JP2001316858A - 腐食抑制剤組成物、これを添加した金属の酸洗浄液組成物 - Google Patents
腐食抑制剤組成物、これを添加した金属の酸洗浄液組成物Info
- Publication number
- JP2001316858A JP2001316858A JP2000132740A JP2000132740A JP2001316858A JP 2001316858 A JP2001316858 A JP 2001316858A JP 2000132740 A JP2000132740 A JP 2000132740A JP 2000132740 A JP2000132740 A JP 2000132740A JP 2001316858 A JP2001316858 A JP 2001316858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion inhibitor
- acid
- compound
- inhibitor composition
- sodium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属素地の腐食を抑制して、金属表面に付着
している酸化物被膜や硬度成分を除去でき、かつカチオ
ン交換樹脂に悪影響を及ぼさずに再生できる金属の酸洗
浄液組成物および、それに添加される腐食抑制剤組成物
を提供する。 【解決手段】 化１に示すアニオン系界面活性剤の少な
くとも１種と、有機硫黄化合物とを含む腐食抑制剤組成
物および化１に示すアニオン系界面活性剤の少なくとも
１種および有機硫黄化合物をそれぞれ１〜１００００ｍ
ｇを、無機酸および有機酸の少なくとも１種を含む酸洗
浄液１Ｌに、添加した酸洗浄液組成物。前記有機硫黄化
合物としてはチオ尿素化合物、チアゾール化合物、メル
カプト化合物、スルフィド化合物およびチオカルバミン
酸塩のうちの少なくとも１種が好ましい。
している酸化物被膜や硬度成分を除去でき、かつカチオ
ン交換樹脂に悪影響を及ぼさずに再生できる金属の酸洗
浄液組成物および、それに添加される腐食抑制剤組成物
を提供する。 【解決手段】 化１に示すアニオン系界面活性剤の少な
くとも１種と、有機硫黄化合物とを含む腐食抑制剤組成
物および化１に示すアニオン系界面活性剤の少なくとも
１種および有機硫黄化合物をそれぞれ１〜１００００ｍ
ｇを、無機酸および有機酸の少なくとも１種を含む酸洗
浄液１Ｌに、添加した酸洗浄液組成物。前記有機硫黄化
合物としてはチオ尿素化合物、チアゾール化合物、メル
カプト化合物、スルフィド化合物およびチオカルバミン
酸塩のうちの少なくとも１種が好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属表面に付着し
ている錆、熱延スケールなどの酸化物被膜およびボイ
ラ、熱交換器などの金属表面に堆積した硬度成分を除去
するための金属の酸洗浄液組成物およびこれに添加する
腐食抑制剤組成物に関する。
ている錆、熱延スケールなどの酸化物被膜およびボイ
ラ、熱交換器などの金属表面に堆積した硬度成分を除去
するための金属の酸洗浄液組成物およびこれに添加する
腐食抑制剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から前記金属表面の酸化物被膜およ
び硬度成分を除去するために、塩酸、硫酸、スルファミ
ン酸などの無機酸や、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸
の水溶液が使用されている。しかしこれらの酸洗浄液
は、酸化物被膜や硬度成分を除去するとき金属素地も腐
食する。特に金属が孔食されるので、金属の品質を低下
させ、ボイラや熱交換器に多大な損傷を与える。金属素
地の腐食を防止する目的で腐食抑制剤が使用される。従
来技術の腐食抑制剤は、第１級〜第３級アミンを単独で
またはそれらを組合せたものである。また特開昭６１−
３７９８８には第４級アンモニウム塩、特公昭４３−２
２１６８、特公昭４４−２６５３５、特公昭４９−１５
１４４、特開昭５０−５１９３９、特公昭５２−４２５
２８、特公昭５２−４２５２９にはイミダゾリン化合物
がそれぞれ開示されている。
び硬度成分を除去するために、塩酸、硫酸、スルファミ
ン酸などの無機酸や、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸
の水溶液が使用されている。しかしこれらの酸洗浄液
は、酸化物被膜や硬度成分を除去するとき金属素地も腐
食する。特に金属が孔食されるので、金属の品質を低下
させ、ボイラや熱交換器に多大な損傷を与える。金属素
地の腐食を防止する目的で腐食抑制剤が使用される。従
来技術の腐食抑制剤は、第１級〜第３級アミンを単独で
またはそれらを組合せたものである。また特開昭６１−
３７９８８には第４級アンモニウム塩、特公昭４３−２
２１６８、特公昭４４−２６５３５、特公昭４９−１５
１４４、特開昭５０−５１９３９、特公昭５２−４２５
２８、特公昭５２−４２５２９にはイミダゾリン化合物
がそれぞれ開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】最近、排水規制が厳し
くなり、酸洗浄廃液をカチオン交換樹脂を用いて処理を
し、溶存した金属を吸着除去し、酸を回収する方法が採
用されている。前記アミン類、イミダゾリン化合物を腐
食抑制剤として酸洗浄液に添加すると、アミン類、イミ
ダゾリン化合物中の窒素原子がプロトネーションされて
陽電荷を帯びたカチオンになる。また第４級アンモニウ
ム塩は、それ自身カチオンである。これらのカチオンを
含んだ酸洗浄廃液をカチオン交換樹脂で処理すると、金
属とともにこれらのカチオンがイオン交換樹脂に吸着さ
れ、イオン交換樹脂の金属吸着能力を低下させるという
問題がある。さらに腐食抑制剤が再生されず、回収した
酸洗浄液に新たに腐食抑制剤を添加しなければならな
い。
くなり、酸洗浄廃液をカチオン交換樹脂を用いて処理を
し、溶存した金属を吸着除去し、酸を回収する方法が採
用されている。前記アミン類、イミダゾリン化合物を腐
食抑制剤として酸洗浄液に添加すると、アミン類、イミ
ダゾリン化合物中の窒素原子がプロトネーションされて
陽電荷を帯びたカチオンになる。また第４級アンモニウ
ム塩は、それ自身カチオンである。これらのカチオンを
含んだ酸洗浄廃液をカチオン交換樹脂で処理すると、金
属とともにこれらのカチオンがイオン交換樹脂に吸着さ
れ、イオン交換樹脂の金属吸着能力を低下させるという
問題がある。さらに腐食抑制剤が再生されず、回収した
酸洗浄液に新たに腐食抑制剤を添加しなければならな
い。
【０００４】本発明の目的は、金属素地の腐食を抑制し
て金属表面に付着している酸化物被膜や硬度成分を除去
し、かつカチオン交換樹脂に悪影響を及ぼさずに再生で
きる金属の酸洗浄液組成物およびそれに添加される腐食
抑制剤組成物を提供することである。
て金属表面に付着している酸化物被膜や硬度成分を除去
し、かつカチオン交換樹脂に悪影響を及ぼさずに再生で
きる金属の酸洗浄液組成物およびそれに添加される腐食
抑制剤組成物を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、化３に示すア
ニオン系界面活性剤の少なくとも１種と、有機硫黄化合
物とを含むことを特徴とする腐食抑制剤組成物である。
ニオン系界面活性剤の少なくとも１種と、有機硫黄化合
物とを含むことを特徴とする腐食抑制剤組成物である。
【０００６】
【化３】
【０００７】（式中Ｒは水素または炭素数１〜１８の直
鎖または分岐してもよいアルキル基を表し、Ｘはカリウ
ムまたはナトリウムを表す。）
鎖または分岐してもよいアルキル基を表し、Ｘはカリウ
ムまたはナトリウムを表す。）
【０００８】本発明に従う腐食抑制剤は、化１に示すア
ニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物とを含み、プロト
ネーションされる窒素原子を含まないので、本腐食抑制
剤を添加した酸洗浄廃液をカチオン交換樹脂で再生する
際に、金属吸着能力が低下せず、かつ酸洗浄液とともに
再生される。また有機硫黄化合物を含むので腐食抑制効
果が優れている。
ニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物とを含み、プロト
ネーションされる窒素原子を含まないので、本腐食抑制
剤を添加した酸洗浄廃液をカチオン交換樹脂で再生する
際に、金属吸着能力が低下せず、かつ酸洗浄液とともに
再生される。また有機硫黄化合物を含むので腐食抑制効
果が優れている。
【０００９】また本発明は、有機硫黄化合物が、チオ尿
素化合物、チアゾール化合物、メルカプト化合物、スル
フィド化合物およびチオカルバミン酸塩のうち少なくと
も１種以上であることを特徴とする。
素化合物、チアゾール化合物、メルカプト化合物、スル
フィド化合物およびチオカルバミン酸塩のうち少なくと
も１種以上であることを特徴とする。
【００１０】本発明に従えば、有機硫黄化合物として
は、チオ尿素化合物、チアゾール化合物、メルカプト化
合物、スルフィド化合物およびチオカルバミン酸塩が用
いられる。前記有機硫黄化合物は、腐食抑制効果が優れ
好ましい。これらの化合物が腐食抑制効果が優れている
ことは、本発明者らが実験によって確認したものであ
る。
は、チオ尿素化合物、チアゾール化合物、メルカプト化
合物、スルフィド化合物およびチオカルバミン酸塩が用
いられる。前記有機硫黄化合物は、腐食抑制効果が優れ
好ましい。これらの化合物が腐食抑制効果が優れている
ことは、本発明者らが実験によって確認したものであ
る。
【００１１】また本発明は、有機硫黄化合物が、チオ尿
素、チオセミカルバジド、フエニルチオ尿素、トリルチ
オ尿素、Ｎ−メチルチオ尿素、ジメチルチオ尿素、ジエ
チルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿
素、メチルイソチオ尿素、ベンジルイソチオ尿素、ジフ
エニールチオ尿素、ジイソプロピルチオ尿素、エチレン
チオ尿素（以上、チオ尿素化合物）、メルカプトベンゾ
チアゾール、２，５−ジメルカプト−１，３，４−チア
ジアゾール、２−メルカプトベンゾチアゾール、２−
（チオシアノメチルチオ）ベンゾチアゾール、３−（２
−ベンゾチアジルチオ）プロピオン酸、（２−ベンゾチ
アジルチオ）酢酸（以上、チアゾール化合物）、イソブ
チルメルカプタン、ブチルメルカプタン、オクチルメル
カプタン、２−メルカプトイミダゾリン（以上、メルカ
プト化合物）、メルカプトベンゾチアジルスルフィド、
テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチ
ウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィ
ド、テトラブチルチウラムジスルフィドおよびジペンタ
メチレンチウラムテトラスルフィド（以上、スルフィド
化合物）、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペリジ
ンナトリウム、ピペコリルジチオカルバミン酸ピペコリ
ンナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウ
ム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジブチル
ジチオカルバミン酸ナトリウム（以上、チオカルバミン
酸塩）の１種以上であることを特徴とする。
素、チオセミカルバジド、フエニルチオ尿素、トリルチ
オ尿素、Ｎ−メチルチオ尿素、ジメチルチオ尿素、ジエ
チルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿
素、メチルイソチオ尿素、ベンジルイソチオ尿素、ジフ
エニールチオ尿素、ジイソプロピルチオ尿素、エチレン
チオ尿素（以上、チオ尿素化合物）、メルカプトベンゾ
チアゾール、２，５−ジメルカプト−１，３，４−チア
ジアゾール、２−メルカプトベンゾチアゾール、２−
（チオシアノメチルチオ）ベンゾチアゾール、３−（２
−ベンゾチアジルチオ）プロピオン酸、（２−ベンゾチ
アジルチオ）酢酸（以上、チアゾール化合物）、イソブ
チルメルカプタン、ブチルメルカプタン、オクチルメル
カプタン、２−メルカプトイミダゾリン（以上、メルカ
プト化合物）、メルカプトベンゾチアジルスルフィド、
テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチ
ウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィ
ド、テトラブチルチウラムジスルフィドおよびジペンタ
メチレンチウラムテトラスルフィド（以上、スルフィド
化合物）、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペリジ
ンナトリウム、ピペコリルジチオカルバミン酸ピペコリ
ンナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウ
ム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジブチル
ジチオカルバミン酸ナトリウム（以上、チオカルバミン
酸塩）の１種以上であることを特徴とする。
【００１２】本発明に従えば、有機硫黄化合物として
は、前記の各物質が入手し易く、特に好ましい。
は、前記の各物質が入手し易く、特に好ましい。
【００１３】また本発明は、前述の腐食抑制剤組成物１
００重量部と、粉末状の水溶性無機塩１０〜２０００重
量部とを混合したことを特徴とする粉末状腐食抑制剤組
成物である。
００重量部と、粉末状の水溶性無機塩１０〜２０００重
量部とを混合したことを特徴とする粉末状腐食抑制剤組
成物である。
【００１４】本発明に従えば、前記腐食抑制剤組成物１
００重量部に対し、粉末状の水溶性無機塩１０〜２００
０重量部、好ましくは、５０〜２０００重量部を混合す
る。粉末状の水溶性無機塩類は、前記腐食抑制剤組成物
が吸湿によって固化するのを防止する。粉末状の水溶性
無機塩類の混合割合が、１０重量部未満では、粉末状腐
食抑制剤組成物の吸着による固化が充分に防げず、また
２０００重量部を超えると腐食抑制能力が低下する。
００重量部に対し、粉末状の水溶性無機塩１０〜２００
０重量部、好ましくは、５０〜２０００重量部を混合す
る。粉末状の水溶性無機塩類は、前記腐食抑制剤組成物
が吸湿によって固化するのを防止する。粉末状の水溶性
無機塩類の混合割合が、１０重量部未満では、粉末状腐
食抑制剤組成物の吸着による固化が充分に防げず、また
２０００重量部を超えると腐食抑制能力が低下する。
【００１５】また本発明は、粉末状の水溶性無機塩が無
水硫酸ナトリウムであることを特徴とする。
水硫酸ナトリウムであることを特徴とする。
【００１６】本発明に従えば、前記粉末状の腐食抑制剤
組成物としては、充分な乾燥作用を有し、酸洗浄液に容
易に溶解し、かつ安価で入手し易い点から無水硫酸ナト
リウムが好ましく用いられる。
組成物としては、充分な乾燥作用を有し、酸洗浄液に容
易に溶解し、かつ安価で入手し易い点から無水硫酸ナト
リウムが好ましく用いられる。
【００１７】また本発明は、無機酸および有機酸の少な
くとも１種の水溶液１Ｌに、化４に示すアニオン系界面
活性剤１〜１００００ｍｇと、有機硫黄化合物１〜１０
０００ｍｇとを添加したことを特徴とする金属の酸洗浄
液組成物である。
くとも１種の水溶液１Ｌに、化４に示すアニオン系界面
活性剤１〜１００００ｍｇと、有機硫黄化合物１〜１０
０００ｍｇとを添加したことを特徴とする金属の酸洗浄
液組成物である。
【００１８】
【化４】
【００１９】（式中Ｒは水素または炭素数１〜１８の直
鎖または分岐してもよいアルキル基を表し、Ｘはカリウ
ムまたはナトリウムを表す。）
鎖または分岐してもよいアルキル基を表し、Ｘはカリウ
ムまたはナトリウムを表す。）
【００２０】本発明に従えば、酸洗浄液１Ｌに化４に示
すアニオン系界面活性剤および有機硫黄化合物をそれぞ
れ１〜１００００ｍｇ、好ましくは５〜２０００ｍｇ添
加して酸洗浄液組成物が構成される。添加量が１ｍｇ未
満では腐食抑制効果がなく、逆に１００００ｍｇを超え
て添加しても腐食抑制効果は向上しない。本発明の酸洗
浄液組成物は、１０〜１００℃の範囲で安定して金属の
酸洗に使用できるが、特に５０℃以上で使用するときは
酸洗浄液１Ｌに対して、前記腐食抑制剤組成物を５ｍｇ
以上添加することが好ましく、５ｍｇ未満では孔食が発
生することがある。
すアニオン系界面活性剤および有機硫黄化合物をそれぞ
れ１〜１００００ｍｇ、好ましくは５〜２０００ｍｇ添
加して酸洗浄液組成物が構成される。添加量が１ｍｇ未
満では腐食抑制効果がなく、逆に１００００ｍｇを超え
て添加しても腐食抑制効果は向上しない。本発明の酸洗
浄液組成物は、１０〜１００℃の範囲で安定して金属の
酸洗に使用できるが、特に５０℃以上で使用するときは
酸洗浄液１Ｌに対して、前記腐食抑制剤組成物を５ｍｇ
以上添加することが好ましく、５ｍｇ未満では孔食が発
生することがある。
【００２１】酸洗浄液としては、特に限定されるもので
はないが、硫酸、塩酸、スルファミン酸などの無機酸、
リンゴ酸、クエン酸などの有機酸の少なくとも１種以上
を水で希釈して用いられる。
はないが、硫酸、塩酸、スルファミン酸などの無機酸、
リンゴ酸、クエン酸などの有機酸の少なくとも１種以上
を水で希釈して用いられる。
【００２２】腐食抑制剤を構成するアニオン系界面活性
剤と、有機硫黄化合物とは、使用に際して酸洗浄液に別
々に添加するか予め混合しておいて添加してもよい。ま
た濃厚な酸液に予め腐食抑制剤を添加しておき、使用に
際し水で希釈してもよい。
剤と、有機硫黄化合物とは、使用に際して酸洗浄液に別
々に添加するか予め混合しておいて添加してもよい。ま
た濃厚な酸液に予め腐食抑制剤を添加しておき、使用に
際し水で希釈してもよい。
【００２３】本発明の酸洗浄液組成物を用いて金属表面
を洗浄する方法は、特に限定されないが、金属表面に酸
洗浄液組成物を噴霧するか、酸洗浄液組成物中に浸漬す
ることが好ましい。
を洗浄する方法は、特に限定されないが、金属表面に酸
洗浄液組成物を噴霧するか、酸洗浄液組成物中に浸漬す
ることが好ましい。
【００２４】また本発明は、無機酸および有機酸の少な
くとも１種の水溶液１Ｌに対し、請求項４または５に記
載の粉末状腐食抑制剤組成物を１０〜２００００ｍｇ添
加したことを特徴とする金属の酸洗浄液組成物である。
くとも１種の水溶液１Ｌに対し、請求項４または５に記
載の粉末状腐食抑制剤組成物を１０〜２００００ｍｇ添
加したことを特徴とする金属の酸洗浄液組成物である。
【００２５】本発明に従えば、酸洗浄液１Ｌに前記粉末
状腐食抑制剤を１０〜２００００ｍｇ、好ましくは５０
〜１００００ｍｇ添加する。添加量が１０ｍｇ未満では
腐食抑制剤効果がなく、２００００ｍｇを超えて添加し
ても腐食抑制効果は向上しない。本発明の酸洗浄液組成
物は、１０〜１００℃の広範囲の温度で金属の酸洗に使
用できるが、特に５０℃以上で使用するときは酸洗浄液
１Ｌに対して、前記粉末状腐食抑制剤を５０ｍｇ以上添
加することが好ましく、５０ｍｇ以下では孔食が発生す
ることがある。
状腐食抑制剤を１０〜２００００ｍｇ、好ましくは５０
〜１００００ｍｇ添加する。添加量が１０ｍｇ未満では
腐食抑制剤効果がなく、２００００ｍｇを超えて添加し
ても腐食抑制効果は向上しない。本発明の酸洗浄液組成
物は、１０〜１００℃の広範囲の温度で金属の酸洗に使
用できるが、特に５０℃以上で使用するときは酸洗浄液
１Ｌに対して、前記粉末状腐食抑制剤を５０ｍｇ以上添
加することが好ましく、５０ｍｇ以下では孔食が発生す
ることがある。
【００２６】
【発明の実施の形態】以下、実施例および比較例によっ
て、本発明にかかる酸洗浄液組成物をより具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
て、本発明にかかる酸洗浄液組成物をより具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【００２７】実施例１ 硫酸１００ｇと第１鉄イオン５０ｇとを水によって１Ｌ
とした酸洗浄液に、本発明のアニオン系界面活性剤とし
て、アルキル（Ｃ12）ベンゼンスルフォン酸ナトリウム
を１００ｍｇ添加し、さらに有機硫黄化合物としてチオ
尿素を７５ｍｇと、２−メルカプトベンゾチアゾールを
７５ｍｇとを添加した。この液を７０℃まで加温した
後、予め硫酸に浸漬して黒皮を除去した高炭素鋼（０．
７５％Ｃ）を３０分間浸漬した。その後、腐食量を測定
し、併せて孔食の有無を観察した。その結果を表１に示
す。
とした酸洗浄液に、本発明のアニオン系界面活性剤とし
て、アルキル（Ｃ12）ベンゼンスルフォン酸ナトリウム
を１００ｍｇ添加し、さらに有機硫黄化合物としてチオ
尿素を７５ｍｇと、２−メルカプトベンゾチアゾールを
７５ｍｇとを添加した。この液を７０℃まで加温した
後、予め硫酸に浸漬して黒皮を除去した高炭素鋼（０．
７５％Ｃ）を３０分間浸漬した。その後、腐食量を測定
し、併せて孔食の有無を観察した。その結果を表１に示
す。
【００２８】実施例２ 塩酸１００ｇと第１鉄イオン５０ｇとを水によって１Ｌ
とした酸洗浄液に、本発明のアニオン系界面活性剤とし
て、アルキル（Ｃ12）ベンゼンスルフォン酸ナトリウム
を１００ｍｇ添加し、さらに有機硫黄化合物としてチオ
尿素を７５ｍｇと、２−メルカプトベンゾチアゾールと
を７５ｍｇとを添加した。この液を５０℃まで加温した
後、予め塩酸に浸漬して黒皮を除去した高炭素鋼（０．
７５％Ｃ）を３０分間浸漬した。その後、腐食量を測定
し、併せて孔食の有無を観察した。その結果を表１に示
す。
とした酸洗浄液に、本発明のアニオン系界面活性剤とし
て、アルキル（Ｃ12）ベンゼンスルフォン酸ナトリウム
を１００ｍｇ添加し、さらに有機硫黄化合物としてチオ
尿素を７５ｍｇと、２−メルカプトベンゾチアゾールと
を７５ｍｇとを添加した。この液を５０℃まで加温した
後、予め塩酸に浸漬して黒皮を除去した高炭素鋼（０．
７５％Ｃ）を３０分間浸漬した。その後、腐食量を測定
し、併せて孔食の有無を観察した。その結果を表１に示
す。
【００２９】実施例３ スルファミン酸１００ｇを溶解し、水によって１Ｌとし
た酸洗浄液に、本発明のアニオン系界面活性剤として、
アルキル（Ｃ12）ベンゼンスルフォン酸ナトリウムを５
００ｍｇ添加し、さらに有機硫黄化合物としてチオ尿素
１０００ｍｇと、ジエチルチオ尿素５００ｍｇとを添加
した。この液を６０℃まで加温した後、予めサンドペー
パ４００番で研磨した軟鋼板（０．０８％Ｃ）を４時間
浸漬した。その後、腐食量を測定し、併せて孔食の有無
を観察した。その結果を表１に示す。
た酸洗浄液に、本発明のアニオン系界面活性剤として、
アルキル（Ｃ12）ベンゼンスルフォン酸ナトリウムを５
００ｍｇ添加し、さらに有機硫黄化合物としてチオ尿素
１０００ｍｇと、ジエチルチオ尿素５００ｍｇとを添加
した。この液を６０℃まで加温した後、予めサンドペー
パ４００番で研磨した軟鋼板（０．０８％Ｃ）を４時間
浸漬した。その後、腐食量を測定し、併せて孔食の有無
を観察した。その結果を表１に示す。
【００３０】実施例４ クエン酸１００ｇを溶解し、水によって１Ｌとした酸洗
浄液に、本発明のアニオン系界面活性剤として、アルキ
ル（Ｃ12）ベンゼンスルフォン酸ナトリウムを５００ｍ
ｇ添加し、さらに有機硫黄化合物としてチオ尿素１００
０ｍｇと、ジエチルチオ尿素５００ｍｇとを添加した。
この液を８０℃まで加温した後、予めサンドペーパ４０
０番で研磨した軟鋼板（０．０８％Ｃ）を４時間浸漬し
た。その後、腐食量を測定し、併せて孔食の有無を観察
した。その結果を表１に示す。
浄液に、本発明のアニオン系界面活性剤として、アルキ
ル（Ｃ12）ベンゼンスルフォン酸ナトリウムを５００ｍ
ｇ添加し、さらに有機硫黄化合物としてチオ尿素１００
０ｍｇと、ジエチルチオ尿素５００ｍｇとを添加した。
この液を８０℃まで加温した後、予めサンドペーパ４０
０番で研磨した軟鋼板（０．０８％Ｃ）を４時間浸漬し
た。その後、腐食量を測定し、併せて孔食の有無を観察
した。その結果を表１に示す。
【００３１】比較例１ 実施例１と同じ条件で実験を行った。ただし、本発明の
アニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物は用いていな
い。その結果を表１に示す。
アニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物は用いていな
い。その結果を表１に示す。
【００３２】比較例２ 実施例２と同じ条件で実験を行った。ただし、本発明の
アニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物は用いていな
い。その結果を表１に示す。
アニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物は用いていな
い。その結果を表１に示す。
【００３３】比較例３ 実施例３と同じ条件で実験を行った。ただし、本発明の
アニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物は用いていな
い。その結果を表１に示す。
アニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物は用いていな
い。その結果を表１に示す。
【００３４】比較例４ 実施例４と同じ条件で実験を行った。ただし、本発明の
アニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物は用いていな
い。その結果を表１に示す。
アニオン系界面活性剤と有機硫黄化合物は用いていな
い。その結果を表１に示す。
【００３５】
【表１】
【００３６】
【発明の効果】以上のように請求項１〜３に記載の本発
明によれば、プロトネーションされる窒素原子を含ま
ず、かつ効果的に腐食を抑制し、孔食も生じない。
明によれば、プロトネーションされる窒素原子を含ま
ず、かつ効果的に腐食を抑制し、孔食も生じない。
【００３７】また請求項４および５に記載の本発明によ
れば、腐食抑制剤の吸湿、固化を防止し、かつ酸洗浄液
に添加したときに容易に溶解する。
れば、腐食抑制剤の吸湿、固化を防止し、かつ酸洗浄液
に添加したときに容易に溶解する。
【００３８】また請求項６および７に記載の本発明によ
る酸洗浄液組成物は前記腐食抑制剤組成物が添加されて
いるので、カチオン交換樹脂を用いた酸洗浄廃液の処理
に際して、カチオン交換樹脂の吸着能力を低下させず、
腐食抑制剤も酸洗浄液とともに再生でき、かつ充分に腐
食を抑制でき、金属の酸洗コストを低減できる。
る酸洗浄液組成物は前記腐食抑制剤組成物が添加されて
いるので、カチオン交換樹脂を用いた酸洗浄廃液の処理
に際して、カチオン交換樹脂の吸着能力を低下させず、
腐食抑制剤も酸洗浄液とともに再生でき、かつ充分に腐
食を抑制でき、金属の酸洗コストを低減できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4H003 AB19 DA09 DA13 DB01 EA03 EA06 EA07 EA17 EB07 EB08 EB21 EB22 FA15 4K053 PA02 PA12 QA01 RA15 RA25 RA45 RA63 RA65 4K062 AA03 BA08 BB21 BB22 CA05 FA12 FA20 GA01 GA10
Claims (7)
- 【請求項１】 化１に示すアニオン系界面活性剤の少な
くとも１種と、有機硫黄化合物とを含むことを特徴とす
る腐食抑制剤組成物。 【化１】 （式中Ｒは水素または炭素数１〜１８の直鎖または分岐
してもよいアルキル基を表し、Ｘはカリウムまたはナト
リウムを表す。） - 【請求項２】 有機硫黄化合物が、チオ尿素化合物、チ
アゾール化合物、メルカプト化合物、スルフィド化合物
およびチオカルバミン酸塩のうち少なくとも１種以上で
あることを特徴とする請求項１記載の腐食抑制剤組成
物。 - 【請求項３】 有機硫黄化合物が、チオ尿素、チオセミ
カルバジド、フエニルチオ尿素、トリルチオ尿素、Ｎ−
メチルチオ尿素、ジメチルチオ尿素、ジエチルチオ尿
素、ジブチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿素、メチル
イソチオ尿素、ベンジルイソチオ尿素、ジフエニールチ
オ尿素、ジイソプロピルチオ尿素、エチレンチオ尿素、
メルカプトベンゾチアゾール、２，５−ジメルカプト−
１，３，４−チアジアゾール、２−メルカプトベンゾチ
アゾール、２−（チオシアノメチルチオ）ベンゾチアゾ
ール、３−（２−ベンゾチアジルチオ）プロピオン酸、
（２−ベンゾチアジルチオ）酢酸、イソブチルメルカプ
タン、ブチルメルカプタン、オクチルメルカプタン、２
−メルカプトイミダゾリン、メルカプトベンゾチアジル
スルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テ
トラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラ
ムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、
ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、ペンタメ
チレンジチオカルバミン酸ピペリジンナトリウム、ピペ
コリルジチオカルバミン酸ピペコリンナトリウム、ジメ
チルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカ
ルバミン酸ナトリウムおよびジブチルジチオカルバミン
酸ナトリウムの１種以上であることを特徴とする請求項
２記載の腐食抑制剤組成物。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載する腐食
抑制剤組成物１００重量部と、粉末状の水溶性無機塩１
０〜２０００重量部とを混合したことを特徴とする粉末
状腐食抑制剤組成物。 - 【請求項５】 粉末状の水溶性無機塩が無水硫酸ナトリ
ウムであることを特徴とする請求項４記載の粉末状腐食
抑制剤組成物。 - 【請求項６】 無機酸および有機酸の少なくとも１種の
水溶液１Ｌに、化２に示すアニオン系界面活性剤１〜１
００００ｍｇと、有機硫黄化合物１〜１００００ｍｇと
を添加したことを特徴とする金属の酸洗浄液組成物。 【化２】 （式中Ｒは水素または炭素数１〜１８の直鎖または分岐
してもよいアルキル基を表し、Ｘはカリウムまたはナト
リウムを表す。） - 【請求項７】 無機酸および有機酸の少なくとも１種の
水溶液１Ｌに対し、請求項４または５に記載の粉末状腐
食抑制剤組成物を１０〜２００００ｍｇ添加したことを
特徴とする金属の酸洗浄液組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000132740A JP4703813B2 (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 酸洗浄液およびこれに添加する腐食抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000132740A JP4703813B2 (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 酸洗浄液およびこれに添加する腐食抑制剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001316858A true JP2001316858A (ja) | 2001-11-16 |
| JP4703813B2 JP4703813B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=18641376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000132740A Expired - Lifetime JP4703813B2 (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 酸洗浄液およびこれに添加する腐食抑制剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4703813B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247009A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Jfe Steel Kk | ステンレス鋼材の酸洗方法及び製造方法 |
| US7309683B2 (en) | 2004-01-20 | 2007-12-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cleaning composition and method of cleaning a semiconductor device using the same |
| JP2008133363A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Neos Co Ltd | ノンリンス型水溶性洗浄剤組成物 |
| KR101561454B1 (ko) * | 2013-11-14 | 2015-10-20 | (주)문성공업 | 금속의 산세정용 첨가제 조성물 |
| CN109852977A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-06-07 | 上海新阳半导体材料股份有限公司 | 一种锡球生产工艺、清洗剂及其制备方法 |
| CN114622205A (zh) * | 2022-03-22 | 2022-06-14 | 河北永创化工科技有限公司 | 一种炼厂用中和缓蚀剂及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2482223C2 (ru) * | 2011-08-19 | 2013-05-20 | Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Томский государственный университет" (ТГУ) | Средство для удаления ржавчины, накипи и других минеральных отложений на основе глиоксаля и его производных |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5521582A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Chemed Corp | Corrosion preventive composition and method thereof |
| JPS57114673A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-16 | Asahi Kagaku Kogyo Kk | Surface cleaning agent of cold rolled steel plate |
| JPS62260081A (ja) * | 1986-05-06 | 1987-11-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ステンレス鋼表面の化学洗浄方法 |
-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000132740A patent/JP4703813B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5521582A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Chemed Corp | Corrosion preventive composition and method thereof |
| JPS57114673A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-16 | Asahi Kagaku Kogyo Kk | Surface cleaning agent of cold rolled steel plate |
| JPS62260081A (ja) * | 1986-05-06 | 1987-11-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ステンレス鋼表面の化学洗浄方法 |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7309683B2 (en) | 2004-01-20 | 2007-12-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cleaning composition and method of cleaning a semiconductor device using the same |
| JP2007247009A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Jfe Steel Kk | ステンレス鋼材の酸洗方法及び製造方法 |
| JP2008133363A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Neos Co Ltd | ノンリンス型水溶性洗浄剤組成物 |
| KR101561454B1 (ko) * | 2013-11-14 | 2015-10-20 | (주)문성공업 | 금속의 산세정용 첨가제 조성물 |
| CN109852977A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-06-07 | 上海新阳半导体材料股份有限公司 | 一种锡球生产工艺、清洗剂及其制备方法 |
| CN109852977B (zh) * | 2019-03-11 | 2024-02-02 | 上海新阳半导体材料股份有限公司 | 一种锡球生产工艺、清洗剂及其制备方法 |
| CN114622205A (zh) * | 2022-03-22 | 2022-06-14 | 河北永创化工科技有限公司 | 一种炼厂用中和缓蚀剂及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4703813B2 (ja) | 2011-06-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2839146B2 (ja) | 錆除去方法および組成物 | |
| JP4869782B2 (ja) | 腐食抑制剤、金属酸洗浄液組成物および金属の酸洗浄方法 | |
| US4180469A (en) | Dithiocarbamate sulfonium salt inhibitor composition | |
| JP5691039B2 (ja) | 酸洗浄用腐食抑制剤組成物 | |
| JPS6039119B2 (ja) | 吹付法で金属を洗浄する方法 | |
| JP3207183B2 (ja) | 金属の酸洗浄用腐食抑制剤、それを含んだ洗浄液組成物およびこれを用いる金属の洗浄方法 | |
| AU2015249410B2 (en) | Method and formulations for removing rust and scale from steel and for regenerating pickling liquor in hot-dip galvanization process | |
| JP2001316858A (ja) | 腐食抑制剤組成物、これを添加した金属の酸洗浄液組成物 | |
| US8845930B2 (en) | Methods of preventing corrosion | |
| US5492629A (en) | Method of cleaning scale and stains in water systems and related equipment | |
| JP2006169595A (ja) | キレート剤・有機酸洗浄用腐食抑制剤組成物 | |
| CN105568297A (zh) | 一种绿色环保型碳钢酸洗缓蚀剂及其应用 | |
| ES2301049T3 (es) | Procedimiento para eliminar escoria de laser. | |
| US6540943B1 (en) | Method of inhibiting corrosion of metal equipment which is cleaned with an inorganic acid | |
| US5215676A (en) | Rust and stain removal composition | |
| JP2006045608A (ja) | 酸洗腐食抑制剤及びそれを用いた耐食性酸洗液 | |
| JP6013132B2 (ja) | 有機酸洗浄用の腐食抑制液及び当該腐食抑制液を用いた金属の洗浄方法 | |
| JP3542789B2 (ja) | 耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板の表面処理剤、処理鋼板およびその処理方法 | |
| JP3510796B2 (ja) | 金属の酸洗浄用腐食抑制剤、それを含んだ洗浄液組成物およびこれを用いる金属の洗浄方法 | |
| JP2003166089A (ja) | 金属の酸洗浄用腐食抑制剤、それを含んだ洗浄組成物およびこれを用いる金属の洗浄方法 | |
| JP4586349B2 (ja) | 亜鉛系めっき鋼板の表面処理液、処理鋼板および処理方法 | |
| JP2000096049A (ja) | 金属の酸洗浄用腐食抑制剤、それを含んだ洗浄液組成物およびこれを用いる金属の洗浄方法 | |
| JP2001207281A (ja) | 酸洗浄用腐食抑制剤、それを含んだ洗浄液組成物および金属表面の洗浄方法 | |
| JP2000054171A (ja) | 金属の酸洗浄用腐食抑制剤、それを含んだ洗浄液組成物およびこれを用いる金属の洗浄方法 | |
| US3579447A (en) | Method of removing copper deposits from ferrous metal surfaces using hydroxyalkyl thiourea |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070426 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100524 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100601 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100802 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110222 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110309 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4703813 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |