JP6725678B2 - 熱交換器用フィン成形体の搬送装置 - Google Patents

熱交換器用フィン成形体の搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の透孔または複数の切り欠き部を有する熱交換器用フィン成形体を搬送する熱交換器用フィン成形体の搬送装置に関する。
エアコン等の熱交換器は、熱交換チューブを挿入する透孔または切り欠き部が複数個穿設された熱交換器用フィンが複数枚積層されて構成されているものが一般的である。かかる熱交換器用フィンは、図9に示すような熱交換器用フィン製造装置200によって製造することができる。熱交換器用フィン製造装置200には、薄板材料としてのアルミニウム等の金属製薄板210がコイル状に巻かれたアンコイラー212が設けられている。アンコイラー212からピンチロール214を経て引き出された金属製薄板210は、オイル付与装置216に挿入され、金属製薄板210の表面に加工用オイルを付着させた後、金型プレス部218内に設けられた金型装置220に供給される。
金型装置220は、金型装置220の内部空間において上下動可能な上型ダイセット222と、静止状態にある下型ダイセット224とが設けられている。この金型装置220によって、透孔の周囲に所定高さのカラーが形成された複数個のカラー付き透孔や切り欠き部が所定の方向に所定の間隔(行列状配列)で形成される。以下、金属製薄板210に透孔や切り欠き部等が加工されたものを、金属帯状体211と称する。
ここで加工された金属帯状体211は、製品となる熱交換器用フィンが幅方向に複数配列された状態で形成されている。このため、金型装置220の下流位置には、列間スリット装置225が設けられている。列間スリット装置225は、金型プレス部218により形成された後に搬送装置226により間欠送りされる金属帯状体211を、噛み合わせた上刃225Aと下刃225Bとで所定の製品幅に切断し、搬送方向に長い帯状の製品幅金属帯状体211Aを形成するものである。
列間スリット装置225により形成された製品幅金属帯状体211Aは、カッター227によって所定の製品長さ寸法に切断され、製造目的品である熱交換器用フィン213に形成される。このようにして形成された熱交換器用フィン213は、スタッカ228に収容される。スタッカ228には、鉛直方向に複数のピン229が立設されており、熱交換器用フィン213は、熱交換器用フィン213に形成された透孔や切り欠き部に対してピン229を挿入することによってスタッカ228に積層保持される。
特開2006−21876号公報
従来の熱交換器用フィン製造装置200における搬送装置226は、金型装置220(金型プレス部218)により成形された金属帯状体211をいわゆるヒッチ送り機構と称される間欠送り機構によって搬送している。このようなヒッチ送り機構に代表される間欠送り機構においては、金属帯状体211を搬送する際にはヒッチピンを金属帯状体211に進入させ、ヒッチ送り機構を金属帯状体211の搬送方向とは反対側に戻す際においては、ヒッチピンを金属帯状体211から退避させなければならず、金属帯状体211の高速搬送には限界がある。また、ヒッチ送り機構によって金属帯状体211を高速搬送しようとすると、ヒッチ送り機構を構成する部品どうしの衝突により、騒音の発生や、ヒッチ送り機構を構成する部品が破損してしまうといったおそれもある。
また、このようなヒッチ送り機構は、金型プレス部218(金型装置220)のプレス機クランク軸(図示はせず)からの回転動力を動力源としている。具体的には、プレス機クランク軸の回転動作をカムやリンク機構を介して往復動運動に変換してヒッチ送り機構に伝達させることにより、ヒッチ送り機構を金属帯状体211の搬送方向(水平方向)に往復動させる際の動力源にしている。このようにヒッチ送り機構は、動力源を得るためのカムやリンク機構が別途必要になるため、熱交換器用フィン製造装置200内における占有スペースが大きくなり、熱交換器用フィン製造装置200を小型化する際の妨げになっているといった課題も有している。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、金型装置により成形された金属帯状体(熱交換器用フィン成形体)の高速搬送を可能にすると共に、安定し、かつ高精度な搬送により熱交換器用フィン成形体の変形や、熱交換器用フィン成形体の搬送時における騒音の発生を防ぐことを第1の目的としている。また、熱交換器用フィン成形体の搬送装置を小型化することを第2の目的としている。
発明者は、上記課題を解決するため鋭意研究をした結果、課題を解決することが可能な構成に想到した。すなわち、本発明は、熱交換用のチューブが挿入される透孔または熱交換用の扁平チューブが挿入される切り欠き部が形成されてなる熱交換器用フィンを製造する際に、金属製薄板に前記透孔または前記切り欠き部を形成した後に搬送方向に所定長さに切断する前の段階の熱交換器用フィン成形体を所定方向に搬送する搬送装置であって、前記透孔または前記切り欠き部に進入可能な先細の突起を複数有し、前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向に対して水平面内で直交する方向に回転軸を有する回転搬送体と、カムインデックスを介して前記回転軸に連結され、前記回転搬送体を前記回転軸を中心に回転駆動させる回転搬送体駆動部と、を有する搬送ユニットが前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向に沿って複数設けられ、複数の前記搬送ユニットどうしの回転速度を同期させるように、複数の前記回転搬送体駆動部を制御する動作制御部が設けられ、同一の前記搬送ユニットの前記回転盤におけるそれぞれの前記突起の位置は、前記回転軸の長手方向において一直線上配置になっていて、一定速度で駆動させた前記回転搬送体駆動部によって前記熱交換器用フィン成形体を間欠送りする際において、前記カムインデックスは、前記回転搬送体駆動部が1サイクルの動作を終えたとき、前記熱交換器用フィン成形体の前記透孔または前記切り欠き部のうちの少なくとも1箇所において前記突起搬送面に対して直交方向、または、前記突起の回転駆動の再開によって前記熱交換器用フィン成形体を変形させることのないように予め算出された角度範囲で進入させるカムプロファイルに形成されていることを特徴とする熱交換器用フィン成形体の搬送装置である。
本構成を採用することによって、熱交換器用フィン成形体を搬送する際に、搬送方向に往復動させる構成をなくすことができる。これにより、熱交換器用フィン成形体を高速で搬送させることができると共に、搬送時における騒音の発生を防ぐことが可能になる。また、搬送ユニットごとに回転搬送体の駆動源を有しているため、搬送ユニットに動力を伝達する動力伝達機構が不要になり、熱交換器用フィン成形体の搬送装置を小型化することができる。そして、搬送ユニットが熱交換器用フィン成形体を搬送させる際において、チューブ挿入部への突起の進入および退出タイミングを熱交換器用フィン成形体内の幅方向において同時にすることもできる。これにより、熱交換器用フィン成形体の搬送時におけるチューブ挿入部への負荷を分散させ、熱交換器用フィン成形体の搬送速度を高速化することができる。さらには、間欠送り動作1サイクル動作終了時の定位置停止位置で搬送面に対して突起を垂直、または、熱交換器用フィン成形体を変形させることのない所要角度範囲で熱交換器用フィンに進入させた状態で保持することで、搬送開始時における熱交換器用フィン成形体の円滑な搬送および熱交換器用フィン成形体の変形を防止することができる。そして、回転搬送体駆動部と回転搬送体の回転軸とがカムインデックスを介して連結されているので、回転搬送体駆動部を一定速度で駆動させても回転搬送体の回転軸を間欠駆動させることができ、回転搬送体駆動部の動作制御が容易になる。
また、前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向において隣り合う前記搬送ユニットどうしにおいて、前記熱交換器用フィン成形体の前記透孔又は前記切り欠き部に進入する前記突起の角度位相差の値は、前記回転搬送体に形成されている前記突起の配設角度間隔を前記搬送ユニットの配設数で除した値と等しいことが好ましい。
この構成によれば、熱交換器用フィン成形体の搬送方向に配設された搬送ユニットのうちの少なくとも一つにおける突起が熱交換器用フィン成形体の透孔又は切り欠き部に進入させた状態しておくことができる。これにより安定した状態で熱交換器用フィン成形体を搬送することが可能になる。
また、前記熱交換器用フィン成形体の下面を支える下ガイド板と、前記熱交換器用フィン成形体の上面を覆う上ガイド板と、が設けられていることが好ましい。
これにより、熱交換器用フィン成形体の搬送時に、熱交換器用フィン成形体が板厚方向にばたつくことを防止できる。また、熱交換器用フィン成形体に形成されている透孔や切り欠き部に対する搬送ユニットの突起の進入深さを一定にすることができ、熱交換器用フィン成形体の安定した搬送が可能になる。
また、前記回転搬送体における前記突起の配設間隔角度を前記搬送ユニットの配設数で除したときの値が14度以下であることが好ましい。
これにより、熱交換器用フィン成形体をより円滑に搬送することができると共に、熱交換器用フィン成形体の変形をさらに防止することができる。
また、前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向において互いに隣接する前記搬送ユニットにおいて、前記回転搬送体駆動部は、前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向に対して水平面内で直交する方向において互い違いの配置となるように設けられていることが好ましい。
これにより、熱交換器用フィン成形体の搬送装置の搬送方向において小型化することができる。
また、前記回転搬送体駆動部はサーボモータであることが好ましい。
これにより、熱交換器用フィン成形体の搬送動作をより確実に同期させることができ、同期させる際における動作条件を詳細に設定することができる。
また、前記突起の側面形状は、前記回転軸の回転と同期して前記透孔または前記切り欠き部に対して隙間を維持した状態で進入し、かつ、前記透孔または前記切り欠き部と当接して前記熱交換器用フィン成形体を搬送しながら前記透孔または前記切り欠き部から退避可能な形状に形成されていることが好ましく、前記突起の側面形状は、少なくとも一部がインボリュート曲線により形成されていることがさらに好ましい。
これらにより、熱交換器用フィン成形体の搬送時において、透孔または切り欠き部への突起の進入から退出までの間における透孔または切り欠き部への突起の進退により生じる透孔又は切り欠き部への負荷を軽減させることができ、熱交換器用フィン成形体を円滑に搬送することができる。
また、前記熱交換器用フィン成形体における前記熱交換器用フィンの製品ピッチをP1とし、任意の整数をMとし、前記回転軸の軸数をNとした場合、前記回転軸の軸間距離がP1×(M+1/N)により算出された値であることが好ましい。
これにより、金属帯状体のチューブ挿入部に最適な状態で突起を進入させることができるから、搬送開始時における金属帯状体の円滑な搬送ができると共に、金属帯状体の変形を防止することができる。
本発明の構成によれば、搬送ユニットの駆動源である回転搬送体駆動部がそれぞれ同期して作動するので、熱交換器用フィン成形体を安定した状態で変形させることなく、かつ、高精度で高速搬送することができる。また、熱交換器用フィン成形体の搬送方向に沿って往復動する構成がないため、熱交換器用フィン成形体を高速で搬送しても、騒音の発生や装置構成の破損を防止することができる。さらには、熱交換器用フィン成形体を搬送する際の回転搬送体駆動部を搬送ユニット毎に有しているので、搬送ユニットに動力を伝達する動力伝達機構の配設が不要になる。これにより熱交換器用フィン成形体の搬送装置を大幅に小型化することが可能になる。また、搬送ユニットが熱交換器用フィン成形体を搬送させる際において、チューブ挿入部への突起の進入および退出タイミングを熱交換器用フィン成形体内の幅方向において同時にすることで、熱交換器用フィン成形体の搬送時におけるチューブ挿入部への負荷を分散させ、熱交換器用フィン成形体の搬送速度を高速化することができる。さらには、間欠送り動作1サイクル動作終了時の定位置停止位置で熱交換器用フィン成形体の透孔又は切り欠き部に最適な状態で突起を進入させることで、搬送開始時における熱交換器用フィン成形体の円滑な搬送および熱交換器用フィン成形体の変形を防止することができる。そして、回転搬送体駆動部と回転搬送体の回転軸とがカムインデックスを介して連結されているので、回転搬送体駆動部を一定速度で駆動させても回転搬送体の回転軸を間欠駆動させることができ、回転搬送体駆動部の動作制御が容易になる。
第1実施形態にかかる熱交換器用フィン成形体製造装置の全体構成を示す側面図である。 図1の金型装置によって加工された金属帯状体の平面図である。 図1中の熱交換器用フィン成形体の搬送装置部分における側面図である。 図1中の熱交換器用フィン成形体の搬送装置部分における平面図である。 搬送ユニット毎の回転盤の突起の状態を示す説明図である。 図4内のVI−VI線における断面図である。 図6内の要部拡大図である。 第2実施形態にかかる金属帯状体と搬送ユニットとを示す平面図である。 従来技術における熱交換器用フィン製造装置の側面図である。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる熱交換器用フィン成形体製造装置100の全体構成を図1に示す。ここで、熱交換器用フィン成形体とは、金属製薄板を金型プレス部によってプレス加工して得られた金属帯状体と、金属帯状体を熱交換器用フィンの製品幅毎に分割した製品幅金属帯状体と、のいずれの状態のものも含む概念である。換言すると、金属製薄板に透孔または切り欠き部を形成した後において、搬送方向に所定長さに切断する前の段階の金属帯状体を指すものである。
熱交換器用フィン成形体の材料であるアルミニウム等の未加工の金属製薄板11は、アンコイラー12にコイル状に巻回されている。アンコイラー12から引き出された金属製薄板11は、ピンチロール14を経て引き出され、オイル付与装置16により加工用オイルが付与された後、金型装置22が内部に配置された金型プレス部20に間欠送りされる。ここでは、アンコイラー12,ピンチロール14,オイル付与装置16により材料供給部10が構成されていることになる。なお、材料供給部10の構成は飽くまで一例であるから、材料供給部10の構成は本実施形態で示した構成に限定されるものではない。
本実施形態の金型装置22は、上型ダイセット22Aと下型ダイセット22Bとを有し、上型ダイセット22Aが下型ダイセット22Bに対して接離動可能に設けられている。このような金型装置22を有する金型プレス部20において、金属製薄板11に図示しない熱交換用チューブを挿入するための切り欠き部としてのチューブ挿入部31を有する所定形状の金属帯状体30が形成される。
金型装置22により形成された金属帯状体30を図2に示す。図2に示す金属帯状体30は、所定の搬送方向(図2内の横方向の矢印の方向)に水平面内において直交する幅方向に複数列の製品群(製品幅の金属帯状体30A)が並んで形成されている。金属帯状体30は、搬送方向および搬送方向に水平面内において直交する方向において連続するものであり、図2においてはその一部を抽出して示している。
金属帯状体30には、製品幅の金属帯状体30Aを個片化して得られる各々の製品(熱交換器用フィン30B)に対して、熱交換用媒体を流通させるための熱交換用チューブとしての扁平チューブ(図示はしない)が挿入されるチューブ挿入部31が複数箇所に形成されている。チューブ挿入部31とチューブ挿入部31との間は、ルーバー32が形成された板状部33が形成されている。また、ルーバー32の幅方向の両端部側には、板状部33の一部が切り起こされて形成された切り起し部34が形成されている。1つのルーバー32に対する2つの切り起し部34,34のうち、一方側の切り起し部34は、板状部33の先端部側に形成されている。
チューブ挿入部31は、最終製品としての熱交換器用フィン30Bの幅方向の一方側からのみ形成されている。したがって、チューブ挿入部31とチューブ挿入部31との間の複数の板状部33は、長手方向に沿って伸びる連結部35によって連結されている。上記の1つのルーバー32に対する2つの切り起し部34,34のうち、他方側の切り起し部34は、この連結部35上に形成されている。なお、ここでは、板状部33と連結部35とにおいてプレス加工が施されていない箇所のうち、金属帯状体30の搬送方向に沿って連続している箇所のことを金属帯状体30の平坦な箇所(以下、単に平坦箇所ということがある)としている。
図2に示す金属帯状体30は、互いのチューブ挿入部31の開口側が隣接するように向い合わせた状態で配置された2つの製品幅の金属帯状体30Aを一組として、2組が形成されている。すなわち、2つの製品のチューブ挿入部31の開口側が対向して配置された組が、互いの連結部35が隣接するように配置されている。
熱交換器用フィン成形体製造装置100の全体構成の説明に戻る。金型プレス部20に収容されている金型装置22で形成された金属帯状体30は、金型プレス部20の下流側に設けられている熱交換器用フィン成形体の搬送装置40(以下、単に搬送装置40という)によって間欠的に所定方向(ここでは列間スリット装置70に向けて)に搬送される。搬送装置の送りタイミングは、金型プレス部20の動作と同期して(連動して)動作するよう、後述する動作制御部90により動作制御されており、安定した間欠送りを可能とする。
本実施形態における搬送装置は、図3および図4に示すように、金属帯状体30の搬送方向において所要間隔をあけて複数設けられた搬送ユニット50により構成されている。各々の搬送ユニット50は、金属帯状体30の搬送方向に対して水平面内で直交する方向において水平に配設されている。
本実施形態における搬送ユニット50は、回転搬送体56と、回転搬送体56を金属帯状体30の搬送方向と水平面内で直交する回転軸周りで回転駆動させる回転搬送体駆動部58と、を有している。回転搬送体56は、外周面に突起52Aが形成された複数の回転盤52と、回転盤52の主平面中心部分に挿通され、金属帯状体30の搬送方向に水平面内で直交する方向に延びる回転軸54とにより構成されている。
本実施形態においては、回転搬送体駆動部58としてサーボモータを採用し、回転搬送体駆動部58は、カムインデックス59を介して回転軸54に連結させている。このようにカムインデックス59を介して回転搬送体駆動部58と回転軸54を連結しているので、回転搬送体駆動部58を一定速度で駆動させても回転軸54を間欠回転駆動させることができる。ここでは、金型プレス部20のプレス動作に同期するようなカムプロファイルが採用されている。また、このカムインデックス59の出力軸は、回転盤52に設けられた突起52Aの配設状態に応じて1サイクルの動作で金属帯状体30を所定長さ搬送することが繰り返し実行可能なカムプロファイルにも形成されている。
また、カムインデックス59は、熱交換器用フィン成形体製造装置100の金属帯状体30を間欠送りする際の1サイクルの動作が終了したときにおいて、金属帯状体30のチューブ挿入部31に進入する突起52Aの進入角度が搬送面に対して直交方向に起立させるようなカムプロファイルとしておくことが好ましい。このように金属帯状体30のチューブ挿入部31に最適な状態で突起を進入させることにより搬送開始時における金属帯状体30の円滑な搬送ができると共に、金属帯状体30の変形を防止することができる点において好都合である。
このような構成を有する搬送ユニット50の配設間隔は、適宜の配設間隔を採用することができるが、表1で示す計算式により算出された配設間隔(軸間距離)を採用することが好ましい。
Figure 0006725678
図3および図4に示されているように、搬送ユニット50は回転軸54の一端側に回転搬送体駆動部58が連結され、他端部側がベアリングホルダ等に代表される保持体55によって回転可能な状態で保持されている。回転搬送体駆動部58は、回転軸54の中心軸(回転軸)の軸線上位置よりも搬送方向上流側にオフセット配置された状態(搬送方向下流側にオフセット配置されていてもよい)で減速機57およびカムインデックス59を介して回転軸54(サーボモータの出力軸)に連結されている。金属帯状体30の搬送方向において互いに隣り合う搬送ユニット50は、それぞれの回転搬送体駆動部58が金属帯状体30の搬送方向に水平面内で直交する方向において互い違いの配置となるように設けられている。
このような搬送ユニット50の平面配置形態を採用することにより、回転搬送体駆動部58を金型プレス部20に接近させた状態で配設することができる。また、複数の回転搬送体駆動部58の搬送方向における幅寸法の一部を金属帯状体30の搬送方向において重複させることができる。すなわち、搬送装置の占有スペースが削減されることになるから、熱交換器用フィン成形体製造装置100の小型化も可能になる。
また、各々の搬送ユニット50における回転搬送体駆動部58は、本実施形態のように減速機57およびカムインデックス59を介して回転軸54に連結させる形態の他、カムインデックス59のみを介して回転軸54に連結させる形態や、減速機57のみを介して回転軸54に連結させる形態に加え、回転搬送体駆動部58の出力軸と回転搬送体56(回転軸54)とを直結させることもできる。すなわち回転搬送体56(回転軸54)と回転搬送体駆動部58との連結形態は特に限定されるものではない。さらに、それぞれの搬送ユニット50における回転搬送体駆動部58の動作は、少なくとも互いの回転駆動動作が金型プレス部20のプレス動作(金属帯状体30の間欠送り動作)に同期するように(回転速度を同期させるように)動作制御部90によって制御されている。
回転軸54には、金属帯状体30の幅方向に形成されているチューブ挿入部31の数と同数以下の回転盤52が取り付けられている。また、回転盤52の外周面に形成された突起52Aは、回転盤52の外周面(基部)から離反するに伴って(上端部側が)徐々に幅狭になるいわゆる先細形状に形成されていることが好ましい。具体的には、突起52Aの側面形状が回転軸54の回転と同期してチューブ挿入部31に対して隙間を維持した状態で進入可能であり、かつ、チューブ挿入部31と当接して金属帯状体30を搬送しながらチューブ挿入部31から退避可能な形状に形成されていることが好ましい。より詳細には、回転盤52が金属帯状体30を搬送させる際の回転方向において、突起52Aの外表面(側面形状)のうち、少なくとも前面側になる部分は、インボリュート曲線により形成された曲面であることが好ましい。
このように形成された突起52Aの回転盤52の外周面への配設角度間隔は、回転盤52の外周面への突起52Aの配設間隔角度を搬送ユニット50の配設数で除したときの値が14度以下になるようにすることが好ましい。このような突起52Aの配設角度間隔を採用することで、搬送ユニット50による金属帯状体30の透孔または切り欠き部であるチューブ挿入部31に対して円滑に進入および退避させることが可能になる。これにより金属帯状体30の円滑な搬送を行うことができることが出願人の実験により明らかになっている。
また、同一の搬送ユニット50内においては図5に示すように、回転盤52におけるそれぞれの突起52Aの位置は、回転軸54の長手方向において一直線上配置となるようにして配置されている。換言すると、回転搬送体56(回転軸54)を回転させたときに、回転搬送体56の回転方向における特定位置を突起52Aが通過するタイミングは、回転搬送体56の長手方向においてすべて一致していることになる。このようにして形成された同一構造の複数の搬送ユニット50を採用することにより、それぞれの搬送ユニット50における突起52Aが搬送面(水平面)に対して直交状態になるタイミングが均等間隔になるように設定することができる。
このようにすることで、搬送ユニット50が金属帯状体30を搬送させる際において、チューブ挿入部31への突起52Aの進入および退出タイミングを金属帯状体30内の幅方向において同時にすることができる。これにより、金属帯状体30の搬送時におけるチューブ挿入部31への負荷を分散させることができるため、金属帯状体30の変形を防止することができる。これらにより金属帯状体30の搬送速度を高速化させ易くなる点において好都合である。
また、搬送装置を構成する搬送ユニット50の配設数と、搬送面(水平面)に対してそれぞれの搬送ユニット50における回転盤52の突起52Aが直交した状態になるタイミングを均等間隔にしてくことが好ましい。本実施形態においては2つの搬送ユニット50により搬送装置が構成されているので、それぞれの搬送ユニット50における突起52Aの角度位相差を回転盤52に形成した突起52Aの配設角度間隔の値を2で除した角度間隔の値にしている。すなわち、一方の回転軸54に対して他方の回転軸54は、回転盤52に形成した突起52Aの配設角度間隔の値を2で除した角度間隔の値となる位置においてカムインデックス59の出力軸と回転軸54とを連結させることで、突起52Aが搬送面と直交する方向に起立した状態に対する角度位相差を設けている。
以上のように搬送ユニット50における突起52Aに角度位相差を設けることで、搬送方向に沿って複数配設された搬送ユニット50のうち、いずれか一つの搬送ユニット50の突起52Aをチューブ挿入部31に進入および退出させることができる。すなわち、金属帯状体30の搬送中に作用する外力を一定の大きさにすることができ、金属帯状体30の変形を防ぐと共に円滑な搬送を行うことができる点において好都合である。
また、本実施形態においては、金型プレス部20の出口位置に金属帯状体30の下面高さ位置を所要長さ範囲に亘って同一高さ位置となるようにガイドする下ガイド板62が配設されている(図3および図4参照)。下ガイド板62は、複数の搬送ユニット50の上流側から下流側の範囲にわたって設けられている。下ガイド板62は一体ものであってもよいし、搬送ユニット50の上流部分と中間部分と下流部分のそれぞれに個別に配設してもよい。
本実施形態における下ガイド板62の上面には、図6および図7に示すように、凹溝62Aが金属帯状体30におけるそれぞれの製品幅の金属帯状体30Aに対応させた状態で形成されている。なお、図6については図示を簡略化するため、ハッチング表示を省略している。下ガイド板62の凹溝62Aは、金属帯状体30のチューブ挿入部31の形成箇所に対応する位置に形成されている。
下ガイド板62の凹溝62Aには、板厚方向に貫通する貫通孔62Bが穿設されていて、この貫通孔から突起52A(回転盤52)の一部を突出させた状態で搬送ユニット50の回転盤52が収容されている。突起52Aの先端部分は、搬送面に対して突起52Aが直立したとき(金属帯状体30の1サイクルの間欠送り動作を終えたとき)、下ガイド板62の上面高さ位置よりも上側位置となるように設けられている。また、凹溝62Aは金属帯状体30に形成されているルーバー32の配設位置と対応する位置に形成されており、金属帯状体30の搬送時において下ガイド板62とルーバー32との接触を防止している。
下ガイド板62の上面には上ガイド板64が配設されている。上ガイド板64は、金型プレス部20側における端縁部を回動の軸として、下ガイド板62に重ねた状態と跳ね上げた状態とに切り替え可能(回動可能)に設けられている。通常の金属帯状体30の搬送時においては、下ガイド板62に上ガイド板64が板厚方向に所定の隙間を介した状態で積み重なった状態になっている。この隙間は下ガイド板62と上ガイド板64との間に配設されたスペーサ65により形成されている。
上ガイド板64の上面にはハンドル64Aおよび補強部材64Bが取り付けられていて、上ガイド板64の下面には金属帯状体30の平坦箇所に当接する位置に凸部64Cが配設されている。また、ガイド板固定具としてのガイド板押さえボルト66が配設されていることが好ましい。下ガイド板62と上ガイド板64との間にはスペーサ65が配設された状態でガイド板押さえボルト66により締め付けられた状態で下ガイド板62と上ガイド板64とが取り付けられている。
金型プレス部20から排出された金属帯状体30は、金属帯状体30の板厚方向における変動(ばたつき)が生じたときのみ、上ガイド板64の凸部64Cが当接することでその変動を規制することができる。これにより、金属帯状体30の透孔又は切り欠き部としてのチューブ挿入部31への搬送ユニット50の突起52Aの進入深さのばらつきが抑制され、金属帯状体30の搬送面の高さ位置を所定高さ位置に維持することができる。このような金属帯状体30の板厚方向における変動の規制は、凸部64Cを金属帯状体30の平坦箇所に当接させているため、金属帯状体30に変形が生じることがない。
搬送装置の下流側には、列間スリット装置70が設けられている。列間スリット装置70は、金属帯状体30の上面側に配置された上刃72と、金属帯状体30の下面側に配置された下刃74とを有する。列間スリット装置70の動力源は独立した動力源を設けてもよいが、金型プレス部20の上下動動作を利用して動作させることも可能である。列間スリット装置70の上刃72および下刃74は、搬送方向に長尺に形成され、間欠送りされる金属帯状体30を噛み合わせた上刃72と下刃74とで切断し、搬送方向に長い製品の中間体である製品幅の金属帯状体30Aを形成する。ここでは、列間スリット装置70を搬送装置の下流側に配設しているが、列間スリット装置70は搬送装置の上流側位置に配設してもよい。
列間スリット装置70によって製品幅に切断された、複数本の製品幅の金属帯状体30Aは、カットオフ装置80内に送り込まれ、それぞれの製品幅の金属帯状体30Aを搬送方向において所定長さに切断される。このようにして、最終的な製品である熱交換器用フィン30Bを得ることができる。熱交換器用フィン30Bは、スタック装置82に複数枚積層させるようにしてスタックされ、所定数の熱交換器用フィン30Bがスタックされると、次工程に搬送され、図示しない熱交換器に組み立てられる。
また、本実施形態にかかる熱交換器用フィン成形体製造装置100はCPUおよび記憶部(いずれも図示せず)を有する動作制御部90を有している。動作制御部90の記憶部には予め熱交換器用フィン成形体製造装置100を構成する各構成の動作制御を行うための動作制御プログラムが記憶されていて、CPUが記憶部から動作制御プログラムを読み取り、動作制御プログラムに沿って各構成の動作制御を行う。このようにCPUおよび動作制御プログラムによる各構成の動作制御が行われることで、熱交換器用フィン成形体製造装置100における各構成の一連の動作を連携させることが可能になっている。
動作制御部90は、各々の回転軸54における回転動作を同期させると共に、金型プレス20のクランクシャフトの回転とも同期するように回転搬送体駆動部58の動作を制御している。また、金属帯状体30の間欠送りを1サイクル(1サイクル動作を)終えたときにおいて、金属帯状体30の搬送面に対していずれか1つの回転盤52の突起52Aが搬送面と直交する方向に起立した状態となるようにしている。具体的には、カムインデックス59の間欠動作(1サイクル動作)の動作開始位置で回転盤52の突起52Aの位置が起立した状態になるように、カムインデックス59の出力軸と回転軸54とを連結させている。
(第2実施形態)
図8は第2実施形態における金属帯状体30の要部平面図である。図8に示すように、金属帯状体30の搬送方向に直交する方向である金属帯状体30の幅方向において、一方側(図8内の上側半分)の製品(製品幅の金属帯状体30A)の形成ピッチと、他方側(図8内の下側半分)の製品の形成ピッチとが一致しておらず、搬送方向に製品寸法の半分に相当する分だけオフセットした状態(ずれた状態)になっている。このような金属帯状体30のチューブ挿入部31の位置に対応させた搬送ユニット50の構成が本実施形態における特徴点である。
具体的には、回転軸54の長手方向において先端部側半分の範囲と、他方の半分の範囲と、のそれぞれにおいて、回転軸54の長手方向に沿って突起52Aの配設位置をずらしている。より詳細には、回転軸54を長手方向に見通した際に、回転軸54の先端部側半分の範囲と他方側半分の範囲との各々において、回転盤52の周方向における突起52Aの位置を揃えた状態である。
すなわち、回転軸54の先端部側半分における回転盤52の外周の山部分の位置(突起52Aの配設位置)に、他方側半分における回転盤52の外周面の谷部分の位置(突起52Aと突起52Aとの中間位置)を位置合わせさせた状態になっている。図8に示す回転盤52付きの回転軸54を金属帯状体30の搬送方向に所要間隔をあけて2本配設すれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上に実施形態に基づいて本発明にかかる熱交換器用フィン成形体の搬送装置40について説明を行ったが、本発明の技術的範囲は、以上に説明した実施形態に限定されるものではない。たとえば、熱交換器用フィン30Bの形態は、図2に示す金属帯状体30を個片化して得られるいわゆる扁平チューブ用の熱交換器用フィン30Bの形態に限定されるものではない。より詳細には、長手方向(搬送方向)の中心線に対称な形態を有し、熱交換用のチューブが挿通される透孔が形成されたいわゆる丸管タイプの熱交換器用フィン(図示はしない)に適用することもできる。
また、以上の実施形態においては、金属帯状体30は搬送面内において搬送方向と同一面内で直交する方向に複数の製品幅の金属帯状体30Aが形成された、いわゆるリボンタイプの形態について説明したが、搬送面内において搬送方向と同一面内で直交する方向に単数の製品幅の金属帯状体30Aが形成された、いわゆるフィンパータイプであっても搬送装置に本発明を適用することができる。フィンパータイプの熱交換器用フィン成形体製造装置100においては、列間スリット装置70の配設は省略することができる。また、回転搬送体56は、製造する熱交換器用フィンの形態に合わせ適宜の形態を採用すればよい。
また、以上の実施形態においては、搬送装置はいわゆる2軸の搬送ユニット50により構成した形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。搬送装置は、金属帯状体30の搬送方向に沿って3軸以上の搬送ユニット50が配設された形態を採用することもできる。また、搬送ユニット50の配設間隔は金属帯状体30の製品間隔に対応さえしていれば均等間隔でなくてもよい。要は、搬送装置を構成する複数の配設ユニット50の回転搬送体56の回転動作(回転速度)がそれぞれ同期するように、動作制御部90により動作制御されていればよいのである。
また、以上の実施形態においては、回転軸54と回転搬送体駆動部58とはカムインデックス59を介して連結されているが、回転軸54と回転搬送体駆動部58とを直結させることもできる。
また、以上の実施形態においては、回転搬送体56を突起52Aが形成された回転盤52を回転軸54に取り付けした構成を採用しているが、回転軸54の外周面を凹凸形状(大径部と小径部とを有する形状)に形成し、凸部分(大径部)に突起52Aとしての機能を実現させた回転搬送体56の構成を採用してもよい。
さらに、熱交換器用フィン成形体製造装置100の金属帯状体30を間欠送りする際の1サイクル動作が終了したときにおいて、金属帯状体30のチューブ挿入部31に進入する突起52Aの進入角度が搬送面に対して直交方向に起立させる形態について説明したが、この形態に限定されるものではない。金属帯状体30のチューブ挿入部31に対する突起52Aの進入角度は、金属帯状体30の材料や板厚寸法に応じて、金属帯状体30の搬送再開時において、突起52Aの回転駆動の再開によってチューブ挿入部31を変形させることのない角度範囲を予め算出し、算出した角度範囲に設定しておけばよいのである。
また、搬送ユニット50において回転軸54と回転搬送体駆動部58とを連結させる際にカムインデックス59を介在させず、動作制御部90が金型プレス部20のプレス動作(金属帯状体30の間欠送り動作)と回転搬送体駆動部58の回転駆動動作とが同期するように、回転搬送体駆動部58の動作制御を行うようにした形態を採用することもできる。
また、以上に説明したすべての実施形態や変形例を適宜組み合わせた熱交換器用フィン成形体製造装置100の構成を採用することもできる。

Claims (9)

  1. 熱交換用のチューブが挿入される透孔または熱交換用の扁平チューブが挿入される切り欠き部が形成されてなる熱交換器用フィンを製造する際に、金属製薄板に前記透孔または前記切り欠き部を形成した後に搬送方向に所定長さに切断する前の段階の熱交換器用フィン成形体を所定方向に搬送する搬送装置であって、
    前記透孔または前記切り欠き部に進入可能な先細の突起を複数有し、前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向に対して水平面内で直交する方向に回転軸を有する回転搬送体と、カムインデックスを介して前記回転軸に連結され、前記回転搬送体を前記回転軸を中心に回転駆動させる回転搬送体駆動部と、を有する搬送ユニットが前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向に沿って複数設けられ、
    複数の前記搬送ユニットどうしの回転速度を同期させるように、複数の前記回転搬送体駆動部を制御する動作制御部が設けられ、
    同一の前記搬送ユニットの前記回転盤におけるそれぞれの前記突起の位置は、前記回転軸の長手方向において一直線上配置になっていて、
    一定速度で駆動させた前記回転搬送体駆動部によって前記熱交換器用フィン成形体を間欠送りする際において、前記カムインデックスは、前記回転搬送体駆動部が1サイクルの動作を終えたとき、前記熱交換器用フィン成形体の前記透孔または前記切り欠き部のうちの少なくとも1箇所において前記突起搬送面に対して直交方向、または、前記突起の回転駆動の再開によって前記熱交換器用フィン成形体を変形させることのないように予め算出された角度範囲で進入させるカムプロファイルに形成されていることを特徴とする熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
  2. 前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向において隣り合う前記搬送ユニットどうしにおいて、前記熱交換器用フィン成形体の前記透孔又は前記切り欠き部に進入する前記突起の角度位相差の値は、前記回転搬送体に形成されている前記突起の配設角度間隔を前記搬送ユニットの配設数で除した値と等しいことを特徴とする請求項1記載の熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
  3. 前記熱交換器用フィン成形体の下面を支える下ガイド板と、前記熱交換器用フィン成形体の上面を覆う上ガイド板と、が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
  4. 前記回転搬送体における前記突起の配設間隔角度を前記搬送ユニットの配設数で除したときの値が14度以下であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
  5. 前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向において互いに隣接する前記搬送ユニットにおいて、
    前記回転搬送体駆動部は、前記熱交換器用フィン成形体の搬送方向に対して水平面内で直交する方向において互い違いの配置となるように設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
  6. 前記回転搬送体駆動部はサーボモータであることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
  7. 前記突起の側面形状は、前記回転軸の回転と同期して前記透孔または前記切り欠き部に対して隙間を維持した状態で進入し、かつ、前記透孔または前記切り欠き部と当接して前記熱交換器用フィン成形体を搬送しながら前記透孔または前記切り欠き部から退避可能な形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
  8. 前記突起の側面形状は、少なくとも一部がインボリュート曲線により形成されていることを特徴とする請求項7記載の熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
  9. 前記熱交換器用フィン成形体における前記熱交換器用フィンの製品ピッチをP1とし、任意の整数をMとし、前記回転軸の軸数をNとした場合、
    前記回転軸の軸間距離がP1×(M+1/N)により算出された値であることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の熱交換器用フィン成形体の搬送装置。
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