JP4473629B2 - パフおよびその製造方法並びにパフ用パウダー収容容器 - Google Patents

パフおよびその製造方法並びにパフ用パウダー収容容器 Download PDF

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Description

本発明は、内部に化粧用,薬用等のパウダーを収容可能なパフおよびその製造方法並びにパフ用パウダー収容容器に関するものである。
従来から、内部にパウダー化粧料等のパウダーを収容したパフがよく用いられている。このようなパフとして、図17に示すように、布製の袋31内に、内部に粉32aを入れた布袋32と、スポンジ等の成形剤33とを収容するようにした粉内蔵のパフが提案されている(例えば、特許文献1参照)。図において、31aは上記袋31の片側面に設けた毛である。
また、パフの製造方法としては、図18に示すように、内部にスポンジ等の弾性材35を収容した化粧用パフの製造方法であって、上側生地36の起毛面36aと下側生地37の起毛面37aとを対面させた状態で上記両生地36,37を重ね合わせ、ついで、上記両生地36,37の周縁近傍部分を、その一部を残した状態で縫着し、つぎに、上記一部に形成される開口(すなわち、反転用開口)(図示せず)に上記両生地36,37を通して反転させながら上記反転用開口に弾性材35を挿入し、これにより、内部に弾性材35を収容するようにした方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、図19に示すように、内部に内袋39とスポンジ体等のクッション材40とを収容し上記内袋39内にパウダー39aを内蔵したパウダー入り縫製パフの製造方法であって、布帛42(後述するパフ本体41の片面を構成する)と、略中央で重ね合わせた上下一対の布帛43,44(上記パフ本体41の片面と反対側の面を構成する)とを中表状態に重ね合わせ、ついで、これら各布帛42〜44の周縁部の全周を縫合わせて袋状にすることでパフ本体41を作製し、つぎに、上記上下一対の布帛43,44の重ね合わせ部分に形成される開口45に上記布帛42〜44を通して裏返したのち、上記開口45から内袋39とクッション材40を挿入するようにした方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
実開昭58−71314号公報 特開平10−23920号公報 実用新案登録第3076406号公報
しかしながら、図17に示す粉内蔵のパフでは、布袋32内に収容された粉32aを使い切ると、新しい粉内蔵のパフを買わなければならないという問題がある。また、図18に示す化粧用パフは、内部に弾性材35だけを収容しているが、上記の粉内蔵のパフのように、化粧用パフ内に弾性材35とともに、粉32aを入れた布袋32をも収容する場合には、その製造方法において、上側生地36と下側生地37とを反転させるときに、布袋32内の粉32aが布袋32外に漏れたり、こぼれたりして、弾性材35や周囲の他物を汚したり、仕上がり状態が悪くなったりするという問題がある。しかも、上記反転時に、弾性材35のような弾性を有しない(粉32aを入れた)布袋32を、反転用開口のような小さい穴に通す作業は、かなり高度な技術を要することであり、容易には行えないという問題もある。しかも、布袋32内の粉32aを使い切ると、新しいパフを購入し、もしくは内部から布袋32を取り出して新しい布袋32と交換し、これを内部に収容しなければならないという問題もある。
また、図19に示すパウダー入り縫製パフの製造方法でも、上下一対の布帛43,44の重ね合わせ部分に形成される開口45から内袋39を挿入するときに、内袋39内のパウダー39aが内袋39外に漏れたり、こぼれたりして、クッション材40や周囲の他物を汚したり、仕上がり状態が悪くなったりするという問題がある。しかも、内袋39内のパウダー39aを使い切ると、新しいパフを購入し、もしくは内部から内袋39を取り出して新しい内袋39と交換し、これを内部に収容しなければならないという問題もある。しかも、3枚の布帛42〜44を使用しているため、原料コストがアップし、部品点数が増えるうえ、縫製する工程も増えるという問題もある。しかも、上記上下一対の布帛43,44の重ね合わせ状態を美しくするために、上記両布帛43,44の位置合わせが重要となり、縫製自体が複雑となるうえ、製造コストがアップするという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、パウダーを収容せずに使用することもでき、パウダー内蔵の場合も、パウダーを使い切っても容易に継続使用することができ、しかも、パフ本体や周囲の他物を汚すことがなく、仕上がり状態も良好で、しかも、作業に高度な技術を要せず、少ない工程で容易に縫製することができ、安価で、パウダーを内蔵可能なパフおよびその製造方法並びにパフ用パウダー収容容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、少なくとも一部がパウダーの通過面に形成された袋状のパフ本体と、少なくとも一部がパウダーの通過面に形成され上記パフ本体内に収容されたパウダー収容用の内袋とを備え、上記パフ本体に開口部を設け、上記内袋からパウダー充填用の充填口部を延設し、この充填口部を上記パフ本体内に収容可能にし、かつ、上記パフ本体の開口部からパフ本体外に延出可能に構成したパフを第1の要旨とし、少なくとも一部がパウダーの通過面に形成されたパフ本体を構成する2枚の基材を、それぞれの表面側を対向させて重ね合わせ、ついで、これら2枚の基材の外周部を、一部を開口部として残して接合し、つぎに、上記2枚の基材に、少なくとも一部がパウダーの通過面に形成された内袋を、この内袋から延設されるパウダー充填用の充填口部を上記開口部に対応する位置から上記両基材外に延出させた延出状態で、重ね合わせ、つぎに、上記両基材を上記開口部を通過させて反転させながら、上記延出状態を保持して上記内袋をも上記開口部を通過させることにより、上記開口部からパフ本体外に上記充填口部を延出させた状態で、内袋が内蔵された袋状のパフ本体を作製し、つぎに、上記充填口部に形成されたパウダーの充填口からパウダーを充填して内袋内に収容したのち、上記充填口部をパフ本体内に収容するようにしたパフの製造方法を第2の要旨とし、上記のパフの内袋内に充填するためのパウダーが収容されたパフ用パウダー収容容器であって、少なくとも一部が、内袋から延設した充填口部に挿入可能な形状に形成され、この挿入可能な部分に開封可能部が形成され、この開封可能部を開封した状態で、上記収容されたパウダーを内袋内に充填するようにしたパフ用パウダー収容容器を第3の要旨とする。
すなわち、本発明のパフは、パフ本体内に収容されたパウダー収容用の内袋からパウダー充填用の充填口部を延設し、この充填口部を上記パフ本体内に収容可能にし、かつ、上記パフ本体の開口部からパフ本体外に延出可能に構成している。したがって、本発明のパフでは、内袋内に収容したパウダーを使い切っても、パフ本体内に収容した充填口部をパフ本体の開口部からパフ本体外に延出し、上記充填口部から交換用のパウダーを充填して内袋内に収容したのち、再度充填口部をパフ本体内に収容することができ、これにより、内袋に簡単にパウダーを充填することができ、継続使用が可能になるうえ、パウダーの交換だけであるため、安価でもある。しかも、本発明のパフの製造方法では、パフ本体を構成する2枚の基材を反転させる作業は、パウダーを収容していない内袋を用いて行うことができる。したがって、パウダーが内袋のパウダーの通過面から漏れたり、こぼれたりして、パフ本体や周囲の他物等を汚したり、仕上がり状態が悪くなったりすることがないうえ、上記開口部を通過させやすくなり、高度な技術を必要とせず、作業が非常にしやすくなる。しかも、最終工程でパウダーを内袋内に充填するため、工程中でパフ本体や周囲の他物等を汚すことがない。しかも、2枚の基材だけでパフ本体を作製することができ、原料コストが安価になる。しかも、上記両基材を接合する際にも、位置合わせをしたり、段階的に縫製したりする必要がなく、少ない工程で容易に縫製することができ、製造コストが安価になる。また、本発明のパフ用パウダー収容容器によれば、その開封可能部を開封した状態で、パウダーを内袋内に容易に充填することができ、便利である。なお、本発明において、「パウダー」とは、メイクアップ用の化粧用パウダーでも、シッカロール(R)やベビーパウダー等の薬用パウダーでも、その他の各種パウダーでもよい。すなわち、本発明のパフは、パウダー内蔵用パフとして用いると、最適である。
本発明のパフにおいて、上記パフ本体内に内袋とともにクッション材が収容されていると、上記パフ本体の成形性が良く、しかも、扱いやすくなる。一方、本発明のパフの製造方法において、上記両基材に、内袋とクッション材を重ね合わせ、上記両基材を上記開口部を通過させて反転させながら、上記内袋とクッション材をも上記開口部を通過させることにより、内袋とクッション材が内蔵された袋状のパフ本体を作製すると、製造されたパフは、上記の優れた効果を奏する。
本発明のパフにおいて、上記内袋の片面がパウダーの通過面に形成され、この通過面が、パフ本体に形成されたパウダーの通過面に対向していると、上記内袋内に収容されたパウダーが、内袋のパウダーの通過面を通過して内袋外に出たのち、パフ本体のパウダーの通過面を通過してパフ本体外に出て来るため、素早くパウダーをパフ本体外に取り出すことができる。
本発明のパフにおいて、上記充填口部が、その内部通路が閉じられた状態でパフ本体内に収容されていると、上記内袋内に収容されたパウダーが、充填口部の内部通路を通って内袋外に出て来ることが防止される。一方、本発明のパフの製造方法において、上記充填口部の充填口からパウダーを充填したのち、上記充填口部の内部通路を閉じた状態で上記充填口部をパフ本体内に収容するようにすると、製造されたパフは、上記の優れた効果を奏する。なお、本発明において、「充填口部が、その内部通路が閉じられた状態で」とは、「パウダーが充填口部から漏れ出ない状態にする」ことを意味し、例えば、充填口部を折り畳むことや充填口部を捻じることが考えられる。
本発明のパフにおいて、上記パフ本体内に収容された充填口部をパフ本体の開口部からパフ本体外に引き出すための引き出し手段を備えていると、パウダーを使い切った場合にも、上記引き出し手段により充填口部をパフ本体の開口部からパフ本体外に引き出し、交換用のパウダーを再充填して内袋内に収容することで、継続使用が可能になる。
本発明のパフの製造方法において、上記パフ本体内に収容された充填口部をパフ本体の開口部よりパフ本体外に延出させて上記充填口部の内部通路を開け、その状態で、上記充填口部の充填口からパウダーを再充填して内袋内に収容し、そののち、上記充填口部の内部通路を閉じた状態で再度上記充填口部をパフ本体内に収容するようにすると、上記内袋内に収容されたパウダーを使い切ったのち、上記内袋内にパウダーを再充填し、継続使用することができる。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1〜図4は本発明のパウダー内蔵用パフの一実施の形態を示している。この実施の形態では、パウダー内蔵用パフとして化粧用パフを用い、パウダーとしてパウダー化粧料を用いている。これらの図において、1は袋状に形成されたパフ本体であり、上下一対の布帛(基材)2,3の外周縁部同士を、後述する反転通過用開口部11(図4参照)を除いた状態で縫製したもので構成されている。上記両布帛2,3としては、織物,編物,不織布等からなる基体2a,3aの表面に、パウダー化粧料4が付着するのに適したパイル2b,3b等を設けたものが用いられている。また、上記両布帛2,3の基体2a,3aのうち、少なくとも下側布帛3の基体3aは、その目が粗く形成されており、これにより、パウダー化粧料4が通過しうるパウダー化粧料4の通過面に形成されている。
5は上記上側布帛2にこれを前後に横断するようにして配設されたテープである。このテープ5は、その両端部(この実施の形態では、前後両端部)が上記下側布帛3の外周縁部の相対向する端部(この実施の形態では、前後両端部)に固定されたものである(すなわち、下側布帛3の表面側に前後横断状に架設されたものである)が、使用状態では、上記したように、上方に折り返されて上側布帛2の表面側に配設されるようにしている。また、上記両布帛2,3の一部が、上記両布帛2,3を縫製する際に、縫製されておらず、この(縫製されていない)部分に形成される隙間で、上記反転通過用開口部11が構成されている。
6は内袋であり、外部からパウダー化粧料4を充填して内部に収容できるようにしている。この内袋6は、図5〜図7に示すように、内部にパウダー化粧料4が収容される円形袋状のパウダー収容部13と、このパウダー収容部13から延びる充填口部14とからなり、この充填口部14の先端開口がパウダー充填口14aに形成されている。また、上記内袋6は、目が非常に細かい(すなわち、パウダー化粧料4がほとんど通過しない)上側シート15と、目が粗く形成された(すなわち、パウダー化粧料4が通過しうるパウダー化粧料4の通過面に形成された)下側シート16とからなり、これら両シート15,16がともに織物,編物,不織布等からなっている。7は略円柱形状のスポンジ等のクッション材であり、上記パフ本体1内に、クッション材7を上側に配設し内袋6を下側に配設した(すなわち、内袋6の上側シート15をクッション材7に対面させ下側シート16を下側布帛3に対面させた)状態で、収容されている。このクッション材7により、内袋6内のパウダー化粧料4が上側布帛2側に移動するのを、防ぐことができ、しかも、上記内袋6の上側シート15がパウダー化粧料4の通過面に形成されている場合にも、上記クッション材7で上記パウダー化粧料4の移動を防ぐことができる。また、上記収容状態では、上記充填口部14は折り畳まれている(図4参照)。
また、図8に示す充填用容器(パフ用パウダー収容容器)20を用い、上記内袋6のパウダー収容部13にパウダー化粧料4を充填するようにしている。上記充填用容器20は、内部にパウダー化粧料4が収容された上面開口を有する試験管形状の容器本体21と、この容器本体21の上端部の外周面に形成されたねじ部21a(図9参照)に螺合する蓋部22とからなり、上記容器本体21の全体が、上記内袋6の充填口部14に挿入可能な形状に形成されている。そして、上記容器本体21から蓋部22を取り外した(すなわち、開封した)状態で、上記容器本体21を上記内袋6の充填口部14に挿入し、上記容器本体21の面開口から内袋6のパウダー収容部13内にパウダー化粧料4を充填することを行う(図9参照)。
このような化粧用パフは、つぎのようにして製造することができる。すなわち、まず、上側布帛2と下側布帛3とを、互いに表面側を対面させて重ね合わせ、ついで、これら対面する両布帛2,3の外周縁部同士を、その一部を残して縫製し、つぎに、予め重ね合わせておいた内袋6とクッション材7と(このとき、内袋6の上側シート15がクッション材7に対面するようにしておく)を、クッション材7と上側布帛2とが対面するように重ね合わせる。このとき、内袋6の充填口部14を、上記残した部分に形成される開口(すなわち、反転通過用開口部)11に対応する位置に位置決めし、この位置を通り、この位置から上記両布帛2,3外に延出させる延出状態にしておく。つぎに、上記反転通過用開口部11に両布帛2,3を通して反転させるとともに、この反転の際に一緒に内袋6とクッション材7とを上記反転通過用開口部11に通す(このとき、内袋6の下側シート16が下側布帛3に対面するようになる)。また、上記反転の際には、内袋6の充填口部14を反転通過用開口部11に対応する位置から上記両布帛2,3外に延出させる延出状態を保持しておく。これにより、内袋6の充填口部14を反転通過用開口部11からパフ本体1外に突出させた状態で、内部に内袋6とクッション材7とが収容された袋状のパフ本体1を作製することができる(図10参照)。つぎに、このパフ本体1を垂直姿勢にしてその反転通過用開口部11を上に向け、パウダー化粧料4の充填機(図示せず)から延びるノズル18(図11参照。テープ5は図示せず)を、充填口部14の充填口14aから充填口部14内に挿入し、上記ノズル18からパウダー化粧料4をパウダー収容部13内に噴出して所定量を収容し、つぎに、上記ノズル18を充填口部14から引き抜く。つぎに、内袋6の充填口部14を折り畳みながらパフ本体1内に収容することを行う。なお、上記充填機に代えて、ポンプを用いてもよい。
また、内袋6内に収容したパウダー化粧料4を使い切った場合には、パフ本体1内に収容した充填口部14を反転通過用開口部11からパフ本体1外に引き出し、上記充填口部14に充填用容器20を開蓋した状態で挿入し、充填用容器20の上面開口から交換用のパウダー化粧料4を充填して内袋6のパウダー収容部13内に収容し、そののち、上記充填口部14から充填用容器20を引き出し、再度充填口部14をパフ本体1内に収容することを行う。
このように、上記実施の形態では、内袋6内に収容したパウダー化粧料4を使い切っても、簡単に交換用のパウダー化粧料4を充填して内袋6内に収容することができるため、継続使用が可能で、かつ安価でもある。しかも、2枚の布帛2,3を反転させる作業時には、内袋6内にパウダー化粧料4が収容されていないため、パウダー化粧料4が漏れたり、こぼれたりして、パフ本体1や周囲の他物等を汚したり、仕上がり状態が悪くなったりすることがないうえ、反転通過用開口部11を通過させやすくなり、高度な技術を必要とせず、作業が非常にしやすくなる。しかも、最終工程でパウダー化粧料4を内袋6内に充填するため、工程中でパフ本体1や周囲の他物等を汚すことがない。しかも、2枚の布帛2,3を縫製するにも、位置合わせや段階的に縫製する必要がないため、少ない工程で容易に実施することができるうえ、製造コストが安価になる。しかも、最終工程にてパウダー化粧料4を充填するため、工程中にて製品を汚すことがない。しかも、上記両布帛2,3を縫製する際にも、位置合わせをしたり、段階的に縫製したりする必要がなく、少ない工程で容易に縫製することができうえ、製造コストが安価になる。しかも、再充填の作業は、充填用容器20を用い、簡単に行える。
図12は上記内袋6の変形例を示している。この例では、上記内袋6の充填口部14の充填口14aの上側シート15もしくは下側シート16(この例では、上側シート15)から舌片(引き出し手段)21が延設されており、充填口部14を反転通過用開口部11からパフ本体1外に引き出す際に利用される。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この例の内袋6を用いた場合にも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図13は上記内袋6の他の変形例を示している。この例では、リング(引き出し手段)22を準備し、上記内袋6の充填口部14を折り畳んでパフ本体1内に収容する際に、充填口部14にリング22を挿入し、これを、折り畳んだ充填口部14の部分で保持するようにしている。上記リング22も、上記充填口部14を反転通過用開口部11からパフ本体1外に引き出す際に利用される。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この例の内袋6を用いた場合にも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図14は上記内袋6のさらに他の変形例を示している。この例では、上記内袋6の充填口部14の折り返し部分(すなわち、上記内袋6の充填口部14を折り畳んでパフ本体1内に収容する際に、生じる折り返し部分)もしくはその近傍に紐(引き出し手段)23をに固定するようにしている。上記紐23も、上記充填口部14を反転通過用開口部11からパフ本体1外に引き出す際に利用される。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この例の内袋6を用いた場合にも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図15は上記充填用容器20の変形例を示している。この例では、上記充填用容器20は、内部にパウダー化粧料4が収容された合成樹脂製もしくは紙製等の筒状の容器本体24(この容器本体24の両端部はヒートシール等により閉塞されている)と、この容器本体24の一端部近傍に形成された切取可能部25(切り目等)とからなっており、使用時には、上記容器本体24から切取可能部25を切り取り、開封することを行う(図16参照)。
なお、上記実施の形態において、クッション材7はなくてもよい。また、パウダー化粧料4を充填していない化粧用パフと、充填用のパウダー化粧料4とをセットにして販売することも可能である。
また、上記実施の形態において、反転通過用開口部11が、テープ5の両端部の一方に対応する部分に設けられていてもよい。この場合には、テープ5を上方に折り返すことにより、上記反転通過用開口部11をテープ5で隠すことができる。したがって、上記反転通過用開口部11を封緘する手段(例えば、面ファスナー,ジッパー,ボタン等)を用いることなく、上記反転通過用開口部11を隠すことができるため、製造工程やコストをより一層削減することができる。
本発明のパフの一実施の形態を示す平面図である。 上記パフの正面図である。 上記パフの断面図である。 上記パフの要部の断面図である。 内袋の平面図である。 上記内袋の側面図である。 上記内袋の正面図である。 充填用容器の斜視図である。 上記充填用容器の開封状態を示す斜視図である。 上記パフの製造方法を示す断面図である。 上記パフの製造方法を示す説明図である。 上記内袋の変形例を示す斜視図である。 上記内袋の他の変形例を示す斜視図である。 上記内袋のさらに他の変形例を示す斜視図である。 上記充填用容器の変形例を示す斜視図である。 上記充填用容器の開封状態を示す斜視図である。 従来例を示す断面図である。 他の従来例を示す断面図である。 さらに他の従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 パフ本体
4 パウダー化粧料
6 内袋
11 反転通過用開口部
14 充填口部

Claims (10)

  1. 少なくとも一部がパウダーの通過面に形成された袋状のパフ本体と、少なくとも一部がパウダーの通過面に形成され上記パフ本体内に収容されたパウダー収容用の内袋とを備え、上記パフ本体に開口部を設け、上記内袋からパウダー充填用の充填口部を延設し、この充填口部を上記パフ本体内に収容可能にし、かつ、上記パフ本体の開口部からパフ本体外に延出可能に構成したことを特徴とするパフ。
  2. 上記パフ本体内に内袋とともにクッション材が収容されている請求項1記載のパフ。
  3. 上記内袋の片面がパウダーの通過面に形成され、この通過面が、パフ本体に形成されたパウダーの通過面に対向している請求項1または2記載のパフ。
  4. 上記充填口部が、その内部通路が閉じられた状態でパフ本体内に収容されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のパフ。
  5. 上記パフ本体内に収容された充填口部をパフ本体の開口部からパフ本体外に引き出すための引き出し手段を備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載のパフ。
  6. 少なくとも一部がパウダーの通過面に形成されたパフ本体を構成する2枚の基材を、それぞれの表面側を対向させて重ね合わせ、ついで、これら2枚の基材の外周部を、一部を開口部として残して接合し、つぎに、上記2枚の基材に、少なくとも一部がパウダーの通過面に形成された内袋を、この内袋から延設されるパウダー充填用の充填口部を上記開口部に対応する位置から上記両基材外に延出させた延出状態で、重ね合わせ、つぎに、上記両基材を上記開口部を通過させて反転させながら、上記延出状態を保持して上記内袋をも上記開口部を通過させることにより、上記開口部からパフ本体外に上記充填口部を延出させた状態で、内袋が内蔵された袋状のパフ本体を作製し、つぎに、上記充填口部に形成されたパウダーの充填口からパウダーを充填して内袋内に収容したのち、上記充填口部をパフ本体内に収容するようにしたことを特徴とするパフの製造方法。
  7. 上記両基材に、内袋とクッション材を重ね合わせ、上記両基材を上記開口部を通過させて反転させながら、上記内袋とクッション材をも上記開口部を通過させることにより、内袋とクッション材が内蔵された袋状のパフ本体を作製するようにした請求項6記載のパフの製造方法。
  8. 上記充填口部の充填口からパウダーを充填したのち、上記充填口部の内部通路を閉じた状態で上記充填口部をパフ本体内に収容するようにした請求項6または7記載のパフの製造方法。
  9. 上記パフ本体内に収容された充填口部をパフ本体の開口部よりパフ本体外に延出させて上記充填口部の内部通路を開け、その状態で上記充填口部の充填口からパウダーを再充填して内袋内に収容し、そののち、上記充填口部の内部通路を閉じた状態で再度上記充填口部をパフ本体内に収容するようにした請求項8記載のパフの製造方法。
  10. 請求項1記載のパフの内袋内に充填するためのパウダーが収容されたパフ用パウダー収容容器であって、少なくとも一部が、内袋から延設した充填口部に挿入可能な形状に形成され、この挿入可能な部分に開封可能部が形成され、この開封可能部を開封した状態で、上記収容されたパウダーを内袋内に充填するようにしたことを特徴とするパフ用パウダー収容容器。
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