JP3338128B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
た半導体装置の高性能化、詳しくは、絶縁膜上の単結晶
シリコン薄膜(以下、SOI(Silicon-On-Insulator))
に形成したMOS型トランジスタの高性能化技術に関す
る。
と、浮遊容量の低減、耐放射線性に有効であることは良
く知られている。最近、特に、SOI膜が全て空乏化す
る膜厚(典型的には1000オングストローム程度)に
すると(以下、この構造を薄膜SOI素子と呼ぶ)、
1)短チャネル効果の低減、2)キャリアの移動度の増
大、3)サブスレッショルド特性の向上、4)スイッチ
ング時の不安定性の低減など、高速・微細素子を実現す
る、数多くの利点を生ずることが報告されている(M.Yos
himi et al.,IEEE,vol.ED-36,no.3,p.493,1989、ほ
か)。
ては、ドレイン電圧の増大と共に、ドレイン電流が急激
に増大する、いわゆるドレイン破壊が起きやすいことが
知られており、実用上の大きな障害になっていた(M.Yos
himi et al.,IEEE,vol.ED-37,no.9,p.2015,1990 、ほ
か)。
ETの構成を示すものである。この図において、B01
はシリコン基板であり、この基板B01上にはSiO2
からなる絶縁膜B02を介してSOI膜B03が形成さ
れている。このSOI膜B03上には、ゲート酸化膜B
04を介してゲート電極B05が形成され、SOI膜B
03におけるゲート電極B05の直下の領域はチャネル
形成領域B06となる。このチャネル形成領域B06の
各側にはn+型ソース拡散層領域B07及びn+型ドレイ
ン拡散層領域B08が形成されているものである。
は、SOI膜B03のチャネル形成領域B06が電気的
に浮遊状態にあることである。チャネル形成領域B06
が電気的に浮遊状態にあると、ドレイン電圧が高くなる
につれ、チャネルでエネルギを得た電子が、ドレイン拡
散層領域B08付近でインパクトイオン化を起こし、そ
の結果発生した正孔がチャネル形成領域B06に蓄積し
て、チャネルの電位を上昇させ、ソースから過剰の電子
が注入され、図14に示すように過剰なドレイン電流が
流れることとなるのである。B09はそのソース側へ蓄
積された正孔である。
MOSFETの構造を示すものである。この図におい
て、C01はn型シリコン基板、C02は絶縁膜、C0
3はSOI膜、C04は素子分離酸化膜、C05はゲー
ト酸化膜、C06はゲート電極、C07はゲートの層間
コンタクト、C08はソース拡散層領域、C09はドレ
イン拡散層領域、C12はチャネル形成領域である。
2に隣接してp+ 拡散層領域C10が形成され、このp
+ 拡散層領域C10には基板コンタクトと呼ばれる層間
コンタクトC11が接続されている。
域C09で発生した正孔をこのコンタクトC11から吸
収し、チャネル形成領域C12における電位を安定化さ
せようとするものである。
ングストロームより厚い、初期のSOI素子、もしく
は、SOS(Silicon-On-Sapphire)構造では、確かに有
効な方法であった。即ち、ドレイン近傍で発生した正孔
は、厚いSOI膜の深い領域に形成される中心領域を通
って、基板コンタクトに効率的に収集され、その結果、
チャネル形成領域C12に形成されたチャネル直下の膜
の電位は安定し、ドレイン破壊電圧が改善された。
は上記の例に限らず、図16に示すような構造も考えら
れる。この図において、D01はゲート電極、D02は
ゲートコンタクト、D03はn+ ソース拡散層領域、D
04はn+ ドレイン拡散層領域であり、ここではゲート
電極D01を境にしてソース側に正孔吸収用のp+ 拡散
層領域D05が形成されている。
実験、もしくはシミュレーションで検討した結果、かか
る従来の改善法は、以下に述べる如く、薄膜SOI構造
に関しては有効でなく、ドレイン破壊電圧は、基板コン
タクトを設けても実用領域において改善しないことを見
出だした。
OI膜に形成した、チャネル長0.5μmの薄膜SOI
素子の電流電圧特性を計測した。図17はその結果を示
すもので、図中の実線は基板コンタクトを用いない通常
の構造、破線は基板コンタクトを用いた構造における電
流電圧特性である。
けた場合、ドレイン破壊電圧は、ゲート電圧がしきい値
電圧以上(図中ゲート電圧=1V及び2V)では、ドレ
イン破壊電圧の改善は見られていないことがわかる。実
回路動作を考慮すると、重要なのは言うまでもなく後者
であり、従来の対策は、有効な改善をもたらしていない
ことが判明したものである。
速動作の優れた長所があるものの、ドレイン破壊電圧が
低いという短所を持つこととなり、使用可能な電源電圧
の範囲が著しく制限され、その特徴を必ずしも引出せる
こととはならなかった。
みてなされたもので、その目的とするところは薄膜SO
I素子におけるドレイン破壊電圧の向上を図り、もって
同素子の使用可能な電源電圧範囲を拡大し、薄膜SOI
素子の性能を最大限に引き出すことができるようにする
ことにある。
は、半導体支持基板上に下地絶縁膜を介して半導体膜が
形成されたSOI構造の半導体基板と、前記半導体膜に
形成された第1導電型の高濃度不純物拡散領域からなる
ソース領域と、前記半導体膜に前記ソース領域から所定
距離を置いて形成された前記第1導電型の高濃度不純物
拡散領域からなるドレイン領域と、前記半導体膜の前記
ソース領域と前記ドレイン領域とに挟まれたチャネル形
成領域および前記半導体膜の前記チャネル形成領域外に
延びた延在部上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲー
ト電極と、前記延在部と、この延在部に隣接形成された
第2導電型の正孔引抜き用高濃度不純物拡散領域とから
なり、前記第2導電型の不要キャリアを吸引するチャネ
ル引出し領域と、前記半導体支持基板内であって前記延
在部の直下に形成された前記第2導電型のポテンシャル
制御用高濃度不純物拡散領域と、前記ポテンシャル制御
用高濃度不純物拡散領域に定電位を供給するポテンシャ
ル制御用基板コンタクトとを備えたことを特徴とする。
た従来の対策において、基板コンタクトを設置している
にも拘らず、ドレイン破壊電圧に向上が見られない理由
を、3次元シミュレーションなどにより詳細に解析し
た。その結果、ゲート電圧の低い条件では、ドレインで
発生した正孔を効果的に吸収できるものの、ゲート電圧
が高い場合は、チャネルからの引出し部のポテンシャル
が、ゲート電極に引かれて上昇し、正孔に対するエネル
ギバリアが形成されるためであることが明らかになっ
た。図15(c)に、ゲート電圧(Vg )がしきい値
(VTH)より低いときと高いときとの、チャネル形成領
域C12の正孔に対するポテンシャルを示す。ゲート電圧
が高いとき、ゲート電極C06の一部に対向するp+ 拡散
層領域C10のSOI膜において、正孔の拡散を妨げるバ
リアEBが形成されるのである。
そのエネルギバリアを消滅、あるいは減少させることに
ある。
は、半導体支持基板から下地絶縁膜を介して正孔に対し
ポテンシャルを低下させるバイアスを印加するようにし
たものである。このバイアスは、延在部、すなわちトラ
ンジスタ動作に関与しない領域に限定して印加される。
もし、トランジスタ動作を行うチャネル形成領域に、こ
のバイアスが及ぶと、トランジスタのしきい値が変化
し、回路の正常動作を阻害するからである。
mの素子の電流電圧特性を示す。ドレイン破壊電圧は、
ゲート電圧の高い領域においても1.5V以上は上昇し
ている。
バイアスを印加し、SOI膜のポテンシャルを変えるこ
とは、トランジスタのしきい値を変える方法として、既
に知られている。しかし、本発明は、バイアスの印加
を、チャネル引出し領域の一部とこれに対向するゲート
電極の一部に対してのみ行う点に新規性があり、バイア
ス印加の構成が、従来法と全く異なり、また、チャネル
形成領域からの引出し領域の一部とこれに対向するゲー
ト電極とのオーバラップ領域において、正孔のバリアが
形成されていることは、本発明の発明者が初めて見出だ
した知見であり、従来法から容易に予測できるものでは
ない。
動力の低下を防止することが可能となる。つまり、単純
にチャネル全体に渡り不純物濃度を高くする構造では、
不純物散乱の影響により電流駆動力が著しく減少し、薄
膜SOI素子のメリットが消滅する。本発明では、ソー
ス近傍のチャネル部分のみ高濃度にするため、電流駆動
力の低下を防止することが可能となるわけである。
μm素子の電流電圧特性を示す。ドレイン破壊電圧は、
ゲート電圧が高い領域においても、1.5V以上は上昇
しており本発明による改善効果が確認できる。
の構造を示すもので、同図(a)は平面図、同図(b)
はS1−S1´線に沿う断面図、同図(c)はSOI膜
103内での正孔に対するポテンシャル分布図である。
板であり、この基板101上にはSiO2 からなる下地
絶縁膜102を介してSOI膜103が形成されてい
る。このSOI膜103は、その誘電率をεSi、該半導
体膜のフェルミエネルギと真性フェルミエネルギとの差
をφF 、電子電荷をq、前記半導体膜の不純物濃度をN
SUB としたとき、 2[εSi・φF /q・NSUB ]1/2 よりも薄く形成される。このSOI膜103には素子分
離酸化膜104が絶縁膜102と繋がる深さまで形成さ
れている。SOI膜103の素子分離酸化膜104によ
って囲まれる領域上にはゲート酸化膜105が形成さ
れ、このゲート酸化膜105上にはゲート電極106が
形成されている。SOI膜103におけるゲート電極1
06直下の領域はチャネル形成層114となるものであ
り、107はゲートコンタクト、108,109はN型
のソースドレイン領域である。
のチャネル領域からの延在部、この延在部に隣接するp
+ 拡散領域110が形成されており、このp+ 拡散領域
110には基板コンタクトと呼ばれるコンタクト111
が接続されている。これらのチャネル形成層のチャネル
形成領域からの延在部およびp+ 拡散領域110は、ソ
ース・ドレイン間のチャネル領域端部直下の領域から不
要正孔を吸収するチャネル引出し領域をなす。基板10
1の絶縁膜102との境界部分にはp+ 拡散領域112
が形成されている。このp+ 拡散領域112はp+ 拡散
領域110とチャネル形成層114のチャネル領域から
の延在部の直下領域まで延設されている。なおここで、
p+ 拡散領域112はp+ 拡散領域110の下部にまで
重なるように延在していても構わない。また、p+ 拡散
領域112は少なくともp+ 拡散領域110及びチャネ
ル形成層114の幅方向(ソース・ドレイン方向)全体
に渡って形成されることが好ましい。113はp+ 拡散
領域112の延長端に接続されたコンタクトである。
負の電圧を印加することにより正孔に対するポテンシャ
ルが低下し、図1(c)に実線で示すようにエネルギバ
リアEBが消去され、チャネル形成層114内でインパ
クトイオン化により発生した正孔をp+ 拡散領域110
へ誘導することが可能となる。これにより、前述した図
6に示されるように、ドレイン電流の急上昇を招く電
圧、すなわちドレイン破壊電圧は従来に比べて上昇して
おり、その上昇値はゲート電圧の高い領域においても
1.5V以上となっている。
2は基板101と下地絶縁膜102との界面全体に渡っ
て形成されていても良く。これに負の電圧を印加すれば
良い。また、この場合n+ 拡散領域であっても良い。ま
た、pチャネルの場合は上記した導電型の関係が逆にな
る。
プロセスを示すものである。
(100)シリコン基板200に、酸素イオンを、20
0kVの加速電圧、4×1017cm-2のドーズ量で打ち
込み、その後、1350℃で6時間アニールすることに
より、シリコン基板200表面から0.35μmの深さ
に、厚さ800オングストロームの埋込み酸化膜201
およびSOI膜202を形成する(図2)。
よりそれぞれSOI膜202を酸化しエッチングするこ
とにより、基板200表面に厚さ1000オングストロ
ームのSOI膜103として形成する。この後、周知の
選択酸化法を用い、素子領域以外に、分離酸化膜104
を形成した。次に、全面にレジスト膜203を塗布し、
一部にSOI膜103表面を露出させる孔204を開設
し、ボロン(B)イオンを、加速を電圧100kV、ド
ーズ量3×1015cm-2で、この孔204を通してSO
I膜103及び下地絶縁膜102を貫通させて支持基板
101内へ注入することにより、支持基板101の一部
にp型領域112を形成する(図3)。
SOI膜103を熱酸化し、表面に厚さ100オングス
トロームのゲート酸化膜105を形成する。次いで、厚
さ3000オングストロームのポリシリコン膜をCVD
法により堆積し、リンドープし、周知のパターニング法
によりゲート電極106を形成する。その後、砒素を、
加速電圧40kV、2×1015cm-2のドーズ量でイオ
ン注入し、900℃、30分のアニールにより、ソース
領域205及びドレイン領域206を形成する。この
際、p+型領域110側のトランジスタにおいても、紙
面と垂直方向にn型のソース・ドレインが形成される。
ここで、イオン注入時には基板コンタクト部はレジスト
マスクで覆う。さらにこのレジストマスクを除去し、ソ
ース・ドレインを別のレジストマスクで覆って、基板コ
ンタクト部に、ボロンを40kV、2×1015cm-2で
打ち込み、p+型領域110を形成した(図4)。
し、コンタクト孔を開口し、アルミニウム配線106
a,108,109,111の形成、パッシベーション
膜の堆積を経て、本素子を完成させた。このとき、コン
タクト孔は、ソース・ドレインに達する孔と、シリコン
基板のp型拡散層に達する孔の2種類の深さのものを用
いることができる(図5)。
造を示すものである。この図において、701はゲート
電極、702はゲートコンタクトであり、SOI膜にお
けるゲート電極701直下はチャネル形成領域707と
される。SOI膜におけるチャネル形成領域707の各
側にはn型のソース領域703及びドレイン領域704
が形成されている。
タクトのために、チャネル形成領域707の延在部に隣
接してp+ 型拡散領域708が形成され、p+ 型基板コ
ンタクト705に連結される。これらの延在部とp+ 型
拡散領域708はチャネル引き出し領域をなし、これら
の一部はゲート電極701とオーバラップしている。
とチャネル引出し領域とがオーバラップする領域にp+
拡散領域706が形成されている。この拡散領域706
の導電型はチャネル領域の導電型と同じ導電型であれば
よく、チャネル領域がn型の場合にはn+ 型となるよう
にする。また、その濃度はチャネルの不純物濃度とソー
ス・ドレインの不純物濃度の間となるようにするとよ
い。
ゲートバイアスによる変調を受けないで正孔に対して拡
散領域708への通路を提供することになり、もってチ
ャネル形成領域707に発生している正孔を拡散領域7
08へ導くものとして機能するため、チャネル形成層7
07内でインパクトイオン化により発生した正孔のp+
拡散領域708への誘導が果たせるととなる。特に、チ
ャネル領域に対し、拡散領域7016が一部重なるよう
にすると効果的である。前述したが図12に示すように
ドレイン破壊電圧はゲート電圧の高い領域においても
1.5V以上は上昇している。
正孔の通路を確保するため拡散領域708の幅方向(ソ
ース領域703とドレイン領域704を結ぶ方向)にお
いて、部分的に拡散領域706が存在するようにする。
特にソース側に編在せしめて設けるようにするとよい。
造プロセスを示すものである。
00単結晶シリコン基板800に、酸素イオンを例えば
加速電圧150keV、ドーズ量4×1017cm-2で打
ち込み、1300℃、6時間のアニールで厚さ500オ
ングストロームのSiO2 からなる絶縁膜802と厚さ
2000オングストロームのSOI膜803を形成す
る。次に、SOI膜803表面に図示しない酸化膜を例
えば2000オングストロームの厚さで水素燃焼酸化法
で形成し、その後、フッ化アンモニウム水溶液で酸化膜
を除去する。この段階でSOI膜803表面の膜厚は1
000オングストロームまで薄膜化される(図8)。
活性領域とするSOI膜804をリアクティブイオンエ
ッチング法を用い形成する。その後、そのレジストは除
去する(図9)。
に、SOI膜804のチャネル形成領域としての予定領
域の一部にBF2 イオンを加速電圧30keV、ドーズ
量3×1013cm-2で注入することにより、p+ 拡散領
域706を形成する。その後、このレジストは除去す
る。次いで、ゲート酸化膜(図示略)を膜厚100オン
グストロームで形成し、引続きゲート電極となるリン拡
散型の多結晶シリコン膜を厚さ2000オングストロー
ムに形成する(図10)。
多結晶シリコン膜をパターニング下後、イオン注入法を
用い、N型不純物(砒素)のソース領域703とドレイ
ン領域704とを形成し、このレジストはその後除去す
る。しかる後、同様にレジストをマスクとして、イオン
注入法を用い、p型不純物(ボロン)の基板電極領域7
05を形成する。その後は、通常のMOSトランジスタ
製造方法を用い、コンタクトホール、アルミニウム配線
を行い、MOSトランジスタを完成することとなる(図
7)。
成および主要製造工程を示すものであり、同図(a)は
平面図、同図(b)はS3−S3′線に沿う断面図、同
図(c)はS4−S4′線に沿う断面図である。なお、
本例では、ゲート電極を形成した後にp+ 拡散領域A1
3を形成する工程が図8〜10の場合とは逆の順番にな
っている。
り形成する。ゲート電極A05およびソース領域A0
9、ドレイン領域A08を形成した後、レジスト膜A1
1をマスクとしてゲート電極A05の垂直方向に対し
て、角度45°で、BF2 イオンを加速電圧60ke
V、ドーズ量1×1014cm-2で注入する。これによ
り、p+ 拡散領域A13が形成されることとなる。
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。例えばSOI膜に形成
するMOSトランジスタはnチャネルに限らずpチャネ
ルであっても良い。pチャネルの場合はチャネル引出1
領域はn型とするこの場合は、チャネルに蓄積された不
要キャリア(電子)を引き抜くことができる。
能である。
物拡散領域は、ゲート電極と垂直方向全体に渡り、存在
しても良い。また、この高濃度領域の深さ方向の濃度分
布のピークは、SOI膜の表面より裏面に近いほうが好
ましい。
膜SOI素子構造において、高いドレイン破壊電圧を実
動作領域においても維持することができ、その結果、使
用可能な動作電圧の範囲を大幅に改善でき、薄膜SOI
素子の高性能を引出すことが可能となる。
形成されたMOSトランジスタの構成を示す平面図
((a))、同S1−S1´線断面図、及びSOI膜内
での正孔に対するポテンシャル分布図。
の第1の工程における素子断面図。
の第2の工程における素子断面図。
の第3の工程における素子断面図。
の第4の工程における素子断面図。
電圧特性を従来の素子のものと対比して示すデータ曲線
図。
れたMOSトランジスタの構成を示す平面図。
の第1の工程における素子断面図。
の第2の工程における平面図((a))及びS2−S
2′線断面図((b))。
スの第3の工程における平面図。
されたMOSトランジスタの構成及び製造プロセスの主
要工程を示す平面図((a))、同S3−S3′線断面
図、及び同S4−S4′線断面図。
ドレイン破壊電圧特性を従来の素子のものと対比して示
すデータ曲線図。
基板上に形成されたMOSトランジスタの構成を示す断
面図。
破壊電圧特性を示すデータ曲線図。
上に形成されたMOSトランジスタの構成を示す平面図
((a))、同S5−S5′線断面図、及びSOI膜内
での正孔に対するポテンシャル分布図。
上に形成されたMOSトランジスタの別例の構成を示す
平面図。
破壊電圧特性を示すデータ曲線図。
Claims (3)
- 【請求項1】半導体支持基板上に下地絶縁膜を介して半
導体膜が形成されたSOI構造の半導体基板と、 前記半導体膜に形成された第1導電型の高濃度不純物拡
散領域からなるソース領域と、 前記半導体膜に前記ソース領域から所定距離を置いて形
成された前記第1導電型の高濃度不純物拡散領域からな
るドレイン領域と、 前記半導体膜の前記ソース領域と前記ドレイン領域とに
挟まれたチャネル形成領域および前記半導体膜の前記チ
ャネル形成領域外に延びた延在部上にゲート絶縁膜を介
して形成されたゲート電極と、前記 延在部と、この延在部に隣接形成された第2導電型
の正孔引抜き用高濃度不純物拡散領域とからなり、前記
第2導電型の不要キャリアを吸引するチャネル引出し領
域と、 前記半導体支持基板内であって前記延在部の直下に形成
された前記第2導電型のポテンシャル制御用高濃度不純
物拡散領域と、 前記ポテンシャル制御用高濃度不純物拡散領域に定電位
を供給するポテンシャル制御用基板コンタクトとを備え
た半導体装置。 - 【請求項2】前記ポテンシャル制御用基板コンタクト
は、前記延在部のポテンシャルを制御することにより前
記チャネル形成領域に発生している前記第2導電型の不
要キャリアを前記チャネル引出し領域へ導くものである
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】前記半導体膜の誘電率をεSi、該半導体膜
のフェルミエネルギと真性フェルミエネルギとの差をφ
F 、電子電荷をq、前記半導体膜の不純物濃度をNSUB
としたとき、該半導体膜の厚さが 2[εSi・φF /q・NSUB ]1/2 以下となるように形成されたことを特徴とする請求項2
に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16242693A JP3338128B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 半導体装置 |
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JP16242693A JP3338128B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 半導体装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0766411A JPH0766411A (ja) | 1995-03-10 |
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- 1993-06-30 JP JP16242693A patent/JP3338128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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