JP4474797B2 - ネットワークプリンタ及びこれを用いたプリント管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のクライアントマシンとネットワーク接続され、いずれかのクライアントマシンからのジョブ指令に従ってプリントジョブを実行するネットワークプリンタに係り、特に、特定のシート供給口に対し特殊シート等をセットした際に生ずるミスプリントを回避する上で有効なネットワークプリンタ及びこれを用いたプリント管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるネットワークプリンタは、パーソナルコンピュータ等の複数のクライアントマシンにネットワーク接続され、複数の人数により共用使用されるようになっていた。
このようなネットワークプリンタにおいては、ネットワークプリンタのトレイ上の用紙等のシート交換に伴うミスプリントを回避する手段として、プリントジョブ毎に選択トレイを登録し、登録済みのプリントジョブがある場合には、そのトレイの選択を禁止するようにした技術が既に提案されている(例えば特開平11−292329号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種のネットワークプリンタにあっては、あるクライアントマシンのユーザーが、OHPシート、ラベル紙、プリプリント紙などの特殊シートにプリントする必要性がある場面で、例えばネットワークプリンタの手差しトレイに該当する特殊シートをセットし、自席に戻り「プリント開始指示」を行うということが起こり得る。
このような状況下において、プリントジョブが登録されている場合にはシート交換は禁止されるが、あるユーザーが手差しトレイに特殊シートをセットした時点で未だプリントジョブは登録されておらず、あるユーザーが自席に戻り「プリント開始指示」を行うまでの間に、他のクライアントマシンのユーザーが特殊シートがセットされた手差しトレイを選択してプリントジョブを実行すると、他のユーザーが手差しトレイの特殊シートに対して印字してしまうことになり、あるユーザーが使用しようとした特殊シートに対してミスプリントがなされてしまう虞れがある。
【0004】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、自らが使用する目的でシート供給口にセットしたシートが他のユーザーによるプリントジョブによりミスプリントされる事態を有効に回避するネットワークプリンタ及びこれを用いたプリント管理システムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の基本的構成は、図1(a)に示すように、複数のクライアントマシン2(例えば2(1),2(2))とネットワーク接続され、いずれかのクライアントマシン2からのジョブ指令に従ってプリントジョブを実行するネットワークプリンタ1において、シートを供給すべきシート供給口1aに対する専用的使用権を指定されたプリント枚数単位で設定するシート供給口設定手段3と、このシート供給口1aに対する専用的使用権を特定のクライアントマシン2との関係で認証する認証手段4とを備え、認証手段4で認証されたクライアントマシン2(例えば2(1))からのジョブ指令に従って専用的使用権が設定されたシート供給口1aから供給されるシートに対しプリントジョブを実行することを特徴とするものである。
【0006】
このような技術的手段において、ネットワークプリンタ1は、複数のクライアントマシン2がネットワーク接続されるものであり、シート供給口1aにはシート供給トレイ、手差しトレイ、シートカセットなど広く含む。
また、クライアントマシン2にはクライアントが操作するマシン(パーソナルコンピュータ、ワークステーション等)を広く含む。
更に、シート供給口設定手段3は、シート供給口1aに対する専用的使用権を所定範囲で設定するものであり、設定するための操作部自体について、ネットワークプリンタ1側に設けてもよいし、ネットワークプリンタ1側とクライアントマシン2側との両者に跨って設けてもよいし、あるいは、クライアントマシン2側にだけ設けるようにしてもよい。
そして、本発明における前記専用的使用権の時間的な制限については、プリント枚数単位(1つのプリントジョブに対応するプリント枚数に限られず、複数のプリントジョブに対応するプリント枚数でもよいし、全くの任意のプリント枚数でもよい)で制限するようにしている。
更にまた、認証手段4は、シート供給口1aに対する専用的使用権を特定のクライアントマシン2との関係で認証するものであり、例えばパスワード等の識別子を用いて認証する等適宜選定して差し支えない。
【0007】
ここで、図1(a)に示す発明の基本的構成をより具現化した態様を図1(b)に示す。
図1(b)に示す態様は、複数のクライアントマシン2とネットワーク接続され、いずれかのクライアントマシン2からのジョブ指令に従ってプリントジョブを実行するネットワークプリンタ1において、プリンタ本体に設けられ、シートを供給すべきシート供給口1aに対して指定された予約プリント枚数単位で専用的使用権を設定するシート供給口設定手段3と、この専用的使用権をクライアントマシン2との関係で認証するための識別子を付与する識別子付与手段6とを少なくとも具備し、前記シート供給口設定手段3により設定されるシート供給口1a及び前記識別子付与手段6にて付与される識別子を含む予約項目によって特定可能なシート供給口1aに対する予約プリント枚数単位の専用的使用権に関するプリントジョブを予約すると共に、前記予約項目を予約プリントジョブの途中で解除する予約解除機能部を有する予約操作手段5と、この予約操作手段5による予約項目としての前記シート供給口1a及び前記識別子と、クライアントマシン2(例えば2a)からのジョブ指令の項目としてのシート供給口1a、プリント枚数及び識別子を含む項目とに基づいて、識別子が一致した条件下でジョブ指令に従ったプリントジョブが実行せしめられ、識別子が不一致な条件下ではジョブ指令に従ったプリントジョブが禁止せしめられるジョブ実行判断手段7とを備えたものである。
【0008】
本態様は、プリンタ本体側に予約操作手段5を備えた態様であり、プリントジョブの予約として、シート供給口1aに対する専用的使用権及び識別子の付与についてネットワークプリンタ1側で予約操作できる点で好ましい。
ここで、予約操作手段5に、更にプリント枚数を指定する機能部を具備させるようにすれば、ネットワークプリンタ1側でのプリントジョブの予約として、更に、プリント枚数の指定をも行うことが可能になる。尚、このプリント枚数を指定する機能部を具備しない態様にあっては、クライアントマシン2側からプリント枚数を指定するようにすればよい。
【0009】
また、プリントジョブの予約を途中で解除したいという要請下にあっては、予約操作手段5に、予約項目を予約プリントジョブの途中で解除する予約解除機能部を具備させるようにすればよい。
【0010】
更に、本発明では、ネットワークプリンタ1のシート供給口1aを特定のユーザーだけに長時間に亘って専用させることは好ましくないため、図1(b)に示すネットワークプリンタ1において、ジョブ実行判断手段7は、予約操作手段5によるプリントジョブの予約時点から規定時間の経過時に前記予約プリントジョブの指定された予約プリント枚数のプリントが完了していない条件下では、前記予約プリントジョブのうち未完了プリント枚数に関するメッセージを表示し、その後に、予約操作手段5の予約解除機能部による予約解除操作が行われたか否かをチェックし、予約解除操作が行われた条件下で予約を解除するようにしている。
【0011】
また、本発明は、ネットワークプリンタ1に限られるものではなく、これを用いたプリント管理システムをも対象とする。
この場合、本発明は、図1(a)又は図1(b)に示すネットワークプリンタ1と、このネットワークプリンタ1にネットワーク接続され、設定すべきシート供給口1a及び認証のための識別子を付与するジョブ指令が作成可能なジョブ指令作成部を具備した複数のクライアントマシン2とを備えていればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明に関連する参考発明が適用されたネットワークプリンタの実施の形態1を示す。
同図において、ネットワークプリンタ10は、複数のパーソナルコンピュータPCなどのクライアントマシン20(20(1),20(2)……)にネットワーク接続されており、クライアントマシン20からのジョブ指令に応じてプリントジョブを実行するようになっている。
【0013】
本実施の形態において、ネットワークプリンタ10は、プリンタ本体11内に図示外のプリント部(例えば電子写真方式を採用)を収納し、このプリンタ本体11の下部には多段のトレイ12〜14(トレイ1〜トレイ3)を内蔵する一方、プリンタ本体11の側部にはシートを手差しでセット可能な手差しトレイ15を設けたものである。尚、符号16は各トレイ12〜15から供給されたシートを図示外のプリント部でプリントし、プリントされたシートを排出する排出トレイである。
【0014】
更に、本実施の形態において、ネットワークプリンタ10及びクライアントマシン20の代表的な機能ブロックを図3に示す。
同図において、ネットワークプリンタ10は、クライアントマシン20からのプリントジョブを受信するプリントジョブ受信部101と、シートに対してプリントするプリント部102と、プリンタ本体側に設けられて例えば図4に示す処理に従ってプリントジョブを予約する予約操作部103と、プリントジョブ受信部101からのジョブ指令と、予約操作部103からの予約ジョブ指令とを対比し、図7に示すプリント管理処理に従ってプリントジョブを実行するか否かを判断するジョブ実行判断部104とを備えている。
【0015】
一方、クライアントマシン20は、少なくとも各クライアントマシン20に対応するパスワード及び使用するトレイ12〜15のいずれかを選択するトレイ選択信号が含まれるプリントジョブを作成するプリントジョブ作成部201と、このプリントジョブ作成部201で作成されたプリントジョブ指令をネットワークプリンタ10側に送信するプリントジョブ送信部202とを備えている。
尚、クライアントマシン20には、図3に仮想線で示すように、ネットワークプリンタ10に対するプリントジョブを予約する予約操作部203が必要に応じて設けられており、この予約操作部203による予約ジョブ指令は、プリントジョブ送信部202、プリントジョブ受信部101を介してジョブ実行判断部104にプリンタ側の予約操作部103と併せて、あるいは、別個に入力されるようになっている。
【0016】
次に、図4〜図7に従ってネットワークプリンタのプリント動作過程について説明する。
あるクライアントマシン20(例えば20(1))のユーザーがネットワークプリンタ10の任意のトレイ12〜15のいずれかにOHPシート等の特殊シートを手差しでセットし、この特殊シートに対してプリントジョブを実行する場合を想定する。
このとき、クライアントマシン20(1)のユーザーは、図4に示すように、ネットワークプリンタ10の予約操作部103にある操作パネルに対し、プリント枚数を入力し、トレイ12〜15のいずれかを選択し、更に、クライアントマシン20(1)に対応するパスワードを入力した後、選択したトレイ12〜15のいずれかに対し特殊シートをセットする。
この状態において、トレイ予約状態になり、タイマが開始し、プリンタ側でのトレイ予約が終了する。
【0017】
より具体的に述べると、図5及び図6に示す操作パネルにおいて、
▲1▼ メニューキーと矢印キーとで「トレイ予約モード」を選択し、決定キーを押し下げて▲2▼に移行する。
▲2▼ 矢印キーで選択トレイを選択する。このとき、矢印キーを押すたびに選択トレイ表示が変わる。
▲3▼ 予約したいトレイ(本例ではトレイ1)を選択して、決定キーを押すと▲4▼に移行する。
▲4▼ ▽△キーを押し下げてプリント枚数を増減させる。
▲5▼ プリント枚数を指定(本例では5枚)したら、決定キーを押し、▲6▼に移行する。
▲6▼ 左右矢印キーで桁を選択し、▽△キーを押し下げて数字を増減して4桁数字(パスワード)を設定する。
▲7▼ 4桁数字を指定(本例では「1234」)したら、決定キーを押し、▲8▼に移行する。
▲8▼ 自動的にオンラインモードとなり、ジョブ待ちとなる。
ユーザーはこの段階においてプリントしたい枚数の特殊シートを選択したトレイにセットすればよい。
尚、各ステップにおいて、間違えた場合には、キャンセルキーを押し、再度やり直すようにすればよい。
【0018】
次に、図7に示すプリント管理処理について説明する。
今、図5〜図6に示すように、プリンタ側におけるトレイ予約を行うと、トレイ予約状態(予約状態)になるから、規定時間(TIMEOUT)が経過するまでの間、クライアントマシン20(例えば20(1))からプリントジョブ指令が送信された場合には、予約トレイ(例えばトレイ1)に専用的使用権を設定し、プリントジョブ指令のパスワードが予約したパスワードと一致することを条件としてプリント枚数分印字処理(プリント)を実行する。
そして、プリントジョブ枚数が予約した枚数に達した条件下で、予約が解除される。
また、規定時間(TIMEOUT)が経過すると、自動的に予約が解除される。
更に、トレイ予約状態(予約状態)でない場合であっても、クライアントマシン20(例えば20(1))からプリントジョブ指令が送信された場合には、特にパスワードの対比などを行うことなく、印字処理が行われる。
【0019】
次に、あるクライアントマシン(本例ではPC)20(1)のユーザーがプリンタ側でトレイ予約設定(本例ではトレイ=トレイ1,プリント枚数=5枚、パスワード1234)を完了した状況下でのネットワークプリンタ10の動作例を図8に示す。
同図において、他のユーザーがクライアントマシン20(例えば20(2))のドライバ画面でトレイ=手差し(手差しトレイ),プリント枚数=4枚,パスワード無指定を指定したとすると、ネットワークプリンタ10側に印字要求が行われ、手差しは「予約済みトレイ」でないため、手差しからの印字を実行する。
クライアントマシン20(2)側では、ダイアログ画面に「印字しています」と表示する。
【0020】
また、他のユーザーがクライアントマシン20(例えば20(2))のドライバ画面でトレイ=トレイ1,プリント枚数=4枚,パスワード無指定を指定したとすると、ネットワークプリンタ10側に印字要求が行われるが、トレイ1は「予約済みトレイ」であり、パスワードが一致しないため、印字を実行しない。
このとき、クライアントマシン20(2)側では、ダイアログ画面に「指定のトレイは他のユーザーが使用予約中です」と表示する。
【0021】
更に、本人がクライアントマシン20(例えば20(1))のドライバ画面でトレイ=トレイ1,プリント枚数=3枚,パスワード=1234を指定したとすると、ネットワークプリンタ10側に印字要求が行われ、トレイ1は「予約済みトレイ」であり、パスワードが一致したため、印字を実行する。
このとき、クライアントマシン20(1)側では、ダイアログ画面に「印字しています」と表示する。
一方、プリンタ10側では、枚数が5枚に達していないため、予約状態を維持する。
【0022】
更にまた、本人がクライアントマシン20(例えば20(1))のドライバ画面でトレイ=トレイ1,プリント枚数=2枚,パスワード=1234を指定したとすると、ネットワークプリンタ10側に印字要求が行われ、トレイ1は「予約済みトレイ」であり、パスワードが一致したため、印字を実行する。
このとき、クライアントマシン20(1)側では、ダイアログ画面に「印字しています」と表示する。
一方、プリンタ10側では、枚数が5枚に達したため、予約状態を解除する。
【0023】
◎実施の形態2
図9は本発明が適用された実施の形態2に係るネットワークプリンタのプリント管理処理を示すフローチャートである。
本実施の形態において、プリント管理処理は、実施の形態1と略同様であるが、プリンタ側でのトレイ予約状態(予約状態)の条件下で、規定時間(TIMEOUT)経過した後の処理が実施の形態1と異なる。
本実施の形態では、予約ジョブのうち、未完了ジョブメッセージを表示し、この後に、予約解除操作が行われたか否かをチェックし、予約解除操作が行われた条件下で予約を解除する処理が行われる。
【0024】
ここで、プリンタ側におけるトレイ予約解除の操作例を図10に示す。
図10において、
▲1▼ メニューキーと矢印キーとで「トレイ予約解除」モードを選択し、決定キーを押し下げて▲2▼に移行する。
このとき、操作パネルには未完了ジョブメッセージ(ノコリマイスウ 02マイ)が表示されている。
▲2▼ 左右矢印キーで桁を選択し、△▽キーを押し下げて数字を増減して4桁数字(パスワード)を設定する。
▲3▼ 4桁数字を指定(本例では1234)したら、決定キーを押し、▲4▼に移行する。
▲4▼ 決定キーで予約設定を解除し、▲5▼へ移行する。尚、キャンセルの場合は▲1▼に戻る。
▲5▼ トレイ予約が解除され、元のプリント可能モードに戻る。
【0025】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明に係るネットワークプリンタによれば、シートを供給すべきシート供給口に対して指定された予約プリント枚数単位で専用的使用権を設定するシート供給口設定手段と、この専用的使用権をクライアントマシンとの関係で認証するための識別子を付与する識別子付与手段とを少なくとも具備し、前記シート供給口設定手段により設定されるシート供給口及び前記識別子付与手段にて付与される識別子を含む予約項目によって特定可能なシート供給口に対する予約プリント枚数単位の専用的使用権に関するプリントジョブを予約すると共に、前記予約項目を予約プリントジョブの途中で解除する予約解除機能部を有する予約操作手段と、この予約操作手段による予約項目としての前記シート供給口及び前記識別子と、クライアントマシンからのジョブ指令の項目としてのシート供給口、プリント枚数及び識別子を含む項目とに基づいて、識別子が一致した条件下でジョブ指令に従ったプリントジョブが実行せしめられ、識別子が不一致な条件下ではジョブ指令に従ったプリントジョブが禁止せしめられるジョブ実行判断手段とを備え、ジョブ実行判断手段は、予約操作手段によるプリントジョブの予約時点から規定時間の経過時に前記予約プリントジョブの指定された予約プリント枚数のプリントが完了していない条件下では、前記予約プリントジョブのうち未完了プリント枚数に関するメッセージを表示し、その後に、予約操作手段の予約解除機能部による予約解除操作が行われたか否かをチェックし、予約解除操作が行われた条件下で予約を解除するようにしたので、認証されたクライアントマシンからのジョブ指令に従って専用的使用権が設定されたシート供給口から供給されるシートに対しプリントジョブを実行することが可能になると共に、予約時間から規定時間が経過した場合に予約解除を行い、特定のクライアントマシンによる専用的使用状態を長時間に亘って専用させる事態を解消することができる。
このため、自ら使用する目的でシート供給口にセットしたシートが、他のユーザーのプリントジョブにより不用意に供給されることはなくなり、手差し等でセットされたシートに対しミスプリントを確実に回避することができる。
また、このネットワークプリンタを用いたプリント管理システムによれば、ネットワーク接続されたプリンタを複数のユーザーで共用するに当たり、認証によって特定のユーザーにシート供給口を一時的に専用させ、他のユーザーによる介入を確実に回避するようにしたので、手差しなどでセットされたシートに対するミスプリントのない、ネットワークプリンタによるプリント管理を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る基本的構成が適用されたネットワークプリンタの概要を示す説明図、(b)はその代表的な態様を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1に係るネットワークプリンタの構成例を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1に係るクライアントマシンとネットワークプリンタとの機能部を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1で行われるトレイ予約工程を示すフローチャートである。
【図5】 プリンタ側におけるトレイ予約(1)の操作例を示す説明図である。
【図6】 プリンタ側におけるトレイ予約(2)の操作例を示す説明図である。
【図7】 実施の形態1におけるプリント管理工程を示すフローチャートである。
【図8】 実施の形態1におけるPC(クライアントマシン)側、プリンタ側での動作例を示す説明図である。
【図9】 実施の形態2におけるプリント管理工程を示すフローチャートである。
【図10】 プリンタ側におけるトレイ予約解除を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ネットワークプリンタ,1a…シート供給口、2(2(1),2(2))…クライアントマシン,3…シート供給口設定手段,4…認証手段,5…予約操作手段,6…識別子付与手段,7…ジョブ実行判断手段
Claims (4)
- 複数のクライアントマシンとネットワーク接続され、いずれかのクライアントマシンからのジョブ指令に従ってプリントジョブを実行するネットワークプリンタにおいて、
プリンタ本体に設けられ、シートを供給すべきシート供給口に対して指定された予約プリント枚数単位で専用的使用権を設定するシート供給口設定手段と、この専用的使用権をクライアントマシンとの関係で認証するための識別子を付与する識別子付与手段とを少なくとも具備し、前記シート供給口設定手段により設定されるシート供給口及び前記識別子付与手段にて付与される識別子を含む予約項目によって特定可能なシート供給口に対する予約プリント枚数単位の専用的使用権に関するプリントジョブを予約すると共に、前記予約項目を予約プリントジョブの途中で解除する予約解除機能部を有する予約操作手段と、
この予約操作手段による予約項目としての前記シート供給口及び前記識別子と、クライアントマシンからのジョブ指令の項目としてのシート供給口、プリント枚数及び識別子を含む項目とに基づいて、識別子が一致した条件下でジョブ指令に従ったプリントジョブが実行せしめられ、識別子が不一致な条件下ではジョブ指令に従ったプリントジョブが禁止せしめられるジョブ実行判断手段とを備え、
ジョブ実行判断手段は、予約操作手段によるプリントジョブの予約時点から規定時間の経過時に前記予約プリントジョブの指定された予約プリント枚数のプリントが完了していない条件下では、前記予約プリントジョブのうち未完了プリント枚数に関するメッセージを表示し、その後に、予約操作手段の予約解除機能部による予約解除操作が行われたか否かをチェックし、予約解除操作が行われた条件下で予約を解除するようにしたことを特徴とするネットワークプリンタ。 - 請求項1記載のネットワークプリンタにおいて、
予約操作手段は、プリント枚数を指定する機能部を備えていることを特徴とするネットワークプリンタ。 - 請求項1記載のネットワークプリンタにおいて、
設定されたシート供給口に対する専用的使用権は、予約プリント枚数のプリントジョブ完了と共に自動的に解除されることを特徴とするネットワークプリンタ。 - 請求項1記載のネットワークプリンタと、
このネットワークプリンタにネットワーク接続され、設定すべきシート供給口及び認証のための識別子を付与するジョブ指令が作成可能なジョブ指令作成部を具備した複数のクライアントマシンとを備えたことを特徴とするプリント管理システム。
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