JP3192419U - ポケット付ハンカチ - Google Patents

Abstract

【課題】日常生活において化粧品や生理用品等の小物類を好適に収納することができるポケット付ハンカチを提供する。【解決手段】互いの大きさが異なる少なくとも２枚の布（２，３）からなるハンカチ（１）であって、一方の布（２）の一方の面（２ｂ）に対して他方の布（３）の外周辺の少なくとも一部（１０ｂ）を除く部分を縫い合わせることで、前記他方の布（３）の前記外周辺における縫い合わせていない部分（１０ｂ）を開口部（５）とする袋状のポケット（４）を形成してなるポケット付ハンカチ（１）である。【選択図】図２

Description

本考案は、日常生活において化粧品等の小物を収納することができるポケット付ハンカチに関するものである。

従来、ハンカチは、額の汗を拭ったり、こぼした飲み物などの液体を拭き取ったりするために用いられる。しかしながら、このようなハンカチは、単に水分を拭き取るために使用するだけでなく、例えば、小物類である化粧品や生理用品等の身回品を収容するための適当な小袋が手元にない場合などには、当該小物類を包むための布として用いることがよく行われている。

このような観点から、特許文献１には、香水を入れる容器であるアトマイザーを収納するためのポケットが形成されたハンカチが記載されている。この特許文献１に記載のハンカチによれば、ハンカチ自体をアトマイザー用容器の収容袋として代用することができるので、収容袋を別途に持ち歩く必要がなく、日常生活において便利である。

実用新案登録第３０１１６１１号公報

しかしながら、特許文献１に記載のハンカチが有するポケットは、アトマイザー用の容器を入れるためのポケットであり、それに適した大きさ、形状、配置を有している。したがって、この特許文献１に記載のハンカチが有するポケットに対して、アトマイザー用の容器以外の小物類をより好適に収納するためには、ポケットの大きさや形状や配置に改良を加える必要がある。

本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、日常生活において化粧品や生理用品等の小物類を好適に収納することができるポケット付ハンカチを提供することにある。

上記課題を解決するための本考案は、互いの大きさが異なる少なくとも２枚の布（２，３）からなるハンカチ（１）であって、一方の布（２）の一方の面（２ｂ）に対して他方の布（３）の外周辺の少なくとも一部を除く部分を縫い合わせることで、前記他方の布（３）の前記外周辺における縫い合わせていない部分を開口部（５）とする袋状のポケット（４）を形成してなることを特徴とするポケット付ハンカチにある。

また、このポケット付きハンカチでは、前記２枚の布（２，３）は、互いの大きさが異なる矩形状（四角形状）の大布（２）と小布（３）であり、前記小布（３）は、前記大布（２）と横幅の長さが等しく、かつ、前記大布（２）よりも縦幅の長さが短く、前記大布（２）と前記小布（３）の下辺（１１ａ，１１ｂ）及び両側辺（１２ａ，１３ａ，１２ｂ，１３ｂ）同士を縫い合わせることで、前記小布（３）の上辺（１０ｂ）を前記ポケット（４）の前記開口部（５）としてなるとよい。

本考案にかかるポケット付きハンカチによれば、互いの大きさが異なる２枚の布を縫い合わせることで開口部を有するポケットを形成している。そして、ポケットを一方の布の一方の面に形成することにより、一方の布の他方の面を通常のハンカチとして用いることができる。したがって、ハンカチとしての機能を損なうことはない。また、ポケットは、他方の布の外周辺における縫い合わせていない部分を開口部としていることで、縫い合わせの仕方によって開口部の大きさや形状を自由に決めることができる。したがって、ポケットに化粧品や生理用品等の様々な大きさ・形状の小物類を収納することができる。

また、本考案にかかるポケット付きハンカチによれば、ポケットに化粧品等の小物を収納した状態で、当該ポケット付きハンカチごと鞄やポーチ等に入れることで、ポケット付きハンカチを鞄やポーチ等の間仕切りとして活用することができる。これにより、鞄やポーチ等に収容する小物類の整理整頓を行うことができる。また、鞄やポーチ等からの小物類の出し入れも行い易くなる。

本考案にかかるポケット付ハンカチによれば、種々の大きさや形状の小物類を好適に収納することができ、小物入れとして使用することができる。また、鞄やポーチ内の整理整頓を行うための間仕切りとしても活用することができる。

本考案の一実施形態にかかるポケット付ハンカチの正面図である。 ポケット付ハンカチの背面図である。

以下、添付図面を参照して本考案の実施形態を詳細に説明する。図１は、本考案の一実施形態にかかるポケット付ハンカチの正面図である。図２は、ポケット付ハンカチの背面図である。なお、以下の説明では、上又は下及び左又は右というときは、図１に示すポケット付きハンカチ１を正面（表面側）から見た状態での上又は下及び左又は右の向きを指すものとする。

これらの図に示すように、ポケット付ハンカチ１は、互いの大きさが異なる２枚の布２，３からなる。ポケット付ハンカチ１の表側から、大布２、小布３の順に重ねられている。大布２はその外形が正方形状に形成されている。小布３はその外形が横長の長方形状に形成されている。小布３の縦幅（上下方向の幅）は、大布２の縦幅の半分より大きく、大布２の縦幅より小さい。小布３の横幅（左右方向の幅）は大布２の横幅と同じ大きさである。

小布３は、その下辺１１ｂ及び両側辺１２ｂ，１３ｂがそれぞれ大布２の下辺１１ａ及び両側辺１２ａ，１３ａと重なる位置に配置されている。ポケット付ハンカチ１の下辺１１及び両側辺１２，１３は、大布２と小布３が縫い合わされている。

大布２と小布３を縫い合わせることで、大布２と小布３の間にポケット４が形成されている。ポケット４は、縫い合わされた大布２と小布３の間に形成された袋状の空間である。また、大布２の裏面２ｂと小布３の上辺１０ｂとの隙間にポケット４の開口部５が形成されている。ポケット４及び開口部５の横幅は、両側辺１２，１３の縫い目間の長さであり、大布２及び小布３の横幅とほぼ同一の長さである。よって、ポケット４には、小布３の面積よりも小さいか小布３と同程度の大きさの種々の小物を収納することができる。

ポケット付ハンカチ１は、従来のものより幅広なポケット４及び開口部５を備えることで、ポケット４を小物入れとして好適に用いることができる。また、ポケット付ハンカチ１のポケット４に化粧品や生理用品等の小物類を収納した状態で、ポケット付きハンカチ１ごと鞄やポーチ等に入れることで、ポケット付きハンカチ１を鞄やポーチ内の間仕切りとして活用することができる。これにより、鞄やポーチに収容する小物の整理整頓を行うことができる。また、鞄やポーチからの小物の出し入れも行い易くなる。

また、本実施形態のポケット付きハンカチ１では、ポケット４及び開口部５を大布２の裏面２ｂ側のみに設けたことで、大布２の表面２ａ側を通常のハンカチとして使用することができる。したがって、ポケット付ハンカチ１は、通常のハンカチとしての機能と小物入れとしての機能を併せ持つため、使用上便利である。

以上本考案の実施形態を説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、実用新案請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願考案の作用・効果を奏する以上、本願考案の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では、本考案にかかるポケット付きハンカチが備える互いの大きさが異なる２枚の布として、互いの横幅が等しく縦幅が異なる大布２と小布３を備える場合を示したが、これに限らず、２枚の布は、他の形状や大きさであってもよい。

また、上記実施形態では、本考案にかかるポケット付きハンカチの一例として、２枚の布を縫い合わせた構成を示したが、これ以外にも、３枚以上の布を縫い合わせた構成を採用することも可能である。

１ ポケット付ハンカチ
２ 大布（一方の布）
２ａ 表面
２ｂ 裏面
３ 小布（他方の布）
４ ポケット
５ 開口部
１０ 上辺
１１ 下辺
１２ 左側辺
１３ 右側辺

Claims (2)

1. 互いの大きさが異なる少なくとも２枚の布からなるハンカチであって、
   一方の布の一方の面に対して他方の布の外周辺の少なくとも一部を除く部分を縫い合わせることで、前記他方の布の前記外周辺における縫い合わせていない部分を開口部とする袋状のポケットを形成してなる
   ことを特徴とするポケット付ハンカチ。
2. 前記２枚の布は、互いの大きさが異なる矩形状の大布と小布であり、
   前記小布は、前記大布と横幅の長さが等しく、かつ、前記大布よりも縦幅の長さが短く、
   前記大布と前記小布の下辺及び両側辺同士を縫い合わせることで、前記小布の上辺を前記ポケットの前記開口部としてなる
   ことを特徴とする請求項１に記載のポケット付ハンカチ。

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