JP5047033B2 - エアフィルタ - Google Patents

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本発明はビル空調、産業空調等で使用されるエアフィルタであって、特に通過されるエアの風圧が強い薄型エアフィルタに関する。
空気中の塵埃や汚染物質が除去されるために、ガラス繊維から成る濾紙やポリエステル等の不織布である濾材がひだ状に折り畳まれて濾材パックが形成され、その濾材パックが四角枠形のフィルタ枠内部に配置されて構成されるエアフィルタが知られている。このエアフィルタでは、濾材パックは、折り目方向における両端部が、フィルタ枠の天枠部及び地枠部に支持されると共に、ひだ山が並べられる方向における両側端部がフィルタ枠の両側枠部に支持されて、フィルタ枠内部に配置されている。
従来、フィルタ枠と濾材パックとの間のシール性を確保しつつ、通風するエアによって濾材パックが離脱しないようにするために、濾材パックの端部それぞれは、フィルタ枠の内面それぞれに接着剤によって接着されることがある。濾材パックは、ひだ山が並べられる方向において、それぞれのひだ山が折り目を起点に比較的自由に曲げられる。そのため、高い風圧のエアが通風させられても、上記側枠部は上記濾材パックの両側端部からは変形させる力はあまり加わらない。また、上記濾材パックは、ひだ山が並べられている方向においては、天枠部と地枠部に支えられ大きくたわみ変形されることはない。
しかし濾材パックは、折り目方向においては比較的硬直した部材となっているので、高風圧の風が通過されると下流側にたわみ、折り目方向に沿って中央部を中心にくの字状にたわみ変形されることになる。このようにたわみ変形された濾材パックは、濾材パックの両端部又は中央部に亀裂が生じて、濾過効率が低下し、さらにその部分からパックが吹き飛ばされてしまうことがある。特に、投影面積が広く厚さが薄い薄型のエアフィルタにおいては、たわみ量が大きくなり、濾過効率や耐久性能が大きく低下される虞がある。
従来、フィルタの濾材パックが吹き飛ばされないように、フィルタ枠の下流側の開口部に、折り目方向に直交し、かつ両側枠部の間に渡された支持バーが設けられることが知られている。しかし、このような従来の支持バーでは、上述した折り目方向における濾材パックのたわみ変形を抑えようとすると、その支持バーが濾材パックに触れてしまうことになり濾材を傷つけることとなる。また、支持バーも、濾材パックに押されることになるから、相当な強度を有していないと、濾材パックとともに変形してしまうことがある。
そこで、本発明は以上の問題点に鑑みて成されたものであり、通過されるエアの風圧が強い薄型フィルタであっても、濾材パックの折り目方向におけるたわみ変形を防止し、耐圧性能の高いエアフィルタを提供することを目的とする。
発明者らは、鋭意検討の結果、濾材パックが接着剤によってフィルタ枠に接着されている場合、高風圧のエアが通風されると、濾材パックの折り目方向におけるたわみ変形に追従して、天地枠部は上流側の端部が互いに近づくように、ねじれ変形することを発見した。そして、濾材パックのたわみ変形を防止するためには、上記した天地枠部のねじれ変形を防止することが重要であることを見出し、以下の発明に至った。
本発明に係るエアフィルタは、互いに対向する両側枠部と、両側枠部の一端部を接続する地枠部と、地枠部に対向しかつ両側枠部の他端部を接続する天枠部とによって構成され、前後に開口された四角枠形を呈し、前方側の開口部から後方側の開口部に向けてエアが通過されるエアフィルタ枠と、濾材シートが多数の折り目に沿ってひだ折り加工されて形成され、ひだ山を多数有し、折り目方向における両端部それぞれが天枠部及び地枠部それぞれの内面に接着され、かつひだ山が並べられる方向における両端部それぞれが両側枠部の内面に接着されて、エアフィルタ枠の内部に取り付けられる濾材パックと、前方側の開口部において、天枠部と地枠部の間に渡される支持バーとを備える。
濾材パックの前面は、天枠部及び地枠部の前面より後方側に配置されており、支持バーは、天枠部及び地枠部の内面の間に嵌入されて、天枠部と地枠部の間に渡されることが好ましい。
支持バーは、例えば、折り目方向に延びる細長板部と、その細長板部の両端それぞれに連設され、細長板部から前方内側に鋭角に折り曲げられた形状を呈する第1の折曲板部とを有している。この場合、支持バーは、第1の折曲板部と細長板部との接続部分を、天枠部及び地枠部の内面それぞれに当接させるようにして、天枠部及び地枠部の内面の間に嵌入されている。支持バーは、第1の折曲板部の先端部それぞれに連設され、第1の折曲板部から折り曲げられた形状を呈し、かつ天枠部及び地枠部それぞれの前面に係合する第2の折曲板部をさらに有していたほうが良い。
天枠部及び地枠部の前端部それぞれには、例えば地枠部及び天枠部それぞれに向けて立ち上げられる立上片が設けられている。そして、支持バーは、これら立上片の先端面の間に嵌入されて、天枠部と地枠部の間に渡される。支持バーは好ましくは剛体である。
本発明においては、前方側の開口部において、支持バーを天地枠部の間に渡すことにより、天地枠部の前端部が互いに近づくようにねじれることが有効に防止される。したがって、濾材パックのたわみ変形が少なくなり、エアフィルタの耐圧性能を高めることができる。
以下本発明について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアフィルタの全体を示す斜視図である。なお、以下の説明では、フィルタの幅方向を左右方向L、フィルタの高さ方向を上下方向V、フィルタの厚さ方向を前後方向Dとして説明する。
本実施形態に係るエアフィルタ10は、厚さが薄い薄型エアフィルタであって、また幅長さ(左右方向Lにおける長さ)が高さ(上下方向Vにおける長さ)よりも長いフィルタである。エアフィルタ10は、濾材パック11と、フィルタ枠12と、支持バー13とを備える。濾材パック11は、ガラス繊維、合成繊維、不織布等から成る濾材シートが、折り目に沿ってジグザグにひだ折り加工されて略直方体に形成され、ひだ山を多数有する。濾材パック11は、その折り目方向が上下方向Vに平行に配置され、ひだ山が並べられる方向が左右方向Lとされる。
フィルタ枠12は、例えば、アルミ、亜鉛鋼板等の金属、樹脂、合板等から形成される。フィルタ枠12は、上下方向Vに長く延び、互い対向する左側枠部23、24と、これら両側枠部23、24の下端部を接続する地枠部22と、地枠部22に対向しかつ両側枠部23、24の上端部を接続する天枠部21とによって構成される。地枠部22及び天枠部21は、左右方向Lに長く延びている。フィルタ枠12は、前後に開口された矩形の四角枠形を呈し、フィルタ枠12の前方側の開口部50Fから後方側の開口部50Bに向けてエアが通過される。
濾材パック11は、折り目方向(上下方向V)における両端部(上端部11U、下端部11D)それぞれが、天枠部21及び地枠部22それぞれの内面に接着されている。また、ひだ山が並べられる方向(左右方向L)における両端部(左側端部11L、右側端部11R)それぞれが、両側枠部23、24の内面に接着されており、濾材パック11はエアフィルタ枠12の内部に取り付けられる。
支持バー13は、上下方向Vに延びる板状の部材であって、フィルタ枠12の左右方向Lにおける中央部に配置される。支持バー13は、フィルタ枠12の前方側の開口部50Fにおいて、天枠部21と、地枠部22の間に渡されている。
図2は、図1のII−II線に沿うエアフィルタの断面図である。天枠部21は、矩形の平板部21Hと、その平板部21Hの前端及び後端から、下方(地枠部22)に向けて立ち上げられた立上片25F、25Bとを備え、これらは一体に成形される。同様に、地枠部22は、矩形の平板部22Hと、その平板部22Hの前端及び後端から上方(天枠部21)に向けて立ち上げられた立上片26F、26Bとを備え、これらは一体に成形される。立上片25F、26Fの先端面25T、26Tは、上下方向Vに直交する平面である。また、平板部21H、22Hも上下方向Vに直交する矩形の平板部材であって、これにより、天地枠部21、22は対向している。
立上片25F、26Fの前面21F、22Fそれぞれは天枠部21及び地枠部22の前面を構成する。また、立上片25Fの先端面25Tは、平板部22Hの下面21Dと共に、天枠部21の内面21Nを構成し、かつ立上片26Fの先端面26Tは、平板部22Hの上面22Uと共に、天枠部21の内面22Nを構成する。なお、立上片25F、25B、26F、26Bは、天枠部21及び地枠部22それぞれの左端から右端まで、これらそれぞれの全長にわたって設けられる。なお、両側枠部23、24それぞれも天地枠部21、22と同様の構成を有し、左右方向Lに直交する矩形平板状の平板部(不図示)と、その平板部の前後の端部それぞれから立ち上げられた立上片(不図示)とを備える。
立上片25F、26Fの前面21F、22Fには、ゴム、樹脂等で形成されるガスケット41、42が取り付けられている。両側枠部23、24の前方側の立上片の前面にも同様にガスケット43,44(図1参照)が取り付けられており、フィルタ枠12の前面は、全周にわたってガスケットが設けられることになる。なお、ガスケット41〜44は、一体の部材として形成されていても良いし、各々別部材として形成されていても良い。
濾材パック11の上端部11Uは、立上片25F、25Bの間に挟持されて配置され、平板部21Hの下面21Dに接着剤によって接着されている。同様に、濾材パック11の下端部11Dは、立上片26F、26Bの間に挟持されて配置され、平板部22Hの上面22Uに接着剤によって接着されている。これにより、濾材パック11の前面11Fは、立上片25F、26Fの前後方向Dにおける厚さ分だけ、前面21F、22Fよりも後方側に配置されることとなる。また、濾材パック11の左右の端部11L、11R(図1参照)も、2つの立上片の間に挟持されて配置され平板部に接着されている。
図3は、支持バーの側面図を示す。図4は、支持バー13の長手方向における一方の端部の拡大斜視図である。支持バー13は、鋼板、ステンレス板、アルミ板等の金属又は十分な強度を有する樹脂等の剛体で形成され、ばね性を有しておらず実質的にたわみ変形しない。支持バー13は、細長に延びる板状の部材であって、長手方向における両端部それぞれが2度折り曲げられた形状を呈している。支持バー13は、例えば1本の細長の矩形の金属板が折り曲げ加工等されて成形される。
支持バー13は、細長矩形の細長板部30を有し、その細長板部30の長手方向における一端部30Uには、細長板部30から前方内側に鋭角θで折り曲げられた形状を呈する第1の折曲板部31Aが連設される。そして、その第1の折曲板部31Aの先端部には、第1の折曲板部31Aから外側に鋭角θ’で折り曲げられた形状を呈する第2の折曲板部32Aが連設されている。本実施形態では、鋭角θ、θ’は同一角度であって、第2の折曲板部32Aは細長板部30に平行になる。鋭角θ、θ’は、例えば84〜86°である。なお鋭角θ’は、例えば天枠部21の前面21Fの構成やガスケット41の構成に応じて鋭角θと異なる角度であっても良く、さらにθ’は鋭角でなくても良い。支持バー13の下端部にも、同様の構成を有する第1及び第2の折曲板部31B、32Bが形成されている。
細長板部30の幅方向における両側端部30L、30Rそれぞれには、細長板部30から90°前方に折り曲げられた形状を呈する側折曲板部33L、33Rが連設されている。側折曲板部33L、33Rは、図3に示すように細長板部30の一端部30Uから他端部30Dまで略全長にわたって設けられている。側折曲板部33L、33Rは、長手方向における圧縮に対する補強のための部材である。
次に、再び図2を参照して、支持バー13がフィルタ枠12に取り付けられたときの構成を説明する。支持バー13は、細長板部30の前面30Fがフィルタ枠12の前方に向けられ、かつ細長板部30の長手方向及び幅方向それぞれが上下方向V及び左右方向Lそれぞれに一致しするようにして、立上片25F、26Fの先端面25T、26Tの間に嵌入されている。
フィルタ枠12に嵌め入れられていないときの細長板部30の長手方向における長さは、先端面25T、26Tの離間距離より僅かに長い。したがって、フィルタ枠12に嵌め入れられた支持バー13は、第1の折曲板部31A、31Bが先端面25T、26Tに当接し、フィルタ枠12の内側に向けて先端面25T、26Tから押圧されることになる。これにより、支持バー13は、フィルタ枠12から抜け落ちるのが防止される。
そして、第1の折曲板部31A、31Bは、細長板部30に対して前方内側に鋭角に折り曲げられた形状を呈しており、これら板部31A、31Bは、上下方向Vに直交する先端面25T、26Tに対して、フィルタ枠12の内側に傾けられることになる。そのため、第1の折曲板部31A、31Bは、細長板部30との接続部分C1、C2のみが先端面25T、26Tに当接されることとなる。さらに、第2の折曲板部32A、32Bそれぞれは、ガスケット41、42の前面に当接し、ガスケット41、42を介して前面21F、22Fに係合することとなる。
本実施形態における支持バー13は、例えば、内部に濾材パック11が取り付けられ、かつ四角枠形に組み立てられた、フィルタ枠12の前面側から押し入れられることにより、天地枠部21、22の内面21N、22Nの間に嵌め入れられる。但し支持バー13は、フィルタ枠12が組み立てられるのと同時に、内面21N、22Nの間に嵌め入れられても良い。また、本実施形態では、第2の折曲板部32A、32Bは、ガスケット41、42を介して天地枠部21、22の前面21F、22Fに係合したが、前面21F、22Fに直接当接して係合しても良い。この場合、ガスケット41、42は、第2の折曲板部32A、32Bの前方に取り付けられる。
次に、本実施形態における支持バーの作用について説明する。濾材パック11に高風圧のエアが前方から後方に向けて通過されると、濾材パック11に大きな力が作用され、それに伴い濾材パック11に接着された天地枠部21、22は、前端部側が互いに近づくようにねじれ変形しようとして、支持バー13を押圧する。このような押圧に抗して支持バー13は、天地枠部21、22の内面を外側に向けて押圧し、これにより上記ねじれ変形が防止される。本実施形態では、このような天地枠部21、22のねじれ変形の防止により、濾材パック11のたわみ変形が抑制され、フィルタ10の耐圧性能を向上させることができる。特に、本実施形態では、支持バー13は、曲げや圧縮に対して十分な強度を有する剛体で形成され、上記天地枠部21、22の押圧によって実質的に変形しないので、より有効に濾材パック11のたわみ変形を防止できる。
濾材パック11は、支持バー13が設けられない場合、両側枠部から最も遠い位置にある左右方向Lにおける中央位置が最もたわみ変形する。本実施形態では、そのたわみ変形の大きい箇所に対応した位置に支持バー13が設けられているので、濾材パック11のたわみ変形が有効に防止される。
天地枠部21、22の内面21N、22Nに当接する第1の折曲板部31A、31Bそれぞれは、細長板部30に対して前方内側に鋭角に傾けられている。したがって、支持バー13は、天地枠部21、22のねじれ変形により、天地枠部21、22に押圧されても、前方に向けて押し出されるようなことはない。また、支持バー13は第2の折曲板部32A、32Bによって、天地枠部21、22の前面に係合されているので、天地枠部21、22の上記押圧によって後方に押し進められるようなこともない。以上の構成により、本実施形態に係る支持バー13は、フィルタ枠12に安定して取り付けられ、天地枠部21、22の押圧によってフィルタ枠12から外れるようなことはない。
さらに、本実施形態では、支持バー13は、剛体で形成されおり、内面21N、22N間に押し入れられて取り付けられるとき、第1の折曲板部31A、31Bと内面21N、22Nとの間の摩擦は大きくなる。しかし、本実施形態では、第1の折曲板部31A、31Bそれぞれは、接続部分C1、C2のみが内面21N、22Nに当接し、これらに線接触している。したがって、支持バー13が押し入れられるとき上記摩擦は小さく抑えられ、支持バー13は比較的容易に押し入れられて取り付けられる。また、支持バー13は、所定の位置まで押し入られると第2の折曲板部32A、32Bが前面21F、22Fに係合するので、取り付けられる際、後方に進入し過ぎて濾材パック11を破損するようなこともない。
なお、本実施形態では、支持バー13は1本のみしか設けられなかったが、2本以上設けられても良い。但し、1本ないし2本の支持バー13で十分にフィルタの耐圧性能を向上させることができるので、支持バー13は1本ないし2本設けられることが好ましい。支持バー13が複数設けられる場合、隣接する支持バーの離間距離は互いに等しく、またその離間距離は、各側枠部とその側枠部に隣接する支持バーとの離間距離に等しいことが好ましい。
次に、本発明の効果を実証するために、以下の実施例及び比較例に係るエアフィルタについて評価を行った。
[実施例]
幅1678mm、高さ658mm、厚さ68mmの上記実施形態で説明したエアフィルタを用意した。このエアフィルタには、長さ658mm、幅38mmの支持バーがフィルタの幅方向における中央部に設けられていた。支持バーにおいて、細長板部の長さは630mmであり、第1の折曲板部及び側折曲板部の高さは7mmであり、また第2の折曲板部はその長さが14mmであって、細長板部に平行であった。第1の折曲板部は、細長板部から84°折り曲げられていた。
[比較例]
支持バーが設けられない以外は、実施例と同様のエアフィルタを用意した。
[たわみ試験]
実施例、比較例のエアフィルタに前面側から100〜450Paの風圧のエアを通過させ、そのときの濾材パックのたわみ量を測定した。たわみ量は、実施例のエアフィルタについては、幅方向における中央位置(A点)、及びA点と左側枠部との間の中央位置(B点)において測定した。なお、A点及びB点は、エアフィルタの高さ方向における中央位置に配置されていた。また、比較例のエアフィルタについては、A点のたわみ量についてのみ測定した。
図5にたわみ試験における風圧とたわみ量の関係を示す。図5に示すように、支持バーを設けなかった比較例では、低風圧のときほとんどたわむことが無かったが、高風圧(450Pa)にすると、A点におけるたわみ量が顕著に増大し、濾材パックは大きくたわみ変形されていたことが理解できる。一方、実施例では、A点において濾材パックは実質的にたわむことが無かった。また、最もたわみ量が大きくなると予想されるB点においては、低風圧のときに多少たわむものの、高風圧にしたときもたわみ量はそれ程増大せず、高風圧時の濾材パックのたわみを効果的に抑制できたことが理解できる。
本発明の一実施形態に係るエアフィルタの斜視図である。 図1におけるII−II線に沿う断面図である。 支持バーの側面図である。 支持バーの一方の端部を示す斜視図である。 実施例及び比較例におけるエアフィルタをたわみ試験で評価したときの、圧力とたわみ量の関係を示すグラフである。
符号の説明
10 エアフィルタ
11 濾材パック
12 フィルタ枠
13 支持バー
21 天枠部
22 地枠部
23 左枠部(側枠部)
24 右枠部(側枠部)
30 細長板部
31A、31B 第1の折曲板部
32A、32B 第2の折曲板部
C1、C2 接続部分

Claims (9)

  1. 互いに対向する両側枠部と、前記両側枠部の一端部を接続する地枠部と、前記地枠部に対向しかつ前記両側枠部の他端部を接続する天枠部とによって構成され、前後に開口された四角枠形を呈し、前方側の開口部から後方側の開口部に向けてエアが通過されるエアフィルタ枠と、
    濾材シートが多数の折り目に沿ってひだ折り加工されて形成され、ひだ山を多数有し、折り目方向における両端部それぞれが前記天枠部及び地枠部それぞれの内面に接着され、かつひだ山が並べられる方向における両端部それぞれが前記両側枠部の内面に接着されて、前記エアフィルタ枠の内部に前記ひだ山が前記天枠部、前記地枠部の長手方向に沿って並べられるように取り付けられるひだ折り加工材と
    前記前方側の開口部において、前記天枠部と前記地枠部の間、かつ前記ひだ折り加工濾材の前面よりも前側に渡される支持バーとを備え、
    前記ひだ折り加工濾材の前面は、前記天枠部及び前記地枠部の前面より後方側に配置されており、前記支持バーは、前記天枠部及び前記地枠部の内面の間に嵌入されて、前記天枠部と前記地枠部の間に渡されることで前記天枠部および前記地枠部の前端部側が互いに近づくねじれ変形を防止する
    ことを特徴とするエアフィルタ。
  2. 前記支持バーは、前記折り目方向に延びる細長板部と、その細長板部の両端それぞれに連設され、前記細長板部から前方内側に鋭角に折り曲げられた形状を呈する前記第1の折曲板部とを有し、
    前記支持バーは、前記第1の折曲板部と前記細長板部との接続部分を、前記天枠部及び地枠部の内面それぞれに当接させるようにして、前記天枠部及び前記地枠部の内面の間に嵌入されていることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  3. 互いに対向する両側枠部と、前記両側枠部の一端部を接続する地枠部と、前記地枠部に対向しかつ前記両側枠部の他端部を接続する天枠部とによって構成され、前後に開口された四角枠形を呈し、前方側の開口部から後方側の開口部に向けてエアが通過されるエアフィルタ枠と、
    濾材シートが多数の折り目に沿ってひだ折り加工されて形成され、ひだ山を多数有し、折り目方向における両端部それぞれが前記天枠部及び地枠部それぞれの内面に接着され、かつひだ山が並べられる方向における両端部それぞれが前記両側枠部の内面に接着されて、前記エアフィルタ枠の内部に取り付けられるひだ折り加工濾材と、
    前記前方側の開口部において、前記天枠部と前記地枠部の間に渡され、その両端に前方に折り曲げられた第1の折曲板部を備える支持バーとを備え、
    前記支持バーは、前記両端を前記天枠部及び地枠部の内面それぞれに当接させるようにして、前記天枠部及び前記地枠部の内面の間に嵌入されている
    ことを特徴とするエアフィルタ。
  4. 前記支持バーは、前記折り目方向に延びる細長板部を備え、前記第1の折曲板部は、前記細長板部の両端にそれぞれ連設され、前記細長板部から前方内側に鋭角に折り曲げられた形状を呈し
    前記支持バーは、前記第1の折曲板部と前記細長板部との接続部分を、前記天枠部及び地枠部の内面それぞれに当接させるようにして、前記天枠部及び前記地枠部の内面の間に嵌入されていることを特徴とする請求項3に記載のエアフィルタ。
  5. 前記ひだ折り加工濾材の前面は、前記天枠部及び前記地枠部の前面より後方側に配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4の何れか一項に記載のエアフィルタ。
  6. 前記支持バーは、第1の折曲板部の先端部それぞれに連設され、前記第1の折曲板部から折り曲げられた形状を呈し、かつ前記天枠部及び前記地枠部それぞれの前面に係合する第2の折曲板部を有することを特徴とする請求項2〜請求項5の何れか一項に記載のエアフィルタ。
  7. 前記天枠部及び地枠部の前端部それぞれには、前記地枠部及び天枠部それぞれに向けて立ち上げられる立上片が設けられており、
    前記支持バーは、これら立上片の先端面の間に嵌入されて、前記天枠部と前記地枠部の間に渡されることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のエアフィルタ。
  8. 前記支持バーは剛体であることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のエアフィルタ。
  9. 前記支持バーは、前記折り目方向に延びる細長板部と、前記細長板部の一方の面から延出される上下一対の板部材とを有し、前記上下一対の板部材が、前記天枠部及び地枠部の間に嵌入されていることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
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