し応答を受信することにより前記機器の種類を判別し、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器である場合は当該機器用のデータファイルを前記記憶手段から読み込む一方、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器である場合は標準MIB用のデータファイルを前記記憶手段から読み込んでデータファイルを参照することにより前記ネットワークに接続された機器にオブジェクトIDの取得要求を行い前記機器より返信された値に対応する文字列を前記機器のステータス情報として表示手段に表示するためのプログラムを実行するプログラム実行手段と、を具備する構成を採る。
【0010】
この構成によれば、ネットワーク上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれたプログラムを対象に応じて使い分けて実行するのではなく、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBが定義されたデータファイルを記憶手段から読み込み、このデータファイル内のデータを参照しながらMIBを取得するためのプログラムを実行して各機器からMIBを取得するので、ネットワークに接続された構成機器の機種によらず、単一のプログラムでネットワーク上のあらゆる機種のステータスを監視することができる。
【0012】
また、これらのデータファイルを参照することで、ネットワーク上の機器の種類を判別することができる。そして、本ネットワーク監視装置と同一の製造元の機器と判別された場合には、その機器に対応するMIBが定義されたデータファイルを参照することでその機器用の独自のMIBまで取得することができる。一方、本ネットワーク監視装置と異なる製造元の機器と判別された場合には、その機器に対応する標準MIBが定義されたデータファイルを参照することで標準MIBの範囲内でその機器からMIBを取得することができる。
【0013】
本発明の第の態様は、第の態様に係るネットワーク監視装置において、前記記憶手段は、前記ネットワークに接続された機器のステータス情報を表示するためのステータス表示画面の全機種共通のリソースデータが記載されたデータファイルを格納する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、本ネットワーク監視装置は、記憶手段に格納されたリソースデータを参照してステータス表示画面を表示する。したがって、このステータス表示画面の表示を変更したいような場合には、この記憶手段内のデータを書き換えるだけで済むので、容易にステータス表示画面の表示を変更することができる。
【0015】
本発明の第の態様に係るネットワーク監視方法は、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDと前記オブジェクトIDの取得要求に応答して前記機器より返信される値と前記値に対応する文字列とが定義されたデータファイルであって、前記ネットワークに接続された機器の種類を判別できるオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器が実装する標準MIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルとを格納する記憶手段を備えたネットワーク監視装置のネットワーク監視方法において、前記機器の種類を判別するためのデータファイルに定義されたオブジェクトIDの取得要求を前記機器に送信し応答を受信することにより前記ネットワークに接続された機器の種類を判別し、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器である場合は当該機器用のデータファイルを前記記憶手段から読み込む一方、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器である場合は標準MIB用のデータファイルを前記記憶手段から読み込んでデータファイルを参照することにより前記ネットワークに接続された機器にオブジェクトIDの取得要求を行い前記機器より返信された値に対応する文字列を前記機器のステータス情報として表示手段に表示する構成を採る。
【0016】
この方法によれば、ネットワーク上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれたプログラムを対象に応じて使い分けて実行するのではなく、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBが定義されたデータファイルを読み込み、このデータファイル内のデータを参照しながらMIBを取得するので、ネットワークに接続された構成機器の機種によらず、単一のプログラムでネットワーク上のあらゆる機種のステータスを監視することができる。
【0018】
また、本ネットワーク監視装置と同一の製造元の機器と判別された場合には、その機器に対応するMIBが定義されたデータファイルを参照することでその機器用の独自のMIBまで取得することができる。一方、本ネットワーク監視装置と異なる製造元の機器と判別された場合には、その機器に対応する標準MIBが定義されたデータファイルを参照することで標準MIBの範囲内でその機器からMIBを取得することができる。
【0019】
本発明の第の態様に係るプログラムは、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDと前記オブジェクトIDの取得要求に応答して前記機器より返信される値と前記値に対応する文字列とが定義されて当該プログラムが動作するコンピュータの記憶手段に格納されたデータファイルであって、前記ネットワークに接続された機器の種類を判別できるオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器が実装する標準MIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルとを参照し、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBの定義が組み込まれていないプログラムであって、前記機器の種類を判別するためのデータファイルに定義されたオブジェクトIDの取得要求を前記機器に送信し応答を受信することにより前記ネットワークに接続された機器の種類を判別する手順と、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器である場合は当該機器用のデータファイルを前記記憶手段から読み込む一方、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器である場合は標準MIB用のデータファイルを前記記憶手段から読み込んでデータファイルを参照して前記ネットワークに接続された機器にオブジェクトIDの取得要求を行い前記機器より返信された値に対応する文字列を前記機器のステータス情報として表示手段に表示する手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0020】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施の形態に係るネットワーク監視装置101が接続されるネットワークの構成を示す図である。ネットワーク監視装置101は、本発明の特徴を有するMIB取得プログラムを実行する機能を備える点を除き、通常のパーソナルコンピュータとしての機能を備えている。このネットワーク監視装置101は、メーカーであるX社が製造したものであるものとする。
【0022】
このネットワーク監視装置101にLAN等のネットワーク102を介して機器A103、機器B104、機器C105及び機器D106が接続されている。この機器A103〜機器D106は、全てプリンタとしての機能を備えている。機器A103〜機器C105は、ネットワーク監視装置101と同一のX社が製造した機器であるものであるが、各機器は異なる機種であるものとする。機器Dは、X社と異なるメーカーであるY社が製造した機器であるものとする。
【0023】
機器A103〜機器D106は、それぞれの機種に対応するMIBを実装している。通常、MIBは機種によって異なるものであるため、同一メーカーに製造されたものであっても、機器A103〜機器C105は異なるMIBを実装している。
【0024】
本実施の形態に係るネットワーク監視装置101は、従来のネットワーク監視装置と異なり、ネットワーク上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれたMIB取得プログラムを対象に応じて使い分けて実行するのではなく、ネットワーク上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれていない単一のMIB取得プログラムを実行することで各機器のステータスを監視するものである。
【0025】
本実施の形態では、特にネットワーク102上のプリンタ機能を備える装置のステータスを監視する場合について説明する。しかし、これに限定されず、ネットワーク102上のその他の構成機器にも適用できることはいうまでもない。
【0026】
図2に本実施の形態に係るネットワーク監視装置101におけるステータス監視に関する機能ブロック図を示す。図2において、MIB取得プログラム実行部201は、本ネットワーク監視装置101が搭載する中央制御装置(CPU)がROM(Read Only Memory)に格納されたMIB取得プログラムを実行することで実現されるものである。
【0027】
本ネットワーク監視装置101が実行するMIB取得プログラムは、ネットワーク102上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれていないプログラムである。本MIB取得プログラムは、RAM208に格納される共通ファイルや各機種用ファイルを参照することで、ネットワーク102上の機器からMIBを取得するものである。
【0028】
MIB取得プログラム実行部201は、共通ファイル実行部202及び各機種用ファイル実行部203から構成される。共通ファイル実行部202は、RAM208内の共通ファイルを参照することで、共通ファイルに記載された情報をネットワーク102上の機器から取得したり、後述するステータス監視画面を表示部205に表示させるものである。各機種用ファイル実行部203は、RAM208内の各機種用ファイルを参照することで、ネットワーク102上の機器の種類に応じて、各機器からMIBを取得するものである。
【0029】
ここで、共通ファイル及び各機種用ファイルについて簡単に説明する。共通ファイル及び各機種用ファイルは、RAM208に格納されるデータファイルである。共通ファイルは、ネットワーク102上の機器の種類(機種)に依存しないデータを定義するものであり、各機種用ファイルは、ネットワーク102上の機器の種類(機種)に依存するデータを定義するものである。
【0030】
より具体的にいうと、共通ファイルは、ステータス監視画面のリソースデータやステータス監視の対象となった機器の種類を特定するためのデータを定義するものである。共通ファイル内のデータのうち、ステータス監視の対象となった機器の種類を特定するためのデータは、いわゆる標準MIBで定義されたものである。各機種用ファイルは、各機種が実装するMIBを定義するものである。共通ファイル及び各機種用ファイルの詳細については後述する。
【0031】
通信部204は、MIB取得プログラム実行部201の制御の下、ネットワーク102上の機器と通信を行うものである。その際、通信部204は、MIB取得プログラム実行部201から与えられる共通ファイルや各種機種用ファイル内のデータに基づいてネットワーク102上の機器と通信する。
【0032】
表示部205は、MIB取得プログラム実行部201の制御の下、ネットワーク102上の機器のステータスを表示するステータス監視画面を表示する。その際、表示部205は、MIB取得プログラム実行部201から与えられるステータス監視画面のリソースデータや、ネットワーク102上の機器から取得したステータス情報に基づいてネットワーク102上の機器のステータス監視画面を表示する。
【0033】
入力部206は、本ネットワーク監視装置101を操作するユーザからの指示をMIB取得プログラム実行部201に与えるものである。例えば、起動指示やステータスの監視間隔の設定指示等が入力される。
【0034】
ファイル読込部207は、RAM208に対して、新しいデータファイルを読み込んで格納するものである。例えば、本ネットワーク監視装置101よりも後に開発された同一メーカー(X社)が製造した機種のMIBを含むデータファイル等が読み込まれ、RAM208に格納される。
【0035】
RAM208は、MIB取得プログラム実行部201がネットワーク102上の機器のステータスを監視する場合に参照するデータファイル(先に説明した共通ファイルや各機種用ファイル)を格納している。
【0036】
なお、本実施の形態のネットワーク監視装置101は、X社によって製造されたものであるため、RAM208には各機種用ファイルとしてX社が製造したプリンタ等のMIBが記載されたデータファイルが格納されている。各機種用ファイルとしてのデータファイルは、初期設定において、例えば、本ネットワーク監視装置101が開発される以前の機種のものが格納されている。
【0037】
本実施の形態では、図1で示したような機種A、機種B及び機種Cにそれぞれ対応する機種A用ファイル、機種B用ファイル及び機種C用ファイルを含むX社製の製品のMIBが記載されたデータファイルが格納されているものとする。
【0038】
また、RAM208には、各機種用ファイルとして、標準機種用ファイルが格納されている。標準機種用ファイルは、他社(X社以外のメーカー)が製造したプリンタを含む標準のプリンタが実装するMIBが記載されたデータファイルである。この標準機種用ファイルは、いわゆる標準MIBで構成されている。
【0039】
以下、RAM208内の共通ファイル内のデータ、標準機種用ファイル内のデータ及び機種A用ファイル内のデータについて具体的に説明する。まず、共通ファイル内のデータの一例を示す。
【0040】
図3〜図5は、共通ファイル内のデータの一例を示す図である。上述のように、共通ファイルには、ステータス監視画面のリソースデータやネットワーク102上の機器の種類を特定するためのデータなどが定義されている。図3及び図4は、これらの情報のうち、ステータス監視画面のリソースデータの一例を示す図である。
【0041】
図3は、図6に示すステータス監視画面の初期画面(ステータス監視画面)を表示するためのリソースデータが定義された部分を示している。図3に示すように、共通ファイルには、ステータス監視画面を表示するためのリソースデータが複数のセクションに分けて定義されている。
【0042】
具体的には、メインウィンドウセクション301において、図6に示すタイトル601(ステータス監視)やOKボタン602、キャンセルボタン603、ヘルプボタン604の文字列が定義されている。また、タブタイトルセクション302において、図6に示すタブのタイトル605(ステータス、構成、トレイ、ネットワーク)の文字列が定義されている。さらに、ステータスタブセクション303において、ネットワーク102上の機器からのステータス情報を表示する各領域の近傍に付与する文字列606(モデル、ステータスA、ステータスB等)が定義されている。
【0043】
なお、図6に示すステータス監視画面において、ネットワーク102上からの機器のステータス情報は、共通ファイルには書き込まれておらず、後述する各機種用ファイルを実行することで指定された機器から取得される。
【0044】
図6に示すように、本実施の形態に係るネットワーク監視装置101においては、ステータス監視画面に装置の外観図が表示されるようになっている。ステータス監視画面に装置外観図が表示される仕組みについては後述する各機種用ファイル内のデータの一例で説明する。
【0045】
図4は、図7、図8、図9に示すステータス監視画面の中の構成画面、トレイ画面、ネットワーク画面を表示するためのリソースデータが定義された部分を示している。
【0046】
具体的には、構成タブセクション401において、図7に示す構成画面のうち、ネットワーク102上の機器のステータス情報を表示する各領域の近傍に付与する文字列701(モデル、構成等)が定義されている。また、トレイタブセクション402において、図8に示すトレイ画面のうち、ネットワーク102上の機器のステータス情報を表示する各領域の近傍に付与する文字列801(用紙トレイ割当て、トレイ名等)が定義されている。さらに、ネットワークタブセクション403において、図9に示すネットワーク画面のうち、ネットワーク102上の機器のステータス情報を表示する各領域の近傍に付与する文字列901(モデル、ネットワーク情報等)が定義されている。
【0047】
なお、これらの画面において、ネットワーク102上の機器のステータス情報は、ステータス監視画面と同様、共通ファイルには書き込まれておらず、後述する各機種用ファイルを実行することで指定された機器から取得される。
【0048】
図5は、共通ファイルで定義されるデータのうち、ステータス監視の対象となった機器の種類を特定するための情報が書き込まれた部分を示す図である。図5に示すように、共通ファイルには、ステータス監視画面を表示するためのリソースデータと同様に、ステータス監視の対象となった機器の種類を特定するためのデータが複数のセクションに分けて定義されている。
【0049】
スタンダードMibOid(Object ID)セクション501では、ステータス監視の対象となった機器が標準機種のプリンタであるかを判断するためのOID(Object ID)とその値が定義されている。ここで、OID(Object ID)とは、ネットワーク102上の機器が実装するMIBの中から本ネットワーク監視装置101が要求する対象のMIBを指定する識別コードである。
【0050】
図5の例を用いると、ステータス監視の対象となった機器に対して「1.3.6.1.2.1.25.3.2.1.5」というOIDを指定して要求し、このOIDに対してその機器から返信された値が肯定を示す値であれば、この機器は標準機種のプリンタであることを示す。
【0051】
メーカーMibOidセクション502では、ステータス監視の対象となった機器がいずれのメーカーのプリンタであるかを判断するためのOIDとその値が定義されている。ここでは、本ネットワーク監視装置101がX社製のものであるため、ステータス監視の対象となった機器が自社製のプリンタであるか、つまりX社のプリンタであるかを判断するためのOIDを例として示している。
【0052】
図5の例を用いると、ステータス監視の対象となった機器に対して「1.3.6.1.4.1.***.405.1.1.1.1」というOIDを指定して要求し、このOIDに対してその機器から返信された値が肯定を示す値であれば、この機器はX社製のプリンタであることを示す。逆にこのOIDに対して返信された値が否定を示す値であれば、この機器はX社製のプリンタでない、つまり、他社製のプリンタであることを示す。
【0053】
モデル名称セクション503では、ステータス監視の対象である機器がいずれの機種であるかを判断するためのOIDとその表示方法が定義されている。具体的には、各機種を示すOIDが羅列され、各OIDに各機種(モデル)の名称が対応づけられている。
【0054】
図5の例を用いると、ステータス監視の対象となった機器に対して「1.3.6.1.2.1.25.3.2.1.3」、「1.3.6.1.2.1.25.3.2.1.4」というOIDを指定して要求し、前者のOIDに対して返信された値が肯定を示す値であれば、この機器の機種が「ABC100」であることを示す。
【0055】
このようなRAM208内の共通ファイルを参照することで、共通ファイル実行部202は、RAM208内の共通ファイルを参照することで、共通ファイルに記載された情報をネットワーク102上の機器から取得したり、後述するステータス監視画面を表示部205に表示させることができる。
【0056】
次に、標準機種用ファイル内のデータの一例を示す。上述のように、標準機種用ファイルには、標準のプリンタが実装するMIBが記載されている。
【0057】
図10は、標準機種用ファイル内のデータの一例を示す図である。図10に示すように、標準機種用ファイルには、標準のプリンタが実装するMIBが複数のセクションに分けて定義されている。図10では、複数のセクションのうち、OID定義セクション及び本ネットワーク監視装置101に特に関連するステータスタブ定義セクションを抜粋して説明する。
【0058】
OID定義セクション1001では、標準機種用ファイル内で使用するOIDを示す文字列と、その文字列に対応するOIDを定義している。図10の例でいうと、「OID▲1▼」という文字列に「1.3.6.1.2.1.43.18.1.1.7」というOIDが対応づけられている。
【0059】
また、それぞれのOIDにはステータス監視の対象となった機器の種類に応じて、その機器に要求すべきOIDか否かが指定されている。本ネットワーク監視装置101は、この指定に応じてステータス監視の対象となった機器に要求するOIDを判断することができる。
【0060】
ステータスタブ定義セクション1002では、ステータスタブメッセージを示すOIDに応答して、ステータス監視の対象となった機器から返信される値と、その値に対応して表示する文字列が定義されている。
【0061】
図10の例を用いると、ステータスメッセージを示すOIDに対して返信された値が「12345」であった場合、ステータス監視画面のステータスメッセージには「カバーが開いています。」が表示される。同様に、返信された値が「34567」、「01234」であった場合、ステータス監視画面のステータスメッセージには、それぞれ「紙づまりです。」、「印刷準備中です。」が表示される。
【0062】
このようなRAM208内の標準機種ファイルに記載されたMIBを参照することで、各機種用ファイル実行部203は、ネットワーク102上の機器が自社製の製品でなくても、標準のプリンタが実装するMIBの範囲でその機器のステータスを監視することができる。
【0063】
次に、機種A用ファイル内のデータの一例を示す。上述のように、各機種用ファイルには各機種が実装するMIBが記載されている。機種A用ファイルには機種Aが実装するMIBが記載されている。機種Aは、上述した標準のプリンタが実装するMIBに加えて、機種A用に独自に設定されたMIBを実装している。
【0064】
図11は、機種A用ファイル内のデータの一例を示す図である。図11に示すように、機種A用ファイルには、機種Aが実装するMIBが複数のセクションに分けて定義されている。図11では、複数のセクションのうち、OID定義セクション及び本ネットワーク監視装置101に特に関連する機種A用ステータスタブ定義セクションを抜粋して説明する。機種A用ステータスタブ定義セクションには、機種Aが実装する独自のMIBが定義されている。
【0065】
機種A用OID定義セクション1101では、機種A用ファイル内で使用するOIDを示す文字列と、その文字列に対応するOIDを定義している。図11の例でいうと、「OIDA▲1▼」という文字列に「1.3.6.1.4.1.000.222.1.11.1.1.1」というOIDが対応づけられている。また、標準機種用ファイルと同様に、それぞれのOIDには機種Aに対して要求すべきOIDか否かが指定されている。
【0066】
機種A用ステータスタブ定義セクション1102では、標準機種用ファイルと同様に、ステータスタブメッセージを示すOIDに応答して、機種Aから返信される値と、その値に対応して表示する文字列が定義されている。
【0067】
図11の例を用いると、ステータスメッセージを示すOIDに対して返信された値が「XA001」であった場合、ステータス監視画面のステータスメッセージには「シアン塗料が少なくなりました。」が表示される。同様に、返信された値が「XA003」、「XA005」であった場合、ステータス監視画面のステータスメッセージには、それぞれ「マゼンタ現像器が消耗しています。」、「廃トナーボックスが一杯です。」が表示される。
【0068】
また、この機種A用ステータスタブ定義セクション1102では、各ステータスメッセージに応じた装置の外観を示す画像データが対応づけられている。したがって、ステータスメッセージを示すOIDに対して機種Aから返信された値を取得すると、その値に対応した装置の外観を示す画像データがステータス監視画面に表示される。
【0069】
例えば、ステータスメッセージを示すOIDに対して機種Aから返信された値が「XA007」であった場合には、図6に示すステータス監視画面のステータスAには、この値に対応して「第1給紙の用紙がなくなりました。」というステータスメッセージが表示されると共に、ステータスBには、図12(a)に示す装置の外観を示す画像データが表示される。
【0070】
このようなRAM208内の機種A用ファイルに記載されたMIBを参照することで、各機種用ファイル実行部203は、機種Aのあらゆるステータスを監視することができる。
【0071】
同様に、ステータスメッセージを示すOIDに対して機種Aから返信された値が「XA008」、「XA009」及び「XA010」であった場合には、図6に示すステータス監視画面のステータスAには、それぞれの値に対応して「ADFで紙詰まりが発生しました。」、「プリント中です。」及び「ブラックトナーがありません。」というステータスメッセージが表示されると共に、ステータスBには、それぞれの値に対応して図12(b)、図12(c)及び図12(d)に示す装置の外観を示す画像データが表示される。
【0072】
なお、RAM208には、機種Aファイルと同様に、機種B用ファイルや機種C用ファイルなど、X社が製造した機種用ファイルが格納される。これらの機種B用ファイルや機種C用ファイルに記載されたMIBを参照することで、MIB取得プログラム実行部201は、機種Bのあらゆるステータス及び機種Cのあらゆるステータスを監視することができる。
【0073】
次に、このような構成を有するネットワーク監視装置101がネットワーク102上の機器のステータスを監視する動作について説明する。図13は、本ネットワーク監視装置101がネットワーク102上の機器のステータスを監視する動作を説明するためのフロー図である。
【0074】
ここでは、自社(X社)製の機種を監視する場合の代表例として機種Aのステータスを監視する場合と他社(X社以外の会社)製の機種を監視する場合として機種Dのステータスを監視する場合について説明する。まず、機種Aのステータスを監視する場合について説明する。
【0075】
ネットワーク102上の機器のステータスを監視する場合、本ネットワーク監視装置101では、まず、その監視対象の機器が自社(X社)製の機器か判断する。このため、本ネットワーク監視装置101において、MIB取得プログラム実行部201が監視対象の機器が自社製の機器か判断するための情報をその機器から取得する(ST1301)。
【0076】
具体的には、MIB取得プログラム実行部201の共通ファイル実行部202が図5に示すスタンダードMibOidセクション501及びメーカーMibOidセクション502に記載されたOIDを指定して、ステータスの監視対象となった機器に問い合わせを行い、その機器から返信された値を取得する。
【0077】
自社製の機器か判断するための情報を取得したならば、その情報が示す製造元が自社であるか他社であるかを判断する(ST1302)。ここでは、本ネットワーク監視装置101がX社製であるため、ステータス監視の対象となった機器がX社製のプリンタであるかを判断する。
【0078】
具体的には、ST1301でステータス監視の対象となった機器から取得した値が自社(X社)を示すかを判断する。より具体的には、図5に示すメーカーMibOidセクション502に記載された「1.3.6.1.4.1.***.405.1.1.1.1」に対して返信された値が肯定を示す値であれば、自社(X社)製であると判断する。ここでは、機種Aのステータスについて監視しようとしているので、処理がST1303に進む。
【0079】
ST1302で自社製の機器であると判断したならば、今度は自社製の機器のうち、いずれの機種かを判断する。このため、本ネットワーク監視装置101において、MIB取得プログラム実行部201が監視対象の機器が自社製のいずれの機種か判断するための情報をその機器から取得する(ST1303)。
【0080】
具体的には、MIB取得プログラム実行部201の共通ファイル実行部202が図5に示すモデル名称セクション503に記載されたOIDを指定して、監視対象の機器に問い合わせを行い、その機器から返信された値を取得する。
【0081】
自社製のいずれの機種か判断するための情報を取得したならば、その情報がいずれの機種を示すか判断する(ST1304)。具体的には、ST1303で取得した値がいずれの機種を示すかを判断する。より具体的には、図5に示すモデル名称セクションに記載された「1.3.6.1.2.1.25.3.2.1.3」等に対して返信された値のうち、肯定を示す値であるものに対応する機種を判断する。ここでは、機種Aのステータスについて監視しようとしているので、処理がST1305に進む。
【0082】
ここまでの動作によりステータス監視の対象となった機器が自社(X社)製の機器であるか、自社製の機器であれば、いずれの機種であるかが把握される。ここでは、ステータス監視の対象となった機器が自社製の機種Aであることが把握される。ステータス監視の対象となった機器が機種Aであることを把握したならば、共通ファイル実行部202は、その旨を各機種用ファイル実行部203に通知する。
【0083】
この通知を受けると、各機種用ファイル実行部203は、RAM208から機種A用ファイルを読み込む(ST1305)。機種A用ファイルを読み込むことにより、各機種用ファイル実行部203は、機種A用ファイルに指定された機種Aに要求すべきOIDを認識することができると共に、そのOIDの要求に対して返信された値が示す意味を認識することができる状態となる。
【0084】
機種A用ファイルを読み込んだならば、各機種用ファイル実行部203は、機種A用ファイルに指定された機種Aに要求すべきOIDを要求し、そのOIDの要求に対して返信された値を取得する(ST1306)。
【0085】
機種Aから返信された値を取得したならば、各機種用ファイル実行部203は、機種A用ファイルに定義された文字列等の編集情報に従って、その値に対応するメッセージや装置の外観を示す画像データを表示部205で表示する(ST1307)。
【0086】
本ネットワーク監視装置101は、ユーザによりMIB取得プログラムが起動されている間、継続してステータス監視の対象となった機器からステータス情報を取得する。このとき、本ネットワーク監視装置101は、ユーザにより設定された監視間隔、あるいは、各機種に予め設定されている監視間隔を判断しながら、ステータス情報を取得する。
【0087】
ST1308では、ステータス監視の対象となった機器に設定された監視間隔を判断する。ここでは、機種Aに設定された監視間隔を判断し、ステータスを監視するタイミングを判断している。ここで、ステータスを監視するタイミングとなっているならば、処理をST1306に戻し、同様の処理を繰り返す。
【0088】
なお、ステータス監視の対象となった機器が機種Bや機種Cである場合にも、機種Aが監視対象となった場合と同様に処理される。ST1304において、ステータス監視の対象となった機器が機種B、機種Cと判断された場合、それぞれRAM208から機種B用ファイル、機種C用ファイルが読み込まれ(ST1309、ST1313)、機種Aと同様に、ST1310〜ST1312、ST1314〜ST1316の処理が実行される。これにより、機種B及び機種Cのステータスが監視される。
【0089】
このように本ネットワーク監視装置101によれば、RAM208に自社製の機器か等を判断する共通ファイル及び自社製の機種である場合に各機種が実装する独自のMIBまで認識できる各機種用ファイルを格納している。そして、MIB取得プログラム実行部201は、これらのファイル内のデータ(MIBを含む)を参照して監視対象の機器のステータスを把握することができる。このとき、監視対象の機器が自社製の機器であれば、その機器独自のMIBまで把握することができる。したがって、従来のネットワーク監視装置と異なり、ネットワーク上の全ての機器が実装するMIBの定義が組み込まれたMIB取得プログラムを搭載するのではなく、ネットワーク上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれていない単一のMIB取得プログラムで自社製のあらゆる機種のステータスを監視することができる。
【0090】
次に、機種Dのステータスを監視する場合について説明する。機種Dのステータスを監視する場合も、ST1301及びST1302の処理を行う。ここでは、Y社製の機種Dのステータスについて監視しようとしているので、処理がST1317に進む。
【0091】
ST1302において、ステータス監視の対象となった機器が他社製の機器であると把握すると、共通ファイル実行部202は、その旨を各機種用ファイル実行部203に通知する。
【0092】
この通知を受けると、各機種用ファイル実行部203は、RAM208から標準機種用ファイルを読み込む(ST1317)。標準機種用ファイルを読み込むことにより、各機種用ファイル実行部203は、標準機種用ファイルに指定された他社機種に要求すべきOIDを認識することができると共に、そのOIDの要求に対して返信された値が示す意味を認識することができる状態となる。
【0093】
標準機種用ファイルを読み込んだならば、各機種用ファイル実行部203は、標準機種用ファイルに指定された他社機種に要求すべきOIDを要求し、そのOIDの要求に対して返信された値を取得する(ST1318)。
【0094】
機種Dから返信された値を取得したならば、各機種用ファイル実行部203は、標準機種用ファイルに定義された文字列等の編集情報に従って、その値に対応するメッセージを表示部205で表示する(ST1319)。
【0095】
なお、標準機種用ファイルには、標準MIBに対応する定義しか記載されていないため、監視対象の機器が機種Aの場合と異なり、各ステータスメッセージに対応する装置の外観を示す画像データを表示することはできない。
【0096】
表示部205にメッセージを表示したならば、機種Dに設定された監視間隔を判断することで、ステータスを監視するタイミングを判断する(ST1320)。そして、ステータスを監視するタイミングとなっているならば、処理をST1318に戻し、同様の処理を繰り返す。
【0097】
このように本ネットワーク監視装置101によれば、RAM208に自社製の機器か等を判断する共通ファイル及び他社製の機種であれば、他社製の機種も実装している標準MIBを認識できる標準機種用ファイルを格納している。そして、MIB取得プログラム実行部201は、これらのファイル内のデータ(MIBを含む)を参照して監視対象の機器が他社製の機器であっても、標準MIBに定義された範囲でその機器のステータスを把握することができる。したがって、従来のネットワーク監視装置と異なり、ネットワーク上の全ての機器が実装するMIBの定義が組み込まれたMIB取得プログラムを搭載するのではなく、ネットワーク上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれていない単一のMIB取得プログラムで他社製のあらゆる機種のステータスを監視することができる。
【0098】
また、本実施の形態では、RAM208にステータス監視画面のリソースデータやステータス監視の対象となった機器の種類を特定するためのデータを定義する共通ファイルや、各機種が実装するMIBを定義する各機種用ファイルを格納している。そして、MIB取得プログラム実行部201は、これらのファイル内のデータを参照してステータス監視画面の作成を実行する。つまり、ステータス監視画面上の表示に関するデータは、このMIB取得プログラムに組み込まれていない。したがって、このステータス監視画面の表示を変更したい場合(例えば、外国語で表示する場合)には、このMIB取得プログラムを一切書き換えることなく、共通ファイル等のファイル内のデータを変更するだけで実現することができる。したがって、本ネットワーク監視装置101によれば、ステータス監視画面の表示の変更を容易に実現することができる。
【0099】
なお、本実施の形態では、MIB取得プログラム実行部201は、RAM208の格納された共通ファイルや各機種用ファイル内のデータを参照してMIB取得プログラムを実行する。しかし、これに限定されず、MIB取得プログラム実行部201が実行するMIB取得プログラムは、共通ファイル内のデータを含むプログラムとしてもよい。
【0100】
このように変更した場合であっても、本実施の形態と同様に、従来のネットワーク監視装置と異なり、ネットワーク上の全ての機器が実装するMIBの定義が組み込まれたMIB取得プログラムを搭載するのではなく、ネットワーク上の機器が実装するMIBの定義が組み込まれていない単一のMIB取得プログラムで各機器のステータスを監視することができるという効果を奏する。
【0101】
しかし、この場合には、上述したステータス監視画面の容易な変更という効果を奏することができないため、実施の形態としては、共通ファイルもRAM208内に格納しておくことが望ましい。
【0102】
本発明は、当業者に明らかなように、上記実施の形態に記載した技術に従ってプログラムされた一般的な市販のデジタルコンピュータおよびマイクロプロセッサを使って実施することができる。また、当業者に明らかなように、本発明は、上記実施の形態に記載した技術に基づいて当業者により作成されるコンピュータプログラムを包含する。
【0103】
また、本発明を実施するコンピュータをプログラムするために使用できる命令を含む記憶媒体であるコンピュータプログラム製品が本発明の範囲に含まれる。この記憶媒体は、フロッピー(R)ディスク、光ディスク、CDROM及び磁気ディスク等のディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気光カード、メモリカードまたはDVD等であるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワークに接続された構成機器の機種によらず、単一のMIB取得プログラムで全ての機種のMIBを取得し、ネットワーク上の構成機器のステータスを監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るネットワーク監視装置が接続されるネットワークの構成を示す図
【図2】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置のステータス監視に関する機能ブロック図
【図3】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置の共通ファイル内のデータの一例を示す図
【図4】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置の共通ファイル内のデータの一例を示す図
【図5】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置の共通ファイル内のデータの一例を示す図
【図6】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置で表示されるステータス監視画面の初期画面を示す図
【図7】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置で表示されるステータス監視画面の構成画面を示す図
【図8】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置で表示されるステータス監視画面のトレイ画面を示す図
【図9】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置で表示されるステータス監視画面のネットワーク画面を示す図
【図10】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置の標準機種用ファイル内のデータの一例を示す図
【図11】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置の機種A用ファイル内のデータの一例を示す図
【図12】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置の機種A用ファイル内の装置外観の画像データの一例を示す図
【図13】上記実施の形態に係るネットワーク監視装置において、ネットワーク上の機器のステータスを監視する動作を説明するためのフロー図
【符号の説明】
101 ネットワーク監視装置
102 ネットワーク
103 X社機器A
104 X社機器B
105 X社機器C
106 Y社機器D
201 MIB取得プログラム実行部
202 共通ファイル実行部
203 各機種用ファイル実行部
204 通信部
205 表示部
206 入力部
207 ファイル読込部
208 RAM

Claims (4)

  1. ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDと前記オブジェクトIDの取得要求に応答して前記機器より返信される値と前記値に対応する文字列とが定義されたデータファイルであって、前記ネットワークに接続された機器の種類を判別できるオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器が実装する標準MIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルとを格納する記憶手段と、前記機器の種類を判別するためのデータファイルに定義されたオブジェクトIDの取得要求を前記機器に送信し応答を受信することにより前記機器の種類を判別し、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器である場合は当該機器用のデータファイルを前記記憶手段から読み込む一方、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器である場合は標準MIB用のデータファイルを前記記憶手段から読み込んでデータファイルを参照することにより前記ネットワークに接続された機器にオブジェクトIDの取得要求を行い前記機器より返信された値に対応する文字列を前記機器のステータス情報として表示手段に表示するためのプログラムを実行するプログラム実行手段と、を具備することを特徴とするネットワーク監視装置。
  2. 前記記憶手段は、前記ネットワークに接続された機器のステータス情報を表示するためのステータス表示画面の全機種共通のリソースデータが記載されたデータファイルを格納することを特徴とする請求項記載のネットワーク監視装置。
  3. ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDと前記オブジェクトIDの取得要求に応答して前記機器より返信される値と前記値に対応する文字列とが定義されたデータファイルであって、前記ネットワークに接続された機器の種類を判別できるオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器が実装する標準MIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルとを格納する記憶手段を備えたネットワーク監視装置のネットワーク監視方法において、前記機器の種類を判別するためのデータファイルに定義されたオブジェクトIDの取得要求を前記機器に送信し応答を受信することにより前記ネットワークに接続された機器の種類を判別し、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器である場合は当該機器用のデータファイルを前記記憶手段から読み込む一方、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器である場合は標準MIB用のデータファイルを前記記憶手段から読み込んでデータファイルを参照することにより前記ネットワークに接続された機器にオブジェクトIDの取得要求を行い前記機器より返信された値に対応する文字列を前記機器のステータス情報として表示手段に表示することを特徴とするネットワーク監視方法。
  4. ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDと前記オブジェクトIDの取得要求に応答して前記機器より返信される値と前記値に対応する文字列とが定義されて当該プログラムが動作するコンピュータの記憶手段に格納されたデータファイルであって、前記ネットワークに接続された機器の種類を判別できるオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器が実装するMIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルと、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器が実装する標準MIBを識別するオブジェクトIDが定義されたデータファイルとを参照し、ネットワークに接続され得る機器が実装するMIBの定義が組み込まれていないプログラムであって、前記機器の種類を判別するためのデータファイルに定義されたオブジェクトIDの取得要求を前記機器に送信し応答を受信することにより前記ネットワークに接続された機器の種類を判別する手順と、当該ネットワーク監視装置と同一の製造元が製造した機器である場合は当該機器用のデータファイルを前記記憶手段から読み込む一方、当該ネットワーク監視装置と異なる製造元が製造した機器である場合は標準MIB用のデータファイルを前記記憶手段から読み込んでデータファイルを参照して前記ネットワークに接続された機器にオブジェクトIDの取得要求を行い前記機器より返信された値に対応する文字列を前記機器のステータス情報として表示手段に表示する手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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