JP4474757B2 - 波状体の寸法出し装置 - Google Patents
波状体の寸法出し装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4474757B2 JP4474757B2 JP2000265699A JP2000265699A JP4474757B2 JP 4474757 B2 JP4474757 B2 JP 4474757B2 JP 2000265699 A JP2000265699 A JP 2000265699A JP 2000265699 A JP2000265699 A JP 2000265699A JP 4474757 B2 JP4474757 B2 JP 4474757B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated body
- claw
- corrugated
- positioning means
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、成形加工された波状体の長さを所定長さに揃える波状体の寸法出し装置に関するものであり、例えば波形フィンを有する熱交換器の組付装置に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来の波状体の寸法出し方法としては、図3に示されるように、1個の製品(熱交換器)を形成する複数の波状体(波形フィン)を、フィンケース(バケット)により一括で寸法出しする方法であった。これは、仕切板を有するフィンケース内に波状体を一つづつ仕切板の間に分離して挿入し、このフィンケース内に挿入された複数の波状体を、櫛歯状の突起部を有したフィン縮めを移動させて該突起部を波状体に当接させることで、一括で所定寸法に縮めるものであった。この寸法出しされた波状体を組付テーブル上のチューブ間に送り込んで、チューブと組み合わせて熱交換器コアを組み立てていた。しかしながら、この従来の波状体の寸法出し装置では、装置が複雑で大型化するという問題があった。
【0003】
また、近年の高速化ニーズにおいては、波状体と中空材(チューブ)との高速組付け(連続組付け)の要望があるが、バケット(フィンケース)に多数の波状体を挿入し、一括縮め(寸法出し)を行うため、間欠組付けしかできなく、高速化に対応できないという問題を生じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、その目的は、高速で搬送しながら波状体の寸法出しを行うことにより、簡素な構成で、小型で高速、高精度な波状体の寸法出し装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の波状体の寸法出し装置を提供する。
請求項1に記載の波状体の寸法出し装置は、波状体を載せて運ぶ搬送ベルトと、この搬送ベルトを支持する駆動プーリ及び従動プーリと、この駆動プーリを回転する駆動装置とからなる波状体搬送手段と、位置決め爪を固定したベルトと、このベルトを支持する駆動プーリ及び従動プーリと、駆動プーリを回転駆動する駆動装置とを夫々含んでいる第1及び第2の位置決め手段とを備えていて、波状体を搬送中の波状体搬送手段上で、波状体の一端の位置を案内する第1の位置決め手段と波状体の他端の位置を案内する第2の位置決め手段との間に波状体を挟み込むことで波状体の寸法出しを行うようにしたもので、バケットを必要とすることなく、かつ波状体の寸法出しの高速、連続化が計れる。従って、例えば、熱交換器の波形フィンとチューブとの高速・連続組付けも可能となる。
【0006】
請求項2の該寸法出し装置は、第1及び第2の位置決め手段と同様の構成をした第3の位置決め手段を更に1つ追加したものであり、これにより、波状体の寸法出しの一層の高速化、連続化が計れる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明の実施の形態の波状体の寸法出し装置について説明する。
図1は、本発明の波状体の寸法出し装置1の全体の概略構造を示す図である。この波状体の寸法出し装置1は、波状体10を所定方向に送る波状体送り手段2と、波状体10の一方の端の位置を案内する第1の位置決め手段3と、波状体10の他方の端の位置を案内する第2の位置決め手段4とから構成される。
【0008】
波状体送り手段2は、波状体10を載置して運ぶ搬送ベルト21と、この搬送ベルト21を支持する駆動プーリ22と従動プーリ23と、この駆動プーリ22を回転し搬送ベルト21を駆動する駆動装置24とを備えている。
【0009】
第1の位置決め手段3は、波状体10の一端を位置決めする第1爪30と、この第1爪を固定した第1ベルト31と、第1ベルト31を支持する第1駆動プーリ32と第1従動プーリ33と、この第1駆動プーリ32を回転し第1ベルト31を駆動する第1駆動装置34とを備えている。
同様に第2の位置決め手段4は、波状体10の他端を位置決めする第2爪40と、この第2爪を固定した第2ベルト41と、第2ベルト41を支持する第2駆動プーリ42と第2従動プーリ43と、この第2駆動プーリ42を回転し第2ベルト41を駆動する第2駆動装置44とを備えている。
なお、従動プーリ側は、適宜テンション機構を有している。
【0010】
上記構成をもつ本発明の波状体の寸法出し装置の作動について説明する。
前工程から波形状に成形切断された波状体10が、駆動装置24により駆動されている搬送ベルト21上に供給され、図1の右方向に波状体10が送られる。この時、波状体10の前方に位置決めするための第1爪30が、搬送ベルト21よりもゆっくり移動しており、波状体10の一端は、この第1爪30で位置決めされて右に移動する。
【0011】
一方、波状体10の他端のうしろから第2爪40が第1爪30より高速で図1の右方向に移動し、第1爪30と第2爪40との距離が所定値(寸法出し)になったときに、第2爪40の移動速度を第1爪30の移動速度と同じに減速して、波状体10の寸法出しが行われる。この第1爪30と第2爪40とで波状体10が寸法出しされた状態で移動し、第1爪30が図1のAの位置を、第2爪40がBの位置を通過する時に波状体10の取り出しが行われる。なお、A−B間の距離は、波状体の寸法出し長さである。
この波状体の取り出しは、爪の押出力で後工程に送り込んでもよいが、寸法出しされた状態で横方向(送り方向に垂直な方向)に取り出す等も適宜可能である。
【0012】
Aの位置を通過した第1爪30は、高速で移動して搬送ベルト21上の次の波状体10のうしろに回り、第2爪40との距離が所定値になると第2爪の移動速度と同じ移動速度に減速される。上記した様に、この状態で第2爪40がAの位置を、第1爪30がBの位置を通過する時に次の波状体10を取り出す。この様にして、高速にかつ高精度に寸法を整形した波状体を連続的に取り出すことができる。
【0013】
なお、上記した作動においては、波状体10を位置決めするための第1爪30と第2爪40とを常時移動している状態で、波状体の寸法出しを行っているが、この第1爪30と第2爪40とを停止させて寸法出しを行うように作動させることも可能である。
また、前記した実施例では、位置決め手段が2つ、即ち位置決め用の爪が2つであったが、この位置決め手段、即ち位置決め用の爪、を増やすことも当然可能であり、更にはプーリの数を増やすことも可能である。
A−B間の距離を変えて、波状体の所定寸法の長さを変更することも適宜行えるものである。
【0014】
図2は、別の実施の形態を示すもので、本発明の波状体の寸法出し装置が、3つの位置決め手段と3つのプーリを有していて、位置決め用の爪を停止させて寸法出しを行う場合の作動工程を示している。第3の位置決め手段5は、前記の第1及び第2の位置決め手段と同様の構成をしており、波状体10を位置決めするための第3爪50を有している。
【0015】
図2(a)は、第1の位置決め手段の第1爪30と第2の位置決め手段の第2爪40とにより波状体10aが所定の寸法に寸法出しされている状態を示している。この寸法出し後、第1爪30は、Aの位置からCの位置まで高速で移動して停止し、第2爪40はBの位置からAの位置まで移動して停止する。第3の位置決め手段の第3爪50は、次の波状体10bが通過確認センサ6で或る位置を通過した後にBの位置まで移動して停止する。上記の第1,2,3爪30,40,50の動きにより所定の寸法に寸法出しされた最初の波状体10aは、第2爪40の押し出しにより後工程に搬送され、次の波状体10bが第2爪と第3爪とにより所定の寸法に寸法出しされる。波状体10bが位置決めされている間に更に次の波状体10cが前工程より搬送される。これらの状態が図2(b)に示されている。
次に第2爪40は、Aの位置からCの位置へと高速で移動して停止し、第3爪50は、Bの位置からAの位置まで移動して停止する。第1爪30は、更に次の波状体10cが通過確認センサ6で或る位置を通過した後、cの位置からBの位置まで移動し停止する。これらの第1,2,3爪30,40,50の動きにより所定の寸法に寸法出しされた波状体10bは、第3爪50の押し出しにより後工程に搬送され、更に次の波状体10cが第3爪50と第1爪30により所定の寸法に寸法出しされる。波状体10cが位置決めされている間に更に次の波状体10dが前工程より搬送される。これらの状態が図2(c)に示されている。
【0016】
次に第3爪50は、Aの位置からCの位置まで高速で移動して停止し、第1爪30は、Bの位置からAの位置まで移動し停止する。第2爪40は、波状体10dが通過確認センサ6で或る位置を通過した後にCの位置からBの位置まで移動して停止する。これらの第1,2,3爪30,40,50の動きにより所定の寸法に寸法出しされた波状体10cは、第1爪30の押し出しにより後工程に搬送され、波状体10dが第1爪30と第2爪40により所定の寸法に寸法出しされる。この波状体10dが位置決めされている間に更に次の波状体10eが前工程より搬送される。これらの状態が図2(d)に示されている。
【0017】
このように第1,2,3爪30,40,50の動きを順次行うことで、所定の寸法に寸法出しされた波状体が連続的に作り出される。
波状体を位置付けするための爪の動作速度としては、Aの位置からCの位置までの動作は超高速で、Cの位置からBの位置までの動作は高速で、Bの位置からAの位置までの動作は低速とする。即ち、爪の動く距離によって爪の速度を異ならせている。A−B間が波状体の寸法出しが必要とされる所定寸法長さであり、この距離を変えて所定寸法長さを変えることも可能である。
【0018】
以上説明したように、本発明の波状体の寸法出し装置は、搬送中の波状体を、複列の駆動ベルトに固定された各々の爪で、波状体搬送手段上で波状体を所定寸法に変形させることができることで、従来技術であるバケット方式を廃止でき、構成物の簡素化を計れると共に、波状体の寸法出しの高速化、連続化を計れる。このことは、近年高速化のニーズのある、例えば熱交換器の波形フィンとチューブとの高速組付け(連続組付け)に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の波状体の寸法出し装置の全体の概略構成図である。
【図2】本発明の別の実施の形態の波状体の寸法出し装置を使用した動作(a)〜(d)の説明図である。
【図3】従来のバケットを使用した波状体の寸法出し装置を使用したフィン−チューブの組付け図である。
【符号の説明】
1…波状体の寸法出し装置
10,10a,10b,10c,10d,10e…波状体
2…波状体搬送手段
3…第1の位置決め手段
30…第1爪
4…第2の位置決め手段
40…第2爪
50…第3爪
Claims (2)
- 少なくとも、波状体を所定方向に搬送する波状体搬送手段と、波状体の一方の端の位置を案内する第1の位置決め手段と、波状体の他方の端の位置を案内する第2の位置決め手段とからなる波状体の寸法出し装置において、
前記波状体搬送手段が、波状体を載せて運ぶ搬送ベルトと、
該搬送ベルトを支持する駆動プーリ及び従動プーリと、該駆動プーリを回転駆動する駆動装置とからなり、
前記第1の位置決め手段は、第1位置決め爪を固定した第1ベルトと、該第1ベルトを支持する第1駆動プーリ及び第1従動プーリと、該第1駆動プーリを回転駆動する第1駆動装置とからなり、かつ
前記第2の位置決め手段は、第2位置決め爪を固定した第2ベルトと、該第2ベルトを支持する第2駆動プーリ及び第2従動プーリと、該第2駆動プーリを回転駆動する第2駆動装置とからなっていて、
波状体の搬送中に、前記波状体搬送手段上で前記第1と第2の位置決め手段間に波状体を挟み込むことで波状体の寸法出しを行うことを特徴とする波状体の寸法出し装置。 - 前記第1及び第2の位置決め手段と同様の構成をした第3の位置決め手段を更に備え、前記第1〜第3の位置決め手段のうちのそれぞれ2つの位置決め手段を順次使用して、波状体の寸法出しを連続して行うことを特徴とする請求項1に記載の波状体の寸法出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000265699A JP4474757B2 (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 波状体の寸法出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000265699A JP4474757B2 (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 波状体の寸法出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002079336A JP2002079336A (ja) | 2002-03-19 |
JP4474757B2 true JP4474757B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=18752926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000265699A Expired - Fee Related JP4474757B2 (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 波状体の寸法出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4474757B2 (ja) |
-
2000
- 2000-09-01 JP JP2000265699A patent/JP4474757B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002079336A (ja) | 2002-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7185752B2 (en) | Apparatus for continuously grouping on a conveyor | |
WO2016051657A1 (ja) | ワークの積載方法 | |
JP4474757B2 (ja) | 波状体の寸法出し装置 | |
JP6725678B2 (ja) | 熱交換器用フィン成形体の搬送装置 | |
JPH11165360A (ja) | 空気入りラジアルタイヤのベルト部材成形装置 | |
JP3027647B2 (ja) | 短繊維束の製造方法および装置 | |
JP4553959B2 (ja) | スクリュー駆動搬送装置 | |
JP2796911B2 (ja) | テーパ状長尺物の箱詰め用方向制御供給方法 | |
JP2006225121A (ja) | 製品集積方法および製品集積装置 | |
JPH0212656B2 (ja) | ||
JP3891904B2 (ja) | Ic製品検査方法 | |
JP2001206631A (ja) | 線形折り装置及び方法 | |
JP6748728B2 (ja) | 扁平チューブ用フィン成形体の搬送装置 | |
US20060112540A1 (en) | Corrugated fin feeding apparatus and feeding method | |
JP4244203B2 (ja) | シート搬送装置及びシート搬送方法 | |
JP3159422B2 (ja) | シート状物の移送装置 | |
JPH0367813A (ja) | 搬送装置 | |
JP2000210742A (ja) | パイプ挿入装置 | |
JPS62126014A (ja) | ワ−ク移送装置 | |
JPS633698Y2 (ja) | ||
JP2504868B2 (ja) | 物品の反転整列装置 | |
JPH0736894Y2 (ja) | 搬送方向転換用ベルトコンベヤ装置における駆動ユニット配置構造 | |
JP2010089884A (ja) | コーナコンベヤ | |
JP2022152083A (ja) | 作業ユニットの移動ガイド装置 | |
JP2736398B2 (ja) | 熱交換器の搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090623 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100216 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100301 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |