JP4477420B2 - 映像式遊技機 - Google Patents
映像式遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4477420B2 JP4477420B2 JP2004159609A JP2004159609A JP4477420B2 JP 4477420 B2 JP4477420 B2 JP 4477420B2 JP 2004159609 A JP2004159609 A JP 2004159609A JP 2004159609 A JP2004159609 A JP 2004159609A JP 4477420 B2 JP4477420 B2 JP 4477420B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- game
- route
- game ball
- attribute
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
そこで、このような興趣の低下を防止しようとルートテーブルに多数の球ルートを設定すると、テーブルデータ量が著しく増大してしまった。
従来技術においても、球同士の接触や衝突等を考慮した面白みのある動きをする球の表示が考えられる。しかし従来技術では、画像表示制御側は主制御側で決定された球ルートに沿って球を表示するという構成上、違和感のない球ルートで動く遊技球の表示に当たってはパチンコ機全般の制御を司る主制御側の負担(ハードウェア資源、処理量)が増大することになった。
図1は本発明が適用された映像式パチンコ機の一実施形態の要部を示す構成図である。
この図において、映像式パチンコ機の遊技機枠1は、パチンコ遊技場内のいわゆる島と呼ばれる遊技機設置設備に取り付けるための固定枠2を備える。固定枠2には、可動枠3が、左側に位置するヒンジ4によって片開き可能に取り付けられる。可動枠3の内側には、画像表示器5が、画面を前側に向けて取り付けられる。画像表示器5は、液晶表示器、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等からなり、電気的に表示形態を変えられる画像を表示できる。可動枠3の裏面側には主制御装置6、画像表示制御装置7及びカード制御装置8が取り付けられる。
このうち主制御装置6は、画像表示制御装置7の制御を経て画像表示器5に遊技盤面の画像を表示させ、かつこの表示させた遊技盤面画像(以下、盤面画像と略記する。)における遊技状態の制御及び賞球制御等、パチンコ機全般の制御を司る装置である。
主制御装置6は、CPU6aがRAM6bを作業域として用い、ROM6c中のデータ群6c2を適宜読み出して制御プログラム6c1を実行し、上述した制御を行う。
「表示させた盤面画像における表示制御を行う」とは、具体的には、画像表示器5を制御して、上記盤面画像自体の制御表示、例えば後述する複数の図柄の変動表示や図3に示す大入賞口49の開閉体50の動画像表示等をさせ、あるいは遊技球を上記盤面画像上に移動表示させることをいう。
画像表示制御装置7の制御によるこれらの表示は、主制御装置6の制御に基づいている。特に、画像表示制御装置7による盤面画像自体の制御表示は、主制御装置6による上記盤面画像における遊技状態の制御に基づいている。
球ルートテーブル7c3には、球属性別、ここでは遊技球消滅位置・生存時間別の複数種類の球ルートが設定されている。ポイントテーブル7c4には、球ルートテーブル7c3に設定された各球ルートに応じて各々経過時間対応の、ここでは単位時間経過毎の遊技球の位置座標(位置座標データ)が設定されている。
この遊技球移動表示手段7hは、後述発射操作部の操作により発射される遊技球毎に、予め定められた条件に基づき球ルートテーブル7c3から各々選択された球ルートに対応するポイントテーブル7c4を参照し、このポイントテーブル7c4に従って各遊技球を盤面画像上に移動表示させる手段である。
また、予め定められた条件とは、本実施形態では球属性を決定するための諸要件であり、基本的には遊技球の発射強度であるが、詳細は後述する。
なお、球ルートは遊技球中心位置のルートを指す。また入球とは、遊技球が入賞口44〜49やアウト口55に入ることを指すが、映像式遊技機においては、遊技球、入賞口44〜49及びアウト口55は画像で表示されているので、具体的には、入賞口44〜49やアウト口55の位置、つまり球ルート終点で遊技球の表示が終了し、その遊技球が盤面画像上から消滅することを指す。
まず球属性のうち、遊技球の消滅位置は、主制御装置6の球属性決定手段6eにより遊技球の発射強度に基づいて決定される。ここでは、遊技球の消滅位置が、0から9999までの数値をエンドレスで繰り返しカウントする消滅位置決定用カウンタ(図示せず)を用い、このカウンタの上記発射ON信号生成時のカウント値と上記遊技球の発射強度に基づいて決定される。
このように決定された球属性は、遊技球発射コマンドS1に含められて主制御装置6のコマンド送信手段6fから送信される。図6に示す例において、頭文字「CM」が付された4桁の数字は各々球属性を含む遊技球発射コマンドS1を表す。
なお、図6に例示する球属性はその一部を示し、また球属性別の球ルートテーブル7c3も一部を例示している。
遊技盤面に直交する、遊技盤面の前面側(遊技者側)の方向にZ軸をとり、位置座標データ(位置座標)をX,Y,Zの三次元座標で表すように構成してもよい。
そして、この球属性決定手段6eは、発射強度Fxに対応する遊技球消滅位置Pxを、上記消滅位置決定用カウンタを用いて抽選により求め、続いて、この消滅位置Px(詳しくは発射強度Fx及び消滅位置Px)から、各消滅位置までの遊技球生存時間Txを求める。
遊技球発射コマンドS1は発射される遊技球毎に図5に示す画像表示制御装置7に送信されるが、画像表示制御装置7はこの遊技球発射コマンドS1を受信する毎に、各遊技球発射コマンドS1中の球属性に応じた球ルートを遊技球消滅位置・生存時間別の球ルートテーブル7c3から選択する。
画像表示制御装置7の遊技球移動表示手段7hは、選択した球ルートに対応するポイントテーブル7c4を参照し、そのポイントテーブル7c4に表された位置座標データ群を読み込んで各遊技球を移動表示させる。
図8は、遊技盤面上の位置座標(X,Y)が(0,0)〜(500,500)の範囲で設定された二次元平面と、盤面構成部材39,42〜56、遊技球57との関係を示す図である。X,Yの各数値の単位はmmである。
この図に示す二次元平面内において、盤面構成部材39,42〜56や遊技球57の位置が特定される。
すなわち、本実施形態において遊技球57の位置は、図8に示す二次元平面内における遊技盤面上の位置座標(X,Y)で表される。
なお単位時間は、この例では16msecに設定されているので、発射からの経過時間Tは16の倍数になっている。一例として、遊技球の位置座標P0,P12,P24,P36,P48,P60,P72,P84…が、各々図8中に示されている。うち、P0,P12,P60,P72,P84については、図9中にその位置座標P(X,Y)の詳細が表されている。
この遊技球移動速度制御手段7h1は、予め定められた条件を満たすことにより、新たな球ルート(部分を含む)又は移動速度でその遊技球を盤面画像上に移動表示させる手段である。
予め定められた条件を満たすとは、例えば、球属性(遊技球の消滅位置及び生存時間の組合せ)に応じた球ルートがルートテーブル7c3中に設定されてなく、その選択が不能である場合や、球属性に応じた球ルートについて、遊技球同士の衝突や接触等が生じたので、その途中から球ルートを変更する場合、等を指す。
経過時間対応の遊技球の位置座標とは、経過時間に対応づけて設定された遊技球位置座標、図9の例では、単位時間経過毎の遊技球の位置座標P(X,Y)を指す。
遊技球の球属性として決定された消滅位置及び生存時間を変えないのは、これら消滅位置及び生存時間は、パチンコ機全般の制御を司る主制御装置6で設定し、管理することが前提とされているからである。
すなわち、遊技球移動速度制御手段7h1は、上記球属性に応じた球ルートが球ルートテーブル7c3中に設定されてなく、既定の球ルートの選択が不能である場合において、球ルートテーブル7c3中からその消滅位置が上記球属性として決定された消滅位置と同じくする球ルートを選択する第1機能を備える。この第1機能における球ルートの選択は、一定の順序で又はランダムに、ここではランダムに行われる。
前面飾り枠11は丸形開口部12を備え、この丸形開口部12は、前面飾り枠11の裏側に設けられた無色透明のガラス又は合成樹脂からなる画像表示器保護用のパネル13で塞がれる。
丸形開口部12を囲む前面飾り枠11の前面部には、カード挿入口14、貸出操作機構15、返却操作機構16、精算操作機構17、発射操作機構18、持ち球数表示器19等を備える。
上記持ち球数表示器19は、数値表示面が前面飾り枠11の前側から見えるように、前面飾り枠11又は可動枠3に取り付けられる。
まず、主制御装置6、画像表示制御装置7及びカード制御装置8が、遊技機枠1に設けられた電源装置(図示せず)から直流電源が供給され起動されると、主制御装置6の制御に基づき画像表示制御装置7が画像表示器5を制御して、この画像表示器5に盤面画像を表示させる。
この盤面画像は、上述したように各種の盤面構成部材39、42〜56等を表す画像からなる(図3参照)。
なお、カード読取金額情報を度数情報としてカード制御装置8に接続された度数表示器(図示せず)に表示するようにしてもよい。
残額情報が「0」の場合、カード制御装置8はカード搬送機構24を戻し制御する。遊技者が返却操作部29を操作すると、カード制御装置8は、返却スイッチ30から返却信号を受けてカード搬送機構24を戻し制御する。
これらの戻し制御によって、カード搬送機構24はカード22を搬送してその一部をカード挿入口14から突出させ、カード22を遊技機枠1から取り出し可能とする。
すなわち球属性決定手段6eは、発射操作部33の操作量に応じて遊技球の発射強度を求め、この発射強度に基づき、発射される遊技球の盤面画像上の消滅位置と、盤面画像上に表示されてから消滅するまでの遊技球の生存時間とを球属性として決定する。
遊技球の生存時間を、遊技球の発射強度に基づくものではあるが、直接的には上記消滅位置に応じて求めたものであってもよい。また、遊技球の発射強度を球属性に含めてもよく、この場合、発射強度は、遊技球が遊技領域41に打ち込まれて最初に衝突する盤面構成部材位置、つまり着弾位置の決定等に利用される。
遊技球の消滅位置は、入賞口44〜49に入賞(入球)するか、入賞するときはどの入賞口に入賞するか、又は入賞せずにアウト口55に入球するかを表す入球位置に係る球属性である。遊技球(遊技球画像)は入賞口44〜49への入賞、又はアウト口55への入球時にその表示が終了し、盤面画像上から消滅する。
遊技球の生存時間は、発射操作部33が操作され、遊技球が発射されてから消滅するまで、つまり盤面画像上に表示が開始されてから終了するまでの時間に係る球属性である。
画像表示制御装置7は、コマンド送信手段6fからの遊技球発射コマンドS1を受信して同コマンドS1中の上記2つの球属性に基づき各遊技球のルート、つまり球ルートを選択し、その球ルートで各遊技球を画像表示器5に表示された盤面画像上に移動表示させる。
非入賞は、画像表示器5に表示された盤面画像における遊技領域41を落下移動する遊技球が入賞口44〜49の何れにも入賞しないでアウト口55に入球することを表す情報である。
なお、始動入賞口48への入球時、つまり入賞として始動入賞情報が決定された場合だけ、当たり/外れ情報が決定される。
決定された当たり/外れ情報(抽選結果)はRAM6bに記憶される。これによりRAM6bに記憶される抽選結果は、大当たり又は外れの何れか1つである。
この制御によって、画像表示器5は遊技球動画像(球ルートに沿って移動する遊技球画像)を表示する。
この遊技球動画像は、遊技球が1分間当たり100発の割合で盤面画像中の発射通路40から遊技領域41に打ち込まれ、この遊技領域41を流下、移動する動画像である。
そして、遊技領域41に打ち込まれた遊技球が一般入賞口44〜47に入賞して画像表示器5に表示された盤面画像中から消滅すると、主制御装置6は、一般入賞口44〜47に対応する定数の賞球数情報をその時点における球数情報に加算した加算球数情報を、持ち球数表示器19に出力し、持ち球数表示器19が加算球数情報に相当する球数を数値表示する。
これにより、持ち球数表示器19で表示された数値は、遊技球が発射される毎に減算した数値と一般入賞口44〜47に対応する定数の賞球数との加算された数値となる。
この制御によって、画像表示器5は、図柄表示部43に複数の図柄の変動表示を開始し、所定時間後、主制御装置6から画像表示制御装置7に送信された上記大当たり抽選で決定された当たり情報又は外れ情報を反映するように、図柄表示部43における複数の図柄の変動表示を終了し、図柄を停止させる。
この大当たり継続情報を画像表示制御装置7が受け取った場合、画像表示制御装置7は上記開閉体50の1回の開閉が終了した後に画像表示器5を再び制御する。この制御によって、画像表示器5は大入賞口49の開閉体50が下辺を支点として斜め前方に開く形態の動画像を表示する。
これにより主制御装置6は、持ち球数表示器19に表示されている球数に相当する球数情報をカード制御装置8に出力すると共に、持ち球数表示器19の数値を「0」となるように持ち球数表示器19を制御する。
その後、カード制御装置8がカード搬送機構24を戻し制御し、金額情報の書き替えられたカード22がカード挿入口14から前側に吐き出される。
すなわち、発射操作部33のタッチセンサ(図示せず)がON、発射停止スイッチがOFF、更に発射操作部33の操作量が遊びの範囲を超えているか否かを判定する。遊技者が実際に遊技球を発射するために発射操作部33を操作しているか否かを判定するためである。ステップ501の判定結果がNo(否定)であれば発射処理を終了し、Yes(肯定)であれば次ステップ502に進む。
以上の処理は、発射操作部33の操作により発射される遊技球毎に行われる。
遊技球発射コマンドS1は、発射球毎に画像表示制御装置7で受信され、その他の演出表示制御コマンドは、主制御装置6が制御する遊技状態に応じて送信された際に受信される。
具体的には、図5に示すCPU7aが、球ルートテーブル7c3から選択した球ルートRTに応じたポイントテーブル7c4から、次のフレーム更新時に移動する遊技球の位置座標を読み出し、又はポイントテーブル7c4から読み出した位置座標から次のフレーム更新時に移動する遊技球の位置座標をGPU7dが補間法により求める等、必要に応じて演算を行い、ビデオRAM7eに書き込む。
盤面画像に複数個の遊技球が表示される場合には、上述した表示処理は同時並行して行われる。このような場合、ステップ603における判定は、上記複数個の遊技球の全ての位置についてステップ602における処理が終了したか否かの判定となり、終了していればステップ604を実行する。
ステップ605では、ステップ604で行った表示制御以外の、例えば盤面画像におけるサイドランプ54や、図示しないが前面飾り枠11の前面部に取り付けられた電飾等の点消灯制御(一般演出制御処理)を行う。
ステップ606では、ステップ602、604、605の処理(制御)結果を合成して画像表示器5に描画、つまり表示させる。
いま、予め定められた条件に基づき、本実施形態では主制御装置6において決定された球属性に基づき、画像表示制御装置7で特定の球ルートRTx001が選択されたものとし、図9はこの球ルートRTx001のポイントテーブル7c4の内容を表すものとする。
図8中の位置座標P0(15,250)は、発射後0msec、つまり発射時の遊技球(画像)57の位置である。遊技球57は、その後、P12(38,347)→P24→P36→P48→P60(223,412)→P72(220,370)→P84(196,343)…と位置座標を変えて行く。つまり、流下、移動して行く。
しかもこの場合、遊技球の表示開始位置から消滅位置までの球ルート全体を、球ルートテーブル7c3に設定済みの球ルートRTを用いて、かつ生存時間を変更せずに得られるようにしたので、テーブルデータ量を増大させることなく、また球属性と矛盾させずに、得られた球ルートで遊技球を移動表示できる。上記テーブルデータ量とは、主にポイントテーブル7c4に設定されているデータの量を指す。
そこで、遊技球移動速度制御手段7h1がポイントテーブル7c4を参照したところ、図12に示す3種類の球ルートRTa、RTb及びRTcが見つけられたとする。
球ルートRTbは、表示開始位置Aから直接に消滅位置Xに至る球ルートであり、経過時間(生存時間)は2.6secである。
球ルートRTcは、表示開始位置Aから位置Cを経て消滅位置Xに至る球ルートであり、位置Aから位置Cまでの経過時間は1.3sec、位置Cから位置Xまでの経過時間は1.8sec、生存時間は3.1secである。
いま、球ルートRTaが選択された場合には、発射される遊技球に係る遊技球発射コマンドS1中の球属性(遊技球消滅位置及び生存時間)と、この球ルートRTaの消滅位置及び生存時間とが各々一致しているので、遊技球移動速度制御手段7h1は、この球ルートRTaをそのまま選択、使用する。すなわち、この球ルートRTaに対応するポイントテーブル7c4を参照し、このポイントテーブル7c4に従って遊技球を移動表示させる。
なお図12においては、説明の便宜上、位置Aから位置X間の球ルートRTを単純に描いたが、この球ルートRTも、実際には多数の曲折を有する。
遊技球移動速度制御手段7h1における遊技球の移動速度制御方法には大別して、簡易的なフレーム処理法と描画データ処理法とがある。
この簡易的なフレーム処理法を、連続する3つの位置座標Pa→Pb→Pcがポイントテーブル7c4(図5参照)に設定されている場合について説明する。まず、速度を上げ下げする処理を行わずポイントテーブル7c4にそのまま従って遊技球を移動表示する通常時について説明する。このような通常時は、図14(a)〜(c)に示すように、3つの位置座標Pa→Pb→Pcに対してその通りのPa→Pb→Pcの順でフレーム表示処理をし、遊技球を移動表示する。
以上の処理を言い換えれば次のようなことなる。
球属性により、球ルートが球ルートテーブル7c3より選択された際、そのルートにおける球の位置座標データは、単位時間経過毎にポイントテーブル7c4に設定されているので、そのデータで描画する時、新たな生存時間内の描画フレーム数に合わせ、位置座標データのサンプリングの間引き又は重複使用をすることで、球属性に合った球ルートデータを生成するものである。
ポイントテーブル7c4には、単位時間経過毎の球の位置座標が設定されており、通常時はこのデータの時間軸と描画フレームの時間経過を合わせて位置座標データをサンプリングし、球を表示する。
球の移動速度制御は、元になる球ルートの生存時間と、新たな球ルートの生存時間を比較し、球の位置座標(単位時間経過毎の球の位置座標データ)の間隔を、生存時間の比に合わせて、単位時間の縮小又は拡大を行い、その加工した単位時間毎の位置座標データをRAM7bに展開し、後は描画フレームのタイミングでデータをサンプリングする手法となる。
T:T1=t:t1、よってt1=(T1×t)/T
(T:元の生存時間、T1:速度制御後の生存時間、t:元の単位時間、t1:速度制御後の単位時間)
つまり、位置座標に対する経過時間をずらし、併せたものを新しい位置座標データとするものである。
前者は、球ルートの部分的な速度制御に用い、後者は、球ルート全体に関わる速度制御に使用する。
この実施形態は、球属性に応じた球ルートについて、予め定められた条件が充足、例えば遊技球同士の衝突が発生したので、その途中から変更する場合に適する。この場合は、衝突位置と同じ位置座標(変更位置座標)を有し、その消滅位置が球属性として決定された消滅位置と同じくする球ルート部分を上記テーブル7c3,7c4のうち少なくともテーブル7c4から選択する第1機能を備える。この第1機能における球ルート部分の選択は、一定の順序で又はランダムに、ここではランダムに行われる。
例えば、図8中の球ルートRTx001の位置座標P48で遊技球57の衝突が生じた場合に、この位置座標P48から、消滅位置のアウト口55までではなく、位置座標P84までの球ルート部分について本発明を適用するようにしてもよい。
この場合、遊技球移動速度制御手段7h1(図5参照)は、図9に示す位置座標P48を始点、位置座標P84を終点とし、その間の経過時間を516(=1344−768)msecとする球ルート部分をポイントテーブル7c4から探し出す。そしてこの遊技球移動速度制御手段7h1は、得られた球ルート部分(この球ルート部分に係るポイントテーブル7c4の内容)に従って遊技球57を移動表示させる。この際、遊技球移動速度制御手段7h1は、得られた球ルート部分が、上記始点及び終点は一致するがその間の経過時間が一致しない場合に、上述したような遊技球の移動速度制御を行い、各々の経過時間を一致させる。
ポイントテーブル7c4からの球ルート部分の探し出しにおいて、複数種類の球ルート部分が得られた場合における特定の球ルート部分の選択は、一定の順序で又はランダムに、通常はランダムに行われる。
何れの実施形態も、球ルートテーブル7c3とポイントテーブル7c4とを別個独立に構成したが、これらを一体に構成してもよい。
主制御装置6は、このような遊技状態を、画像表示制御装置7による盤面画像における演出表示制御によって現出させ、同時に上記音声や電飾による演出制御も加えて遊技者を楽しませている。遊技状態の制御には、その状態の開始、継続、終了の各制御を含む。
Claims (2)
- 入賞口及びアウト口を含む盤面構成部材が配置された遊技盤面と、遊技機枠に搭載された発射操作部の操作によりその操作量に応じた発射強度で発射され、前記入賞口又はアウト口を消滅位置として前記遊技盤面上を移動する遊技球とを、遊技機枠に搭載された画像表示器に表示して遊技を行う映像式遊技機であって、
前記画像表示器に表示された遊技盤面画像における遊技状態を制御する主制御手段と、
この主制御手段の制御に基づき前記遊技盤面画像における表示制御を行う画像表示制御手段とを備え、
前記主制御手段は、前記発射操作部の操作により発射される遊技球の前記遊技盤面画像上の消滅位置、及び前記遊技盤面画像上に表示されてから消滅するまでの生存時間を、その遊技球発射時の前記発射強度に基づいて設定し、設定結果を球属性として決定する球属性決定手段と、この球属性決定手段により決定された球属性を含む信号を、発射される遊技球毎に作成して送信する信号送信手段とを有し、
前記画像表示制御手段は、
前記球属性に応じて複数種類の球ルートが設定された球ルートテーブルと、この球ルートテーブルに設定された各球ルートに応じて各々経過時間対応の遊技球の位置座標が設定されたポイントテーブルと、前記信号送信手段からの信号中の前記球属性に応じて各遊技球の球ルートを前記球ルートテーブルから選択し、この選択された球ルートに応じた前記ポイントテーブルに従って各遊技球を前記遊技盤面画像上に移動表示させる遊技球移動表示手段とを備え、
この遊技球移動表示手段は、
前記球属性に応じた球ルートが前記ルートテーブル中に設定されていない場合には、前記ルートテーブル中からその消滅位置が前記球属性として決定された消滅位置と同じくする球ルートを選択し、その選択された球ルートの生存時間を短縮又は延長させて前記球属性として決定された生存時間に一致させ、この一致させた生存時間に合わせて前記球属性として決定された消滅位置に到達するように、その選択された球ルートに応じて設定されている前記ポイントテーブル中の経過時間対応の遊技球の位置座標を調整しつつ、そのポイントテーブルに従って遊技球を前記遊技盤面画像上に移動表示させる遊技球移動速度制御手段を備えることを特徴とする映像式遊技機。 - 入賞口及びアウト口を含む盤面構成部材が配置された遊技盤面と、遊技機枠に搭載された発射操作部の操作によりその操作量に応じた発射強度で発射され、前記入賞口又はアウト口を消滅位置として前記遊技盤面上を移動する遊技球とを、遊技機枠に搭載された画像表示器に表示して遊技を行う映像式遊技機であって、
前記画像表示器に表示された遊技盤面画像における遊技状態を制御する主制御手段と、
この主制御手段の制御に基づき前記遊技盤面画像における表示制御を行う画像表示制御手段とを備え、
前記主制御手段は、前記発射操作部の操作により発射される遊技球の前記遊技盤面画像上の消滅位置、及び前記遊技盤面画像上に表示されてから消滅するまでの生存時間を、その遊技球発射時の前記発射強度に基づいて設定し、設定結果を球属性として決定する球属性決定手段と、この球属性決定手段により決定された球属性を含む信号を、発射される遊技球毎に作成して送信する信号送信手段とを有し、
前記画像表示制御手段は、
前記球属性に応じて複数種類の球ルートが設定された球ルートテーブルと、この球ルートテーブルに設定された各球ルートに応じて各々経過時間対応の遊技球の位置座標が設定されたポイントテーブルと、前記信号送信手段からの信号中の前記球属性に応じて各遊技球の球ルートを前記球ルートテーブルから選択し、この選択された球ルートに応じた前記ポイントテーブルに従って各遊技球を前記遊技盤面画像上に移動表示させる遊技球移動表示手段とを備え、
この遊技球移動表示手段は、
前記球属性に応じた球ルートにつき、予め定められた条件を満たすことによりその途中から変更する場合には、この変更位置座標を有し、その消滅位置が前記球属性として決定された消滅位置と同じくする球ルート部分を前記ルートテーブル及び/又はポイントテーブルから選択し、
選択された球ルート部分の前記変更位置座標を始点としてこの始点から消滅位置までの移動時間が前記球属性として決定された生存時間の残余時間と同じであれば、その選択された球ルート部分に応じて設定されている前記ポイントテーブル部分に従って、
選択された球ルート部分の前記移動時間が前記生存時間の残余時間と異なっていれば、その選択された球ルート部分の前記移動時間を短縮又は延長させて前記生存時間の残余時間に一致させ、この一致させた生存時間の残余時間に合わせて前記球属性として決定された消滅位置に到達するように、その選択された球ルート部分に応じて設定されている前記ポイントテーブル部分中の経過時間対応の遊技球の位置座標を調整しつつ、そのポイントテーブル部分に従って、
各々遊技球を前記遊技盤面画像上に移動表示させる遊技球移動速度制御手段を備えることを特徴とする映像式遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004159609A JP4477420B2 (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 映像式遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004159609A JP4477420B2 (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 映像式遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005334439A JP2005334439A (ja) | 2005-12-08 |
JP4477420B2 true JP4477420B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=35488621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004159609A Expired - Fee Related JP4477420B2 (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 映像式遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4477420B2 (ja) |
-
2004
- 2004-05-28 JP JP2004159609A patent/JP4477420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005334439A (ja) | 2005-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6931967B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4084069B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005312511A (ja) | 映像式遊技機 | |
JP4477414B2 (ja) | 映像式遊技機 | |
JP2007111105A (ja) | 遊技機 | |
JP2009279040A (ja) | 遊技機 | |
JP6504480B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6269807B2 (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
JP4477420B2 (ja) | 映像式遊技機 | |
JP5305120B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4198370B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4532183B2 (ja) | 映像式遊技機 | |
JP2007061268A (ja) | 映像式遊技機 | |
JP4535809B2 (ja) | 映像式遊技機 | |
JP2001212316A (ja) | 遊技機 | |
JP4562454B2 (ja) | 映像式遊技機 | |
JP2007215923A (ja) | 映像式遊技機 | |
JP2020163081A (ja) | 遊技機 | |
JP5871346B1 (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
JP4954533B2 (ja) | 映像式パチンコ機 | |
JP2005348946A (ja) | 映像式遊技機 | |
JP4198369B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7464859B2 (ja) | ぱちんこ遊技機 | |
JP2002165966A (ja) | 遊技機 | |
JP7284070B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100303 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100311 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4477420 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |