JP4476323B2 - 基準電圧発生回路 - Google Patents

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Description

本発明は基準電圧発生回路に関し、特に電流密度の異なる1対のPN接合素子を用いて温度に依存しない基準電圧を発生する基準電圧発生回路に関する。
様々なシステムの小型化・携帯化が進む近年、半導体集積回路に低電圧で安定した基準電圧を供給できる基準電圧発生回路が必要とされている。特に、一般に電源を持たないIC(Integrated Circuit)カードやID(Identification)チップで使用される半導体集積回路ではその必要性が高い。この用途で用いられる半導体集積回路は、アクセスのために照射される電波のエネルギーから電力を得てその電力をもとに発生した基準電圧により動作する。そのため低電圧で安定した基準電圧を発生できれば広い交信可能範囲を実現できる。
近年の代表的な基準電圧発生回路は、シリコンのPN接合のエネルギー・バンドギャップを使用するものであり、バンドギャップリファレンス回路とも呼ばれている。
以下に示すのは、例えば特許文献1に開示されている基準電圧発生回路の例である。
図7、図8は、従来の基準電圧発生回路の例を示す回路図である。
図7で示す従来の基準電圧発生回路は、コレクタとベースを接続(ダイオード接続)した互いに電流密度の異なる2つのPNPバイポーラトランジスタ(以下PNPトランジスタと略す。)Q10、Q11と、抵抗R10、R11、R12、差動増幅回路11、スタートアップ回路12を有している。PNPトランジスタQ10、Q11のコレクタ及びベースは接地端子GNDに接続し、PNPトランジスタQ10のエミッタには抵抗R10、R11が直列に接続され、PNPトランジスタQ11のエミッタには抵抗R12が接続される。抵抗R11と抵抗R12の他方の端子は互いに接続されている。なお、抵抗R11と抵抗R12の抵抗値は等しい。差動増幅回路11の反転入力端子(−)は抵抗R10、R11の間に接続し、非反転入力端子(+)は抵抗R12とPNPトランジスタQ11のエミッタ間に接続している。差動増幅回路11の出力端子は抵抗R11、R12の他方の端子に接続している。また、スタートアップ回路12は、差動増幅回路11の出力端子と非反転入力端子との間に接続している。
このような基準電圧発生回路では、差動増幅回路11の反転入力端子と非反転入力端子の電位が等しくなるようにフィードバックをかけることにより、PNPトランジスタQ10、Q11で発生するベース・エミッタ間の電圧Vbe3、Vbe4の温度依存性(1℃あたり約−2.0mV)をキャンセルし、温度に依存しない安定した約1.25Vの基準電圧を端子13より出力することができる。また、回路起動時にスタートアップ回路12にて起動することにより、フィードバックにより差動増幅回路11の入力電圧と出力電圧が0Vに張り付いてしまうことを防止している。
一方、図8で示す従来の基準電圧発生回路は、pチャネル型MOS(Metal-Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタ(以下PMOSトランジスタという。)MP50、MP51、MP52、nチャネル型MOS電界効果トランジスタ(以下NMOSトランジスタという。)MN50、MN51、コレクタ・ベースを接続した3つのPNPトランジスタQ12、Q13、Q14、抵抗R13、R14、スタートアップ回路14を有している。
PMOSトランジスタMP50、MP51、MP52のゲートは共通であり、PMOSトランジスタMP51のドレインと接続している。また、これらのソースも共通であり、電源線Vddと接続している。PMOSトランジスタMP50のドレインはNMOSトランジスタMN50のドレインと、PMOSトランジスタMP51のドレインはNMOSトランジスタMN51のドレインと接続している。NMOSトランジスタMN50、MN51のゲートは共通であり、NMOSトランジスタMN50のドレインと接続している。NMOSトランジスタMN50のソースはPNPトランジスタQ12のエミッタと接続している。NMOSトランジスタMN51のソースは抵抗R13を介してPNPトランジスタQ13のエミッタと接続している。PMOSトランジスタMP52のドレインは、抵抗R14を介してPNPトランジスタQ14のエミッタと接続している。PNPトランジスタQ12、Q13、Q14のコレクタ及びベースは接地端子GNDと接続している。スタートアップ回路14は、PMOSトランジスタMP50、MP51、MP52のソースとPMOSトランジスタMP52のドレイン間に接続される。なお、基準電圧を出力する端子15は、PMOSトランジスタMP52のドレインに接続されている。
PMOSトランジスタMP50、MP51、MP52は同一のサイズであり、カレントミラー回路を構成しており、抵抗R14及びPNPトランジスタQ14に流れる定電流によって、ほぼ1.25Vの安定した基準電圧を端子15から出力することができる。この回路では、PMOSトランジスタMP50、MP51と、NMOSトランジスタMN50、MN51を縦積みの構成とすることで、電源電圧依存性を抑制し精度よく定電流を供給できるようにしている。また、この回路でも同様に、回路起動時にスタートアップ回路14にて起動することにより、基準電圧以外の安定点に張り付いてしまうことを防止している。
なお、基準電圧発生回路のバイアス回路として電源電圧依存性を小さくできるものが、例えば特許文献2に開示されている。
特開2000−35827号公報(段落番号〔0041〕〜〔0069〕,〔0099〕〜〔0118〕,第1図,第2図) 特公平7−27424号公報(第1図,第3図)
しかし、従来の基準電圧発生回路に用いられるスタートアップ回路は、回路の起動後は不要なものであり、回路動作を不安定にしてしまう問題があった。
また、スタートアップ回路を用いると電源変動などのノイズに弱くなり、突発的に電源オフの状態が起こりえる携帯機器では安定した動作を保証することが難しくなるという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、安定に基準電圧を発生可能な基準電圧発生回路を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、以下のような基準電圧発生回路が提供される。
この基準電圧発生回路は、第1電流密度を流す第1のPN接合素子と、前記第1電流密度とは異なる第2電流密度の電流を流す第2のPN接合素子と、前記第1のPN接合素子で発生する電圧を非反転入力端子に入力し、反転入力端子に自身の出力信号を入力する第1の差動増幅回路と、前記第2のPN接合素子で発生する電圧を非反転入力端子に入力し、反転入力端子に第1の抵抗を介して前記第1の差動増幅回路の出力信号及び、第2の抵抗を介して自身の出力信号を入力して基準電圧を生成する第2の差動増幅回路と、前記第1のPN接合素子と第1電源線との間に設けられた第1トランジスタと、前記第2のPN接合素子と前記第1電源線との間に設けられた第2トランジスタと、前記第1電源線と第2電源線との間に接続された第1カレントミラー回路と、前記第2電源線をソースに接続し、ドレインを前記第1電源線に接続し、ゲートを前記第1カレントミラー回路に接続するとともに第3の抵抗を介して前記ソースに接続した第3トランジスタと、前記第3トランジスタの前記ゲート及び前記第3の抵抗に接続されるとともに、前記第1トランジスタと第2カレントミラー回路を構成し、かつ前記第2トランジスタと第3カレントミラーを構成する第4トランジスタと、を有する。
本発明は、電流密度の異なる1対のPN接合素子を用いて温度に依存しない基準電圧を発生する基準電圧発生回路において、一方のPN接合素子で発生する電圧を非反転入力端子に入力し、反転入力端子に自身の出力信号を入力する第1の差動増幅回路と、他方のPN接合素子で発生する電圧を非反転入力端子に入力し、反転入力端子に第1の抵抗を介して第1の差動増幅回路の出力信号及び、第2の抵抗を介して自身の出力信号を入力して基準電圧を生成する第2の差動増幅回路を有するようにしたので、出力から第2の差動増幅回路の非反転入力端子へのフィードバックが無く、出力が基準電圧以外の電圧(例えば0V)に張り付いてしまう問題がない。そのため、回路動作を不安定にするスタートアップ回路を設ける必要がない。これにより、電源変動などのノイズに強く安定した基準電圧を発生することが可能になる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本実施の形態の基準電圧発生回路の回路図である。 本実施の形態のバイアス回路の回路図である。 消費電流の電源電圧依存性を示す図である。 検出回路の回路図である。 基準電圧と検出信号の過渡特性を示す図である。 検出信号のDC特性を示す図である。 従来の基準電圧発生回路の例を示す回路図である(その1)。 従来の基準電圧発生回路の例を示す回路図である(その2)。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の基準電圧発生回路の回路図である。
本実施の形態の基準電圧発生回路は、エミッタ接合面積が異なり互いに電流密度の異なる1対のPN接合素子であるPNPトランジスタQ1、Q2と、差動増幅回路1、2と、定電流を供給するバイアス回路3と、基準電圧の発生を検出し検出信号Voutを生成する検出回路4と、バイアス回路3からの定電流をPNPトランジスタQ1、Q2に供給するPMOSトランジスタMP1、MP2と、抵抗R1、R2とを有している。
PMOSトランジスタMP1、MP2のソースは電源線Vddと接続され、ゲートはバイアス回路3と接続されバイアス回路3で設定された電圧が供給される。PMOSトランジスタMP1のドレインはPNPトランジスタQ1のエミッタに、PMOSトランジスタMP2のドレインはPNPトランジスタQ2のエミッタにそれぞれ接続している。PNPトランジスタQ1、Q2のコレクタとベースはダイオード接続されており、接地端子GNDに接続している。差動増幅回路1の非反転入力端子はPMOSトランジスタMP1とPNPトランジスタQ1の間に接続しており、反転入力端子は自身の出力端子と接続している。差動増幅回路2の非反転入力端子はPMOSトランジスタMP2とPNPトランジスタQ2の間に接続しており、反転入力端子は抵抗R1を介して差動増幅回路1の出力端子及び、抵抗R2を介して自身の出力端子と接続している。差動増幅回路2の出力端子は基準電圧Vrefを出力する端子5と接続している。検出回路4は差動増幅回路2の出力端子と接続し、基準電圧Vrefの発生を検出すると検出信号Voutを生成して端子6から出力する。
以下、本実施の形態の基準電圧発生回路の動作を説明する。
バイアス回路3にて設定された電圧がPMOSトランジスタMP1、MP2のゲートに供給されると、PNPトランジスタQ1、Q2にそれぞれ、所定の定電流I1、I2が流れる。この電流により生じたベース・エミッタ間の電圧Vbe1、Vbe2のうち、電圧Vbe1は差動増幅回路1の非反転入力端子に入力され、電圧Vbe2は差動増幅回路2の非反転入力端子に入力される。差動増幅回路1は、出力を自身の反転入力端子にフィードバックしており、バッファとして機能する。そのため、差動増幅回路1の出力電圧は電圧Vbe1に等しくなる。差動増幅回路2では2つの入力端子の電圧が等しくなったときに基準電圧Vrefを出力する。フィードバックにより差動増幅回路2の反転入力端子の電圧が、非反転入力端子の電圧Vbe2に等しくなるときの差動増幅回路1、2間の電流は、差動増幅回路2の入力インピーダンスは理想的には無限大なので、(Vbe1−Vbe2)/R1=(Vbe2−Vref)/R2なる条件を満たす。これから基準電圧Vrefは、Vref=Vbe2+(R2/R1)×(Vbe2−Vbe1)で与えられる。ここで、電圧Vbe2と(Vbe2−Vbe1)とは逆向きの温度依存性をもつので、抵抗比(R2/R1)を適切な値とすることによって、温度係数を相殺でき温度に依存しない基準電圧Vrefが得られる。
図1からわかるように、本実施の形態の基準電圧発生回路は、出力から差動増幅回路2の非反転入力端子へのフィードバックが無いため、出力が基準電圧以外の電圧(例えば0V)に張り付いてしまう問題がない。そのため、回路動作を不安定にするスタートアップ回路を設ける必要がない。これにより電源変動などのノイズに強く安定した基準電圧を発生することが可能になる。
次に本実施の形態のバイアス回路3の詳細を説明する。
図2は、本実施の形態のバイアス回路の回路図である。
本実施の形態のバイアス回路3は、NMOSトランジスタMN1、MN2、MN3とPMOSトランジスタMP3、抵抗R3、R4により構成されている。
NMOSトランジスタMN1は、抵抗R3を介してドレインを電源線Vddに接続し、ソースは接地端子GNDに接続している。ゲートはNMOSトランジスタMN2のゲート及び自身のドレインと接続している。NMOSトランジスタMN2のドレインはNMOSトランジスタMN3のソースと、ソースは接地端子GNDにそれぞれ接続している。
NMOSトランジスタMN3は、ドレインを電源線Vddに、ソースをNMOSトランジスタMN2のドレインに接続している。ゲートはカレントミラー回路を構成するPMOSトランジスタMP3のドレインに接続するとともに抵抗R4を介して自身のソースに接続している。また、NMOSトランジスタMN3の基板は自身のソースに接続している。PMOSトランジスタMP3はソースを電源線Vddに接続しており、ゲートは自身のドレイン及び、前述したPMOSトランジスタMP1、MP2のゲートに接続している。そしてこれらPMOSトランジスタMP1、MP2、MP3によりカレントミラー回路を構成している。
このようなバイアス回路3において、NMOSトランジスタMN3のソースは、カレントミラー回路を構成しているNMOSトランジスタMN1、MN2により一定の電流になるように制御されている。抵抗R4に流れる基準電流Irefは、Iref=Vgs/R4(VgsはNMOSトランジスタMN3のゲート・ソース間電圧)であらわされる。この基準電流IrefがPMOSトランジスタMP1、MP2、MP3により構成されるカレントミラー回路により取り出され、前述の定電流I1、I2が得られる。いま、電源電圧が上昇して基準電流Irefが増加すると、NMOSトランジスタMN3のゲート・ソース間に接続された抵抗R4での電源ドロップが増え、このNMOSトランジスタMN3がオンする。これにより、電源電圧がさらに増加しても、NMOSトランジスタMN3のドレイン電流は増加するが、バイアス用のカレントミラー回路を流れる基準電流Irefの増加は抑制される。本実施の形態のバイアス回路3では、図8で示したような従来の基準電圧発生回路のように、PMOSトランジスタMP50、MP51と、NMOSトランジスタMN50、MN51を縦積みの構成を必要としないため、低電圧での動作が可能となる。
図3は、消費電流の電源電圧依存性を示す図である。
横軸が電源電圧VDD、縦軸が基準電圧及び消費電流を示している。この図のように、電源電圧VDDが上昇しても、基準電圧発生回路の消費電流の増加が抑制されていることがわかる。これにより広い電圧範囲で低電力化を実現できる。
また、このバイアス回路3は、バイポーラトランジスタを用いずMOSトランジスタのみで構成したため省スペース化が可能になる。
次に本実施の形態の検出回路4の詳細を説明する。
図4は、検出回路の回路図である。
なお、ここでは図1で示した基準電圧を出力する差動増幅回路2の詳細な回路構成もあわせて示している。
差動増幅回路2は、バイアス回路3からの定電流を供給するためのPMOSトランジスタMP4、MP5と、差動増幅器を構成するPMOSトランジスタMP6、MP7、NMOSトランジスタMN4、MN5と、出力段の回路を構成するNMOSトランジスタMN6とを有する。PMOSトランジスタMP4、MP5のソースは電源線Vddに接続し、PMOSトランジスタMP4のドレインはPMOSトランジスタMP6、MP7のソースに、PMOSトランジスタMP5のドレインはNMOSトランジスタMN6のドレインに接続している。PMOSトランジスタMP6のドレインはNMOSトランジスタMN4のドレインに、PMOSトランジスタMP7のドレインはNMOSトランジスタMN5のドレインに接続している。PMOSトランジスタMP6のゲートは反転入力端子に接続し、PMOSトランジスタMP7のゲートは非反転入力端子に接続している。これらの端子には図1で示した抵抗R1やPNPトランジスタQ2などが接続されるがここでは図示を省略した。NMOSトランジスタMN4、MN5のゲートは互いに接続しており、これらのゲートはNMOSトランジスタMN4のドレインに接続している。また、NMOSトランジスタMN4、MN5のソースは接地端子GNDに接続している。差動増幅器の出力はNMOSトランジスタMN5のドレインより取り出され、出力段の回路のNMOSトランジスタMN6のゲートに入力される。NMOSトランジスタMN6のソースは接地端子GNDに接続している。差動増幅回路2の出力はNMOSトランジスタMN6のドレインより取り出される。
検出回路4は、バイアス回路3からの定電流を供給するためのPMOSトランジスタMP8、MP9と、NMOSトランジスタMN7、MN8と、インバータ7、8と、AND回路9から構成される。
PMOSトランジスタMP8、MP9のソースは電源線Vddに接続し、PMOSトランジスタMP8のドレインはNMOSトランジスタMN7のドレインに、PMOSトランジスタMP9のドレインはNMOSトランジスタMN8のドレインに接続している。NMOSトランジスタMN7のソースは接地端子GNDに接続し、ゲートは差動増幅回路2のNMOSトランジスタMN6のゲートに接続している。NMOSトランジスタMN8のソースは接地端子GNDに接続し、ゲートには差動増幅回路2からの基準電圧Vrefが入力される。インバータ7の入力端子はNMOSトランジスタMN8のドレインに接続し、インバータ8の入力端子はNMOSトランジスタMN7のドレインに接続している。これらインバータ7、8の出力はAND回路9に入力され、AND回路9の出力端子は検出信号を出力するための端子6に接続している。
このような回路において、差動増幅回路2のPMOSトランジスタMP6、MP7のゲートの電位が等しくなると、前述のような基準電圧Vrefが出力段のNMOSトランジスタMN6のドレインから取り出される。このときNMOSトランジスタMN6はオンするので、検出回路4のNMOSトランジスタMN7のトランジスタサイズと、インバータ8の論理レベルを適切に選ぶことで検出信号を作り出せる。この検出回路4では、誤動作をさけるため、基準電圧Vrefの出力をNMOSトランジスタMN8で検出し、その結果出力されるインバータ7の出力電位とインバータ8の出力電位のAND論理をとって検出信号としている。
図5は、基準電圧と検出信号の過渡特性を示す図である。
横軸が時間、縦軸が電圧である。
ここでは、2種類の電源立ち上げの時間における基準電圧と検出信号の過渡特性を示している。実線が電源の立ち上がりを速くした場合、点線が遅くした場合を示している。図のようにいずれの場合でも検出信号は基準電圧の立ち上がりに追随してH(High)レベルになることがわかる。
図6は、検出信号のDC特性を示す図である。
横軸が電源電圧VDD、縦軸が基準電圧Vref及び検出信号Vout/VDDである。
この図のように、電源電圧VDDが例えば1.3Vという低い電圧レベルで検出信号がHレベルになる。この検出信号を半導体集積回路の電源投入時に内部回路を初期状態にするためのパワーオンリセット信号として利用することで、低電圧まで動作を保証することが可能になる。
このように、本実施の形態の基準電圧発生回路は、低電圧で動作し、電圧変動などのノイズに対して強く、広い電圧範囲に対して低電力で動作が可能であるので、ICカード、IDチップまたは携帯機器用の半導体集積回路に必要な特性を全て満たすことができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、上記ではベースとコレクタを接続したPNPトランジスタQ1、Q2を用いて説明したが、ベースとコレクタを接続したNPNトランジスタや、ダイオードを用いることも可能である。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1、2 差動増幅回路
3 バイアス回路
4 検出回路
5、6 端子
MP1、MP2 PMOSトランジスタ
GND 接地端子
Q1、Q2 PNPトランジスタ
R1、R2 抵抗
Vdd 電源線

Claims (5)

  1. 第1電流密度を流す第1のPN接合素子と、
    前記第1電流密度とは異なる第2電流密度の電流を流す第2のPN接合素子と、
    前記第1のPN接合素子で発生する電圧を非反転入力端子に入力し、反転入力端子に自身の出力信号を入力する第1の差動増幅回路と、
    前記第2のPN接合素子で発生する電圧を非反転入力端子に入力し、反転入力端子に第1の抵抗を介して前記第1の差動増幅回路の出力信号及び、第2の抵抗を介して自身の出力信号を入力して基準電圧を生成する第2の差動増幅回路と、
    前記第1のPN接合素子と第1電源線との間に設けられた第1トランジスタと、
    前記第2のPN接合素子と前記第1電源線との間に設けられた第2トランジスタと、
    前記第1電源線と第2電源線との間に接続された第1カレントミラー回路と、
    前記第2電源線をソースに接続し、ドレインを前記第1電源線に接続し、ゲートを前記第1カレントミラー回路に接続するとともに第3の抵抗を介して前記ソースに接続した第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタの前記ゲート及び前記第3の抵抗に接続されるとともに、前記第1トランジスタと第2カレントミラー回路を構成し、かつ前記第2トランジスタと第3カレントミラーを構成する第4トランジスタと、
    を有することを特徴とする基準電圧発生回路。
  2. 前記第1のPN接合素子で発生する電圧をV1、前記第2のPN接合素子で発生する電圧をV2、前記第1の抵抗をR1、前記第2の抵抗をR2とすると、前記基準電圧Vrefは、Vref=V2+(R2/R1)×(V2−V1)で与えられることを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
  3. 前記第1または前記第2のPN接合素子は、自身のコレクタとベースを接続したPNPバイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
  4. 前記基準電圧が発生していることを検出する検出回路を更に有することを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
  5. 前記検出回路は、前記基準電圧の発生を検出すると、半導体集積回路の電源投入時に内部回路を初期状態にするパワーオンリセット信号を出力することを特徴とする請求項4記載の基準電圧発生回路。
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