JP4474331B2 - フィルターカバー取付方法及びフィルター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンジフードの空気吸入口を塞ぐようにして着脱自在に取り付けられるフィルターに、シート状のフィルターカバーを取り付けるためのフィルターカバー取付方法及びフィルター装置に関するものである。
一般に、レンジフードのフィルターに、油煙、塵埃、水蒸気等を付着させるフィルターカバーを取り付けるためのフィルターカバー取付方法及びフィルター装置の一例として、特許文献1に記載されているものが知られている。
図7に示すように、特許文献1のフィルター装置41は、金属フィルター42の表面側を覆うフィルターカバー43と、フィルターカバー43の端部に引張力を作用させてフィルターカバー43の表面を展張った状態(緊張させた状態)にする伸縮性バンド部材46とから構成されている。金属フィルター42は、アルミニウムなどの金属で枠状に形成されており、枠内は通気性を有するように網目状になっている。この金属フィルター42は、約8mm前後の厚みがある。4つのコーナ部47は直角であり、厚み方向の角点は鋭く尖っている。
フィルターカバー43は、通気性があり汚れた油煙などを吸着する素材である不織布などから作られたものであり、開口45を有する袋状に形成されている。環状の外周端部(周縁部)には、縁に沿うようにして、バンド部材46を挿通させる環状挿通孔44が形成されている。環状挿通孔44は、布片などをフィルターカバー43に縫合したり、挿通孔を有する柔軟な環状部材をフィルターカバー43に固着したり縫合したりすることにより形成される。
バンド部材46は、フィルターカバー43の環状挿通孔44に取り付けられている。バンド部材46が縮むことで、フィルターカバー43の外周端部が収縮し、フィルターカバー43の表面が展張った状態となる。
金属フィルター42にフィルターカバー43を取り付ける際は、バンド部材46を伸ばして開口45を大きく開き、フィルターカバー43を金属フィルター42表面を覆うようにして被せ、フィルターカバー43の外周端部の収縮により、外れないように取り付けられる。
特開平11−300130号公報(第3−4頁、図1)
従来のフィルター装置では、外周端部が収縮可能なフィルターカバー43で金属フィルター42を被包するとき、金属フィルター42の4つのコーナ部47の角点(詳細には、厚みがあるため8ケ所)にフィルターカバー43自体が食い込んだり、突っ掛け状態になったりする。フィルターカバー43を金属フィルター42表面において均一に展張った状態に整えるためには、4つのコーナ部47に食い込んだ部分を外しながら、フィルターカバー43を整えなければならず、フィルターカバー43の取り付けがわずらわしく、手間がかかるという問題があった。
また、金属フィルター42の4つのコーナ部47の角点においては、コーナ部47にフィルターカバー43が食い込むために、バンド部材46の伸縮により金属フィルター42のコーナ部を結ぶ対角線方向でフィルターカバー43に引張力が作用するものの、フィルターカバー43はスライドせず、金属フィルター42の表面側でフィルターカバー43に展張る作用は生じない。また、金属フィルター42のコーナ部47にフィルターカバー43が食い込んだ状態にあると、金属フィルター42の表面側でフィルターカバー43が展張った状態になったとしても、コーナ部47以外の部分である辺の中間部分で、フィルターカバー43が大きく弛んだり、波打ったりして、実際にはフィルターカバー43を金属フィルター42に密着させた状態に展張らせることができないという問題があった。
金属フィルター42の辺の中間部で、フィルターカバー43の弛みを少なくするために、バンド部材46の伸縮性を高めて(強くして)、フィルターカバー43を強く引っ張るようにすると、金属フィルター42にフィルターカバー43を取り付けづらくなると共に、金属フィルター42のコーナ部47がフィルターカバー43により一層強く食い込んで、フィルターカバー43に裂けるなどの破損や損傷が生じる心配があった。このような問題は、相対的に大きいサイズの金属フィルターに相対的に小さいサイズのフィルターカバー43を取り付ける際に生じる問題でもある。
逆に、バンド部材46の伸縮性を低く(弱く)した場合は、フィルターカバー43に弛みが生じ、殊に相対的に小さいサイズの金属フィルター42に相対的に大きいサイズのフィルターカバー43を取り付けた際に大きな弛みが生じ、当初の目的を達し得ない。弛んだカバー部分は、レンジフードの取付溝に挟まることもある。
また、フィルターカバー43の破損や弛みの問題は、フィルターカバー43が金属フィルター42のサイズに対応しないために生じる問題でもある。これらの問題を解決するためには、金属フィルターのサイズに対応するサイズ違いのフィルターカバーを多数用意しなければならないが、そうすると、フィルターカバーの汎用性が低くなるという別の問題が生じる。
本発明は、フィルターの表裏両面でフィルターカバーを弛みなく取り付けることができるフィルターカバー取付方法及びフィルター装置を提供することを目的とする。また、フィルターにフィルターカバーを被包するとき、フィルターの鋭い角点になっているコーナ部でフィルターカバーに破損や損傷が生じないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のフィルターカバー取付方法は、レンジフードの空気吸入口を塞ぐようにして着脱自在に取り付けられる矩形状のフィルターに、シート状のフィルターカバーを取り付けるためのフィルターカバー取付方法において、前記フィルターカバーの外周端部が前記フィルターの外側にはみ出すように、前記フィルターカバーを前記フィルターに位置合わせして、前記フィルターの表面を前記フィルターカバーで覆い、該フィルターカバーの外周端部を前記フィルターの端部から前記フィルターの裏側へ内向きに折り返し、前記フィルターカバーの表面を展張り状態にした後、前記外周端部に設けられた掛止部を有する所定長さの複数の掛止具にバンド部材を掛止し、前記フィルターカバーの外周端部に前記フィルターの対辺方向内側へ向かう引張力を作用させ、前記フィルターカバーの展張り状態を保持することを特徴とする。
また、請求項2記載のフィルター装置は、レンジフードの空気吸入口を塞ぐようにして着脱自在に取り付けられる矩形状のフィルターの裏側へ、該フィルターの端部から外周端部を内向きに折り返して、該フィルターの表面を展張り状態に覆うシート状のフィルターカバーと、前記フィルターの端部とそれぞれ平行に、前記フィルターカバーの外周端部に設けられた掛止部を有する所定長さの複数の掛止具と、前記フィルターカバーの表面の展張り状態を保持するために、前記掛止部に掛止して、前記フィルターカバーの外周端部に前記フィルターの対辺方向内側へ向かう引張力を作用させる着脱可能なバンド部材と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のフィルター装置において、前記掛止具は、前記フィルターの端部と平行に配置される真直の基部を有することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載のフィルター装置において、前記基部は、前記外周端部に熱圧着で固定されたことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項2又は3記載のフィルター装置において、前記基部は、前記外周端部に形成された保持部に保持されたことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項2〜5の何れか1項に記載のフィルター装置において、前記フィルターの対角方向を除く方向で前記フィルターカバーの外周端部に内向きの引張力を作用させるように、前記バンド部材が前記掛止具に掛止されたことを特徴とする。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、フィルターに位置合わせしたフィルターカバーの対向する外周端部を、フィルターの端部(辺)を支点として内向きに同時に折り返すことで、フィルターカバーがフィルターのコーナ部に食い込むことが防止され、フィルター表面側でフィルターカバーの弛みや皺を残すことなく、フィルターカバーの表面を展張り状態にすることができる。続いて、フィルターの裏面側で、外周端部に設けられた掛止部を有する所定長さの複数の掛止具にバンド部材を掛止することで、フィルターカバーの外周端部にフィルターの対辺方向内側へ向かう引張力を作用させ、フィルターの表面側でフィルターカバーの全面均一に展張った状態を保持することできると共に、フィルターの裏面側でフィルターカバーの弛みや皺を無くすことができる。したがって、フィルターの表裏両面にフィルターカバーを弛みなくぴたりと密着させて取り付けることができる。また、フィルターの鋭い角点になっているコーナ部でフィルターカバーに破損や損傷が生じることを防止することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、フィルターカバーの対向する外周端部を、内向きに同時に折り返すことで、フィルターのコーナ部をフィルターカバーに食い込ませることなく、また、フィルター表面側でフィルターカバーの弛みや皺を残すことなく、フィルターカバーの表面を展張り状態にすることができる。続いて、フィルターカバーの外周端部に設けられた複数の掛止具にバンド部材を取り付けることで、フィルターカバーの外周端部にフィルターの対辺方向内側へ向かう引張力を作用させ、フィルターの表面側でフィルターカバーを全面均一に展張った状態を保持することできると共に、フィルターの裏面側でフィルターカバーの弛みや皺を無くすことができる。逆に、フィルターからフィルターカバーを外す際は、バンド部材を弾性的に伸ばしたり、バンド部材の緊縛を解いたりして、掛止具からバンド部材を外した後、フィルターからフィルターカバーを外す。したがって、フィルターの表裏両面にフィルターカバーを弛みなくぴたりと密着させて取り付けることができる。また、金属フィルターの鋭い角点になっているコーナ部でフィルターカバーに破損や損傷が生じることを防止することができる。また、バンド部材が着脱可能に取り付けられるから、フィルターカバーの取り付け/取り外しを容易に行うことができる。また、1種類のフィルターカバーでフィルターのサイズ違いを吸収することができ、汎用性を高めることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、掛止具に、フィルターの端部と平行に配置される真直の基部が設けられたことで、この掛止具を介してバンド部材の引張力をフィルターカバーの外周端部に一定の幅で作用させることができ、フィルターとフィルターカバーの密着性が良くなる。したがって、フィルターカバーの弛みをなくし、皺を伸ばすことができ、フィルターにフィルターカバーをぴたりと合わせることができる。
また、請求項4記載の発明によれば、基部が外周端部に熱圧着で固定されることで、フィルターカバーと掛止具とを一部品化でき、取扱性を向上することができる。
また、請求項5記載の発明によれば、基部が保持部に保持されることで、掛止具を外周端部に取り付けることができる。
また、請求項6記載の発明によれば、フィルターの対角方向を除く方向でフィルターカバーの外周端部に内向きの引張力が作用し、1本のバンド部材は内向きに折り返されたフィルターカバーのコーナ部を避けて、菱形形状をなしてフィルターカバーに取り付けられることとなる。したがって、フィルターカバーにフィルターのコーナ部が食い込まなくなり、フィルターカバーの破損や損傷を防止することができる。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係るフィルター装置の第1の実施形態を示すものである。
図示するフィルター装置1は、ガスレンジの上方に設置されるレンジフード12(図2)に着脱自在に取り付けられるものであり、レンジフード12の受け口13に着脱自在に取り付けられる矩形状の金属フィルター2の裏側で内向きに折り返されて金属フィルター2の表面側を覆う矩形シート状のフィルターカバー3と、フィルターカバー3の外周端部4の4ケ所に取り付けられた掛止具7と、4つの掛止具7が囲む矩形状の開口5を窄めることができるように、掛止具7に着脱可能に取り付けられたゴムバンド10(バンド部材)とから構成されている。
レンジフード12(図4)は、プレス加工により鉄板を打ち抜いた後、折り曲げ加工し、必要に応じて補強部材を溶接して箱型に形成されたものである。このレンジフード12は、壁16に固定されている。受け口13は、空気吸入口に相当し、下向きに開口形成されている。このレンジフード12の内側には、排気口14と、排気口14から油煙などを強制的に排気させるためのファン15が設けられている。
図1に示すように、金属フィルター2は、レンジフード12に既設のものであり、アルミニウムなどの金属を構成材料として矩形状に形成されたものである。金属フィルター2の内側は、通気性を良くするため網目状に形成されている。しかし、金属フィルター2だけでは、油煙が通過してしまうため、レンジフード12の内部が汚れ、レンジフード12の内部を繁茂に洗浄しなければならず、また、金属フィルター2自体も油で汚れるため、金属フィルター2は、通気性を損なわず、汚れを吸着させることができるフィルターカバー3と共に用いられている。
フィルターカバー3は、例えばポリエステル繊維を構成材料とする難燃性の不織布であり、ロール状のカバー素材から所定寸法に裁断して得られたものである。裁断されたフィルターカバー3は、薄いシート状をなし、柔軟性を有している。フィルターカバー3の寸法は任意であるが、本実施形態のフィルターカバー3は、矩形状の金属フィルター2より一回り大きい四角形状に裁断されている。なお、フィルターカバー3の材質、メッシュ、厚みは任意である。
フィルターカバー3の外周端部4としての四辺4a,4b,4c,4dには、掛止具7がフィルターカバー3の外周端部4に熱圧着により一体的に固定されている。各掛止具7は、各辺4a,4b,4c,4dの中央部で、金属フィルター2の各端部(辺)と平行に設けられている。ここで、熱圧着とは、掛止具7とフィルターカバー3とを重ねた状態で、熱と圧力を同時に加えて、掛止具7とフィルターカバー3とを接着する方法である。
掛止具7は、加熱により溶けやすいプラスチック材料、例えばポリエチレンを構成材料とし、所定厚さのプラスチック板を打ち抜き、折り曲げることにより形成され、フィルターカバー3に圧着される部分である所定長さの圧着部(基部)8と、圧着部8の中央に突出形成されたフック9とからなっている。真直である圧着部8の長さや幅は、フィルターカバー3の外周端部4を拘束する性質を有している。このように、掛止具7をフィルターカバー3に熱圧着により固定した場合は、フィルターカバー3と掛止具7とが一部品化され、フィルターカバー3の取扱性を向上することができる。
図2及び図3に示すように、フック9は、圧着部8に同一平面で連なる支持部9aと、支持部9aの両側から同方向に折曲形成された折曲片9bとからなっている。支持部9aと圧着部8とが交差するコーナ部近傍の折曲片9bの角には、面取り9cが形成されている。このため、支持部9aと折曲片9bとの間には隙間18が形成され、この隙間18にゴムバンド10を挟まれるようになっている。このようにフック9を形成した場合は、フック9の強度が向上すると共に、ゴムバンド10が不用意にフック9から外れることを防止することができる。
ゴムバンド10は4カ所の掛止具7のフック9に引っ掛けられ、ゴムバンド10の弾性復元力(引張力)により複数の掛止具7が囲む矩形状の開口5を窄め、金属フィルター2表面側でフィルターカバー3を展張った状態に保持し、辺の(長辺及び短辺)中間部・内側平面部領域の弛みをなくし、緊張させる。図1に示すように、ゴムバンド10は、内向きに折り返された外周端部4のコーナ部19を避けて金属フィルター2の各辺の中央部に対応する位置で4箇所のフック9に引っ掛けられて菱形形状をなしているため、フィルターカバー3は金属フィルター2の対辺方向に引っ張られるが、フィルター2のコーナ部を結ぶ対角線方向には引っ張られず、フィルターカバー3にフィルター2のコーナ部が強く食い込まないようになっている。
次に、フィルターカバー3の金属フィルター2への取付方法について説明する。外周端部4に掛止具7が取り付けられたフィルターカバー3を広げ、フィルターカバー3の外周端部4が金属フィルター2の外側にはみ出すように、フィルターカバー3を金属フィルター2の中心に位置合わせし、金属フィルター2の表面側をフィルターカバー3で覆う。
続いて、フィルターカバー3の対向する一対の外周端部4a,4cを、金属フィルター2の裏側で、金属フィルター2の端部を支点として同時に内向きに折り返し、折り返す力の作用により、金属フィルター2の表面側を展張らせ、弛みや皺無く金属フィルター2の周囲を覆う。そして、フィルターカバー3の外周端部4の上下の掛止具7,7にゴムバンド10を引っ掛け、フィルターカバー3を金属フィルター2の一対の端部の対辺方向内側に引っ張る。
同様にして、フィルターカバー3の対向する他の一対の外周端部4b,4dを、金属フィルター2の裏側で、金属フィルター2の端部を支点として同時に内向きに折り返し、折り返す力の作用により、金属フィルター2の表面側を展張らせ、弛みや皺無く金属フィルター2の周囲を覆う。そして、フィルターカバー3の外周端部4の左右の掛止具7,7にゴムバンド10を引っ掛け、フィルターカバー3を金属フィルター2の他の一対の端部の対辺方向内側に引っ張る。
以上のように、外周端部4の4つの掛止具7に、ゴムバンド10を引っ掛けることで、4つの掛止具7を介してフィルターカバー3の外周端部4にフィルターの中心側へ向かう引張力が作用し、フィルターカバー3の展張り状態が保持される。
油煙などの汚れが付着したフィルターカバー3を金属フィルター2から取り外す場合は、ゴムバンド10を伸ばした状態で、4つの掛止具7からゴムバンド10を外し、内側に折り返されたフィルターカバー3の外周端部4を外側に開くことで、フィルターカバー3を簡単に取り外すことができる。そして、再び新しいフィルターカバー3を上述した方法で取り付ける。
図4及び図5に示すように、レンジフード12には、組み立てられたフィルター装置1が左右並べて装着される。装着する際は、フィルター装置1の表面側が下向きになるようにして、レンジフード12の受け口13から挿入し、受け口13の前後の取付部13aにフィルター装置1の前後の端部を係合させる。
以上のように、本実施形態のフィルター装置1によれば、金属フィルター2の外側にはみ出したフィルターカバー3の外周端部4を、金属フィルター2の端部を支点として内向きに折り返すことができ、金属フィルター2の表裏両面でフィルターカバー3の弛みや皺を残すことなく、フィルターカバー3を取り付けることができる。また、折り返した外周端部4に掛止具7を介してゴムバンド10を取り付け、このゴムバンド10を弾性的に縮めることで、金属フィルター2の中心で掛止具7が形成する矩形状の開口5を窄めることができ、金属フィルター2の表面側でフィルターカバー3の展張った状態を保持することができる。ゴムバンド10は、フィルターカバー3のコーナ部19を避けて掛止具7に掛止されているから、金属フィルター2の鋭い角点になっているコーナ部でフィルターカバー3に破損や損傷が生じることが防止される。また、ゴムバンド10をフィルターカバー3に着脱可能に取り付けることができるから、金属フィルター2からフィルターカバー3の取り付け/取り外しを容易に行うことができる。
次に、図6に示すように、フィルター装置の第2の実施形態について説明する。本実施形態と第1の実施形態の共通する構成部分については、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のフィルター装置は、第1の実施形態のフィルター装置と同様にして、フィルターカバーと、掛止具27と、ゴムバンド10とから構成されている。フィルターカバー3は、その外周端部4の四辺4a,4b,4c,4dにおいて、フィルターカバー3とは別体に形成された掛止具27の両端を挿通させて保持する保持部26を有している。保持部26は、フィルターカバー3の外周端部4を外向きに折り返し、端を熱圧着や接着剤などで接着して形成したものである。保持部26の内側は挿通孔26aとなっており、掛止具27を挿通させることができる大きさに形成されている。掛止具27をフィルターカバー3に取り付ける際は、掛止具27をフィルターカバー3の外周端部4に宛がい、掛止具27の外側にはみ出した残部を掛止具27を包み込むように外向きに折り返し、折り返した外周端部4の端を熱圧着などにより接着する。これにより、掛止具27は、保持部26から外れることなく、フィルターカバー3に取り付けられる。
掛止具27は、例えばポロエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチック材料から厚さ0.5〜1.5mm程度に形成され、所定長さの取付部(基部)28と、取付部28の中央に突出形成されたフック(掛止部)29とからなっている。真直の取付部28の長さや幅は、フィルターカバー3の大きさ形状によって定められている。取付部28の長さを、図6に示す程度に長くすることで、取付部28に拘束されるフィルターカバー3の辺を強く拘束でき、フィルターカバー3の外周端部4を金属フィルター2の端部を支点として、内向きに弛みなく折り返すことが可能となる。取付部28に一体形成されたフック29には、ゴムバンド10が引っ掛けられるようになっている。なお、本実施形態のフィルターカバー取付方法は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略することとする。
この第2の実施形態によれば、フィルターカバー3と掛止具27とが一体的に固定されていないため、掛止具27をフィルターカバー3に対して相対的にずらすことができ、金属フィルター2に対するフィルターカバー3の取付位置を修正することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本実施形態では、バンド部材として伸縮性を有するゴムバンド10を用い、ゴムバンド10の弾性復元力を利用してフィルターカバー3の展張った状態を保持しているが、伸縮性を有しないバンドを用い、このバンドを緊縛することによりフィルターカバー3を取り付けるようにしてもよい。
また、1本のゴムバンド10を4つの掛止具7,27のフック9,29に引っ掛けているが、2本のゴムバンドを用いて、各ゴムバンドを対向する2つの掛止具7,27のフック9,29に引っ掛けてもよい。
また、第1の実施形態では、支持部9aの両側に折曲片9bが形成されたフック9を有する掛止具7が用いられているが、第2の実施形態のフック29に代えることもできる。逆に、第2の実施形態の掛止具27に、第1の実施形態のフック9を備えることもできる。
また、第1の実施形態の掛止具7は、熱圧着によりフィルターカバー3に接着されているが、接着材により接着することもできる。
本発明に係るフィルター装置の第1の実施形態を示す平面図である。 図1のフィルター装置の掛止具を示す拡大図である。 図2に示す掛止具の正面図である。 図1に示すフィルター装置をレンジフードに取り付けた状態を示す断面図である。 図4のA−A線に沿って切断した断面図である。 本発明に係るフィルター装置の第2の実施形態を示す平面図である。 従来のフィルター装置の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1,20 フィルター装置
2 金属フィルター(フィルター)
3 フィルターカバー
4 外周端部
5 開口
7,27 掛止具
8 圧着部(基部)
9,29 フック(掛止部)
10 ゴムバンド(バンド部材)
12 レンジフード
13 受け口(空気吸入口)
28 取付部(基部)

Claims (6)

  1. レンジフードの空気吸入口を塞ぐようにして着脱自在に取り付けられる矩形状のフィルターに、シート状のフィルターカバーを取り付けるためのフィルターカバー取付方法において、
    前記フィルターカバーの外周端部が前記フィルターの外側にはみ出すように、前記フィルターカバーを前記フィルターに位置合わせして、前記フィルターの表面を前記フィルターカバーで覆い、該フィルターカバーの外周端部を前記フィルターの端部から前記フィルターの裏側へ内向きに折り返し、前記フィルターカバーの表面を展張り状態にした後、前記外周端部に設けられた掛止部を有する所定長さの複数の掛止具にバンド部材を掛止し、前記フィルターカバーの外周端部に前記フィルターの対辺方向内側へ向かう引張力を作用させ、前記フィルターカバーの展張り状態を保持することを特徴とするフィルターカバー取付方法。
  2. レンジフードの空気吸入口を塞ぐようにして着脱自在に取り付けられる矩形状のフィルターの裏側へ、該フィルターの端部から外周端部を内向きに折り返して、該フィルターの表面を展張り状態に覆うシート状のフィルターカバーと、
    前記フィルターの端部とそれぞれ平行に、前記フィルターカバーの外周端部に設けられた掛止部を有する所定長さの複数の掛止具と、
    前記フィルターカバーの表面の展張り状態を保持するために、前記掛止部に掛止して、前記フィルターカバーの外周端部に前記フィルターの対辺方向内側へ向かう引張力を作用させる着脱可能なバンド部材と、を備えたことを特徴とするフィルター装置。
  3. 前記掛止具は、前記フィルターの端部と平行に配置される真直の基部を有することを特徴とする請求項2記載のフィルター装置。
  4. 前記基部は、前記外周端部に熱圧着で固定されたことを特徴とする請求項2又は3記載のフィルター装置。
  5. 前記基部は、前記外周端部に形成された保持部に保持されたことを特徴とする請求項2又は3記載のフィルター装置。
  6. 前記フィルターの対角方向を除く方向で前記フィルターカバーの外周端部に内向きの引張力を作用させるように、前記バンド部材が前記掛止具に掛止されたことを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載のフィルター装置。
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