JP2869344B2 - 洗濯用収納体 - Google Patents
洗濯用収納体Info
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Landscapes
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶けきらない粉石鹸が
洗濯物に付着してしまうのを防止するために粉石鹸の収
納体として用いられる洗濯用収納体に関する。特に、生
産性に優れている洗濯用収納体に関するものである。
洗濯物に付着してしまうのを防止するために粉石鹸の収
納体として用いられる洗濯用収納体に関する。特に、生
産性に優れている洗濯用収納体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯用収納体は、種々のものが製
造され販売されている。
造され販売されている。
【0003】図6は実開平4−125889号公報に開
示された粉石鹸の収納体を示す斜視図であり、胴部1a
と、蓋部1bと、底部1cとからなる筒型に縫製されて
いる。
示された粉石鹸の収納体を示す斜視図であり、胴部1a
と、蓋部1bと、底部1cとからなる筒型に縫製されて
いる。
【0004】胴部1aは、図7に示すように、通水性が
良くかつ粉石鹸の粒を通さない布を長方形に裁断したも
のであり、また、蓋部1bおよび底部1cは同様の布を
それぞれ円形に裁断したものである。
良くかつ粉石鹸の粒を通さない布を長方形に裁断したも
のであり、また、蓋部1bおよび底部1cは同様の布を
それぞれ円形に裁断したものである。
【0005】2は、胴部1aと蓋部1bとの接続部分に
設けられた開閉自在なファスナであり、収納体の袋口を
形成している。
設けられた開閉自在なファスナであり、収納体の袋口を
形成している。
【0006】このような洗濯用収納体は次のようにして
使用する。まず、ファスナ2を操作して袋口を開き、収
納体内に必要量の粉石鹸を入れる。次いで、袋口を閉
じ、洗濯物と一緒に収納体を洗濯機に投入する。収納体
が洗濯機に投入されると、収納体に収納された粉石鹸
が、洗濯槽の水に溶けて洗濯槽内に溶出する。これよ
り、洗濯物に粉石鹸が直接付着することが防止される。
使用する。まず、ファスナ2を操作して袋口を開き、収
納体内に必要量の粉石鹸を入れる。次いで、袋口を閉
じ、洗濯物と一緒に収納体を洗濯機に投入する。収納体
が洗濯機に投入されると、収納体に収納された粉石鹸
が、洗濯槽の水に溶けて洗濯槽内に溶出する。これよ
り、洗濯物に粉石鹸が直接付着することが防止される。
【0007】なお、他の洗濯用収納体としては、洗濯物
を収納して洗濯するために用いられるものとして、実開
昭64−43878号公報、実公昭60−21028号
公報に開示されたものがある。
を収納して洗濯するために用いられるものとして、実開
昭64−43878号公報、実公昭60−21028号
公報に開示されたものがある。
【0008】実開昭64−43878号公報に開示され
た洗濯用収納体は、平面視略L字形状に裁断された1枚
の網目状の布の両端部をそれぞれ内側に折り畳み、対向
する各辺をそれぞれ縫製することにより洗濯物を収納す
ることが可能な略四角錐形状の袋体で構成されている。
た洗濯用収納体は、平面視略L字形状に裁断された1枚
の網目状の布の両端部をそれぞれ内側に折り畳み、対向
する各辺をそれぞれ縫製することにより洗濯物を収納す
ることが可能な略四角錐形状の袋体で構成されている。
【0009】また、実公昭60−21028号公報に開
示された洗濯用収納体は、平面視ひし形に裁断された網
目状の布を2枚用意し、一方の布の各辺を他方の布の各
辺にそれぞれ対向させて各辺同士を縫製することにより
洗濯物を収納することが可能な正三角錐形状の袋体で構
成されている。
示された洗濯用収納体は、平面視ひし形に裁断された網
目状の布を2枚用意し、一方の布の各辺を他方の布の各
辺にそれぞれ対向させて各辺同士を縫製することにより
洗濯物を収納することが可能な正三角錐形状の袋体で構
成されている。
【0010】これらの洗濯用収納体は、洗濯物を出し入
れするための袋口を有しており、使用に際しては、この
袋口より洗濯物を収納して、洗濯機に投入する。
れするための袋口を有しており、使用に際しては、この
袋口より洗濯物を収納して、洗濯機に投入する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の洗濯用
収納体は、いずれも生地取り作業が面倒であり、生産性
に劣るという問題を有していた。
収納体は、いずれも生地取り作業が面倒であり、生産性
に劣るという問題を有していた。
【0012】すなわち、実開平4−125889号公報
に開示された粉石鹸の収納体は、蓋部1aと底部1cと
が円形となっており、裁断が煩雑であった。また、この
ものは、生地の取りしろ(図7中斜線で示した部分)A
が無駄となってしまうという問題も有していた。
に開示された粉石鹸の収納体は、蓋部1aと底部1cと
が円形となっており、裁断が煩雑であった。また、この
ものは、生地の取りしろ(図7中斜線で示した部分)A
が無駄となってしまうという問題も有していた。
【0013】また、実開昭64−43878号公報に開
示された洗濯物の収納体は、生地を略L字形状にとらな
ければならず裁断作業が煩雑であった。
示された洗濯物の収納体は、生地を略L字形状にとらな
ければならず裁断作業が煩雑であった。
【0014】また、実公昭60−21028号公報に開
示された洗濯物の収納体は、ひし形に裁断された生地を
2つ用意しなければならず、手間のかかるものであっ
た。
示された洗濯物の収納体は、ひし形に裁断された生地を
2つ用意しなければならず、手間のかかるものであっ
た。
【0015】これとともに、これらの洗濯用収納体は、
作成する際に多くの箇所を縫製しなければならず、縫製
に手間がかかるという問題も有していた。
作成する際に多くの箇所を縫製しなければならず、縫製
に手間がかかるという問題も有していた。
【0016】一方、実開平4−125889号公報に開
示された粉石鹸の収納体は、筒型に形成されていたの
で、洗濯槽内で揉まれにくいという欠点があり、収納さ
れた粉石鹸がとけにくく、石鹸水が洗濯槽内に溶出しに
くいという問題もあった。
示された粉石鹸の収納体は、筒型に形成されていたの
で、洗濯槽内で揉まれにくいという欠点があり、収納さ
れた粉石鹸がとけにくく、石鹸水が洗濯槽内に溶出しに
くいという問題もあった。
【0017】これに対し、実開昭64−43878号、
実公昭60−21028号公報に開示された洗濯物の収
納体は、略四角錐形状、正三角錐形状となっていたの
で、洗濯槽内で揉まれやすいという利点を有してはいる
が、これらのものを、粉石鹸の収納体として用いようと
しても、これらの収納体は、網目状の布で構成されてい
るので、網目を通して粉石鹸がもれやすく、実用的では
ない。また、仮に粉石鹸の粒を通さない素材を用いて構
成したとしても、縫製箇所が多いので、この部分に粉石
鹸が溶け残りやすい。
実公昭60−21028号公報に開示された洗濯物の収
納体は、略四角錐形状、正三角錐形状となっていたの
で、洗濯槽内で揉まれやすいという利点を有してはいる
が、これらのものを、粉石鹸の収納体として用いようと
しても、これらの収納体は、網目状の布で構成されてい
るので、網目を通して粉石鹸がもれやすく、実用的では
ない。また、仮に粉石鹸の粒を通さない素材を用いて構
成したとしても、縫製箇所が多いので、この部分に粉石
鹸が溶け残りやすい。
【0018】本発明の目的は、以上のような従来の洗濯
用収納体における問題点を解決し、生産性に優れている
とともに、洗濯槽内で揉まれやすく、粉石鹸の収納体と
して用いても良好な洗濯用収納体を提供することにあ
る。
用収納体における問題点を解決し、生産性に優れている
とともに、洗濯槽内で揉まれやすく、粉石鹸の収納体と
して用いても良好な洗濯用収納体を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の洗濯用収納体は、通水性がよく、かつ
紛石鹸の粒を通さない1枚の長方形に裁断された布を縫
製することにより、略三負錐形状に形成された袋状の収
納体であって、この収納体の角部が丸形に形成されるよ
うに前記布が裁断されているとともに、前記布の短辺同
士の対向部分にファスナが設けられて前記収納体の斜面
にこのファスナによる収納体の袋口が形成されているこ
とを特徴とする。
に請求項1記載の洗濯用収納体は、通水性がよく、かつ
紛石鹸の粒を通さない1枚の長方形に裁断された布を縫
製することにより、略三負錐形状に形成された袋状の収
納体であって、この収納体の角部が丸形に形成されるよ
うに前記布が裁断されているとともに、前記布の短辺同
士の対向部分にファスナが設けられて前記収納体の斜面
にこのファスナによる収納体の袋口が形成されているこ
とを特徴とする。
【0020】請求項2記載の洗濯用収納体は、請求項1
記載の洗濯用収納体において、前記布の縦横の長さの比
は、略1:2であることを特徴とする。
記載の洗濯用収納体において、前記布の縦横の長さの比
は、略1:2であることを特徴とする。
【0021】
【作用効果】請求項1記載の洗濯用収納体によれば、長
方形に裁断された1枚の布を縫製することにより、袋状
の収納体が形成されるようになっているので、生地取り
作業が行ないやすく、また、生地の取りしろが無駄にな
りにくい。
方形に裁断された1枚の布を縫製することにより、袋状
の収納体が形成されるようになっているので、生地取り
作業が行ないやすく、また、生地の取りしろが無駄にな
りにくい。
【0022】したがって、この洗濯用収納体によれば、
生産性に優れているという利点が得られる。
生産性に優れているという利点が得られる。
【0023】さらに次のような作用効果が得られる。 (i)収納体は、通水性を有し、かつ粉石鹸の粒を通さ
ない性質を備えた布により構成されているので、収納体
から洗濯槽内に粉石鹸が粒のままもれてしまうことがな
く、洗濯槽内に投入されている洗濯物へ粉石鹸が付着す
るのを防止することができる。
ない性質を備えた布により構成されているので、収納体
から洗濯槽内に粉石鹸が粒のままもれてしまうことがな
く、洗濯槽内に投入されている洗濯物へ粉石鹸が付着す
るのを防止することができる。
【0024】(ii)袋状の収納体は、略三角錐形状に
形成されているので、洗濯槽内の水流や洗濯槽内に投入
されている洗濯物等の抵抗を受けやすく、揉まれやす
い。
形成されているので、洗濯槽内の水流や洗濯槽内に投入
されている洗濯物等の抵抗を受けやすく、揉まれやす
い。
【0025】したがって、収納体に収納された粉石鹸が
よく溶けて石鹸水が洗濯槽内に溶出しやすいという利点
が得られる。
よく溶けて石鹸水が洗濯槽内に溶出しやすいという利点
が得られる。
【0026】(iii)収納体の角部が丸く形成されて
いるので、角部に粉石鹸が溜まりにくく、収納体内に粉
石鹸が溶け残りにくくなる。したがって、効率よく洗濯
水が得られる。
いるので、角部に粉石鹸が溜まりにくく、収納体内に粉
石鹸が溶け残りにくくなる。したがって、効率よく洗濯
水が得られる。
【0027】(iv)略三角錐形状に形成された袋状の
収納体における角部が丸形に形成されるように、布が裁
断されているので、裁断時の取りしろに若干の無駄が生
じるものの、収納体の内側に角部が大きく折り返されて
突出するようなことがなくなる。したがって、角部に粉
石鹸が一層溜まりにくくなり、収納体内に粉石鹸が溶け
残りにくくなって、一層効率よく洗濯水が得られる。
収納体における角部が丸形に形成されるように、布が裁
断されているので、裁断時の取りしろに若干の無駄が生
じるものの、収納体の内側に角部が大きく折り返されて
突出するようなことがなくなる。したがって、角部に粉
石鹸が一層溜まりにくくなり、収納体内に粉石鹸が溶け
残りにくくなって、一層効率よく洗濯水が得られる。
【0028】(v)収納体の袋口を形成するファスナが
収納体の斜面に設けられているので、ファスナを斜面上
で直線的にスライドさせることができ、ファスナの開閉
操作が行ないやすい。
収納体の斜面に設けられているので、ファスナを斜面上
で直線的にスライドさせることができ、ファスナの開閉
操作が行ないやすい。
【0029】(vi)しかも、ファスナが設けられた斜
面と対向する側は、逆山形となっているので、粉石鹸を
入れる際に収納体を下方から手で包むようにして保持す
ることもでき、粉石鹸の収納作業が行ないやすい。ま
た、収納体に収納された粉石鹸は、ファスナが設けられ
た斜面と対向する側の深い部位に収納されやすく、こぼ
れにくい。
面と対向する側は、逆山形となっているので、粉石鹸を
入れる際に収納体を下方から手で包むようにして保持す
ることもでき、粉石鹸の収納作業が行ないやすい。ま
た、収納体に収納された粉石鹸は、ファスナが設けられ
た斜面と対向する側の深い部位に収納されやすく、こぼ
れにくい。
【0030】(vii)ファスナが、布の短辺同士の対
向部分に設けられているので、短辺同士の対向部分を縫
製すると同時に袋口を構成することができ、収納体を作
成しやすい。また、結果として、ファスナが収納体の斜
面に配置されることとなる。
向部分に設けられているので、短辺同士の対向部分を縫
製すると同時に袋口を構成することができ、収納体を作
成しやすい。また、結果として、ファスナが収納体の斜
面に配置されることとなる。
【0031】請求項2記載の洗濯用収納体によれば、請
求項1記載の洗濯用収納体において、布の縦横の長さの
比が、略1:2としてあるので、収納体として理想的な
正三角錐に近い略正三角錐形状の収納体を得ることがで
きる。
求項1記載の洗濯用収納体において、布の縦横の長さの
比が、略1:2としてあるので、収納体として理想的な
正三角錐に近い略正三角錐形状の収納体を得ることがで
きる。
【0032】したがって、収納体が一層洗濯物等の抵抗
を受けて揉まれやすく、収納体に収納された粉石鹸が一
層よく溶けて石鹸水が洗濯槽内に溶出しやすいという利
点が得られる。
を受けて揉まれやすく、収納体に収納された粉石鹸が一
層よく溶けて石鹸水が洗濯槽内に溶出しやすいという利
点が得られる。
【0033】
【実施例】図1は本発明に係る洗濯用収納体の一実施例
を示す模式図で、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)は底面図、(d)は右側面図、(e)は背面図で
ある。図2は同じく展開図である。
を示す模式図で、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)は底面図、(d)は右側面図、(e)は背面図で
ある。図2は同じく展開図である。
【0034】これらの図面において、本実施例の洗濯用
収納体は、図1の各図に示すにように、略正三角錐形状
に形成された袋状の収納体である。
収納体は、図1の各図に示すにように、略正三角錐形状
に形成された袋状の収納体である。
【0035】本実施例は、洗濯用収納体を、粉石鹸の収
納体として構成したものであり、各角部20,21,2
2,23を丸形としてある。
納体として構成したものであり、各角部20,21,2
2,23を丸形としてある。
【0036】本実施例の粉石鹸の収納体は、比較的小さ
く、例えば、普通の大人が片手で持つことができる程度
の大きさに形成されている。
く、例えば、普通の大人が片手で持つことができる程度
の大きさに形成されている。
【0037】この洗濯用収納体は、図2に示すように、
長方形に裁断された1枚の布10を折り曲げて縫製する
ことにより全体として略正三角錐形状に形成されてい
る。布10は、縦横の長さL1:L2の比が、1:2と
なるように裁断されている。
長方形に裁断された1枚の布10を折り曲げて縫製する
ことにより全体として略正三角錐形状に形成されてい
る。布10は、縦横の長さL1:L2の比が、1:2と
なるように裁断されている。
【0038】図2において、30は角部20〜23(図
1参照)を丸形とするためのアール状の切り欠きであ
り、角部20〜23に対応する位置に形成してある。
1参照)を丸形とするためのアール状の切り欠きであ
り、角部20〜23に対応する位置に形成してある。
【0039】図2中の点線(符号d1,d2)は、折り
目を表している。また、同図において、符号P1,P1
は、折り目の下端位置を示しており、本実施例では、略
正三角錐形状の収納体が形成されるように、左右両側部
からともにL1/2の距離としてある。また、符号P2
は、折り目の上端位置を示しており、横方向の長さL2
の中心位置にくるようにしてある。
目を表している。また、同図において、符号P1,P1
は、折り目の下端位置を示しており、本実施例では、略
正三角錐形状の収納体が形成されるように、左右両側部
からともにL1/2の距離としてある。また、符号P2
は、折り目の上端位置を示しており、横方向の長さL2
の中心位置にくるようにしてある。
【0040】収納体を構成する布は、通水性を有し、か
つ粉石鹸の粒を通さない性質を備えたものが用いられ
る。
つ粉石鹸の粒を通さない性質を備えたものが用いられ
る。
【0041】布は、図3に示すように、表面材11,1
2と、これら表面材11,12の間に設けられた無数の
糸状体からなる中間材13とからなっている。このよう
な布としては、ナイロンやポリエステルあるいはポリプ
ロピレン等の化学繊維よりなるネット状の布がある。
2と、これら表面材11,12の間に設けられた無数の
糸状体からなる中間材13とからなっている。このよう
な布としては、ナイロンやポリエステルあるいはポリプ
ロピレン等の化学繊維よりなるネット状の布がある。
【0042】図1において、14は収納体の正面側の斜
面中央に設けられたファスナであり、収納体の正面側に
折り曲げられた布10の短辺c1,c2同士の対向部分
に縫いつけられている。このファスナ14が、収納体の
袋口を構成する。14aは収納体の頂部10aに設けら
れたカバーであり、ファスナ14を閉じたときに、ファ
スナ14のつまみ14bを覆うようになっている。この
カバー14aは、ファスナ14を短辺c1,c2の対向
部分に縫いつけるときに一緒に頂部10aに取り付けら
れる。
面中央に設けられたファスナであり、収納体の正面側に
折り曲げられた布10の短辺c1,c2同士の対向部分
に縫いつけられている。このファスナ14が、収納体の
袋口を構成する。14aは収納体の頂部10aに設けら
れたカバーであり、ファスナ14を閉じたときに、ファ
スナ14のつまみ14bを覆うようになっている。この
カバー14aは、ファスナ14を短辺c1,c2の対向
部分に縫いつけるときに一緒に頂部10aに取り付けら
れる。
【0043】このような洗濯用収納体は、次のようにし
て作成することができる。
て作成することができる。
【0044】まず、縦横の長さの比が1:2の長方形の
布10を生地より裁断する。この場合、生地が大きい寸
法を備えているものである場合には、図4に示すよう
に、一点鎖線LLに沿ってすき間なく生地を裁断するこ
とが可能となる。このように生地を裁断した場合には、
取りしろの無駄のない複数枚の布10を得ることができ
る。
布10を生地より裁断する。この場合、生地が大きい寸
法を備えているものである場合には、図4に示すよう
に、一点鎖線LLに沿ってすき間なく生地を裁断するこ
とが可能となる。このように生地を裁断した場合には、
取りしろの無駄のない複数枚の布10を得ることができ
る。
【0045】次に、図2中点線で示した折り目d1,d
1に沿って布10を谷折りする。そして、谷折りしたこ
とにより対向することとなる上辺a1,a2同士を、縫
いしろ分だけ内側に折り曲げて縫製する。次いで図2中
点線で示した折り目d2,d2に沿って布10を谷折り
することにより対向することとなる下辺b1,b11同
士および下辺b2,b22同士を、縫いしろ分だけ内側
に折り曲げて縫製する。
1に沿って布10を谷折りする。そして、谷折りしたこ
とにより対向することとなる上辺a1,a2同士を、縫
いしろ分だけ内側に折り曲げて縫製する。次いで図2中
点線で示した折り目d2,d2に沿って布10を谷折り
することにより対向することとなる下辺b1,b11同
士および下辺b2,b22同士を、縫いしろ分だけ内側
に折り曲げて縫製する。
【0046】そして、布10の短辺c1,c2同士の対
向部分にファスナ14とカバー14aとを一緒に縫いつ
ける。
向部分にファスナ14とカバー14aとを一緒に縫いつ
ける。
【0047】これにより、袋口を備えた略正三角錐形状
の収納体が形成されることとなる。
の収納体が形成されることとなる。
【0048】上述した洗濯用収納体によれば、次のよう
な利点が得られる。
な利点が得られる。
【0049】長方形に裁断された1枚の布10を縫製す
ることにより、袋状の収納体が形成されるようになって
いるので、生地取り作業が行ないやすく、また、生地の
取りしろが無駄になりにくい。
ることにより、袋状の収納体が形成されるようになって
いるので、生地取り作業が行ないやすく、また、生地の
取りしろが無駄になりにくい。
【0050】したがって、この洗濯用収納体によれば、
生産性に優れているという利点が得られる。
生産性に優れているという利点が得られる。
【0051】さらに次のような作用効果が得られる。 (i)収納体は、通水性を有し、かつ粉石鹸の粒を通さ
ない性質を備えた布により構成されているので、収納体
から洗濯槽内に粉石鹸が粒のままもれてしまうことがな
く、洗濯槽内に投入されている洗濯物へ粉石鹸が付着す
るのを防止することができる。
ない性質を備えた布により構成されているので、収納体
から洗濯槽内に粉石鹸が粒のままもれてしまうことがな
く、洗濯槽内に投入されている洗濯物へ粉石鹸が付着す
るのを防止することができる。
【0052】(ii)袋状の収納体は、略三角錐形状に
形成されているので、洗濯槽内の水流や洗濯槽内に投入
されている洗濯物等の抵抗を受けやすく、揉まれやす
い。
形成されているので、洗濯槽内の水流や洗濯槽内に投入
されている洗濯物等の抵抗を受けやすく、揉まれやす
い。
【0053】したがって、収納体に収納された粉石鹸が
よく溶けて石鹸水が洗濯槽内に溶出しやすいという利点
が得られる。
よく溶けて石鹸水が洗濯槽内に溶出しやすいという利点
が得られる。
【0054】(iii)収納体の角部が丸く形成されて
いるので、角部に粉石鹸が溜まりにくく、収納体内に粉
石鹸が溶け残りにくくなる。したがって、効率よく洗潅
水が得られる。
いるので、角部に粉石鹸が溜まりにくく、収納体内に粉
石鹸が溶け残りにくくなる。したがって、効率よく洗潅
水が得られる。
【0055】(iv)略三角錐形状に形成された袋状の
収納体における角部20〜23が丸形に形成されるよう
に、布が裁断されているので、裁断時の取りしろに若千
の無駄が生じるものの、収納体の内側に角部が大きく折
り返されて突出するようなことがなくなる。したがっ
て、角部に粉石鹸が一層溜まりにくくなり、収納体内に
粉石鹸が溶け残りにくくなって、一層効率よく洗濯水が
得られる。
収納体における角部20〜23が丸形に形成されるよう
に、布が裁断されているので、裁断時の取りしろに若千
の無駄が生じるものの、収納体の内側に角部が大きく折
り返されて突出するようなことがなくなる。したがっ
て、角部に粉石鹸が一層溜まりにくくなり、収納体内に
粉石鹸が溶け残りにくくなって、一層効率よく洗濯水が
得られる。
【0056】(v)収納体の袋口を形成するファスナ1
4が収納体の斜面に設けられているので、ファスナを斜
面上で直線的にスライドさせることができ、ファスナ1
4の開閉操作が行ないやすい。
4が収納体の斜面に設けられているので、ファスナを斜
面上で直線的にスライドさせることができ、ファスナ1
4の開閉操作が行ないやすい。
【0057】(vi)しかも、図5に示すように、ファ
スナ14が設けられた斜面と対向する側は、逆山形とな
っているので、粉石鹸を入れる際に収納体を下方から手
で包むようにして保持することができ、粉石鹸の収納作
業が行ないやすい。さらに、収納体に投入された粉石鹸
は、ファスナ14が設けられた斜面と対向する側の深い
部位15に収納されやすく、こぼれにくい。
スナ14が設けられた斜面と対向する側は、逆山形とな
っているので、粉石鹸を入れる際に収納体を下方から手
で包むようにして保持することができ、粉石鹸の収納作
業が行ないやすい。さらに、収納体に投入された粉石鹸
は、ファスナ14が設けられた斜面と対向する側の深い
部位15に収納されやすく、こぼれにくい。
【0058】なお、収納体は普通の大人が片手で持つこ
とができる程度の大きさに形成されているので、ファス
ナーを開いた収納体を一方の手で持ちながら、もう一方
の手で粉石鹸を入れるという操作が容易となる。
とができる程度の大きさに形成されているので、ファス
ナーを開いた収納体を一方の手で持ちながら、もう一方
の手で粉石鹸を入れるという操作が容易となる。
【0059】したがって、粉石鹸を入れる際の操作が行
ないやすい。
ないやすい。
【0060】(vii)ファスナ14が、布10の短辺
c1,c2同士の対向部分に設けられているので、短辺
c1,c2同士の対向部分を縫製すると同時に袋口を構
成することができ、収納体を作成しやすい。また、この
ように短辺c1,c2同士の対向部分に設けることによ
り、結果として、ファスナ14が収納体の斜面に配置さ
れることとなる。
c1,c2同士の対向部分に設けられているので、短辺
c1,c2同士の対向部分を縫製すると同時に袋口を構
成することができ、収納体を作成しやすい。また、この
ように短辺c1,c2同士の対向部分に設けることによ
り、結果として、ファスナ14が収納体の斜面に配置さ
れることとなる。
【0061】(vii)布の縦横の長さの比を1:2と
してあるので、収納体として理想的な正三角錐に近い略
正三角錐形状の収納体を得ることができる。
してあるので、収納体として理想的な正三角錐に近い略
正三角錐形状の収納体を得ることができる。
【0062】したがって、収納体が一層洗濯物等の抵抗
を受けて揉まれやすく、収納体に収納された粉石鹸が一
層よく溶けて石鹸水が洗濯槽内に溶出しやすいという利
点が得られる。
を受けて揉まれやすく、収納体に収納された粉石鹸が一
層よく溶けて石鹸水が洗濯槽内に溶出しやすいという利
点が得られる。
【0063】なお、上述した布10の縦横の長さ比は、
必ずしも正確に1:2とする必要はなく、収納体を略正
三角錐形状あるいは略三角錐形状に形成することが可能
な範囲であればよい。
必ずしも正確に1:2とする必要はなく、収納体を略正
三角錐形状あるいは略三角錐形状に形成することが可能
な範囲であればよい。
【0064】以上、本発明の実施例について説明した
が、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本
考案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
が、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本
考案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0065】
【図1】本発明に係る洗濯用収納体の一実施例を示す模
式図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底
面図、(d)は右側面図、(e)は背面図。
式図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底
面図、(d)は右側面図、(e)は背面図。
【図2】同じく展開図。
【図3】布の部分拡大断面図。
【図4】生地を裁断するときの説明図。
【図5】粉石鹸を入れるときの説明図。
【図6】従来の洗濯用収納体の斜視図。
【図7】同じく展開図。
10 布 14 ファスナ 20,21,22,23 角部
Claims (2)
- 【請求項1】 通水性がよく、かつ粉石鹸の粒を通さな
い1枚の長方形に裁断された布を縫製することにより、
略三角錐形状に形成された袋状の収納体であって、この
収納体の角部が丸形に形成されるように前記布が裁断さ
れているとともに、前記布の短辺同士の対向部分にファ
スナが設けられて前記収納体の斜面にこのファスナによ
る収納体の袋口が形成されていることを特徴とする洗濯
用収納体。 - 【請求項2】 前記布の縦横の長さの比は、略1:2で
あることを特徴とする請求項1記載の洗濯用収納体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261675A JP2869344B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 洗濯用収納体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261675A JP2869344B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 洗濯用収納体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898986A JPH0898986A (ja) | 1996-04-16 |
JP2869344B2 true JP2869344B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=17365178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6261675A Expired - Fee Related JP2869344B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 洗濯用収納体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2869344B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6966696B1 (en) | 1998-10-24 | 2005-11-22 | The Procter & Gamble Company | Methods for laundering delicate garments in a washing machine |
US6995124B1 (en) | 1998-10-24 | 2006-02-07 | The Procter & Gamble Company | Methods for laundering delicate garments in a washing machine |
US7185380B2 (en) | 1998-10-24 | 2007-03-06 | The Procter & Gamble Company | Methods for laundering delicate garments in a washing machine comprising a woven acrylic coated polyester garment container |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721845Y2 (ja) * | 1977-08-27 | 1982-05-12 | ||
JPS6276986U (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-16 | ||
JPS63147194U (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-28 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6261675A patent/JP2869344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0898986A (ja) | 1996-04-16 |
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Legal Events
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