JP4476939B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は半導体装置に関し、例えばSOI(Silicon On Insulator)基板上に形成されたMOSトランジスタの構造に関するものである。
SOIは、絶縁膜上にシリコン層を形成した構造として、従来から広く知られている。このSOI上に形成された半導体素子は寄生容量が低く、高速動作が可能である。従って、SOIを用いることでLSIの更なる高性能化が実現できるものと期待されている。
しかし、SOI上に形成されたMOSトランジスタは、チャネルが形成されるボディ領域の電位がフローティングとなることに起因した特異な動作現象を生じることがある。この現象は基板浮遊効果と呼ばれている。そして基板浮遊効果は、半導体素子におけるリーク電流や閾値電圧の変動を生じさせるという問題があった。そこで、基板浮遊効果を抑制するための種々の提案がなされている(例えば特許文献1〜4参照)。
また、アナログ用のCMOS回路には櫛形構造が広く用いられる。櫛形構造を用いることで、電流供給能力に優れたMOSトランジスタを省スペースで形成出来る。しかしながら、櫛形構造をSOIに適用した場合、基板浮遊効果を如何にして抑制するか、という提案は、従来なされてこなかった。
特開平6−275630号公報 特開平7−66411号公報 特開平8−213564号公報 特開平9−252130号公報
この発明は、基板浮遊効果を抑制出来る半導体装置を提供する。
この発明の態様に係る半導体装置は、半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に複数形成され、互いに離隔された第1導電型の第1半導体層と、隣接する前記第1半導体層間に位置し且つ該第1半導体層に接するように前記第1絶縁膜上に、第1方向に沿って形成された、前記第1導電型と逆導電型の第2導電型の第2半導体層と、複数の前記第2半導体層に接するように前記第1絶縁膜上に、前記第1方向に直交する第2方向に沿って形成された前記第2導電型の第3半導体層と、前記第2半導体層上にゲート絶縁膜を介在して、前記第1方向に沿って形成されたゲート電極と、前記第3半導体層上に第2絶縁膜を介在して、前記第2方向に沿って形成され、複数の前記ゲート電極を共通接続する第1配線層と、少なくとも前記第3半導体層の前記第2方向に沿った一端に接するように前記第1絶縁膜上に形成された前記第2導電型の第4半導体層と、前記第4半導体層に接し、且つ前記第4半導体層によって前記第1乃至第3半導体層と離隔されるように前記第1絶縁膜上に形成された前記第2導電型の第5半導体層と、前記第4半導体層上に第3絶縁膜を介在して、前記第1方向に沿って形成され、前記第1配線層の前記第2方向に沿った一端に接する第2配線層と、前記第5半導体層上に形成された第1コンタクトプラグとを具備し、前記第1乃至第5半導体層は前記第1絶縁膜によって前記半導体基板と電気的に分離され、前記第4半導体層の前記第1方向に沿った長さは、前記第3半導体層の前記第2方向に沿った長さよりも短い。
この発明によれば、基板浮遊効果を抑制出来る半導体装置を提供できる。
以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
この発明の第1の実施形態に係る半導体装置について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るアナログ用CMOS回路の平面図である。
図示するようにCMOS回路は、2つの素子領域AA1、AA2を有している。素子領域AA1、AA2は、図示せぬ半導体基板上に形成された絶縁膜上に設けられたp型半導体層である。2つの素子領域AA1、AA2は、互いに離隔しつつY方向に沿って並んでいる。素子領域AA1、AA2の周囲は素子分離領域STIに囲まれており、素子領域AA1、AA2は素子分離領域STIによって電気的に分離されている。各素子領域AA1、AA2上には、Y方向に沿ったストライプ形状のゲート電極10が、図示せぬゲート絶縁膜を介在して複数形成されている。ゲート電極10は、Y方向に直交するX方向に沿って並んでいる。ゲート電極10の長手方向の一端は、素子領域AA1、AA2から素子分離領域STI上まで引き出されて、更に配線層11に共通に接続されている。配線層11は素子分離領域STI上に形成され、X方向に沿ったストライプ形状を有している。またゲート電極10の長手方向の他端はそれぞれ素子領域AA1、AA2上に位置し、素子領域AA1、AA2上に形成された配線層12にそれぞれ共通接続されている。配線層12は、ゲート電極10と同様に絶縁膜(図示せず)を介在して素子領域AA1、AA2上に形成され、X方向に沿ったストライプ形状を有している。配線層12の各々は、その一端が素子領域AA1、AA2それぞれのX方向に沿った一端に達し、他端が素子領域AA1、AA2それぞれのX方向に沿った他端に達するように形成されている。すなわち配線層12の各々は、X方向に沿って素子領域AA1、AA2を横断するように形成されている。
素子領域AA1、AA2において、ゲート電極10のX方向に沿った両側に位置する領域にはn型不純物拡散層が形成されている。n型不純物拡散層は、MOSトランジスタのソースまたはドレインとして機能する。図1において、“S”と記載された領域が、ソースとして機能するn型不純物拡散層が形成された領域であり、“D”と記載された領域が、ドレインとして機能するn型不純物拡散層が形成された領域である。n型不純物拡散層は、ゲート電極10及び配線層12直下の領域には形成されず、これらの領域はp型ウェル領域として機能する。また素子領域AA1、AA2において、配線層12よりも外側の領域、換言すれば配線層12を挟んで配線層11と相対する領域には、p型不純物拡散層13が形成されている。従って、p型不純物拡散層13は、p型ウェル領域と電気的に接続されている。更に、p型不純物拡散層13上には複数のコンタクトプラグCP1が形成されている。コンタクトプラグCP1はp型ウェル領域に電位を与えるために用いられる。また、配線層11上には複数のコンタクトプラグCP2が形成されている。コンタクトプラグCP2は、ゲート電極10に電位を与えるために用いられる。
次に上記構成のアナログCMOS回路の断面構造について図2乃至図6を用いて説明する。図2乃至図4は、図1におけるそれぞれX1−X1’線、X2−X2’線、X3−X3’線、Y1−Y1’線、及びY2−Y2’線に沿った断面図である。なお、X1−X1’線、X2−X2’線、X3−X3’線に沿った構造については素子領域AA1についてのみ示すが、素子領域AA2においても同様の構成である。
まず図2を用いてX1−X1’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、半導体基板1上には絶縁膜2が形成されている。絶縁膜2は例えばシリコン酸化膜等を用いて形成される。絶縁膜2上にはp型半導体層3が形成され、更に半導体層3の周囲を取り囲むようにして素子分離領域STIが絶縁膜2に達する深さに形成されている。そして、素子分離領域STIに取り囲まれた半導体層3が素子領域AA1となる。半導体層3内には、半導体層3表面から絶縁膜2に達するようにして、複数のn型不純物拡散層4が互いに離隔して形成されている。このn型不純物拡散層4が、前述したソース(S)またはドレイン(D)として機能する。隣接する拡散層4間の半導体層3上には、ゲート絶縁膜5を介在してゲート電極10が形成されている。上記構成において、n型不純物拡散層4とゲート電極10とがMOSトランジスタ6を形成する。従ってMOSトランジスタ6は、隣接するもの同士でソースまたはドレインを共有している。半導体層3においてソース及びドレインが形成されていない領域は、MOSトランジスタ6のボディ領域として機能する。そしてこれらのMOSトランジスタ6が集まって、サイズの大きい1つのMOSトランジスタとして機能する。
次に図3を用いてX2−X2’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、半導体基板1上の絶縁膜2上にはp型半導体層3が形成されている。半導体層3上には、絶縁膜7を介在して配線層12が形成されている。配線層12は、半導体層3を完全に被覆するようにして設けられる。配線層12直下の半導体層3には、図2と異なりn型不純物拡散層は形成されておらず、MOSトランジスタ6のp型ボディ領域と接している。
次に図4を用いてX3−X3’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、半導体基板1上の絶縁膜2上にはp型不純物拡散層13が形成されている。p型不純物拡散層13は、図3に示した半導体層3と接している。そしてp型不純物拡散層13上にはコンタクトプラグCP1が形成されている。
次に図5を用いてY1−Y1’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、半導体基板1上には絶縁膜2が形成されている。絶縁膜2上には半導体層3が形成され、更に半導体層3の周囲を取り囲むようにして素子分離領域STIが絶縁膜2に達する深さに形成されている。そして、素子分離領域STIに取り囲まれた半導体層3が素子領域AA1、AA2となる。素子領域AA1、AA2間に位置する素子分離領域STI上には、絶縁膜8を介在して配線層11が形成されている。また配線層11上にはコンタクトプラグCP2が形成されている。半導体層3中には、n型不純物拡散層4及びp型不純物拡散層13が互いに離隔して形成されている。拡散層4は、半導体層3表面から絶縁膜2に達するようにして形成されている。拡散層4、13間の半導体層3上には、絶縁膜7を介在して配線層12が形成されている。なお、拡散層4は配線層12、11間に位置し、拡散層13は配線層12を境として拡散層4の反対側に位置する。そして、拡散層13上にコンタクトプラグCP1が形成されている。
次に図6を用いてY2−Y2’線に沿った断面構造について説明する。図5と同様に、半導体層3上には配線層11、12が形成されている。更に配線層11、12間の半導体層3上には、ゲート絶縁膜5を介在してゲート電極10が形成されている。ゲート電極10は、その一端が配線層11に達し、他端が配線層12に達するようにして形成されている。また、ゲート電極10直下に位置する半導体層3にはn型不純物拡散層4は形成されておらず、MOSトランジスタ6のボディ領域として機能する。
上記のように、本実施形態に係るアナログ用CMOS回路によれば、下記(1)の効果が得られる。
(1)SOIを用いたアナログ用CMOS回路における基板浮遊効果を抑制出来る。
本実施形態に係る構成であると、p型不純物拡散層13からMOSトランジスタ6のボディ領域に対して電位を与えることが出来る。従って、MOSトランジスタ6のボディ領域が電気的にフローティングの状態となることを防止出来、基板浮遊効果の発生を抑制出来る。
また、素子領域AA1、AA2上には配線層12が設けられている。通常、ソース及びドレイン上には低抵抗化の為にシリサイド膜が形成されることが一般的である。シリサイド膜の形成工程は大まかには次の通りである。まずゲート電極及びソース、ドレイン領域を形成する。次に全面に金属層を形成する。そして熱処理を行う。その結果、シリコンと金属との反応により、ゲート上面、ソース上面、及びドレイン上面にシリサイド膜が形成される。この際、ゲート側壁には側壁絶縁膜が形成することで、電気的にショートが発生することを防止する。このような製造方法によるため、異なる電圧が与えられる複数の領域がある場合、それらの領域上に形成されるシリサイド膜は互いに接触しないように形成される必要がある。例えばソース及びドレインに関しては、両者の間にゲート電極が存在する。従って、ゲート電極が存在する領域でシリサイド膜は互いに分離されるため、ソースとドレインとがショートしない。これはソース及びドレインとp型不純物拡散層13との間についても同様である。金属層の形成時にソース及びドレインとp型不純物拡散層13との接触部分が露出していると、ソース及びドレイン上のシリサイド膜と、p型不純物拡散層13上のシリサイド膜とがショートする。そこで本実施形態では図1に示すように、ソース及びドレインとp型不純物拡散層13とを分離するようにして配線層12が形成されている。従って、ソース及びドレイン上のシリサイド膜と、p型不純物拡散層13上のシリサイド膜とは、配線層12によって分離され、両者がショートすることを防止出来る。
次にこの発明の第2の実施形態に係る半導体装置について図7を用いて説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態においてボディ領域に電位を与えるためのコンタクトプラグの位置を変えたものである。図7は、本実施形態に係るアナログ用CMOS回路の平面図である。
図示するようにCMOS回路は、3つの素子領域AA3〜AA5を有している。素子領域AA3〜AA5は、図示せぬ半導体基板上に形成された絶縁膜上に設けられたp型半導体層である。素子領域AA4は素子領域AA3のX方向における一端に接しており、素子領域AA5は素子領域AA3のX方向における他端に接している。素子領域AA3〜AA5の周囲は素子分離領域STIに囲まれている。素子領域AA3上には、X方向に直交するY方向に沿ったストライプ形状のゲート電極20が、図示せぬゲート絶縁膜を介在して複数形成されている。複数のゲート電極20はX方向に沿って平行に並んでいる。ゲート電極20の長手方向の一端は、素子領域AA3のY方向における一端まで引き出され、他端は素子領域AA3のY方向における他端まで引き出されている。更にゲート電極20は、配線層21に共通に接続されている。配線層21は、ゲート電極20と同様に絶縁膜(図示せず)を介在して素子領域AA3上に形成され、X方向に沿った形状を有している。また配線層21は、その長手方向の一端が素子領域AA4上まで引き出され、他端が素子領域AA5上まで引き出されるようにして形成されている。すなわち配線層21は、X方向に沿って素子領域AA3を横断するように形成されている。素子領域AA4、AA5上には、絶縁膜(図示せず)を介して配線層22がゲート電極20と平行に形成されている。すなわち、配線層22はY方向に沿ったストライプ形状を有している。そして配線層22のY方向における一端は、素子領域AA4、AA5のY方向における一端に達し、配線層22のY方向における他端は、素子領域AA4、AA5のY方向における他端に達するように形成されている。すなわち配線層22は、素子領域AA4またはAA5を縦断するように形成されている。
素子領域AA3〜AA5において、ゲート電極20のX方向に沿った両側に位置する領域にはn型不純物拡散層が形成されている。n型不純物拡散層は、MOSトランジスタのソースまたはドレインとして機能する。図7において、“S”と記載された領域が、ソースとして機能するn型不純物拡散層が形成された領域であり、“D”と記載された領域が、ドレインとして機能するn型不純物拡散層が形成された領域である。n型不純物拡散層は、ゲート電極20及び配線層21、22直下の領域には形成されない。また素子領域AA4、AA5において、配線層22よりも外側の領域、換言すれば配線層22を挟んでゲート電極20と相対する領域には、p型領域23が形成されている。更に、p型領域23上には複数のコンタクトプラグCP3が形成されている。コンタクトプラグCP3はp型ウェル領域に電位を与えるために用いられる。また、配線層22上には複数のコンタクトプラグCP4が形成されている。コンタクトプラグCP4は、ゲート電極20に電位を与えるために用いられる。
次に上記構成のアナログCMOS回路の断面構造について図8乃至図13を用いて説明する。図8乃至図13は、図7におけるそれぞれX4−X4’線、X5−X5’線、Y3−Y3’線、Y4−Y4’線、Y5−Y5’線、及びY6−Y6’線に沿った断面図である。
まず図8を用いてX4−X4’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、半導体基板30上には絶縁膜31が形成されている。絶縁膜31上にはp型半導体層32が形成され、更に素子分離領域STIが絶縁膜2に達する深さに形成されている。そして、素子分離領域STIに取り囲まれた半導体層32が素子領域AA3〜AA5となる。素子領域AA3となる半導体層32内には、半導体層32表面から絶縁膜2に達するようにして、複数のn型不純物拡散層33が互いに離隔して形成されている。このn型不純物拡散層33が、前述したソース(S)またはドレイン(D)として機能する。隣接する拡散層33間の半導体層32上には、ゲート絶縁膜34を介在してゲート電極20が形成されている。上記構成において、n型不純物拡散層33とゲート電極20とがMOSトランジスタ37を形成する。すなわち、MOSトランジスタ37は、隣接するもの同士でソースまたはドレインを共有している。半導体層32においてソース及びドレインが形成されていない領域は、MOSトランジスタ37のボディ領域として機能する。そしてこれらのMOSトランジスタ37の集合が、サイズの大きい1つのMOSトランジスタとして機能する。素子領域AA4、AA5となる半導体層32中には、素子領域AA4、AA5に隣接するMOSトランジスタ37のソース(またはドレイン)として機能するn型不純物拡散層33の一部が形成されている。更にp型不純物拡散層23が拡散層33と離隔して形成されている。また、拡散層33、23間の半導体層32上には、絶縁膜35を介在して配線層22が形成されている。そして、拡散層23上にはコンタクトプラグCP3が形成されている。
次に図9を用いてX5−X5’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、素子領域AA3〜AA5となる半導体層32内にn型不純物拡散層33は形成されていない。素子領域AA4、AA5となる半導体層32内にはp型不純物拡散層23が形成され、半導体層32上に絶縁膜35を介在して配線層22が形成されている。2つの配線層22間に位置する半導体層32上には、絶縁膜36を介在して配線層21が形成されている。すなわち配線層21は、素子領域AA3における半導体層32の全面を被覆しており、更にゲート電極20に接し且つ配線層22に達するように形成される。そして、配線層22上にはコンタクトプラグCP4が形成されている。コンタクトプラグCP4は、ゲート電極20に電位を与えるために用いられる。
次に図10を用いてY3−Y3’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、半導体基板30上には絶縁膜31が形成されている。絶縁膜31上には半導体層32(素子領域AA3)が形成され、更に半導体層32の周囲を取り囲むようにして素子分離領域STIが絶縁膜31に達する深さに形成されている。半導体層32中には、MOSトランジスタ37のドレイン(またはソース)として機能するn型不純物拡散層33が、互いに離隔するようにして形成されている。拡散層33は、半導体層32表面から絶縁膜31に達している。隣接する拡散層33間の半導体層32上には、絶縁膜36を介在して配線層21が形成されている
次に図11を用いてY4−Y4’線に沿った断面構造について図11を用いて説明する。図示するように、半導体層32中にはn型不純物拡散層は形成されていない。また図10と同様に、半導体層32上には絶縁膜36を介在して配線層21が形成されている。更に半導体層32上には、配線層21から素子領域AA3の一端及び他端にわたって、ゲート電極20がゲート絶縁膜34を介在して形成されている。すなわち、Y4−Y4’線に沿った領域では、素子領域AA3は全てp型領域であり、且つそのp型領域の上面全面は配線層21及びゲート電極20によって被覆されている。
次に図12を用いてY5−Y5’線に沿った断面構造について図12を用いて説明する。図示するように、半導体基板30上には絶縁膜31が形成されている。絶縁膜31上には半導体層32が形成され、更に半導体層32の周囲を取り囲むようにして素子分離領域STIが絶縁膜31に達する深さに形成されている。そして、素子分離領域STIに取り囲まれた半導体層32が素子領域AA4となる。素子領域AA4となる半導体層32中にはn型不純物拡散層は形成されておらず、p型領域となっている。更に半導体層32上には、絶縁膜35を介在して配線層22が形成されている。配線層22はY方向において、素子領域AA4の一端から他端にわたって形成されている。すなわちY5−Y5’線に沿った領域では、半導体層32の上面全面が配線層22に被覆されている。そして、配線層22上にコンタクトプラグCP4が形成されている。コンタクトプラグCP4はゲート電位を与えるために用いられる。
次に図13を用いてY6−Y6’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、素子領域AA4となる半導体層32中にはp型不純物拡散層23が形成されている。そして拡散層23上にはコンタクトプラグCP3が形成されている。コンタクトプラグCP3は、MOSトランジスタ37のボディ領域に電位を与えるために用いられる。
図14は、図7に対応した素子領域AA3〜AA5の平面図であり、p型領域とn型領域の配置の様子を示している。図中において“p−body”と記載された領域は、MOSトランジスタ37のボディ領域として機能する領域である。図示するように、素子領域AA3〜AA5において、ゲート電極20及び配線層21、22直下の領域はp型領域とされている。従って、MOSトランジスタ37のボディ領域は、配線層21直下のp領域及び配線層22直下のp領域を介してp型不純物拡散層23に電気的に接続されている。そのため、コンタクトプラグCP3からMOSトランジスタ37のボディ領域に対して電位を与えることが出来る。
本実施形態のような構成であると、上記第1の実施形態で説明した(1)の効果に加えて、下記(2)の効果をあわせて得られる。
(2)半導体装置の性能を向上出来る(その1)。
本実施形態に係る構成であると、上記第1の実施形態で説明した構成に比べて寄生容量が低下し、CMOS回路の入力容量が低下する。従って、アナログ用CMOS回路のアナログ特性(例えばカットオフ周波数)を向上出来る。この点について以下、詳細に説明する。
第1の実施形態に係る構成においてp型不純物拡散層13は、p型不純物が半導体層3へイオン注入され、更に熱処理によりp型不純物が活性化されることにより形成される。従ってイオン注入の際には、p型不純物拡散層13の形成予定領域以外にはマスク材を形成して、これらの領域にp型不純物が導入されないようにする必要がある。この様子を図15及び図16に示す。図15は第1の実施形態に係るCMOS回路のp型不純物拡散層13形成時の平面図であり、図1に対応している。図16は図15におけるY1−Y1’線に沿った断面図である。
図示するようにマスク材14は、MOSトランジスタ6のソース及びドレインを完全に被覆しつつ、拡散層13形成予定領域部分を露出するように設けられる。第1の実施形態で説明したとおり、シリサイド膜のショートを防止するためにソース及びドレインと拡散層13形成予定領域との間には配線層12が存在する。従って、マスク材14はその端部が配線層12上に位置するように設けられる。よって、マスク材14加工時に用いるフォトリソグラフィ工程において合わせずれが発生してもマスク材14の端部が配線層12上に位置するように、配線層12の配線幅には加工マージンを取る必要がある。例えば最初加工寸法(設計ルール)が0.14μmであったとすると、ゲート10の配線幅(ゲート長)Lgは0.14μmで設計できるが、配線層12の配線幅W1は少なくとも0.5μm以上にしなければならない。
ところが、配線層12は半導体層3上に絶縁膜7を介在して存在する。すなわち、半導体層3、絶縁膜7、及び配線層12による寄生容量が存在する。寄生容量は、配線層12の半導体層3に対向する面の面積に比例して大きくなる。よって配線幅W1が大きくなるほど寄生容量も大きくなる。そして寄生容量の存在は、CMOS回路のアナログ特性劣化の原因となる。例えば図15に示す構成において素子領域AA1、AA2のX方向に沿った長さL1が7.2μm、ゲート幅Wgが5μmであったとすると、カットオフ周波数は80GHzから61GHzに低下する。
しかし本実施形態に係る構成であると、上記寄生容量を大幅に低減できる。本実施形態においても、p型不純物拡散層23は、半導体層32へのp型不純物のイオン注入と熱処理により形成される。従ってイオン注入の際には、p型不純物拡散層23の形成予定領域以外にはマスク材が形成される。この際の様子を図17及び図18に示す。図17は本実施形態に係るCMOS回路のp型不純物拡散層23形成時の平面図であり、図7に対応している。図18は図17におけるX4−X4’線に沿った断面図である。
図示するようにマスク材38は、MOSトランジスタ37のソース及びドレインを完全に被覆しつつ、拡散層23形成予定領域部分を露出するように設けられる。第1の実施形態で説明したとおり、シリサイド膜のショートを防止するためにソース及びドレインと拡散層23形成予定領域との間には配線層22が存在する。従って、マスク材38はその端部が配線層22上に位置するように設けられる。よって、配線層22の配線幅W2はフォトリソグラフィ工程における合わせずれを考慮して設計する必要があり、例えば第1の実施形態の配線層12と同様に0.5μmである。しかし、本実施形態に係る配線層22は、第1の実施形態の配線層12と異なり、ゲート電極を共通接続する必要が無く、素子領域AA4、AA5をY方向に沿って縦断さえすれば良い。従って、素子領域AA3のX方向の長さをL2、素子領域AA4、AA5のY方向の長さをL3とすれば、L3<L2(=L1)とすることが出来る。その結果、配線層22と素子領域AA4、AA5とがオーバーラップする面積は、第1の実施形態において配線層12と素子領域AA1、AA2とがオーバーラップする面積よりも小さくなる。すなわち本実施形態によれば、配線層22に起因する寄生容量を、第1の実施形態において配線層12に起因する寄生容量よりも大幅に小さくすることが出来る。
また本実施形態に係る構成であると、第1の実施形態における配線層12の代わりに配線層21が、複数のゲート電極20を共通接続する。そして配線層21は素子領域AA3上に存在する。しかし、配線層21については前述のマージンを考慮する必要がないため、最小加工寸法(=ゲート長Lg2)により形成出来る。従って、配線層21に起因する寄生容量は無視できる程度である。
以上の結果、本実施形態によれば、CMOS回路の入力容量を第1の実施形態に比べて大幅に削減出来、CMOS回路のアナログ特性の劣化を抑制出来る。例えばL2(=L1)=7.2μm、Lg2(=Lg1)=0.14μm、W2(=W1)=0.5μmとした場合、カットオフ周波数は70GHzである。
なお、本実施形態において配線層22を、図19に示すようにY方向に沿って延長しても良い。図19は、本実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図である。図示するように、配線層22のY方向の長さは、図7よりも大きくされている。本構成であると、コンタクトプラグCP4の数を図7の場合よりも増やすことが出来るので、CMOS回路の入力抵抗を低減出来る。また、配線層22と素子領域AA4、AA5とのオーバーラップ面積は図7の場合と同じであるので、寄生容量も図7の場合と同じである。
更に、素子領域AA4、AA5のY方向の長さは、図20に示すように素子領域AA3のY方向の長さと同じかそれ以上であっても良い。図20は、本実施形態の第2変形例に係るCMOS回路の平面図である。図20に示す構成であると、コンタクトプラグCP3の数を増やせるため、CMOS回路の動作信頼性を向上出来る。なお図20の構成であると、図7や図19に示す構成に比べて寄生容量は増える。しかし、配線層22と素子領域AA4、AA5とのオーバーラップ面積が、図1における配線層12と素子領域AA1、AA2とのオーバーラップ面積よりも小さければ、寄生容量は第1の実施形態よりも小さく、上記(2)の効果は得られる。
次にこの発明の第3の実施形態に係る半導体装置について説明する。本実施形態は、上記第2の実施形態において、素子分離領域上に設けた配線層上でゲートコンタクトを設けるものである。図21は本実施形態に係るアナログ用CMOS回路の平面図であり、図22及び図23は、図21におけるY7−Y7’線及びY8−Y8’線に沿った断面図である。
図示するように、本実施形態に係るCMOS回路は、上記第2の実施形態に係る構成において、更に配線層24を備えている。配線層24はY方向に沿ったストライプ形状を有しており、ゲート電極20の長手方向の一端に接続されている。すなわち複数のゲート電極20は、その一端が配線層24に共通に接続され、他端が配線層21に共通接続されている。そして、ゲート電極20に電位を与えるために使用されるコンタクトプラグCP4は、配線層22上ではなく配線層24上に設けられる。その他の構成は第2の実施形態と同様である。
本実施形態に係る構成であると、上記第1、第2の実施形態で説明した(1)、(2)の効果に加えて、下記(3)の効果が得られる。
(3)半導体装置の性能を向上出来る(その2)。
本実施形態に係る構成であると、配線層24がコンタクトプラグCP4を形成する領域として設けられている。従って、コンタクトプラグCP4の数を増やすことが出来る。その結果、ゲート信号が各MOSトランジスタ37のゲート20に速やかに伝達され、MOSトランジスタ37の動作速度及び動作信頼性を向上出来る。
なお図24に示すように、本実施形態に係る構成と、第2の実施形態で説明した図7に示す構成とを組み合わせても良い。図24は本実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図である。図示するように、図21に示す構成において、更に配線層22上にもコンタクトプラグCP4を設けても良い。勿論、図24において配線層22をY方向に更に延長しても良い。
また図25に示すように、本実施形態に係る構成を、図20に示す構成に適用しても良い。図25は本実施形態の第2変形例に係るCMOS回路の平面図である。図示するように、図20に示す構成において、更に配線層24を設けても良い。
次にこの発明の第4の実施形態に係る半導体装置について説明する。本実施形態は、上記第1乃至第3の実施形態で説明した構成を、コロビノ型の構成に適用したものである。図26は、本実施形態に係るアナログ用CMOS回路の平面図である。
図示するようにCMOS回路は、素子分離領域STI1に周囲を囲まれた四角形の素子領域AA6上に形成される。素子領域AA6は、半導体基板上に形成された絶縁膜上に設けられたp型半導体層である。素子領域AA6上には、四角形の窓枠状の形状を有する複数のゲート電極40が、その四角形の中心を同じくするようにして、すなわち入れ子状に、ゲート絶縁膜を介在して設けられている。更に素子領域AA6上には、複数のゲート電極を共通接続する配線層41が、上記四角形の中心部から外部に向かって放射状に設けられている。配線層41の一端は素子領域AA6の外側に引き出され、素子分離領域STI1上に形成された配線層44に接続されている。配線層41の他端は素子領域AA6の中心部に位置し、素子領域AA6上に形成された配線層42に接続されている。
素子領域AA6においてゲート電極40の両側に位置する領域にはn型不純物拡散層が形成されている。n型不純物拡散層は、MOSトランジスタのソースまたはドレインとして機能する。図26において、“S”と記載された領域がソースとして機能するn型不純物拡散層が形成された領域であり、“D”と記載された領域がドレインとして機能するn型不純物拡散層が形成された領域である。n型不純物拡散層は、ゲート電極40及び配線層41、42直下の領域には形成されず、これらの領域はp型ウェル領域として機能する。また、配線層42に周囲を取り囲まれた領域内にはp型不純物拡散層43が形成されている。従って、拡散層43はp型ウェル領域と電気的に接続されている。更に素子領域AA6において、最も内側にあるゲート電極40の更に内側には、複数の素子分離領域STI2が互いに離隔して形成されている。そして配線層42は、隣接する素子分離領域STI2間の領域に設けられ、且つ、一方の素子分離領域STI2上から他方の素子分離領域STI2上にわたって延設されている。p型不純物拡散層43上には複数のコンタクトプラグCP3が形成されている。コンタクトプラグCP3はp型ウェル領域に電位を与えるために用いられる。また、配線層44上には複数のコンタクトプラグCP4が形成されている。コンタクトプラグCP4は、ゲート電極40に電位を与えるために用いられる。
次に上記構成のアナログCMOS回路の断面構造について図27乃至図29を用いて説明する。図27乃至図29は、図26におけるそれぞれY9−Y9’線、Y10−Y10’線、及びY11−Y11’線に沿った断面図である。
まず図27を用いてY9−Y9’線に沿った断面構造について説明する。図示するように、半導体基板50上には絶縁膜51が形成されている。絶縁膜51は例えばシリコン酸化膜等を用いて形成される。絶縁膜51上にはp型半導体層52が形成され、更に半導体層52の周囲を取り囲むようにして素子分離領域STI1が絶縁膜51に達する深さに形成されている。そして、素子分離領域STIに取り囲まれた半導体層52が素子領域AA6となる。半導体層52内には、半導体層52表面から絶縁膜51に達するようにして、複数のn型不純物拡散層53が互いに離隔して形成されている。このn型不純物拡散層53が、前述したソース(S)またはドレイン(D)として機能する。隣接する拡散層53間の半導体層52上には、ゲート絶縁膜54を介在してゲート電極40が形成されている。上記構成において、n型不純物拡散層53とゲート電極40とがMOSトランジスタ56を形成する。従ってMOSトランジスタ56は、隣接するもの同士でソースまたはドレインを共有している。半導体層52においてソース及びドレインが形成されていない領域は、MOSトランジスタ56のボディ領域として機能する。そしてこれらのMOSトランジスタ56の集合が、サイズの大きい1つのMOSトランジスタとして機能する。また素子領域AA6の中心部においては、隣接する拡散層53間の半導体層52上に、絶縁膜55を介在して配線層41が形成されている。
次に図28を用いてY10−Y10’線に沿った断面構造について説明する。図示するようにY10−Y10’線に沿った断面構造は、図27に示した構成において、素子領域AA6の中心部に位置するp型半導体層52と、それに隣接するドレイン53との間に素子分離領域STI2を設けたものである。素子分離領域STI2は絶縁膜51に達するようにして形成される。更に配線層41の代わりに配線層42が設けられる。配線層42は、素子分離領域STI2間の半導体層52上に、絶縁膜57を介在して形成される。
次に図29を用いてY11−Y11’線に沿った断面構造について説明する。図示するように絶縁膜51上に形成されたp型半導体層52には、n型不純物拡散層は形成されていない。また半導体層52の中央部にp型不純物拡散層43が形成されている。従って、Y11−Y11’線に沿った領域では、素子領域AA6はその全てがp型領域となっている。素子領域AA6を取り囲むようにして絶縁膜51上に形成された素子分離領域STI1上には、配線層44が絶縁膜58を介在して形成されている。半導体層52上には、p型不純物拡散層43を取り囲むようにして、配線層42が絶縁膜57を介在して形成されている。更に、配線層42と配線層44とを接続するようにして、配線層41が絶縁膜55を介在して半導体層55上に形成されている。拡散層43上にはコンタクトプラグCP3が形成され、配線層44上にはコンタクトプラグCP4が形成されている。
図30は、図26に対応した素子領域AA6の平面図であり、p型領域とn型領域の配置の様子を示している。図中において“p−body”と記載された領域は、MOSトランジスタ56のボディ領域として機能する領域である。図示するように、素子領域AA6においてゲート電極40及び配線層41、42直下の領域はp型領域とされている。そして素子領域AA6の中央部、すなわち配線層42直下の領域と素子分離領域STI2とに周囲を囲まれた領域にはp型不純物拡散層43が形成されている。従って、MOSトランジスタ56のボディ領域は、配線層41、42直下のp型領域を介して拡散層43に接続されている。そのため、コンタクトプラグCP3からMOSトランジスタ56のボディ領域に対して電位を与えることが出来る。
上記のような構成であると、コロビノ型の構成であっても、上記第1乃至第3の実施形態で説明した(1)乃至(3)の効果が得られる。これらの効果について以下詳細に説明する。
まず(1)の効果について説明する。本実施形態に係る構成であると、図30を用いて説明したように、p型不純物拡散層43からMOSトランジスタ56のボディ領域に対して電位を与えることが出来る。従って、MOSトランジスタ56のボディ領域が電気的にフローティングの状態となることを防止出来、基板浮遊効果の発生を抑制出来る。また本実施形態では図26及び図30に示すように、MOSトランジスタ56のソース及びドレインとp型不純物拡散層43とを分離するようにして配線層42が形成されている。従って製造工程時において、ソース及びドレイン上のシリサイド膜とp型不純物拡散層43上のシリサイド膜とは、配線層42によって分離され、両者がショートすることを防止出来る。
次に(2)の効果について説明する。本実施形態においてp型不純物拡散層43は、p型不純物の半導体層3へのイオン注入と熱処理とによって形成される。従ってイオン注入の際には、p型不純物拡散層43の形成予定領域以外にはマスク材を形成する。この様子を図31に示す。図31は本実施形態に係るCMOS回路のp型不純物拡散層43形成時の平面図である。
図示するようにマスク材59は、MOSトランジスタ56のソース及びドレインを完全に被覆しつつ、拡散層43形成予定領域部分を露出するように設けられる。上記したとおり、シリサイド膜のショートを防止するためにソース及びドレインと拡散層43形成予定領域との間には配線層42が存在する。従って、マスク材59はその端部が配線層42上に位置するように設けられる。そのため、配線層42の配線幅はフォトリソグラフィ工程における合わせずれを考慮して設計する必要があり、例えば第1の実施形態の配線層12と同様に0.5μmである。しかし配線層42は、MOSトランジスタ56に取り囲まれた領域、換言すれば素子領域AA6の中心部に配置される。従って配線層42と半導体層52とがオーバーラップする面積は小さくて済む。そのため、配線層42に起因する寄生容量は非常に小さい。
また本実施形態に係る構成であると、配線層41が複数のゲート電極40を共通接続する。そして配線層41は半導体層52上に位置する。しかし配線層42は最小加工寸法で設計出来るため、配線層42に起因する寄生容量は無視できる程度である。以上により、コロビノ型のCMOS回路の入力容量を低減出来、CMOS回路のアナログ特性の劣化を抑制出来る。例えばカットオフ周波数は78GHzである。
更に、配線層44を設けることによってコンタクトプラグCP4を複数形成出来るため、ゲートの入力抵抗を低減出来、上記(3)の効果が得られる。
なお、上記実施形態では窓枠状のゲート電極40の形状が四角形である場合を例に挙げて説明したが、多角形であれば良い。例えば三角形や五角形、またはそれ以上の多角形であっても良い。但し、ゲート電極40の形状は角の多い方が好ましい。なぜならフォトリソグラフィ技術を用いてパターニング工程においては、角度が小さいほど角部におけるゲート幅が大きくなる傾向があるからである。すなわち、角度が大きいほどゲート幅は均一となり、MOSトランジスタとしての性能が向上する。より好ましくは、角度が鋭角にならない四角形以上の多角形であることが望ましい。また、図32に示すように、ゲート電極40は円形の形状を有していても良い。図32は本実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図である。図示するようにゲート電極40が同心円状に形成されている場合には、ゲート電極40のゲート幅は全ての部分でほぼ均一に出来る。
また図33に示すように、上記実施形態において素子領域AA6の外側に拡散層43を形成しても良い。図33は本実施形態の第2変形例に係るCMOS回路の平面図である。図示するように、素子領域AA6の周囲に更に素子領域AA7が形成されている。そして、素子領域AA7となる半導体層52内にはp型不純物拡散層43が形成されている。更に素子領域AA7上には配線層44が形成されおり、拡散層43は配線層44によってMOSトランジスタ56のソース及びドレインと離隔されている。配線層44直下の素子領域AA7内はp型領域とされている。従って、素子領域AA7内の拡散層43は、配線層44、41直下の領域を介してMOSトランジスタ56のボディ領域と電気的に接続されている。そして、素子領域AA7内の拡散層43上にコンタクトプラグCP3が形成されている。このような構成とすることで、コンタクトプラグCP3の数を増やすことが出来る。また図33に示すように、コンタクトプラグCP4を配線層42上に形成しても良い。更に、配線層41の方向や本数も本実施形態で図示したものに限定されない。
以上のように、この発明の第1乃至第4の実施形態に係る半導体装置によれば、SOI基板を用いたアナログ用CMOS回路において、基板浮遊効果の発生を抑制出来る。また、複数のMOSトランジスタを接続する配線層と、ボディ領域に電位を与えるためのp型領域とを隣接させずに離隔することで、該配線層の配線幅を小さくしている。従ってCMOS回路の入力容量を低減出来、CMOS回路のアナログ特性を向上出来る。図34は第2、第3の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、n型領域とp型領域の配置を示しており、図14と同様の領域を示している。すなわち第2、第3の実施形態に係る構成では、半導体基板上に絶縁膜を介在して形成されたp型シリコン層32中には、隣接するゲート電極間に位置するようにしてn型のソース33及びドレイン33が形成される。また半導体層32において、ソース33とドレイン33との間の領域であってゲート電極直下の領域は、p型のボディ領域が設けられる。更に半導体層32は、p型の第1領域32−1及び第2領域32−2を有する。第1領域32−1は、ゲート電極20を共通接続する配線層21直下の領域であって、複数のボディ領域に接している。第2領域32−2は、第1領域32−1を介してソース33及びドレインと離隔されるようにして設けられている。図19においてはL2>L3である場合について説明したが、配線層22において半導体層32とオーバーラップする領域のY方向の長さL2が、配線層21において半導体層32とオーバーラップする領域の長手方向の長さ、すなわち配線層21のX方向の長さL4よりも短ければ良い。
図34は第4の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、n型領域とp型領域の配置を示しており、図30と同様の領域を示している。すなわち第4の実施形態に係る構成では、半導体基板上に絶縁膜を介在して形成されたp型シリコン層32の中央部に、p型の第1領域52−1が形成されている。第1領域52−1上にはコンタクトプラグCP3が設けられる。更に第1領域52−1の周囲には、第1領域52−1に接し且つ第1領域52−1の周囲を取り囲むようにして、p型の第2領域52−2が設けられる。そしてシリコン層32上には、それぞれが第1、第2領域52−1、52−2の周囲を取り囲む枠状の形状を有し且つ入れ子状に配置された複数のゲート電極40が形成される。ゲート電極40直下の領域は、MOSトランジスタのp型ボディ領域となる。そして、第2領域52−2から半導体層52−3の外周に向かって放射状にp型の第3領域52−3が設けられる。第3領域52−3上には配線層41が形成される。このような構成において、ボディ領域は第2、第3領域52−2、52−3を介在して第1領域52−1に電気的に接続される。また第1領域52−1は、第2領域52−2及び素子分離領域STI2によって、ドレイン53と電気的に分離されている。
図36はCMOS回路のゲート電圧に対するカットオフ周波数fTを示したグラフであり、ボディ領域に電位を与えるコンタクトプラグを形成しない構成(基板コンタクト無し)、及び第2、第4の実施例に係る構成を同一条件で設計した場合について示している。図示するように、ボディ領域の電位がフローティングである構成では最もカットオフ周波数が低く、第4の実施形態に係る構成(コロビノ型)がアナログ特性において最も優れている。
なお上記第1乃至第3の実施形態では、Y方向に沿って配線層11、21を挟んだ両側にMOSトランジスタが形成される場合について説明したが、いずれか一方にのみ形成されても良い。図37は第1乃至第3の実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図であり、図38は図37におけるn型領域とp型領域との配置を示し、図39は拡散層23形成時におけるマスク材38の様子を示す平面図である。図示するように、ゲート電極20は配線層21の一方の側面にのみ形成されている。拡散層23は、配線層21、22直下の領域を介してボディ領域に接続される。このような構成であっても、図39に示すように配線層21はその全面がマスク材38に被覆されるため、配線層21の配線幅を小さく出来、上記実施形態と同様の効果が得られる。また図40のCMOS回路の平面図に示すように、図37に示す構成において、第3の実施形態と同様に更に配線層24を設け、配線層24上にコンタクトプラグCP4を形成しても良い。
上記第1乃至第4の実施形態で説明したCMOS回路の応用例について図41を用いて説明する。図41は無線通信用LSIのブロック図であり、例えば近距離無線通信モジュールのブロック図である。図示するように、近距離無線通信モジュール80は、アンテナ90、RFブロック100、及びベースバンドコントローラ120を備えている。アンテナ90は、無線信号の送受信を行う。ベースバンドコントローラ120は、データの復調及び変調を行う。そして図示せぬインターフェースを介して、近距離無線通信モジュール80は例えばパーソナルコンピュータや、PDA、プリンタ、携帯電話、並びにテレビなどの家電製品等と接続される。
RFブロック100は、RFフィルタ101、RFスイッチ102、ローノイズアンプ103、ミキサ104、強度検波回路105、バンドパスフィルタ106、ゲインコントロールアンプ107、A/Dコンバータ108、ガウシアンローパスフィルタ109、PLL(Phase Locked Loop)回路110、電圧制御発振回路111、及びパワーアンプ112を備えている。
データの受信時において、到来した無線搬送波信号(以下RF信号)は、アンテナ90で受信された後、RFフィルタ101を介してRFブロック100に取り込まれる。そしてRF信号は、スイッチ102によってローノイズアンプ103に送られ、ローノイズアンプ103は、RF信号の信号強度を増幅する。ローノイズアンプ103で増幅されたRF信号は、ミキサ104において電圧制御発振回路111の出力するローカル信号LOとミキシングされ、中間周波数IFにダウンコンバートされる。バンドパスフィルタ106は、中間周波数IFにダウンコンバートされたRF信号(IF信号)のうち、指定されたチャネル周波数帯域のみを通過させる。そしてゲインコントロールアンプ107は、バンドパスフィルタ106を通過したIF信号の信号振幅を、A/Dコンバータ108のダイナミックレンジに入るように制御する。次にA/Dコンバータ108が、IF信号をディジタル信号に変換する。A/Dコンバータ108でサンプリングされたIF信号は、ベースバンド処理を行うベースバンドコントローラ120に送られ、ベースバンドコントローラ120はIF信号の復調を行う。強度検波回路105は、IF信号の強度に応じて、ローノイズアンプ103における増幅の程度を制御する。
他方、データの送信時においては、ベースバンドコントローラ120はディジタルデータをガウシアンローパスフィルタ109に転送し、ガウシアンローパスフィルタ109はディジタルデータの高周波成分を抑制する。そしてガウシアンローパスフィルタ109の出力は、電圧制御発振回路111の変調端子に送られる。電圧制御発振回路111は、ガウシアンローパスフィルタ109の出力に基づいて、発振信号の出力周波数を変調する。なお、電圧制御発振回路111の出力周波数は、PLL回路110によって、予め所定のチャネル周波数に設定されている。電圧制御発振回路111から出力される発振信号は、パワーアンプ112によって所望のパワーに増幅され、RFスイッチ102及びRFフィルタ101を介して、アンテナ90から送信される。無線通信システムでは、送受信機間の距離に応じて電波の強度が大きく変動する。そのため強度検波回路105は、受信信号強度に応じて増幅器113の増幅率を調整して、IF信号の信号強度を安定にする。
図42はローノイズアンプ103の回路図である。図示するようにローノイズアンプ103は抵抗素子130、131、nチャネルMOSトランジスタ132、133、及び電流源回路134を備えている。抵抗素子130、131の一端は電源電圧Vddに接続され、他端はそれぞれMOSトランジスタ132、133のドレインに接続されている。MOSトランジスタ132、133のソースは電流源回路134に接続され、ゲートにはそれぞれ正の入力電圧Vin(+)及び負の入力電圧Vin(-)がRFスイッチ102から与えられる。そしてMOSトランジスタ132、133のドレイン電位が出力電圧として出力される。
図43はパワーアンプ112の回路図である。図示するようにパワーアンプ112は、抵抗素子135及びnチャネルMOSトランジスタ136を備えている。抵抗素子135の一端は電源電圧Vddに接続され、他端はMOSトランジスタ136のドレインに接続されている。MOSトランジスタ136のソースは接地され、ゲートには正の入力電圧Vin(+)が電圧制御発信回路111から与えられる。
上記構成のローノイズアンプ103及びパワーアンプ112のMOSトランジスタ132、133、136として、第1乃至第4の実施形態で説明したCMOS回路を適用することが望ましい。なぜなら、RFブロック100において特にローノイズアンプ103及びパワーアンプ112が周波数の高い信号を扱うからである。
すなわち、上記実施形態に係る半導体装置は、
1.半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜上に複数形成され、互いに離隔された第1導電型の第1半導体層と、
隣接する前記第1半導体層間に位置し且つ該第1半導体層に接するように前記第1絶縁膜上に形成された、前記第1導電型と逆導電型の第2導電型の第2半導体層と、
複数の前記第2半導体層に接するように前記第1絶縁膜上に形成された前記第2導電型の第3半導体層と、
前記第2半導体層上にゲート絶縁膜を介在して形成されたゲート電極と、
前記第3半導体層上に第2絶縁膜を介在して形成され、複数の前記ゲート電極を共通接続する第1配線層と、
少なくとも前記第3半導体層に接するように前記第1絶縁膜上に形成された前記第2導電型の第4半導体層と、
前記第4半導体層に接し、且つ前記第4半導体層によって前記第1乃至第3半導体層と離隔されるように前記第1絶縁膜上に形成された前記第2導電型の第5半導体層と、
前記第4半導体層上に第3絶縁膜を介在して形成された第2配線層と、
前記第5半導体層上に形成された第1コンタクトプラグとを具備し、前記第1乃至第5半導体層は前記第1絶縁膜によって前記半導体基板と電気的に分離され、前記第4半導体層の長手方向の長さは、前記第3半導体層の長手方向よりも短い。
2.隣接するもの同士でソースまたはドレインを共用し、且つゲート電極が共通接続された複数のMOSトランジスタを同一の素子領域内に備えた半導体装置であって、半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜上に形成され、前記半導体基板と電気的に分離された第1半導体層と、
前記第1半導体層上にゲート絶縁膜を介在して、第1方向に沿ったストライプ形状を有するように並列に複数形成された前記ゲート電極と、
前記第1半導体層上に第2絶縁膜を介在して、前記第1方向に直交する第2方向に沿ったストライプ形状を有するように形成され、複数の前記ゲート電極を共通接続する第1配線層と、
前記第1配線層の前記第2方向に沿った一端に接するようにして、前記第1半導体層上に第3絶縁膜を介在して形成され、前記ゲート電極と平行に設けられた第2配線層と、
隣接する前記ゲート電極間に位置する前記第1半導体層内に前記第1絶縁膜に達するように形成された前記ソース及びドレインと、
前記第1、第2配線層直下に位置する前記第1半導体層内に設けられ、前記MOSトランジスタのボディ領域と同じ導電型の第1領域と、
前記第1領域を介して前記ソース及びドレインと離隔されるようにして前記第1半導体層内に設けられ、前記第1領域と同じ導電型の第2領域と、
前記第2領域上に形成された第1コンタクトプラグとを具備し、前記第2配線層において前記第1半導体層とオーバーラップする領域の長手方向の長さは、前記第1配線層において前記第1半導体層とオーバーラップする領域の長手方向の長さよりも短い。
3.隣接するもの同士でソースまたはドレインを共用し、且つゲート電極が共通接続された複数のMOSトランジスタを同一の素子領域内に備えた半導体装置であって、半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜上に形成され、前記半導体基板と電気的に分離された第1半導体層と、
前記第1半導体層内に設けられた第1導電型の第1領域と、
前記第1領域上に形成された第1コンタクトプラグと、
前記第1領域の周囲を取り囲むようにして前記第1半導体層内に設けられた前記第1導電型の第2領域と、
前記第1半導体層上にゲート絶縁膜を介在して複数形成され、それぞれが前記第1、第2領域の周囲を取り囲む枠状の形状を有し且つ入れ子状に配置された複数のゲート電極と、
前記第1半導体層上に第2絶縁膜を介在して、前記入れ子状の内側から外側に向かって放射状に形成され、複数の前記ゲート電極を共通接続する第1配線層と、
前記第2領域上に第3絶縁膜を介在して形成された第2配線層と、
隣接する前記ゲート電極間に位置する前記第1半導体層内に前記第1絶縁膜に達するように形成され、前記第1導電型と逆導電型の第2導電型の前記ソース及びドレインと、
前記第1配線層直下に位置する前記第1半導体層内に設けられ、前記第1導電型の第3領域とを具備し、前記MOSトランジスタのボディ領域は、前記第3、第2領域を介して前記第1領域に電気的に接続される。
4.上記1乃至3いずれかにおいて、前記絶縁膜上に形成された素子分離領域と、前記素子分離領域上に形成され、前記第1配線層に接続される第3配線層と、前記第3配線層上に形成され、ゲート電位が与えられる第2コンタクトプラグとを更に備える。
5.上記1乃至4いずれかにおいて、前記第1配線層の配線幅は、前記第2配線層の配線幅よりも小さい。
6.上記1において、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1乃至第5半導体層の周囲を取り囲む素子分離領域を更に備え、
前記ゲート電極は、前記第2半導体層の一方の縁部から相対する他方の縁部にわたって、第1方向に沿ったストライプ形状を有するように形成され、前記第1配線層は、前記第1方向に直交する第2方向に沿ったストライプ形状を有し、前記第2配線層は、前記第1配線層の前記第2方向に沿った一端に接し、且つ前記第4半導体層の一方の縁部から相対する他方の縁部にわたって前記ゲート電極と平行に配置される。
7.上記1において、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1乃至第5半導体層の周囲を取り囲む素子分離領域を更に備え、
前記ゲート電極は、多角形の枠状の形状を有し且つ前記第4、第5半導体層の周囲を取り囲む入れ子状に配置され、複数の前記第1配線層は、前記第4半導体層から前記第3半導体層を介在して前記素子分離領域に達するように放射状に設けられる。
8.上記2において、いずれかの前記ゲート電極において前記第1半導体層とオーバーラップする領域の長手方向の長さは、前記第2配線において前記第1半導体層とオーバーラップする領域の長手方向の長さに等しい。
9.上記1乃至3において、前記第2配線層上に形成され、ゲート電位が与えられる第2コンタクトプラグを更に備える。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係るCMOS回路の平面図。 図1におけるX1−X1’線に沿った断面図。 図1におけるX2−X2’線に沿った断面図。 図1におけるX3−X3’線に沿った断面図。 図1におけるY1−Y1’線に沿った断面図。 図1におけるY2−Y2’線に沿った断面図。 この発明の第2の実施形態に係るCMOS回路の平面図。 図7におけるX4−X4’線に沿った断面図。 図7におけるX5−X5’線に沿った断面図。 図7におけるY3−Y3’線に沿った断面図。 図7におけるY4−Y4’線に沿った断面図。 図7におけるY5−Y5’線に沿った断面図。 図7におけるY6−Y6’線に沿った断面図。 この発明の第2の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、素子領域内のp型領域とn型領域との配置を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、イオン注入工程時の様子を示す図。 図15におけるY1−Y1’線に沿った断面図。 この発明の第2の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、イオン注入工程時の様子を示す図。 図17におけるX4−X4’線に沿った断面図。 この発明の第2の実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図。 この発明の第2の実施形態の第2変形例に係るCMOS回路の平面図。 この発明の第3の実施形態に係るCMOS回路の平面図。 図21におけるY7−Y7’線に沿った断面図。 図21におけるY8−Y8’線に沿った断面図。 この発明の第3の実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図。 この発明の第3の実施形態の第2変形例に係るCMOS回路の平面図。 この発明の第4の実施形態に係るCMOS回路の平面図。 図26におけるY9−Y9’線に沿った断面図。 図26におけるY10−Y10’線に沿った断面図。 図26におけるY11−Y11’線に沿った断面図。 この発明の第4の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、素子領域内のp型領域とn型領域との配置を示す図。 この発明の第4の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、イオン注入工程時の様子を示す図。 この発明の第4の実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図。 この発明の第4の実施形態の第2変形例に係るCMOS回路の平面図。 この発明の第2、第3の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、素子領域内のp型領域とn型領域との配置を示す図。 この発明の第4の実施形態に係るCMOS回路の平面図であり、素子領域内のp型領域とn型領域との配置を示す図。 CMOS回路の、ゲート電圧に対するカットオフ周波数の変化を示すグラフ。 この発明の第1乃至第3の実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図。 この発明の第1乃至第3の実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図であり、素子領域内のp型領域とn型領域との配置を示す図。 この発明の第1乃至第3の実施形態の第1変形例に係るCMOS回路の平面図であり、イオン注入工程時の様子を示す図。 この発明の第1乃至第3の実施形態の第2変形例に係るCMOS回路の平面図。 この発明の第1乃至第の実施形態に係るCMOS回路を備えた無線通信用LSIのブロック図。 この発明の第1乃至第の実施形態に係るCMOS回路を備えたローノイズアンプの回路図。 この発明の第1乃至第の実施形態に係るCMOS回路を備えたパワーアンプの回路図。
符号の説明
1、30、50…半導体基板、2、7、8、31、35、36、51、55、57、58…絶縁膜、3、32、52…p型半導体層、4、33、53…n型不純物拡散層、5、34、54…ゲート絶縁膜、6、37、56…MOSトランジスタ、10、20、40…ゲート電極、11、12、21、22、24、41、42、44…配線層、13、23、43…p型不純物拡散層、14、38、59…マスク材

Claims (5)

  1. 半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜上に複数形成され、互いに離隔された第1導電型の第1半導体層と、
    隣接する前記第1半導体層間に位置し且つ該第1半導体層に接するように前記第1絶縁膜上に、第1方向に沿って形成された、前記第1導電型と逆導電型の第2導電型の第2半導体層と、
    複数の前記第2半導体層に接するように前記第1絶縁膜上に、前記第1方向に直交する第2方向に沿って形成された前記第2導電型の第3半導体層と、
    前記第2半導体層上にゲート絶縁膜を介在して、前記第1方向に沿って形成されたゲート電極と、
    前記第3半導体層上に第2絶縁膜を介在して、前記第2方向に沿って形成され、複数の前記ゲート電極を共通接続する第1配線層と、
    少なくとも前記第3半導体層の前記第2方向に沿った一端に接するように前記第1絶縁膜上に形成された前記第2導電型の第4半導体層と、
    前記第4半導体層に接し、且つ前記第4半導体層によって前記第1乃至第3半導体層と離隔されるように前記第1絶縁膜上に形成された前記第2導電型の第5半導体層と、
    前記第4半導体層上に第3絶縁膜を介在して、前記第1方向に沿って形成され、前記第1配線層の前記第2方向に沿った一端に接する第2配線層と、
    前記第5半導体層上に形成された第1コンタクトプラグと
    を具備し、前記第1乃至第5半導体層は前記第1絶縁膜によって前記半導体基板と電気的に分離され、
    前記第4半導体層の前記第1方向に沿った長さは、前記第3半導体層の前記第2方向に沿った長さよりも短い
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 隣接するもの同士でソースまたはドレインを共用し、且つゲート電極が共通接続された複数のMOSトランジスタを同一の素子領域内に備えた半導体装置であって、
    半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜上に形成され、前記半導体基板と電気的に分離された第1半導体層と、
    前記第1半導体層上にゲート絶縁膜を介在して、第1方向に沿ったストライプ形状を有するように並列に複数形成された前記ゲート電極と、
    前記第1半導体層上に第2絶縁膜を介在して、前記第1方向に直交する第2方向に沿った形状を有するように形成され、複数の前記ゲート電極を共通接続する第1配線層と、
    前記第1配線層の前記第2方向に沿った一端に接するようにして、前記第1半導体層上に第3絶縁膜を介在して形成され、前記ゲート電極と平行に設けられた第2配線層と、
    隣接する前記ゲート電極間に位置する前記第1半導体層内に前記第1絶縁膜に達するように形成された前記ソース及びドレインと、
    前記第1、第2配線層直下に位置する前記第1半導体層内に設けられ、前記MOSトランジスタのボディ領域と同じ導電型の第1領域と、
    前記第1領域を介して前記ソース及びドレインと離隔されるようにして前記第1半導体層内に設けられ、前記第1領域と同じ導電型の第2領域と、
    前記第2領域上に形成された第1コンタクトプラグと
    を具備し、前記第2配線層において前記第1半導体層とオーバーラップする領域の長手方向の長さは、前記第1配線層において前記第1半導体層とオーバーラップする領域の長手方向の長さよりも短い
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 隣接するもの同士でソースまたはドレインを共用し、且つゲート電極が共通接続された複数のMOSトランジスタを同一の素子領域内に備えた半導体装置であって、
    半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜上に形成され、前記半導体基板と電気的に分離された第1半導体層と、
    前記第1半導体層内に設けられた第1導電型の第1領域と、
    前記第1領域上に形成された第1コンタクトプラグと、
    前記第1領域の周囲を取り囲むようにして前記第1半導体層内に設けられた前記第1導電型の第2領域と、
    前記第1半導体層上にゲート絶縁膜を介在して複数形成され、それぞれが前記第1、第2領域の周囲を取り囲む枠状の形状を有し且つ入れ子状に配置された複数のゲート電極と、
    前記第1半導体層上に第2絶縁膜を介在して、前記入れ子状に配置された複数のゲート電極の内側から外側に向かって放射状に形成され、複数の前記ゲート電極を共通接続する第1配線層と、
    前記第2領域上に第3絶縁膜を介在して形成され、前記第1配線層の一端と接する第2配線層と、
    隣接する前記ゲート電極間に位置する前記第1半導体層内に前記第1絶縁膜に達するように形成され、前記第1導電型と逆導電型の第2導電型の前記ソース及びドレインと、
    前記第1配線層直下に位置する前記第1半導体層内に設けられ、前記第1導電型の第3領域と
    を具備し、前記MOSトランジスタのボディ領域は、前記第3、第2領域を介して前記第1領域に電気的に接続される
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 前記第1絶縁膜上に形成された素子分離領域と、
    前記素子分離領域上に形成され第3配線層と、
    前記第3配線層上に形成され、ゲート電位が与えられる第2コンタクトプラグと
    を更に備え、前記第2コンタクトプラグに与えられた前記ゲート電位は、前記ゲート電極に伝達されることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の半導体装置。
  5. 前記第1配線層の配線幅は、前記第2配線層の配線幅よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の半導体装置。
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