JP5232381B2 - ノンリンス型水溶性洗浄剤組成物 - Google Patents

ノンリンス型水溶性洗浄剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、自動車、機械、車輛、造船、弱電、その他の産業における鉄鋼、鋳鉄及び非鉄金属の各種部品類の生産加工現場において、洗浄後に水洗工程を含まない中間あるいは最終洗浄で用いられるノンリンス型水溶性洗浄剤に関し、特に、排水処理の負荷を低減した水溶性洗浄剤を提供することに関する。
従来、金属・機械類の生産加工現場において用いられる洗浄剤のうち、洗浄後に水洗などのリンス工程を含まない場合は洗浄後の一時防錆が要求される。防錆基剤としてはホウ酸塩、リン酸塩などの無機系の物質や脂肪酸、アルカノールアミンなどの有機系の物質があるが、無機物質は洗浄後に粉状の残渣となり後工程で塗装不良などの問題の原因となるため、配合できる量に限りがある。
また、アルカノールアミン、グリコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、炭素数6〜12の脂肪酸、炭素数6〜18のジカルボン酸、水からなるリンス不要洗浄剤(特許文献1)が提案されている。しかし、有機系の防錆基剤としてよく用いられるアルカノールアミンは分子内に窒素を含むため、その廃液が富栄養化の原因となる問題がある。
一方、富栄養化の原因となるリンの除去は、経済性、処理効率等の観点から凝集剤を用いて難溶性のリン酸塩としてリン成分を除去する凝集沈殿法が一般的であり、大きな問題にはなっていない。窒素は、凝集沈殿法では除去低減することが非常に難しく、一般的には生物的処理が行われているが、先ずアンモニア態窒素を硝酸態窒素に変換する硝化工程と、硝酸態窒素を窒素ガスに変換する脱窒工程の2つの工程により行われるため、2つの反応槽が必要となると共に、処理時間が遅いため、処理効率が低くなる問題がある。また、該生物的処理では、脱窒素細菌を保有するために大容量の嫌気槽が必要となり、設備建設コストの高騰、装置設置面積の拡大を招く問題もある。更に、該脱窒素細菌は、周囲の温度環境、被処理水中に含まれる成分などに著しく影響されるため、特に温度が低くなる冬場になると、活動が低下して脱窒素作用が低下し、処理効率が不安定となる問題もある。以上のような理由から窒素を多く含有しているアミンを含まないノンリンス型の水溶性洗浄剤が求められてきた。
また、特許文献2ではイオウ原子含有カルボン酸の水溶性塩からなる界面活性剤、及び該界面活性剤を含有する水溶性脱脂洗浄剤が提案されている。しかし、水溶性の塩として無機塩類を用いた場合では鉄系金属に対し、腐食防止効果、防錆力がない問題があり、洗浄力も十分ではなかった。
特開平8−34991号公報 特開平6−322391号公報
本発明の目的は、十分な防錆性を維持した上でアルカノールアミンなどのアミン類を含まない排水処理性に優れたノンリンス型水溶性洗浄剤組成物を提供することである。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の硫黄系化合物と有機酸と無機塩類と無機アルカリを組みあわせることで上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は洗浄後に水洗工程を含まないノンリンス型水溶性洗浄剤に関し、特に、排水処理の負荷を低減させるためにアミン類を含まない以下に示す洗浄剤を提供することに関する。
1.アミン非含有タイプのノンリンス型水溶性洗浄剤組成物であって、(1)以下の式(I)で表される化合物と(2)カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、ネオデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、リシノール酸、ステアロール酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、ドデカン二酸、セバシン酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、石油スルホン酸から選ばれる少なくとも一種の有機酸と(3)ケイ酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機塩類と(4)水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれる無機アルカリと(5)水を含有することを特徴とするノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
Figure 0005232381
(式(I)において、Yは、硫黄原子、又はヒドロキシル基で置換されていてもよい以下の式(y1);
Figure 0005232381
で表される基を表し、mは1〜3を示し、Raは、ヒドロキシル基又は以下の式(a);
Figure 0005232381
(式(a)において、R1及びR2は、同一又は異なり、水素原子、ヒドロキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いはR1とR2は、それらの結合している炭素原子と共にカルボニル基を表す)で表され、R3は、結合、又はヒドロキシル基若しくはカルボキシル基(COOH)で置換されていてもよいアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、モノエーテル、又はポリエーテルを表し、Rbは、水素原子、ヒドロキシル基若しくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いは以下の式(b);
Figure 0005232381
(式(b)において、R4は、ヒドロキシル基若しくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、モノエーテル基、又はポリエーテル基を表し、R5及びR6は、同一又は異なり、水素原子、ヒドロキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いはR5とR6はそれらの結合している炭素原子と共にカルボニル基を表す。但し、Rbが水素原子を表す時、Yは式(y1)で表される基を示す。)
2.(1)(I)で表される化合物を1〜20重量%、(2)カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、ネオデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、リシノール酸、ステアロール酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、ドデカン二酸、セバシン酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、石油スルホン酸から選ばれる少なくとも一種の有機酸を1〜20重量%、(3)ケイ酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機塩類を0.1〜10重量%、(4)水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれる無機アルカリを次のpHに調整する量、(5)水を含有し、かつ3重量%水溶液のpHが8〜12.5である、項1に記載のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
3.式(I)で表される化合物の炭素数が4〜15である、項1〜2に記載のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
4.前記有機酸が、カルボン酸である、項1〜2に記載のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
5.前記有機酸の炭素数が6〜22である、項1〜2又は4に記載のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。


本発明の洗浄剤組成物は、富栄養化の原因となる窒素を多く含むアミン類を含まないことによって、排水処理の負荷が低減でき、環境への影響も低減することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明に用いる硫黄系化合物は以下の式(I):
Figure 0005232381
(式(I)において、Yは、硫黄原子、又はヒドロキシル基で置換されていてもよい以下の式(y1);
Figure 0005232381
で表される基を表し、mは1〜3を示し、Raは、ヒドロキシル基又は以下の式(a);
Figure 0005232381
(式(a)において、R1及びR2は、同一又は異なり、水素原子、ヒドロキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いはR1とR2は、それらの結合している炭素原子と共にカルボニル基を表す)で表され、R3は、結合、又はヒドロキシル基若しくはカルボキシル基(COOH)で置換されていてもよいアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、モノエーテル、又はポリエーテルを表し、Rbは、水素原子、ヒドロキシル基若しくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いは以下の式(b);
Figure 0005232381
(式(b)において、R4は、ヒドロキシル基若しくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、モノエーテル基、又はポリエーテル基を表し、R5及びR6は、同一又は異なり、水素原子、ヒドロキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いはR5とR6はそれらの結合している炭素原子と共にカルボニル基を表す。但し、Rbが水素原子を表す時、Yは式(y1)で表される基を示す。)で表される化合物である。
上記R1及びR2で示されるアルキル基は、直鎖又は分枝を有してもよく、ヒドロキシル基で置換されていてもよい。このようなR1及びR2で表されるアルキル基の具体的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられるが、これらに限定されるのではなく、またこれらの基は、ヒドロキシル基で置換されていてもよい。R1及びR2で示されるアリール基としては、例えばフェニル基が挙げられるが、これに限定されるのではなく、この基は、ヒドロキシル基で置換されていてもよい。
上記R3及びR4で示されるアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、モノエーテル、又はポリエーテルは、直鎖状であっても分枝を有してもよく、ヒドロキシル基又はカルボキシル基で置換されていてもよい。また、R3及びR4で示されるこれらの基の炭素数は、1〜12であることが好ましく、より好ましくは、1〜4である。R3及びR4で示されるアルキレン基の例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基が挙げられ、アルケニレン基の例としては、ビニレン基、プロペニレン基、ブタジエニレン基等が挙げられ、アリーレン基の例としては、フェニレン、ナフチレン、アントリレン、フェナントリレン等が挙げられるが、これらに限定されるのではない。R3及びR4で示されるモノエーテルの具体的な例としては、−C2H4O−CH2−、−C3H6O−C2H4−、−C4H8O−C3H6−等が挙げられ、ポリエーテルの具体例としては、−(C2H4O)n−CH2−(n=2〜5)、−(C3H6O)n−C2H4−(n=2〜3)等が挙げられるが、これらに限定されるのではない。
上記R5及びR6で表されるアルキル基は、直鎖又は分枝を有してもよく、ヒドロキシル基で置換されていてもよい。このようなR5及びR6で表されるアルキル基の具体的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられるが、これらに限定されるのではなく、またこれらは、ヒドロキシル基で置換されていてもよい。R5及びR6で示されるアリール基としては、例えば、フェニル基が挙げられるが、これに限定されるのではなく、またこの基はヒドロキシル基で置換されていてもよい。
上記Rbで表されるアルキル基は、直鎖又は分枝を有してもよく、ヒドロキシル基又はカルボキシル基で置換されていてもよい。このようなアルキル基の具体的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基等が挙げられるが、これらに限定されるのではない。上記Rbで表されるアルケニル基としては、例えば、ビニル基、プロペニル基等が挙げられるが、これらに限定されるのではない。上記Rbで表されるアリール基としては、例えば、フェニル基、ベンジル基、トルイル基、エチルフェニル基、スチリル基、tert−ブチルフェニル基、ナフチル基、アントリル基等が挙げられるが、これらに限定されるのではなく、これらの基は、ヒドロキシル基又はカルボキシル基で置換されていてもよい。
このような式(I)で表される化合物が、モノカルボン酸である場合、当該モノカルボン酸の炭素数は7〜15である。また、式(I)で示される化合物が、ジカルボン酸である場合、当該ジカルボン酸の炭素数は6〜14である。これは、炭素数が、上記の範囲よりも小さいと防錆力が弱く、又炭素数が、上記範囲よりも大きいと水への溶解度が低くなり、結果として十分な防錆力が得られないためである。
このような式(I)で表される化合物が、カルボン酸である場合の具体的な例としては、n−ペンチルチオグリコール酸、n−ヘキシルチオグリコール酸、シクロヘキシルチオグリコール酸、n−ヘプチルチオグリコール酸、n−オクチルチオグリコール酸、2−エチルヘキシルチオグリコール酸、n−ノニルチオグリコール酸、n−デシルチオグリコール酸、n−ウンデシルチオグリコール酸、n−ドデシルチオグリコール酸、4−tert−ブチルベンジルチオグリコール酸、フェニルエチルチオグリコール酸、フェニルチオグリコール酸、n−ブチルチオプロピオン酸、n−ペンチルチオプロピオン酸、n−ヘキシルチオプロピオン酸、シクロヘキシルチオプロピオン酸、n−ヘプチルチオプロピオン酸、n−オクチルチオプロピオン酸、2−エチルヘキシルチオプロピオン酸、n−ノニルチオプロピオン酸、n−デシルチオプロピオン酸、n−ウンデシルチオプロピオン酸、n−ドデシルチオプロピオン酸、4−tert−ブチルベンジルチオプロピオン酸、フェニルエチルチオプロピオン酸、フェニルチオプロピオン酸、n−ブチルチオ乳酸、n−ペンチルチオ乳酸、n−ヘキシルチオ乳酸、シクロヘキシルチオ乳酸、n−ヘプチルチオ乳酸、n−オクチルチオ乳酸、2−エチルヘキシルチオ乳酸、n−ノニルチオ乳酸、n−デシルチオ乳酸、n−ウンデシルチオ乳酸、n−ドデシルチオ乳酸、4−tert−ブチルベンジルチオ乳酸、フェニルエチルチオ乳酸、フェニルチオ乳酸、n−プロピルチオブタン酸、n−ブチルチオブタン酸、n−ペンチルチオブタン酸、n−ヘキシルチオブタン酸、シクロヘキシルチオブタン酸、n−ヘプチルチオブタン酸、n−オクチルチオブタン酸、2−エチルヘキシルチオブタン酸、n−ノニルチオブタン酸、n−デシルチオブタン酸、n−ウンデシルチオブタン酸、4−tert−ブチルベンジルチオブタン酸、フェニルエチルチオブタン酸、フェニルチオブタン酸、n−エチルチオペンタン酸、n−プロピルチオペンタン酸、n−ブチルチオペンタン酸、n−ペンチルチオペンタン酸、n−ヘキシルチオペンタン酸、シクロヘキシルチオペンタン酸、n−ヘプチルチオペンタン酸、n−オクチルチオペンタン酸、2−エチルヘキシルチオペンタン酸、n−ノニルチオペンタン酸、n−デシルチオペンタン酸、フェニルエチルチオペンタン酸、フェニルチオペンタン酸、n−メチルチオヘキサン酸、n−エチルチオヘキサン酸、n−プロピルチオヘキサン酸、n−ブチルチオヘキサン酸、n−ペンチルチオヘキサン酸、n−ヘキシルチオヘキサン酸、シクロヘキシルチオヘキサン酸、n−ヘプチルチオヘキサン酸、n−オクチルチオヘキサン酸、2−エチルヘキシルチオヘキサン酸、n−ノニルチオヘキサン酸、フェニルエチルチオヘキサン酸、フェニルチオヘキサン酸、n−メチルチオヘプタン酸、n−エチルチオヘプタン酸、n−プロピルチオヘプタン酸、n−ブチルチオヘプタン酸、n−ペンチルチオヘプタン酸、n−ヘキシルチオヘプタン酸、シクロヘキシルチオヘプタン酸、n−ヘプチルチオヘプタン酸、n−オクチルチオヘプタン酸、2−エチルヘキシルチオヘプタン酸、フェニルエチルチオヘプタン酸、フェニルチオヘプタン酸、n−メチルチオオクタン酸、n−エチルチオオクタン酸、n−プロピルチオオクタン酸、n−ブチルチオオクタン酸、n−ペンチルチオオクタン酸、n−ヘキシルチオオクタン酸、シクロヘキシルチオオクタン酸、n−ヘプチルチオオクタン酸、フェニルチオオクタン酸、n−メチルチオノナン酸、n−エチルチオノナン酸、n−プロピルチオノナン酸、n−ブチルチオノナン酸、n−ペンチルチオノナン酸、n−ヘキシルチオノナン酸、シクロヘキシルチオノナン酸、フェニルチオノナン酸、n−メチルチオデカン酸、n−エチルチオデカン酸、n−プロピルチオデカン酸、n−ブチルチオデカン酸、n−ペンチルチオデカン酸、n−メチルチオウンデカン酸、n−エチルチオウンデカン酸、n−プロピルチオウンデカン酸、n−ブチルチオウンデカン酸、n−メチルチオドデカン酸、n−エチルチオドデカン酸、n−プロピルチオドデカン酸、n−メチルチオトリデカン酸、n−エチルチオトリデカン酸、n−メチルチオテトラデカン酸、2−メチルチオ安息香酸、4−メチルチオ安息香酸、2−エチルチオ安息香酸、4−エチルチオ安息香酸、2−プロピルチオ安息香酸、4−プロピルチオ安息香酸、2−ブチルチオ安息香酸、4−ブチルチオ安息香酸、2−ペンチルチオ安息香酸、4−ペンチルチオ安息香酸、2−ヘキシルチオ安息香酸、4−ヘキシルチオ安息香酸、2−ヘプチルチオ安息香酸、4−ヘプチルチオ安息香酸、2−オクチルチオ安息香酸、4−オクチルチオ安息香酸及びチオジプロピオン酸、チオジブタン酸、チオジペンタン酸、チオジヘキサン酸、3−チアオクタンニ酸、4−チアオクタンニ酸、3−チアノナンニ酸、4−チアノナンニ酸、3−チアデカンニ酸、4−チアデカンニ酸、5−チアデカンニ酸、3−チアウンデカンニ酸、4−チアウンデカンニ酸、5−チアウンデカンニ酸、3−チアドデカンニ酸、4−チアドデカンニ酸、5−チアドデカンニ酸、6−チアドデカンニ酸、3−チアテトラデカン二酸、4−チアペンタデカン二酸、4,8−ジチアドデカン二酸、メチルチオりんご酸、エチルチオりんご酸、n−プロピルチオりんご酸、イソプロピルチオりんご酸、n−ブチルチオりんご酸、t−ブチルチオりんご酸、n−ペンチルチオりんご酸、n−ヘキシルチオりんご酸、シクロヘキシルチオりんご酸、フェニルチオりんご酸、n−ペンチルチオりんご酸、n−オクチルチオりんご酸、2−エチルヘキシルチオりんご酸、n−ノニルチオりんご酸、n−デシルチオりんご酸、2−チオフェンカルボン酸、3−チオフェンカルボン酸、2,5−チオフェンジカルボン酸、2−チエニル酢酸、3−チエニル酢酸、3−(2−チエニル)プロピオン酸、3−(2−チエニル)ブタン酸、2−ヒドロキシチオアニソール、4−メチルチオフェノール、(4,4’−ジヒドロキシ)ジフェニルチオエーテル等が挙げられるが、これらに限定されるのではない。これらの有機物質は、1種類のみを用いてもよく、また、2種類以上を適宜併用してもよい。
また、上記式(I)で表されるチオエーテルを含む化合物がアルコールである場合、当該アルコールの炭素数は4〜15である。このようなアルコールの具体的な例としては、チオジエタノール、チオジプロパノール、チオジブタノール、チオジペンタノール、3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール、メチルチオグリセリン、エチルチオグリセリン、n−プロピルチオグリセリン、イソプロピルチオグリセリン、n−ブチルチオグリセリン、t−ブチルチオグリセリン、n−ヘキシルチオグリセリン、シクロヘキシルチオグリセリン、フェニルチオグリセリン、n−ペンチルチオグリセリン、n−オクチルチオグリセリン、2−エチルヘキシルチオグリセリン、n−ノニルチオグリセリン、n−デシルチオグリセリン、n−ウンデシルチオグリセリン、n−ドデシルチオグリセリン、2−チオフェンメタノール、3−チオフェンメタノール、エチルチオエタノール、エチルチオプロパノールが挙げられるが、これらに限定されるのではない。これらの有機物質は、1種類のみを用いてもよく、また、2種類以上を適宜併用してもよい。
このような式(I)で表される化合物として、モノカルボン酸、ジカルボン酸又はアルコールが挙げられるが、2種類以上を適宜併用してもよい。
以上、式(I)で表される化合物の炭素数は4〜15であり、好ましくは4〜9である。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物において、上記式(I)で表される化合物、無機塩類、無機アルカリと併用される有機酸は、通常、金属腐食抑制の用途に用いられる有機酸が使用できる。また、前記有機酸は、炭素数6〜22であることが好ましく、飽和又は不飽和であり、直鎖状、分枝鎖状、又は環状の何れの構造を有してもよい。このような有機酸の例としては、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、ネオデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、メリシン酸及びラクセル酸等の飽和脂肪酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、リシノール酸及びステアロール酸等の不飽和脂肪酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸及びp−tert−ブチル安息香酸等の芳香族脂肪酸、ドデカン二酸、セバシン酸、アジピン酸、スベリン酸及びアゼライン酸等の二塩基酸、ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、石油スルホン酸等のスルホン酸が挙げられるが、これらに限定されるのではない。これらの有機酸は、1種類のみを用いてもよく、また2種類以上を適宜混合してもよい。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物において、上記式(I)で表される化合物、有機酸、無機アルカリと併用される無機塩類は、通常、洗浄剤用途で用いられる無機塩類が使用できる。このような無機塩類の例としてはオルトケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、1号ケイ酸カリウム等に代表されるケイ酸塩、リン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム等に代表されるリン酸塩、メタホウ酸カリウム、ホウ砂等に代表されるホウ酸塩、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等に代表される炭酸塩が挙げられるがこれらに限定されるのではない。これらの無機塩類は、1種類のみを用いてもよく、また2種類以上を適宜混合してもよい。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物において、上記式(I)で表される化合物、有機酸、無機塩類と併用される無機アルカリは、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が使用できる。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物において、式(I)で表される化合物の配合割合は、好ましくは、1〜20重量%であり、より好ましくは、3〜10重量%である。配合割合が1重量%より少ないと十分な防錆力が得られない。また、配合割合が20重量%より多いと経済的に好ましくなく、またモノカルボン酸、ジカルボン酸の場合は塩となるpH調整用の無機アルカリの量が多くなり、被洗浄物表面に金属塩の残渣が白い粉状で残り、仕上がり状態が悪くなる。さらに後の塗装工程で塗装不良・塗装剥れなどの問題が起きることもある。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物において、使用される有機酸の配合割合は、好ましくは、1〜20重量%であり、より好ましくは、3〜10重量%である。配合割合が1重量%より少ないと十分な防錆力が得られない。また、配合割合が20重量%より多いと有機酸の塩となるpH調整用の無機アルカリの量が多くなり、被洗浄物表面に金属塩の残渣が白い粉状で残り、仕上がり状態が悪くなる。さらに後の塗装工程で塗装不良・塗装剥れなどの問題が起きることもある。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物において、使用される無機塩類の配合割合は、好ましくは、0.1〜10重量%であり、より好ましくは、1〜7重量%である。配合割合が0.1重量%より少ないと十分な洗浄力が得られない。また、配合割合が10重量%より多いと被洗浄物表面に無機塩の残渣が白い粉状で残り、仕上がり状態が悪くなる。さらに後の塗装工程で塗装不良・塗装剥れなどの問題が起きることもある。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物において、使用される無機アルカリの配合割合は、3重量%水溶液のpHが8〜12.5の範囲になるように調整添加する。
本発明のノンリンス型洗浄剤組成物には、必要に応じて、防腐剤、界面活性剤、消泡剤等の各種添加剤を、洗浄・防錆効果、排水処理性を損なわない範囲で適宜加えることができる。
防腐剤としては、トリアジン系、イソチアゾリン系又はフェノール系等が代表的であるが、具体的には、トリアジン系としては、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。イソチアゾリン系としては、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−イソチアゾリン−3−オン等が挙げられる。フェノール系としては、オルトフェニルフェノール、2,3,4,6−テトラクロロフェノール等が挙げられる。
界面活性剤としては、ブロックタイプのポリオキシアルキレングリコール(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー等)等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
消泡剤としては、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン等のポリオキシアルキレン系消泡剤が挙げられる。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物は、水溶液状であり、その元々の濃度及び洗浄時に求められる性能に応じて、適宜水を用いて希釈して使用することができる。使用時における、本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物の濃度は、好ましくは、希釈後の水溶液の全量100重量部に対して0.1〜30重量%であり、より好ましくは、1〜10重量%である。
本発明のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物の3重量%水溶液のpHは、上記にも示したが、好ましくは8〜12.5、より好ましくは9〜12である。十分な防錆性を得るにはpHが8以上であることが好ましく、手荒れの原因となる皮膚刺激性や、廃棄物処理における特定管理産業廃棄物たる廃アルカリの処理等を考慮すると、pHが12.5以下であることが望ましいためである。
以下、実施例に基づいて本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるのではない。
(実施例1〜7)
表1に示した組成で実施例1〜7の洗浄剤を調製(単位:重量%)した。それぞれの3重量%水溶液を用いて洗浄性及び防錆性を評価した。評価結果を表1に示した。
洗浄性の評価方法
キシレン及びアセトンで脱脂洗浄した冷間圧延鋼板(材質:SPCC−SD,サイズ:1×70×150mm)に不水加工油を塗布し1昼夜自然乾燥させたものを洗浄用テストピースとした。洗浄液を50℃に加熱し、3kgf/cm2の圧力で片面ずつ10秒間スプレー洗浄した。
洗浄性評価基準(洗浄前後のテストピース重量から算出した洗浄率)
◎:98%以上
○:95%以上98%未満
△:90%以上95%未満
×:90%未満
防錆性の評価方法
鋳鉄板(材質:FC200,サイズ:5×50×70mm)を#60の研磨布で研磨した。研磨した鋳鉄板をキシレン及びアセトンで脱脂し、3重量%に調整した洗浄剤希釈液に浸漬した。3分間静置した後鋳鉄板を引き上げて、表面をエアブローで乾燥させた。その後、気温20〜30℃(6時間ごとに5℃ずつ切替ながらサイクル)、湿度90%一定の恒温恒湿槽に静置し、点錆の発生状況を観察した。
防錆性評価基準
◎:点錆の数が0個
○:点錆の数が1〜9個
△:点錆の数が10〜49個
×:点錆の数が50個以上(全面発錆も含む)
Figure 0005232381
(比較例1〜4)
表2に示した組成で比較例1〜4の洗浄剤を調製(単位:重量%)した。それぞれの3重量%水溶液を用いて実施例と同様の方法で洗浄性と防錆性を評価した。評価結果を表2に示した。
Figure 0005232381
表1、表2中の非イオン性界面活性剤は、三洋化成工業社製NN−61(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールブロックポリマー)を用いた。
以上の結果から排水処理に負荷がかかる窒素を多く含むアミン類を含まなくても、式(I)で表される化合物と有機酸と無機塩類と無機アルカリを含むことによって、アミン類を含有するノンリンス型水溶性洗浄剤と同等の洗浄性、防錆性が得られる。ノンリンス型水溶性洗浄剤で洗浄後、通常約3日で次工程(塗装等)へ移るため、3日後無発錆で十分な防錆性を有している。式(I)で表される化合物を含まず、有機酸と無機塩類と無機アルカリを含む系では洗浄性は十分であるが、防錆性が不十分である。有機酸を含まず、式(I)で表される化合物と無機塩類と無機アルカリを含む系でも洗浄性は十分であるが、防錆性が不十分である。無機塩類を含まず、式(I)で表される化合物と有機酸と無機アルカリを含む系では防錆性は十分であるが、洗浄性が不十分である。

Claims (5)

  1. アミン非含有タイプのノンリンス型水溶性洗浄剤組成物であって、(1)以下の式(I)で表される化合物と(2)カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、ネオデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、リシノール酸、ステアロール酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、ドデカン二酸、セバシン酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、石油スルホン酸から選ばれる少なくとも一種の有機酸と(3)ケイ酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機塩類と(4)水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれる無機アルカリと(5)水を含有することを特徴とするノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
    Figure 0005232381
    (式(I)において、Yは、硫黄原子、又はヒドロキシル基で置換されていてもよい以下の式(y1);
    Figure 0005232381

    で表される基を表し、mは1〜3を示し、Raは、ヒドロキシル基又は以下の式(a);
    Figure 0005232381

    (式(a)において、R1及びR2は、同一又は異なり、水素原子、ヒドロキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いはR1とR2は、それらの結合している炭素原子と共にカルボニル基を表す)で表され、R3は、結合、又はヒドロキシル基若しくはカルボキシル基(COOH)で置換されていてもよいアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、モノエーテル、又はポリエーテルを表し、Rbは、水素原子、ヒドロキシル基若しくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いは以下の式(b);
    Figure 0005232381

    (式(b)において、R4は、ヒドロキシル基若しくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、モノエーテル基、又はポリエーテル基を表し、R5及びR6は、同一又は異なり、水素原子、ヒドロキシル基で置換されていてもよいアルキル基又はアリール基、或いはR5とR6はそれらの結合している炭素原子と共にカルボニル基を表す。但し、Rbが水素原子を表す時、Yは式(y1)で表される基を示す。)
  2. (1)(I)で表される化合物を1〜20重量%、(2)カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、ネオデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、リシノール酸、ステアロール酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、ドデカン二酸、セバシン酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、石油スルホン酸から選ばれる少なくとも一種の有機酸を1〜20重量%、(3)ケイ酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機塩類を0.1〜10重量%、(4)水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれる無機アルカリを次のpHに調整する量、(5)水を含有し、かつ3重量%水溶液のpHが8〜12.5である、請求項1に記載のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
  3. 式(I)で示される化合物の炭素数が4〜15である、請求項1〜2に記載のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
  4. 記有機酸が、カルボン酸である、請求項1〜2に記載のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
  5. 記有機酸の炭素数が6〜22である、請求項1〜2又は4に記載のノンリンス型水溶性洗浄剤組成物。
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