JP4474681B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、車両のフロントウィンドウの外側で広がるエアバッグ装置に関する。
車両と障害物等との衝突時に、車両のボンネット上からロントウィンドウの前面付近に膨張して展開する、いわゆるウィンドウエアバッグという技術が提案されている(特許文献1)。
特開2003−89333号公報
しかしながら、従来のウィンドウエアバッグ装置においては、エアバッグをスムーズに展開するために、車両の幅全体に渡る大きさのエアバッグ収納ケースを備えており、ボンネットの下方に大きなスペースを必要としていた。従って、エンジンルームやサスタワーなどのレイアウトによっては、エアバッグ装置を設置できない場合があった。かといって、単に収納ケースを小さくしたのでは、エアバッグがスムーズに展開しないという問題が生じていた。
本願発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、エアバッグ収納ケースの小型化と、エアバッグのスムーズな展開とを両立させたエアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るエアバッグ装置は、車両のフロントウィンドウ上に展開可能なエアバッグと、前記エアバッグ内部にガスを供給するガス供給手段と、前記エアバッグを収納する収納ケースと、前記エアバッグが展開する際に、前記収納ケースから車幅方向外方へ前記エアバッグの左右部分を案内するガイド部と、を備え、前記ガイド部は、一端が前記収納ケースの内部に固定され、他端がボンネットの下面、エンジンルーム又はカウル内に固定されて前記収納ケースから車幅方向外方へ張設された左右一対の索条部材であり、前記エアバッグの左右部分は、前記索条部材と係合しつつ前記索条部材に沿って移動する係合部を備え、前記収納ケースの左右の側面部に前記索条部材が通るための切り欠き部を設けたことを特徴とする
このような構成によれば、エアバッグを、収納ケースから車幅方向に向けてスムーズに展開させることができ、収納ケースを小型化することが可能になる。特に、エアバッグの左右部分が、索条部材に沿って広がるため、エアバッグが展開時にばたつかず、スムーズに膨張することができる。索条部材として紐などを用いれば、非常に簡単な構成で、収納ケースの小型化と、エアバッグのスムーズな展開を両立させることができる。
前記収納ケースが、ボンネットの下方かつサスタワー間に設けられることを特徴とする。このようにすれば、ボンネット内のスペースを有効利用できる。
前記エアバッグが膨らむ前に前記収納ケースの一部が展開して車体の所定部位を覆い、前記エアバッグと前記所定部位との衝突を防止することを特徴とする。このようにすればエアバッグが、展開時に車両の一部と接触して破損することを防止できる。
本発明によれば、エアバッグ収納ケースの小型化と、エアバッグのスムーズな展開とを両立させたエアバッグ装置を提供することができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るエアバッグ装置を適用した車両22を、前方から見た場合の外観図である。図1は、エアバッグ装置のエアバッグが展開した直後の状態を示している。
車両22のエンジンルーム内において、ボンネット28の後端裏面付近(車体カウル部)には、エアバッグ24の収納ケース29が取り付けられている。収納ケース29は、車幅方向に延びる略矩形箱状をなしており、通常時はその内部に、エアバッグ24が折り畳まれた状態で収納されている。収納ケース29は、エアバッグ24内部にガスを注入して膨張させるためのガス供給手段としてのインフレータ(図1では不図示)を更に備えている。そして、バンパー付近の歩行者センサ(不図示)によって歩行者との衝突を予測すると、インフレータを駆動し、収納ケース29に収納されたエアバッグ24に対してガスを充填する。これにより、図1に示すようにフロントウィンドウ46の全幅に渡ってエアバッグが広がる。エアバッグ24は、その右展開部44及び左展開部45が、中央展開部47に比べて上方に張り出す形状となっている。なお、収納ケース29は、エアバッグ24がインフレータによって膨張する際に、その膨張力によって部分的に破断し、展開する構造となっている。
図2は、車両22の前方部分を上方から見た場合の図である。
ボンネット28下のエンジンルームには、図2に示すように、サスタワー31、32が、左右両側に設けられている。そして、サスタワー31、32に挟まれる位置に収納ケース29が配置されている。ここで、収納ケース29は、その上部がボンネット28の下面に固定されているタイプと、その下部がエンジンルーム側に固定されているタイプの何れでも良い。収納ケース29には、ガイド部としての索条部材33、34の一端が固定されており、索条部材33は車両の右側に向けて、索条部材34は車両の左側に向けて、それぞれ張設されている。索条部材33、34の他端は、ボンネット28の下面、或いはエンジンルーム、またはカウル内に固定されている。索条部材33、34は、ワイヤの他、紐やベルトでもよい。
図3は、収納ケース29と索条部材33、34との関係をより詳しく示す図である。
収納ケース29には、図3のようにインフレータ35が収納されており、そのインフレータ35のガス流出口が、折り畳まれたエアバッグ36(点線で図示)の内部に挿入されている。インフレータ35が駆動して、ガスをエアバッグ36の内部に注入すると、エアバッグ36が展開して、実線で示されたエアバッグ24の形状となる。エアバッグ24には、縫い目48が付けられているため、エアバッグ24に流入したガスは、矢印a、bに示すように、まず右展開部44と左展開部45に注入され、エアバッグ24は、左右方向に膨張する。この際、その膨張力によって、収納ケース29の側面部29a、29bを押圧し、展開させる。ここで、索条部材33の中央側端部38と、索条部材34の中央側端部39は、図3に示すように、収納ケース29の内部に固定されている。そのため、収納ケース29の側面部29a、29bには、索条部材33、34が通るための切り欠き部が設けられている。
エアバッグ24の右展開部44及び左展開部45には、係合部36、37が取り付けられている。係合部36、37は、エアバッグが畳まれた状態から、索条部材33、34に係合している。係合部36、37は、具体的には、リング状になっており、その円孔に索条部材33、34が挿入されている。従って、係合部36は、矢印cに示すように索条部材33に沿って、係合部37は、矢印dに示すように索条部材34に沿って移動する。係合部36、37の形状はリング状に限るものではなく、フック状であってもよい。
以上のように、索条部材を車両側に張設し、エアバッグの膨張時に、その索条部材に沿って、エアバッグの左右展開部に取り付けられた係合部が移動する構成としたので、エアバッグの展開時のバタツキを抑制することができる。そのため、エアバッグを比較的小さく折り畳んで収納することが可能となり、必然的に収納ケースを小型化できる。
図4(a)、(b)は、収納ケース29の展開の様子を示す車両前方から見た断面図である。図4(a)は、ボンネット28の下面に収納ケース29の上部が取り付けられるタイプのエアバッグ装置を示す図である。収納ケース29の側面部29a、29bは、エアバッグ24の膨張力を受けて、側方に展開し、サスタワー31、32の上部に当接する。これにより、サスタワー31、32と、展開したエアバッグ24とが直接接触することを防止できる。
図4(b)は、エンジンルームに収納ケース29が取り付けられるタイプのエアバッグ装置を示す図である。収納ケース29の側面部29a、29bは、収納ケース29の上面部の一部と、ヒンジ部を介して接続されており、全体としてL字型となっている。エアバッグ24の膨張力を受けると、そのヒンジ部が曲がり、側方に大きく展開し、サスタワー31、32の上部に当接する。これにより、サスタワー31、32と、展開したエアバッグ24とが直接接触することを防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態で用いられた索条部材33、34の代わりに、棒状部材を用いたものであり、その他の構成及び作用については、第1実施形態と全く同一であるため、同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る収納ケース29と棒状部材51、52との関係を詳しく示す図である。
収納ケース29には、棒状部材51の中央側端部53と、棒状部材52の中央側端部54は、図5に示すように、収納ケース29の内部に固定されている。そのため、収納ケース29の側面部29a、29bには、棒状部材51、52が通るための切り欠き部が設けられている。棒状部材51の右側端部と、棒状部材52の左側端部には、係合部36、37が抜け落ちないように係止部が設けられた自由端となっている。
エアバッグ24の右展開部44及び左展開部45に設けられた、係合部36、37は、エアバッグが畳まれた状態では、棒状部材51、52の中央部側に係合している。係合部36、37は、具体的には、リング状になっており、その円孔に棒状部材51、52が挿入されている。従って、係合部36は、矢印cに示すように棒状部材51に沿って、係合部37は、矢印dに示すように棒状部材52に沿って移動する。係合部36、37の形状はリング状に限るものではなく、フック状であってもよい。
以上のように、棒状部材を延設し、エアバッグの膨張時に、エアバッグの左右展開部に取り付けられた係合部が、その棒状部材に沿って移動する構成としたので、エアバッグの展開時のバタツキを抑制することができる。そのため、エアバッグを比較的小さく折り畳んで収納することが可能となり、必然的に収納ケースを小型化できる。
なお、棒状部材51、52が、エアバッグ24が膨張する直前に収納ケース29内から飛び出す構成でもよい。例えば、ばねなどの弾性部材の弾性力に抗して収納ケース29内部に棒状部材51、52を収納しておき、歩行者などとの衝突を予測して、その収納を解いて、弾性部材の弾性力で棒状部材51、52が飛び出すような機構にしておけばよい。そのようにすれば、エアバッグ装置全体を、より一層コンパクトなものとすることができる。
本発明の第1実施形態に係るエアバッグ装置を適用した車両22を、前方から見た場合の外観図である。 車両22の前方部分を上方から見た場合の図である。 収納ケース29と索条部材33、34との関係をより詳しく示す図である。 収納ケース29の展開の様子を示す車両前方から見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係る収納ケース29と棒状部材51、52との関係を詳しく示す図である。

Claims (3)

  1. 車両のフロントウィンドウ上に展開可能なエアバッグと、
    前記エアバッグ内部にガスを供給するガス供給手段と、
    前記エアバッグを収納する収納ケースと、
    前記エアバッグが展開する際に、前記収納ケースから車幅方向外方へ前記エアバッグの左右部分を案内するガイド部と、を備え
    前記ガイド部は、一端が前記収納ケースの内部に固定され、他端がボンネットの下面、エンジンルーム又はカウル内に固定されて前記収納ケースから車幅方向外方へ張設された左右一対の索条部材であり、
    前記エアバッグの左右部分は、前記索条部材と係合しつつ前記索条部材に沿って移動する係合部を備え、
    前記収納ケースの左右の側面部に前記索条部材が通るための切り欠き部を設けたことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記収納ケースが、ボンネットの下方かつサスタワー間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグが膨らむ前に前記収納ケースの一部が展開して車体の所定部位を覆い、前記エアバッグと前記所定部位との衝突を防止することを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
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