JP4481760B2 - 酸洗腐食抑制剤及びそれを用いた耐食性酸洗液 - Google Patents

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Description

本発明は、酸洗腐食抑制剤及びそれを用いた耐食性酸洗液に関する。更に詳しくは、本発明は、鋼板の錆及び熱間圧延等において発生するスケールなどを除去する際に用いられる酸洗浄液に配合され、洗浄時の金属の腐食を抑えることができる酸洗腐食抑制剤、及びこの酸洗腐食抑制剤を含有し、錆及びスケール等を十分に除去することができ、且つ金属そのものの腐食を抑えることができる耐食性酸洗液に関する。
鋼板の錆及び熱間圧延等において発生するスケールなどを除去する際に用いられる酸洗浄液として、従来から、塩酸及び硫酸等の無機酸、シュウ酸及びクエン酸等の有機酸、並びにエチレンジアミン四酢酸等のキレート剤などが水溶液の形態で用いられている。また、これらの酸洗浄液による金属の腐食を抑えるため、酸洗浄液には、イミダゾリン系化合物、ベンゾチアゾール等の有機硫黄化合物、アミン類、及び第4級アンモニウム塩などの腐食抑制剤が配合されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。更に、洗浄を促進するため、酸洗浄液には、チオグリコール酸誘導体及びメルカプトプロピオン酸誘導体等が配合されることもある。
また、近年、洗浄温度を高くして、より短時間で処理することで、洗浄の効率化が図られている。更に、酸洗浄液を繰り返し用いることでコストダウンが図られている。このように酸洗浄液を繰り返し用いた場合は、酸洗浄液に含有される第一鉄イオン及び第二鉄イオンが徐々に増加するが、特に、この第二鉄イオンの増加により腐食抑制の作用が低下する。そのため、第二鉄イオンが増加しても腐食抑制の作用が十分に維持される腐食抑制剤が必要とされている。
特開2000−96049号公報 特開2003−166089号公報
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、鋼板の錆及び熱間圧延等において発生するスケールなどを除去する際に用いられる酸洗浄液に配合され、洗浄時の金属の腐食を抑えることができる酸洗腐食抑制剤、更には、繰り返し用いたときに、第二鉄イオン等が増加しても、腐食抑制の作用が維持される酸洗腐食抑制剤を提供することを目的とする。また、この酸洗腐食抑制剤を含有し、錆及びスケール等を十分に除去することができ、且つ金属そのものの腐食を抑えることができる耐食性酸洗液を提供することを目的とする。
本発明は以下のとおりである。
1.レゾルシノールジグリシジルエーテル、ヒドロキノンジグリシジルエーテル及びカテコールジグリシジルエーテルのうちの少なくとも1種のエポキシ化合物と芳香族ポリアミンとを反応させてなる化合物の塩を含有することを特徴とする酸洗腐食抑制剤。
2.上記エポキシ化合物が上記レゾルシノールジグリシジルエーテルである上記1.に記載の酸洗腐食抑制剤。
3.上記反応に用いられる上記芳香族ポリアミンの上記エポキシ化合物に対するモル比が1.2〜5である上記1.又は2.に記載の酸洗腐食抑制剤。
4.レゾルシノールジグリシジルエーテルと芳香族ポリアミンとを反応させてなる化合物の塩を含有し、該反応に用いられる該芳香族ポリアミンの該レゾルシノールジグリシジルエーテルに対するモル比が1.2〜3.5であることを特徴とする酸洗腐食抑制剤。
5.上記1.乃至.のうちのいずれか1項に記載の酸洗腐食抑制剤を含有することを特徴とする耐食性酸洗液。
本発明の酸洗腐食抑制剤によれば、鋼板等の洗浄時における金属の腐食を抑えることができ、更には、繰り返し用いたときに、第二鉄イオン等が増加しても、腐食抑制の作用が維持される。
また、エポキシ化合物がレゾルシノールジグリシジルエーテルである場合は、より優れた腐食抑制作用が奏される。
更に、芳香族ポリアミンのエポキシ化合物に対するモル比が1.2〜5である場合は、これらを反応させてなる化合物の塩を塩酸等の酸洗浄液に十分に溶解させることができ、優れた腐食抑制作用が奏される。
本発明の他の酸洗腐食抑制剤は、鋼板等の洗浄時における金属の腐食を抑える作用が特に優れている。
本発明の耐食性酸洗液によれば、鋼板の錆及び熱間圧延等において発生するスケールなどを十分に除去することができ、且つ金属そのものの腐食を抑えることができる。
上記「エポキシ化合物」としては、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ヒドロキノンジグリシジルエーテル及びカテコールジグリシジルエーテルのうちの少なくとも1種が用いられる。このエポキシ化合物としては、少なくとも一部がレゾルシノールジグリシジルエーテルであることが好ましく、全量がレゾルシノールジグリシジルエーテルであることがより好ましい。レゾルシノールジグリシジルエーテルを用いた場合は、ポリアミンと反応させてなる化合物の塩(以下、「腐食抑制化合物」という。)を塩酸等の酸洗浄液に容易に溶解させることができ、腐食抑制の作用に優れる耐食性酸洗液を容易に調製することができる。
上記「芳香族ポリアミン」としては、アミノ基(-NH)及び二級アミン構造[-NHR(Rは炭化水素残基である。)]の少なくとも一方を有し、アミノ基と二級アミン構造との合計が2個以上であるポリアミンが用いられる。このポリアミンとしては、アミノ基を有するポリアミンが好ましく、2個以上のアミノ基を有するポリアミンがより好ましい。アミノ基を有するポリアミンは反応性が高く、ポリアミンとエポキシ化合物とを反応させてなる化合物を効率よく生成させることができる。また、ポリアミンとしては、芳香族ポリアミン、脂肪族ポリアミン及び脂環式ポリアミンのいずれも用いることができるが、本発明では芳香族ポリアミンが用いられ、芳香族ポリアミンを用いた場合は、より優れた腐食抑制の作用を有する酸洗腐食抑制剤とすることができる。
芳香族ポリアミンは特に限定されず、例えば、キシリレンジアミン(o−体、m−体及びp−体のいずれでもよいが、m−体が特に好ましい。)、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン等が挙げられる。また、脂肪族ポリアミンも特に限定されず、例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、イミノビスプロピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、ビスアミノプロピルプロピレンジアミン、ヒドロキシエチルエチレンジアミン(アミノエチルエタノールアミン)、テトラメチレンジアミン等が挙げられる。更に、脂環式ポリアミンも特に限定されず、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)等が挙げられる。これらのポリアミンは1種のみ用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
上記「化合物」は、エポキシ化合物とポリアミンとの反応により生成する。どのようにして反応させるかは特に限定されず、例えば、エポキシ化合物とポリアミンとを所定温度で混合し、混合終了後、所定温度で所要時間攪拌して反応させることができる。反応に用いるエポキシ化合物とポリアミンとの量比は特に限定されないが、ポリアミンのエポキシ化合物に対するモル比(ポリアミンのモル数/エポキシ化合物のモル数)が1.2〜5であることが好ましい。このモル比は1.2〜4、特に1.4〜3.5、更に1.7〜3であることがより好ましい。ポリアミンのエポキシ化合物に対するモル比が1.2〜5であれば、腐食抑制化合物を酸洗浄液に十分に溶解させることができ、且つ腐食抑制の作用に優れた耐食性酸洗液とすることができる。また、ポリアミンのエポキシ化合物に対するモル比が1.4以上、特に1.7以上であれば、腐食抑制化合物を酸洗浄液により容易に溶解させることができる。
上記「塩」(腐食抑制化合物)は、例えば、エポキシ化合物とポリアミンとからなる化合物を反応温度から少し降温させた後、酸により中和することで得られる。中和に用いる酸は特に限定されず、通常、酸洗浄液として使用される各種の無機酸及び有機酸を用いることができる。中和後、この塩は、酸液に溶解したままで、所定濃度となるように酸洗浄液に配合し、耐食性酸洗液とすることができる。また、再結晶等により析出させたものをそのまま(このように酸洗腐食抑制剤は腐食抑制化合物のみからなっていてもよい。)、又は後記の他の腐食抑制剤等と混合した後、酸洗浄液に配合し、耐食性酸洗液とすることもできる。
上記「耐食性酸洗液」は酸洗腐食抑制剤を含有する。この耐食性酸洗液は酸洗腐食抑制剤を酸洗浄液に配合することにより調製することができる。この酸洗浄液は特に限定されないが、無機酸又は有機酸が水溶液の形態で用いられることが多い。無機酸としては、塩酸、硫酸、燐酸、フッ酸及び硝酸等が挙げられる。また、有機酸としては、シュウ酸、クエン酸、蟻酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、ヒドロキシ酢酸及びグルコン酸等が挙げられる。酸洗浄液としては、通常、無機酸が用いられ、無機酸としては塩酸又は硫酸、特に塩酸が用いられることが多い。酸洗浄液に対する酸洗腐食抑制剤の配合量は特に限定されず、酸洗浄液を100質量%とした場合に、腐食抑制化合物が1×10−3〜2×10−2質量%、特に2×10−3〜1×10−2質量%となるように配合することができる。腐食抑制化合物の配合量が1×10−3〜2×10−2質量%であれば、腐食抑制の作用に優れた耐食性酸洗液とすることができる。
酸洗腐食抑制剤は、使用時に酸洗浄液に配合し、所定濃度の腐食抑制化合物を含有する耐食性酸洗液として用いることができる。更に、酸洗腐食抑制剤を酸洗浄液に配合し、調製した耐食性酸洗液を使用時まで保管しておいてもよい。このように保管しておく場合は、所定量の酸洗腐食抑制剤を配合した耐食性酸洗液としてもよいし、高濃度の耐食性酸洗液とし、使用時に酸洗浄液で希釈して、所定濃度の腐食抑制化合物を含有し、且つ所定の酸濃度の耐食性酸洗液としてもよい。また、耐食性酸洗液には、腐食抑制化合物の溶解を促進するため界面活性剤及び有機溶剤等を配合することもできる。界面活性剤及び有機溶剤等は、酸洗浄液に予め配合しておいてもよいし、酸洗腐食抑制剤の配合時に同時に配合してもよい。
本発明の耐食性酸洗液では、他の腐食抑制剤を併用することもできる。この他の腐食抑制剤としては、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサメチレンテトラミン、2−プロピン−1−オール、1−ヘキシン−3−オール、4−エチル−1−オクチン−3−オール、1−ブチンジオール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール、3−メチル−1−ブチン−3−オール、2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオール、チオ尿素、チオセミカルバジド、フェニルチオ尿素、トリルチオ尿素、N−メチルチオ尿素、ジメチルチオ尿素、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿素、メチルイソチオ尿素、ベンジルイソチオ尿素、ジイソプロピルチオ尿素、エチレンチオ尿素、メルカプトベンゾチアゾール、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、3−(2−ベンゾチアジルチオ)プロピオン酸、(2−ベンゾチアジルチオ)酢酸、2−メルカプトイミダゾリンエチレンチオ尿素、イソブチルメルカプタン、ブチルメルカプタン、オクチルメルカプタン、メルカプトベンゾチアジルスルフィド、ジベンジルスルフォキシド、2−ウンデシルグリオキシジウムエチルサルフェート、アルキルピリジニウムクロライド、アルキルピコリニウムクロライド、アルキルピリジニウムブロマイド、アルキルピコリニウムブロマイド、アルキルピリジニウムアイオダイド、アルキルピコリニウムアイオダイド、N−(p−クロロベンジル)ピリジニウムクロライド、N−(p−クロロベンジル)ピロリニウムクロライド、ラウリルキノリニウムクロライド、アルキルイソコノリニウムクロライド、アルキルイソキノリニウムブロマイド、ベンジルピリジニウムクロライド、N−ヒドロキシエチル−ピコリニウムクロライド、N−ヒドロキシエチル−ピリジニウムクロライド、N−(p−ラウリルベンジル)−ピリジニウムクロライド、N−(p−ラウリルベンジル)−ピコリニウムクロライド、N−カルボキシメチルピリジニウムクロライド、N−カルボキシメチルピコリニウムクロライド、N−カーバモイルエチル−ピリジニウムクロライド、N−カーバモイルピコリニウムクロライド、N−ヒドロキシエトキシエチル−ピリジニウムクロライド、N−ヒドロキシエトキシエチル−ピコリニウムクロライド、N−アリル−ピリジニウムクロライド、N−アリル−ピコリニウムクロライド、ドデシルベンジル−4−ピコリニウムクロライド、トリメチルベンジルアンモニウムクロライド、N−ベンジル(3,5−ルチジニウム)クロライド及びN−ラウリル(3,5−ルチジニウム)クロライド等が挙げられる。また、市販のポリアミン化合物(例えば、日東紡績社製、商品名「PAS」及び三菱ガス化学社製、商品名「ガスカミン」)、並びにポリビニルカチオン樹脂(例えば、三洋化成工業社製、商品名「ケミスタット」)等が挙げられる。
これらの併用される腐食抑制剤としては、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン及びヘキサメチレンテトラミン等のポリアルキレンポリアミン、2−プロピン−1−オール、1−ヘキシン−3−オール、4−エチル−1−オクチン−3−オール、1−ブチンジオール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール、3−メチル−1−ブチン−3−オール及び2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオール等のアセチレンアルコール、並びに上記の各種のポリアミン化合物が好ましい。
この他の腐食抑制剤は、予め酸洗腐食抑制剤に配合しておいてもよいし、酸洗浄液に酸洗腐食抑制剤を配合する際に同時に酸洗浄液に配合してもよい。
この他の酸洗腐食抑制剤は1種のみ用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
他の酸洗腐食抑制剤の配合量は特に限定されず、他の酸洗腐食抑制剤の種類等にもよるが、酸洗腐食抑制剤の全量を100質量%とした場合に、10〜60質量%、特に15〜55質量%とすることができる。
また、本発明の耐食性酸洗液では、酸洗速度を向上させるための酸洗促進剤を併用することもできる。この酸洗促進剤としては、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、ナトリウムハイドロサルファイド、カルシウムハイドロサルファイド、硫化ナトリウム、硫化アンモニウム、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水素ナトリウム及びロダンアンモニウム等の無機イオウ化合物が挙げられる。更に、チオグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸−2−エチルヘキシル、チオグリコール酸メトキシブチル、トリメチロールプロパントリス(チオグリコレート)、チオグリセロール、チオ酢酸、チオジグリコール、3,3−チオジプロピオン酸、チオフェノール、ベンジルメルカプタン、チオ安息香酸、チオサリチル酸、2−アミノチオフェノール、2−メルカプトイミダゾリン、2−メルカプトエタノール、メルカプトプロピオン酸、β−メルカプトプロピオン酸、β−メルカプトプロピオン酸−3−メトキシブチル、トリメチロールプロパントリス(β−チオプロピオネート)、β−メルカプトプロピオン酸−2−エチルヘキシル、2−メルカプトベンゾチアゾール、トリグリコールジメルカプタン、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート、2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、3,3−ジチオジプロピオン酸、2,2−ジチオジエタノール、エチレングリコールジチオグリコレート、チオジグリコール酸、チオアセトアミド、二酸化チオ尿素、イソチオシアン酸アリル、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、グリオキザール重亜硫酸ナトリウム、グアニルチオ尿素、チオ乳酸、チオリンゴ酸、2−メルカプトブチル酸、チオシアン酸ベンジル、ジメチルスルホキシド、ジエチルチオカルバミン酸ナトリウム、p−トルエンスルホンヒドラジド、メタンスルホン酸、ブタンスルフィン酸、ベンゼンスルフィン酸、トルエンスルフィン酸、ピリジンスルフィン酸、ベンゼンスルフィン酸アンモニウム、トルエンスルフィン酸アンモニウム、ベンゼンスルフィン酸エチル、塩化ベンゼンスルフィニル、N−メチルベンゼンスルフィニルクロライド、ブタンスルフェニルクロライド、塩化ベンゼンスルフェニル、ピリジンスルフェニルクロライド、ブタンジスルホキシド、ベンゼンスルホキシド、ピリジンスルホキシド、ブタンジスルホン、ジフェニルスルホン、ジピリジンスルホン、並びにベンゼンスルフィン酸及びトルエンスルフィン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩等の有機イオウ化合物が挙げられる。
これらの併用される酸洗促進剤としては、チオグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸−2−エチルヘキシル、チオグリコール酸メトキシブチル等のチオグリコール酸誘導体、メルカプトプロピオン酸、β−メルカプトプロピオン酸、β−メルカプトプロピオン酸−3−メトキシブチル、トリメチロールプロパントリス(β−チオプロピオネート)、β−メルカプトプロピオン酸−2−エチルヘキシル等のメルカプトプロピオン酸誘導体、及びエチレングリコールジチオグリコレートなどが好ましい。
この酸洗促進剤は、予め酸洗腐食抑制剤に配合しておいてもよいし、酸洗浄液に酸洗腐食抑制剤を配合する際に同時に酸洗浄液に配合してもよい。
この酸洗促進剤は1種のみ用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
この酸洗促進剤の配合量は特に限定されず、必要に応じて適量を配合することができる。
本発明の耐食性酸洗液と金属表面とを接触させることにより金属材料を洗浄することができる。接触させる方法は特に限定されず、例えば、耐食性酸洗液を金属表面に吹き付けて接触させることができる。また、金属材料を耐食性酸洗液に浸漬することで、耐食性酸洗液と金属表面とを接触させることができる。これらのうちでは金属材料を耐食性酸洗液に浸漬する方法が好ましい。この方法であれば、洗浄すべき金属表面の全面に耐食性酸洗液を均等に接触させることが容易であり、金属表面をむらなく洗浄することができる。
この耐食性酸洗液を用いて洗浄される金属材料の種類は特に限定されず、鉄鋼材料等が挙げられる。この鉄鋼材料は、表面に四三酸化鉄からなる厚さ1〜10nm、特に3〜7nmの皮膜が形成されている黒皮付きの鉄鋼材料であってもよく、そのような皮膜が形成されていない黒皮なしの鉄鋼材料であってもよい。黒皮付きの鉄鋼材料及び黒皮なしの鉄鋼材料のいずれであっても同様に優れた腐食抑制の作用が奏される。更に、洗浄される金属材料の形状も特に限定されず、平板状、丸棒状、角棒状及び特定の成形体等のいずれであってもよい。また、この耐食性酸洗液は、熱交換器及び製紙用蒸解釜等の構成部材となっている金属表面に生成したスケール等の除去に用いることもできる。
本発明の酸洗腐食抑制剤は、(1)酸洗浄液を100質量%とした場合に、腐食抑制化合物が1×10−3〜2×10−2質量%となるように酸洗浄液に配合して耐食性酸洗液とし、この耐食性酸洗液と、黒皮付き鉄鋼材料、黒皮なし鉄鋼材料等の金属材料の表面とを接触させることで、金属の洗浄に用いることができる。更に、(2)所定量を越える腐食抑制化合物を酸洗浄液に配合して高濃度耐食性酸洗液とし、使用時に酸洗浄液により腐食抑制化合物が1×10−3〜2×10−2質量%となるように希釈し、且つ所定の酸濃度の耐食性酸洗液とし、この耐食性酸洗液と、黒皮付き鉄鋼材料、黒皮なし鉄鋼材料等の金属材料の表面とを接触させることで、金属の洗浄に用いることができる。また、上記(1)及び(2)のいずれの使用方法においても、耐食性酸洗液と金属表面とは、耐食性酸洗液を金属表面に吹き付けて接触させることができる。更に、金属を耐食性酸洗液に浸漬することで接触させることもできる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
[1]第一鉄イオン、第二鉄イオン及び酸洗腐食抑制剤を含有する耐食性酸洗液を用いた黒皮付き熱間圧延鋼板の洗浄
(1)酸洗腐食抑制剤の調製
例1〜6(実験例1、2、5は実施例であり、実験例3,4、6は参考例である。)及び比較例1〜4
例1
温度計、攪拌機及び滴下ロートを備える容量3リットルの三口フラスコにメタキシリレンジアミン408g(3モル)を仕込み、このフラスコを油浴に浸漬し、40℃まで昇温させた。その後、内容物を攪拌しつつ、滴下ロートよりレゾルシノールジグリシジルエーテル234g(1モル)を内容物の温度が120℃以上にならないように調温しながら滴下した。全量滴下後、120℃で30分間攪拌を継続した。次いで、85℃まで降温させ、10%塩酸1498gを投入して中和した。pHは6であった。このようにして、腐食抑制化合物であるアミン塩酸塩を含有する酸洗腐食抑制剤を得た。
例2〜6
エポキシ化合物の種類、ポリアミンの種類及びポリアミンのモル数を表1のようにした他は、実例1と同様にして腐食抑制化合物であるアミン塩酸塩を含有する酸洗腐食抑制剤を得た。pHはいずれも6〜7の範囲内であった。
比較例1〜4
エポキシ化合物の種類、ポリアミンの種類及びポリアミンのモル数を表1のようにした他は、実施例1と同様にして腐食抑制化合物であるアミン塩酸塩を含有する酸洗腐食抑制剤を得た。pHはいずれも6〜7の範囲内であった。
Figure 0004481760
尚、表1において、「MXDA」はメタキシリレンジアミン、「TETA」はトリエチレンテトラミン、「AEEA」はアミノエチルエタノールアミン、「1,3−BAC」は1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンである。
(2)鋼板表面の洗浄
10%塩酸に、第一鉄イオン50g、第二鉄イオン1g、並びに実施例1〜6及び比較例1〜4の酸洗腐食抑制剤を腐食抑制化合物が5×10−3gとなるように配合し、全体で1000ミリリットルの耐食性酸洗液を調製した。その後、これらの耐食性酸洗液の一部をガラス製の容量0.3リットルの容器に投入し、その温度を90℃まで昇温させた。次いで、縦50×横50×厚さ2.3mmの黒皮付き熱間圧延鋼板を10分間浸漬し、各々の酸洗腐食抑制剤の腐食抑制の作用及びそれぞれの腐食抑制化合物の溶解性を下記のようにして評価した。尚、比較例5では、酸洗腐食抑制剤は配合されておらず、鉄イオンのみが配合されている10%塩酸溶液を用いた。結果を表1に併記する。
(a)腐食量;浸漬前後の鋼板の重量を測定し、以下のようにして算出した。
腐食量(mg/cm)=(浸漬前の重量−浸漬後の重量)/鋼板の全表面積
(b)腐食抑制率;比較例5の腐食量を基準として下記のようにして算出した。
腐食抑制率(%)=[(比較例5の腐食量−各々の腐食量)/比較例5の腐食量]×100
溶解性;上記のようにして調製した耐食性酸洗液を目視で観察し、濁りの有無及び濁りの程度を確認した。
表1の結果によれば、レゾルシノールジグリシジルエーテル1モルに対してポリアミンを3モル用いて酸洗腐食抑制剤を調製した実例1及び3、4では、芳香族ポリアミンであるMXDAを用いた実例1の酸洗腐食抑制剤が、脂肪族ポリアミンであるTETA、AEEAを用いた実例3、4の酸洗腐食抑制剤より腐食抑制の作用に優れていることが分かる。また、MXDAを1.5モルと減じた実例2では、溶解性はやや低下するものの、腐食抑制の作用は実例1より優れている。更に、ヒドロキノンジグリシジルエーテルとMXDAとを用いた実例5では、レゾルシノールジグリシジルエーテルを用いた場合に比べて、溶解性、腐食抑制の作用ともにやや低く、レゾルシノールジグリシジルエーテルがより優れていことが分かる。また、脂環式ポリアミンである1,3−BACを用いた実例6では、芳香族ポリアミンであるMXDAを用いた場合に比べて腐食抑制の作用がやや低く、芳香族ポリアミンがより優れていることが分かる。
一方、ビスフェノールA型エポキシ化合物を用いた比較例1では、腐食抑制の作用が低く、MXDAを3モル用いているにもかかわらず溶解性も劣る。また、脂肪族系のエポキシ化合物を用いた比較例2では、溶解性は良好であるものの、腐食抑制の作用は低い。更に、エーテル型ではなくエステル型のエポキシ化合物を用いた比較例3も、溶解性は優れているものの、腐食抑制の作用は低い。また、1官能のエポキシ化合物を用いた比較例4では、MXDAが1モルと少量でも溶解性は優れているが、腐食抑制の作用はほとんどないことが分かる。
[2]第一鉄イオン及び酸洗腐食抑制剤を含有する耐食性酸洗液を用いた冷間圧延鋼板(磨鋼板)の洗浄
(1)酸洗腐食抑制剤の調製
例7〜10(実験例7、8は実施例であり、実験例9、10は参考例である。)及び比較例6
エポキシ化合物の種類、ポリアミンの種類及びポリアミンのモル数を表2のようにした他は、実例1と同様にして腐食抑制化合物であるアミン塩酸塩を含有する酸洗腐食抑制剤を得た。pHはいずれも6〜7の範囲内であった。
Figure 0004481760
尚、表2において、「MXDA」はメタキシリレンジアミン、「TETA」はトリエチレンテトラミン、「1,3−BAC」は1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンである。
(2)鋼板表面の洗浄
10%塩酸に、第一鉄イオン100g、並びに実例7〜10及び比較例6の酸洗腐食抑制剤を腐食抑制化合物が5×10−3gとなるように配合し、全体で1000ミリリットルの耐食性酸洗液を調製した。その後、上記[1]、(2)と同様にして冷間圧延鋼板[磨軟鋼板]を洗浄し、各々の酸洗腐食抑制剤の腐食抑制の作用及びそれぞれの腐食抑制化合物の溶解性を上記[1]、(2)と同様にして評価した。尚、比較例7では、酸洗腐食抑制剤は配合されておらず、鉄イオンのみが配合されている10%塩酸溶液を用いた。この比較例7の腐食量を腐食抑制率の算出の基準とした。結果を表2に併記する。
表2の結果によれば、この冷間圧延鋼板(磨軟鋼板)の洗浄の場合は腐食量が極めて少なく、また、実例7〜8のように、エポキシ化合物の種類、ポリアミンの種類及びエポキシ化合物に対するポリアミンのモル比は腐食抑制の作用に大きな影響を及ぼさず、いずれも良好な結果であることが分かる。一方、脂肪族系のエポキシ化合物を用いた比較例6では、溶解性は良好であるものの、腐食抑制の作用は低いことが分かる。
[3]第一鉄イオン並びに本発明の酸洗腐食抑制剤及びその他の酸洗腐食抑制剤を含有する耐食性酸洗液を用いた黒皮付き熱間圧延鋼板の洗浄
(1)酸洗腐食抑制剤
例11〜13、参考例1及び比較例8
酸洗腐食抑制剤として、実例1の酸洗腐食抑制剤(実例11)、実例1の酸洗腐食抑制剤と商品名「PAS−92」(日東紡績社製)との併用(実例12)、実例1の酸洗腐食抑制剤とPEG1000(分子量1000のポリエチレングリコール)との併用(実例13)、及び商品名「PAS−92」(日東紡績社製)(参考例1)を用いた。
Figure 0004481760
(2)鋼板表面の洗浄
10%塩酸に、第一鉄イオン100g、並びに実例11〜13及び参考例1の酸洗腐食抑制剤(実例1の酸洗腐食抑制剤の場合は腐食抑制化合物)が5×10−3gとなるように配合し、全体で1000ミリリットルの耐食性酸洗液を調製した。その後、上記[1]、(2)と同様にして黒皮付き熱間圧延鋼板を洗浄し、各々の酸洗腐食抑制剤の腐食抑制の作用及び溶解性を上記[1]、(2)と同様にして評価した。尚、比較例8では、酸洗腐食抑制剤は配合されておらず、鉄イオンのみが配合されている10%塩酸溶液を用いた。この比較例8の腐食量を腐食抑制率の算出の基準とした。結果を表3に併記する。
表3の結果によれば、実例11〜13では、いずれも溶解性が良好であり、且つ腐食抑制の作用も優れていることが分かる。一方、参考例1では、溶解性は良好であるものの、腐食抑制の作用は低い。このように、本発明の酸洗腐食抑制剤は優れた腐食抑制の作用を有し、他の酸洗腐食抑制剤を併用した場合も、本発明の酸洗腐食抑制剤のみを用いた場合に比べて同等以上の優れた腐食抑制の作用を有している。更に、他の酸洗腐食抑制剤のみを用いた場合に比べてより優れた腐食抑制の作用を有していることが分かる。

Claims (5)

  1. レゾルシノールジグリシジルエーテル、ヒドロキノンジグリシジルエーテル及びカテコールジグリシジルエーテルのうちの少なくとも1種のエポキシ化合物と芳香族ポリアミンとを反応させてなる化合物の塩を含有することを特徴とする酸洗腐食抑制剤。
  2. 上記エポキシ化合物が上記レゾルシノールジグリシジルエーテルである請求項1に記載の酸洗腐食抑制剤。
  3. 上記反応に用いられる上記芳香族ポリアミンの上記エポキシ化合物に対するモル比が1.2〜5である請求項1又は2に記載の酸洗腐食抑制剤。
  4. レゾルシノールジグリシジルエーテルと芳香族ポリアミンとを反応させてなる化合物の塩を含有し、該反応に用いられる該芳香族ポリアミンの該レゾルシノールジグリシジルエーテルに対するモル比が1.2〜3.5であることを特徴とする酸洗腐食抑制剤。
  5. 請求項1乃至のうちのいずれか1項に記載の酸洗腐食抑制剤を含有することを特徴とする耐食性酸洗液。
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