JP4478489B2 - ラマン光増幅器およびラマン光増幅器の調整方法 - Google Patents
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Description
図5に示す光伝送システムは、端局1Aと端局1Bとの間で波長多重光を伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送システムである。また、端局1A、1B間を接続する伝送路上には、複数の光中継器2A〜2Nが設けられている。ここで、各光中継器2A〜2Nは、波長多重光を増幅する光増幅器として動作する。なお、以下では、各光中継器2A〜2Nを収容する施設のことを「局舎」と呼ぶことがある。
(第1の実施例)
図11は、本発明の第1の実施例におけるラマン増幅器の立上げ処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、例えば、光伝送システムの構築時または復旧時に実行される。
平均ラマン利得 = A・G31a+B・G31b+C・G31c ・・・(1)
ここで、「A」「B」「C」は、夫々励起光源31a、31b、31cに対して割り当てられる平均ラマン利得算出係数であり、実験又はシミュレーション等により予め求められた定数である。また、「G31a」「G31b」「G31c」は、夫々、励起光源31a、31b、31cから出力される励起光に起因するラマン利得であり、以下の(2)〜(4)式で表される。
G31a = G331a・(P31a−Loss)3
+G231a・(P31a−Loss)2
+G131a・(P31a−Loss) ・・・(2)
ここで、「G331a」「G231a」「G131a」は、夫々、励起光源31aから出力される励起光に起因するラマン利得を計算するための3次係数、2次係数、1次係数である。また、「P31a」は、励起光源31aから出力される励起光の光パワーであり、パワーモニタ部34により検出される。
G31b = G331b・(P31b−Loss)3
+G231b・(P31b−Loss)2
+G131b・(P31b−Loss) ・・・(3)
同様に、「G331b」「G231b」「G131b」は、夫々、励起光源31bから出力される励起光に起因するラマン利得を計算するための3次係数、2次係数、1次係数である。また、「P31b」は、励起光源31bから出力される励起光の光パワーであり、パワーモニタ部34により検出される。
G31c = G331c・(P31c−Loss)3
+G231c・(P31c−Loss)2
+G131c・(P31c−Loss) ・・・(4)
更に同様に、「G331c」「G231c」「G131c」は、夫々、励起光源31cから出力される励起光に起因するラマン利得を計算するための3次係数、2次係数、1次係数である。また、「P31c」は、励起光源31cから出力される励起光の光パワーであり、パワーモニタ部34により検出される。
ASS雑音 = ASS3・G31a3+ASS2・G31a2+ASS1・G31a
+ASS3・G31b3+ASS2・G31b2+ASS1・G31b
+ASS3・G31c3+ASS2・G31c2+ASS1・G31c
・・・(5)
ここで、「G31a」〜「G31c」は、夫々励起光源31a〜31cから出力される励起光に起因するラマン利得であり、上述の(2)〜(4)式により算出される。また、「ASS3」「ASS2」「ASS1」は、夫々ASS雑音を計算するための3次係数、2次係数、1次係数であり、正確なASS雑音が算出されるように、実験(または、シミュレーション)等により予め決められている、なお、これらの係数は、伝送路ファイバの種別ごとに用意されている。そして、ASS雑音計算部46は、制御端末27から伝送路情報として与えられる「ファイバ種別」、及び励起パワー算出部13により算出される各励起光源31a〜31cに起因するラマン利得に基づいて、上記(5)式に従ってASS雑音を算出する。
主信号パワー成分 = 「受光パワー」−「雑音成分」
= 「受光パワー」−「ASE雑音」−「ASS雑音」
なお、「受光パワー」は、フォトダイオード43により検出される。「ASE雑音」は、上流局の光中継器から通知される。「ASS雑音」は、ASS雑音計算部46により算出される。この結果、雑音成分が除去された信号光のみの光パワーが算出される。例えば、受光パワーが「−24dBm」、ASE雑音及びASS雑音が夫々「−30dBm」であったものとする。この場合、雑音成分の合計値が「−27dBm」となるので、主信号パワーは「−27dBm」になる。
(第2の実施例)
図15は、本発明の第2の実施例におけるラマン増幅器の立上げ処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、例えば、光伝送システムの構築時または復旧時に実行される。
ASS雑音 = ASS3・G3+ASS2・G2+ASS1・G
「G」は、ステップS28で求めた平均ラマン利得である。また、「ASS3」「ASS2」「ASS1」は、夫々ASS雑音を計算するための3次係数、2次係数、1次係数であり、正確なASS雑音が算出されるように、実験(または、シミュレーション)等により予め決められている、なお、これらの係数は、伝送路ファイバの種別ごとに用意されている。
主信号パワー成分 = 「受光パワー」−「ASE雑音」−「ASS雑音」
なお、「受光パワー」は、ステップS27で検出されている。「ASE雑音」は、上流局の光中継器から通知される。「ASS雑音」は、ステップS30で求められている。
励起光停止時の受光パワー(EDFA21への入力レベル):−27dBm
主信号パワーの目標値:−24dBm
ファイバロス係数の標準値:0.23dBm/km(@1550nm)
ファイバ有効断面積の標準値:85μm2/nm(@1550nm)
伝送路ファイバの光特性が、標準値通りであれば、予め用意されている計算式に基づいて得られるASS雑音量は、ほぼ正確な値になる。このため、受光パワーから雑音成分を差し引くことにより得られる信号光自体の光パワーも、ほぼ正確に検出できる。なお、図16A及び図16Bにおいては、励起パワーを250mWとしたときに、信号光の光パワー(主信号パワー)が目標値に達している。
(第3の実施例)
本発明の第3の実施例のラマン増幅器は、上流局から信号光を受信しない状態でASS雑音を測定しておき、その後、測定したASS雑音に基づいて励起パワーを調整する構成である。
(第4の実施例)
本発明の第4の実施例のラマン増幅器は、ASS雑音量の検出精度を高めるために、ASS雑音計算部で算出した値を補正する機能を備えている。なお、ASS雑音量の検出精度が高くなると、上述したように、信号光の光パワーを正確に制御できるようになり、また、「入力断」の検出精度も向上する。
補正値 = (Pass+(Pb−Pa))/Pass
手順5:ラマン増幅器10からの出力光がEDFA21に導かれるように、ラマン増幅器10とEDFA21との間を光ファイバで接続する(図20B参照)。
(第5の実施例)
本発明による第5の実施例のラマン増幅器は、主信号に対して割り当てられる信号光とは別に専用光(以下、プローブ光)が伝送される光伝送システムにおいて使用されることを前提とし、そのプローブ光を利用して入力断検出を行う。
(第6の実施例)
図29に本発明の第6の実施例によるASS光見積もり量補正方法を実施するラマン光増幅器の内部構成を示す。当該増幅器は、発振波長帯域が1種類若しくはそれ以上の励起光源LD1,LD2,...,LDn(n≧1)を有する。これらの励起光源から発せされた光は、同じく増幅器内に設けられた光合波器WDM1,WDM2,・・・、WDMn−1を通して合波され、このようにして得られた励起光が光合波器BS1を通して伝送路ファイバ(図38中、ラマン増幅器130に接続された伝送路120)に供給され、もって上記の如く、周知のラマン増幅の原理により、伝送路ファイバを増幅媒体として伝送路ファイバを伝搬する信号光が増幅される。
ASS光発生量[mW] = ASS光見積もり量[mW] × α ・・・(6)
第6の実施例によれば、ラマン増幅器をシステムに設置した後、その稼働前、この式中の「ASS光見積もり量」と「ASS光発生量」との比(α)、即ちASS光見積もり量の誤差分を示す値を求める。具体的には、図29に示す如く光増幅器130の信号出力端に外部接続される光スペクトラムアナライザ200、若しくは光レベル測定手段によってASS光発生量を測定し、この測定値と当該光増幅器の中央演算装置μ1にて見積もられるASS光量とを比較して求める。この補正値αの導出は、より具体的には、例えば図20と共に説明した上記第4の実施例における手順1,手順2,手順3により実現され得る。
α = ASS光発生量[mW] ÷ ASS光見積もり量[mW] ・・・(7)
このような実際の測定に基づく補正値αの導出手順は、システム内の伝送路が変化しない限り,稼働前の一回のみ行なえばよい。以後は、励起光源の発光量が変化することにより、ASS光発生量が変化しても、このような励起光の変化に対応し、例えば上記式(5)にて算出されるASS光見積もり量に対して上記補正値αを乗じて補正することで対応可能である。即ち、以下の式(8)に示す近似式を用いて上記励起光量に対応してASS光見積もり量を補正し、もって精度よくASS補正を行なうことが可能となる。
補正済みASS光見積もり量 [mW] = ASS光見積もり量[mW] × α ・・・(8)
尚、上記の説明では、ASS光見積もり量の補正を1次係数のパラメータαにより行なっているが、ASS光見積もり量若しくは励起光量に係わる高次の補正パラメータ(補正値)を用いて、上記同様にしてASS光量の見積もり補正を行なうようにしてもよい。
一波当たりの信号光レベル[mW]=(PD1モニタ光レベル[mW]−補正済みASS光見積もり量[mW]−累積ASE光量[mW])÷波長数 ・・・(9)
この「一波当たりの信号光レベル」が所望の信号光レベル制御目標値と一致するように励起光源駆動回路DAC1,DAC2、...,DACnを制御することにより、ASS光、即ちASS雑音の見積もり誤差による信号光レベル制御精度の劣化を効果的に抑えることができる。
(第7の実施例)
図30は、本発明の第7の実施例によるASS光見積もり量補正方法を実施するラマン光増幅器130の構成を示す。上記第6の実施例同様、励起光源LD1,LD2,...,LDn(n≧1)により増幅された信号光及びそれに付随して発生したASS光、及び累積ASE光の一部が光分岐器BS2により分岐される。そして、更にある特定の波長帯域を透過するバンドパスフィルタにより構成された反射型光分波器BPF1により特定の波長帯域の光が抽出され、受光素子PD1に受光される。即ち、図31中、(a)が当該ラマン光増幅器130により受光された光信号のスペクトルを示し、同図(b)が反射型光分波器BPF1を通過することで特定の波長帯域部分が抽出された状態のスペクトルを示す。
PD1での一波当たりの信号光レベル [mW]≒PD1モニタ光レベル[mW]÷PD1透過信号波長数 ・・・(10)
ここで、PD1透過信号波長数は、反射型光分波器BPF1を透過する信号波長数である。
PD2での一波当たりの信号光レベル [mW]=(PD2モニタ光レベル[mW]−補正済みASS光見積もり量[mW]−累積ASE光量[mW])÷(全波長数−PD1透過信号波長数)・・・(11)
このPD2での一波当たりの信号光レベルが式(10)で求めたPD1での一波当たりの信号光レベルと一致する条件のとき、実際のASS光発生量と、式(11)にて適用しているASS光見積もり量とが一致することになる。従って、このようにして測定に基づいて求めたASS光見積もり値と元々設定されているシステムのファクタのみから求められるASS見積もり量との比である補正値αを、第6の実施例にて説明した設定手順1)又は2)によって設定することで、ASS光見積もり量の補正を行なうことができ、その結果、信号光一定制御の精度を上げることができる。
PD1での一波当たりの信号光レベル [mW]=(PD1モニタ光レベル[mW]−BPF1透過ASS光見積もり量[mW]−BPF1透過累積ASE光量[mW])÷PD1透過信号波長数・・・(12)
ここで、上記BPF1透過ASS光見積もり量、BPF1透過累積ASE光量は、例えば以下の手順で求めることができる。
(第8の実施例)
図33に、本発明の第8の実施例によるASS光見積もり量補正方法を実施するためのラマン光増幅器130のハードウェア構成を示す。図中、励起光源LD1,LD2,...,LDn(n≧1)により増幅された信号光及びそれに付随して発生したASS光、及び累積ASE光の一部は、光分岐器BS2、BS3により、夫々その一部が分岐される。更に、ある特定の波長帯域を透過するバンドパスフィルタBPF1により、ある特定の波長帯域の光が抽出されて受光素子PD1に受光される。図34中、(a)は当該ラマン光増幅器130に受光される光信号のスペクトルを示し、同図(b)は、その内、バンドバスフィルタBPF1を通過する光信号のスペクトルを示す。
PD2での一波当たりの信号光レベル [mW]=(PD2モニタ光レベル[mW]−補正済みASS見積もり量[mW]−累積ASE光量[mW])÷波長数 ・・・(13)
この受光素子PD2での一波当たりの信号光レベルが、式(10)にて求められるPD1での一波当たりの信号光レベルと一致する条件のとき、上記同様、ASS光発生量とASS光見積もり量とが一致し、そのときのASS光見積もり量(又はそこから求められる補正値)を設定して適用することにより、信号光一定制御の精度を向上可能である。
PD1での一波当たりの信号光レベル [mW]=(PD1モニタ光レベル[mW]−BPF1透過ASS光見積もり量[mW]−BPF1透過累積ASE光量[mW])÷PD1透過信号波長数・・・(14)
ここで、バンドパスフィルタBPF1透過ASS光見積もり量、BPF1透過累積ASE光量は、第7の実施例の変形例にて説明した手順で求めればよい。このようにして式(14)にて求めた「PD1での一波当たりの信号光レベル」が、式(13)の「PD2での一波当たりの信号光レベル」と一致する条件のとき、ASS光発生量とASS光見積もり量とが一致し、その際のASS光見積もり量(又は補正値)を適用することにより、信号光一定制御の精度を向上可能である。
(第9の実施例)
以下に本発明の第9の実施例によるASS光見積もり量補正方法につき説明する。この場合のラマン光増幅器130のハードウェア構成は、図30に示す構成例とする。励起光源LD1,LD2,...,LDn(n≧1)により増幅された信号光及びそれに付随して発生したASS光、及び累積ASE光の一部は光分岐器BS2を通してその一部が分岐され、ある特定の波長帯域を透過するバンドパスフィルタにより構成された反射型光分波器BPF1を通してある特定の波長帯域の光が抽出されて受光素子PD1に受光される。なおこの場合、分波器BPF1の透過帯域は信号光の帯域とずらして設定されており、そのため、図35(a)、(b)に示す如く、BPF1の透過光には信号光成分が存在しない。即ち、BPF1の透過光には同図(b)に示す如く、雑音成分(ASS光、累積ASE光)のみが含まれる。他方分波器BPF1により反射された、図36(b)に示す如くの残りの波長帯域の光は、受光素子PD2に受光される。このように受光素子PD1、PD2にて受けられた光レベルは、夫々信号光モニタ回路ADC1,ADC2を通して中央演算装置μ1に取り込まれる。
補正済みASS光見積もり量[mW]≒PD1モニタ光レベル[mW]×β−累積ASE光量[mW] ・・・(15)
更に式(15)にて算出した補正済みASS光見積もり量を、受光素子PD2にて検出された光レベルから差し引くことにより、PD2での一波当たりの信号光レベルを式(16)により近似的に求め得る。
一波当たりの信号光レベル [mW]≒(PD2モニタ光レベル[mW]−補正済みASS光見積もり量[mW]−累積ASE光量[mW] )÷波長数 ・・・(16)
尚、上記手順1)乃至3)にて示したPD2に受光される波長帯域のASS光量を求める手順、及び式(15)、(16)による補正処理は、システム稼働中に、随時行なってもよい。、又、上記の如く求めたASS光量、即ちASS光発生量を適用し、上記式(6)乃至(9)による関係を用いて補正値αを求め、以降このαを用いて補正済みASS光見積もり量を算出する構成としてもよい。
(第10の実施例)
以下、本発明の第10の実施例によるASS光見積もり量補正方法について説明する。この場合、第9の実施例と異なる点は、図30に示すラマン光増幅器のハードウェア構成の代わりに、図33に示す構成を適用する点である。この場合、励起光源LD1,LD2,...,LDn(n≧1)により増幅された信号光及びそれに付随して発生したASS光、及び累積ASE光の一部は光分岐器BS2、BS3を通してその一部が分岐され、更にある特定の波長帯域を透過するバンドパスフィルタBPF1により、ある特定の波長帯域の光が抽出されて受光素子PD1に受光される。そしてこの場合も上述の第9の実施例同様、図37に示す如く、分波器BPF1の透過帯域に信号光の帯域は含まれず、もってBPF1の透過光には雑音成分(ASS光、累積ASE光)のみが含まれるように設定される。BS3のもう一方の出力端からは、受光信号波長帯域の全体が出力され、受光素子PD2に受光される。受光素子PD1、PD2にて受けた光レベルは、夫々信号光モニタ回路ADC1,ADC2を通して中央演算装置μ1に取り込まれる。
補正済みASS光見積もり量[mW]≒PD1モニタ光レベル[mW]×β−累積ASE光量[mW] ・・・(17)
このようにして式(17)にて算出した補正済みASS光見積もり量を、受光素子PD2にて検出した光レベルから差し引くことにより、PD2での一波当たりの信号光レベルを式(18)にて近似的に求めることができる。
一波当たりの信号光レベル [mW]≒(PD2モニタ光レベル[mW]−補正済みASS光見積もり量[mW]−累積ASE光量[mW] )÷波長数 ・・・(18)
上記1)乃至3)の手順、及び式(17)、(18)による補正処理は、随時行なってもよい。又、このようにして求めたASS光発生量を適用し、式(6)乃至(9)の関係によりαを計算し,以降このαを用いて、適用すべき補正済みASS光見積もり量を算出するようにしてもよい。
(付記1)
伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
上記波長多重光の光パワーを検出する光モニタ手段と、
上記光モニタ手段により検出された光パワー、及び伝送路の光特性を表す伝送路情報に基づいて上記励起光を制御する制御手段を備え、
上記伝送路情報は、上記伝送路ファイバの種別を表す情報、上記伝送路ファイバの長さを表す情報、上記伝送路ファイバの平均ファイバロス係数、局舎内損失値を含むことを特徴とするラマン光増幅器。
(付記2)
伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
上記波長多重光の光パワーを検出する光モニタ手段と、
上記光モニタ手段により検出された光パワー、及び伝送路の光特性を表す伝送路情報に基づいて上記励起光を制御する制御手段を備え、
上記伝送路情報は、上記伝送路ファイバの種別を表す情報、上記伝送路ファイバの損失値、局舎内損失値を含むことを特徴とするラマン光増幅器。
(付記3)
伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
上記波長多重光の光パワーを検出する光モニタ手段と、
上記励起光のパワーを変化させながら上記伝送路ファイバにおけるラマン利得を測定する測定手段と、
上記光モニタ手段により検出された光パワー、及び上記測定手段により測定されたラマン利得に基づいて上記励起光のパワーを決定する決定手段、
を有するラマン光増幅器。
(付記4)
付記3に記載のラマン光増幅器であって、
上記励起手段は、互いに波長の異なる励起光を生成する複数の励起光源を含んでおり、
上記決定手段は、上記複数の励起光源の励起比率を決定する構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記5)
付記3に記載のラマン光増幅器であって、
上記光モニタ手段は、上記伝送路ファイバからの出力の光パワー値から雑音成分を差し引いた値を上記波長多重光の光パワーとして検出する構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記6)
付記5に記載のラマン光増幅器であって、
上記雑音成分は、上記励起光の光パワーに基づいて算出されるASS雑音、及び上記伝送路ファイバの上流局に設けられている光増幅器に対応するASE雑音である構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記7)
付記3に記載のラマン光増幅器であって、
上記測定手段は、上記励起光のパワーを第1の値にしたときの受光パワーと上記励起光のパワーを第2の値にしたときの受光パワーとの差分に基づいて上記伝送路ファイバにおけるラマン利得を測定する構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記8)
付記7に記載のラマン光増幅器であって、
上記第1の値は、上記励起光を停止した状態に対応する値である構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記9)
付記3に記載のラマン光増幅器であって、
上記測定手段は、上記波長多重光の光パワーが予め決められた所定値に達するまで、上記励起光のパワーを段階的に増加させながら、順次、ラマン利得を測定する構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記10)
伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
上記波長多重光の光パワーを検出する光モニタ手段と、
上記伝送路ファイバの上流局に設けられている光増幅器がその出力を停止している期間にASS雑音量を測定する雑音測定手段と、
上記測定されたASS雑音量に基づいて上記伝送路ファイバにおけるラマン利得を導出する導出手段と、
上記光モニタ手段により検出された光パワー、及び上記導出手段により導出されたラマン利得に基づいて上記励起光のパワーを決定する決定手段、
を有するラマン光増幅器。
(付記11)
付記10に記載のラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバの上流局に設けられている光増幅器に対して出力の停止を要求する要求手段を更に有する。
(付記12)
付記10に記載のラマン光増幅器であって、
上記励起手段は、互いに波長の異なる励起光を生成する複数の励起光源を含んでおり、
上記決定手段は、上記複数の励起光源の励起比率を決定する構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記13)
付記10に記載のラマン光増幅器であって、
上記光モニタ手段は、上記伝送路ファイバからの出力の光パワー値から雑音成分を差し引いた値を上記波長多重光の光パワーとして検出する構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記14)
付記13に記載のラマン光増幅器であって、
上記雑音成分は、上記雑音測定手段により測定されたASS雑音、及び上記伝送路ファイバの上流局に設けられている光増幅器に対応するASE雑音である構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記15)
伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
上記波長多重光の光パワーを検出する光モニタ手段と、
上記光モニタ手段により検出された光パワーに基づいて上記励起光を制御する制御手段を備え、
上記光モニタ手段は、
ASS雑音量を算出するASS雑音計算手段と、
上記伝送路ファイバからの受光パワー及び上記波長多重光の各波長のピークパワーの総和に基づいて上記ASS雑音量を補正する補正手段と、
上記受光パワーから上記補正されたASS雑音量を差し引くことにより上記波長多重光の光パワーを求める演算手段、を有する
ことを特徴とするラマン光増幅器。
(付記16)
伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
上記波長多重光の光パワーを検出する光モニタ手段と、
上記光モニタ手段により検出された光パワーに基づいて上記励起光を制御する制御手段と、
入力光から所定の波長成分を抽出する波長フィルタと、
上記波長フィルタにより抽出された波長成分から雑音成分を差し引く演算手段と、
上記演算手段の出力に基づいて上流局または伝送路の障害を検出する検出手段
を有するラマン光増幅器。
(付記17)
付記16に記載のラマン光増幅器であって、
上記抽出手段により抽出される波長成分の中に、上記波長多重光を構成する複数の光の中の1つが含まれている構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記18)
付記16に記載のラマン光増幅器であって、
上記抽出手段により抽出される波長成分の中に、主信号を伝送するための信号光とは別に用意されたプローブ光が含まれている構成とされてなるラマン光増幅器。
(付記19)
伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
第1の励起パワーの励起光を上記伝送路ファイバに供給したときの受光パワーを第1の受光パワーとして検出し、
第2の励起パワーの励起光を上記伝送路ファイバに供給したときの受光パワーを第2の受光パワーとして検出し、
上記第1の受光パワー及び第2の受光パワーに基づいて上記伝送路ファイバのラマン利得を算出し、
上記算出したラマン利得に基づいてASS雑音量を算出し、
上記第2の受光パワー及び上記ASS雑音量に基づいて上記波長多重光の光パワーを検出し、
上記検出された波長多重光の光パワー、及び上記算出されたラマン利得に基づいて上
記励起光のパワーを決定する各段階よりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記20)
伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバの上流局に設けられている光増幅器がその出力を停止している期間にASS雑音量を測定し、
上記測定されたASS雑音量に基づいて上記伝送路ファイバにおけるラマン利得を導出し、
上記波長多重光の光パワー、及び上記導出されたラマン利得に基づいて上記励起光のパワーを決定する各段階よりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記21)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
受光光量を検出する光モニタ手段と、
受光光量を測定する光測定手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
前記光モニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記雑音成分見積手段から得られた雑音成分見積値と前記光測定手段から得られる雑音成分測定値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記22)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
受光光量を測定する光測定手段と、
所定の信号光帯域全域に亘って受光光量を検出する光モニタ手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
前記光モニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記光モニタ手段にて測定された受光光量に対し前記雑音成分見積手段にて求められた雑音成分見積値による補正を行なうことで信号光光量を求める信号光光量算出手段と、
前記光測定手段にて得られる信号光光量と前記信号光光量算出手段により求められた信号光光量とを比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記23)
付記21又は付記22に記載のラマン光増幅器であって、
前記光測定手段は入力光の波長帯域における各波長の光パワーを測定する光スペクトラムアナライザであることを特徴とするラマン光増幅器。
(付記24)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号から信号光を含む所定の波長帯を抽出し、前記所定の波長帯以外の波長帯を分岐する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記所定の波長帯の受光信号の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記抽出手段により分岐された前記所定の波長帯以外の波長帯の受光信号の光量を検出する第2のモニタ手段と、
前記第1及び第2のモニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記第1のモニタ手段による検出結果に基づいて信号光光量を算出する第1の信号光光量算出手段と、
前記第2のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出手段と、
前記第1の信号光光量算出手段と第2の信号光光量算出手段との夫々の算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記25)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号から信号光を含む所定の波長帯を抽出し、前記所定の波長帯以外の波長帯を分岐する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記所定の波長帯の受光信号の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記抽出手段により分岐された前記所定の波長帯以外の波長帯の受光信号の光量を検出する第2のモニタ手段と、
前記第1及び第2のモニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記第1のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行なわずに信号光光量を算出する第1の信号光光量算出手段と、
前記第2のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出手段と、
前記第1の信号光光量算出手段と第2の信号光光量算出手段との夫々の算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記26)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号を分岐する光分岐手段と、
前記光分岐手段にて分岐された一方の光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含む所定波長帯を抽出する帯域抽出手段と、
前記帯域抽出手段により抽出された光信号の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記光分岐手段により分岐された他方の光信号の光量を検出する第2のモニタ手段と、
前記第1及び第2のモニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記第1のモニタ手段による検出結果に基づいて信号光光量を算出する第1の信号光光量算出手段と、
前記第2のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出手段と、
前記第1の信号光光量算出手段と第2の信号光光量算出手段との夫々の算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記27)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号を分岐する光分岐手段と、
前記光分岐手段にて分岐された一方の光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含む所定波長帯を抽出する帯域抽出手段と、
前記帯域抽出手段により抽出された光信号の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記光分岐手段により分岐された他方の光信号の光量を検出する第2のモニタ手段と、
前記第1及び第2のモニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記第1のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行なわずに信号光光量を算出する第1の信号光光量算出手段と、
前記第2のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出手段と、
前記第1の信号光光量算出手段と第2の信号光光量算出手段との夫々の算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記28)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
受光光量を検出する光モニタ手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号から信号光を含まない所定の波長帯部分を分岐する分岐手段と、
前記光モニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記分岐手段により分岐された前記所定の波長帯部分の受光信号の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記第1の分岐光モニタ手段による検出値から求まる雑音成分値と前記雑音見積手段にて得られた雑音成分見積値とを比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記29)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号を分岐する光分岐手段と、
前記光分岐手段にて分岐された光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含まない所定波長帯部分を抽出する帯域抽出手段と、
前記帯域抽出手段により抽出された光信号の光量を検出するモニタ手段と、
前記モニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記モニタ手段による検出値から求まる雑音成分値と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とを比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記30)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
信号光を含む所定の波長帯を抽出し、前記所定の波長帯以外の波長帯を分岐する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記所定の波長帯の受光信号の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記抽出手段により分岐された前記所定の波長帯以外の波長帯の受光信号の光量を検出する第2のモニタ手段と、
前記第1及び第2のモニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記第1のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行って信号光光量を算出する第1の信号光光量算出手段と、
前記第2のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出手段と、
前記第1の信号光光量算出手段と第2の信号光光量算出手段との夫々の算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記31)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号を分岐する光分岐手段と、
前記光分岐手段にて分岐された一方の光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含む所定波長帯を抽出する帯域抽出手段と、
前記帯域抽出手段により抽出された光信号の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記光分岐手段により分岐された他方の光信号の光量を検出する第2のモニタ手段と、
前記第1及び第2の光モニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記第1のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行って信号光光量を算出する第1の信号光光量算出手段と、
前記第2のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音見積手段による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出手段と、
前記第1の信号光光量算出手段と第2の信号光光量算出手段との夫々の算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正手段とよりなるラマン光増幅器。
(付記32)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
受光光量を検出する光モニタ段階と、
受光光量を測定する光測定段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
前記光モニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御段階と、
前記雑音成分見積手段から得られた雑音成分見積値と前記光測定手段から得られる雑音成分測定値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記33)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
受光光量を測定する光測定段階と、
所定の信号光帯域全域に亘って受光光量を検出する光モニタ段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
前記光モニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御段階と、
前記光モニタ段階にて測定された光量に対し前記雑音見積段階にて求められた雑音成分見積値による補正を行なうことで信号光光量を求める信号光光量算出段階と、
前記光測定段階にて得られる信号光光量と前記信号光光量算出段階にて求められた信号光光量とを比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記34)
付記32又は付記33に記載のラマン光増幅器の調整方法であって、
前記光測定段階は入力光の波長帯域における各波長の光パワーを測定する光スペクトラムアナライザを用いて行うことを特徴とするラマン光増幅器の調整方法。
(付記35)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
受光信号から信号光を含む所定の波長帯を抽出し、前記所定の波長帯以外の波長帯を分岐する抽出段階と、
前記抽出段階にて抽出された前記所定の波長帯の受光信号の光量を検出する第1のモニタ段階と、
前記抽出段階にて分岐された前記所定の波長帯以外の波長帯の受光信号の光量を検出する第2のモニタ段階と、
前記第1及び第2のモニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起段階を制御する制御段階と、
前記第1のモニタ段階における検出結果に基づいて信号光光量を算出する第1の信号光光量算出段階と、
前記第2のモニタ段階における検出結果に対し、前記雑音見積段階による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出段階と、
前記第1の信号光光量算出段階と第2の信号光光量算出段階との夫々における算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記36)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
受光信号から信号光を含む所定の波長帯を抽出し、前記所定の波長帯以外の波長帯を分岐する抽出段階と、
前記抽出段階により抽出された前記所定の波長帯の受光信号の光量を検出する第1のモニタ段階と、
前記抽出段階により分岐された前記所定の波長帯以外の波長帯の受光信号の光量を検出する第2のモニタ段階と、
前記第1及び第2のモニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起段階を制御する制御段階と、
前記第1のモニタ段階における検出結果に対し、前記雑音見積段階による雑音見積値による補正を行なわずに信号光光量を算出する第1の信号光光量算出段階と、
前記第2のモニタ段階における検出結果に対し、前記雑音見積段階による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出段階と、
前記第1の信号光光量算出段階と第2の信号光光量算出段階との夫々における算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記37)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
受光信号を分岐する光分岐段階と、
前記光分岐段階にて分岐された一方の光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含む所定波長帯を抽出する帯域抽出段階と、
前記帯域抽出段階により抽出された光信号の光量を検出する第1のモニタ段階と、
前記光分岐段階により分岐された他方の光信号の光量を検出する第2のモニタ段階と、
前記第1及び第2のモニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起段階を制御する制御段階と、
前記第1のモニタ段階における検出結果に基づいて信号光光量を算出する第1の信号光光量算出段階と、
前記第2のモニタ段階における検出結果に対し、前記雑音見積段階による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出段階と、
前記第1の信号光光量算出段階と第2の信号光光量算出段階との夫々における算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記38)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
受光信号を分岐する光分岐段階と、
光分岐段階にて分岐された一方の光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含む所定波長帯を抽出する帯域抽出段階と、
前記帯域抽出段階により抽出された光信号光部分の光量を検出する第1のモニタ段階と、
前記光分岐段階により分岐された他方の光信号の光量を検出する第2のモニタ段階と、
前記第1及び第2のモニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起段階を制御する制御段階と、
前記第1のモニタ段階による検出結果に対し、前記雑音見積段階における雑音見積値による補正を行なわずに信号光光量を算出する第1の信号光光量算出段階と、
前記第2のモニタ段階による検出結果に対し、前記雑音見積段階における雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出段階と、
前記第1の信号光光量算出段階と第2の信号光光量算出段階との夫々における算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記39)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
受光光量を検出する光モニタ段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
前記光モニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御段階と、
受光信号から信号光を含まない所定の波長帯部分を分岐する分岐段階と、
前記分岐段階により分岐された前記所定の波長帯部分の受光信号の光量を検出する第1のモニタ段階と、
前記第1の分岐光モニタ段階による検出値から求まる雑音成分値と前記雑音見積段階にて得られた雑音成分見積値とを相互に比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記40)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
受光信号を分岐する光分岐段階と、
前記光分岐段階にて分岐された光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含まない所定波長帯部分を抽出する帯域抽出段階と、
前記帯域抽出段階により抽出された光信号の光量を検出するモニタ段階と、
前記モニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起段階を制御する制御段階と、
前記モニタ段階による検出値から求まる雑音成分値と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とを比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記41)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
信号光を含む所定の波長帯を抽出し、前記所定の波長帯以外の波長帯を分岐する抽出段階と、
前記抽出段階により抽出された前記所定の波長帯の受光信号の光量を検出する第1のモニタ段階と、
前記抽出段階により分岐された前記所定の波長帯以外の波長帯の受光信号の光量を検出する第2のモニタ段階と、
前記第1及び第2のモニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起段階を制御する制御段階と、
前記第1のモニタ段階による検出結果に対し、前記雑音見積段階による雑音見積値による補正を行って信号光光量を算出する第1の信号光光量算出段階と、
前記第2のモニタ段階による検出結果に対し、前記雑音見積段階による雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出段階と、
前記第1の信号光光量算出段階と第2の信号光光量算出段階との夫々の算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
(付記42)
伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
上記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
前記励起光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
受光信号を分岐する光分岐段階と、
前記光分岐段階にて分岐された一方の光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含む所定波長帯を抽出する帯域抽出段階と、
前記帯域抽出段階により抽出された光信号の光量を検出する第1のモニタ段階と、
前記光分岐段階により分岐された他方の光信号の光量を検出する第2のモニタ段階と、
前記第1及び第2の光モニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起段階を制御する制御段階と、
前記第1のモニタ段階による検出結果に対し、前記雑音見積段階における雑音見積値による補正を行って信号光光量を算出する第1の信号光光量算出段階と、
前記第2のモニタ段階による検出結果に対し、前記雑音見積段階における雑音見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出段階と、
前記第1の信号光光量算出段階と第2の信号光光量算出段階との夫々における算出値を比較することによって雑音成分見積値を補正する補正段階とよりなるラマン光増幅器の調整方法。
11 励起部
12 光モニタ部
13 励起パワー算出部
21 EDFA
22a 伝送路ファイバ
27 制御端末
70 光スペクトラムアナライザ
120 伝送路ファイバ
130 ラマン光増幅器
140 EDFA
200 光スペクトラムアナライザ
BS1 光合波器
BS2,BS3 光分岐器
BPF1 反射型光分波器
LD1,LD2,..,LDn 励起光源
PD1,PD2 受光素子
μ1 中央演算装置
Claims (6)
- 伝送路ファイバを利用して波長多重光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
第1の励起パワーの励起光を前記伝送路ファイバに供給したときの受光パワーを第1の受光パワーとして検出し、
第2の励起パワーの励起光を前記伝送路ファイバに供給したときの受光パワーを第2の受光パワーとして検出し、
前記第1の受光パワー及び前記第2の受光パワーに基づいて前記伝送路ファイバのラマン利得を算出し、
前記算出されたラマン利得に基づいてASS雑音量を算出し、
前記第2の受光パワー及び前記ASS雑音量に基づいて前記波長多重光の光パワーを検出し、
前記検出された波長多重光の光パワー、及び前記算出されたラマン利得に基づいて前記励起光のパワーを決定する各段階を有するラマン光増幅器の調整方法。 - 伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
励起光源を有し、前記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
受光光量を検出する光モニタ手段と、
受光光量を測定する光測定手段と、
前記励起光源の発光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
前記光モニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記雑音成分見積手段から得られた雑音成分見積値と前記光測定手段から得られる雑音成分測定値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記雑音成分見積値を補正する補正手段とを有するラマン光増幅器。 - 伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
励起光源を有し、前記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光源の発光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号から信号光を含む所定の波長帯を抽出し、前記所定の波長帯以外の波長帯を分岐する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記所定の波長帯の受光信号の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記抽出手段により分岐された前記所定の波長帯以外の波長帯の受光信号の光量を検出する第2のモニタ手段と、
前記第1及び第2のモニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記第1のモニタ手段による検出結果に基づいて信号光光量を算出する第1の信号光光量算出手段と、
前記第2のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音成分見積手段による雑音成分見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出手段と、
前記第1の信号光光量算出手段と前記第2の信号光光量算出手段との夫々の算出値を比較することによって前記雑音成分見積値を補正する補正手段とを有するラマン光増幅器。 - 伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器であって、
励起光源を有し、前記伝送路ファイバに励起光を供給する励起手段と、
前記励起光源の発光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積手段と、
受光信号を分岐する光分岐手段と、
前記光分岐手段にて分岐された一方の光信号に対し、フィルタリングによって信号光を含む所定波長帯を抽出する帯域抽出手段と、
前記帯域抽出手段により抽出された信号光の光量を検出する第1のモニタ手段と、
前記光分岐手段により分岐された他方の光信号の光量を検出する第2のモニタ手段と、
前記第1及び第2のモニタ手段にて検出された受光光量と前記雑音成分見積手段にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御手段と、
前記第1のモニタ手段による検出結果に基づいて信号光光量を算出する第1の信号光光量算出手段と、
前記第2のモニタ手段による検出結果に対し、前記雑音成分見積手段による雑音成分見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出手段と、
前記第1の信号光光量算出手段と前記第2の信号光光量算出手段との夫々の算出値を比較することによって前記雑音成分見積値を補正する補正手段とを有するラマン光増幅器。 - 伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
励起光源を有する励起手段によって前記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
受光光量を検出する光モニタ段階と、
受光光量を測定する光測定段階と、
前記励起光源の発光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
前記光モニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起手段を制御する制御段階と、
前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値と前記光測定段階にて得られる雑音成分測定値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記雑音成分見積値を補正する補正段階とを有するラマン光増幅器の調整方法。 - 伝送路ファイバを利用して信号光を増幅するラマン光増幅器の調整方法であって、
励起光源を有する励起手段によって前記伝送路ファイバに励起光を供給する励起段階と、
前記励起光源の発光量から前記伝送路ファイバで発生する雑音成分を見積もる雑音成分見積段階と、
受光信号から信号光を含む所定の波長帯を抽出し、前記所定の波長帯以外の波長帯を分岐する抽出段階と、
前記抽出段階にて抽出された前記所定の波長帯の受光信号の光量を検出する第1のモニタ段階と、
前記抽出段階にて分岐された前記所定の波長帯以外の波長帯の受光信号の光量を検出する第2のモニタ段階と、
前記第1及び第2のモニタ段階にて検出された受光光量と前記雑音成分見積段階にて得られた雑音成分見積値とに基づいて前記励起段階を制御する制御段階と、
前記第1のモニタ段階における検出結果に基づいて信号光光量を算出する第1の信号光光量算出段階と、
前記第2のモニタ段階における検出結果に対し、前記雑音成分見積段階による雑音成分見積値による補正を行なって信号光光量を算出する第2の信号光光量算出段階と、
前記第1の信号光光量算出段階と第2の信号光光量算出段階との夫々における算出値を比較することによって前記雑音成分見積値を補正する補正段階とを有するラマン光増幅器の調整方法。
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