JP5157775B2 - ネットワーク管理装置、ネットワーク管理方法、ネットワーク管理プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Description
前記データファイルには、前記情報種別と、前記製造元識別情報を含む装置情報と、オブジェクトIDとが対応付けられて記述されていることを特徴とする。
はじめに、具体的な発明の内容を説明する前に、本発明を実施するにあたってのネットワーク構成について説明する。図1は、本発明によるネットワーク管理装置1(以下、管理装置1という)、被管理装置2及び被管理装置3が、ネットワーク4を介して接続されているネットワーク図である。管理装置1は、SNMPを利用して被管理装置2及び被管理装置3を管理するSNMPマネジャである。被管理装置2及び被管理装置3は、SNMPを利用して管理装置1に管理されるSNMPエージェントである。ネットワーク4は、有線、無線を含むネットワークである。
(ハードウェア)
管理装置1について説明する。図2は、本発明による管理装置1の一実施形態の主要構成を示すハードウェア構成図である。管理装置1は、主要な構成として、CPU201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、補助記憶装置204、記憶媒体読取装置205、入力装置206、表示装置207、及び通信装置208を含む構成である。
管理装置1は、上述したようにまずSNMPマネジャとして機能する。例えば、管理装置1は、MIB情報取得要求を行う際に、取得したいMIB(値)のオブジェクトIDを指定してGetRequestコマンドを発行し、被管理装置2及び被管理装置3に対して、MIB情報(MIB値)の要求(取得)を行うことができる。
装置情報収集部304は、複数の被管理装置毎に(被管理装置2及び被管理装置3から)、製造元識別情報を含む装置情報を収集する機能を有している。装置情報は、装置を特定する情報(IPアドレス、MACアドレス、シリアル番号等)、製造元識別情報(装置のメーカー名等)装置のタイプ(機種等)、装置の機能(プリンタ機能、コピー機能、ファックス機能等)などの情報である。具体的には、装置情報収集部304は、ネットワーク4をスキャンしてネットワーク上に接続される装置を検出する。そして、検出されたIPアドレス(装置)からSNMP(GetRequestコマンド)を利用して各装置のMIBからこれらの情報を取得する。なお、装置情報収集部304が収集するこれら情報は、標準MIBからの取得可能な情報であり、取得すべきMIBのオブジェクトIDは既知である。
次に、被管理装置2及び被管理装置3について簡単に説明しておく。本発明による一実施形態として、被管理装置2は、例えば、ネットワーク4上で任意のサービス等を提供するサーバ機である。また、被管理装置3は、例えば、ネットワークルータであるとする。なおここでは被管理装置2及び被管理装置3のハードウェア構成についての説明は省略する。それぞれ一般的なサーバ機(情報処理装置)及びネットワークルータが備えるハードウェア構成からなればよく、その機能としては、SNMPエージェントたる機能を有しさえすればよい。例えば、SNMPエージェントは、SNMPマネジャからのGetRequestコマンドに対して、GetResponseコマンドで応答し、要求されたMIB値を返答することができる。なお、本発明による一実施形態として、被管理装置2及び被管理装置3はそれぞれ異なるメーカーにより製造されたものであるとし、またそれぞれオブジェクトIDの異なる拡張MIBを有しているものとする。
ここで、MIBについて簡単に触れておく。被管理装置は、保守や管理等を目的として、SNMPエージェントを実装しMIBを有している。MIBは、SNMPエージェントの持つべきデータ構造の定義で、監視対象となるデータ値をツリー構造で保持しているものである。そして管理装置(SNMPマネジャ)は、この管理(監視)対象の被管理装置が実装しているMIBのオブジェクトIDを指定して、情報(MIB値)を取得する。
次いで、本発明に係る装置情報316及びデータファイル317について説明する。これらは、記憶部305に記憶される情報である。以下、説明する。
装置情報316は、装置情報は、被管理装置に関する装置の情報で、上述の如く例えば、装置を特定する情報(IPアドレス、MACアドレス、シリアル番号等)、製造元識別情報(装置のメーカー名等)装置のタイプ(機種等)、装置の機能(プリンタ機能、コピー機能、ファックス機能等)などの情報である。図5は、装置情報316の一例を示す図である。本実施形態において、装置情報316は、装置情報収集部304によって予め(随時)収集される。具体的に、装置情報収集部304は、ネットワーク4をスキャンしてネットワーク上に接続される装置を検出する。そして、検出されたIPアドレス(装置)からSNMP(GetRequestコマンド)を利用して各装置のMIBからこれらの情報を取得する。なお、装置情報収集部304が収集するこれら情報は、標準MIBからの取得可能な情報であり、取得すべきMIBのオブジェクトIDは既知である。
図6は、データファイル317の一例を示す図である。データファイル317は、OID特定部302が被管理装置のMIBから情報取得を行うため、当該情報を有するMIBのオブジェクトIDを特定するために用いられる情報が記述されたファイルである。つまり、装置情報316の値に応じて、どのオブジェクトIDにアクセスするべきなのかが記述されて作成されており、予め記憶部305に記憶されている。データファイル317はデータ構造として、基本的に取得対象の情報(requestタグ)と、装置情報を用いた条件式(propertyタグ)及びアクセス先のオブジェクトID(MIBidタグ)とが、一対多の関係で記述されている。ここで、装置情報316にない情報を条件式のキー情報として用いると条件判定ができないので、データファイル317のキー情報と装置情報316の情報とが対応している必要がある。また、複数のアクセス先のオブジェクトIDが条件式を満たす場合、優先値(priority属性)が設定されており、まず最も優先値の高いオブジェクトIDにアクセスさせ、優先度が最上位のオブジェクトIDへのアクセスに失敗した場合は、次に優先度が高いオブジェクトIDにアクセスさせるようになっている。
以上を踏まえて、本実施形態による管理装置1の一使用形態について説明する。図7は、管理装置1の行う処理動作について説明するフローチャートである。装置情報316及びデータファイル317個々について上述したが、本処理動作においては、特に装置情報316とデータファイル317とがどのように情報の関連性をもって処理動作がなされるかに注目しつつ以下、図5(装置情報)、図6(データファイル)、及び図7、8(フローチャート)を参照して説明する。
・一般的に定義されている標準MIBでは、取得したい情報に係るオブジェクトIDが定義されていない(拡張MIBからのみ取得可能)。
・一般的に定義されている標準MIBでは、取得したい情報に係るオブジェクトIDが定義されてはいるが、さらにA社の装置では拡張MIBに取得したい情報に係る独自オブジェクトIDが定義されており、標準MIBからよりも有益な情報が取得できる。この場合は、まず優先して独自オブジェクトIDから情報を取得すべきである。
・A社の装置において、拡張MIBには取得したい情報に係るオブジェクトIDが定義されており、タイプ2の機種のみには、さらにもう一種類の有益な独自オブジェクトIDが定義されている。この場合、タイプ2の機種であれば、まずこの有益な独自オブジェクトIDに優先してアクセスすべきである。
といった状況を反映して記述されることができる。
オブジェクトID"1.3.6.1.4.1.999999.1.1.1.1.1.1.1.1.2"に有益な情報"HostName"が取得できるので、まずはオブジェクトIDから情報を取得する。しかしながら、情報取得に失敗した場合は、オブジェクトID"1.3.6.1.4.1.999999.1.1.1.1.1.1.1.1.1"から情報"HostName"を取得するようにしている。なお、propertyタグ603は、DeviceType属性は定義されていないので、タイプ1の機種は、このPropertyタグ603条件に該当するようにしている。オブジェクトID"1.3.6.1.4.1.999999.1.1.1.1.1.1.1.1.1"には、A社の装置であれば共通して"HostName"が格納される拡張MIBだからである。
2、3 被管理装置
4 ネットワーク
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 補助記憶装置
205 記憶媒体読取装置
206 入力装置
207 表示装置
208 通信装置
301 入力部
302 OID特定部
303 MIB値取得部
304 装置情報収集部
305 記憶部
316 装置情報
317 データファイル
Claims (8)
- 被管理装置とネットワークを介して管理を行うネットワーク管理装置であって、
被管理装置を特定するための装置情報と、当該被管理装置から取得する情報の種別を示す情報種別と、当該被管理装置から取得する際に用いる優先値を含んだオブジェクトIDとが対応付けて記憶した記憶手段と、
被管理装置を特定するための装置情報と、当該被管理装置から取得する情報の種別を示す情報種別の入力を行なう入力手段と、
前記入力手段により入力された装置情報と情報種別とに基づいて、前記記憶手段で記憶されたオブジェクトIDを特定するOID特定手段と、
前記OID特定手段により特定されたオブジェクトIDを指定して、前記被管理装置から取得すべき情報を取得する取得手段とを有し、
前記OID特定手段は、前記取得手段で前記被管理装置から取得すべき情報を取得できないときに、オブジェクトIDに含まれる優先値に基づいて、次に優先されるオブジェクトIDを特定すること、
を特徴とするネットワーク管理装置。 - 被管理装置毎に、前記装置情報を収集する装置情報収集手段を有し、
前記入力手段は、前記被管理装置のアドレスを入力し、
前記記憶手段は、前記装置情報収集手段により収集された前記装置情報を記憶し、
前記入力手段は、前記記憶手段から、前記アドレスに対応した被管理装置の装置情報を入力すること、
を特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理装置。 - 前記装置情報は、製造元識別情報及び機種情報を含み、
前記OID特定手段は、前記装置情報に含まれる製造元識別情報及び機種情報に基づいて、前記オブジェクトIDを特定すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク管理装置。 - 被管理装置とネットワークを介して管理を行うネットワーク管理装置におけるネットワーク管理方法であって、
ネットワーク管理装置が、
被管理装置を特定するための装置情報と、当該被管理装置から取得する情報の種別を示す情報種別と、当該被管理装置から取得する際に用いる優先値を含んだオブジェクトIDとが対応付けて記憶手段から読み出す読出工程と、
被管理装置を特定するための装置情報と、当該被管理装置から取得する情報の種別を示す情報種別の入力を行なう入力工程と、
前記入力工程により入力された装置情報と情報種別とに基づいて、前記記憶手段で記憶されたオブジェクトIDを特定するOID特定工程と、
前記OID特定工程により特定されたオブジェクトIDを指定して、前記被管理装置から取得すべき情報を取得する取得工程とを有し、
前記OID特定工程は、前記取得手段で前記被管理装置から取得すべき情報を取得できないときに、オブジェクトIDに含まれる優先値に基づいて、次に優先されるオブジェクトIDを特定すること、
を特徴とするネットワーク管理方法。 - ネットワーク管理装置が、
被管理装置毎に、前記装置情報を収集する装置情報収集工程と、
前記装置情報収集工程により収集された装置情報を前記記憶手段に記憶する記憶工程とを有し、
前記入力工程は、前記被管理装置のアドレスを入力し、
前記入力工程は、前記アドレスに対応した被管理装置の装置情報を前記記憶手段から読み出して入力すること、
を特徴とする請求項4に記載のネットワーク管理方法。 - 前記装置情報は、製造元識別情報及び機種情報を含み、
前記OID特定工程は、前記装置情報に含まれる製造元識別情報及び機種情報に基づいて、前記オブジェクトIDを特定すること、
を特徴とする請求項4又は5に記載のネットワーク管理方法。 - 請求項4ないし6いずれか一項に記載のネットワーク管理方法をコンピュータに実行させるためのネットワーク管理プログラム。
- 請求項7に記載のネットワーク管理プログラムを、コンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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